留 学応援 シリーズ
新装版
The
English-Japanese Student's Dictionary of
Chemistry
英 和 新 装版 学 習基 本用語 辞 典
化
学
海 外 子 女 ・留 学 生...
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留 学応援 シリーズ
新装版
The
English-Japanese Student's Dictionary of
Chemistry
英 和 新 装版 学 習基 本用語 辞 典
化
学
海 外 子 女 ・留 学 生 必 携 用語監修 :藤澤 皖 用語解 説 :新井正 明
用語監修者 外務省大臣官房人事課子女教育相談室長 藤 澤
皖
現在 、外 務省大 臣官房 人事 課子 女教育相 談 室長。財 団法 人東京都私 学財 団理事 、社 団法人 国 際 交 流 サ ー ビス 協 会 理 事 、 学 校 法 人 千 里 国 際 学 園 評 議 員 、 財 団 法 人 波 多 野 フ ァ ミ リ ー ス ク ー ル評 議 員 、 財 団 法 人 幕 張 イ ン タ ー ナ シ ョナ ル ス ク ー ル 評 議 員 、 海 外 子 女 教 育 専 門 相 談 員 連 絡 協 議 会 会 長 な ど。 元 ・国 際 基 督 教 大 学 高 等 学 校 教 頭 ・帰 国 生 徒 教 育 セ ン タ ー 長 、 千 里 国 際 学 園 中 等 部 ・高 等 部 初 代 校 長 、 財 団 法 人外 務 精 励 会 理 事 。 帰 国 子 女 教 育 を考 え る会 会長 、全 国私立 中学高 等学校 国際 教育研修 会専 門委員 、私学研 修福 祉会 私立学 校海外 セ ミ ナ ー 企 画 委 員 、 ラ ジ オ 短 波 「海 外 子 女 教 育 ア ワ ー 」 企 画 委 員 、 国 際 学 校 研 究 調 査 委 員 ( 文 部 省 政 策 課 委 託 )、 全 国 市 町 村 国際 文 化 研 修 所 講 師 な ど を歴 任 。 主 な 著 書 に 『は ば た け 若 き 地 球 市 民 』 (ア カ デ ミア 出 版 、2000年 ) な ど 。
用語解説者 新 井正 明 東京大学 理学部 生物化 学科卒 業。現在 、東京都 立高等学校 教員 。
用 語 監 修 者 の こ と ば
い ま 、 わ が 国 で は 、 「新 し い 学 力 」 の 必 要 性 が 叫 ば れ て い る 。 も の ご と を よ く覚 え て お く と い う意 味 で の
「知 識 」 も 必 要 で あ る か も し れ な い が 、 そ れ 以 上 に 、 そ
の よ う な知 識 を も とに し て新 しい事 態 を い か に分 析 しそ れ に対 処 して い くか とい う 、 自 主 的 で 柔 軟 な 思 考 力 ・判 断 力 が 求 め ら れ て い る の で あ る 。 国 際 化 、 高 度 情 報 化 の 時 代 に あ っ て は 、 こ う した
「考 え る 力 」 が ま す ま す 重 要 に な っ て く る で あ
ろ う。 こ れ ま で の わ が 国 の 教 育 で は 学 力 と い え ば 知 識 の 量 の こ と で あ り、 学 力 を つ け る と い う 名 の も と 、 知 識 の 詰 め 込 み に 重 点 が 置 か れ て き た 。 「自 分 は ど う 考 え る の か 」 と い う視 点 が 欠 け て い た の で は な い だ ろ うか 。 しか し、 欧 米 の 教 育 で は、 学 力 と言 え ば 常 識 的 に 「自 分 は ど う 考 え る の か 」 を 引 き 出 す 力 の こ と を さ す の で あ る 。 し たが っ て 、 欧 米 で 学 ん で きた 帰 国子 女 が 日本 の 学 校 に 通 っ て 、 そ の 知 識 吸 収 型 の 授 業 の 進 め 方 に 戸 惑 い 、 カ ル チ ャ ー ・シ ョ ッ ク さ え 覚 え る の も そ う い っ た 教 育 方 法 の 相 違 に よる とこ ろ が 大 き い。 い ま、 本 書 を手 に して い る の は 、 留 学 生 だ ろ うか 、 そ れ と も 、 父 母 の 海 外 勤 務 に と も な い 海 外 で 勉 強 して い る学 生 で あ ろ うか 、 あ る い は 日本 で そ の た め の準 備 を して い る 学 生 で あ る か も しれ な い 。 そ う い っ た 人 た ち に 、 まず ひ と こ と述 べ て お きた い の は 、 ア メ リ カ や イ ギ リス の 学 校 で 学 ぶ 場 合 は 、 英 語 ば か りに と らわ れ ず 、 先 に も述 べ た
「考 え る 力 」 を 身 に つ け る こ と も大 切 な テ ー マ で あ る こ と を 考
え て お い て ほ しい と い う こ と で あ る 。 当 地 の 教 師 は 、 「考 え る 力 」 を 身 に つ け さ せ る と い う 面 に お い て は 日 本 の 教 師 よ り も優 れ た 点 が 多 い は ず で あ る 。 優 れ た と こ ろ は積 極 的 に吸 収 す る よ う に心 が け る とい い だ ろ う。 ま た 、 海 外 の 学 校 で 学 ぶ 人 に は 、 学 習 面 に 限 らず 、 自 らの 個 性 に磨 き を か け て ほ しい 。 そ れ と と も に、 多 様 な価 値 観 を理 解 す る 柔 軟 性 も身 に つ け て ほ しい と思 う 。 現 地 の 家 庭 に受 け 入 れ て も ら っ て い る 人 は 、 特 に 学 ぶ 点 が 多 い は ず で あ る 。 そ こ に は 、 日 本 と は 異 な っ た 習 慣 、 考 え 方 が あ り、 そ れ に 日 常 的 に 肌 で 接 す る こ とが で き るか らだ 。 同 時 に 、 日本 人 で も、 ア メ リ カ 人 で も、 ま た 別 の 国 の 人 で も、 う れ し い と き には 喜 び 、 悲 しい と き に は 悲 しむ と い う人 間 と して 共 通 な こ とが 多 い こ と に も気 づ くだ ろ う。 ボ ラ ンテ ィ ア 活 動 とか 社 会 奉 仕 活 動 を進 ん で お こ な っ て い る 人 た ち の 姿 もぜ ひ 見 て き て ほ し い 。 こ れ か ら の グ ロ ー バ ル な 社 会 に 生 き て い く た め に は 、 そ の よ う な 地 球 市 民 的 な 奉 仕 意 識 も大 切 に な っ て く る か ら で あ る 。 さ て 、 本 書 は 、 英 語 を 使 用 して い る 学 校 の 授 業 に 少 し で も早 く慣 れ 、 外 国 人 の た め のESLク
ラ ス で は な く、 普 通 の 化 学 の ク ラ ス で 、 あ る い は、 国 際 バ カ ロ レ ア
(略 称IB:International
Baccalaureate)
のhigher
levelや 英 国 のGCE-Aレ
ベ ル な どの
化 学 の ク ラ ス に入 っ て学 習 し て も十 分 に成 果 が あ げ ら れ る よ う、 手 助 け した い と い う願 い か ら編 纂 した もの で あ る。 これ ま で 日本 語 で 学 習 を して い た人 に は 、英 語 の 学 習 用 語 を 日本 語 に置 き換 え て み るだ け で も、 す ぐに理 解 で き る用 語 が 相 当 数 あ るの で は な い か 。 さ らに 、 各 用 語 の解 説 に 目を 通 して い た だ け れ ば、 学 習 内 容 は よ り深 い もの に な る に違 い な い 。 英語 の レポ ー トな ど も書 きや す い よ う に、 解 説 の 中 に出 て くる学 習 用 語 に つ い て の英 語 表 現 も記 載 した。 た だ 、 内 容 に つい て は 、 大 学 レベ ル の説 明 まで 加 え られ て い る と こ ろ もあ る の で 、 高 校 生 に と っ て は若 干 難解 で あ る部 分 が あ る か も しれ な い 。 学 習 さ れ る 方 の 必 要 に応 じて 柔 軟 に対 応 して い た だ き た い 。外 国 で 学 べ る期 間 は 短 く、 時 間 は 貴 重 な もの で あ る。 本 書 を う ま く利 用 して、 そ の 限 られ た 時 間 を で きる だ け有 効 に活 用 し、 多 くの もの を吸 収 して下 され ば幸 いで あ る。 用 語 の 選 定 に あ た っ て は 、 千 里 国 際 学 園 で 化 学 を担 当 して い る新 見 真 人 博 士 (テ キサ ス ・ク リス チ ャ ン大 学 大 学 院 卒 ) にお願 い した 。 学 園 内 の イ ン ター ナ シ ョ ナ ル ス ク ー ル担 当 の 教 員 と も相 談 して 、英 米 の 高校 や イ ンタ ー ナ シ ョナ ルス ク ー ル のIB用 の 化 学 の 教 科 書 と して よ く使 用 され て い る本 を数 冊 選 んで 、 そ の索 引 に 出 て い る 用 語 を 中 心 に 選 ん で い た だい た。 事 実 上 の 監 修 者 で あ る。 こ こで こ れ ら の先 生 方 に も謝 意 を表 した い 。 「 英 和 学 習 基 本 用 語 辞 典 」 は 、 「化 学 」 の ほ か に 「生 物 」 「物 理 」 「数 学 」 「欧 州 近 代 史 」 「ア メ リ カ史 」 が 刊 行 さ れ て い る。 それ ら も併 せ て利 用 してい た だ き 、 学 習 面 で の 成 果 は もち ろ ん 、 ほか の あ らゆ る面 で の留 学 の 成 果 を十 分 に あ げ られ る こ と を心 か ら願 っ て い る。
藤 澤 皖
用 語解 説 者 の こ と ば
化 学 は 、 物 質 を探 究 す る 自然 科 学 の 一 分 野 で す 。 当 然 の こ と な が ら、 数 多 い 専 門用 語 が 用 い ら れ て い ます 。 日本 語 で 表 わ され て い て も 、 そ れ ら を理 解 し、 使 い こ な す こ と は な か なか 難 しい もの で す 。 ま して や 、 母 国 語 ほ ど に慣 れ て い な い 外 国語 で 化 学 の 内 容 を理 解 し、 表 現 す る こ と に は 、 さ ら に大 き な難 しさ が 待 ち 構 え てい そ うで す 。 と こ ろ が 、 英 語 で 書 か れ た文 学 作 品 を読 ん で そ れ を理 解 す る こ と の 困 難 さ に比 べ れ ば 、 英 語 で 書 か れ た 化 学 の 教 科 書 を理 解 す る こ と は そ う難 し くは あ り ませ ん。 英 語 の 化 学 の教 科 書 を手 に して 目 を通 して み る と、 は じめ は そ の 内 容 が ほ とん ど 理 解 で き ない か も しれ ま せ ん。 そ の原 因 は ど こ に あ る で し ょ う。 化 学 とい う分 野 で 用 い られ る専 門 的 な用 語 に あ る の で は な い で し ょ うか 。 ア メ リカ や イ ギ リス の 高 校 生 に と っ て も化 学 用 語 に慣 れ る こ と は そ う容 易 で は な い は ず で す 。 と い う の は、 こ れ らの 用 語 の 多 くは ラ テ ン語 や ギ リ シ ャ語 を語 源 と して 作 られ て お り、 日 常 用 い られ て い る 言 葉 で は な い か らで す 。 化 学 の教 科 書 や 専 門 書 の 中 の 文 章 は 、 構 文 と して は や さ しい 部 類 で し ょ う。 で す か ら 、 専 門 用 語 が 理 解 で きれ ば 、 そ れ ら の 内 容 は ほ ぼ 理 解 で き ま す 。 た だ し、 教 科 書 で 見 る 限 り、 日本 と ア メ リ カ も し くは イ ギ リ ス の 高 校 で 学 ぶ 化 学 に は違 い が あ る よ う に思 い ます 。 内 容 とい う よ り、 学 習 に対 す る 基 本 的 な考 え方 の 違 い で す 。 「考 え る」 ・考 え た こ と を 「表 現 す る」 ・ 「理 論 的 に追 究 す る」 とい う こ と を、 ア メ リ カや イ ギ リ ス で は とて も大 切 に して い ます 。 「な ぜ か」 とい う疑 問 を持 つ こ と、 そ れ を解 決 す る た め の 方 法 を 身 に つ け る こ とを 重 視 して い る の で す 。 以 上 の よ う な こ と を考 え な が ら、 こ の本 を作 りま し た。SAT、GCSE、GCE-Aレ ベ ル に対 応 で き る よ う、2000を 超 え る用 語 を ア メ リ カの 高 校 お よび 大 学 初 級 の 教 科 書 、 イ ギ リス のAレ
ベ ル の教 科 書 を中 心 と し て選 び 出 して あ りま す 。 一 部 に は 、
語 源 も記 し ま した 。 ま た 、 日本 の 高 校 に お け る 学 習 と の 比 較 の た め に 、 高 等 学 校 化 学 の教 科 書 に現 わ れ る用 語 も含 ん で い ます 。 本 文 中 の用 語 はABC順
に並 べ て あ
ります が 、 日本 語 の索 引 を五 十 音 順 で巻 末 に つ け ま した 。 単 な る用 語 集 と して だ け で は な く、 索 引 を参 考 に して*印 の語 句 を合 わ せ て 読 ん で い た だ けれ ば 、 参 考 書 に似 た使 い 方 もで き るで し ょ う。 「なぜ か 」 とい う疑 問 に も、 あ る程 度 は 答 え られ る と思 い ます 。 化 学 を 理 解 す る こ と と化 学 へ の 興 味 を 引 き起 こす こ と に 、 こ の 本 が い く らか で も役 立 っ て くれ る こ と を願 っ て い ま す 。 教 科 書 を読 む と き に は 、ぜ ひ手 元 に置 い て使 っ て くだ さい 。 新井 正明
=参 考
●SAT
:ア メ リ カ
(Scholastic Assessment
・イ ギ リ ス の 大 学 進 学 関 連 試 験 =
Test)
ア メ リ カ 、 カ ナ ダ の 大 学 に 進 学 す る の に必 要 と され る 適 性 試 験 。 英 語 、 数 学 、 文 章 構 成 能 力 の セ ク シ ョ ン か ら な るReasoning
Testと 歴 史 、 文 学 、 フ ラ ン ス 語 な ど
の 外 国 語 、 数 学 、 物 理 、 生 物 学 、 化 学 な ど の 教 科 別 学 力 判 定 試 験 で あ るSubject Testsと が あ る 。
●ACT
(American
SATと
College Test)
同様 、 ア メ リカ 、 カナ ダの 大 学 に進 学 す るの に必 要 と さ れ る適 性 試 験 。 英
語 、 数 学 、 読 解 、 理 科 、 ラ イ テ ィ ン グ (オ プ シ ョ ナ ル ) か ら な る 。 入 学 審 査 で は ACT、SATど
ち らか の ス コ ア を提 出 す れ ば よい と して い る大 学 が 多 い が 、 学 校 に よ
っ て はACT、SATど
●GCSE
ち らか 一 方 の 試験 を指 定 す る こ と もあ る 。
(General Certificate of Secondary
Education)
イ ギ リ ス の 全 国 統 一 試 験 。 通 常 、 中 等 教 育5年
(16歳 程 度 ) で30科
目の 中 か ら
能 力 に応 じて 受 験 科 目を決 め て 受 験 す る。
●GCE-A
レベ ル
イ ギ リスの 大 学
●IB
(General Certificate of Education-A
level)
(University) へ 進 学 す る と き に 必 要 に な る 資 格 試 験 。
(International Baccalaureate)
イ ン タ ー ナ シ ョ ナ ル ・バ カ ロ レ ア 。 欧 米 の 多 くの 大 学 と 日 本 の 一 部 の 大 学 へ の 入 学 資 格 と な る 国 際 的 な 高 校 卒 業 資 格 。16∼19歳 科 目 群 か ら な り 、 各 群 よ り1科 間 は上 級 レベ ル
(Higher
(Subsidiary Level) で150校 6科 目 の う ち3な
い し4科
目 ず つ 計6科
Level)
で240校
が 取 得 対 象 。 教 育 課 程 は6つ
の
目 を選 択 す る。 各 科 目の 最 低 履 修 時 時
時 で あ る 。 通 常2年
(1校
時 は60分
)、 普 通 レ ベ ル
間 の 準 備 期 間修 了 時 に試 験 を 受 け 、
目 を上 級 レベ ルで 、 残 りを普 通 レベ ル で 受験 す る。
目次 用 語 監 修 者 の こ とば・・・・・・・・・・・・・・iii 用 語 解 説 者 の こ とば・・・・・・・・・・・・・・v 参 考 :ア メ リカ ・イ ギ リス の 大 学 進 学 関 連 試 験・vi 目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・vii 本 書 の 構 成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・viii∼ix 利 用 上 の 注 意・・・・・・・・・・・・・・・・・・x 本 書 の 効 果 的 な 活 用 法・・・・・・・・・・・・・xi
A-Z・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1∼380 APPENDIX・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・382∼391
索引・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・392∼425 附録 ア メ リカ と イ ギ リス の 教 育 制 度 に つ い て の 情 報 源・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・427∼429
■ 本書の構成 2376の 用 語 をア ル フ ァベ ッ ト順 に配列 してい る。 訳 語 は 日本 の化 学 の授 業で 一般 に使 わ れ る用 語 を記 した。 重 要 な用語 の場 合 は、 さら にその概 念 をてい ねい に説 明 した。 説明 中 に も、項 目と し て取 り上 げてい る用 語 につ いて は*で 示 し、理解 が有機 的 にお こ なえ る よう に した。
必要 に応 じて図 を掲載 し、 具体 的 なイ メー ジを もって学 習で きる よ うに した。 関連 の深 い用語 が あ る場 合 は 、参照 すべ き用語 を 「 → 」 で示 し、 よ り総 合 的 に理解 で き る よ う に し た。
■ 利用上の注意 1.説 明 文 中 の 語 句 に つ け られ た*は
、 そ の 語 が 主 見 出 し語 と し て 扱 わ れ て い る こ
と を示 す 。 本 文 と 関 連 し て 参 照 す る こ とが 望 ま しい 。 2.関 連 用 語 は → で 示 し た 。 3. が 記 さ れ て い る 項 目 は 、2009年
現 在 用 い ら れ て い る 化 学I、 化 学IIの 教 科 書 に
現 わ れ る もの で あ る 。 4.項 目 の う ち 、 物 質 に つ い て は 化 学 式 を 項 目 名 の 右 に 記 し た 。 5.有 機 化 合 物 の 化 学 式 中 のRは
炭化 水 素 基 を示 す 。
6.固 体 お よ び 液 体 物 質 の 密 度 は 温 度 の 表 示 が な い も の は20℃
に お け る 値 で あ る。
7.英 国 語 と 米 国 語 で 異 な る 場 合 は 原 則 と し て 米 国 式 で 表 わ し た 。 例 .aluminium→aluminum、caesium→cesium、colour→color、metre→meter、 sulphur→sulfurな
ど
8. 日 本 で は 用 い ら れ な い 用 語 、 異 な る 意 味 で 用 い ら れ る 用 語 が あ る が 、 そ の 旨 を 記 した う えで 、 で きるだ け 日本 で用 い られ て い る様 式 に統 一 した。 9. 語 源 を 示
し た も の の う ち 、 (Gk)は ギ リ シ ア 語 、 (L)は ラ テ ン 語 、 (G)は ド イ ツ 語 、
(F)は フ ラ ン ス 語 、 (A)は ア ラ ビ ア 語 に 由 来 す る も の で あ る 。 10.ス ペ ー ス の 都 合 に よ り 、 説 明 文 中 に 現 わ れ る 化 学 反 応 の 反 応 式 を 十 分 に 載 せ る こ とが で き な か っ た 。 説 明 文 を参 考 に して 各 自考 え て み る と よ い 。 11.高 等 学 校 で 習 う 程 度 の 数 学 の 知 識 を 用 い た 。 例 .簡 単 な 微 分 、 積 分 の 概 念 、 自 然 対 数 な ど 。 12.用 語 の 選 出 は 、 ア メ リ カ のSAT、
イ ギ リ ス のGCSE,
GCE-Aレ
ベ ル に よ っ たが 、
次 の 文 献 を 参 考 に した 。 LONGMAN
CHEMISTRY
Advancing
Chemistry,
CHEMISTRY
A-LEVEL
REVISE
Gabel,
A
Letts &
THE Prentice
CHEMISTRY
Addison-Wesley
Longman
Oxford
COMPANION,
COMPLETE
A. Maton STUDY
& York
University B. McDuell,
REVISION
COURSE
Press
Press Charles FOR
Letts &
GCSE,
Co.
