電気 計算 法 シリーズ
本 書 の 全 部 ま た は一 部 を無 断 で 複 写複 製(コ ピー)す る こ とは,著 作 権 法上 で の例 外 を除 き,禁 じられ て い ます 。 小 局 は,著 者 か ら複 写 に係 る...
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電気 計算 法 シリーズ
本 書 の 全 部 ま た は一 部 を無 断 で 複 写複 製(コ ピー)す る こ とは,著 作 権 法上 で の例 外 を除 き,禁 じられ て い ます 。 小 局 は,著 者 か ら複 写 に係 る 権 利 の 管理 につ き委 託 を受 けて い ます の で,本 書 か らの複 写 を希 望 さ れ る場 合 は,必 ず 小 局(03-5280-3422)宛 ご連絡 くだ さい。
序 電 気 ・電 子 の 学 習 を進 め る 上 で,計
文 算 力 の 養 成 は 必 要 不 可 欠 な もの で あ る.多
くの例 題 や 問 題 を解 くこ とに よ り,計 算 力 を上 げ る こ とが 電 気 ・電 子 に 関す る 知 識 習得 の 早 道 で あ る と考 え る. 本 電 気 計 算 法 シ リー ズ は,初 め て 電 気 系 科 目を学 ぶ 読 者 を対 象 と し,特 別 な 知 識 が な くと も読 み 進 め られ る よ う に,平 易 か つ て い ね い な解 説 に努 め,企 画 ・編 集 した もの で あ る.「 電 気 理 論 」,「電 気 回 路 」,「デ ィ ジ タル 回 路 」 の 各 分 野 よ り 基 本 重 要 事 項 を厳 選 し,例 題 ・問 題 を解 きな が ら理 解 を深 め られ る よ う に構 成 し た.具 体 的 に は,各 項 目を4ペ ー ジ単 位 と し,解 説(1ペ 練 習 問 題(1ペ
ー ジ)の 構 成 と して,各
題 を用 意 した.ま
た,本
ー ジ),例 題(2ペ
ー ジ),
章 末 に は 理 解 度 を確 認 す る た め の 章 末 問
シ リー ズ の ね らい よ り,略 解 は用 い ず に解 を 導 く手 順 を
明 らか に す る詳 しい解 説 を全 問 に付 した の で,計 算 手 順 の 理解 にお い て も役 立 つ で あ ろ う. 著 者 陣 は,教 育 現 場 や 企 業 に お け る実 践 指 導 に 尽 力 を注 い で き た実 績 と ノ ウハ ウ を有 す る ベ テ ラ ン達 で あ り,「 か ゆ い と こ ろ に手 が届 く本 」 を 目指 して 執 筆 し て 頂 い た.電 気,電
子,情
報 系 の 学 生 の み な らず,電 気 の入 門 書 と して,他 学 科
の 学 生,電 験 な どの 資 格 取 得 を 目指 す 方 な どに 幅 広 く活 用 され る こ と を待 望 す る しだ い で あ る. 最 後 に,本 企 画 を実 現 す る に あ た り,度 重 な る打 ち 合 わせ と多 大 な る ご 尽 力 を 頂 い た 東 京 電機 大 学 出版 局 植 村八 潮 氏,石 沢 岳 彦 氏 に深 く感 謝 申 し上 げ る. 2003年1月 浅 川毅
は じめ に 電 気 ・電 子 系 の 学 習 を進 め る上 で 電 気 回 路 の 計 算 は,そ の 基礎 ・基 本 とな る も の です.本
書 は,電 気 回路 につ い て,こ れ か ら学 ぼ う とす る 学 生,初 級 技 術 者 の
テ キ ス トと して,ま
た,教 科 書 な ど で学 習 した事 項 を さ らに確 実 な もの とす るサ
ブ テ キ ス トと して,よ
り効 果 的 に実 力 が 付 け られ る よ う に執 筆 ・編 集 した もの で
す. 電 気 回 路 の学 習 は,理 論 式 と具 体 的 な 現 象 と の 関 係,理 論 式 の 表 す 意 味,理
論
式 の取 り扱 い,理 論 式 を用 い た 計 算 の仕 方 な ど,そ れ ぞ れ の 電気 回路 に応 じた 解 法 を理 解 す る必 要 が あ り ます. 本 書 の 構 成 は,「 第1章
直 流 回路 の 基 礎 」,「第2章
交 流 回路 の 基 礎 」,「第4章
交 流 回路 の計 算 」,「第5章 記 号 法 に よ る交 流 回路 の 計
算 」,「第6章
直 流 回 路 の計 算 」,「第3章
三 相 交 流 と非 正 弦 波 交 流 」 の6つ の 章 か ら な り ます.電 気 回路 を学
ぶ 上 で の 基 礎 知 識 か ら直 流 回 路,交 流 回路 の 解 法 まで,広 範 囲 に わ た り詳 し く取 り上 げ て い ます. 章 を構 成 す る各 節 は4ペ ー ジ で ま とめ て あ りま す.各 節 の 初 め の ペ ー ジ で,そ の 節 で 学 習 す る 内 容 を解 説 し,2∼3ペ
ー ジ で は 多 くの例 題 を設 け て理 論 式 の 取
り扱 い と計 算 法 な ど を理 解 で き る よ う に し ま した.最 後 のペ ー ジで は練 習 問 題 を 設 け て 実 力 が は か れ る よ う に し ま した.ま
た,各 章 の 最 後 に は章 末 問 題 も設 け,
さ ら に学 習 の 習 得 が はか れ る よ う に配 慮 し ま し た. そ れ ぞ れ の 節 の独 立 性 に 配慮 して 構 成 し ま し た の で,必 要 に応 じた 項 目か ら読 み 進 め る こ と もで き ます.本 書 を 活用 して 繰 り返 した く さん の 問題 を解 くこ とで, 電 気 回路 の 基 礎 ・基 本 をマ ス ター され る こ と を期 待 し ます. 終 わ りに,本 書 を 出版 す る に あ た り多 大 な ご尽 力 をい た だ い た 監 修 者 浅 川毅 氏 お よ び東 京 電 機 大 学 出 版 局 の植 村 八 潮 氏,石
沢 岳 彦 氏 に 深 く感 謝 申 し上 げ ます.
2003年9月 著 者 しる す
目
次
第1章 直流回路の基礎
1
1.1 記 号 と 単 位
2
1.2 オ ー ム の 法 則
6
1.3 抵 抗 の接 続
10
1.4 分 流 器 ・倍 率 器
14
1.5 導 体 の抵 抗
18
1.6 電 池 の接 続
22
章 末問題
第2章 直流回路の計算
26
27
2.1 キ ル ヒ ホ ッ フ の 法 則
28
2.2 重 ね合 せ の 定 理
32
2.3 ブ リ ッ ジ 回 路
36
2.4 電 力 と電 力 量
40
章末 問題
第3章 交流回路の基礎
44
45
3.1 正 弦 波交 流 の 表 示
46
3.2 交 流 とベ ク トル
50
3.3 リ ア ク タ ン ス と コ ン デ ンサ の 接 続
54
3.4 イ ン ピ ー ダ ン ス
58
章末 問題
62
第4章 交流回路の計算 4.1 RLC直
列 回路
64
4.2 RLC並
列 回路
68
4.3 共 振 回路
72
4.4 交 流 電 力
76
章末 問題
80
第5章 記号法による交流回路の計算 5.1 極 座 標 表 示 と複 素 数 表 示 5.2
記号法
81 82 86
5.3 交 流 ブ リ ッ ジ
90
5.4 キ ル フ ホ ッ フ の 法 則 の 適 用
94
5.5 重 ね 合 せ の定 理 の 適 用
98
章末問題
第6章 三相交流 と非 正弦波 交流
102
103
6.1 三 相 交 流 の 基 礎
104
6.2 Υ
108
結 線 と △(デ ル タ)結 線
6.3 非 正 弦 波 交 流
112
6.4 過 渡現 象
116
章 末問題
120
練習問題 ・章末問題の解答 索引
63
121
152
キー ワー ド
記 号,単 位,電
流,電 圧,抵
抗,指
数,オ
ームの法
則,抵 抗 の 接 続,内 部 抵 抗,分 流 器,倍 率 器,抵 率,導 電 率,温 度 係数, 電 池 の 接 続, 電 池 の容 量
抗
(a) 基本的 な電気 回路 用図記号 電 気 回路 は,さ
ま ざ まな 素 子 や 部 品 に よ り構 成 さ れ,こ れ らを 表 す 図記 号 を組
み 合 わせ て 回 路 が 表 さ れ る.図1・1に
基 本 的 な 電 気 回路 用 図 記 号 を 示 す.
図1・1 (b) 電 流 ・電 圧 ・抵 抗
電気 回 路 内 の 電 流,電 圧,抵
抗 に 関す る役 割 と表 記 法 を表1・1に 示 す. 表1・1
(c) 指 数 電 気 回路 で は,非 常 に 小 さ な値 か ら大 きな 値 ま で を扱 う.表1・2に さ れ る指 数 を示 す. 表1・2
単 位 に付 加
(d) 電 流 の 向 き 電 流 は,電
源(電
池)の+側
か ら流 れ 出 て,
回 路 内 を流 れ 電 池 の− 側 に流 れ 込 む(電 圧 の 高 い 方 か ら低 い 方 へ と流 れ る).
図1・2
例題
1.1
図 は,電 気 回 路 に お け る 電 圧,電
流,抵
抗 の そ れ ぞ れ を 水 圧,
水 流,抵 抗(配 管 に よ る抵 抗)に 例 えた もの で あ る.次 の文 の(①)∼(④) には 「 増 加 」 ま た は 「減 少 」 の どち らが あ て は ま るか.
(a)
(b)
図(b)に お い て,水 は,(①)す
圧 を上 げ る と水 流(単
る.同 様 に,図(a)に
る 電 流Iは(②)す
お い て,電
る.ま た,図(b)に
抗 を下 げ る と,水 流 は(③)す
位 時 間 当 た りに 流 れ る水 の 量) 圧Vを 上 げ る と,回 路 を流 れ
お い て,配 管 を太 く し,配 管 内 の抵
る.同 様 に,図(a)に
下 げ る と,回 路 を 流 れ る電 流Iは(④)す
お い て,抵 抗Rの 値 を
る. 答
例題
1.2
せ.ま
次 の電気 配線 図 を図記号 を用い て表 た,図
矢 印 で 示 せ.た
中 のA点
を 流 れ る 電 流Iの 向 き を
だ し,ス イ ッ チ はONの
状態 と
す る. 電 流 は 電 圧 の 高 い 方 か ら低 い 方 へ 流 れ る.
答
① ∼ ④:増 加
題 例 1.3
次 の 問 に 答 え よ. (1) 7.5kVは
何 〔V〕か.
(2) 0.05Vは
何 〔mV〕 か.
(3) 300mAは
何 〔A〕か.
(4) 0.45mAは
何 〔μA〕か.
(5) 200000Ω
は 何 〔MΩ 〕か.
(6) 0.33MΩ
は 何 〔kΩ〕か.
解 基 本 の 単 位(〔A〕,〔V〕,〔
Ω〕)に 直 し て 考 え る.
(1) 7.5kV=7.5×103V=7500V (2) 0.05V=50×10-3V=50mV (3) 300mA=300×10-3A=300÷1000A=0.3A (4) 0.45mA=0.45×10-3A=450×10-6A=450μA (5) 200000Ω=0.2×106Ω=0.2MΩ
(6) 0.33MΩ=0.33×106Ω=330×103Ω=330kΩ
別解 変換前後 の単位 の関係 を考 える. 例 え ば,(3)で
は,単
位 を103倍
に(mAをAに)す
る か わ り に,数
に す る.し
た が っ て,300×10-3=0.3Aと
な る.(6)で
(MΩ
に)す
に す る.し
330kΩ
をkΩ
答
る か わ り に,数
値 を103倍
は,単
値 を10-3倍
位 を10-3倍
た が っ て,0.33×103=
と な る. (1)7500V
(2)50mV
(3)0.3A
(4)450μA
(5)0.2MΩ
(6)330kΩ
に
題
1.1 次 の 文 の(①)∼(⑥)に
習
練
適 当 な 語 句 ま た は 記 号 を記 入 せ よ.
電 流 は 単 位(①)で
表 され,電
電圧 は単 位(④)で
表 され,電 気 的圧力 を意 味す る.
抵 抗Rは
単 位(⑤)で
圧 の(②)い
表 さ れ,電
方 か ら(③)い
流 の 流 れ を 妨 げ る 働 き を す る.し
が 流れ る経 路 にあ る抵抗 の値 が大 きけれ ば,電 流 は流 れ(⑥)な
1.2 次 の 文 の(①),(②)に
な る.ま
た が っ て,電
流
る.
適 当 な 語 句 を記 入 せ よ.
単 位 を 変 換 す る と き に,250mA→0.25Aの (①)く
方 へ と流 れ る.
た,0.5kΩ
よ う に 単 位 部 が 大 き くな れ ば,数
値部は
→500Ω の よ う に 単 位 部 が 小 さ く な れ ば,数 値 部 は(②)
く な る.
1.3 次 に 示 す 式 の(①)∼(⑫)に
0.04V=(②)〔mV〕
856mV=(①)〔V〕 1402V=(③)〔kV〕
432mA=(④)〔A〕 125μA=(⑥)〔mA〕
1.25A=(⑤)〔mA〕 0.03mA=(⑦)〔
適 当 な 数 字 を入 れ よ.
μA〕
1256kΩ=(⑨)〔MΩ
〕
33000Ω=(⑪)〔MΩ
〕
1263Ω=(⑧)〔kΩ
〕
1.2MΩ=(⑩)〔kΩ
〕
0.01kΩ=(⑫)〔Ω
1.4 図 の 電 気 結 線 図 を 図 記 号 を 用 い て 表 せ.ま そ れI1,I2,I3と
し,流
れ る方 向 を 矢 印 で 示 せ.
〕
た,点A1,A2,A3を
流 れ る電流 をそ れ
問
(a)電 圧 計 の 接 続 電 圧 計 は,電 圧 を測 る 箇 所 に並 列 に接 続 す る.
(a)結 線 図
(b)回 路 図 図1・3
(b)電
流計の接続
電 流 計 は,電 流 を測 る 箇 所 に直 列 に接 続 す る.
(a)結 線 図
(b)回 路 図 図1・4
(c)オ
ームの法則
抵 抗 を流 れ る 電 流I〔A〕 は,抵 抗 の 両 端 の 電 圧V〔V〕 に 比 例 し,抵 抗 値R〔 Ω〕に 反 比 例 す る. こ れ を オ ー ム の 法 則 と い い, 次 式 で表 され る. (電圧 に注 目) (電 流 に注 目) (抵抗 に注 目)
図1・5
例題
1.4
次 の 表 は,図
電 圧,電
流,抵
に示 す 回 路 に お け る
抗 の 関 係 を示 した もの で あ る.
オ ー ム の法 則 を用 い て,空 欄 ① ∼⑥ に適 切 な値 回路 図
を記 入 せ よ.
解 電源 電圧 は抵抗Rに 加 わ る電圧V,回 路 を流 れる電流Iは 抵抗Rを 流れ る電 流 な の で,抵 抗Rに 対 し て オ ー ム の 法 則 を適 用 し,解
く.
① ② ③ ④ ⑤ ⑥ 答 ①2Ω ②50Ω ③500V
例題
④200V
1.5
図の 回路 を流 れる電流Iとa‐b間
Vを 測 定 す る場 合,電 て,そ 流I,電
の電圧
流 計,電 圧 計 の 接 続 方 法 に つ い
れ ぞ れ を 回 路 図 に 示 せ.ま
た,そ
の ときの電
圧Vの 大 き さ を 求 め よ.た だ し電 源E=20V,
抵 抗R=4Ω
とす る.
⑤25Ω ⑥1.2kΩ
ー 法 解 解
1. 2 オ
ムの 則
測 定 部 に 対 し て,電
流 計 は 直 列 に,
電 圧 計 は 並 列 に接 続 す る. 抵 抗Rに
対 して オ ー ム の 法 則 を適 用 し,
I =V/R=20/4=5Aを
求 め る.
(a) 電流 計 を接 続
(b) 電圧 計 を接 続
答 V=20V,I=5A
例題
1.6
図 の 回 路 で,電 源 電 圧Eを0∼20Vに 電 流Iの 関 係 を表 お よび グ ラ フ に示 せ.た
変 化 させ た と き の 電 圧Eと
だ し,抵 抗Rの 値 は200Ω とす る.
(a)
(c)
(b)
オ ー ム の 法 則I=V/R=V/200〔A〕 め,表
に電 圧 値0∼20Vを
代 入 して 電 流 値 を 求
と グ ラ フ を完 成 させ る.
答
(a)
(b)
練 習問 題 1.5 10Ω の 抵 抗 線 に 電 圧2Vを
1.6 あ る 電 球 に100Vの
加 え た と き に 流 れ る電 流 は い く らか.
電 圧 を 加 え た と こ ろ0.4Aの
電 流 が 流 れ た.そ
の ときの電 球 の
抵 抗 は何 オ ー ム か.
1.7 20Ω の 抵 抗 に3Aの
1.8 図(a)に
電 流 を 流 す に は 何 〔V〕の 電 圧 を加 え た ら よ い か.
示 す 測 定 回 路 の 電 圧Eを0∼10Vに
電 圧 と電 流 の 関 係 を 調 べ,同
図(b)の
変 化 させ,抵
グ ラ フ を求 め た.次
抗R1,R2,R3に
の(①)∼(④)の
おける 空欄 に適
当 な 語 句 また は 数 値 を記 入 せ よ. 抵 抗R1,R2,R3の
値 は そ れ ぞ れ(①)〔
Ω〕,(②)〔
Ω〕,(③)〔
値 が 大 き い ほ ど電 圧 の 変 化 量 に 対 す る 電 流 の 変 化 量 が(④)こ
Ω〕 で あ り,抵 抗
とが こ とグ ラフ よ りわ
か る.
(a)
(b)
1.9 オ ー ムの法則 で は電流 と抵抗 は反比 例 の 関係 にあ る.こ の こ とを確 か め るた め, 図(a)の
回 路 で 電 圧Eを10V
に 固 定 し,抵
抗 を1,2,5,
10Ω と変 化 させ た と き の 電 流 Iを測 定 し た.予 果 を 図(b)の
想 され る結
グ ラ フ に 示 せ.
(a)
(b)
電 気 回 路 に お い て 複 数 の 抵 抗 成 分 を 合 成 して 扱 う こ と が 多 い.抵 抗 の合 成 は, 表1・3に 示 す よ う に直 列 接 続 と並 列 接 続 に 分 け て計 算 す る. 表1・3
解
例題
1.7 図 の 回 路 で,E=10V,R1=
10Ω,R2=6Ω,R3=4Ω
の と き,次
の問 に
答 え よ. (1) a‐b間
の 合 成 抵 抗 を 求 め よ.
(2) 回 路 を流 れ る 電 流Iを 求 め よ. (3) R1,R2,R3に
か か る 電 圧V1,V2,V3を
(1)R1,R2,R3の
そ れ ぞ れ 求 め よ.
直 列 合 成 抵 抗R=R1+R2+R3を
(2) 合 成 抵 抗Rを,電
求 め る.
流 に 注 目 した オ ー ム の 法則I=V/Rに
(3) 各 抵 抗 につ い て オ ー ム の 法 則V=IRを
適 用 す る.
適 用 す る(抵 抗 を流 れ る 電 流 は い ず
れ もIで あ る).
別解 各 抵 抗 にか か る電 圧 は 以 下 の 式 で 表 さ れ る(式 のVは 電 源Eと 等 し い).
答
(1)
(2)
(3)
例題
1.8 図 の 回 路 で,E=6V,R1=2Ω.
R2=2Ω,R3=1Ω (1)a-b間 (2)回
の と き,次
の 間 に 答 え よ.
の 抵 抗 を 求 め よ.
路 を 流 れ る 電 流Iを 求 め よ.
(3)R1,R2,R3を
流 れ る 電 流I1,I2,I3を
そ れ
ぞ れ 求 め よ.
解 1/
(1)R1,R2,R3の
R3)で
並 列 合 成 抵 抗 と な る.合
成 抵 抗 はR=1/(1/R1+1/R2+
求 ま る.
(分子分 母 にR1R2R3を か け る)
別解
R1とR2の
合 成 抵 抗 を 和 分 の 積R1R2/(R1+R2)で
求 め た 後,さ
の 合 成 抵 抗 を 和 分 の積 で 求 め る. (2)R1,R2,R3の
合 成 抵 抗Rを オ ー ム の 法則I=E/Rに
(3)そ れ ぞ れ の 抵 抗 につ い て オ ー ム の 法 則I=E/Rを
答
(1)0.5Ω
(2)12A
適 用 す る.
適 用 す る.
(3)I1=3A,I2=3A, I3=6A
ら にR3と
練習問題 1.10
図 の よ う にR=6Ω
の 抵 抗 を結 ぶ と,合 成 抵 抗 は そ れ ぞ れ 何 〔 Ω〕に な る か.