Ltd.
B. McDuell,
et al.,Prentice OF
MATTER
Hall, Inc.
4th Edition,
H.
Dorin,
P.E.
Demmin,
Smoot,
R.G.
D.L.
Hall, Inc.
A MODERN
Price, Merrill
A. Godman,
G. Waller,
Co. Ltd.
of Matter,
CHEMISTRY
Lewis, COURSE
CHEMISTRY
Charles Chemistry
HANDBOOK, M.
Publishing Chemistry
COURSE
TEACHER
EDITION,
R.C.
Smith,
Company Teacher's
Edition,
A.C.
Wilbraham,
D.D.
Staley,
C.J.
J.
Simpson, Principles
M.S.
Matta,
of Chemistry,
GENERAL
Davis,
John
『ケ ム コ ム
Wiley
&
Publishing
K.D.
CHEMISTRY-Principles
Humiston,
Gailey,
and Sons,
Company
K.W.
Structure
Whitten, 4th
Edition,
Holt-Saunders J.E.
Brady
&
G.E.
Inc.
社 会 に 活 き る 化 学 』 ア メ リ カ 化 学 会 編 大 木 道 則 訳 東 京 化 学 同 人
『化 学 便 覧 基 礎 編 『理 化 学 辞 典
改 訂4版
第5版
『化 学 大 辞 典 』 『文 部 省
Addison-Wesley R.E.
』
日 本 化 学 会 編
丸 善
東 京 化 学 同 人
学 術 用 語 集
『新 英 和 大 辞 典
』
岩 波書 店
第5版
化 学 編 』
増 訂2版
』
日本 化 学 会
研 究 社
■ 本書 の効果的 な活用法 1.日 本 の 教 科 書 と 留 学 先 で 使 用 し て い る 教 科 書 が あ る 場 合 に は 、 同 一 の 項 目 に 関 わ る そ れ らの 表 現 を 対 比 して み よ う。 本 書 は そ の 仲 立 ち と な る 。 文 章 の 流 れ の 中 で 、 どの よ うに 用 語 が 使 わ れ る か を確 認 す る と よ い。 た と え ば 、"Nitrobenzene
is prepared
by nitrating benzene."と
、 「ニ ト ロ ベ ン ゼ ン
は ベ ン ゼ ン を ニ トロ 化 す る こ と に よ り得 ら れ る 」。 こ の 場 合 、 英 語 を 日 本 語 に 訳 す こ とは何 で もな い は ず だ
("be prepared"を
「調 合 さ れ る 」 と 表 現 し て は 不 自 然
な の で 、 「得 ら れ る 」 と し た )。 た だ 、 ニ ト ロ ベ ン ゼ ン 、 ニ ト ロ 化 、 ベ ン ゼ ン と い う用 語 が わ か ら な け れ ば 、 文 章 の 意 味 は ま っ た く理 解 で き な い だ ろ う。 そ の よ う な場 合 に 、 本 書 を活 用 して ほ しい 。 2.用 語 の 内 容 は 、*印
と→ で 示 し た 関 連 用 語 を含 め て把 握 す る よ う努 め る と よ い 。
教 科 書 に お け る ひ と つ の 節 、 場 合 に よ っ て は ひ とつ の 章 を全 体 に わ た っ て読 み 通 し た う え で 、 用 語 を 調 べ れ ば 、 そ れ ら の 意 味 、 位 置 付 け が よ り正 確 に 理 解 で きる と思 う。 3. と も か く、 英 語 か ら で も 日 本 語 か ら で も 項 目 を 気 軽 に 、 積 極 的 に 引 い て み て い ただ きたい。
A absolute
ethanol
無 水 エ タ ノー ル
不 純 物 と して の 水 を 含 ま な い 純 粋 な エ タ ノ ー ル
absolute
temperature
絶 対 温 度
熱 力 学 的 温 度thermodynamic
temperatureと
的 に考 え う る最 も低 い温 度 を 絶 対 零 度 は1℃
もい う。 単 位 は ケ ル ビ ンkelvin Kを
と し、 水 の 三 重 点
の 間隔 に等 しい。 セル シ ウス温度
となる。理想 気体 の状 態方程 式
absolute
zero
熱 力 学 の第二 法則 温 度 で は 、 −273.15℃
absorbed
。
をt℃ 、 絶 対 温 度 をTKと
用 い る。 理 論
す る 。1Kの
間隔
す る と 、T=t+273.15
な どで 用 い られ る 。
絶 対 零 度 に よ っ て 説 明 さ れ る 、 考 え う る 最 も低 い 温 度 。0Kで で あ る。 物 質 は 最 も低 い エ ネ ル ギ ー 準 位
dose
れ る。1Gy=1J/kg=100
表 わ され る。 セ氏
にあ る。
吸 収 線 量
単 位 質 量 の 物 質 に吸 収 さ れ た 放 射 線
の エ ネ ル ギ ー 。SI単 位 は グ レ イGy。
ラ ドradも 用 い ら
rad
absorption coefficient →solubility
吸 収 係 数
absorption
吸 収 ス ペ ク トル
白色光
を273.16Kと
spectrum
の よ う に 広 い 波 長 範 囲 の 成 分 を もつ 光 が 物 質 を通 過 す る と き 、 物 質 に 特 有 な 波 長 領
域 が 吸 収 され る こ と に よ り、 も との 光 の 連 続 ス ペ ク トル
に 比 べ て 、 そ の 領 域 が 欠 け た り弱
め ら れ た り し て 暗 く見 え る ス ペ ク トル を い う。 物 質 を 構 成 す る 粒 子 が 特 有 な 大 き さ の エ ネ ル ギ ー を 吸 収 す る こ と に よ り生 じ る 。 そ の 結 果 、 物 質 は よ り高 い エ ネ ル ギ ー準 位 般 に、 原 子 状 態 の 気 体 は 鋭 い 線 ス ペ ク トル 分 子 や 液 体 、 固 体 で は 連 続 ス ペ ク トル
確 度、 精度 ともい う。測定値
acetal →hemiacetal
正 確 さ と真 の 値
、複 雑 な
を 示 す こ とが 多 い 。 吸 収 ス ペ ク トル に よ り、 物 質 の
構 造 を分 析 す る こ と が で き る 。
accuracy
に移る。 一
、 簡 単 な 気 体 分 子 は バ ン ドス ペ ク トル
と の 差 の 小 さ い 程 度 を い う。
アセ ター ル
acetaldehyde
ア セ トア ル デ ヒ ド
エ タ ナ ー ルethanal。
特 有 な刺 激 臭 の あ る 無 色 の 液 体 で 、 分 子 量44 .1、 融 点 −123.5℃
20.2℃ 、 密 度0.78〓
。 エ タノール
。 工 業 的 に は 、エ チ レ ン に 水 を付 加
、沸点
を酸 化 し て 得 ら れ る
に酸 素 を作 用 さ せ た り
する
、ア セ チ レ ン
こ と に よ り得 られ る。 水 に よ く溶 け 、 溶 液 は 中性 。
低 温 で 濃 硫 酸 を 作 用 させ る と、 重 合 作 用 で ア ル ドー ル 縮 合
して パ ラ ア ル デ ヒ ド
を して ア ル ドー ル
なる
を 生 じる 。 希 ア ル カ リの
とな る 。 還 元 作 用 を 示 し、 酸 化 され て 酢 酸
と
。
acetate
酢 酸 塩 、ア セ テ ー ト
〓 酢 酸 塩 酢 酸 イ オ ン
か らなる塩
〓 ア セ テ ー ト 酢 酸 と ア ル コー ル
acetic acid
が縮合
の総称 。 して 生 じる エ ス テ ル
の総称。
酢 酸
エ タ ン酸ethanoic
acid。 特 有 な 刺 激 臭 と 酸 味 の あ る 液 体 で 、 分 子 量60.1、
118℃ 、 密 度1.05〓 。 ア セ トア ル デ ヒ ド ー ル の 酢 酸 発 酵acetic acid fermentationな
融 点16.6℃
の酸化
、沸点
、エ タノ どに よ って 生
じる 。 水 分 の 少 な い もの は低 温 で 氷 結 す る の で 氷 酢 酸glacial
acetic acidと よ ば れ る。 水 、 エ
タ ノ ー ル 、 エ ー テ ル 、 ベ ンゼ ン に 可 溶 。 水 溶 液 は 弱 い 酸 性 を 示 す 。 ほ と ん どの 金 属 と 反 応 し て 塩 を生 じ 、 ア ル コ ー ル
と反 応 して 酢 酸 エ ス テ ル
膚 を 強 く腐 食 す る 。 工 業 的 に広 い 用 途 を もつ 。
acetic anhydride
を生 じ る な ど多 くの 誘 導 体 を も つ 。 皮
acetum
(L): 酢
無水 酢 酸
エ タ ン 酸 無 水 物ethanoic 102.1、 融 点 −86℃
anhydride。
、 沸 点140℃
特有 な刺 激臭 の あ る無色 の 液体 中 性物 質 で 、分子 量
、 密 度1.09〓
。 塩 化 ア セ チ ル と酢 酸 ナ トリ ウ ム の 反 応 や酢酸
と ケ テ ンketeneの
反応
な ど に よ り生 じ る 。 水 や ア ル カ リ水 溶 液 を作 用 させ る と酢 酸 あ る い は 酢 酸 塩 セ チ ル化
剤 や縮合
を生 じる 。 一 般 に 求 核 試 薬
acetone
火 性 の 液 体 で 、 分 子 量58.1、 で あ り、2-プ
を 起 こ し、 ア
ア セ トン
2-プ ロパ ノ ン2-propanone、
ン
に よって求核 置換 反 応
剤 と して 用 い られ る 。
ジ メ チ ル ケ ト ンdimethylketoneと 融 点 −94.8℃
ロ パ ノ ー ル2-propanolの や 、 クメ ン法
、 沸 点56.3℃
もい う 。 芳 香 の あ る無 色 の 引
、 密 度0.79〓
。代 表的 な ケ ト
脱 水 素 も し くは 酸 化
におい てフ ェノール
をつ くる 際 の副 産 物
な ど さ ま ざ ま な 製 法 で つ く られ る 。 ま た 、 酢 酸 カ ル シ ウ ムcalcium
acetateの 熱 分 解
で も生 じる
。水、
ア ル コ ー ル 、 エ ー テ ル な ど に 可 溶 。 ケ トン の 一 般 的 な 反 応 の ほ か に 、 ヨ ー ドホ ル ム 反 応 示 す 。 溶 剤 、 工 業 原 料 と して 重 要 で あ る 。
を
acetylation
アセ チ ル 化
エ タ ノ イ レ ー シ ョ ンethanoylationと をア セチ ル基
で置換
も い う。 ア シ ル 化
acetyl chloride (ethanoyl chloride)や
acetylene
無水酢 酸
agentと
の水素 原 子
して は 、 塩 化 アセ チ ル
な どが 用 い られ る。
アセ チ レ ン
エ チ ンethyne。 シ ウム
の ひとつ。 有機化 合物
す る こ と 。 ア セ チ ル 化 剤acetylation
無 色 無 臭 の 有 毒 気 体 で 、 分 子 量26.0、
と水 の 反 応
融 点 −81.8℃ 、 沸 点 −74℃ や天然 ガス
・石 油
。炭化 カル
の熱分 解
な ど に よ りつ く ら れ る 。 水 に は 常 温 で体 積 比 約1:1で け 、 有 機 溶 媒 に 可 溶 。 と く に ア セ トン 重合 反応
に は よ く溶 け る 。 化 学 反 応 性 に 富 み 、 付 加 反 応
を す る 。 た と え ば 、 ニ ッケ ル を 触 媒 と して 水 素 を付 加 す る と エ チ レ ン
を生 じる
。 塩 素 を 付 加 す る と1,2-ジ
や1,1,2,2-テ
溶 や
や エ タン
クロ ロエチ レン
トラ クロ ロ エ タ ン を生 じる 。 塩 化 水 銀 (II)
を触 媒 と し て塩 化 水 素 を付 加 す る と 塩 化 ビ ニ ル
。 硫 酸 酸 性 で 硫 酸 水銀 (II) トア ル デ ヒ ド
を 生 じ、 酢 酸 を 付 加 す る と酢 酸 ビ ニ ル 。 塩 化 銅 (II)
す る とア クリ ロニ トリル
を生 じる を触 媒 と し て シ ア ン化 水 素 を付 加
が 生 じる
が 触 媒 と な っ て 重 合 しベ ン ゼ ン
を生 じ る
を 触 媒 と して 水 を付 加 す る と ア セ
。 熱 した 銅 管 中 を通 す と 銅
を生 じ る
。 た だ し、 触 媒 に用 い られ る水 銀 塩
は毒 性 が 非 常 に 強 い の で 、 そ れ ら を使 わ な い 方法 が 考 え られ て い る 。 また 、 金 属 と反 応 して ア セ チ リ ド
を生 じる
ン炎 で は3000℃
近 く まで 得 られ る の で 金 属 の 溶 接 や 切 断 な ど に 用 い られ る。
。 完 全 燃 焼 す る と多 量 の 熱 を発 生 し、 酸 素 ア セ チ レ
acetyl
group
アセ チ ル 基
エ タ ノ イ ル基ethanoyl
groupと
acetylide アセチ レン
もいう。
と い う原 子 団 。
ア セ チ リ ド の 水 素 原 子 を金 属 原 子 で 置 換 した 化 合 物 。 重 金 属 の ア セ チ リ ドは 爆 発 性 が
あ るた め非常 に危険 であ る。
acetylsalicylic
acid
ア セ チ ル サ リチ ル 酸
2-エ タ ノ イ ル オ キ シベ ンゼ ン カ ル ボ ン酸2-ethanoyl
oxybenzene
carboxylic
acid、 ア ス ピ リ ン
aspirinともいう。 白色 の針状 結 晶。 分子量180.2、 融点135℃ 。サ リチ ル酸
を少 量の濃 硫 酸の存 在 下で無 水酢酸
で ア セチル化
す るこ とに
より生 じる。水 に難 溶 、 エ タノー ル に易 溶 。鎮 痛解 熱剤 と して用 い ら れる。 副作用 と して 胃障害や ア レルギ ー反応が 起 こるこ とがあ る。
Acheson
process
グラ フ ァイ ト
ア チ ソ ン法
の製 法 の ひとつで 、化 石燃料
か ら得 た コ ー ク ス
と砂 を 電 気 炉 で 数 千 ℃ の
高 温 に熱 して つ く る。
acid
酸
歴史 的 に、以下 の よ うな さまざ まな定 義が な されて きたが 、状況 に応 じて適当 な もの が用い られ る。 〓 ア レニ ウ ス の 酸 ン
(S.A. Arrhenius
1887)
水 素 を もち 、 水 溶 液 中 で 電 離
して 、 水 素 イ オ
を出す物 質。例 .