(a)
(b)
(c)
(d)
1.11
24Ω と36Ω の 抵 抗 を 直 列 お よ び 並 列 に接 続 す る と合 成 抵 抗 は そ れ ぞ れ何 〔 Ω〕か.
1.12
25Ω の 抵 抗 に200Vの
電 源 を用 い て2Aの
電 流 を流 す に は何 〔 Ω〕の 抵 抗 を直 列 に
接 続 し た ら よ い か.
1.13
図 の 回 路 に1Aの
電 流 を流 し た と き,次 の問 に答 え よ.
(1) 各 抵 抗 を流 れ る 電 流I1,I2を (2) a‐c間
の 合 成 抵 抗 を求 め よ.
(3) 電 圧Vab,Vbc,Vacを
1.14
求 め よ.
求 め よ.
図 の 回 路 に つ い て 次 の 問 に答 え よ.
(1) b‐c間
の 合 成 抵 抗 を 求 め よ.
(2) a‐c間
の 合 成 抵 抗 を 求 め よ.
(3) 電 流Iを 求 め よ. (4) a‐b間
の 電 圧 を 求 め よ.
(5) b‐c間
の 電 圧 を 求 め よ.
(6) 抵 抗R1,R2,R3を 求 め よ.
流 れ る 電 流I1,I2,I3を
電 流 計 や 電圧 計 の 測 定 範 囲 の上 限 は,あ
らか じめ 最 大 定 格 値 と して定 め られ て
い る.こ の 測 定 範 囲 を拡 大 す る た め に,電 流 計 で は分 流 器,電 用 い る. 表1・4
圧 計 で は倍 率 器 を
例
題 図 の 回路 にお け る電 流 計 の読 み は
10mAで
あ っ た.こ の と きの 分 流 器 の倍率mお
よ
び 回路 全 体 を流 れ る 電 流Iを 求 め よ.た だ し電 流 計 の 内 部 抵 抗raは5Ω,分
流 器Rsは0.5Ω とす る.
電 流 計 の 内 部 抵 抗ra,分 流 器Rsよ り,分 流 器 の 倍 率 はm=1+ra/Rs,回 を 流 れ る 電 流 はI=mIaで
求 ま る.
分流 器の倍率 回路 を流れ る電流
答 m=11,I=110mA
例
解
解 題
1.9
1.10
図 の 回路 にお け る電 圧 計 の読 み は,10Vで
あ っ た.こ の と き の倍 率 器 の
倍 率nお よ び 電 源 電 圧Eの 値 を 求 め よ.た だ し電 圧 計 の 内 部 抵 抗rυ=10kΩ,倍 Rm=50kΩ
率器
を用 い る.
倍 率 器 の倍 率nは 電圧 計 の 内部抵 抗rυ と倍 率 器 の 値Rmよ れ る.測
り,n=1+Rm/rυ
定 電 圧 は,倍 率 器 の 倍 率n×
で表 さ 電圧計
の 読 みVυで 求 ま る.
倍 率器の倍率 電源電圧 答 n=6,E=60V
路
流
4 1
・
分 器 倍率器
題
例
1.11
最 大 目盛 が100mAの に は,何
電 流 計 を 用 い て 最 大1Aの
〔Ω〕 の 分 流 器 が 必 要 か.た
電 流 を測 定 す る
だ し,こ の 電 流 計 の 内 部 抵 抗 は5Ω とす
る.
解 分 流 器 の 倍 率m=最 10,分
大 測 定 電 流 値/電
流 器 の 倍 率m=1+ra/Rsよ
流 計 の 最 大 目盛=1/1(100×10-3)=
り
例
答 0.56Ω
題 1.12
最 大 目盛 が10Vの
電 圧 計 を 用 い て,最 大150Vの
に は何 〔Ω〕の 倍 率 器 が 必 要 か.た
電 圧 を測 定 す る
だ し,こ の 電 圧 計 の 内 部 抵 抗 は10kΩ とす
る.
解 倍 率 器 の倍 率n=最
大 測 定 電 圧 値/電 圧 計 の最 大 目盛=150/10=15
倍 率器の倍率
題 例
答 140kΩ
1.13
内 部 抵 抗2Ω の 電 流 計 に 対 して0.1Ω の 分 流 器 を用 い た と き,最 大 測 定 電 流 は何 倍 に な る か.
答 21倍
. 解
1.15
次 の 文 の(①)∼(④)に
問
練
題
習
適 当 な 語 句 を記 入 せ よ.
電 流計 の 測定 範 囲 の拡大 を 目的 と して,(①)に
対 して(②)に
接 続 す る抵抗 を分
対 して(④)に
接続 す る抵抗 を倍
流 器 と い う.
電圧 計 の 測定 範 囲 の拡 大 を 目的 と して,(③)に 率 器 と い う.
1.16
内 部 抵 抗 が15kΩ
で 定 格150Vの
電 圧 計 が あ る.こ
の 電 圧 計 を 用 い て 最 大600V
までの電 圧 を測 る ため の倍率 器の抵 抗 はい くらか.
1.17
内 部 抵 抗0.21Ω,最
大 目盛2.5Aの
電 流 計 が あ る.分
流 器 を用 い10Aを
測 定す る
た めの分 流器 の抵 抗 値 はい くらか.
1.18
5Ω の 抵 抗 に100Aが
流 れ て い る.こ
の 電 流 を10Aに
す る た め に付 け る 分 流 器 の
抵 抗 は い く らか.
1.19
図 は,あ
し,R1,R2,R3は
る 電 圧 計 の 内 部 回 路 を 示 し た も の で あ る.rυ は電 圧 計 の 内 部 抵 抗 を 示 倍 率 器 で あ る.次
の 説 明 の(①)∼(⑥)に
適 当 な語句 や数 値 を入れ
よ.
+端 子 とA端 子 を用 い て 電 圧 を測 定 す る場 合,倍 あ る.し
た が っ て,倍
す る 場 合,倍 倍 率 は(⑤)と る.
率 器 の 倍 率 は(②)と
率 器 と して 働 くの は,抵
率 器 の 働 き をす る の は 抵 抗(①)で
な る.+端
抗(③)と(④)で
な る.同 様 に考 え,+端
子 とB端 子 を 用 い て 電 圧 を 測 定 あ る.し
たが って倍率 器 の
子 とC端 子 を 用 い た場 合 の 倍 率 は(⑥)と
な
(a) 抵 抗 率 断 面 積 が1m2の で 表 す.し
導 体 の1m当
た りの 抵 抗 値 の こ とを 抵 抗 率 と い い,ρ
た が っ て,導 体 の抵 抗 をR〔 Ω〕,断 面 積 をA〔m2〕,長
〔Ω・m〕
さ をl〔m〕
と
す る と次 式 が 成 り立 つ.
図1・6
(b) 導 電 率 電 流 の 伝 わ りや す さ を表 す もの に導 電 率 が あ り,σ
〔S/m〕 で 表 す.導
電率 は
抵 抗 率 ρの 逆 数 とな り,次 式 の よ う に な る.
こ こ で,Sは
シ ー メ ン ス と い い,単 位 〔1/(Ω・m)〕で あ る.
(c) 抵 抗 の 温 度 係 数 導体 の温 度 が 変 わ る とそ の 導 体 の 抵 抗 値 が 変 化 す る.温 度 が1℃ 上 昇 す るご と に 変 化 す る 抵 抗 値 の割 合 を温 度 係 数 と い い αで 表 す.あ 抗 がRt〔 Ω〕 で,1℃
る温 度t〔℃ 〕の と きの 抵
上 昇 した と き抵 抗 がr〔 Ω〕 増 加 した とす る と,温 度 係 数 は
次 式 で 表 さ れ る. (一 定)
一 般 に 金 属 は温 度 上 昇 と と も に低 抗 値 が 増 加 す る が,半 導 体 ・炭 素 ・電 解 液 な ど は抵 抗 値 が 減 少 す る.し
た が っ て こ の よ うな もの は 温 度 係 数 が 負 の 値 と な る.
t〔℃ 〕にお け る 温 度 係 数 を αt,抵 抗Rt〔 Ω〕の 導 体 がT〔 ℃ 〕に な っ た とす れ ば, 温 度 の 上 昇 は(T−t)〔 ℃ 〕で あ る か ら,抵 抗 の 増 加 は αtRt(T−t)〔 ℃ 〕と な り,T 〔℃ 〕に お け る全 体 の抵 抗RTは,
と な る.
例
題 1.14
図 の導 線 のa‐b間 の抵抗
を 求 め よ.た ×10-8Ω
だ し 導 線 の 抵 抗 率 を2.35
・mと す る.
解 単 位 を 〔m〕に そ ろ え る.
断面積 抵 抗率 長さ そ して 式〓
の値 を代 入 す る.
題
答 0.094Ω
例
1.15
直径2mm,長
の 抵 抗 率 を1.72×10-8Ω
さ300mの
銅 線 の 抵 抗 は何 オ ー ム か.た
だ し銅 線
・mと し て 計 算 せ よ.
解 長 さl=300m
断面積
抵抗
〓の値 を代 入 す る.
答 1.64Ω
1.16
温 度 が25℃ の と き に,抵 抗 が20Ω の 導 線 が あ る.100℃
にお け
る導 線 の 抵 抗 値 を求 め よ.た だ し25℃ に お け る導 線 の 温 度 係 数 を0.005と す
式
る.
解 25℃
の と き の 抵 抗 値R25=20Ω
求 め る.し
と25℃
の と き の 温 度 係 数 α25=0.005Ω
を代 入 し
たが って
答 27.5Ω
例
題 1.17
あ る銅 線 の 抵 抗 を20℃ で測 っ た ら50Ω で あ り,温 度 を 上 げ て 測 っ た ら60Ω に な っ た.温 度 上 昇 は い く ら か.た 温 度 係 数 は3.93×10-3と
だ し,20℃
にお ける銅線 の
す る.
よ り温 度 上 昇T−tを 導 く.
例
答 51℃
題 1.18
っ た.25℃
あ る 導 線 の 抵 抗 値 は,25℃
の と き10Ω,200℃
の と き80Ω で あ
に お け る導 線 の温 度 係 数 を 求 め よ.
解
解
例題
1.5 導 体 の 抵 抗
答 0.04
練習 問 題 1.20
次 の(①)∼(③)に
適 当 な 語 句 を 記 入 せ よ.
導電 率 は(①)の 逆 数で表 され,電 流 の伝 わ りや す さを示す.し た が って導電 率が(②) い導体 は電 流が流 れ やす く,導 電率 が(③)い
121
抵 抗 率 が1.724×10-8Ω
1.22
抵 抗 率 が9.8×10-8Ω
1.23
次 の(①)∼(④)に
・mの 銅 の 導 電 率 を求 め よ.
・mの 鉄 の 導 電 率 を求 め よ.
適 当 な 語 句 また は 数 値 を記 入 せ よ.
導 体 の 断 面 積 をA〔m2〕,長 R =ρ(l/A)〔
導体 は電 流が流 れ に くい.
さ をl〔m〕,抵
Ω〕で 表 さ れ る.こ
抗 率 をρ 〔 Ω ・m〕 と し た と き,そ の 抵 抗Rは
の こ と よ り,導 線 の 抵 抗 は 長 さ に(①)し,断
②)す
る こ と が わ か る.こ
の こ と よ り,長
(③)倍
に な り,断 面 積 の み を2倍 に した と きの 抵 抗 値 は(④)倍
1.24
長 さ2km,直
径3mmの
さ の み を2倍
面 積 に(
に した と きの抵抗 値 は と な る.
銅 線 の 抵 抗 を 求 め よ.た だ し銅 線 の 抵 抗 率 は1.77×10-8
Ω ・mと す る.
1.25
次 の(①)∼(④)に
適 当 な 語 句 ま た は 数 値 を 記 入 せ よ.
抵 抗 の温度 係数 とは温度 が(①)〔 ℃ 〕上 昇す るご とに変 化 す る抵 抗値 の 割合 を示す. 温 度係 数 が(②)ほ
ど,温 度変 化 に対 す る抵 抗値 の 変化 が小 さい.ま た.温 度係 数 が
正 の値 の 物質 は,温 度 が上 昇 す る と抵 抗 値 は(③)が 度 が上 昇す る と抵 抗値 は(④)が
1.26
温 度 が20℃
り,温 度 係 数が 負 の物 質 は,温
る.
の と きに 抵 抗 が5.0Ω,温
度 係 数 が0.0084と
導 体 の 温 度 を60℃ に し た と き抵 抗 は い く ら に な る か.ま
な る 導 体 が あ る.こ
た,100℃
の
に した ときはい くら
に な る か.
1.27
直 径1mm,長
ロ ム 線 の 抵 抗 率 は,20℃
1.28
直 径2.6mmの
率 を 求 め よ.
さ1000mの
ニ ク ロ ム 線 の 抵 抗 は20℃
で110×10-8Ω
電 線1㎞
で い く ら か.た
だ し,ニ
ク
・mと す る.
の 抵 抗 が20℃
で3.348Ω で あ る.こ
の と きの 電 線 の 抵 抗
(a) 電池 の端子電圧 内部 抵抗(電 池 自身 の もつ 抵抗)を 考慮 した電池 の端子電圧V
E:電
池 の起 電 力,I:
電 池 か ら流 れ 出 る電 流,r:電
池 の 内部 抵 抗
図1・7
(b) 電 池 の 直 列 接 続 n個 の 電 池 を直 列 に接 続 した 場 合,電
池 の 総 起 電 力 ΣVと 総 内 部 抵 抗 Σr
図1・8
(c) 電 池 の 並 列 接 続 n個 の 電 池 を並 列 に接 続 した 場 合,電
池 の 総 起 電 力 ΣVと 総 内 部 抵 抗 Σr
図1・9
(d) 電 池 の 容 量 I〔A〕 の 電 流 をH〔h(時
間)〕 流 す こ とが で き る電 池 の 容 量W
題 例 1.19
起 電 力5.0V,内
部 抵 抗0.2Ω の 電 池 で10.0Ω の 負 荷 を駆 動 す る場
合 に,回 路 を 流 れ る電 流Iと 電 池 の端 子 電 圧Vを 求 め よ.解 図 の 回路 を考 え,オ 流Iを 求 め る.電
ー ム の 法 則 よ り電
池 の 端 子 電 圧 は 電 池 の起 電
力 か ら 抵 抗 に よ る 電 圧 降 下 を 減 じた も の と な る の で,V=E−Irに
よ り求 ま る.
回 路 の 総 抵 抗ΣR=r+RL=0.2+10.0= 10.2Ω,電
池 の 起 電 力E=5.0Vよ
り,回
路 を
流 れ る 電 流I=E/ΣR=5.0/10.2≒0.49A, 電 池 の 端 子 電 圧V=E−Ir=5.0−0.49×0.2 ≒4.9V
題
例
答
I=0.49A,
V=4.9V
1.20
起 電 力5.0V,内
部抵抗
0.2Ω の 電 池4個
を図 の よ う に 直 列 に
接 続 し,10.0Ω
の 負 荷 抵 抗 を接 続 し
た.次
の 問 に答 え よ.
(1) 回 路 を流 れ る電 流Iは 何 〔A〕か. (2) 図 のV1は (3) 図 のVRLは
何 〔V〕か. 何 〔V〕か.
(1) 4個 の 電 池 の直 列 接 続 で あ る.起 電 力 の 総 和 ΣV=nE,回 ΣR=nr+RLを
路 の合成抵抗
オ ー ム の 法 則 に 当 て は め,I=nE/(nr+RL)=4E/(4r+RL)で
求
め る.
(2) 起 電 力E=5.0V,内
池 の 端 子 電 圧V=E−Irに
部 抵 抗r=0.2Ω,電
代 入 す る.
池 か ら 流 れ 出 る 電 流I〔A〕
を,電
解
(3)オ
ー ム の 法 則 よ り,VRL=IRL
答(1)1.85A(2)4.63V(3)18.5V
例題
1.21 起 電 力5.0V,内
抗0.8Ω
の 電 池4個
を 図 の よ う に並
列 に 接 続 し,10.0Ω 接 続 し た.次
部 抵
の負 荷抵 抗 を
の 問 に 答 え よ.
(1)回 路 を 流 れ る 電 流Iは い く ら か. (2)図
のVRLは
(3)図
のI1は い く ら か.
解
い く ら か.
(1) 4個 の 電 池 の並 列 接 続 で あ る.起 電 力 の 総 和 ΣV=E,回
ΣR=r/n+RLを
オ ー ム の 法 則 に 当 て は め,I=E/(r/n+RL)で
(2) オ ー ム の 法 則V=IRよ
(3)内
路 の合 成 抵 抗 求 め る.
り,VRL=IRL
部 抵 抗rに よ る 電 池 の 電 圧 降 下 はE-VRLな
の で オ ー ム の法 則 よ りI1=(
E-VRL)/r
答
例題
(1)0.49A
(2)4.9V
(3)0.13A
1.22
容 量 が20Ahの
電 池 か ら,5Aの
電 流 を何 時 間 連 続 して 取 り出 す
こ と が で き る か.
解 電 池 の 容 量W=取
り出す 電 流I× 時 間Hの 式 よ りH=W/I (時 間)
答4h
練習問題 1.29
次 の 説 明 文 の(①)∼(③)に
適 当 な語 句 や 式 を 記 入 せ よ.
電 池 自 身 の もつ 抵 抗 を 電 池 の(①)と 電 流 をI〔A〕 と し た と き,(②)〔V〕 の 電 池 の 端 子 電 圧 は(③)〔V〕
1.30
〔Ah〕 で 示 され る.電 ま た,充
の 電 圧 降 下 を 生 ず る.し
た が っ て,起
電 力E〔V〕
適 当 な 語 句 や 式 を 記 入 せ よ.
間)〕 連 続 して 流 す こ とが で き る 電 池 の 容 量WはW=(①)
池 を 使 い 切 っ て し ま っ た 状 態 で は,容
電 が 可 能 な蓄 電 池(二
充 電 量(増
の 値 をr〔Ω〕と し,電 池 か ら流 れ 出 る
と な る.
次 の 説 明 文 の(①)∼(③)に
I〔A〕 の 電 流 をH〔h(時
い い,こ
次 電 池)の 場 合,I〔A〕
加 す る蓄 電 池 の 容 量)はW=(③)〔Ah〕
量Wは(②)〔Ah〕
と な る.
の 電 流 でH時
間 充 電 した と きの
で 示 さ れ る(た
だ し,最 大 充 電 量
に 達 す る ま で とす る).
1.31
起 電 力9.0Vの
電 池 に2.0Ω の 負 荷 抵 抗 を 接 続 し た と き,次 の 問 に 答 え よ.
(1) こ の 電 池 の 内 部 抵 抗 を1.0Ω と し た場 合,流 (2) 電 池 の 内 部 抵 抗 を 無 視 し た 場 合 は,上
1.32
起 電 力1.5V,内
れ る電 流Iと 電 池 の 端 子 電 圧Vを 求 め よ.
記I,Vは
い く ら に な る か.
部 抵 抗0.2Ω の8個 の 電 池 を用 い て4.0Ω の 負 荷 を 駆 動 す る.回
路 を流 れる電 流Iお よび負 荷 にか か る電圧VRLは い くらにな るか. (1) 電 池 をすべ て直 列 に接続 した場 合 につ い て答 え よ. (2) 電 池 をすべ て並 列 に接続 した場 合 につ い て答 え よ.
1.33
起 電 力2.5V,内
部 抵 抗0.1Ω の 電 池 を何 個 か 直 列 に つ な ぎ,端 子 に0.9Ω の 外 部
抵 抗 をつ な い だ と こ ろ10A流
1.34
起 電 力1.5Vの
定 した ら1.45Vで
1.35
列 に し た 電 池 の 数 を 求 め よ.
電 池 に8.0Ω の 豆 電 球 を接 続 した.こ
あ っ た.こ
容 量 が120Ahの
れ た と い う.直
の と き 電 池 の 端 子 電 圧 を測
の 電 池 の 内 部 抵 抗 を求 め よ.
電 池 か ら5Aの
電 流 を何 時 間連 続 して 取 り出 す こ とが で き る か.
第1章 章末問題 1.次 に示 す 式 の(①)∼(⑤)に
2.40Ω
の抵 抗 に50mAの
3.図 R2=5Ω
適 当 な 数 字 を入 れ よ.
電 流 を 流 す に は何 〔V〕の 電 圧 を 加 え た ら よい か.
の 回 路 で,E=12V,R1=10Ω, の と き,次
の 問 に 答 え よ.
(1) a‐b間 の 合 成 抵 抗 を求 め よ (2) 回路 を 流 れ る 電 流Iを 求 め よ. (3) V1,V2を
そ れ ぞ れ 求 め よ. 図1・10
4.図
の 回 路 でE=5V,R1=4kΩ,R2=
2kΩ の と き,次
の問 に 答 え よ.
(1) a‐b間 の 合 成 抵 抗 を求 め よ. (2) 電 流Iを 求 め よ. (3) 各 抵 抗 を 流 れ る 電 流I1,I2を
求 め よ. 図1・11
5.最 大 目盛 が20Vの の 倍 率 器 が 必 要 か.た
6.直
径4mm,長
1.72×10-8Ω
7.起
・mと
電 圧 計 を用 い て,最 大100Vの
電 圧 を測 定 す る に は何 〔 Ω〕
だ し,こ の 電圧 計 の 内 部 抵 抗 は10kΩ とす る.
さ500mの
鋼 線 の 抵 抗 は何 〔 Ω〕か.た
だ し鋼 線 の 抵 抗 率 を
し て 計 算 せ よ.
電 力1.5V,内
部 抵 抗0.5Ω の 電 池 を 直 列 に 複 数 個 つ な ぎ,端
子 に2.0Ω の
外 部 抵 抗 をつ な い だ と こ ろ1.0A流 れ た と い う.直 列 に した 電 池 の 数 を 求 め よ.
直流回路の計算 直 流回 路 の計 算 は,電 圧(直 流 電 圧),電
流(直 流 電 流),抵
抗(負
荷)の 関係 を明 らか に す る こ とで あ る.こ こで は第1章 で 学 ん だ 「オ ー ム の 法 則 」 に加 え
,「 キ ル ヒホ ッフ の法 則 」,「 重 ね合 せ の 定 理 」,
に つ い て 解 説 す る.ま
た,直
流 回 路 で 消 費 さ れ る 「電 力 」や 一 定 時
間 内 の 消 費 電 力 を表 す 「電 力 量 」の 計 算 法 に つ い て 解 説 す る.こ れ ら は交 流 回 路 の 計 算 に も適 応 で きる 重 要 な事 項 で あ る.
キ ー ワー ド
キ ル ヒホ ッ フの 法 則,重 平 衡 条 件,電 力,電
ね 合 せ の 定 理,ブ
力 量,熱
量
リ ッ ジ回 路,
(a) 第1法 則(電
流 に 関 す る法 則)
回 路 中(図2・1)の 任 意 の 接 続 点 に お い て,「 流 入 す る 電 流 の和 」 と 「流 出す る 電 流 の 和 」 は等 しい.
図2・1
(b) 第2法 則(電
圧 に 関 す る法 則)
任 意 の 閉 回 路 に お い て,「 電 源 電圧 の和 」 と 「各 抵 抗 に よ る 電 圧 降 下 の 和 」 は 等 しい. 図2・2の 閉 回路 に つ い て,閉 とI2R2は,①
回路 を流 れ る 電 流 を① の 向 き に仮 定 す る と,E2
に 逆 う方 向 に起 電 力 を 生 ず るた め,付 号 が マ イ ナ ス と な る.
図2・2
解
例題
2.1
図 の 回 路 につ い て 次 の 問 に答
え よ.た だ し,回 路 中 を流 れ る 電 流I1∼I3 は → の 向 き に 流 れ る と仮 定 す る. (1)接
続 点a,bに
フ の 第1法 則(電
つ い て,キ
ル ヒホ ッ
流 に 関す る 法 則)に よ
る式 を た て よ. (2)閉
回 路 ①,②
に 流 れ る電 流 の 向 き を 図 の よ う に仮 定 した と き,キ ル ヒ
ホ ッ フ の 第2法 則(電 圧 に関 す る法 則)に よ る式 をた て よ. (1) a点:「 流I1」
と
流 入 す る電
「流 出 す る 電 流I2,I3
の和 」 は 等 しい.
b点:「
流 入 す る 電 流I2,I3
の 和 」 と 「流 出 す る電 流I1」 は 等 しい.
(2) 閉 回 路 に つ い て,電 源 電 圧 の和=電
圧 降 下 の 和 で あ る.
閉 回 路 ①:電
源 電 圧 はE1,
電 圧 降 下 はI1R1(① き),I3R3(①
と 同 じ向
と 同 じ向 き)
閉 回 路 ②:電
源 電 圧 はE2,電
閉回路①
圧 降 下 はI2R2(②
閉回路②
と同 じ向 き), I3R3(②
き)
答
(1) I1=I2+I3,I2+I3=I1
(2)E1=I1R1+I3R3,E2=I2R2−I3R3
と逆 向
2.1 キ ル ヒホ ッフ の 法 則
題
例
2.2 図 の 回 路 を 流 れ る 電 流I1,I2,I3,を
キ ル ヒ ホ ッ フの 法 則 を用 い
て 求 め よ.
解
まず 電 源E1と
回路 ①,②
電 源E2に
注 目 し,閉
の 電 流 の 向 き を仮 定 す る.
次 に接 続 点a,bに
対 して キ ル ヒ ホ ッ フ
の 第1法 則 を 適用 し,電 流 の 式 を た て る. 接 続 点a:I3=I1+I2 接 続 点b:I1+I2=I3
い ず れ も同 じ式 で あ る こ と よ り,キ ル ヒホ ッ フ の 第1法 則 を用 い て 得 られ る式 は 以 下 と な る. I3=I1+I2
(式1)
次 に キ ル ヒホ ッ フ の 第2法 則 を 閉 回路 ①,②
に適 用 し,電 圧 の式 をた て る.
閉 回路 ①: (式2)
閉回路②: 最 後 に(式1)∼(式3)に 1.0Ω,R2=6.0Ω,R3=4.0Ω)を
(式3) 各 抵 抗,各
電 源 の 値(E1=1.2V,E2=2.0V,R1=
代 入 し,連
立 方 程 式 を 解 き,I1∼I3の
る. 答
I1=0.12A,I2=0.15A,I3=027A
値 を求 め
練 習 問題 2.1 次 の 文 の(①)∼(⑦)に
適 当 な 語 句 や 数 を 入 れ よ.
回路 網の 任 意の1点 にお け る電流 の(①)は(②)で (③)と すれ ば,(④)す 回路 網 の任 意 の(⑤)に
る電流 を負 とす る. つ い て各抵 抗 に よる電圧 降下 の(⑥)は,そ
(⑦)の 和 に等 しい.
2.2
図 の 回 路 を 流 れ る 電 流I1,I2,I3を
そ れ ぞれ 求
め よ.
2.3
図 の 回 路 でE1=7.6V,E2=11.4V,R1=4Ω,
R2=9Ω,R3=6Ω
の 場 合,回
路 を 流 れ る 電 流I1,I2,
I3を そ れ ぞ れ 求 め よ.
2.4 図 の 回 路 を 流 れ る 電 流I1,I2,I3を
2.5
図 の 回 路 を 流 れ る 電 流I1,I2,I3を
し,R1=10Ω, E3=2Vで
R2=2Ω,R3=5Ω,E1=6V,E2=4V, あ る.
あ る.そ の点 に流入 す る電流 を
求 め よ.
求 め よ.た だ
の 閉 回路 中の
(a)重 ね 合 せ の 定 理 複 数 の 電 源 を用 い た 回路 に流 れ る電 流 は,そ れ ぞ れ の 電源 が 単 独 で あ る場 合 に 流 れ る 電 流 の 和 で あ る. A. 複 数 の電 源 を用 いた 回路
B. 単独 の電 源 として考 えた 回路
図2・3
(b)回
路 を解 く手 順
① 回 路 網 に含 まれ る電 源 ご と に,回 路 を分 解 す る(注
目す る電 源 以 外 は シ ョ
ー トして い る と考 え る) . ② 分解 した 回路 ご との 電 流 を求 め る(図 ③ ② で 求 め た 電 流 を重 ね合 せ て(和
ポ イ ン ト :図 の よ う に,求
のI1',I1"な ど).
を求 め),回 路 に流 れ る 電 流 を求 め る.
め る 電 流(I1,I2,I3)を
とI2",I3とI3'とI3"の
基 準 と し,I1とI1'とI1",I2とI2'
電 流 の 向 き を 統 一 す る.
題
例
2.3
図 の 回路 を流 れ る電 流I1,I2, I3を 重 ね合 せ の 定 理 を用 い て 求 め よ.
解 (1) 電 源E1の
み に 注 目 し た 回 路 に お け るI1',I2',I3'を
I1'よ り 分 流 し たI2',I3'を
求 め る.
求 め る.
I2'は ,電 流 の向 きが仮 定 した方 向 と逆 に な る ので 符 号 は− とな る
(2) (1)と め る.
同 様 に し て,電
源E2の
み に 注 目 し た 回 路 に お け るI1",I2",I3"を
求
2.2 重 ね合 せ の 定 理
(3) (1),(2)で
求 め た 電 流 を 重 ね 合 せ,I1,I2,I3を
求 め る.
注 意) この 例 題 は,例 題2.2と 同 じ問 題 で あ る. 答 I1=0.12A,I2=0.15A,I3=0.27A
例題
2.4 重 ね 合 せ の 定 理 を 用 い て 図(a)のI1,I2,I3を
求 め る た め,各
源 が 単 独 に な っ た場 合 の 回路 に か き直 した(同 図(b)∼(d)). I1',I2",I3'"を
(a)
式 で 表 せ.
(b)
答
(c)
(d)
電
練習問 題 2.6 次 の 説 明 の(①)∼(④)に 図(a)の
適 切 な 数 値 お よ び 式 を 記 入 せ よ.
回路 を 流 れ る電 流Iを,重
の 重 ね 合 わ せI=(①)と Aで あ り,電 源E2の
して 求 め る.電 源E1の
と した 場 合,回
(a)
流I1,I2,I3を
2.8
2.9
の 回 路 を流 れ る 電
そ れ ぞ れ 求 め よ.
重ね 合せ の 定理 を用 い て 図の 回路 を流 れ る
電 流I1,I2,I3を
求 め よ.
重 ね 合 せ の 定 理 を 用 い て 図 の 回 路 を 流 れ る 電 流I1,
I2,I3を
求 め よ.
(1) E1=3V,E2=6.2V,E3=3V,R1=4Ω,R2=2Ω, R3=4Ω
の 場 合 に つ い て 求 め よ.
(2) E1=E2=E3=4V,R1=R2=R3=2Ω 求 め よ.
あ る.い
路 を 流 れ る電 流Iは(④)Aと
(b)
電 流 の 方 向 に 注 意 し,図
図(c)のI2
み に注 目 した 場 合 の 電 流 値I1は,(②)
み に 注 目 し た場 合 の 電 流 値I2は(③)Aで
E2=3V,R1=2Ω,R2=3Ω
2.7
ね 合 せ の 定 理 を用 い て,図(b)のI1と
の場合 につ いて
ま,E1=5V, な る.
(c)
題
(a) ブ リ ッ ジ の 平 衡 状 態 図2.4に 示 す よ うに,R1とR4の @ か らR2とR3の
直 列 回 路 の接 続 点
直 列 回 路 の 接 続 点bま
しす る よ う に 検 流 計(図
のG)や
回 路 を ブ リ ッジ 回 路 と呼 ぶ(検 を検 出す る計 器 で あ る).ブ
で を,橋 渡
抵抗 が接続 され る 流 計 とは 微 弱 な電 流
リ ッジ 回路 で 向 か い合 う
辺 の 抵 抗 の 積R1R3とR2R4が
等 しい場 合,こ
のブリ
ッジ は平 衡 状 態 に あ る とい い,以 下 の 特性 を示 す. ① 点 @ と点bの
電 位 は 等 し くな る.
② す な わ ち検 流 計Gに "R1R3=R2R4"を (b)ブ
図2・4
電 流 が 流 れ な い.
ブ リ ッ ジの 平 衡 条 件 と い う.
リ ッ ジ を 用 い た抵 抗 の 測定
ブ リ ッ ジ の 平 衡 条 件 を利 用 して,未 知 抵 抗 を測 定 す る. ①Is=0(検
流 計Gの
針 が0)に
な る よ うに 可 変 抵
抗Rsを 調 整 し,ブ リ ッジ を平 衡 状 態 とす る. ② ブ リ ッ ジ の 平 衡 条 件R1Rx=R2Rsよ 抗 はRx=R2Rs/R1と
り,未 知 抵
して求 ま る. 図2・5
例
2.5
図 の ブ リ ッ ジ回 路 につ い て,次
の 問 に答 え よ.
(1) ブ リ ッ ジ が 平 衡 状 態 で あ る と き,R1,R2,R3, R4の
間 に 成 立 す る 関 係 を 示 せ.
(2) R1=4kΩ,R2=8kΩ,R3=200Ω ッ ジ を 平 衡 状 態 に す る に はR4を
の と き,ブ
リ
何 Ω に した ら よ
い か. (3) R1=4kΩ,R2=8kΩ,R3=300Ω,R4=200Ω の と き,検
流 計Gに
流 れ る 電 流Isの 向 き を 示 せ.
解 (1) ブ リ ッ ジが 平 衡 状 態 な の で,ブ
リ ッジ の 向 か い 合 う辺 の 抵 抗 の積 は 等
し い.
(2) ブ リ ッ ジ の 平 衡 条 件R1R3=R2R4よ
(3) 図 の よ う に し て,a点
り,R4=R1R3/R2で
の 電 位 とb点
求 ま る.
の 電 位 を求 め る.
電 位 の 高 い 方 か ら低 い 方 に 向 か っ て 電 流 は流 れ る.
a点の電流: a点 の 電位: b点 の 電流:
b点 の電位: (3)図
題 例
答 (1)R1R3=R2R4(2)R4=100Ω
のaか
らbの
2.6 図 の ブ リ ッ ジ 回 路 で,R1=40Ω,R2=20Ω, R3=30Ω,R4=60Ω,E=12Vの (1) ス イ ッチSWを
と き,次
開 い て い る と き,a‐c間
と 回 路 を 流 れ る 電 流I1,I2,I3,I4お (2) SWを
の 問 に 答 え よ.
閉 じ て い る と き,a‐c間
I1,I2,I3,I4,Iを
の合 成 抵 抗
よ びIを 求 め よ. の 合 成 抵 抗,電
流
求 め よ.
解 (1)ス
a‐c間
イ ッ チSWを
開い てい ると き
の 合 成 抵 抗 は,「R1+R4」
合 成 抵 抗 と な る.電 流Iは
と 「R2+R3」
の並 列
「a‐c間 の 合 成 抵 抗 と電 源 電
圧E」,I1は
「R1とR4の 直 列 合 成 抵 抗 と電 源 電圧E」,「I2
はR2とR3の
直 列 合 成 抵 抗 と電 源 電 圧E」
オ ー ム の 法 則 に よ っ て 求 ま る.ま
よ りそ れ ぞ れ
た,I4はI1に,I3はI2に
等 し い.
方 向 に 流 れ る.
2.3 ブ リ ッジ 回 路
(2) ス イ ッチSWを
閉 じて い る と き
a‐c 間 の 合 成 抵 抗 は,「R1とR2の 抗 」+「R3とR4の 「a‐c間
並 列 合 成 抵 抗 」,電
の 合 成 抵 抗 と 電 源 電 圧E」
の 法 則 で 求 ま る.I1とI2は で 分 流,I3,I4は
並列合 成抵
電 流Iを
電 流IをR3,R4で
流Iは,
よ りオ ー ム 抵 抗R1,R2 分 流 す る.す
なわち
と な る. ※ 平 衡 状 態 の と き は,ス イ ッチ の 開/閉 にか か わ らず 合 成抵 抗 値,各 電流 値 は 同 じにな る. 答 (1) 合 成 抵 抗=33.3Ω,I=0.36A,I1=I4=0.12A,I2=I3=0.24A (2) 合 成 抵 抗=33.3Ω,I=0.36A,I1=0.12A,I2=0.24A,I3=0.24A,
I4=0.12A
練習 問題 2.10
次 の 文 は,ブ
た も の で あ る.図
リ ッジ の 平 衡 状 態 に つ い て 説 明 し
を 参 照 に して(①)∼(③)の
中に適
す る 式 を 記 入 せ よ. 平 衡 条 件R1R3=R2R4が
成 立 す る 場 合,a‐b間
差 が0と
な り電 流Isは 流 れ な い.こ
(0V)と
し,a点
の 電 位 とb点
で 証 明 す る.R1∼R4,Eを V,b点 のR1に
代 入 し,a点
を基 準
の電位 が 等 し くなる こ と
用 い る と,a点
の 電 位 は(②)Vと
の電 位
の こ と をd点
の 電 位 は(①)
な る.R1=R2R4/R3と
変 形 し た平 衡 条 件 式 を(①)の
の 電 位 を 求 め る と(③)Vと
な る.す
は 等 し い こ とが 証 明 され る.
2.11
図 の 回 路 に つ い て 次 の 問 に 答 え よ.た
だ し,ブ
リ
ッ ジ は平 衡 状 態 とす る. (1) a‐b間
の 電 位 差 は何 〔V〕か.
(2) c‐a間 の 電 位 差 が5V,a‐d間
の 電 位 差 が8Vの
と き,
c‐b間お よ びb‐d間 の 電位差 は何 〔V〕 に なるか.
2.12
図 の 回路 につ い て 答 え よ.
(1) R1=4kΩ,R2=3kΩ,R3=200Ω,Rx=150Ω,E=
10Vの
と き,検
流 計Gに
流 れる電 流 の大 き さと向 き を
答 え よ. (2) R1=100Ω,R2=10Ω,R3=25Ω
針 は振 れ な か っ た.こ
2.13
図 のa‐b間
の と き,検
の と きのRxは
何 〔Ω〕か.
の 合 成 抵 抗 値 を 求 め よ.
流計 の
な わ ち 点aと
点bの
式 電位
電 気 回 路 に お い て,抵 抗 成 分 に 電 流 が流 れ る と き,電 力 が 消 費 され る.1秒 た りの 消 費 電 気 エ ネ ル ギ ー を電 力P〔W〕,電 力 量Pt〔J〕,ま
力Pに
当
よ っ て な さ れ る 仕 事 量 を電
た はPt〔W・s〕 と呼 ぶ.
電 力 量Ptと 熱 量H〔cal〕 との 間 に は,H=0.24Ptの
関 係 が あ る.
(a) 電 力P 1秒 間 あ た りの 電 気 的 エ ネ ル ギ ー で あ り,R〔 Ω〕の抵 抗 にV〔V〕 の 電 圧 を加 え てI〔A〕の電 流 を流 した と き の電 力P〔W〕
(b) 電 力 量Pt あ る時 間 内 の 電 気 エ ネ ル ギ ー で あ り,P〔W〕 の 電 力 でt〔s〕間に な さ れ る仕事 量 Pt〔J〕 Pt=Pt〔J〕(ま
たは
〔W・s〕)
(c) 熱 量H 1gの 水 の 温 度 を1℃ 上 げ るの に必 要 な 熱 量H〔cal〕
例
題 2.7
図 の 回 路 は,電 力 を使 用 し て水 温 を上 昇
させ る もの で あ る.表 の 空 欄(①)∼(⑮)に な値 と単 位 を記 入 せ よ.
解 ① ② ③
(1) ① ∼⑤ に つ い て
⑤
④
(2) ⑥ ∼ ⑩ に つ い て
⑥ ⑩
⑧
⑨ ⑦ ⑪ ⑫ ⑬
(3) ⑪ ∼ ⑮ に つ い て
適当
⑭ ⑮ 答 ①100V ⑦21.6時 ⑫28.8W
題 例
②200W
③100W・h
④86.4kcal
間 ⑧150W⑨3.24kW・h ⑬9.6W・h
⑤86.4℃
⑩2800kca1
⑭8.29kca1
⑥30V
⑪2.4 A
⑮0.17l
2.8
図 の 回 路 の 負 荷 に5Vの ら2Aの
電 流 が 流 れ た.こ
電 圧 を加 え た
の 負 荷 の 消 費 電 力 は何
〔W〕 か.
解 P=VI=5×2=10W
答 10W
例
題
解
2.4 電力と電力量
2.9
図 の 回 路 の ス イ ッ チ を20分 状 態 と し た と きの 電 力 量 は何 〔J〕か,ま 〔W・h〕
間ON た何
か.
電力 量Pt〔J〕は電力P〔W〕 と時 間t〔s〕の積 で あ るの で,ま ず 電 力Pを 求 め る. 回 路 を 流 れ る 電 流Iは,I=V/R=10/2=5A,時 こ れ ら の 値 をPt=Pt=VItに で あ り,3600で
割 り,単
間t=20×60=1200s,V=10V.
代 入 し て 求 め る.単
位 〔J〕は 単 位 〔W・s〕 と 同 じ
位 を 〔W・s〕 か ら 〔W・h〕 に 直 す.
よ っ て 電 力 量Pt=Pt=VIt=10×5×1200=60000J
答 16.7W・h
練習 問 題 2.14
次 の 文 の(①)∼(⑥)に
適 す る語 句 ま た は 式 を 記 入 せ よ.
単 位 時 間 当 た りの(①)を
電 力Pと
呼 び,単
位 は(②)を
〔A〕の 電 流 が 流 れ た と きの 電 力 は,P=(③)〔(②)〕
用 い る.R〔
Ω〕の 抵 抗 にI
で 表 され る.
P〔(②)〕 の 電 力 をt〔s〕の 間 使 用 した と きの 電 力 量PtはPt=(④)〔W・s〕 ま た,実
用 的 な単 位 と して,1Wの
電 力 を1時 間 使 用 し た と き の 電 力 量
で 表 さ れ る. 〔W・h〕 が 用 い
ら れ る. 電 力 量 と熱 量 の 関 係 は,1W・s=(⑤)J=(⑥)calで
2.15
100Vを
加 え た と き,50Wの
示 さ れ る.