〓 ブ レ ンス テ ッ ドと ロ ー リ ー の 酸 子*=
(J.N. Br〓nstedとT.M.
Lowry
1923)
他 の物 質 に陽
水 素 イ オ ン を 与 え る こ と の で き る物 質 。 す な わ ち 、 プ ロ トン供 与 体proton
donor。 例 .
の 共 役 酸*、 の 共 役 塩 基*、 〓 ル イスの酸
は
の共役 塩基 、
(G.N. Lewis
1923)
と る こ と の で き る 空 の軌 道
は
は
の共役 酸 とよばれ る。
他 の物 質 か ら電 子 対
( 通 常は非 共有電 子対
) を受 け
を も っ た 化 合 物 あ る い は 原 子 。 す な わ ち 、 電 子 対 受 容 体electron
pair acceptor。 例 .
acid, acidic 酸
酸性
の 示す性 質 をい う。
あ るいは
が示す性 質 と考 え られ る。
た とえ ば、なめ る とす っぱ い味 ( 酸味 )が す る。青 い リ トマ ス紙 を赤 くす る。イ オ ン化傾 向 が 水素 よ り小 さい金属 と反応 して、水 素
を生 じる ( 例.
な
ど。 acid amide
酸 ア ミ ド
ア ン モ ニ ア の 水 素 原 子 を ア シ ル基 れ た水 素 原 子 の 数 に よ り第1ア 、
で 置 換 し た形 の 化 合 物 。 単 に ア ミ ド
ミ ド、 第2ア
ミ ド、 第3ア
で あ る 。 第2ア
ミ ドは イ ミ ドimideと
ア ミ ドが 環 状 構 造 を もっ て い る も の を ラ ク タ ムlactumと 水分解
、 カ ル ボ ン酸 、 カル ボ ン酸 の酸 塩 化 物
ミン
、 第2ア
い う。 第1ア
も い う。 ま た 、 第1 ミ ドは ニ トリル
の加
の ア ンモ ニ ウ ム 塩 の 加 熱 脱 水
、酸 無 水 物
、 第1ア
と も い う。 置 換 さ
ミ ドとよばれ、 一般式 は それぞ れ
に ア ンモ ニ ア を作 用 させ る こ と に よ り生 じる 。 ま た 、
ミ ン もア ンモ ニ ア と 同様 な反 応 で 酸 ア ミ ドの ア ル キ ル置 換 体
を 生 じる 。 これ らの 置 換 体 も ア ミ ド と よ ば れ る こ とが あ る 。 図 の よ う な結 合 を ア ミ ド結 合 と い う 。 第1ア
ミ ドを 加 水 分 解 す る と カ ル ボ ン酸 と ア ン モ ニ ア を 生 じ る 。 ま た 、 ア ル カ リ水 溶 液 中 で 臭 素 また は 塩 素 を作 用 さ せ
る と第1ア
ミ ンにな る
。 こ の 反 応 を ホ フマ ン 反 応Hofmann C-Nと
reactionあ る い は反 応 の途 中 でR-
い うつ なが りが 、Rが 転 位 す る こ と に よ りR-N-Cと
ン転 位Hofmann
rearrangementと
なる のでホ フマ
い い 、 炭 素 数 が ひ と つ 少 な い 第1ア
ミン
、
をつ くる方法 であ る。 acid anhydride
酸無 水 物
カ ルボ ン酸2分
子 ( カル ボキ シ ル基2個
)か ら水 が1分 子 とれ た形の化 合物 。 一般 式 は
。 中性 物 質で水 に溶 け に くいが 、徐 々 に加水分 解 され て カルボ ン酸 に なる。 ア シ ル化剤
と して用 い られ 、 アル コ ール
と反応 して エ ステ ル
とカル ボ ン酸 を 生 じる。
また、 ア ンモニ アや ア ミン と反応 して ア ミ ド とカ ルボ ン酸の ア ンモ ニ ウム塩 を生 じる。 エ ス テル アミド acid-base indicator
酸塩 基 指 示 薬
pH指 示 薬 、 中和 指 示薬 、水 素 イ オン濃 度指 示薬 な どと もよばれ る。 水 溶液のpHを め に用 い られ る物 質。 それ 自体が 弱酸 また は弱塩 基 であ り、 の よ うにそ の酸 塩基平 衡
知るた
がpHの 変 化 に よって変 わ り、酸型 とア ル カリ型 の
色 が異 なるた め、 それぞ れの物 質特有 のpHの 範 囲 ( 変 色域 )で 色 が変 わる。水 溶液 のpHの 測 定 や酸 塩基 滴定 の終 点
CR、TBは
を知 るため に用 い られる。次 の ような例 があ る。
そ れ ぞ れ ふ た つ の 変 色 域 を もつ 。
→indicator
acid-base
reaction
さ ま ざ ま な酸
と塩 基
酸塩 基 反 応 の 理 論 に よっ て 次 の よ う な 説 明 が な さ れ る。
〓 ア レ ニ ウス 理 論 で は、 水 素 イ オ ン と水 酸 化 物 イオ ンが 反 応 して 水 が で きる 反 応 。 す な わ ち 、
〓 ブ レンステ ッ ド ・ロー リー理論 で は、 ブ レンス テ ッ ドの酸HAか 行 反応 。 すなわ ち、〓 はBの 共役酸 。
ら塩 基Bへ の プ ロ トン移
で表 わ され る反応。 〓 はHAの
共役 塩基 、〓
〓 ル イス 理 論 で は 、 ル イ ス塩 基
: が 、その電 子対 をル イス酸
と 共 有 して 配 位 錯 体
を
形 成 す る反 応 。 →neutralization
acid-base titration 中和滴 定
酸塩 基 滴 定
ともい う。 中和反応
を用い た滴 定 。 反応 に用い られ た濃度既 知 の酸
( 塩基 )
溶 液 の体積 か ら、塩 基 ( 酸) 溶液 の濃度 を求 める操作 。 滴定 の終 了 は、一般 には指 示薬
の
色 の変 化 に よるが 、電気伝 導度 の 変化 に よる こと もあ る。用 い る指示 薬 は、酸 と塩 基の組 み 合 わせ に よ り異 な る。〓 強 酸 と弱塩 基 の組み合 わせ の場合 は、終 点 は酸 性 であ るので、 変色 域 が酸性 にあ る もの を、〓 強酸 と強塩 基の場 合 には 、終点 は 中性
であ るの で、変 色域
が 弱酸性 ∼弱 アル カ リ性 にあ る もの を、〓 弱酸 と強塩 基 の場合 に は、終点 が アル カ リ性
で
あ るので 、変色域 がア ル カリ性 にあ る もの をそれぞ れ用 いる。た とえば 、メチ ルオ レンジ、メ チ ル レッ ドは〓 、〓 の場 合 に、 ブ ロモ チモ ー ルブ ルー は〓 の場 合 に 、 フェ ノー ル フ タ レイ ン は〓 、〓 の場 合 に用い られ る。c mol/lのa価 の酸の 溶液vmlに 、c'mol/lのb価 の塩基 の 溶液v'mlを 加 えた ところで 、中和反 応が完 了 した とす る と、acv=bc'v'と い う関係 に なる。 acid chloride
酸 塩化 物
塩 化 ア シルacyl chlorideと もい う。 カ ルボ ン酸 基
を塩素 で置 換 した化合物 。一般 式 は
化 リン
、五塩 化 リン
のカル ボ キシル基
にお ける ヒ ドロキ シル
。 カル ボ ン酸 また はその ナ トリウム塩 に三塩
、塩化 ホ スホ リル
、塩 化チ オニ ル
な どを作 用 させ
る こ とに よ り生 じる。 反応性 が大 き く、水 と反応 して カ ルボ ン酸 を生 じる 。 ア シ ル化 剤 と して重 要 。 ア ル コ ー ル
と反応 してエ ス テル
を 生 じる
。 ア ンモニ ア と反応 して酸 ア ミ ドを生 じる 。 カ ル ボ ン酸 の ナ トリ ウ ム塩 と反応 して 酸 無 水 物
を生 じる
。
acid dissociation constant 酸 の 電離 定 数、酸 の 解 離定 数 一価 の酸 の希薄水 溶液 中の電離 平衡
におい て
、電離 定数
を
と して 、質量作 用の法 則
が成 り立つ 。希 薄水溶 液では
=一定 とみ なす と、
と表 わす こ とが で きる。 〓 は酸 の電離 定数 とよばれ、 それぞれ の酸 に固有 の値 で あ り、温度が 一定 な らば、濃度 に よ らな い。〓 が 大 きい酸 を強 酸 、小 さい 酸 を弱酸 とい う。多段 階 で電離 す る場 合 には、各段 階 ご との電 離定 数が ある。
acidic
酸 の 、酸 性 の
その化 合物 が 酸 溶 液 が酸 性
で ある ことを さす。
で ある こ とをさす 。
acidic oxide 塩基
例 .酸性樹 脂acidicresin
例 .酸 性溶液acidic solution
酸性 酸 化 物
と反 応 して塩
を生 じる酸 化物 。非 金 属元素
の酸化 物が これ に属 す る。水 と反 応 して オキ ソ酸
の酸化 物 と高 い酸化 数
の遷 移金属
をつ くる。 オ キ ソ酸の無水 物 と もみ なせ
るの で、酸 ( 性) 無水物acidic anhydrideと もいわ れる。 acidic resin
酸性 樹 脂
陽 イ オ ン交換 樹脂
の こ と。 イオ ン交換 基 と して酸 性基 を もってい るの でこ うよばれ る。
acidic solution 酸性
酸性 溶 液
を示す 溶液 。水素 イ オン濃度 の方が水 酸化物 イオ ン濃度 よ り高い溶液 。 また、pH<7。
acidity〓
酸度
塩 基 の価 数 の こ と。 その1モ ルが完全 に電 離 した と きにnモ ル の水 酸化物 イオ ンを生 じる、 ある い はnモ ルの水 素 イ オ ンを受 け とる とき、塩 基 の 酸度 はnで あ る とい う。 また、そ の塩 基 をn価 の塩 基 とい う。 acidity〓
酸性度
酸 性 の強 さ。 通常 、水素 イ オンの濃度 やpHの 大 きさで表 わす。 acid rain
酸性雨
通 常 の大気 ( 二酸 化炭素 強 い 雨。 石炭 や硝 酸
や石 油
の濃 度が 約0.03% ) と溶解 平衡 にあ る雨水 (pH5.6)よ りも酸 性が を燃 焼 す る際 に生 じる硫 黄 酸化 物 や窒素 酸 化物 か ら生成 した硫酸
が原 因で あ る。 陸上 の植 物が枯 れ た り、 淡水 湖 の生態 系が 破壊 され る。 ま た、 大理
石 や金 属製 の建造 物が侵 され る。 acid salt
酸性塩
他 の 陽 イ オ ン と置 き換 え う る
を もつ 塩 。 水 溶 液 が 酸性 と は 限 らな い 。 た とえ ば、 な ど。
acrylic resin ア クリ ル酸
ア ク リ ル 樹 脂
な ど
あ るいは そ の エス テ ル 、 アク リ ロニ トリル
お よび ア ク リル ア ミ ド
な どの付加 重 合体 の総称 。 メ タ クリル酸
あるい はそ のエス テ ル ポ リアク リル酸 は接 着剤 や塗料 と して 、ポ リア ク リル酸 メチル
の 重合 体 を含 む こ ともあ る。 は皮 や繊 維 のコ ーテ
イ ン グ剤 と して 用 い ら れ る 。 ポ リメ タ ク リ ル酸 メ チ ル は 有 機 ガ ラ ス と も よ ば れ 、 透 明 で 耐 油 性 、 耐 候 性 が あ り、 装 飾 品 や 看 板 、 ケ ー ス な ど と して 用 い られ る 。 ま た 、 ポ リ ア ク リ ロニ ト リル
は合 成 繊 維 と して そ の ま ま用 い られ る他 、 炭 素 繊 維 の 原 料 と な る 。 <acrolein (acryl aldehyde)
acris(L):
か ら い 、 き つ い +olere(L):
acrylonitrile
臭い
ア ク リ ロ ニ トリ ル
プ ロペ ンニ トリ ルpropenenitrile、
シ ア ン化 ビニ ルvinyl
無 色 の 猛 毒 性 液 体 。 分 子 量53.1、
融 点 −83.6℃ 、 沸 点77.7℃
cyanideと
もい う。 特 有 な 臭 い を もつ
、 密 度0.81〓
。工 業的 に は
プ ロ ピ レ ン とア ン モ ニ ア か ら合 成
、ア
セ チ レ ン に シ ア ン化 水 素 を 付 加
す る な どで つ く られ る 。 水 に い
く らか 溶 け 、 有 機 溶 媒 に可 溶 。 加 水 分 解 に よ り、 ア ク リル ア ミ ドacrylamide を経 て ア ク リ ル 酸acrylic acidに
な る。 重 合
しや す く、 合 成 繊 維 、 合 成 ゴム 、
合 成 樹 脂 の 原 料 とな る 。
acrylonitrilebutadiene
rubber
ニ トリ ル ゴ ムnitrile rubberと 合
ア ク リ ロ ニ トリ ル ブ タ ジ エ ン ゴ ム
も い う。 略 称NBR。
に よ りつ く られ る 合 成 ゴ ム
ア ク リ ロ ニ トリ ル
。 密 度1.15∼1.25〓
とブ タジエ ン
の共重
。耐 油性 、耐 磨耗性 、耐 熱性 が大
き く、 パ ッキ ン グ や オ イ ル シ ー ル 、 印刷 ロ ー ル 、 燃 料 タ ン ク な ど に 用 い られ る。
actinide
series
原 子 番 号90の
ア ク チ ニ ド系 列
ト リ ウ ムthorium
Thか
元 素 の 総 称 。 た だ し、 ア ク チ ノ イ ド
actinium
series
ら103の
ロ ー レ ン シ ウ ムlawrencium
Lwま
で の14個
の
と同 じ意 味 に用 い る こ と も あ る 。
ア クチ ニ ウム 系列
〓 ウ ラ ン − ア ク チ ニ ウ ム 系 列uranium-actinium seriesと も い う。
か ら始 まる崩壊 系列
終 的 には鉛 の安定 同位体
series、 ア ク チ ノ ウ ラ ン系 列actinouranium
。7回
の α崩 壊
と4回
の 〓 崩壊
を経 て 、 最
に な る 。 系 列 を 構 成 す る核 種 の 質 量 数 が す べ て4n+3で
あるの
で 、 (4n+3)系 列 と もい わ れ る。 〓 ア クチノ イ ド
の こ と。
actinoid 周 期 表 の 第7周
ア クチ ノ イ ド 期3族
シ ウ ム まで の15個
に 属 す る 原 子 番 号89の
ア ク チ ニ ウ ムactinium
の元素 の総 称。 すべ て放射 性元 素
ラ ン よ り原 子 番 号 が 大 きい 元 素 は 超 ウ ラ ン元 素 満 た さ れ て い く系 列 で 、 ラ ン タ ノ イ ド
Acか
。 た だ し、Acを
ら103の
ロー レン
除 く場 合 もあ る 。 ウ
と よ ば れ る 。 電 子 配 置 的 に は5f電 子 が 順 次
と と も にf-ブ ロ ッ ク元 素 で あ り、 内 部 遷 移 元 素
構 成 す る 。 単 体 は す べ て 銀 白 色 の 金 属 で あ り、 酸 化 数 は +IIIの も の が 多 い 。
を
activated
complex
活性 錯 体
活 性 錯 合 体 と も い う 。 反 応 の 経 過 途 中 に 一 時 的 に 現 わ れ る 、 反 応 物 よ り高 い エ ネ ル ギ ー 状 態 の 結 合 体 。 活 性 錯 体 に な る た め に必 要 な 、 反 応 物 と の エ ネ ル ギ ー の 差 は 、 反 応 系 の 粒 子 の 衝 突 に よ っ て 、 そ れ らの 運 動 エ ネ ル ギ ー