電 力 を消 費 す る ハ ン ダ ご て が あ る.こ
の ハ ンタご
ての 抵抗 は何 〔 Ω〕か. ま た,こ
2.16 か.ま
の ハ ン ダ ご て を50Vで
使 用 した 場 合 の 消 費 電 力 は 何 〔W〕か.
50Ω の 抵 抗 を もつ 電 熱 器 に,100Vを10時 た,こ
の 電 力 量 に よ り水100eの
間 加 え た と きの 電 力 量 は何 〔kW・h〕
水 温 を何 度 上 昇 で き るか.
2.17 抵 抗器 に流 す こ とので きる最 大 電流 をその抵 抗 器 の許 容電 流 とい い,許 容 電力 P〔W〕
を消 費 し て い る と き の 電 流 値 に 等 しい.こ
(1) 許 容 電 流10mAで200Ω (2) 許 容 電 力2Wで50Ω
2.18
の こ と を考 慮 して 次 の問 に 答 え よ.
の 抵 抗 器 の 許 容 電 力 は い く らか. の 抵 抗 器 の 許 容 電 流 は い く らか.
図 の 回 路 に お い て,ス
ぞれ の 電 力 量 を 〔W・h〕で,発
イ ッチ を10分
間ON状
熱 量 を 〔cal〕で 示 せ.
態 と し た.抵
抗R1,R2,R3そ
れ
第2章 章末問題 1.図
の 回 路 でE1=10V,E2=5V,R1=2Ω,R2I1
=4Ω,R3=6Ω
の 場 合,回
路 を 流 れ る 電 流I1,I2,
I3を そ れ ぞ れ 求 め よ.
図2・6
2.重
ね合 せ の 定 理 を用 い て 図 の 回路 を流 れ る電
流I1,I2,I3を
求 め よ.た
だ し,E1=30V,E2=
10V,R1=6Ω,R2=4Ω,R3=2Ω
と す る.
図2・7
3.図
の ブ リ ッ ジ 回 路 に つ い て,R1=10kΩ,
R2=6kΩ,R3=300Ω
の と き,ブ
リ ッ ジ を平 衡
状 態 にす る に はR4を 何 〔 Ω〕に した ら よ い か.
図2・8
4.20Ω
の 抵 抗 を も つ 電 熱 器 に,12Vを3時
発 熱 量 〔cal〕を 求 め よ.ま か.
た,こ
間 加 え た と き の 電 力 量 〔W・h〕 と
の 電 力 量 に よ り水2eの
水 温 を何 度 上 昇 で き る
交流回路の基礎 家 庭 な ど に配 電 され,家 電 製 品 の 電 源 と して用 い られ る 交 流 は, 時 間 と と も に大 き さ と向 きが 変 化 す る性 質 を もつ.そ
のため交流 回
路 を解 くに は,直 流 回 路 の 知 識 に加 え て,周 波 数,位
相 角 な どの 交
流 波 形 の性 質 や,交
流 にお け る抵 抗R,イ
ンダ ク タ ンスL,コ
ンデ
ン サCの 性 質 を 理 解 す る必 要 が あ る. 本 章 で は,こ れ ら交 流 回路 の 基 本 性 質 を理 解 す る.
キー ワー ド
正 弦 波 交 流,瞬
時 値,最 大 値,実
ー ク ツ ー ピ ー ク値 ,周 波 数,周 数,ベ ダンス
ク トル,リ
効 値,平
均 値,ピ
期,位 相 角,角 周 波
ア ク タ ン ス,合 成 容 量,イ
ンピー
(a) 瞬 時 値 交 流 は,大
き さ と向 きが 時 間 と と も に 変 化 す る た め,時
間t(S〕 の 関 数 で 表 し
た 瞬 時 値 を用 い る.
図3・1
v:瞬 時 値 〔V〕(時 刻t〔s〕に お け る電 圧) Vm:最 f:周
大 電圧 〔V〕 波数
〔Hz(ヘ
ル ツ)〕(1秒
あ た りの
サ イ ク ル 数) T:周
期 〔s〕(1サ イ ク ル に要 す る 時 間)
θ:位 相 角
〔rad(ラ
ω(オ メ ガ)角
ジ ア ン)〕
周 波 数 〔rad/s〕
角 度 の 単 位 は,180〔°
〕を1π 〔rad〕 と す る
図3・2
弧 度 法 が 用 い られ る. (b) 位 相 角 原 点(時刻t=0s,U=OV)を 図 のUに
対 し て,v1は
通 る 交 流 か ら の 角 度 の ず れ を 表 す. 位 相 が θ進 み,v2は
図3・3
位 相 が θ遅 れ て い る.
半 サ イ ク ルの 平 均 の 電 圧(電
流)の 値 を平 均 値 とい う.
平均値 (d) ピ ー ク ツ ー ピ ー ク 値
電 圧 の 最 低 値 か ら最 高 値 まで を ピ ー ク ツ ー ピー ク値Vp-pと い う. ピ ー ク ツ ー ピ ー ク 値Vp-p=2Vm〔V〕
図3・4
(e) 実 効 値 1サ イ ク ル に お け る瞬 時 値 の2乗 の 平 均 値 を実 効 値 と い う.特 き は,交 流 の 大 き さ を 実 効 値 を用 い て,家 庭 用 電 源"100V"な
に指 定 が な い と ど と表 す.
実効 値 瞬 時 値 は 実 効 値Vを
用 い て,υ=√2Vsin(ωt+θ)〔V〕
例
題
(c) 平 均 値
で 表 さ れ る.
3.1
瞬 時 値 がυ=100sin(50πt)〔V〕
の正弦波交 流 につい て次の値 を
示 せ.
(1) 最 大 電 圧Vm〔V〕
(2) 角 周 波 数 ω 〔rad/s〕
(4) 周 波 数f〔Hz〕
解
(5) 周 期T〔s〕
瞬 時 値υ=Vmsin(ωt+θ)=100sin(50πt)〔V〕
波 数 と周 期 は,ω=2πfよ
答 (1)100V
(3) 位 相 角 θ 〔rad〕
りf=ω/(2π),周
(2)50π
〔rad/s〕
よ り,Vm,ω,θ
期T=1/fよ
(3)Orad
を 導 く.周
り求 め る.
(4)25Hz
(5)40ms
3.1 正弦 波交流 の表 示
例 題 3.2
図 に示す正 弦波交流波形 につい て次 の値 を示せ.
(1) 最 大 電圧Vm〔V〕
(2) 平 均 値Vaυ 〔V〕
(3) ピ ー ク ツ ー ピ ー ク値Vp-p〔V〕 (5) 周 期T〔ms〕
(4) 実 効 値V〔V〕
(6) 周 波 数f〔Hz〕
(7) 角 周 波 数 ω 〔rad/s〕
(9) 瞬 時 値υ 〔V〕
(8) 位 相 角 θ 〔rad〕
解 (1) 波 形 の 最 大 値 を読 取 る.Vm=4V (2) 平 均 値Vaυ=2Vm/π=2×4/π=8/π
〔V〕
(3) ピ ー ク ツ ー ピ ー ク 値Vp-p=2Vm=2×4=8V
(4) 実 効 値V=Vm/√2=4×√2/2=2√2V (5) 1サ イ ク ル に要 す る時 間 を 求 め る.T=80ms (6) 周 波 数f=1/T=1/(80×10-3)=12.5Hz (7) 角 周 波 数 ω=2πf=2×
π ×12.5=25π
〔rad/s〕
(8) 原 点 か らの ず れ(こ の 場 合 は 進 み 角)を 読 取 る.1周
期(360°)=2π
〔rad〕
と して 読 取 る.
(9) 瞬 時 値υ=Vmsin(ωt+θ)に
答
(1)4V (5)80ms
(2)8/π
各 値 を 代 入 す る.
〔V〕
(6)12.5Hz
(9)4sin(25πt+0.5π)〔V〕
(3)8V (7)25π
(4)2√2V 〔rad/s〕
(8)0.5π
〔rad〕
練 習 問題 3.1 次 の文の(①)∼(⑦)の 交流 の平均 値 は,(①)サ
中に適 当 な語 句 や記号 を記入 せ よ. イ クルの 平均 の値 をい う.
正 弦 波交流 波形 の場合 の平均 値 は,最 大値 の(②)倍 交流波 形 の(③)値
か ら(④)値
交流 の実効 値 は(⑤)サ
まで を交 流 の ピー ク ツー ピー ク値 とい う.
イ クル にお ける(⑥)の2乗
正弦波 交流 の場 合 の実効 値 は,最 大値 の(⑦)倍
3.2
であ る.
の平 均値 で表 される.
であ る.
次 の 単 位 〔rad〕 と 〔° 〕の 対 応 表 を
完 成 させ よ.
3.3 瞬 時 値υ=80sin 40t(V〕 で 表 され る 交 流 電 圧 につ い て (1)最
大 値Vm
(2)平 均 値Vaυ
(3)ピ
(4)実
効 値V
(5)角 周 波 数 ω (6)周
ー ク ツ ー ピ ー ク 値Vp-p 波 数f
を 求 め よ.
3.4
図 に 示 す 位 相 角 の み が 異 な る 正 弦 波 交 流υ1
,υ2,υ3に つ い て,次 (1)υ1,υ2,υ3の
の 問 に 答 え よ.
う ち,い
ち ば ん位 相 が 進 ん で
い る の は どの 波 形 か. (2)最
大 電 圧Vm=50V,角
〔rad/s〕,位
周 波 数 ω=20π
相 角 θ1=θ2=π/8〔rad〕
の と き,υ1
,υ2,υ3を 瞬 時 値 で 表 せ.
3.5
図 に 示 さ れ る 正 弦 波 交 流 の 電 圧υ を
瞬 時 値 を 用 い て 表 せ.た 200kHzと
す る.
だ し,周
波 数f=
(7)周 期T
(a) ベ ク トル
絶 対 値(大 き さ)と 位 相 角(偏 角) を 用 い て 表 す ベ ク トル を 極 形 式 (極座 標 表 示)と い う. ベ ク トルV=V∠
V:極
形 式 の ベ ク トル
θ
V:絶
図3・5
対 値
θ:位 相 角
(b) ベ ク トル の合 成 2つ の ベ ク トル の 合 成(和 お よび 差)は,平
行 四 辺 形 を描 き求 め る.
図3・6
(c) ベ ク トル に よ る正 弦 波 交流 の 表 示 実 効 値V,角
周 波 数 ω,位 相 角 が そ れ ぞ れ+θ,0,−
θで あ る正 弦 波 交 流υ1,υ,
υ2を 瞬 時 値 とベ ク トル で示 す.
(a) 瞬 時値 図3・7 表3・1
(b) ベ ク トル
題 例 図 の ベ ク トルA,B,C,Dを ベ ク トル 表 示 せ よ.た
だ し,偏
極形 式で
角 の単位 は
〔rad〕
を 用 い る.
解 そ れ ぞ れ の ベ ク トルの 絶 対 値 と位 相 角 を 図 か ら読 み 取 る.ベ ク トルCお よ びDに
つ い て は位 相 角 が マ イ ナ ス に な る点 に 注 意 す る.ベ ク トルB,Dの
は,三
平 方 の定 理 を用 い て 求 め る.
ベ ク トルAに つ い て 絶 対 値 は5,位
相 角 は45°=(1/4)π
よっ て
ベ ク トルBに つ い て 絶 対 値 は5√2,位
相 角 は135°=(3/4)π
ベ ク トルCに つ い て 絶 対 値 は4,位
相 角 は −(3/4)π
よって
ベ ク トルDに つ い て
絶 対 値 は〓
位相 角 は
答
題
例
3.3
3.4 図 の ベ ク ト ルA,Bに
対 し
て 次 の 問 に 答 え よ. (1) A+Bを
図 中 に 示 し,式
で 示 せ.
(2) A−Bを
図 中 に 示 し,式
で 示 せ.
よっ て
絶対値
解
3. 2 交流と べ ク トル
A+Bを
図(a),A−Bを
図(b)に
示 す.合 成 され たベ ク トル の 絶 対 値 と位
相 角 を求 め 式 に す る. 合成 図 よ り
(1) (2) 答 (1)
(a) A+B
例題
図 に 示 す 電 圧 の ベ ク トル 瞬 時 値 で 表 せ.た
角 周 波 数 ω は20rad/sと
す る,
解 ベ ク トル と瞬 時 値 の 関 係 は, ベ ク トル
位 相角 は よ って
答
(b) A−B
3.5
V1,V2,V3を
(2)
だ し,
練 習問 題 3.6
次 の 文 の(①)∼(⑤)の
中 に 適 当 な語 句 や 記 号 を記 入 せ よ.
絶 対 値 と偏 角 を用 い て 表 す ベ ク トル を(①)の た 場 合,偏
角 は(②)座
標 軸 を基 準 と し,矢
ベ ク トル と い う.ベ 印 の 向 き は,(③)の
正 弦 波 交 流 波 形 を この ベ ク トル を用 い て 表 した 場 合,ベ に,ベ
ク トル の 偏 角 は交 流 の(⑤)に
3.8 求 め よ.
(2) B−Aを
求 め よ.
働 く 向 き を 示 す.
ク トル の 絶 対 値 は 交 流 の(④)
そ れ ぞ れ 対 応 す る.
3.7 次 の ベ ク トル を 図 に示 せ.
(1) A+Bを
ク トル を 図 示 し
3.9 次 の瞬 時値 と極 形式 ベ ク トル との対応 表 を完 成せ よ.
交 流 回路 で は,イ ン ダ ク タ ンス(コ イ ル)や コ ンデ ンサ も抵 抗 要 素 と して働 く. イ ン ダ ク タ ン ス に つ い て は 誘 導 リ ア ク タ ンスXL〔 Ω〕,コ ンデ ンサ に つ い て は 容 量 リ ア ク タ ンスXC〔 Ω〕を用 い,そ の 大 き さ を表 す. (a) 誘 導 リア ク タ ンスXL 誘 導 リ ア ク タ ン スXL=ωL〔 (ω 〔rad/s〕:角
f:周
周 波 数,L〔H〕:イ
Ω〕=2πfL〔 Ω〕 ン ダ ク タ ン ス,
波 数)
図3・8
(b) 容 量 リア ク タ ンスXC 容 量 リア ク タ ンス 〓(ω 〔rad/s〕:角 量,f:周
周 波 数,C〔F〕:コ
ンデ ンサ の 容
波 数)
図3・9
(c) コ ン デ ンサ の 接 続
●直列合成容 量 (並列合成抵抗 の計算法 と同様)
図3・10
● 並 列合成容量 (直列 合成抵抗 の計算法 と同様)
図3・11
題3.6
例
図 に 示 す 回路 の イ ンダ ク
タ ンス の 誘 導 リ ア ク タ ン スXLと
コン
デ ンサ の 容 量 リ ア ク タ ンスXCを
それ
ぞ れ 求 め よ.
解 交 流 電 源 の 瞬 時 式υ=100√2sin20πtよ タ ン スXL=ωL〔
り角 周 波 数 ω を求 め,誘
Ω〕,容 量 リ ア ク タ ン スXC=1/(ωC)〔
導 リアク
Ω 〕に 代 入 す る.
答
題 例
3.7
図 に示 す 回路 の交流 電 源
を 瞬 時 値 で 示 せ.た タ ン ス の 値L=40mH,誘
だ し,イ
ンダ ク
電 リア ク タ
ン スXL=20π
〔 Ω 〕,交 流 電 源 の 最 大
値Vm=100V,位
相 角 θ=0° と す る.
解
誘 導 リ ア ク タ ンスXL=ωLよ
り角 周 波 数 ω を求 め,最 大 値Vm,位
と も に 交 流 電 源 の 瞬 時 式υ=Vmsin(ωt+θ)に
代 入 し,求
答
め る.
相 角 θと
3.3 リ ア ク タ ン ス と コ ンデンサの接続
例 題
3.8
図 に示 す コ ン デ ンサ の 合 成 容 量Ca-bを 求 め よ.
並 列 合 成 容 量 は,コ
ン デ ンサ の 容 量 の 和 で求 め る.
題
例
答 60μF
3.9
図 に示 す コ ンデ ンサ の合 成 容 量Ca-bを 求 め よ.
解 直 列 合 成 容 量 の 式C=1/{(1/C1)+(1/C2)+(1/C3)+…+(1/Cn)}〔F〕
よ
り求 め る.
答 3.33μF
解
次 の 文 中 の(①)∼(④)に
交 流 回 路 に お い て,イ ン ス と 呼 び,単
題
習
練
3.10
適 当 な語 句 ま た は 記 号 を記 入 せ よ.
ン ダ ク タ ン ス や コ ンデ ン サ に よ る抵 抗 要 素 の 大 き さ を リ ア ク タ
位 に(①)を
用 い る.リ
ア ク タ ンス は,交
ン ダ ク タ ン ス お よ び コ ンデ ンサ の 容 量 か ら求 ま り,イ 導 リア ク タ ンス)はXL=(③),コ =(④)で
3.11
流 回 路 の(②)の
値 と,イ
ン ダ ク タ ン ス の リ ア ク タ ン ス(誘
ン デ ンサ の リ ァ ク タ ン ス(容
量 リ ア ク タ ンス)ばXC
求 ま る.
図 の 回 路 の 誘 導 リ ァ ク タ ン ス と 容 量 リ ア ク タ ン ス を 求 め よ.た
40mH,C=500μF,i=10√2sin60πt〔A〕
と す る.
3.12
図 に 示 す 回 路 の 誘 導 リ ア ク タ ンス お よ び 容 量 リ ア ク タ ン ス を求 め よ.
3.13
図 の 回 路 に つ い て 次 の問 に答 え よ
(1)a-b間
の 合 成 容 量Ca-bを 求 め よ.
(2)b-c間
の 合 成 容 量Cb-cを 求 め よ.
(3)a-c間
の 合 成 容 量Ca-cを 求 め よ.
だ し,L=
問
交 流 回 路 に お け る 電 流 を 妨 げ る 要 素 を イ ン ピ ー ダ ン ス と い い,記 は Ω を 用 い る.R〔
Ω〕の 抵 抗 はZ=R〔
Ω 〕,L〔H〕
ωL〔 Ω 〕(誘 導 リ ア ク タ ン ス の 値),C〔F〕 (容 量 リ ア ク タ ン ス の 値)で
表 さ れ る.
図3・12
号 はZ,単
位
の イ ン ダ ク タ ン ス はZ=XL=
の コ ン デ ン サ はZ=XC=1/(ωC)〔
Ω〕
題
解
例
3.10
図 の 回 路 に つ い て
次 の 問 に 答 え よ. (1) R,L,Cの
イ ン ピー ダ ン
スZR,ZL,ZCを
求 め よ.
(2) R,L,Cを iL,iCを
流 れ る 電 流iR,
瞬 時 値 で 示 せ.
(1) 各 素 子 の イ ン ピ ー ダ ン ス に は抵 抗 値,誘 ア ク タ ン ス1/(ωC)を
ω=50π
〔rad/s〕
よ り,
周 波 数 ω と,位 相 角 θを 求 め る.オ ー ム の 法 則 よ りIm
流 の 角 周 波 数=電 圧 の 角 周 波 数.
電 流 の位 相 角 は,電 圧 の 位 相 角 に対 して,抵 抗 の 場 合 は 同 相,イ の 場 合 は π/2遅 れ(− π/2),コ iRの場 合:オ
ン ダ ク タ ンス
ンデ ンサ の場 合 は π/2進 む(+π/2).
ー ムの法則 よ り
位 相 角 は 電 圧 と 同 相 で あ る,θR=0radし
た が って
iLの 場 合: 位 相 角 は 電 圧 に 対 し て π/2遅
iCの場合:
量リ
用 い る.
(2) 電 流 の 最 大 値Im,角 =Vm/Z,電
導 リア ク タ ンス ωL,容
れ る の で θL=− π/2〔rad〕.し
たが って
3.4 インピーダンス
位 相 角 は 電 圧 に 対 し て π/2進
む の で θC=+π/2〔rad〕.し
たがって
答(1)
(2)
題 例
3.11
図 は,同
じ正 弦 波 交 流
電 圧 を抵 抗R,イ
ンダ ク タ ンスL,
コ ンデ ンサCに
そ れぞれ加 えた と
き の 電 流 波 形 を示 す.図 て,次
を参 照 し
の 問 に答 え よ.
(1) 電 流 波 形a,b,cは (2) R,L,Cの
そ れ ぞ れ どの 素 子 に流 れ る電 流 か.
イ ン ピ ー ダ ン スZR,ZL,ZC間
に成 立 す る 関 係 を式 で 答 え
よ.
(1) R,L,Cに 角 に 対 し て,Rに
同 じ交 流 電 圧 を加 え た 場 合 の 電 流 の 位 相 角 は,電 圧 の 位 相
つ い て は 同 相,Lに
電 流 の 位 相 角 は,コ
aは コ ンデ ンサCを
つ い て は π/2遅
ン デ ン サC,抵
流 れ る 電 流,bは
抗R,イ
れ,Cに
つ い て は π/2進
ン ダ ク タ ン スLの
抵 抗Rを
流 れ る 電 流,cは
む.