activated
state
が 変 化 す る こ と に よ り得 ら れ る 。
活性 化 状 態
反 応 の 経 過 途 中 に現 わ れ る 反 応 系 よ り高 い エ ネル ギ ー 状 態 をい う。 遷 移 状 態
activating properties of substituents →electrophilic aromatic substitution
activation
energy
と もい わ れ る。
置 換基 の活 性 化 性
活性 化 エ ネル ギー
物 質 が 反 応 を 起 こ す た め に 必 要 な最 小 限 度 の エ ネ ル ギ ー 。 反 応 系 の エ ネル ギ ー と活 性 錯 体 の エ ネ ル ギ ー の 差 。 粒 子 の 衝 突 に よ る 運 動 エ ネ ル ギ ー の 変 化 で 得 られ る 。 反 応 物 質1molあ た りの エ ネ ル ギ ーkJ/molで
表 わ さ れ る 。 発 熱 反 応 に お け る 反 応 の 進 行 とエ ネ ル ギ ー 状 態 の 変
化 の 関 係 は 、 図 の よ う に表 わ さ れ る。 た だ し、〓 は 反 応 系 の 、 〓 は 生 成 系 の エ ネ ル ギ ー 状 態 で あ る 。Qは
反 応熱 。
active metal イ オ ン化 傾 向 金 属base
活 性 金 属 が 大 き く反 応 性 の 大 き な 、 す な わ ち 酸 化 さ れ や す い 金 属 。 卑 金 属 あ るい は 賎
metalと
も い う。
activity
活 量
活 動 度 と も い う 。 非 理 想 溶 液 や 混 合 気 体 に お い て も理 想 溶 液
や 理想 混合 気体
い が で き る よ う に 導 入 さ れ た 熱 力 学 的 関 数 を い う。 多 成 分 系 に お け る 成分iの ャル
〓 が、〓
は標 準状態
で 表 わ され る と き、 〓 を 成 分iの 活 量 とい う。 た だ し、 〓
(〓 =1) に お け る 成 分iの 化 学 ポ テ ン シ ャ ル 、Rは
あ る 。 通 常 、 純 物 質 の 活 量 は1と か け の 濃 度apparent
と して の 扱 化学 ポテ ンシ
concentrationと
を活 動 度 係 数activity
気 体 定 数 、Tは
絶 対温 度で
定 め る 。 活 量 は 有 効 濃 度effective concentrationあ み な せ る 。 成 分iの モ ル 分 率
る い はみ
を 〓 と し た と き、 〓
coefficientと い う。 理 想 溶 液 や 理 想 混 合 気 体 で は 〓 =1で
あ る。
気 体 の 場 合 に は モ ル 分 率 の か わ りに分 圧
activity series
を用 い る こ と が 多 い 。
活性 化 系 列
酸 化 さ れ や す い 順 に 金 属 を並 べ た 列 を い う。 イオ ン化 列
actual
yield
の こ と。
実際 の 収 量
与 え ら れ た 反 応 も し く は精 製 、 回 収 な ど の 操 作 に お い て 、 実 際 に 得 ら れ た 目 的 物 質 の 量 。
acylating
agent
ア シル化 剤
有機 化合物 にア シル基 ( 酸 ハ ロゲ ン化 物acid
を 導 入 す る た め に 用 い られ る 化 合 物 。 ハ ロ ゲ ン化 ア シ ルacyl
halide)RCOXや
acylation
酸 無水物
halide
が 一 般 的 で あ る。
ア シル化
有機 化合 物 にア シル基
が 入 る反 応 。
acyl group
ア シル 基
と い う原 子 団 。
addition
reaction
不飽和 結合
addition
付 加 反応
の 部 分 に 、 他 の 原 子 や 原 子 団 が 付 け加 わ っ て 結 びつ く反 応 。
polymerization
付 加反 応
付加 重合
に よ り、 重 合 体
が生成 す る反応 。 単量体
はエ チ レ ン
やエ チ レ ンの置換 体が
多 い。
adhesion force
接着 力
ふ たつ の物質 が それ らの接触 表面 で接 合す る原 因 となる力 。 自己接 着 も含 め て、接着 剤 被接着 物 との分子 間力
がお もな力 であ る と考 え られ る。
と
adhesive
接 着剤
物体 をは りあ わせ るため に用 い られる物 質の総称 。 固体 に塗 られ る と きに は液状 または糊状 で 、溶 剤の蒸 発 や加 熱溶融 後 の冷却 、化 学反応 な ど によ り固化 ・接 着 する。有 機 化合物 の接 着剤 は一般 に高 分子
の コ ロイ ド溶 液
であ り、天 然 物 として はデ ンプ ン、 ア ラ ビア ゴム 、
にか わ、 カゼ イ ン、 天然 ゴ ムな どがあ り、 合成物 と しては合 成樹 脂 、合 成 ゴ ム る。 瞬間接着 剤 はモ ノマー溶 液 が空気 中の 水分 に よ り高 速で重 合
な どが あ
して固化 す る こ とを利用
した もので あ る。 また、無 機材 料の接 着 に用 い られ るセ メ ン ト や は んだ
な どの無機 系接
着剤 もある。 adiabatic 外界
change
断 熱 変 化
との 熱 の 出 入 りの な い状 態 変 化 。 一 般 に 、 系
adi〓batos (Gk):
adipic
acid
ア ジ ピ ン酸
ヘ キ サ ン二 酸hexanedioic mmHg)
の温度変 化 を伴 う。
通 り抜 け られ な い
。 シク ロヘ キサ ン
acid。 無 色 の 柱 状 結 晶 。 分 子 量146.1、
ア ジ ポ ニ ト リルadiponitrileの
、 沸 点206℃
樹 脂 、 可 塑 剤 な ど の 原 料 と して 重 要 。
adsorption
(10
硝 酸酸化 、
加 水 分 解 な ど に よ り生 じる 。 水 に わ ず か に 溶 け 、
エ タ ノ ー ル ・ア セ トン に易 溶 、 エ ー テ ル に 難 溶 。 ポ リ ア ミ ド ス テル
融 点153℃
の 酸 化 、 シ ク ロ ヘ キ サ ノ ー ルcyclohexanolの
adipem
繊 維 、 アル キ ド樹 脂 、 ポ リエ
(L): 脂 肪
吸 着
互 い に接 す る ふ た つ の相
の界面
で 、 各 相 の 中 の 成 分 物 質 の 濃 度 が 、 相 の 内 部 と異 な る 状
態 に な る こ と。 界 面 にお け る 濃 度 が も と の 相 の 中 よ り大 き くな る 場 合 を正 吸 着 、小 さ く な る 場合 を負吸 着 とい う。原 因が 化学結 合 剤
に よ る も の を化 学 吸 着chemisorptionと
と 吸着 さ れ る 物 質 が 強 く結 合 す る 。 こ の 場 合 、 吸 着 熱
ま た 、 吸 着 の 原 因 が フ ァ ンデ ル ワ ー ル ス 力 physisorptionと
は100∼400kJ/mol程
な どの弱 い 分子 間力
い う 。 こ の 場 合 、 吸 着 熱 は40kJ/mol程
いい、 吸着 度 で あ る。
に よる もの を物理 吸着
度 で ある。 一般 に、 温度 が 高 くなる
ほ ど 、 吸 着量 は い ち じる し く減 少 す る 。 コ ロ イ ド粒 子
は質量
( 体 積 ) の わ りに 表 面 積 が 大
きい の で 、 この 性 質 が 強 くあ ら わ れ る 。
adsorption
chromatography
吸 着 ク ロ マ トグ ラ フ ィ ー
→chromatography
aerosol
エ ー ロ ゾル
煙 霧 質 と も い う。 気 体 を 分 散 媒
、液 体 や 固 体 を分 散 質
イ ド粒 子 よ り大 き い こ と が 多 い 。 分 散 媒 粒 子 は 凝 結 で は凝 縮
とす る分 散 系
。分 散媒 粒子が コロ
を 起 こ しや す く不 安 定 で あ る 。 自 然 界
に よ っ て 生 じ、 人 工 的 には 特 殊 な 噴霧 器 に よ っ て つ く ら れ る 。
agar-agar
寒 天
agarと もい う。D-ガ ラ ク トース
が グ リコシ ド結合
体 。紅藻 の細胞壁 を構 成す る多糖 類
してい る分子 鎖 を主 体 とす る多糖誘 導
で、 乾燥 したテ ングサ類Gelidiumを 熱湯 で浸 出 し、冷
却 凝固 して か ら凍結 乾燥 して得 られ る。ゼ ラチ ン に似 た無 味無 臭で 透明 な粉末 。冷 水 には 溶 けない が、熱水 に溶け 、冷 やす とゲ ル化 す る。食 品、化 粧品 、医薬 品、写 真工 業 、培地 な どに用 い られる。 air pollution
大気 汚 染
人間や 生物 に、 ある いは もっ と一般的 に、環 境 に何 らかの害 を与 える物 質が大 気 中 にかな り の程 度含 まれ、障 害 を起 こす ような状態 になって いる こ と。 火山活動 な どの 自然現 象が 引 き 起 こす もの を含め る場合 があ るが 、通常 は人 間の活 動が引 き起 こす もの をい う。原 因 となる 物 質は汚染 物 質pollutantとよばれ、硫 黄酸化 物、 窒素酸 化物 、炭化水 素 、一酸 化炭 素 な どの 気体 や硫酸 ミス ト、 すす な どの浮遊物 が ある。 これ らを直接 大気 に排 出す る一次 汚染 源 は化 石燃 料 の燃焼 が お もな もので あ る。 これ らの 汚染物 質 は大気 中で 光化学 反応 オ ゾ ンや硫酸 、PANな どの新 た な二 次汚染物 質 を生 じる。 alcohol 炭 化水 素
を起 こ して
ア ル コ ール の水 素原 子 を ヒ ドロキ シル基 ( 水酸 基) で置 き換 えた構造 を もつ化 合物 。 置換
名 は炭化 水素 の語尾 をオー ル-olに変 える。 また、基 官能 名 は、炭化 水素基 名 +ア ル コー ル とする。 た とえば、 で表 わ され るア ル コール は、 それ ぞれ メタ ノー ルmethanol、 メチ ル アル コー ルmethyl alcoholと よば れ る。1分 子 中に
がn個 あ る もの をn価 アル
コール とい う。 また、 ヒ ドロキ シル基が結 合 してい る炭素原 子 の結 合 の ようす に よって、 第 1ア ル コール 、 第2ア ル コール 、 第3ア ル コール
に分 け られ る。 た とえば 、
う分子 式で表 わ され るアル コール では、1-ブ タノー ル ( ブチ ル アルコー ル) 2-メ チル-1-プ ロパ ノール ( イ ソブチ ルアル コール) ブ タノー ル (s-ブ チ ルア ルコー ル) ロパ ノール (t-ブ チル アル コー ル)
とい と
が 第1ア ル コール、2-
が 第2ア ル コー ル、2-メ チ ル-2-プ が 第3ア ル コール であ る。 アルケ ン に濃硫
酸 を作 用 させ て生 じた硫 酸エ ステ ル の加 水 分解 、ハ ロアル カ ン の加水 分 解 、 ア ルデ ヒ ド 、 ケ トン 、 カ ルボ ン酸 、 エ ステ ル 族
第1ア ミン
と亜硝 酸
との 反応
ドや ケ トン とグ リ ニ ャ ール 試 薬 る。 無色 で 、分子 量
の還 元 。脂 肪 、 アル デ ヒ
の反 応
な どで生 じ の小 さな ものは常 温 で液体 、大 きな ものは 固体 。 分子 間 に水素 結合
が 存在 す るの で同 じような分子 量 の炭化 水素
に比べ て、融点 、沸 点が 高い。水 とどんな割
合 で も溶 けあ うの は、 プ ロパ ノー ル
まで で、 炭素 数が大 き くなる に したがい 、疎
水性
部 分 の影 響が 強 くな り、 水 に溶 け に くくなる。 溶液 中 で電 離せ ず、 水溶 液 は 中性 。
金 属 ナ トリウム と反応 して 、ナ トリウム アル コキシ ド ( アル コ ラー ト) をつ くり、水素 を発
生する
。 ア ル コ キ シ ドは 容 易 に 加 水 分 解
を示す
し て 、 ア ル カ リ性
。 熱 濃 硫 酸 に よ り脱 水 され て 、 エ ー テ ル や ア ル ケ ン に
な る。 この 場 合 、 比 較 的低 温 で はエ ーテ ル 、高 温 で は ア ル ケ ンが多 くな る (130℃ 、 分 子 間 脱 水 )、 硫 酸酸性 の二 ク ロム酸 カ リウム
(160℃ 、 分 子 内 脱 水 )。
溶 液で 酸化
す る と、 第1ア
を 経 て カ ル ボ ン酸 に な り
、 第2ア
。 第3ア オン
ル コ ー ル は 酸 化 さ れ に く い。 こ の と き橙 色 の 二 ク ロ ム 酸 イ
は 緑 色 の ク ロ ム (III) イオ ン
に な る。 濃 硫 酸 を 加 え て 、 酸 と と も に 加 熱 す る
と、 エ ス テ ル を 生 じ る 酸から
。 こ の と き、 ア ル コ ー ル か ら
が と れ る 。 三 ハ ロ ゲ ン化 リ ンphosphorous
生 じる
alcoholic
、
trihalideと 反 応 して 、 ハ ロ ア ル カ ン を
。
fermentation
ヘ キ ソ ー スhexoseが
ア ル コー ル発 酵
微 生 物 に よ っ て 無 酸 素 的 な 条 件 で 分 解 され 、 エ タ ノ ー ル
を生 じる 反 応 を い う リ ゴ糖
ル コ ールは ア ルデ ヒ ド
ル コ ー ル は ケ トン に な る
。 デ ンプ ン
は加水 分 解
や シ ョ糖
と二 酸 化 炭 素
な どの 多 糖 類
あ る い は 加 リ ン酸 分 解 さ れ て か ら発 酵 さ れ る 。 ヘ キ ソ ー ス1分
き ア デ ノ シ ン三 リ ン酸adenosine
triphosphate ATP
やオ 子 につ
2分 子 が 生 じ細 胞 内 で 生 命 活 動 に用 い ら れ
る。本 来は、糖類 が微 生物 によって無酸素 的に分解 される現象 を発酵 といい、呼吸 respirationと
と も に 生 物 に お け る有 機 物 を 原 料 と す る 重 要 な エ ネ ル ギ ー 生 産 方 式 の ひ とつ で
あ る。 ま た 、 広 い 意 味 で は 微 生 物 に よ る 物 質 生 産 を す べ て発 酵 と よ ぶ 。
aldehyde
アル デ ヒ ド
ア ル デ ヒ ド基
を もつ 化 合 物 。 系 統 名
は炭 化 水 素 名 の 語 尾-eを
ア ー ル-alに 変 え る 。 ま た 、
慣 用 名 は 同 数 の 炭 素 原 子 を もつ 酸 の 名 称 の 語 幹 + ア ル デ ヒ ドで 表 わ す 。 た と え ば 、 と い う化 学 式 で 表 わ さ れ る ア ル デ ヒ ドは 、 そ れ ぞ れ メ タ ナ ー ルmethanal、 ホ ルム アル デ ヒ ド formaldehyde(
蟻 酸formic
acid
か ら ) と よ ば れ る 。 第1ア
ル コー ル
の酸 化
や 、 末 端 の 炭 素 原 子 に ハ ロ ゲ ン原 子 が ふ た つ つ い て い る二 ハ ロ ゲ ン化 物 の 加 水 分 解
な どで 得 ら れ る 。 分 子 量 の 小 さ い も
の は 水 に 溶 け る が 、 大 き くな る と だ ん だ ん 溶 け に く く な る 。 水 溶 液 は 中 性 。 無 色 で 、 特 有 の 臭 い を もつ 。 カ ル ボ ニ ル 基
の 二重 結合
の 部分 で、付 加 反応
加 反 応 で は 、 亜 硫 酸 水 素 ナ ト リ ウ ムsodium
の 形 の 化 合 物 に 、 シ ア ン化 水 素hydrogen ア ノ基 と ヒ ドロ キ シ ル 基
(IV)と cyanideと
を も つ シ ア ノ ヒ ド リ ンcyanohydrinに
ア ミ ノ基 と ヒ ドロ キ シ ル基 を も つ ア ミノ ア ル コ ー ルamino 反 応 して ア ル コ ー ル
や 重合 反応
hydrogensulphate
に な る な ど 、 ヒ ドロ キ シ ル 基
成 物 はC=Nと
を し、 そ れ ぞ れ ヒ ドラ ゾ ンhydrazoneと い う二 重 結 合 を もつ 。 α-水 素
リ水 溶 液 と反 応 し、 ア ル ドー ル
反 応 して 反応 して、 シ
、 ア ンモニ ア と反応 して、
alcoholに 、 グ リニ ャ ー ル 試 薬
と
を 生 じ る 。 ヒ ドラ ジ ンhydrazine
や そ の 置 換 体 、 ヒ ドロ キ シ ル ア ミ ンhydroxylamineと れる縮 合 反応
が 起 こ る。 付
オ キシ ム
反 応 して 水 分 子 が は ず を 生 じる 。 こ の と き の 生
を もつ 脂 肪 族 ア ル デ ヒ ドは 、 低 温 で 希 ア ル カ
を つ くる 。 α-水 素 を も た な い ア ル デ ヒ ドは カ ニ ッ ツ ァ ロ
反応
を す る 。 還 元 さ れ る と 、相 当 す る 第1ア
化 され る と カ ル ボ ン酸 す。 銀鏡 反応
ルコー ルに な り
にな る
、酸
。 酸 化 され や す く、 還 元 作 用
や フェー リング液
を示
の 還 元 な ど に よ り、 ア ル デ ヒ ド基 の 検 出 が な さ れ る 。
<alcohol+dehydrogenized
aldehyde
group
カルボ ニル基
ア ル デ ヒ ド基 の 炭素原 子 に水素 が つ いた形 の原子 団
示 す ほ か 、 還 元 作 用 を示 し、 酸 化 され て カル ボ キ シ ル 基
aldol
。 カル ボニ ル基 としての性 質 を に な る。
ア ル ドー ル
ア セ トア ル ドー ルacetaldol、3-ヒ 性 の 大 きな 液体 。 分 子 量88.1、
ドロキ シ ブ タ ナ ー ル3-hydroxy
沸 点77∼78℃
(14mmHg)
butanalと
もい う。 無 色 で 粘
。 ア セ トア ル デ ヒ ド
に低 温 ・低
濃 度 の 水 酸 化 ナ トリ ウ ム水 溶 液 を作 用 させ た と き に 生 じ る ヒ ドロ キ シ ア ル デ ヒ ド hydroxyaldehyde。 aldehydealcoholと
ア ル デ ヒ ド基
とヒ ドロキ シル基
を もつ の で ア ル デ ヒ ドア ル コ ー ル
よ ば れ 、 略 して ア ル ドー ル と よ ば れ る
こ の 反 応 を ア ル ドー ル 縮 合
。
と い う。 容 易 に脱 水 さ れ て2-ブ
テ ナ ー ル2-butenal(
ク ロ トン ア
ル デ ヒ ドcrotonaldehyde)
に なる 。 なお 、 ア セ トア ル デ ヒ ドに 高 温 ・高 濃 度 の 水 酸 化 ナ トリ ウ ム 溶 液 を 作 用 させ る と黄 褐 色 の 樹 脂 状 重 合 体 が 生 じる 。
aldol condensation
アル
ドー ル 縮 合
ア ル ドー ル付 加aldol
addition、 ア ル ドー ル 反 応aldol
合 して い る 炭 素 原 子
(α位 ) に 水 素 原 子 が 結 び つ い て い る カ ル ボ ニ ル 化 合 物
が 他 の カ ル ボ ニ ル 化 合 物 と付 加 反 応
reactionと も い う。 カ ル ボ ニ ル 基
して β-ヒ
の結 、
ドロ キ シ カ ル ボ ニ ル化 合 物 を生
じる反応 。 付 加 反 応 で あ る が 習 慣 的 に 「縮 合 を 触 媒 とす る 平 衡 反 応 で あ る 。 β-ヒ
」 と よ ん で い る 。 酸 ま た は塩 基
ドロ キ シ カ ル ボ ニ ル 化 合 物 は 水 を失 っ て α- ,β-不 飽
和 カ ル ボ ニ ル化 合 物 を生 じや す い 。
aldose
ア ル ドー ス
ア ル デ ヒ ド基
を もつ 単 糖
alicyclic compound
( 類 )。
脂 環式 化 合物
芳 香 族性 を もたない炭 素環式化 合物 →cycloalkane , cycloalkene
aliphatic 鎖式
carboxylic カ ル ボ ン酸
acid の総称 。
。脂肪 族化合物
脂 肪 族 カ ル ボ ン酸
と化 学 的 性 質 が 似 て い る 。
aliphatic compound
脂肪 族 化 合 物
鎖 式 化 合物 の総称 。芳 香族化 合物 alkali
以外 の有機化合 物
を さす場 合 もあ る。
アル カリ
水 に溶 け て水酸 化物 イオ ン を生 じる塩基 。 お もに、ア ルカ リ金属
や アル カ リ土類金 属
の水酸化 物 をさす が、 アル カ リ金属 の炭酸塩 や ア ンモニ ア、 ア ミンな ど も含 める。 alqali(A)al: 定冠 詞、qali:灰 alkali fusion
ア ル カ リ融 解
有機化 合物 を濃 い水 酸化 アル カ リと ともに加 熱融 解 して変化 させ る反応 。芳 香族 酸
を フ ェノ ー ル
スル ホ ン
に変 え る反応 が 工業 的 に重 要 で あ る
。 また、無 機化合 物 を固体の水 酸化 アル カ リまた は炭酸 アル カ リとと もに加 熱 融解 して分 解 し、可 溶性 物質 に変 え る操 作 もアル カ リ融解 とい う。 金属 の酸化 物や ケ イ酸塩 な どを可溶 化す るの に用い られ る。 alkali metal
ア ル カ リ金 属
1族 の元素 、 リチ ウムlithium Li、 ナ トリウム 、 カリウム 、 ル ビジウムrubidium Rb、 セ シ ウムcesium Cs、 フラ ンシウムfrancium Frの 総称。 最外殻 の電子配 置 は〓 。 価電子 が1個 な の で比較 的 ゆる やか な金属 結合
を してお り、 イオ ン化 エ ネルギ ー
は各周 期 の中 では最 も
低 い。そ のため 反応性 が非常 に大 き く、1価 の 陽 イオンにな りやすい 。単体 は、密 度が低 く、 軟 らか な、融 点 の低 い、銀 白色 の金属 で 、 イオ ン化傾 向
が大 きい ため塩 類 を融解 電解 す る
こ とに よ り得 る。 酸化 され やす く、強 力な還 元剤 と して用い られ る。常 温で水 と激 し く反応 して水 素 を発 生 す る 、 超酸 化物
。酸 素 と反 応 して酸 化物 にな る
(Li以下)、
、過 酸化 物 (Na以下)、
(K以下 )。 二酸 化 炭 素 、水 と反応 して炭 酸 塩 とな る 。空 気 に触れ ない よう、石油 中 に貯 える。 イ オンは一般 に沈澱物 をつ く りに くい の で 、炎色 反応
によ り分析 す る。 酸化物 は容易 に水 と反 応 して水 酸 化物 を生 じる
。 水酸 化物 は
の組 成 を もつ無色 の 固体 で、潮 解性
で水 に溶 け やす く、
水 溶液 は強 い アル カ リ性 を示 す。 リチ ウム を除 き、熱 して も分解 され な い 。 水 酸化物 の水 溶液 は二 酸化 炭素 を吸 収 して 、炭酸 アル カ リを生 じる 。 リチ ウム塩 を除 き、炭酸 塩 は熱 して も分 解 され ない 酸 を加 える と二 酸化 炭素 を発生 する
。 。
alkaline
ア ル カ リ性 、 ア ル カ リ性 の
塩 基 の示す 性質 、す なわ ち
が示 す性 質 をい う形容 語。塩 基性 ともい う。 た とえ ば、 赤 い
リ トマス紙 を青 くす る。 alkaline battery
ア ル カ リ電 池
電解 液 と して濃厚 な水 酸化 カ リウ ムな どのア ルカ リ溶液 を用 いた乾電 池 マ ンガ ン乾電池 ともいい、 電池反 応 は れ 、起 電力 は約1.5Vで
あ る。 電 解 液の ほか はマ ンガ ン乾 電 池
をい う。 アル カ リ で表 わ さ
とほ ぼ同 じ構成 で あ るが 、
マ ンガ ン乾 電池 と比べ て容 量 が大 き く、低温 での放 電特性 がす ぐれて いる。 alkaline earth metal 2族
ア ル カ リ土 類 金 属
(2A族) 元素 の うち、 第4周 期 以降 の カル シウムCa、
ス トロンチ ウムSr 、 バ リ ウム barium Ba、 ラジ ウムradium Raの 総称 。ベ リ リウムberyllium Beと マ グネシウ ム はこれ ら 4元 素 と さま ざまな面 で性 質が異 なるの で、 通常 このグ ルー プに は入 れない 。 したが って、 2族 は 「 ベ リリウム、 マ グネ シウムお よび アル カ リ土類 金属」 とい うこ とになる。2族 の最 外殻 の電 子配置 は 〓 。価 電子 が2個 なの で、金属結 合
は アルカ リ金 属 よ り強い。 したが っ
て、単体 はアル カ リ金属 よ り硬 く、密度 ・融 点が高 い。 反応性 は大 き く、2価 の陽 イ オンに な りや すい。 イ オ ン化傾 向
が大 きい ため塩類 を融 解電 解
されやす く、常温 で水 と反応 して水素 を生 じる ( 酸 素 と反応 して酸化 物 ( 以下 ) 、
す るこ とに よ り得 られ る。酸化
は常温 の水 とは反応 しな い)。 、過 酸化物
に なる
( 以下 ) 。 酸化物 は水 と激 しく反応 して多量 の熱 を発 生 し水酸
化 物 を生 じる
。水酸 化物 は
の組 成 を もつ無 色 の固体 で 、水 に
溶 け て、 水 溶 液 は強 い アル カ リ性 を示 す 。熱 す る と分解 され て 酸化 物 とな る 。水 酸化 物 の水 溶 液 は二 酸化 炭素 を吸 収 して、 炭酸塩 を生 じる 。 炭酸 塩 は熱 す る と分 解 され、 酸 を加 え る と二 酸化 炭 素 を生 じる は ュウ酸 イオ ン) によ り白い沈殿 を生 じる ( 色 反応
を示す (
alkaline solution
は
( シ
で は沈澱 しない)。 イオ ンは炎
は示 さない) 。
ア ル カ リ性 溶 液
アル カ リ性 を示 す 溶 液。水 酸 化物 イ オ ン の濃 度 の方 が水 素 イ オン
の濃 度 よ り高 い溶 液 。
。 ま た 、pH>7。
alkaline
storage
battery
ア ル カ リ蓄 電 池
電 解 液 に 水 酸 化 カ リ ウ ム な どの ア ル カ リ溶 液 を用 い た 蓄 電 池
の総称 。正極 には一般 にニ ッ
ケ ル 酸 化 物 が 用 い られ 、 負 極 に 鉄 を 用 い た もの をエ ジ ソ ン 電 池Edison い た もの を ニ ッケ ル-カ
ドミ ウ ム 電 池
alkane
あ る。
アル カ ン
パ ラ フ ィ ン 系 炭 化 水 素paraffin
hydrocarbons、
メ タ ン 系 炭 化 水 素hydrocarbons
seriesと も い う。 炭 素 と炭 素 の 結 合 が 単 結 合
(25℃ ) で は 、
ラ フ ィ ンparaffinと
∼
of methane
の み の 飽 和 炭 化 水 素 の う ち、 環 式 構 造 を含 ま
ない鎖式 構造 のみ の もの をい う。一般 式 は、 成 分。常 温
cell、 カ ド ミ ウ ム を 用
とい う。 放 電 時 の 起 電 力 は ど ち ら も約1.2Vで
で 表 わ され る 。 天 然 ガ ス
が気 体 、
∼
が液体 、
よ ば れ る。 無 色 透 明 で 無 臭 。 無 極 性
、石油
の主
∼ が 固 体 。 固 体 の もの は パ
なので 、水 に溶けず
(溶 け に く く)、
有 機 溶 媒 に よ く溶 け る 。 常 温 で は 化 学 的 に安 定 で 反 応 性 が 低 い 。 空 気 中 で 点 火 す る と炎 を 出 して 燃 え 、 多 量 に 熱 を発 生 す る 。 光 の 存 在 下 で 、 ハ ロ ゲ ン と 置 換 反 応 を し、 ハ ロ ゲ ン化 物 haloalkaneを
生 じ る 。 燃 料 、 溶 媒 、 化 学 工 業 原 料 な ど に 用 い ら れ る 。 名 称 の 語 尾 は ア ン-ane
と な る。 ア ル カ ンか ら水 素 原 子 が ひ と つ は ず れ て 生 じ る原 子 団 は 一 般 式 アル キル基
と よば れ る 。 語 尾 を-aneか
alkene
ア ル ケ ン
オ レ フ ィ ン系 炭 化 水 素olefin
hydrocarbons、
seriesと も よ ば れ る。 二 重 結 合
エ チ レ ン系 炭 化 水 素hydrocarbons
を ひとつ もつ不飽和 鎖式 炭化 水素
で表 わ され る。二重 結 合の 部位 で、付 加 反応 炭 素 数の アル カ ン 尾 を イ レ ン-yleneに ピ レ ンpropyleneと
alkyd
resin
で表 わ され、
ら-ylに 変 え る 。
、酸 化反応
of ethylene
の こ と。 一 般 式 は
が容易 に起 こる。系 統 名 は同 じ
の 語 尾 ア ン-aneを エ ン-eneに 変 え た もの 、 ま た 、 慣 用 名 は ア ル カ ン の 語 変 えた もの になる。 た とえば 、
は そ れ ぞ れ プ ロ ペ ンpropene、
プロ
なる。
ア ル キ ド樹 脂
ポ リエス テル
の1種 で 、エ チ レン グリコ ール や グ リセ リン
無 水 フタル酸
や無 水 マ レイ ン酸
な どの多塩 基 酸が縮 重合
れ に高級脂 肪酸 な ど を縮 合 させ て得 られ る熱 硬化性 樹脂
などの多価 アル コール
と、
して生 じる鎖 を骨格 と し、 こ
の総 称。 ロジ ンや フ ェノー ルな ど
さまざ まな物質 で変性 した ものがあ る。 一般 に、安価 で耐候 性、 光沢 、接着性 が よ く、塗料 や印刷 イ ンキな どに用 い られ る。 alkylamine
ア ル キル ア ミン
飽和脂肪 族 ア ミン の こ と。 ア ンモニアの水 素が アルキ ル基 alkylation
で置 換 されて生 じる化合 物。
ア ル キ ル化
有 機 化合 物 の水 素原 子 を アル キル基
で置 換