順 に 進 む の で,
イ ンダ クタ ン
スLを 流 れ る電 流 で あ る. (2) a,b,cの
電 流 波 形 の 最 大 電 流 は い ず れ も同 じ大 き さで あ る こ と か ら,
各 イ ン ピ ー ダ ン ス も 等 し い こ と が わ か る. 加 え た 電 圧 の 最 大 値 をVm,そ す る と,Vm/ZR=Vm/ZL=Vm/ZCの =ZCの
れ ぞ れ の 素 子 の イ ン ピ ー ダ ン ス をZR,ZL,ZCと 関 係 が 図 よ り読 取 れ る.す
な わ ち, ZR=ZL
関 係 が 成 立 す る.
答 (1) a:コ
ン デ ン サ,b:抵
抗,c:イ
ン ダ ク タ ン ス(2)ZR=ZL=ZC
解
練 習 問題 3.14
次 の 文 中 の(①)∼(⑨)に
角 周 波 数 ω 〔rad/s〕,最
適 当 な 語 句 や 記 号 を 記 入 せ よ.
大 電 圧Vm〔V〕
の 交 流 電 圧 をR〔 Ω〕の 抵 抗,L〔H〕
の イ ンダ
ク タ ン ス,C〔F〕 の コ ン デ ンサ に 加 え た場 合 の そ れ ぞ れ の イ ン ピ ー ダ ンス は,ZR=(①) 〔 Ω〕,ZL=(②)〔
Ω〕, ZC=(③)〔
Ω〕 と な る.そ
れ ぞ れ の 素 子 を 流 れ る 最 大 電 流 は,
オ ー ム の 法 則 よ りImR=(④)〔A〕,ImL=(⑤)〔A〕,ImC=(⑥)〔A〕 れ る 電 流 の 位 相 は,加 合 は(⑧),コ
3.15
え た 電 圧 に 対 し て,抵
る.こ
ンダク タ ンスの 場
と ベ ク トル 図 を 完 成 せ よ.た
だ し,ベ
ク トル 図 は,極
形
示 せ.
3.16 υ=200√2sin50πtの れ た.コ
抗 の 場 合 は(⑦),イ
素 子 を流
ンデ ン サ の 場 合 は(⑨).
図 の 回 路 を参 照 し,表
式 でVとIを
と な る.各
ン デ ンサCの
容 量 を求 め よ(特
の 場 合 の500mAも
3.17 υ=50√2sin10πt〔V〕 時 値 を求 め よ.
交 流 電 圧 を コ ン デ ン サCに
加 え た ら,500mAの
に 指 定 の な い と き の 電 圧,電
電流 が流
流 は 実 効 値 を用 い
実 効 値 で あ る).
を200μFの
コ ンデ ンサ に 加 え た と き に流 れ る 電 流iの 瞬
第3章 章末問題 1
.瞬
時 値 がυ=200√2sin{60πt+(2/3)π}〔V〕
の 正 弦 波 交流 に つ い て 次 の値
を 示 せ. 最 大 電 圧Vm〔V〕,角
周 波 数 ω 〔rad/s〕,位
相 角 θ 〔rad〕,周 波 数f〔Hz〕,周
期T〔s〕
2.瞬
時 値υ1=50sin{60πt+(1/4)π}〔V〕,υ2=10√2sin60πt〔V〕,υ3=
80√2sin{60πt−(3/4)π}〔V〕
3.図
を 極 座 標 表 示 の ベ ク トルV1,V2,V3で
表 せ.
に 示 す 回 路 の 誘 導 リア ク タ ン ス お よ び容 量 リ
ア ク タ ン ス を 求 め よ.た
だ し,L=300mH,C=
50μF,υ=100√2sin60πt〔V〕
と す る.
図3.13
4.図 600μFと
の 回 路 の 合 成 容 量Cを
求 め よ.た
だ し,C1=200μF,C2=800μF,
す る.
図3.14
5.あ
る 交 流 電 圧υ を200mHの
(1/2)π}〔A〕
の 電 流 が 流 れ た.υ
イ ン ダ ク タ ン ス に 加 え た ら,i=10sin{60πt− の 瞬 時 値 を 求 め よ.
C3=
交流回路の計算 交 流 回路 の 計 算 は,抵 抗R,イ
ン ダ ク タ ンスL,コ
ン デ ンサCに
よ る抵 抗 要 素(イ ンピー ダ ンス)を 求 め,電 圧(交 流 電圧)と 電 流(交 流 電 流)の 関 係 を 明 らか にす る こ と で あ る.ま た,電 圧 と電 流 の位 相 差 で あ る イ ン ピー ダ ン ス 角 の 計 算 も必 要 とな る.本 章 で はRLC 直 列 回 路 とRLC並
列 回 路 につ い て解 説 す る.ま
た,交 流 回路 で 消
費 され る"電 力"や 一 定 時 間内 の消 費 電 力 を 表 す"電 力 量"の 計 算 法 に つ い て解 説 す る.
キー ワ ー ド
R LC直 列 回 路,RLC並
列 回 路,合 成 イ ン ピー ダ ン ス,
イ ン ピ ー ダ ン ス 角,共 振,電 有 効 電力,皮
相 電力,無
圧 拡 大 率,電 流 拡 大 率,
効 電力,力
率
図4・1
(a) RLC直 列 回 路 の合 成 イ ン ピ ー ダ ン ス
(b) イ ン ピ ー ダ ン ス 角 θ
イ ン ピー ダ ンス 角 θは,電 圧Vと 電 流I(抵 抗Rに
加 わ る電 圧VRと 同相)と の位 相
差 を示 す.電 圧 に対 す る電 流 の 位 相 の 遅 れ角(電 流 に対 す る電 圧 の 進 み 角)を 示 す.
図4・2
図4・3
(c) 電 流 と各 素 子 に加 わ る電 圧 R
LC直
列 回 路 で は,実
〔A〕の 電 流 がR,L,Cに
効 値I=V/Z〔A〕,瞬 共 通 に 流 れ る.各 表4・1
時 値i=√2(V/Z)sin(ωt− 素 子 に 加 わ る 電 圧 を 表4・1に
θ) 示 す.
例題
4.1
RLC直
列 回路 の イ ン ピ ー ダ ンスZお
イ ン ピ ー ダ ン ス 角 θを 求 め よ.ま 流i,各
素 子 に 加 わ る 電 圧υR,υL,υCを
た だ し,υ=100√2sin50πt〔V〕
解
た,回
RLC直
列 回 路 に 関 して,イ
ピ ー ダ ンス 角 は
よび
路 を流 れ る電 瞬 時 値 で 示 せ.
と す る.
イ ン
ン ピ ー ダ ンス は 〓で求 め る.電 流 の 瞬 時 値 は
〓で 求 め る.各 素 子 に加 わ る電 圧 は,オ
ー ム の 法 則 にiを 代 入 して 求 め る.
υRはiと 同 相 υL はiよ り 〓進む
υC はiよ り〓遅 れ る
4.1 RLC直
列 回路
答 題 4.2
図 のRLC直
列 回 路 に お い て,I=
5∠0〔A〕,R=5Ω,XL=4Ω,XC=2Ω
の と き,
そ れ ぞ れ の 素 子 に 加 わ る 電 圧VR,VL,VCお び こ れ らの 合 成 ベ ク トルVを
解
R ,L,Cに
よ
図 示 せ よ.
交 流 電 流 を 流 した 場 合,電
圧 の 大 き さ は,オ
ームの法 則 よ り
〔素 子 の イ ン ピー ダ ンス × 電 流 値 〕で 求 め る こ とが で き る.各 素 子 に加 わ る電 圧 (起 電 力)の 位 相 は,電 C:π/2遅
流 の 位 相 に対 し てR:同
れ る(− π/2).
答
相,L:π/2進
み(+π/2),
例
練 習問 題 4.1
図 を参 照 し,次
の 文 の(①)∼(⑧)に
適 当 な語句 や
記 号 を記 入 せ よ. こ の 回 路 はRLC(①)回 ー ダ ン ス は ,R〔 い,Z=(②)〔
路 と 呼 ば れ,こ
Ω〕,L〔H〕,C〔F〕,角 Ω〕で 表 さ れ る.ま
る 電 流iの 位 相 の(③)を Vmsinωt〔V〕 る.回
周 波 数 ωの値 を用
た,電
圧υ の 位 相 に 対 す
イ ン ピ ー ダ ン ス 角 θと呼 び,θ=(④)で
の 場 合,回
路 を流 れ る 電 流iは,Zと
路 をi=Imsinωt〔A〕
4.2 次 の 回 路 に100V,50Hzの
4.3
求 ま る.ま
θを 用 い てi=(⑤)〔A〕
の 電 流 が 流 れ る と き,R,L,Cに
(⑥)〔V〕,υL=(⑦)〔V〕,υC=(⑧)〔V〕
(1) R=5kΩ,C=5μFの
の 回路 の イ ンピ
た,υ= で 示 され
発 生 す る 起 電 力 はυR=
と な る.
電 圧 を加 え た と きに 流 れ る 電 流Iを 実 効 値 で 答 え よ. (2) R=5kΩ,L=20Hの
直列 回路
R=5kΩ,XL=4kΩ,XC=2kΩのRLC直
直列 回路
列 回 路 の イ ン ピ ー ダ ン スZと
イ ンピー
ダ ン ス 角 θを 求 め よ.
4.4 R=10Ω,L=5mH,C=100μFのRLC直 イ ン ピ ー ダ ンスZと
のRLC直
発 生 す る起 電 力VR,VL,VCの
体 の 電 圧V(VR,VL,VCの
4.6
電 圧 を加 え た と き の
イ ン ビー タ ン ス角 θを求 め よ.
4.5 R=1Ω,XL=2Ω,XC=1Ω
L,Cに
列 回 路 に50Hzの
sin10πt〔V〕,R=2kΩ,C=10μFと
の 電 流 を 流 し た と き,R,
ベ ク トル 式 を 求 め 図 示 せ よ.ま
合 成 ベ ク トル)を 求 め よ.
図 の 回 路 の イ ン ピー ダ ン スZと
求 め た 後,i,υR,υCを
列 回 路 に1∠0〔A〕
イ ン ピー ダ ンス 角 θを
瞬 時 値 で 示 せ.た
だ し,υ=100√2
す る.
た,図
よ り 回路 全
図4・4
(a) RLC並
列 回 路 の 合 成 イ ン ピー ダ ン ス
(b) イ ン ピ ー ダ ン ス 角 θ
イ ン ピー ダ ンス 角 θは,電 圧V(抵 位 相 差 を示 す.電
抗Rに
流 れ る電 流IRと 同 相)と 電 流I
圧 に対 す る 電 流 の 位 相 の 遅 れ 角(電 流 に対 す る 電 圧 の 進 み 角)
を示 す.
図4・5
図4・6
表4・2
題
例
4.3
図 のRLC並 ー ダ ン スZお 求 め よ.ま
列 回路 の イ ン ピ
よ び イ ン ピ ー ダ ンス 角 θを
た,回
路 を 流 れ る 電 流i,各
子 に 流 れ る 電 流iR,iL,iCを た だ し,υ=100√2sin50πt〔V〕
素
瞬 時 値 で 示 せ. と す る.
解 RLC並
列 回路 に 関 して,イ ンピーダ ンス は
イ ン ピ ー ダ ンス 角 は
で 求 ま り,電 流 の 瞬 時 値 は で 求 め る.各 素 子 に 流 れ る電 流 は,オ
代 入 して 求 め る.
ー ム の 法 則 にυ を
4.2 RLC並
列 回路
答
題 例 4.4
図 のRLC並
列 回 路 にお い て,
V=20∠0〔A〕,R=5Ω,XL=4Ω,XC= 2Ω の と き,そ
れ ぞ れの 素 子 に加 わ る電
圧IR,IL,ICお ルIを
よ び こ れ らの 合 成 ベ ク ト
図 示 せ よ.
解 R,L,Cに 〔電 圧 値/各
交 流 電 圧 を加 え た 場 合,電
流 の 大 き さ は,オ
ー ムの法則 よ り
素 子 の イ ン ピ ー ダ ンス 〕で 求 め る こ とが で き る.各 素 子 を流 れ る 電
流 の 位 相 は,電 圧 の位 相 に 対 してR:同 進 む(+π/2).
答
相,L:π/2遅
れ(− π/2),C:π/2
練 習問 題 4.7 図 を 参 照 し,次
の 文 の(①)∼(⑧)に
適当
な語句 や記号 を記入 せ よ. こ の 回 路 はRLC(①)回
路 と呼 ば れ,こ
の イ ン ピ ー ダ ン ス は,R〔
の 回路
Ω〕,L〔H〕,C〔F〕,角
周 波 数 ω の 値 を用 い,Z=(②)〔
Ω〕で 表 さ れ る.
ま た,電
圧υ の 位 相 に 対 す る 電 流iの 位 相 の(③)を
(④)で
求 ま る.ま
てi=(⑤)〔A〕 iC=(⑧)〔A〕
た,υ=Vmsinωt〔V〕
で 示 さ れ る.各
路 を流 れ る 電 流iは,Zと
θを用 い
素 子 を流 れ る 電 流 はiR=(⑥)〔A〕,iL=(⑦)〔A〕,
と な る.
4.8 次 の 回路 に100V,50Hzの (1)R=5kΩ,C=5μFの
4.9
の 場 合,回
イ ン ピー ダ ン ス 角 θと 呼 び,θ=
電 圧 を加 え た と きに 流 れ る電 流Iを 実 効 値 で 答 え よ.
並列 回路
R=5kΩ,XL=4kΩ,XC=2kΩ
(2)R=5kΩ,L=20Hの
のRLC並
並 列 回路
列 回 路 の イ ン ピ ー ダ ン スZと
イ ンピー
ダ ンス 角 θを求 め よ.
4.10
R=10Ω,L=5mH,C=100μFのRLC並
の イ ン ピ− ダ ンスZと
4.11 R=5Ω,XL=5Ω,XC=2.5Ω き,R,L,Cに
列 回 路 に50Hzの
電 圧 を加 え た と き
イ ン ピ ー ダ ン ス 角 θを求 め よ.
のRLC並
流 れ る 電 流IR,IL,ICの
列 回 路 に100∠0〔V〕
ベ ク トル 式 を も と め,図
り 回路 全 体 を流 れ る 電 流I(IR,IL,ICの
合 成 ベ ク トル)を 求 め よ.
4.12
イ ンピー ダ ン
図 の 回 路 の イ ン ピー ダ ンスZと
ス 角 θ を 求 め た 後,i,iR,iLを υ =100√2sin10πt〔V〕,R=40Ω,L=1Hと
瞬 時 値 で 示 せ.た
だ し, す る.
の 電 圧 を加 え た と
示 せ よ.ま
た,図
よ
RLC直
列 回路 お よびRLC並
と コ ンデ ンサCの
列 回路 に お い て,コ
イ ルLの 誘 導 リア ク タ ンスXL
容 量 リア ク タ ン スXCが 等 しい と き,回 路 は 共 振 状 態 に な る. 表4・3
例題 4.5
図 のRLC直
列 回 路 に お い て,次
の問 に答 え よ.
(1) 共 振 周 波 数frを 求 め よ. (2) 共 振 時 の 誘 導 リ ア ク タ ン スXLお リ ア タ タ ン スXCを
求 め よ.
(3) 共 振 時 の 電 流Irを (4) 接 続 をRLC並
よび容量
求 め よ.
列 回 路 に し,fr,XL,Xc,Ir
を 求 め よ.
解 (1) 共 振 周 波 数〓
で あ る の で,
(2) 共 振 周 波 数frよ り共 振 時 の 角 周 波 数 ωを求 め,誘 導 リア ク タ ンスXL=ωL, 容 量 リ ア ク タ ンスXc=1/ω0を
求 め る.
(共振 時 のXLとXCは
(3) 共 振 時 の 電流Ir=V/R(実
(4) RLC直
列 回 路 とRLC並
効 値)で
あ る の で,
列 回 路 のRr,XL,XC,Irは
答 (1) (3)
等 しい)
同 じで あ る.
(2) (4) RLC直 列 回 路 と 同 じ
題
例
解
4.3 共 振 回 路
4.6
図 のRLC直
列 回路 に お い て 次 の 問 に答 え よ.
(1) 共 振 周 波 数frは い く ら か. (2) 共 振 電 流Irは
い く ら か.
(3) 共 振 時 のVR,VL,VCの VCは
大 き さVR,VL,
い く ら か.
(4) 共 振 時 の(Vab)の 大 き さVabは い く らか.
(1)
(2)
(3)
(4) VR,VL,VCを ルVabの
ベ ク トル 図 に 示 し,合
成ベ ク ト
大 き さ を 求 め る.
図より
答 (1)563Hz
(2)1A
(3)VR=100V,VL=70.7V,VC=70.7V
(4)0V
練 習問 題 4.13
次 の 文 の(①)∼(⑥)に
R〔 Ω〕,L〔H〕,C〔F〕
適 当 な 語 句 や 記 号 を 記 入 せ よ.
のRLC直
回 路 を流 れ る 電 流 が(①)に の 周 波 数 はfr(③)〔Hz〕
列 回路 に お い て,電
な る と こ ろ が あ る.こ と な る.ま
た,R〔
源 の 周 波 数 を変 化 さ せ て い く と,
の 状 態 を(②)と
Ω〕,L〔H〕,C〔F〕
い い,こ
のRLC並
い て,電
源 の 周 波 数 を 変 化 さ せ て い く と,回 路 を 流 れ る 電 流 が(④)に
あ る.こ
の 状 態 を(⑤)と
4.14
図 のRLC直
い い,こ
の と き の 周 波 数 はfr=(⑥)〔Hz〕
列 回 路 に お け る 共 振 時 の 電 圧 値VR,VL,VCを
の とき
列 回路 にお なる ところが
と な る.
求 め よ.ま
た,こ
の
回路 の電圧 拡大 率Qを 求 め よ.
4.15
図 のRLC並
列 回 路 に お け る 共 振 時 の 電 流 値I,IR,IL,ICを
求 め よ.ま
た,こ
の 回路 の電流 拡大 率Qを 求 め よ.
4.16
交 流 電 源 が50kHzの
スL=250mH対
して,コ
と き に 共 振 す るRLC直 ンデ ンサCの
列 回 路 を 作 る と き,イ
容 量 をい く ら に す れ ば よ い か.
ン ダク タ ン
交 流 回 路 に お い て も,直 流 回 路 と同様 に 電気 エ ネ ル ギ ー が消 費 され,電 力 とな る.交 流 の 場 合 は,有 効 電 力,皮
相 電 力,無 効 電 力 と区 別 さ れ扱 わ れ る. 表4・4
題 例 4.7
回 路(a),(b)の
力 率,皮 相 電 力,有 効 電 力,無 効 電 力 を求 め よ.
解 回 路(a)に
ついて
直 列 回路 の 力 率 は,
皮相 電力 有効 電力
(図(a)参
照)
無効電力 回 路(b)に
ついて
並 列 回 路 の力 率 は,
皮相電力 有効電力 (図(b)参 照)
無効電力
解
4. 4 交流電力
(b) 並 列 回路
(a) 直列 回 路 答 回 路(a):力
率cosθ
≒89%,皮
相 電 力PS≒358V・A,有
効 電 力P=320W,
無 効 電 力Pq=160var 回 路(b):力
率cosθ ≒89%,皮
相 電 力PS≒5.6kV・A,有
効 電 力P=5kW,
無 効 電 力Pq=2.5kvar
例題
4.8 あ る 回 路 にυ=100√2sinωt〔V〕
sin{ωt−(π/4)}〔A〕 力,無
の 電 圧 を 加 え た と き,i=20√2
の 電 流 が 流 れ た.こ
の 回 路 の 力 率,有
効 電 力,皮
相電
効 電 力 を 求 め よ.
イ ン ピ ー ダ ン ス 角 θ=π/4=45°
よ り,
力率 電圧(実 効値) 電流(実 効値) 有 効電力 皮相電力 無効電力 答 力 率:71%,有
効 電 力:1.41kW,皮
相 電 力2.00kV・A,無
効 電 力1.41kvar
練習 問 題 4.17
次 の 文 の(①)∼(⑦)に
適 当 な 語 句 また は 記 号 を 記 入 せ よ.
あ る 回 路 にV〔V〕 の 交 流 電 圧 を 加 え た と き,I〔A〕 電 力 は,電 力P=(①)〔(②)〕,無 で 求 め られ る.ま
た,電
図 の 回 路 の 容 量 リ ア ク タ ン ス とXCと
4.19
図 の 回 路 に お い て 次 の(1)か
ら(6)の
(1) イ ン ピ ー ダ ンスZ
(2) 電 圧Vと
(3) 力 率cosθ
(4) 電 流I
4.20
図(a)の
た だ し,π=3.14で
の と きの 交 流
相 電 力PS=(⑤)〔(⑥)〕
圧 と電 流 の 位 相 差 は 力 率 と呼 ば れ(⑦)で
4.18
(5) 皮 相 電 力PS
の 電 流 が 流 れ た.こ
効 電 力Pq=(③)〔(④)〕,皮
示 さ れ る.