す る こと。 アルキ ル化 に用 い る物 質 をアル キ
ル 化 剤alkylating
agentと
い い、 ハ ロゲ ン化 ア ル キ ル
や ア ル キ ル 金 属alkylmetal
alkylbenzene
sulfate
アル キ ルベ ンゼ ン
ベ ンゼ ン の水 素原 子 をア ルキ ル基 反応
、 硫 酸 ジ ア ル キ ルdialkyl
(Mは 金 属 ) な どが あ る 。
で 置換 した炭化水 素
の 総称。 フ リー デ ル ークラ フ ツ
に よ り合成 される。
alkyl group
ア ル キ ル基
ア ル カ ンか ら水 素 原 子 が ひ と つ と れ て 生 じた 形 の 原 子 団 。 一 般 式 は る こ と も あ る。 名 称 は ア ル カ ンの 語 尾 ア ン-aneを
alkyl halide
。R-で
表 わ され
イル-ylに 変 え た もの に な る 。
ハ ロゲ ン化 ア ル キル
アル カ ン の水 素原子1個 をハ ロゲ ン原子 で置 換 した化 合物 。 アルキ ル基
とハ ロゲ ンとの
化 合物 ともみ られ 、名称 は アル カンのハ ロゲ ン置換 体 も し くはアル キル基 とハ ロゲ ン基の結 合体 と して つ け られ る。 た とえば、 は ク ロロメ タ ンchloromethaneあ る いは塩化 メチ ルmethyl chlorideと なる。 一般 式はハ ロゲ ン原子 をXと して 。 アル ケ ン にハ ロゲ ン化 水 素
を付 加
した り、塩化 亜鉛 の よ うな脱水 剤 の存 在 の もとで アル コー ルにハ ロゲ ン
化水 素 を作 用 させる と得 られ る。特有 な臭 い をもつ揮 発性 の もの が多い。 alkyne
ア ル キ ン
ア セ チ レ ン系 炭 化 水 素hydrocarbons つ不 飽和鎖 式 炭化水 素
of acetylene seriesと も よば れ る 。 三 重 結 合
。一般式 は
反 応 が 起 こ りや す い 。 系 統 名 は ア ル カ ンの 語 尾 ア ン-aneを 用名 はアセ チ レン プ ロ ピ ンpropyne、
を ひ とつ も
で表 わ される。 三重結 合の部 位で付 加 反応 、酸化 イ ン-yneに 変 え た も の 、 ま た 、 慣
の 置 換 体 と し て つ け られ る 。 た と え ば 、 また は メ チ ル ア セ チ レ ンmethyl
acetyleneと
で表 わ され るア ルキ ンは、 よ ば れ る 。 ア ル キ ンの 三 重 結
合 して い る 炭 素 原 子 に 結 び つ い て い る 水 素 原 子 が 金 属 原 子 で 置 換 され て 生 じる イ オ ン化 合 物 をアセチ リ ド
とい う。
allotrope
同素 体
同 じ元素 か らで きて いるが 、性質 が異 な る単体
(どう し) をい う。原子 のつ なが り方 が異
な るため に、性 質が違 って くる。 例.
グラ ファイ ト ( 黒鉛 ) 酸素 ( ガス) 赤 リン 斜 方硫黄
とダイアモ ン ド
とオ ゾン
と黄 リン ( 白 リン) と単斜硫 黄
alloy
:炭 素C
:酸素O :リ ンP
とゴム状 硫黄
:硫 黄S
合 金
2種 類以 上の金 属元 素が とけあ ってい る金 属。少 量 の非金属 元素 を含 む場合 もあ る。金 属間 化合 物、 あるい は固溶体
の形態 をとる。 また、 それ らの 混合物 の場合 もあ る。
alloy steel
合 金 鋼
特 殊 鋼special
steelと よ ば れ る こ と もあ る。 炭 素 鋼
得 る た め に 炭 素 以 外 の 元 素 を添 加 した 鋼
alpha
decay,
αdecay
で は得 られ な い よ う な さ ま ざ ま な 性 質 を
の総称。
アル ファ崩 壊、 α崩 壊
ア ル フ ァ壊 変 と も い う。 ア ル フ ァ粒 子 1個 が 放 出 さ れ る と 、 も との 核 種
が 放 出 さ れ て 、 原 子 核 が 壊 れ る こ と 。 ア ル フ ァ粒 子
よ り原 子 番 号
じ る 。 した が っ て 、 新 た に 生 じ た 元 素
が2、
質量数
は も と の 元 素 に比 べ て2だ
と な る 。 ア ル フ ァ崩 壊 は 重 元 素 の 核 、 と く に原 子 番 号 が83(
が4だ
け小 さい核種 が生
け 小 さ な番 号 を もつ 族
ビス マ ス ) よ り大 き な 天 然 の 核
種 に多 く見 られ る 。 例. →alpha
ray ,displacement
alpha-hydrogen,
law
α-hydrogen
脂 肪族 化 合物
ア ル フ ァ 水 素 、 α-水
にお いて主 となる官 能基
素
の 結 合 して い る 炭 素 原 子 に 結 び つ い て い る水 素 原
子。
alpha
ray,
α ray
アル ファ崩壊
ア ル ファ線、 α線
で 生 じ る ア ル フ ァ粒 子
に 同 じ強 さの 電 磁 場 に お け るベ ー タ線
の 流 れ 。 電 磁 場 で 曲 げ られ る が 、 そ の 程 度 は 、 一 般 よ り小 さ い 。 ベ ー タ 線 や ガ ン マ 線
が 強 く、 透 過 力 は小 さい 。 到 達 し う る 距 離 は 空 気 中 で 数cmで
よ り電 離
作用
あ り、 薄 い ア ル ミ ホ イ ル で 止
ま る。 →radiation
alpha
particle,
α particle
ア ル フ ァ粒子 、 α粒 子
質 量 数4の
ヘ リウム
エ ネルギ ー
が 大 き く、安 定 な 粒 子 と し て ふ る ま う。
alternating
の原子 核
current
。
ま たは
で表 わ される。核 子
あ た りの 結 合
交 流
流 れ る 方 向 が 周 期 的 に変 化 す る 電 流 。 略 称 はAC。
alum 一般 式
ミ ョ ウバ ン で 表 わ さ れ る複 塩
こ と も あ る。
は1価
の 陽 イ オ ンで
の総 称。
な ど、
は3価
と表 わ す の 陽 イ オ ンで
な
どが 入 る 。 成 分 硫 酸 塩 の 混 合 水 溶 液 か ら析 出 し、 同 じ結 晶構 造 を もつ 。 通 常 、 硫 酸 カ リ ウ ム ア ル ミ ニ ウム 二 十 四 水 和 物 バ ンpotash
alumと
き ミ ョウ バ ン と よ ば れ る 。 媒 染 剤 用 い られ る 。
を単 に ミ ョ ウバ ン、 あ る い は カ リ ミ ョウ
い う。 カ リ ミ ョ ウバ ン は無 色 八 面 体 の 結 晶 で 、200℃
で 無 水 物 と な り、 焼
、 紙 の に じみ ど め 、 水 処 理 の 際 の 凝 結 剤 な ど と して 広 く
aluminum
アル ミニ ウム
aluminiumと もい う。3族
(3B族) に属す る原 子番号13の 元 素 で、
の単一核種
か らな
る。原 子量 は26.98。 地殻 中 に最 も多 く含 まれる金属 元素 。単 体 は、工業 的に はボ ーキサイ ト を原料 と して酸 化 アル ミニ ウム
をつ く り、そ れ を融解 電解
して得 られ る。 ボ ーキサ
イ トか ら酸 化 アル ミニ ウム を得 る工 業的 製法 をバ イ ヤー法 、融 解電解 に よ り酸 化 ア ル ミニ ウム か らアル ミニ ウム を得 る方法 をホー ル ・エ ルー法 cryoliteを
加 えて800∼1000℃
き、陽極 で は
とい う。融 点 を下 げ るため に氷晶 石
で融 解 し、炭 素 を電極 と して電気分 解す る。 この と 、 陰極で は
の反応 が起 こ る。 陽極 で
は二酸 化炭 素 も発生 す る。 アル ミニ ウム1ト ンを得 る ため には1.3× 〓kWh以
上 の 電力量
が必 要 とされ る。 単体 は銀 白色 の軟 らか な軽 い 金属 で 、 融点660℃ 、沸 点2470℃ 2.70〓
、 密度
。 断面積 あた りでは、銀 、銅、 金 につ いで電 気 をよ く通 し、電線 として用 い られる。
酸化 されやす く、他 の金属 の酸化 物 を還元 して、そ の金属 単体 を得 るの に用 い られ る ( テル ミ ッ ト法 ) 。 空気 中で は表 面 に酸 化物 の被 膜 がで き、 内部 を保 護す るの で安 定 であ る。空気 中で 強 く熱す る と閃光 を出 して激 しく燃 える をもち、希 酸や アル カ リ水 溶液 と反応 して水 素 を発 生す る
。両 性元素
と して の性質
が、濃 硝 酸や濃 硫 酸 とは表面 に安 定 な酸化被 膜 が生 じるため 反応 しない。水 溶 液中 では 、そ れぞ れ の形 で存在 してい る。 ハ ロゲ ン化 物 は フッ化物 を除い て共有結 合性 が強 い。軽 くて耐食性 が あ り、加 工 しやす いの で、 日用器 具、 包装材料 、建 築材料 、電 気部 品 と して広 く用 い られて いい る。 また、 ジュ ラ ル ミン
な どの軽合 金の主成 分 と して も重 要で ある。alum(Gk)
aluminum
oxide
:ミ ョウバ ン
酸 化 アル ミニ ウム
アル ミニ ウムの 酸化 、水酸 化 アル ミニ ウムの 強熱 な どで得 られ る両性 酸化 物 。 酸 、 アルカ リ と反 応 して塩 と水 を生 じる ムcorundum) 量の
や
。 いろい ろな型 の異性体 が存 在す るが 、そ の うちの ひとつは鋼 玉 ( コ ラン ダ と よばれ 、非常 に硬 く、 融点 が高 い。研 磨 剤 や耐熱 剤 と して用 い られ る。微
が含 まれ る と青 色 とな りサ ファイア 、微 量 の
が 含 まれる と赤色 とな りル ビー
とよば れる。 aluminum
hydroxide
水酸 化 ア ル ミニ ウム
アル ミニ ウム塩水 溶液 にア ンモニ ア水 を加 える と生 じる両性 水 酸化 物 。 ア ル ミ ン酸 塩 の水 溶 液 に二 酸化 炭 素 を通 して も生 じる 。水 に ほ とん ど溶 けず 、水和 した ものは 白色 ゲル状 とな る。 加熱 す る と容 易 に分 解 して酸 化 アル ミニ ウム
に なる
。 酸や
塩 基 と反 応 して塩 と水 を生 じる 。
amalgam
ア マル ガ ム
水銀 と他 の金 属 との合金 。鉄 や 白金 な どをのぞ く多 くの 金属 が アマ ルガム と なる。固 体 ま
た は 液 体 の 状 態 を と る 。malak〓s(Gk):
amide
や わ らか い
ア ミ ド
ア ンモ ニ ア また は ア ミン の水 素原子 が 金属原 子 で置換 され た構 造 の金属 ア ミ ドあ るい は ア シ ル基
で 置換 された構造 の酸 ア ミ ド を総 称 して い う。 金属 ア ミ ドを加水 分解 す る と金属
の水酸化 物 とア ンモ ニ アを生 じる。た とえば
amine
。
ア ミン ア ンモニ ア
の 水 素 原 子 を炭 化 水 素 基
炭 化 水 素 基 が ひ とつ の 場 合 は 第1ア 、 ふ た つ の 場 合 は 第2ア 、3つ
で置換 した形の化 合物 。置 換 した
ミ ンprimary
ミ ンsecondary
す べ て の 場 合 は 第3ア
amineと
amineと
ミ ンtertiary amineと
で表 わ され る。 また 、ア ンモ ニ ウム イオ ン 子 を す べ て 炭 化 水 素 基 で 置 換 し た 形 の 化 合 物 を 第4ア ammonium
よばれ 一般 式 は の4つ
の水 素原
ン モ ニ ウ ム イ オ ンquaternary
ionと い い 、 一 般 式 は 図 の よ う に表 わ され 、 水 酸 化 物 は 強 い ア ル カ リ性 を 示 す 。
炭化 水素 基が すべ て脂肪 族
炭 化水 素基
つ で もあ る 場 合 に は 芳 香 族
ア ミ ン と い う。1分
で あ る もの を 脂 肪 族 ア ミ ン、 ア リ ー ル 基
原 子 を ひ とつ もつ もの を モ ノ ア ミ ンmonoamine、 もつ もの を ポ リ ア ミ ンpolyamineと キル
よばれ 一般 式 は
よばれ一 般式 は
との反応 に よる アルキ ル化
子 内 に ア ミ ノ基
や イ ミ ノ基
が ひと
な どの窒素
ふ た つ もつ もの を ジ ア ミ ンdiamine、
い う。 ア ン モ ニ ア お よ び そ の 誘 導 体 、 ニ トロ化 合 物
の還元
、 ニ トリ ル
多数
とハ ロ ゲ ン化 ア ル の還元 な どに よ り
生 じる 。 脂 肪 族 低 級 ア ミ ンは 魚 臭 を も ち 、 気 体 も し くは 液 体 で 水 に よ く溶 け る 。 芳 香 族 ア ミ ン は水 に あ ま り溶 け な い 。 水 溶 液 は弱 い ア ル カ リ性 を 示 し、 脂 肪 族 ア ミ ン の 場 合 は ア ンモ ニ ア よ り強 い ア ル カ リ性 を示 す 。 芳 香 族 ア ミ ンの 場 合 は こ れ ら よ り弱 い 。 酸 と反 応 して 塩 をつ くる。
カルボ ン酸 、 酸無水物
、酸塩化 物
な どを作 用 させ る と、第1ア ミン、第2ア ミンは窒 素
原子 に結 合 して いる水 素原子 が アシル基
に よって置換 され 、酸ア ミ ド となる。 ア シル化
芳 香族 第1ア ミンは、一 般 に芳 香族 ニ トロ化合 物 を還 元 して 得 られ 、酸性 溶 液 中で 亜硝 酸 を作 用 させ る と、 ジア ゾニ ウム塩 になる。
還元 ジア ゾ化
amino
acid
ア ミ ノ酸
ひ とつ の分子 中 にア ミノ基
とカル ボキ シル基
シ プロ リ ンな どア ミノ基 の水 素が 分子 内の側 鎖
を もつ物 質。 た だ し、 プ ロ リン、 ヒ ドロキ 部分 と置換 して イ ミ ド基
の環状 構造 を と
った物 質 も通常 含め る。 カル ボキ シル基が 結 びつ いて いる炭 素原子 (α-炭 素 ) に ア ミノ基 が 直接 結合 して いる ア ミノ酸 を α-ア ミノ酸 とい う。 また、 ア ミノ基 の結合 位置 が α-炭素か ら順 次 隣の炭 素原子 に移 るに したが い、 β-、γ-、δ-、ε-… ア ミノ酸 とよばれる。 α-ア ミ ノ酸 の一般 式 は 素 原子
であ る。R=Hで
あ るグ リシ ンを除 いて α-炭素 が不斉 炭
とな る ため に光 学活 性 で 、D型 とL型 の異 性体 が存 在す る。 タンパ ク質
す る20種 の α-ア ミノ酸 は グ リシンを除 き、す べ てL型 で あ る。両性 電解 質 中 で はア ミノ基 とカルボ キ シル基 の両方 が電 離 とって お り、一種 の塩
した両性 イ オ ン
を構成
であ り、結 晶 の形 を
( イ オン化合 物) の よ うなイ オ ン結合 を して いる。 その ため 一般 に
水 溶性 が あ り、有 機 溶媒 に は溶 け に くい 。 ま た、揮 発 性 ( 昇 華 性 )が な く、一 般 に融 点 ( 分 解点) が高 い ( お よそ250∼300℃
) 。水 溶液 中で は、次 のよ うな平 衡が存在 す る。
( よ り)アルカ リ性溶 液
( より)酸性溶液
ア ミノ酸 の検 出に はニ ンヒ ドリン反応
が 用い られ る。
α-アミノ酸は次の よ うな分類が な され る。名称の左 にあ る原子団 は-Rに 相当す る ものであ る。 ●中性ア ミノ酸 電離 しうる
●酸性ア ミノ酸
電離 しうる
●塩基性ア ミノ酸 電離 しうる
と
の数が等 しい。
が が
よ り多い。 より多い。
は 、 ヒ トの 必 須 ア ミ ノ酸essential amino
acidで あ り、 炭 素 骨 格 を (必 要 量 だ け )
体 内 で 合 成 で き な い の で 、 外 部 か ら 食 物 と して 取 入 れ な くて は な ら な い 。 amino
group
ア ンモ ニ ア
ア ミ ノ基 か ら水 素 原 子 が ひ とつ とれ た形 の
ammeter 電流
で 表 わ さ れ る原 子 団 。
電 流 計 の 強 さ を測 る 装 置 。 磁 石 の 両 極 の 間 に 置 い た 可 動 コ イ ル に 電 流 を流 す と電 流 の 強 さ に
応 じて コ イ ル が 回 転 す る こ と な ど を利 用 す る 。
ammine
complex
ア ンモニ ア ammineと
ア ン ミ ン錯 体
を主要 な配位 子
よばれ る
(ア ミ ンamineと
銀 (I) イオン 四 面 体 型4配
とす る錯体
、平 面 型4配
を い う 。 配 位 子 と して の ア ン モ ニ ア は ア ン ミ ン
の 区 別 に 注 意 )。 直 線 状2配
位錯 体 として ジア ン ミン
位 錯 体 と し て テ トラ ア ン ミ ン銅 (II) イオン
位 錯 体 と して テ トラ ア ン ミ ン 亜 鉛 (II) イオ ン
と して ヘ キ サ ア ン ミン コバ ル ト(II) イオン
ammonia
、 八 面 体 型6配
、 位錯 体
な どが あ る。
ア ンモ ニ ア
無 色 で 、 特 有 な 刺 激 臭 の あ る 気 体 。 分 子 量17.0、 ハ ー バ ー ・ボ ッ シ ュ法
融 点 −77.7℃ 、 沸 点 −33.4℃ 。 工 業 的 に は 、
でつ くられ る
。 実 験 室 で は 、 ア ンモ ニ ウ ム 塩 に 強
塩 基 を 加 え て 得 られ る
。 常 温 で10atmく
らいの
圧 力 を か け る と 液 体 に な る 。 水 に き わ め て よ く溶 け 、 弱 い ア ル カ リ性 を示 す 。 ア ルコー ルに溶 ける。酸
と 反 応 して 塩
ンモ ニ ウ ム の 白 煙 を 生 じる
を 生 じ、 塩 化 水 素 と 反 応 して 塩 化 ア
。 ネ スラー試 薬
色 を呈す る
。 反 応 性 の 大 き な 金 属 と反
応 して ア ミ ド ミン錯体
に よ り、 特 有 な 黄 ∼ か っ
を生 じ る
。 多 くの 金 属 イ オ ンに 配 位
を つ くる 。 液 体 ア ン モ ニ ア は分 子 間 で 水 素 結 合
を して お り、 極 性 溶 媒
さま ざまな もの を溶解 す る。 また 、水 と同 じよ うに自己解 離 す る 粘 膜 を強 く侵 し 、 有 毒 で あ る 。 窒 素 肥 料 、 硝 酸
、尿 素
して ア ン と して 。
の 原料 、溶 剤、 製氷用 や 冷凍機 の
冷 媒 な ど と して 用 い られ る 。
ammonia →Solvay
amorphous 原子
soda process process
solid または分 子
ア ンモ ニ ア ソ ー ダ 法
無 定形 固 体 が 不 規 則 な 空 間 的 配 置 を して い る 固 体
もい う。一定 の 融点 が 典 型 的 な例 で あ る 。
。結晶
を もた ず 、 粘 性 率 が 非 常 に 大 きい 過 冷 却
で ない固体 で、非 晶質 と
液体
とみ な せ る 。 ガ ラ ス
amount
of substance
物 質 量
物 質 を構 成 す る 基 本 単 位 0.012kgの
〓
中の〓
( 原 子 、 分 子 、 イ オ ン な ど ) の 量 。 単 位 は モ ルmol。1
原子 の数
(6.0× 〓
もの を物 質 量 とい う 。 た と え ば 、 原 子1 陽 子1
mol、 電 子1 mol、 光 子1 molな
ampere
) に等 しい 。 物 質 の 量 をmolの
mol、 分 子1
mol、
イ オ ン1 mol、
molは
、
単 位 で 表 わ した
イ オ ン化 合 物1 mol、
ど と い う。
ア ンペ ア
電 流 の 単 位 。 記 号A。
断 面 積 を無 視 で き る無 限 に長 い2本
の 平 行 導 線 を真 空 中 で1mの
に 置 き、 大 き さの 等 しい 定 常 電 流 をそ れ ら に 流 した と き に 、 導 体1mあ を生 じる よ うな 電 流 の 大 き さ を1Aと
〓Nの
間隔 力
い う。
ampho-ion →zwitter-ion
両性 イオ ン
ampholyte
両 性 イオ ン
ion
た り2×
→zwitter-ion
ampholyte
両 性 電解 質
酸 で あ る と同 時 に 塩 基 で あ る 電 解 質 。 ア ミ ノ 酸 amphi(Gk):
amphoteric と塩 基 性
を併 せ も っ て い る こ と。
amphoteric electrolyte →ampholyte
両性 電 解 質
amphoteric
両 性 水酸 化 物
hydroxide
に 対 して は酸
と して 、 酸 に 対 して は 塩 基 と して働 く水 酸 化 物
、水 酸化 亜鉛
amphoteric 塩基
、酸化亜 鉛
振動
。 水 酸 化 ア ル ミニ ウム
な ど。
oxide
に 対 して は 酸
amplitude
な どが そ の例 で あ る。
両 性 、両性 の
ひ とつの物 質が酸性
塩基
、 両 性水 酸 化 物
両側 に
両 性 酸化 物 と して 、 酸 に 対 して は 塩 基 と し て 働 く酸 化 物 な ど。
振 幅
の幅 の 半 分 。 波 の 場 合 は 山 の 高 さ と谷 の 深 さ の 和 の1/2。
。 酸化 アル ミニ ウム
amylase デ ンプ ン
ア ミラー ゼ やグ リコー ゲ ン
の α-1,4-結 合 を 加 水 分 解 す る 酵 素
amylopectin デ ンプ ン
ア ミロペ クチ ン を構 成 す る 主 要 成 分 で 、 グ ル コ ー ス が 枝 分 か れ して つ な が っ て い る 。 分 岐 部 分 は
ひ と つ の グ ル コ ー ス が α-1,4結 合 の ほ か 、20∼26個 1,6結 合 を して い る 。 一 般 式 は
ヨ ウ素 デ ンプ ン 反 応
程 度 グ ル コ ー ス の つ な が っ た側 鎖 と α-
で 、nは1万
100万 程 度 で あ る。 通 常 、 デ ン プ ン中 に70∼80%
以 上 に 達 す る こ と も あ り、 分 子 量 は
含 ま れ 、 もち 米 な どで は ほ ぼ100%
になる。
は赤 褐 色 。 水 溶 液 は 大 き な粘 性 を 示 す 。 ア ミ ラ ー ゼ に よ り加 水 分 解 さ
れ て 、 デ キ ス トリ ン 、 マ ル トー ス
amylose デ ンプ ン
の総称 。
な ど に な る 。pektik
s(Gk):
固 まる
ア ミ ロー ス を構 成 す る主 要 成 分 の ひ と つ で 、 グ ル コ ー ス
た 構 造 を して い る 。 一 般 式 は
15万 程 度 で あ る 。 通 常 、 デ ン プ ン 中 に20∼30% お り、 ヨ ウ素 デ ン プ ン 反 応 に よ りほ ぼ 完 全 に加 水 分 解
が α-1,4結 合 で 直 鎖 状 に つ な が っ
で 、n=200∼1000程
度 とい わ れ 、 分 子 量 は 数 万 ∼
含 ま れ る 。 水 溶 液 中 で は 、 らせ ん 状 を し て
は青 色 を呈 す る 。 水 溶 液 の 粘 性 は 比 較 的 小 さ い 。 ア ミ ラ ー ゼ さ れ て マ ル トー ス
annealing
に な る 。amylum(L):
でんぷ ん
焼 な ま し
金 属 材 料 や ガ ラ ス を適 当 な 温 度 に加 熱 した 後 、 ゆ っ く り と冷 却 す る 操 作 。 組 織 の 均 質 化 や 内 部 の ひず み を 除 去 す る た め に 行 う。
〓 ngstrom
オ ン グ ス トロ ー ム
長 さの 単 位 。 〓 で 表 わ す 。1〓
anhydride
=1×
〓m=0.1nm。
無 水 物
あ る 物 質 を脱 水 して 得 ら れ る 形 の化 合 物 。 た と え ば 、酢 酸 phosphoric も し くは
acidを
脱 水 した 形 の 無 水 リ ン酸
か ら生 じ る無 水 酢 酸
(五 酸 化 二 リ ン)phosphoric
な ど。
anhydrous
無 水
、無 水 物
〓 不 純 物 と し て の 水 を 含 ん で い な い 有 機 溶 媒 を い う場 合 に用 い る 。absoluteと とえ ば 、 無 水 エ ー テ ルanhydrous 〓結 晶水 pentahydrate →hydrate
や リ ン酸
anhydride
同 じ意 味 。 た
ether, absolute ether。
の な い 金 属 塩 に 用 い る 。 た と え ば 、 硫 酸 銅 (II) 五 水 和 物copper(II)sulfate と無 水 硫 酸 銅 (II)anhydrous copper(II)sulfate。
aniline ア ミ ノ ベ ン ゼ ンaminobenzene、
アニ リン フ ェ ニ ル ア ミ ンphenylamineと
もい う。 特 有 な 臭 い の あ る 無
色 の油状 液体 。分 子量93.1、 融点 −6.0℃、 沸点185℃ 。最 も簡単 な芳香 族 ア ミン 。 ニ トロ ベ ンゼ ン をス ズ または鉄 と塩酸 で還元 す るこ とに よ り得 られる 。水 に は ご くわず か溶 けて弱 い アル カ リ性 を示 し、酸 と反応 して 塩 を生 じる。 有機 溶媒 に可溶 。有毒 。酸化 されやす く、 空気 中 に放 置す る と赤 色 か ら黒色 に 変化 す る。亜 硝 酸
と反応 して ジア ゾニ ウ ム塩
とな る
。染料 や香料 の原料 と して用い られ る。 anion 原子
陰イオン や分 子
際、 陽極
が電 子
を得 る こ とに よって生 じる、負 の電 荷 を もった粒 子 。電気 分 解
の
に向 か って移動 す る。
anion-exchange resin →ion-exchange resin
陰 イ オ ン交 換 樹 脂
anisotropic liquid →liquid crystal
異 方 性 液体
anisotropy
異方性
物 質の物 理 的性 質が方 向 によ って異 なる ことをい う。結 晶 におけ る原子 や イオ ン、分子 な ど の 配列 の しか たが 方向 に よって異 なる場合 には、光 学 的性 質、 電磁気 的 性質 、力 学的性 質 、 熱 的性質 な どの物理 的性質 につい て異 方性 がみ られる こ とが多 い。 anode
ア ノー ド 、 ( 電 気 分解 、電 子 管 の) 陽極
、( 電池
の )負 極 酸化 反応
が起 こる電極 。 電気分解
あ り、 陽極 と よばれ る。 電池
の場合 は陰 イオ ン が よって きて、電子 を失 う電極 で
の場 合 は電池 内部 の物質 が電 子 を失 って外 部 に電 子が 流れ 出
す電極 で あ り、負極 とよばれ る。 また、電 子管 の陽極 は通常 プ レー トとよばれ 、 カソー ドか ら放 出 された電子 を吸収 す る電極 であ る。ana(Gk): anode
slime
上 に、hod〓s(Gk): 道
陽極 泥
ア ノー ドス ライ ム ともい う。粗 金属 を陽 極 と して電解 精錬 さないで 陽極面 に残 った り、 電解槽 的金属 よ りイ オ ン化傾 向
を行 うとき、電 解液 中 に溶 け出
の 陽極部 分 の下 に沈 む泥状物 質 をい う。粗金 属 中の 目
の小 さい金 属が 含 まれ る。金 や銀 な どが含 まれ 、貴金 属
精錬
の原料 となる。 anodic protection
ア ノ ー ド防 食
陽極防 食 ともい う。 金属材料 が酸化 されて その表面 に不 動態被 膜 を生 じる よ うな電位 の 電流 を流 して安 定 な金属 表面 をつ くり、腐 食 陽極
( ア ノー ド) とな ってい る。
を防 ぐ方法 をい う。 この場 合 、金属 は電 気分解 の
anodized
aluminum
シュ ウ酸
film
や硫 酸
ア ル マ イ ト被 膜
な どの水 溶液 中 で金属 アル ミニ ウム を電 気分 解
で 陽極処 理
すること
によ り金 属の 表面 に生 じる多孔性 の硬 い酸 化被 膜。細 孔 中に色 素 を充 填 す るこ とに より、被 膜 の染色 がで きる。細孔 は高温 の水 蒸気 で処理 す る ことに よ り閉 じられ る。 アルマ イ トは 日 本で の商 品名 で、 アメ リカでは アル ミライ トAlumilite、ドイツで はエ ロクサー ルEloxalと よ ば れる。 anodizing
陽 極 処理
アノー ド処理 と もい う。電 解液 に浸 した金 属材料 を陽極 と して電気分 解
を行 い、金 属の 表
面 に酸化 被膜 や電 着被膜 を生 じさせ た り、金属 表面 の汚 れ を酸 化 除去 す る操作 。耐 食性や 耐 磨耗 性の 強化 、塗装の 下地処 理、機 能膜の形 成 な どを目的 とす る。 anthracene
ア ン トラ セ ン 無色 の板 状結晶 で、分子 量178.2、 融点217∼218℃
、沸点340℃ 。 コール
タ ー ル か ら分 離 さ れ る。 水 に 不 溶 、 有 機 溶 媒 に は 可 溶 。 純 粋 な も の は 青 紫 色 の蛍 光
を 発 し、 シ ン チ レー シ ョ ン計 数 管
の シ ンチ レー ター と し て 用
い られ る 。 ア リザ リ ンalizalinな どの 染 料 の 重 要 な 原 料 で あ る 。
antibonding
orbital
反 結 合軌 道
分 子 を構 成 す る 分 子 軌 道
の う ち 、 そ こ に 電 子 が 入 る こ と に よ り結 合 が 弱 ま る もの 。 そ の 分
子 を構 成 す る原 子 の原 子 軌 道
よ り高 い エ ネ ル ギ ー 状 態 に あ る 。
antiferromagnetism
反 強 磁性
結 晶 内 の 隣 り合 う原 子 の 磁 気 モ ー メ ン トが 、 同 じ大 き さで 反 平 行 に な る よ う な 自発 磁 化 を も つ 性 質 をい う。
や