有 効 電 力 を求 め よ.
値 を求 め よ.
電 流Iの 位 相 差 θ
(6) 消 費 電 力P
回 路 に 同 図(b)で
示 さ れ る 電 圧υ を 加 え た と き,次
計 算 せ よ.
(a)
(b)
の 表 を 完 成 せ よ.
第4章 章末問題 1.図
の 回 路 の イ ン ピ ー ダ ン スZと
ス 角 θ を 求 め た 後,i,υR,υCを
イ ン ピー ダ ン
瞬 時 値 で 示 せ.た
だ し,υ=200√2sin50πt〔V〕,R=10kΩ,C= 2μFと
す る.
図4・7
2.図
のRLC直
列 回 路 の イ ン ピ ー ダ ン スZお
び イ ン ピ ー ダ ン ス 角 θを 求 め た 後,回 流i,各 せ.た
路 を流 れ る電
素 子 に 加 わ る 電 圧υR,υL,υCを
瞬時値 で示
だ し,R=10Ω,L=30mH,C=20μF,υ=
100√2sin60πt〔V〕
3.図
のRLC並
と す る.
図4・8
列 回 路 の イ ン ピー ダ ン スZお
イ ン ピ ー ダ ン ス 角 θ を 求 め よ.ま 電 流i,各 せ.た
よ
た,回
よび
路 を流 れ る
素 子 に 流 れ る 電 流iR,iL,iCを
瞬時値 で示
だ し,R=10Ω,L=30mH,C=20μF,υ=
100√2sin60πt〔V〕
図4・9
と す る.
4.R=100Ω,L=20mH,C=1.0μFのRLC直 値VR,VL,VCを
電 圧 拡 大 率Qを
5.あ
求 め よ.た
だ し,電
列 回路 にお け る 共 振 時 の 電 圧 源 電 圧V=100Vと
す る.ま
た,こ
の回路の
求 め よ.
る 回 路 にυ=200√2sin50πt〔V〕
{50πt−(π/6)}〔A〕
無 効 電 力 を 求 め よ.
の 電 流 が 流 れ た.こ
の 電 圧 を 加 え た と き,i=20√2sin の 回 路 の 力 率,有
効 電 力,皮
相 電 力,
記 号法 による
交流回路の計算 記 号 法 で は,交 流 回路 に お け る電 圧,電
流,抵 抗 成 分 を,複 素 数
を用 い た ベ ク トル 式 で 表 す 手 法 で あ る. 記 号 法 を用 い る と,直 流 回路 で 学 ん だ オ ー ム の法 則,重 定 理,キ
ね合 せ の
ル ヒ ホ ッ フの 法 則 な どの 法 則 を 交 流 回路 に 適 用 す る こ とが
で きる. 本 章 で は,記 号 法 を用 い た 交 流 回路 の 計 算 を学 ぶ.
キー ワ ー ド
極 座 標 表 示,複 素 数 表 示,記 号 法,交 流 ブ リ ッ ジ, キル ヒホ ッ フの 法 則,重
ね合 せの定理
電 流 や 電 圧 の 大 き さ と方 向 は,ベ
ク トル を 用 い て 示 す こ とが で き る.ベ
は 極 座 標 や 複 素 数 で 表 され る. (a) 極 座 標 表 示 と複 素 数 表 示
図5・1
(b) 極 座標表示 と複 素数表示 の変換
図5・2
和:差:積: 商:
(c) 複 素 数 を 用 い た ベ ク トル の 計 算(例:V1=a1+jb1,V2=a2+jb2)
ク トル
題
例
5.1 図 の ベ ク トルA,B,C,Dを
X軸
を実 数,Y軸
を虚 数 と して 読 み 取 り,X+jYで
ベ ク トルA=2−j2,B=4+j2を
用 い て,次
│ │は ベ ク トル の 大 き さ を示 す.
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7)
表 す.
答
題 例 5.2
複 素 数 で 表 示 せ よ.
の 値 を 計 算 せ よ.
解
5.1 極 座標表示 と複素数 表示
(8) 答 (1)6
(2)6
(6)4√10
(3)−2−j4
(4)2√5
(5)12−j4
(8)√10/5
(7)1/5−j3/5
題 例 5.3
次 に示 す ベ ク トル に つ い て,極 座 標 表 示 の もの は複 素 数 表 示 に,
複素 数表示の ものは極 座標表示 に変換せ よ. (1) 5√2+j5√2
(2) 4+j4√3
(3) −j4
(4) 4√2∠π/4
(5) 5√2∠3π/4
解 ベ ク トル 図 を描 い て 解 く.
(1) (2) (3) (4) (5)
(1)
(2)
(4)
(5)
答 (1)
(2)
(3)
(3)
(4)
(5)
題
問 習
練 5.1 次 の 複 素 数 の 計 算 を せ よ. (1)3×j
(2)j+j
(4)−j2×j3
(3)j×j
(5)3/{(2+j)(2−j)}
5.2 次 の ベ ク トル を 図 示 せ よ. V1=3+j
V2=−3+j
V3=2−j2
5.3 図 の ベ ク トルA,B,C,Dを
5.4
(5)2A−B
(2)│B│ (6)A×B
V5=−2−j
極 座 標 表 示 お よ び 複 素 数 表 示 で 示 せ.
次 の ベ ク ト ル の 計 算 を せ よ.た
(1)│A│
V4=4+j3
だ しA=4+j2,B=−1+jと
(3)A+B
す る.
(4)│A+B│
(7)A÷B
5.5 υ=50√2sinωt〔V〕,i=10√2sin{ωt+(2π/3)}〔A〕
の 電 圧 お よ び 電 流 を,極
標 表示 のベ ク トル と複 素数 表示 の ベ ク トル に変換せ よ.
5.6 電 圧V=100V,電
流I=10√3−j10〔A〕
を瞬 時 値 で 示 せ.
座
(a) 記 号 法 記 号 法 で は 複 素 数 で 交 流 回 路 を扱 い,代 数 的 に 交 流 回路 を解 くこ とが で きる. (b) R,L,C回
路
表5・1
(c) RLC直 列 回路,RLC並
(a) RLC直
列 回路
列回路
(b) RLC並 図5・3
列 回路
解
表5・2
例題
5.4 図(a),(b),(c)の
し,電
圧V=100Vと
(a)
回 路 を 流 れ る 電 流Ia,Ib,Icを
求 め よ.た
す る.
(b)
(c)
(電流 の 位 相 は電 圧 と同 じ)
(電流 の位 相 は電 圧 よ り π/2遅 れ る)
(電流 の位 相 は電 圧 よ り π/2進 む)
答
だ
例題
5.5 図 の 回 路 に お い て 電 圧Vg,VL,VC,
VPを 求 め よ.た
だ し,I=1+j2〔A〕
解
答
例題
5.6
IR,IL,IC,Iを
図 の 回路 に お い て 電 流
V=100-j10〔V〕
解
答
求 め よ.た と す る.
だ し,
と す る.
練 習 問題 5.7
図 の 回 路(a),(b)の
合 成 イ ン ピ ー ダ ンス を
求 め よ.
(a) 5.8
図 のRLC直
100Vを
列 回 路 に,周
波 数50Hzの
(b)
交 流 電 圧V=
加 え た と き,次 の 問 に答 え よ.
(1) 回 路 の イ ン ピ ー ダ ンスZを 求 め よ. (2) 回 路 を流 れ る 電 流Iお よ び そ の 大 き さIを 求 め よ.
5.9
図 のRLC並
数60Hzの
列 回 路 に,周
交 流 電 圧V=100Vを
波 加
え た と き の 回路 を 流 れ る電 流Iお
よ
び そ の 大 き さIを 求 め よ.
5.10
Z=10+j5〔
Ω〕の イ ン ピ ー ダ ン ス を もつ 回 路 に,V=200Vの
電圧 を加 え た とき
に 流 れ る 電 流Iと そ の 大 き さIを 求 め よ.
5.11
Z1=6Ω,Z2=4+j2〔
Ω〕が 直 列 に接 続 され て い る 回 路 に,電
〔A〕の 電 流 を 流 した と きに 発 生 す る起 電 力Vと
そ の 大 き さVを
流I=100〓
求 め よ.
(a) 交 流 ブ リ ッ ジ 4個 の イ ン ピ ー ダ ン スZ1,Z2,Z3,Z4を
図 の よ う に 接 続 した 回 路 を交 流 ブ リ ッ
ジ と い う.
図5・4
(b) ブ リ ッジ の 平 衡 条 件 向 か い 合 う 辺 の イ ン ピ ー ダ ンス を掛 け 合 わせ た 値Z1Z3お き,b‐c間(検
出 器D)に
電 流 は流 れ な い.こ
よ びZ2Z4が 等 しい と
の 状 態 を ブ リ ッ ジの 平 衡 状 態 と
呼 ぶ.
図5・5
(c) 交 流 ブ リ ッ ジ の利 用 交 流 ブ リ ッ ジ は,コ の 測 定 に用 い られ る.
イ ル の イ ン ダ ク タ ンス,コ
ンデ ンサ の 静 電 容 量,抵 抗 な ど
題
例
5.7
図 の ブ リ ッ ジ 回路 に お い て,コ
ンデ ンサC2の
値 を 求 め よ.た だ し,ブ リ ッ ジ 回路 は 平 衡 状 態 とす る.
解 ブ リ ッ ジ の 平 衡 条 件(向
か い 合 う辺 の イ ン ピ ー ダ ンス の 積 が 等 しい)よ
り,
よ っ て,
題
例
答 25pF
5.8 図 の ブ リ ッ ジ 回 路 で,R1=5kΩ,R2=1kΩ, L=20mHの
と き,こ
の ブ リ ッ ジ は 平 衡 状 態 と な っ た.
こ の と き の コ ン デ ン サCの
値 を 求 め よ.
解 ブ リ ッ ジ の平 衡 条 件 よ り
よ っ て,
答 4nF
5.3 交 流 ブ リ ッジ
題 例
5.9
図 の ブ リ ッジが 平 衡 状 態 に あ る と き,
(1) R3,L2を
式 で 示 せ.
(2) R1=10Ω,R4=2Ω,L3=200mHの
と き のL2の
値 を 求 め よ.
解
(1)各
辺 の イ ン ピ ー ダ ン ス は,Z1=R1〔
jωL3〔 Ω 〕,Z4=R4〔
Ω 〕で あ る.ブ
Ω 〕,Z2=R2+jωL2〔
Ω 〕,Z3=R3+
リ ッジ の 平 衡 条 件 よ り
この 式 を展 開 し,整 理 す る と
複 素 数 の等 式 で は,左 辺 の 実 数 部 と右 辺 の 実 数 部,左
辺 の虚 数 部 と右 辺 の 虚 数
部 が そ れ ぞ れ 等 し くな る.こ の こ と よ り,
よっ て
〓に代 入 す る と,
(2)
答 (1)R3=(R2R4)/R1〔
Ω〕,L2=(R1L3)/R4〔H〕(2)L2=1H
次 の 文 の(①)か
ら(④)の
題 問
習 練
5.12
中 に 適 当 な 語 句 ま た は 記 号 を記 入 せ よ.
4個 の イ ン ピ ー ダ ン ス を 図 の よ う に接 続 し た 回 路 を 交 流 ブ リ ッ ジ と呼 ぶ.各 ダ ン ス を 調 整 し て,検
出 器Dに
電流が流れな
く な っ た 状 態 を ブ リ ッ ジ の(①)と の と きb点
とc点
の 電 位 は(②).ま
の と き イ ン ピ ー ダ ンスZ1,Z2,Z3,Z4の (③)の
関 係 式 が 成 り立 つ.こ
リ ッ ジ の(④)式
5.13
い い,こ た,こ 間 には
の式 の こ とをブ
とい う.
図 の ブ リ ッ ジ 回 路 に,I=10mA(周
波 数f=50kHz)
の 電 流 を流 した と き,こ の ブ リ ッ ジ は 平 衡 状 態 と な っ た.次R1=2・5kΩ の 問 に 答 え よ. (1) b点
か らc点
に流 れ る 電 流Icbを 求 め よ.
(2) Lの 値 を求 め よ.
5.14
R4=20Ω のR2,L2の
5.15
図 の ブ リ ッ ジ 回 路 で,R1=10Ω,R3=120Ω,L3=8mH,
の と き,こ
の ブ リ ッ ジ は 平 衡 状 態 と な っ た.こ
値 を 求 め よ.
図 の ブ リ ッ ジ 回 路 に お け るa‐d間
の 合 成 イ ン ピ ー ダ ン スZを
求 め よ.た
ブ リ ッ ジ は 平 衡 状 態 とす る.
だ し,
の とき
、
イ ン ピー
(a) 第1法 則(電
流 に関 す る法 則)
回路 中 の 任 意 の接 続 点 に お い て,"流 入 す る 電流 の 和"と"流
出す る 電 流 の和"
は 等 し い.
図5・6
(b) 第2法 則(電 圧 に 関 す る 法 則) 任 意 の 閉 回 路 に お い て,"電
源 電 圧 の和"と"各
抵 抗 に よ る 電 圧 降 下 の和"は
等 し い.
図5・7
題
例
5.10
図 の 回 路 に つ い て 次 の 問 に答 え よ.た し,回 路 中 を 流 れ る電 流I,IR,ILは〓
だ
の 向 き に流
れ る と仮 定 す る. (1) 接 続 点aに
つ い て,キ
ル ヒ ホ ッ フ の 第1法 則
(電 流 に 関す る法 則)に よ る式 を た て よ. (2) 閉 回 路 ①,② 仮 定 した と き,キ
に 流 れ る電 流 の 向 き を 図 の よ う に ル ヒ ホ ッ フ の 第2法 則(電 圧 に 関
す る法 則)に よ る式 をた て よ. (3) Iを 求 め よ.
解 (1) a点
で は,"流
出 す る 電 流IR,ILの
入 す る 電 流1"と"流
和"は
等 し い の で,次
式が
成 り立 つ.
(2) 閉 回 路 につ い て,電 源 電 圧 の和=電
圧 降 下 の和 で あ る.
閉 回 路①:電
源 電 圧 はV,電
圧 降 下 はIRR(①
と同 じ向 き)な の で
閉 回 路②:電
源 電 圧 は0(な
し),電 圧 降 下 は−RIR(②
と逆 向 き),jXLIL(②
同 じ向 き)な の で
(3)
答 (1)I=IR+IL
(2)閉
回 路 ①:V=RIR,閉
例
題
(3)I=10−j2〔A〕 5.11
図 の 回 路 を流 れ る 電 流jR,
IL,IC,を
キ ル ヒ ホ ッ フの 法 則 を用 い て
求 め よ.
解 ま ず 電 源V1と
電 源V2に 注 目 し,閉
回 路 ①,
② の 電 流 の 向 き を仮 定 す る. 次 に接 続 点aま
た はbに
対 して キ ル ヒ ホ ッ フの
第1法 則 を適 用 し,電 流 の 式 を た て る.
回 路 ②:0=−RIR+jXLIL
と
5.4 キル ホ ツワ の法 則の適用
接続 点a(接
続 点bも 同 じ)
次 に キ ル ヒ ホ ッフ の 第2法 則 を閉 回路 ①,②
に 適 用 し,電 圧 の 式 を た て る.
閉 回路 ①:
閉回路② に関 して: 式 ① ∼ 式 ③ にR=10Ω,XC=20Ω,XL=30Ω,V1=200V,V2=j100Vを
し,連
立 方 程 式 を 解 きIR,IL,ICを
求 め る.
式② よ り
式③ よ り
式 ① のIL=IR+ICを
代 入 して
式 ④ と式 ⑤ に よ る 連 立 方 程 式 を解 く.
答
IR=5.41+j2.43〔A〕,IC=−6.22−j7.30〔A〕,IL=−0.81−j4.86〔A〕
代 入
練
問題
習
5.16
図 の 回 路 に 関 す る 次 の 問 に 答 え よ.た
だ し,電 流 の 向 き は 矢 印 の 方 向 に 流 れ る
と仮 定 す る. (1) a点
に 関 し,キ
ル ヒ ホ ッ フ の 第1法 則 に よ
る式 を た て よ. (2) 閉 回路 ① に 関 し て キ ル ヒ ホ ッ フの 第2法 則 に よ る 式 を た て よ. (3) 閉 回路 ② に 関 し て キ ル ヒ ホ ッ フの 第2法 則 に よ る 式 を た て よ.
5.17
図 の 回 路 に お け るI1,I2,I3を
求 め よ.た
だ し,V=j100〔V〕,R=40Ω,XL=40Ω,XC= 80Ω
と す る.
5.18
図 の 回 路 を 流 れ る 電 流IR,IL,Iを
求 め よ.
5.19
図 の 回 路 のILを 求 め よ.た
XL=40Ω,XC=80Ω, す る.
だ し,R=20Ω,
V1=100V,V2=j100〔V〕
と
(a) 重 ね 合 せ の 定 理 複 数 の 電 源 を用 い た 回 路 に流 れ る 電 流 は,そ れ ぞ れ の 電 源 が 単 独 で あ る 場 合 に 流 れ る 電 流 の 和 で あ る.
図5・8
(b) 回 路 を解 く手 順 ① 回路 網 に 含 ま れ る 電 源 ご と に,回
路 を分 解 す る(注
目す る 電 源 以 外 は シ ョ
ー トして い る と考 え る). ② 分 解 した 回 路 ご との電 流 を求 め る(図 のI1',I1"な ど). ③ ② で 求 め た 電 流 を重 ね合 せ て(和 ポ イ ン ト 図 の よ う に,求
を求 め),回
め る電 流(I1,I2,I3)を
I2とI2'とI2",I3とI3'とI3"の
例題
路 に流 れ る 電 流 を求 め る. 基 準 と し,I1とI1'とI1",
電 流 の 向 き を統 一 す る.
5.12
図 の 回 路 に つ い て 次 の 問 に 答 え よ.た だ し,回 路 中 を流 れ る 電
流IR,IC,ILは〓
の 向 き に 流 れ る と 仮 定 す る.
(a) (1) 図(b)の
(b)
合 成 イ ン ピ ー ダ ン スZ1を
式 で 示 せ.
(c)
(2) 図(b)のIR1,IC1,IL1を (3) 図(c)の
式 で 示 せ.
合 成 イ ン ピ ー ダ ン スZ2を
(4) 図(c)のIR2,IC2,IL2を
式 で 示 せ.
式 で 示 せ.
解
(c)
(b)
(1) 図(b)よ
り合 成 イ ン ピ ー ダ ン スZ1は,
(2)
(3) 図(c)よ
(4)
答 (1) (2)
(3) (4)
り,合
成 イ ン ピ ー ダ ン スZ2は,
5. 5 重ね 合せの定理 の適用
例題
5.13
重 ね合 せ の 定 理 を用 い て,図
流IRを
求 め よ.た
だ し,V1=200V,V2=j100V,R
=20Ω,XL=40Ω,XC=60Ω
解
と す る.
V1に 注 目 した 回路 網(図
a)とV2に b)に
を流 れ る電
注 目 し た 回 路 網(図
お い て,a‐b間
ー ダ ン スZ1
,c‐d間
ー ダ ン スZ2を
の イ ンピ のイ ンピ
求 める.
重 ね 合 せ の 定 理 よ り,IR=IR1+IR2な
(a)
の で,IR1とIR2を
(b)
求 め る.
以 上 の 式 に値 を代 入 す る.
答
題 問 習 練
5.20
図 の 回 路 を流 れ る 電 流IR,IL,IC,を
5.21
図 の 回 路 を流 れ る 電 流IR,IL,Iを
5.22
図 の 回 路 のICを
XC=80Ω,V1=100V,V2=j100〔V〕
重 ね 合 せ の 定 理 を 用 い て 求 め よ.
重 ね 合 せ の 定 理 を 用 い て 求 め よ.
重 ね 合 せ の 定 理 を 用 い て 求 め よ.た と す る.
だ し,R=20Ω,XL=40Ω,
5章 章末問題 1. 電 圧υ=100√2sinωt〔V〕,電
流i=20√2sin{ωt−(4π/3)}〔A〕
を,極
座 標
表 示 の ベ ク トル と複 素 数 表 示 の ベ ク トル に変 換 せ よ.
2. 電 圧V=200V,電
流I=10√2−j10〔A〕
を 瞬 時 値 で 示 せ.た
だ し,ω=50π
と す る.
3. R=50Ω,L=0.4H,C=0.5mFのRLC直 電 圧V=200Vを
列 回 路 に,周
加 え た と き,次
(1) 回 路 の イ ン ピ ー ダ ン スZを (2) 回 路 を 流 れ る 電 流Iお
交流
波 数50Hzの
交流
の 問 に 答 え よ. 求 め よ.
よ び そ の 大 き さIを 求 め よ.
4. R=50Ω,L=0.4H,C=0.5mFのRLC並 電 圧V=200Vを
波 数60Hzの
列 回 路 に,周
加 え た と き の 回 路 を 流 れ る 電 流Iお
よ び そ の 大 き さIを 求 め よ.
5. 図 の ブ リ ッ ジ 回 路 で,R1=50Ω,R3=100Ω, L3=6mH,R4=40Ω 態 と な っ た.こ
の と き,こ の と き のR2,L2の
の ブ リ ッジ は平 衡 状 値 を 求 め よ.
図5・9
6. 図 の 回 路 に お け るI1,I2,I3を
求 め よ.た
だ し,V=200V,R=50Ω,XL=50Ω,XC= 100Ω
と す る.
図5・10
三相交流 と 非正弦波交流 交 流 に は 家 庭 で使 用 して い る単 相 交 流 の他 に,工 場 の モ ー タ な ど に 使 わ れ る三 相 交 流 が あ る.三 相 交 流 は,位 相 が そ れ ぞ れ120。 ず れ た3種 の 単 相 交 流 を合 わせ た もの で,3本 本 章 で は,三相
交 流 の 電 圧,電
結 線 に つ い て 学 ぶ.ま
の 電 線 を用 い て 送 電 され る.
流,電 力 の取 り扱 いや 三 相交 流 の
た,非 正 弦 波 交 流(ひ
ず み 波 交 流)や
過渡現
象 につ い て も学 ぶ.
キー ワ ー ド
三 相 交 流,Υ 結 線,△ 結 線,三 路,非 正 弦 波 交 流,ひ 微 分 回 路,積
分 回路
相 電 力,平
衡三相 回
ず み 率,過 渡 現 象,時 定 数,
(a) 三 相 交 流 回 路 位 相 が(2/3)π 〔rad〕(120°)ず つ ず れ た3種 の 単 相 交 流 に よ り構 成 され る.三 相 交 流 電 圧 の 各 相 の 瞬 時 値 の 和 は0に な る.
(a) 瞬 時値 表示
(b) ベ ク トル表 示 図6・1
(b) 三 相 交流 回 路 の 表 し方 表6・1
(c) Υ(星)形
結 線 と△(三 角)形 結 線
(a) Υ 結線
(b) △結 線 図6・2
題 例 6.1
図 に 示 す 三 相 交 流 の 相 電 圧 の 波 形 を 参 照 し,次 の 問 に 答 え よ. た だ し,各
電 圧 の 角 周 波 数 を50π
〔rad/s〕
(1) 各 相 の 電 圧 を 瞬 時 値υa,υb,υcで
と す る.
示 せ.
(2) 各 相 のVa,Vb,Vcを
極 座 標 ベ ク トル の式 お よ び 図 で示 せ.
(3) 各 相 のVa,Vb,Vcを
複 素 数 の 式 お よ び 図 で 示 せ.
(4) 三 相 交 流 の各 相 電 圧Va,Vb,Vcの
和 が0に な る こ と を複 素 数 を用 い て
示 せ.
解 (1) 基 準 とな るa相 の 電 圧υaを 波 形 図 よ り求 め る. 最 大 値Vm=100√2V,角
周 波 数 ω=50π
〔rad/s〕
な の でυa=Vmsin(ωt+θ)
=100√2sin50πt〔V〕 a相 に 対 し て,b相
は(2/3)π,c相
(2) a相 の 電 圧υa=100√2sin50πt〔V〕
最 大値 実 効値 し た が っ て,
は(4/3)π
か ら
位相 が遅れ るので
6.1 三相交流 の基礎
ベ ク トル 図 はVaを てVbとVcを
基 準 に し,(2/3)π
ず つ 遅 らせ
描 く.
(3) ま ず,ベ
ク トル 図 を 描 き,Va,Vb,Vcの
実数
部 と虚 数 部 を 読 み 取 る.
Vaの 実 数 部 は100V,虚 Vbの 実 数 部 は−50V,虚
数 部 は −j50√3
Vcの 実 数 部 は−50V,虚
数 部 はj50√3
し た が っ て,
(4) 答 (1)
(2)
(3) (4)
数 部 は0V
練習 問 題 6.1
図 の(a),(b)は,Υ
結 線 お よ び △ 結 線 の 三 相 交 流 回 路 を 示 し た も の で あ る.図
参 照 し次 の 文 中 の(①)∼(④)を Va,Vb,Vcは(①)電 IB,ICは(④)電
埋 め よ.
圧,VAB,VBC,VCAは(②)電
圧,Ia,Ib,Icは(③)電
流,IA,
流 と呼 ぶ.
(a) 6.2 図(a),(b)を
参 照 し,次
(b) の 問 に 答 え よ.
(a) (1) (a),(b)の
を
(b)
結 線 は そ れ ぞ れ どの よ う に 呼 ば れ る か.
(2) 相 電 圧 と線 間 電 圧 が 等 しい の は,(a),(b)ど (3) 相 電 流 と線 電 流 が 等 しい の は,(a),(b)ど
6.3 a相 の 相 電 圧 が200√2∠0〔V〕
ち らの 結 線 か. ち ら の 結 線 か.
の 三 相 交 流 電 源 のb,c相
の 相 電 圧 を極 座 標 表 示 せ
よ.
6.4 c相 がVc=100+j100√3〔V〕 複 素 数 表 示 せ よ.
の 相 電 圧 を も つ 三 相 交 流 電 源 のa,b相
の相電 圧 を
(a) Y結 線,△ 結 線 の 性 質
図6・3
(a) Y結 線
(b) △結線 図6・4
(b) 三 相 電 力 ① 各 相 ご と に オ ー ム の 法 則 が 適 用 で きる. ② 各 相 の 電 力 は等 しい.相 ③ 三相 電 力=3×
電 力=相
相 電 力=3×
電 圧 ×相 電 流 ×力 率
相 電 圧 ×相 電 流 ×力 率
=√3× 線 間 電圧 ×線 電 流 ×力 率=√3VIcosθ (各電 圧,電
〔W〕
流 の 値 は 実 効 値 とす る)
(c) 平 衡 三 相 回 路 各 相 の イ ン ピー ダ ン ス が 等 しい と き を平 衡 三 相 回 路 とい い,こ Icを 平 衡 三 相 交 流 と呼 ぶ.
の と きのIa,Ib,
解
例題
6.2
図 に,a相
の 電 圧 がVa=V〔V〕
のΥ 結 線 三 相 交 流 回 路 を 示 す.図
を参 照 し,
次 の 問 に 答 え よ. (1) b相 の 電 圧 を複 素 数 表 示 せ よ. (2) c相 の 電圧 を複 素 数 表 示 せ よ. (3) 線 間 電 圧VAB,VBC,VCAを (4) 線 間 電圧VABは
求 め よ.
相 電圧Vaに 対 して,ど の く ら い位 相 が ず れ る か.ま
大 き さ は何 倍 に な る か.
(b)
(a) (1) 図(a)か ら, (2) 図(a)か ら,
(3)
(4) VaとVABの
ベ ク トル 図 を描 き,位 相 角 と│VAB│を
求 め る.
答 (1) (2) (3)
(4) 位 相 は π/6進
み,大
き さ は√3倍 と な る.
た,
Υ 解
6. 2
例題
結線と△ (デ ルタ) 結線
6.3
図 にa相 の 電 流 がIa=I〔A〕
△ 結 線 三 相 交 流 回路 を示 す.図
の
を参 照 し,
次 の 問 に 答 え よ. (1) b相 の 電 流 を複 素 数 表 示 せ よ. (2) c相 の 電 流 を複 素 数 表 示 せ よ. (3) 線 電 流IA,IB,ICを
求 め よ.
(4) 線 電 流IAは 相 電 流Iaに 対 して,ど くらい 位 相 が ず れ るか.ま
た,大
の
き き は何 倍 に な るか.
(b)
(a) (1) 図(a)か ら (2) 図(a)か ら (3) キ ル ヒ ホ ッ フ の 第1法
(4) IAとIaの
答
(1)
則 よ り,
ベ ク トル 図 を 描 き,位
相 角 と│IA│を
求 め る.
(2)
(3) (4) 位 相 は π/6遅
れ,大
き さ は√3倍 と な る.
練 習問 題 6.5 次 の 文 の(①)∼(⑩)に
適 当 な語 句 や 記 号 を 記 入 せ よ.
三 相 交 流 回 路 のΥ 結 線 で は,(①)電 進 み,大
き さ が(④)倍
△ 結 線 で は,(⑥)電 (⑨)倍
圧 は(②)電
と な り,(②)電 流 は(⑦)電
と な り,(⑦)電
圧 に 対 して,位
流 と(⑤)電
流 に 対 し て,位
圧 と(⑩)電
相 が(⑧)〔rad〕
れ の 結 線 に 対 して 次 の 値 を 求 め よ.た
(4) 力 率(cosθ)
6.7 線 間 電 圧 が200V,線
遅 れ,大
き さが
三 相 交 流 電 圧 を加 え た と き,そ れ ぞ
だ し,R=10Ω,XL=8Ω
と す る.
(b) △結線
(a) Υ結 線
(2) 相 電 圧
れ に対 して,
圧 は 等 し い.
6.6 図 のΥ 結 線 お よ び △ 結 線 の 回 路 にV=200Vの
(1) 線 間 電 圧
相 が(③)〔rad〕
流 は 等 しい.こ
(3) 各 相 の イ ン ピー ダ ン ス の 大 き さ
(5) 線 電 流
(6) 相 電 流
電 流 が2A,cosθ=0.9のΥ
(7) 相 電 力
(8)三
相電 力
結 線 三相 交流 回路 の三相 電 力 を
求 め よ.
6.8 線 間 電 圧 が200V,線
電 流 が2A,cosθ=0.9の
△ 結線 三相 交 流 回路 の三 相電 力 を
求 め よ.
6.9 線 間 電 圧=200V,cosθ=0.8,三 を求 め よ.
相 電 力=10kWのΥ
結線 三相 交流 回路 の線 電流
(a) 非 正 弦 波 交 流 正 弦 波 で な い交 流 で,最 大 値,周
波 数,位
相 の 異 な る 正 弦 波 交 流 を合 成 した も
の と して扱 う.
図6・5
直流分
基本波
第3調 波
上 式 に お い て,第2調
第2調波
第n調 波
波 以 降 の 波 を 高 調 波 とい う.
(b) 非正弦 波交流 のひずみ率 ひ ず み 率k=
高調波 分の実効値 /基本波の実効 値
ひ ず み 率 の値 が 小 さい ほ ど正 弦 波 に 近 い. (c) 非 正 弦 波 交 流 回 路 の 電 流 非 正 弦 波 交 流 回 路 の電 流 は,各 調 波 ご との 電 流 値 の 和 とな る.
題 例 図 の 非 正 弦 波 交 流υ の 瞬 時 値 を 求 め よ.
解 非 正 弦 波 交 流υ を構 成 す る 直 流 分V0,第1調
波(基 本 波)υ1,第3調
波υ3
を 波 形 よ り読 み 取 る. 振 幅 の 中 心 が25Vの は,最
位 置 に あ る の で,直
大 値√2V1=125−25=100V,周
数 ω1=2πf1=2× 関 し て は,最
π×2.5=5π,し
流 分V0=25V,第1調
波 数f1=1/(400×10-3)=2.5Hz,角
周波
た が っ てυ1=100sin5πt〔V〕,第3調
波υ3に
大値√2V3=50−25=25V,周
周 波 数ω3=2πf3=2×
波υ1に 関 し て
波 数f3=3/(400×10-3)=7.5Hz,角
π×7.5=15π,し
た が っ てυ3=25sin15πt〔V〕,以
上 の こ
と か らυ=V0+υ1+υ3=25+100sin5πt+25sin15πt〔V〕 答 υ=25+100sin5πt+25sin15πt〔V〕
例
題 解
6.4
6.5
υ 1=100√2sin4πt〔V〕
を基 本 波 とす る 非 正 弦 波 交 流 電 圧 の 第5
調 波 の 周 波 数f5を 求 め よ. 非 正 弦 波 交 流 の 第5調 100√2sin4πtな =20π
の で,ω=4π
〔rad/s〕,ω=2πfよ
波 は√2V5sin(5ωt+θ5)で で あ る.す
な わ ち 第5調
表 さ れ る.基
本 波 はυ1=
波 の 角 周 波 数 ω5=5×4π
りf5=ω5/(2π)=20π/2π=10Hz
答 10Hz
6.3 非正弦 波交流
題 例 6.6
非 正 弦 波 交 流 電 圧υ=20+100√2sinωt−20√2sin2ωt+4√2 sin3ωt〔V〕
の ひ ず み 率 を 求 め よ.
解 ひ ず み 率k= で あ る.基
高調 波分の実効値/ 基本波 の実効値
本 波 の 実 効 値V1=100V,第2調
波 の 実 効 値V2=−20V,第3調
波の実
効 値V3=4V.
した が っ て,ひ
ずみ率 は
題 例
答 20.4% 6.7 図 の 回 路 にυ=2+3√2sinωt+√2sin2ωt〔V〕
の非 正弦 波交流 電圧 を加 えた と き,回 路 を流 れる電流i を 求 め よ.
直 流 成 分V0=2V,基 電 流I0,i1,i2の
本 波υ1=3√2sinωt,第2調
波υ2=√2sin2ωtご
和 を 求 め る.
答 i=1+1.5√2sinωt+0.5√2sin2ωt〔A〕
との
解
次 の 文 中 の(①)∼(⑥)に
問
適 当 な 語 句 や 記 号 を記 入 せ よ.
非 正 弦 波 交 流 は(①),(②),(③)な た 交 流 と し て 表 され る.そ
6.11
どが 異 な る い くつ か の 正 弦 波 交 流 を 合 成 し
の 一 般 式 は(④)成
分 と(⑤)波
と(⑥)波
に よ る.
次 の 非 正 弦 波 交 流 電 圧υ を図 示 せ よ.
6.12 基 本波 が50Hzで
6.13
題
6.10
習
練
第2調
あ る非正 弦波 交流 の第4調 波 の周 波数 を求 め よ.
波 が100sin20πt〔V〕
で あ る 非 正 弦 波 交 流 電 圧 の 第3調 波 の 周 波 数 を 求
め よ.
6.14
図 の 回 路 にυ=100√2sinωt+80√2sin2ωt+40√2sin3ωt〔V〕
流 電 圧 を加 え た と き,回 路 を 流 れ る 電 流iを 求 め よ.た
だ し,ω=100rad/sと
の非正 弦波 交 す る.
(a) 過 渡 現 象 図 のRC直
列 回路 に お い て,コ
ンデ ンサ が 充 放 電 さ
れ る と きの 振 る舞 い を過 渡 現 象 と呼 ぶ.こ
の と き のR
〔 Ω〕 ×C〔F〕 の 値 を時 定 数 τ(s)と 呼 ぶ.コ
ンデ ンサ
の 充 放 電 速 度 は 時 定 数 τの 値 が 大 きい ほ ど遅 れ る.
図6・6
図6・7
図6・8
(b) 微 分 回 路 と積 分 回 路 パ ル ス 幅tp〔s〕,周 期T〔s〕 の 方 形 パ ル スυiをRC直 パ ル ス 幅tpに 比 べ,時
定 数 τ=RCが
列 回路 に 加 え た場 合,υiの
小 さ い場 合,υRはυiの 変 化 率 を 表 す.こ
よ う な 回路 を微 分 回 路 と呼 ぶ.υiの パ ル ス 幅tpに 対 して,時 定 数 τ=RCが 場 合,υCはυiの 時 間 的 な積 算 値 に比 例 す る.こ
(a) 微 分 回路(υRを 出力)
大 きい
の よ う な 回路 を積 分 回路 と呼 ぶ.
(b) 積 分 回路(υCを 出力) 図6・9
の
題 例
6.8
図 のRC直
列 回 路 に お い て,ス
間tに 対 す る コ ンデ ンサCの
(E:電
充 電 電 圧VC(t)は
源 電圧,τ:時
イ ッチ を入 れ て か ら経 過 す る 時 次 の 式 で 示 さ れ る.
定 数R×C)
この 式 を 用 い て 表 の① ∼ ⑥ を求 め,そ
の結 果
よ りグ ラ フ を作 成 せ よ.
解 時 定 数 τ=R×C=10×103×5×10-6=0.05s,電 ン サCの
充 電 電 圧VC(t)=E{1−
源 電 圧E=5Vか
ε-(t/τ)}=5{1−
ら コ ンデ
ε-(t/0.05)}〔V〕
この 式 にtの 値 を代 入 しVC(t)を 求 め る.
① ② ③ ④ ⑤ ⑥ 答 ①0V
②0.476V
③1.65V
④2.75V
⑤3.99V
⑥4.91V
解
過渡現象
6. 4
例題
6.9
図(a)∼(d)に
つ い て,微
分 回 路 に関 す る もの と積 分 回 路 に 関
す る も の を 選 び,記 号 で 答 え よ.
(a)
(b)
(c)
(d)
微 分 回 路 は 抵 抗 の 両 端 の電 圧 を出 力 電 圧 と し,積 分 回路 は コ ンデ ンサ の 両
端 の電圧 を出力電圧 とす る.微 分回路の 出力 は入力 電圧の変化 率 に比例 し,積 分 回路の 出力 は入 力電圧 の時 間的 な積算値 に比例す る. 答 微 分 回 路:(b),(d)
例題
積 分 回 路:(a),(c)
6.10
し,い
図 の(a)∼(d)回
路 に お い て,そ
れ ぞ れ の 時 定 数 を求 め よ.た だ
ず れ の 回 路 に お い て もR=5kΩ,C=200μFと
(a)
(b)
す る.
(c)
解
答
(d)
題 問
練
習
6.15
次 の 文 の(①)∼(⑧)に
RC直
列 回 路 に お い て,コ
を(①)と
呼 ぶ.こ
適 当 な 語 句 や 記 号 を 記 入 せ よ. ン デ ン サ が 充 放 電 さ れ る と きの 時 間 経 過 に 対 す る 振 る 舞 い
の と きのR〔 Ω〕 ×C〔F〕 の 値 を(②)τ
〔s〕と呼 ぶ.コ
ンデ ンサ
の 充 放 電 速 度 は τの 値 が 大 きい ほ ど遅 れ る. 微 分 回路 の 出 力 電 圧 は入 力 電 圧 の(③)に
比 例 し,RC直
を 出力 とす る.積 分 回 路 の 出力 電 圧 は 入 力 電 圧 の(⑤)に の 両 端 電 圧 を 出 力 とす る.微 分 回 路 に お い て は,回 tpとの 間 に は τ(⑦)tpの
6.16
比 例 し,RC直
両端電圧
列 回路 の(⑥)
路 の τと入 力 す る方 形 波 の パ ル ス 幅
関 係 が あ り,積 分 回 路 で は τ(⑧)tpの
図 の 回 路 に お い て,ス
す る コ ンデ ンサCの
列 回 路 の(④)の
関 係 が あ る.
イ ッチ を ① か ら② の 状 態 に して か らの 経 過 時 間t〔s〕 に 対
電 圧VCはVC=Ee-(t/τ)〔V〕 で 求 め る こ と が で き る(τ は 回路 の 時 定 数,
Eは 電 源 電 圧).こ
の 式 よ り表 の ① ∼ ⑥ を 求 め,グ
6.17
列 回 路 の 入 力 に 方 形 波 を 与 え た と き,入 力 が 変 化 し て か ら出 力 が 入
図 のRC直
力 の90%に
達 す る まで の 時 間 τは,T=2.3τ
ラ フ に 示 せ.
〔s〕で 求 ま る.図
よ.
(1) R=300Ω,C=5μFの (2) R=10kΩ,C=12pFの (3) R=6MΩ,C=8pFの
と き,τ お よ びTを と き,τ と き,τ
お よ びTを
お よ びTを
求 め よ. 求 め よ. 求 め よ.
を 参 照 し,次 の 問 に答 え
6章 章末問題
1.b相
の 相 電 圧 が200√2∠0〔V〕
の 三 相 交 流 電 源 のa,c相
の 相 電 圧 を極 座 標
表 示 せ よ.
2.線
間 電 圧 が200V,線
電 流 が5A,cosθ=0.8のΥ
結 線 三 相 交 流 回路 の 三 相
電 力 を 求 め よ.
3.線
間 電 圧 が200V,線
電 流 が5A,cosθ=0.8の
△結線 三相交 流回路 の三相
電 力 を 求 め よ.
4.線
間 電 圧=200V,cosθ=0.9,三
相 電 力=50kWのΥ
結 線 三 相 交 流 回路 の
線 電 流 を 求 め よ.
5.非
正 弦 波 交 流 電 圧υ=10+120√2sinωt+10√2sin2ωt−5√2sin3ωt〔V〕
の ひ ず み 率 を 求 め よ.
6.図
の 回 路 にυ=200√2sinωt+100√2sin2ωt+50√2sin3ωt〔V〕
弦 波 交 流 電 圧 を 加 え た と き,回 路 を 流 れ る 電 流iを R=10Ω,L=80mHと
す る.
図6・10
求 め よ.た
の非正 だ し,ω=50rad/s,
第1章 練習問題 1.1 ①A
② 高
1.2 ① 小 さ
③ 低
④V
⑤ Ω
⑥ に くく
② 大 き
1.3 ①0.856
②40
③1.402
④0.432
⑤1250
⑥0.125
⑧1.263
⑨1.256
⑩1200
⑪0.033
⑫10
⑦30 1.4
解図1 1.5 1.6 1.7 1.8
① ② ③ ④ 小 さい
1.9 抵 抗 値1Ω
抵抗 値2Ω 抵抗 値5Ω 抵抗 値10Ω
解図2
練習問題・章末問題の解答
1.10
(a)
(b)
(c) 1.11
(d)
直 列 抵 抗:
並列 抵抗:
1.12 1.13
す な わ ち 直 列 に 接 続 す る抵 抗 は100−25=75Ω (1)
(2) (3) 1.14
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
1.15 ① 電流 計 ② 並 列 ③ 電圧 計 ④ 直 列 1.16
倍 率
1.17
倍 率
倍率器 分流器
1.18 1.19
①R1
②10
③R1
④R2
⑤100
1.20 ① 抵抗 率 ② 高 ③ 低 1.21
導 電 率 α=
1
/抵 抗率 ρ
1.22
1.23 ① 比 例 ② 反 比例 ③2
④1/2
⑥1000
1.24
抵抗
1.25 ①1
② 小 さい ③ 上 ④ 下
1.26 60℃ の ときの抵 抗値
100℃ の と きの 抵 抗 値
1.27
1.28
1.29
① 内 部 抵 抗 ②Ir
1.30
①IH
1.31
②0
③E−Ir
③IH
(1)
(2) 1.32
(1)
(2)
1.33
個 数 をnと
す る と,2.5n=10(0.1n+0.9)よ
り,n=6
1.34 1.35
章末問題 1.①0.765 ②1.53
③0.072
④6450
2.
3.(1)
(3) 4.(1) (2) (3)
(2)
⑤1.26
練習問題・章末問題の解答
5.倍
率 器 の 倍 率n=最
倍 率 器 の 倍 率n=1+倍 6.長
さl=500m,断
大 測 定 電 圧 値/電 率 器Rm/内
部 抵 抗rυ よ りRm=(n−1)×rυ=(5−1)×10k=40kΩ
面 積A=2×2×
抵 抗R=ρl/A=1.72×10-8×500/(4π 7.個
数 をnと
圧 計 の 最 大 目 盛=100/20=5
π=4π
〔mm2〕=4π
×10-6m2
×10-6)≒0.684Ω
す る とV=IRか
ら,1.5n=1.0(0.5n+2.0)〓n=2
第2章 練習問題 2.1 ① 和 ②0 2.2
③ 正 ④ 流 出 ⑤ 閉 回路 ⑥ 和 ⑦ 起 電力
図 の 接 続 点a,bお
よ び 閉 回 路 ①,②
につ
い て キ ル ヒ ホ ッ フ の 法 則 を 適 用 す る.
連 立方 程式 を解 い て, 解図3 2.3 図 の よ う に,I3をI1+I2と
して 式 を た て る と,
こ れ を 整 理 し,
こ れ を 解 い て,
2.4
これ らの連立 方程 式 を解 い て,
2.5
整 理 して
連 立 方程 式 を解 いて
解図4
④
③
②
2.6
①
2.7
2.8 電 源E2,E3そ
れ ぞ れ に注 目 し,図(a),(b)の
回 路 を考 え る.
(a)
(b)
解 図5
2.9
(1)
(2)
2.10 2.11
②
①
③
(1)0V
(2)c‐b間:5V(c‐a間 2.12 (1)点aの
電位
の 電 圧 と 同 じ),b‐d間:8V(a‐d間
の 電 圧 と同 じ)
a解答
練習問題 ・章末問題の
点bの
電位
点bか
ら点aの 方 向 に電流 が流 れ る. 点a,b間
点a,b間
の電 位差
の 合 成 抵 抗Rabは,(R1+R2)と(Rx+R3)の
,b間
並 列 抵 抗 で あ る.す
な わ ち,
に 流 れ る 電 流 は,
(2) 2.13 (図 の ブ リ ッ ジ 回 路 は 平 衡 し て い る の で,20Ω
の 抵 抗 に は 電 流 が 流 れ な い.す
20Ω を 取 り除 い た も の と して 考 え る.)
2.14 ① 電 気 的エ ネル ギー ②W 2.15
P=VI,V=IRよ
したが って V=50Vの
場 合 は,
2.16
2.17
(1)
(2) 2.18
R1を 流 れ る 電 流
R2を 流 れ る 電 流
り
③RI2
④Pt
⑤1
⑥0.24
なわち
R3を 流 れ る 電 流
R1にお け る 電 力 量
R1に お け る発 熱量
R2に お け る電 力 量
R2に お ける発 熱量
R3に お け る 電 力 量
R3に お ける発熱 量
章末問題 1.キ
ル ヒ ホ ッ フ の 法 則 よ り,
値 を代 入 し方程 式 を解 くと,
2.E1を
シ ョ ー ト し た 場 合,
E2を シ ョー ト した場 合,
練習 問題 章末問題の解答 ・
3.
4.
第3章 練習問題 3.1 ①1/2
②2/π ③ 最 小 ④ 最大 ⑤1
3.2 ①360
②180
3.3
(1)
③60
(4)
(3) (5) (7) 3.4
(1)υ1
(2)
3.5
した が っ て 瞬 時 値 は,
④(2/3)π
(2) (6)
⑥ 瞬 時値 ⑦1/√2
⑤(1/4)π
⑥(3/2)π
3.6 ① 極形 式(極 座標 表示)
②X
③ 力 ④ 実効 値 ⑤ 位 相 角
3.7
解図6 3.8
図 よ り,
解 図7
3.9
(1)
(2)
(4)
(3) (6)
(5)
3.10 ① Ω ② 角周 波数 ③ ωL〔Ω〕 ④1/(ωC) 3.11 誘 導 リア ク タンス 容 量 リア ク タンス 3.12 誘 導 リア ク タ ン ス 容 量 リア ク タンス 3.13 3.14①R
② ωL
③1/(ωC)
④Vm/R
⑦ 同相 ⑧ π/2遅 れ る ⑨ π/2進 む
⑤Vm/ωL
⑥ ωCVm
練 習問 題 ・章末 問題の解答
3.15
①100√2 ④
②100
③0
回路 のイ ンピー ダンス
⑤100√2/π
⑥100/π
よ り
⑦− π/2
解図8 3.16
電 圧 の 実 効 値V=200√2/√2=200V,電
流 の 実 効 値I=500mA,し
たが って コ
ン デ ン サ の イ ン ピ ー ダ ン スZC=V/I=200/(500×10-3)=400Ω,ZC=1/(ωC)よ =1/(ωZC)=1/(50π 3.17
×400)=0.05/π
イ ン ピ ー ダ ン スZC=1/(ωC)=1/(10π
章末問題 1.
2. 3. 誘 導 リアク タ ンス 容 量 リ ア ク タ ンス
4.
りC
〔mF〕 ×200×10-6)=0.5/π
〔kΩ 〕 よ り,
5.
イ ン ダ ク タ ン ス の 場 合 は,電
圧 の 位 相 は 電 流 に 対 し て π/2進
む(+π/2).こ
れ ら の こ と よ り,
第4章 ③遅れ ④
4.1 ① 直列 ②
4.3
⑧
(2)
⑦
(1)
⑥
⑤ 4.2
練習問題 ・章末問 題の解答
4.4
4.5
解 図9 図 よ り,
4.6
(υRはiと 同 相,υCはiよ
り π/2遅 れ る)
4.7 ① 並 列 ②
③ 遅れ ④
4.8
(1)
(2)
⑦
⑥
⑤
⑧
練習問題 ・章 末問題 の解 答
4.9
4.10
4.11
解 図10 図 よ り,
4.12
(iRはυ と同 相,iLはυ
よ りπ/2遅 れ る)
4.13 ① 最大 ② 直列 共振 ③ 4.14
共振 なので
4.15
④ 最小 ⑤ 並列共振 ⑥
練習 問題 ・章末 問題の解答
共振 なので
4.16
4.17
①VIcosθ
②W
③VIsinθ
④var
⑤VI
⑥V・A
⑦cosθ
4.18
有効電力 4.19
(1)
(2) 直 列 回路 の
(3)
(4) (5) (6) 4.20 ①100
②ms
③10(1/(100×10-3)よ
⑤62.8(ω=2πfよ
り)
⑨1.88(XL=ωLよ
り)
⑥rad/s ⑩ Ω
⑦40
⑯V
⑲0.81(I=V/Zよ
(22)
よ り) ⑰70.7(V=Vm/√2よ り)
⑳A (21)46(直
% (23)57.3(PS=VIよ (25)
26.3(P=VIcosθ
り)
り) (24)V・A よ (26) り)
W
④Hz
⑧ Ω
⑪79.6(XC=1/ωCよ
⑫ Ω ⑬87.4(Z=〓 ⑮100
り)
り)
⑭ Ω ⑱V
列 回 路 のcosθ=R/Zよ
り)
章末問題 1.
2.
練習 問題 ・章末 問題の解答
3.
4.
5.力
率
電圧(実 効値)
電 流(実 効値)
有効電力 皮相電力 無効電力 第5章練習問題 5.1 (1)j3
(2)j2
(3)−1
(4)6
(5)3/5
5.2
解 図11
5.3 極座標 表示
複素数表示
5.4 (1)
(3) (5)
(7) 5.5
(2) (4) (6)
解答
練習問題
・
章末問題の
解 図12
よ っ て,
5.6
Vm=√2×V=100√2,電
圧 の 瞬 時 値υ=Vmsinωt=100√2sinωt〔V〕
位相 角 は図 よ り 電流 の 瞬時値 iはυに対 して
遅れる
解 図13 5.7
5.8
(1)
RLC直
(2)
列 回 路 の イ ン ピ ー ダ ンスZ=R+jXL−jXC〔
Ω〕 な の で,
5.9
〓こ れ ら の 値 よ り,
5.10
5.11
5.12
① 平衡 状 態
5.13 (1)Icb=0A(ブ
(2) ブ リッジの平 衡条件 式
② 等 しい
③Z1Z3=Z2Z4
リ ッ ジ は平 衡 して い る た めb点
④ 平衡 条件 とc点
の 電 位 は 等 し い)
問 解答
練習 題
・
章末問題の
5.14
(虚数 部)
(実 数 部),
5.15
ブ リ ッ ジ が 平 衡 状 態 な の で,b‐c間
に は 電 流 が 流 れ な い.す
を 除 い た解 図 の よ う に 考 え る こ とが で き る.
解 図14
以 下a‐b間 の合 成抵 抗Zを 求 める.
5.16
(1)
(2)
(3) 5.17
(第1法 則) (第2法 則) (第2法 則)
以 上 の 式 に 各 値 を 代 入 す る.j100=−j80I2よ
5.18
キ ル ヒ ホ ッ フ の 法 則 より,以 (式1)
り,
下 の 式 を た て る.
な わ ち,抵
抗R3
(式2) (式3) 式(2)よ
り,
式(3)よ
り
式(1)よ
り,
5.19
解 図15 解 図 よ り,
各値 を代 入 し,
を代入
よ っ て,
練習問題 章末問題の解答 ・
5.20
例 題5.11と
同 じで あ る.
(b)
(a) 解 図16 回 路(a): 合成 イ ンピー ダ ンス
回 路(b): 合 成 イ ン ピ ー ダ ンス
重 ね合 せ の定 理 を用 い て
5.21
練 習 問 題5.18と
同 じで あ る.
(a)
(b)
解 図17 回 路(a):
回 路(b): 合 成 イ ン ピー ダ ン ス
以 上 の こ と よ り,
5.22
練 習 問 題5・19と 同 じで あ る.
(a)
解 図18
(b)
練習 問題 ・章末 問題の解答
回 路(a):
回 路(b):
以上 よ り
章末問題 1.極
座標 表示
複素数表示 2.電
圧 の 瞬時値
電流 の瞬時値 3.(1)
RLC直
列 回路 の イ ン ピー ダ ン ス
(2)
こ
4.
れ らの 値 よ り,
5.
(虚数部)
(実 数 部),
6.
(第2法 則) (第2法 則)
(第1法 則)
第6章 6.1 ① 相 ② 線 間 ③ 相 ④ 線 6.2 (1)(a)Y結
6.3 b相
線
(b)△結
線 (2)(b) c相:
6.4
解 図19
(3)(a)
練習 問題 ・章末問題 の解答
6.5 ① 線間 ② 相
③ π/6 ④√3
⑧ π/6 ⑨√3
⑤線 ⑥ 線 ⑦ 相
⑩ 線間
6.6 回 路(a)Υ 結 線 の場 合 (1) 線 間 電 圧=V=200V
(2) Y結 線 三相交 流 回路 の線 間電 圧 は,相 電圧 の√3倍 で あ る.し たが っ て相電 圧
(3) 各 相 の イ ン ピ ー ダ ン ス はRとXLと
の 直 列 接 続 な の で,イ
ンピー ダ ンス の大 き
さ
(4) RL直 列 回路 の力 率 (5),(6)Υ
結 線 三 相 交 流 回路 の 相 電 流 と線 電 流 は 等 しい.相
電 流=線
電 流=相
電
圧/Z=115/12.8≒8.98A
(7) 相 電 力=相
電 圧 ×相 電 流 ×力 率=115×8.98×0.781≒807W
(8) 三 相 電 力=3×
相 電 力=3×807≒2.42kW
回路(b)△結 線 の場 合 (1),(2) △ 結 線 三 相 交 流 回 路 の 線 間 電 圧 は,相
電 圧 に 等 しい.線
間 電 圧=相
電圧
=V=200V (3) 各 相 の イ ン ピ ー ダ ン ス は,い
ず れ もRとXLと
の 直 列 接 続 で あ る.し
た が っ て,
イ ン ピ ー ダ ンス の 大 き さ は
(4) RL直 列 回路 の力 率 (5),(6) 相 電 流=相
電 圧/Z=200/12.8≒15.6A,△
に対 し て√3倍
とな る.線
(7) 相 電 力=相
電 圧 ×相 電 流 ×力 率=200×15.6×0.781≒2.44kW
(8) 三 相 電 力=3× 6.7 Υ 結 線 で は,相
電 流=相
結 線 で は,線
電 流 は相 電 流
電 流 ×√3=15.6×√3≒27.0A
相 電 力=3×2.44×103=7.32kW 電 圧=線
間 電 圧/√3,相
電 流=線
電 流 な の で,三
相 電 力=3×
相
電 流/√3な の で,三
相 電 力=3×
相
電 圧 ×相 電 流 ×cosθ=3×(200/√3)×2×0.9≒624W 6.8 △ 結 線 で は,相
電 圧=線
間 電 圧,相
電 流=線
電 圧 ×相 電 流 ×cosθ=3×200×2/√3×0.9≒624W 6.9
線 電 流=三
相 電 力/(3×
線 間 電 圧/√3×cosθ)=10×103/{3×(200/√3)×0
36.1A
6.10 ① 最大値 ② 周波数 ③ 位相 ④ 直流 ⑤ 基本 ⑥ 高調
.8}≒
6.11
解図20 6.12 6.13
第3調 波 の 角 周 波 数 ω3=ω2/2×3=20π/2×3=30π
な の で,第3調
波 の周 波数
f3 =ω3/(2π)=30π/2π=15Hz 6.14 3ωtご
基 本 波υ1=100√2sinωt,第2調 と の 電 流i1,i2,i3の
基 本 波,第2調 Z1,Z2,Z3と
波,第3調 す る と,
以 上 の 結 果 よ り,
波υ2=80√2sin2ωt,第3調
波υ3=40√2sin
和 を 求 め る. 波 の 電 圧,電
流,イ
ン ピ ー ダ ン ス をV1,V2,V3,I1,I2,I3,
練習 問題 ・章末 問題 の解答
6.15 ① 過渡現象 ② 時定数 ③ 変化率 ④R
⑤ 時間的積算値 ⑥C
⑦≪ ⑧≫ 6.16
①5.00
②3.35
③2.74
④1.51
⑤0.68
⑥0.09
解 図21 6.17
(1) (2) (3)
章末問題 1.a相:
c相
2.Υ
結 線 で は,相
電圧=線
間 電 圧/√3,相
電 流=線
電 流 な の で ,三 相 電 力=3×
相
電 圧 ×相 電流 3.△
結 線 で は,相 電 圧=線
間 電 圧,相
電 流=線
電 流/√3な
の で,三
相 電 力=3×
相
電圧 ×相 電流 4.線
電 流=三
相 電 力/(3×
5.ひ
ず み率
6.基
本 波υ1=200√2sinωt,第2調 ご と の 電 流i1,i2,i3の
基本 波,第2調 Z1,Z2,Z3と
波,第3調 す る と,
線 間電圧
波υ2=100√2sin2ωt,第3調
波υ3=50√2sin3ωt
和 を 求 め る. 波 の 電 圧,電
流,イ
ン ピ ー ダ ン スをV1,V2,V3,I1,I2
,I3,
索
引 抵抗の―
あ行
10
ベ ク トル の―
RLC直
列 回路
64
RLC直
列共振
72
合成抵抗 交流電力
RLC並
列 回路
68
交 流 ブ リ ッジ
RLC並
列共振
72
位相角
46,50
イ ン ダ ク タ ンス イ ン ピー ダ ンス イ ン ピー ダ ンス角
オー ム の 法則
温度係数
76 90
弧度法
46
コ ンデ ンサ
54
コ ンデ ンサの 接 続
54
54 58 64,68,76
6
さ行 最大電圧 三相交流回路 三相電力
46 104 108
18 シー メ ン ス
か行 回路 RLC直
50 10
列―
64
R LC並 列― 68
角周波数 重ね合せの定理 過渡現象 記号法
46 32,96
116
86
キ フ ヒホ ッフ の法 則
Q
28,94
18
指数 実効値 時定数 周期 周波数 共振― 瞬時値
2 47 116 46 46 72 46
図記号 Υ結線
2
104,108
72
共振 RLC直
列―
72
R LC並 列
― 72
共振回路 共振周波数 共振条件 極形式 極座標 82 極座標表示
72
コイル
合成
72 72
正弦波交流 積分 回路 接続 直列
50 116 10 ― 10
並 列―
10
選択度
72
50
50,82
54 10
た行 直列 RLC― RLC―
直列接続
回路
64
共振
72 10
直 列接 続(電 池 の)
22 複 素 数
82 82 36
合 成―
10
複 素 数表 示 ブ リ ッジ 回路
抵 抗 の合 成
10
抵 抗
抵 抗 率 △ 結 線 電 圧 電 圧 拡 大 率 電 圧 計 電 圧 に関 す る法 則 電 気 回路 用 図記 号
2
ブ リ ッジの 平 衡 条件
36
18 104,108
分 流 器
14
2
平 均値
47
72
平 衡 三相 回路
6
平 衡 三相 交 流
28,94 2
平 衡 条件 並列
108 108 36,90
電 池
22
RLC―
回 路
68
電池 の接 続
22
RLC―
回 路
72
電池 の容 量
22
電流 電流 拡 大 率 電 流計 電 流 に関 す る法則
2 72 6 28,94
並 列 接 続
10
並 列 接 続(電 池 の) ベ ク トル
22 50
ベ ク トル の 合成
50
偏 角
50
電 力
40
交流―
76
ま行
皮 相―
76
無効 電 力
無 効―
76
76
有 効―
76
や行
電 力 量
40
有 効 電力
76
誘 導 リア ク タ ンス
54
容 量(電 池 の)
22
容 量 リア ク タ ンス
54
導 電 率
18
な行 内部 抵抗
22 ら行
熱量
40
は行 倍 率器 ピー ク ツー ピー ク値
a14 47
ひず み率
112
非 正 弦波 交 流
112
皮 相 電力
76
微 分 回路
116
ラ ジア ン
46
リア ク タ ンス
54
誘 導―
54
容 量―
54
力 率
76
わ行 和 分 の 積
10
〈監 修 者 紹介 〉
浅 川 毅 学
歴
東京都 立大学大学院 工学研 究科博士課程修 了 博 士(工 学)
職
歴
著
書
東海大学 電子情報学部 助教授 第一種情報処理技術者 「 図 解 や さ しい論 理 回 路 の設 計 」 オ ー ム社 「PICア セ ンブ ラ入 門 」 東京 電 機 大 学 出版 局 「基礎 コ ン ピュ ー タ工 学 」東 京 電 機 大学 出版 局 ほか
電 気 計 算法 シ リー ズ
回路理 論の計算 法 第2版 2003年11月20日
第1版1刷
発行
2005年3月30日
第2版1刷
発行
監修者 浅 川 毅 編 者 東京電機大学 学校法人 東京電機大学
発行所 東 京電 機大 学 出版局 代 表 者 加藤 康太郎 〒101‐8457
東京都千代 田区神 田錦町2‐2 振 替 口座 00160‐5‐71715
印刷 三立工芸(株) 製本 渡辺製本(株) 装丁 高橋壮一
〓
電 話 (03)5280‐3433(営
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(03)5280‐3422(編
集)
Asakawa
Takeshi,
Tokyo Denki University Printed in Japan
*無 断 で転 載 す る こ と を禁 じます 。 *落 丁 ・乱 丁 本 はお 取 替 え い た し ます 。 ISBN
4‐501‐11260‐3
C3054
2005