な ど、 こ の よ う な 性 質 を もつ 物 体 を 反 強 磁 性 体 と い い 、 全 体 的
に は 磁 性 が 打 ち 消 さ れ る。
antipodes
対 掌 体
本 来 は 対 蹠 体 の 意 。 右 手 と左 手 の よ う に 、 互 い に 鏡 像 をな す 立 体 構 造 を も ち 、 重 ね 合 わせ る こ とが で き な い 化 合物 。pod(L,
aqua
regia
Gk):
足
→enantiomer
王 水
濃 塩 酸 と濃 硝 酸 を体 積 比3:1で
混 合 し た 溶 液 の こ と。 非 常 に 強 い 酸 化 作 用 を示 し、 金 や 白
金 を溶 かす。 溶液 中で シ ルnitrosyl chloride NOClと
aqua-ion
の 反 応 に よ り生 じ る塩 化 ニ トロ 塩 素 の た め と考 え られ る 。aqua(L):
水 、regia(L):
王
ア クア イオ ン
ア ク ア錯 イ オ ン と も い う 。 水 分 子 が 金 属 イ オ ン に 配 位
して い る 錯 イ オ ン 。 金 属 元 素 の 塩
類 を 水 に 溶 か す と 、 他 に 配 位 力 の 強 い 分 子 や イ オ ン が な け れ ば 、 ア ク ア イ オ ン が 生 じる 。 一
般 に典 型元 素 aqueous
のア クアイ オ ンは無色 であ るが、遷 移元素
solution
水 を溶 媒
水 溶液
とす る 溶 液
。
aramid →aromatic
の場 合は ほ とん どが有色 であ る。
ア
ラ ミ
ド
polyamide
arene
ア レー ン
芳 香族 炭化水 素
の こ と。
aromatic
芳 香族 、芳 香族 の
芳 香 族 化 合 物 に つ け る 接 頭 語 。 ア リー ルarylも 同 じ意 味 。
aromatic amine 芳香 族 ア ミン 一般に 、 ア ンモ ニ アの水 素原 子が 芳香族 炭化水 素基 で置換 された形 の化合 物 をい う。芳香 族 ニ トロ化合 物 を還 元 して得 られ る。水 に難溶 、有機 溶媒 には よ く溶 ける。水 溶液 は弱 い塩 基 性 を示 す。 アニ リン な どが ある。 aromatic
carboxylic acid
芳 香 族 カ ル ボ ン酸
芳 香族 炭化 水素 の水 素原 子 を カルボ キシ ル基 酸 、 テ レフ タル酸
で置換 した形 の化 合物 。安 息香 酸 、 フタル
な どが あ る。水 にい くらか溶 け、弱 い酸性 を示す 。 フェ ノール
よ り強 い酸 であ る
や炭酸
。塩 基 の水 溶 液 に溶 け、塩基 と反応 して塩 を
生 じる 。
aromatic compound 一 般 には 、ベ ンゼ ン環
芳 香族 化 合 物 を もつ 炭素環 式化合 物 をい う。ベ ンゼ ン環 を もたな いが、芳 香族性
を もつ化 合物 は、非 ベ ンゼ ノイ ド芳香 族化 合物 と よばれ る。 aromatic hydrocarbon 芳 香族 炭 化 水素 ベ ンゼ ン環 を もつ炭 化水 素。 極性 が な く、水 に溶 けに くい。 液体 の ものは有機 溶 媒 と し て用 い られる。 ベ ンゼ ン 、 トルエ ン 、 キ シ レン 、 スチ レ ン 、ナ フ タ レン 、 ア ン トラ セ ン な どがあ る。ベ ンゼ ン環 は化学 的 にか な り安定 で、 アル ケ ンの二重結 合 とは異 なった 性 質 を示 す。特 殊 な条件 以外 では付 加反応 が起 こ りに く く、置換 反応 が起 こ りやす い。置換 反応 の例 と して は、ハ ロゲ ン化 ( アル ケ ン であ れば、通 常 は付 加 反応 が起 こる)、ス ルホ ン化 、 ニ トロ化 な どが ある。付加 反応の例 と しては、 図の よ うなものが ある。
aromaticity
芳香 族 性
芳 香 族化 合物 ン
の 二重結 合
が 示 す そ れ ら に 特 有 な性 質 。 ベ ン ゼ ン 環
は 化 学 的 に か な り安 定 で 、 ア ル ケ
と は異 な っ た 性 質 を示 す 。 これ は 、 結 合 に 用 い ら れ る π電 子
定 炭 素 原 子 間 で は な く、6個
が 環中 の特
の 炭 素 原 子 間 に 一 様 に 分 布 して い る 、 す なわ ち 非 局 在
して い
る た め で あ る 。 特 殊 な 条 件 以 外 で は付 加 反 応 が 起 こ りに く く、 置 換 反 応 が 起 こ りや す い。
aromatic
nitro compound
芳香 族 炭化水 素 化
芳 香 族 ニ トロ化 合 物
の 水 素 原 子 を ニ トロ 基
し て 得 ら れ る 。 ニ トロ ベ ンゼ ン
aromatic
polyamide
で 置 換 し た 形 の 化 合 物 。 芳 香 族 炭 化 水 素 をニ トロ
な ど。
芳香 族 ポ リア ミ ド
芳 香 環 を 主 鎖 中 に 含 む ポ リ ア ミ ド 。 芳 香 族 の ジ ア ミ ン と ジ カ ル ボ ン酸 ク ロ リ ドの 縮 重 合 に よ り合 成 さ れ る。 ポ リ
(p-フェ ニ レ ン テ レ フ タ ル ア ミ ド) (商 品 名 ケ ブ ラ ーKevlar) 、 ポ リ
(m-フ ェ ニ レ ン イ ソ フ タル ア ミ ド) (商 品 名 ノ メ ッ ク スNomexな
ど) などが あ る。機械 的 強
度 、 弾 性 率 、 耐 熱 性 、 耐 候 性 、 耐 薬 品 性 に す ぐ れ 、 防 弾 チ ョ ッキ 、 タ イヤ コ ー ド、 駆 動 ベ ル トな ど広 い 用 途 を も つ 。
Arrhenius
acid-base
theory
ア レニ ウ ス の 酸 塩 基 理 論
→acid, acid-base reaction, base
Arrhenius
equation
ア レニ ウ スの式
温 度 変 化 と 反 応 速 度 の 変 化 の 関 係 を示 した 式 。 反 応 速 度 定 数 の活 性 化エ ネ ルギ ー 定 数 、Aは
を 〓 とす る と 、k=A
前 指 数 因 子pre-exponential
exp(− 〓/RT)で
をT、
反応
表 わ さ れ る。 た だ し 、Rは
をk、
絶対温 度
気体
factorあ る い は 、 頻 度 因 子frequency
定 数 で あ る 。 対 数 を用 い て こ の 式 を表 わ す と、ln k=ln
A− 〓/RTと
factorと よ ば れ る
な り 、ln kと1/Tの
関
係 は、 直線の グラフで表 わ され る。
artificial transmutation 原 子核 に、素 粒子
人工 核 変 換
や 小 さ な 原 子 核 を衝 突 させ る こ と に よ り人 工 的 に 行 わ れ る 核 反 応
をい
う 。
aryl
ア リール
芳 香 族 化 合 物 を 示 す 接 頭 語 。aromaticと
も記 す 。 な お 、 ア リ ルallylは
とい う
基 の名称 であ る。
aryl group
ア リー ル 基
芳香 族炭化 水 素 ェニ ル基
のベ ンゼ ン環
の水 素が ひ とつ とれた形 の原子 団。 略記号Arで 表 わす。 フ
、 トリル基
、 ナフチ ル基
aryl halide
ハ ロ ゲ ン化 ア リ ー ル
芳 香 族 ハ ロ ゲ ン化 物aromatic 水 素 原 子 を1個
halide、 ハ ロ ア レー ンhaloareneと
ま た は そ れ 以 上 の ハ ロゲ ン
る求 電 子 置 換 反 応
もい う 。 芳 香 族 炭 化 水 素
の
原 子 で 置 換 した 化 合 物 。 一 般 に 、 ハ ロ ゲ ン に よ
や芳香族 ジアゾニ ウム塩
asbestos
の 分 解 反 応 に よ っ て 生 じ る。
アス ベ ス ト
石 綿 と も い う。 繊 維 状 の ケ イ 酸 塩 の1種
な ど。
鉱 物 を 綿 状 あ る い は 糸 状 に した も の 。 蛇 紋 岩serpentine
で あ る ク リ ソ タ イ ルcrysotileが
お も に用 い ら れ て い る 。 柔 軟 性 、 耐 熱 性 、 耐 薬 品 性 、 (ブ レ ー キ の ラ イ ニ ン グ )
耐 磨 耗 性 、 電 気 絶 縁 性 に す ぐ れ て お り、 断 熱 材 、 耐 火 材 、 摩 擦 材 な ど と して 用 い られ て い る
(きた )。 繊 維 を 吸 い 込 む と肺 ガ ン な ど を 引 き 起 こ す た め 、 最 近
で は 使 わ れ な く な っ て き て い る。
aspirin
ア ス ピ リン
ア セ チ ル サ リチ ル 酸
association
colloid
→micelle
carbon
互 い に 異 な る4個 や旋 光 性
→enantiomer
asymmetric キラル
atactic
会 合
コ ロ イ
ド
colloid
asymmetric
性
の こと。
atom
不斉 炭 素原 子
の 原 子 ま た は原 子 団 と結 合 し て い る 炭 素 原 子 。 有 機 化 合 物 に お け る 光 学 異
の原 因 となる。 ,racemic
center
mixture
不斉中心
の中心 。炭素 化合物 の場合 は、分子 内の不斉 炭素原 子
polymer
→stereospecific
ア タ ク チ ッ ク ポ polymer
リ マ ー
が位置 す る場 所。
atm
気 圧
→atmospheric
pressure
atmosphere
大 気
天 体 を と り ま く気 体 の こ と 。 通 常 、 惑 星 を お お う気 体 を さ す 。 ま た 、 地 球 大 気 の こ と を 単 に 大 気 と い う場 合 も多 い 。 乾 燥 した 地 球 大 気 の 組 成 は 高 さ100kmく 窒 素78%
、 酸 素21%
、 ア ル ゴ ン1%
、 二 酸 化 炭 素0.03%
らい まで ほ ぼ 一 定 で あ り 、
程度 で あ る。水蒸 気の 含有率 は場
所 、 季 節 な ど に よ っ て 著 し く変 動 す る 。 atmos(Gk):
atmospheric
蒸 気 +sphaira(Gk):
pressure
〓 圧力
球
気 圧
の 単 位 。 記 号atm。
「気 圧 」 あ る い は
Pa=1013.25hPa=760mmHg。1atmを 〓 大気
の圧 力 。 海 面 上 は 約1atmで
atom
「ア トム 」 と読 む 。1atm=1.01325×
標 準 気 圧standard
atmospheric
〓
pressureと
い う。
高 度 が 大 き く な る に した が い 低 く な る 。
原 子
物 質 を構 成す る 基本粒 子。 中心 にある密 度 の大 きな原 子核 か の 電子
と、 そ の 周 囲 に 存 在 す る い くつ
と か ら な る 。 原 子 核 の 電 荷 数 と電 子 の 総 電 荷 数 は 等 し く、1原
子 全 体 と して は 、
電 気 的 に 中 性 で あ る 。 大 き さ は 、 球 と 考 え た 場 合 、 直 径 が お よ そ0.1∼0.5nm程 質 量 は1個
あたり〓
∼ 〓g程
度 であ る。
度 で あ り、 そ の ほ とん どが 原 子 核 に 集 中 して い る 。 原 子 番
号 に よって原子 の種類が 定 め られる。 →atomic theory
atomic
core
原 子 芯
原 子 か ら最 外 殻 の 電 子 内殻 電 子
atomic
(価 電 子
か らなる。化 学 反応
group
化 合物 の基
) を除 い た 部 分 を い う 。 原 子 核 と そ れ に 強 く結 合 して い る や ス ペ ク トル
原子 団 を構 成 した り、 結 晶 内 に 含 ま れ る 特 定 原 子 の 一 団 す な わ ち 多 原 子 イ オ ン を構 成
す る原 子 の 集 団 を い う。
atomic
hypothesis
→atomic
に 関 係 す る こ とが 少 な い安 定 な 部 分 。
原 子 説
theory
atomic lattice →crystal lattice
原 子 格 子
atomic
mass
unit (a.m.u.)
原 子 質量 単位
原 子 の 相 対 的 な 質 量 を表 わ す た め に 用 い ら れ る 単 位 。 質 量 数12の
炭 素 原 子1個
の質 量 の
1/12。 1原 子 質 量 単 位 = 〓
原 子1個
atomic nucleus
の 質 量 12=1.6605× 〓g
原 子核
原子 の 中心 に存 在 し、陽子
か らなる粒子。 陽 子 と中性 子 は核 子
と もよばれ る。
原子 の質量 のほ とん どを占め、 その大 きさは、球 と して直径 がそ の原子 の 〓
∼ 〓 倍 程度 、
す なわ ち、 〓
∼ 〓nm程
と中性子
度 であ る。化 学反応
atomic number
におい ては変化 しな い。
原子 番 号
原子核 中の 陽子 の数。電 気的 に中性 な原 子 中の陽子数 は、電子 数 に等 しい。 atomic orbital
原子 軌 道
原 子軌 道関 数 と もい う。原 子 中の1個 の電子 の状態 を表 わす 関数。 そ の2乗 はあ る空 間 にお け る電子 の存 在 す る確 率 を与 える。 主量子 数 、方位 量 子数 数
に よ り規 定 され 、 ひ とつの軌 道 に はス ピ ン量 子数
、磁気 量 子数
の3つ の量 子
の異 な るふ たつ の電子 が入 りうる。
電子 が存 在す る確率 の大 きな空 間領 域 を さす こ ともあ る。 atomic radius 単体
原子半径
の分 子 また は結 晶中 にお ける最小 原子 間距離 の 半分 をい う。共 有結 合結 晶
をつ くる
非 金属 元素 の場 合 はそれ らの共 有結 合半径 であ り、希 ガス の場 合 は低温 で フ ァ ンデ ル ワー ルス力 に よ り、 また、 金属単 体 の場合 は金属 結合 に よ り結 晶 をつ くるので 、そ れぞ れ フ ァンデル ワー ルス半 径 、金 属結 合半 径
が原子 半径 とな る。 同一 元素 で あ って も、単体 を
つ くる結 合の種 類 の違 い に よって異 な る複 数の原子 半径 を もつ こ とが ある。 atomic
solid
原 子 固体
原子 が格 子点
atomic
を つ くっ て い る 固 体 。
spectrum
原 子 ス ペ ク トル
原 子 が 放 出 ま た は吸 収 す る ス ペ ク トル
。 線 ス ペ ク トル
よ りな り、 各 元 素 の 原 子 特 有 の 型
を示 す 。
atomic spectrum of hydrogen →spectrum of hydrogen atom
atomic
symbol
元 素 記 号symbol
水 素 の 原 子 ス ペ ク トル
原 子 記号 of elementと
もい う。1文
字 、 あ る い は2文
字 の ア ル フ ァベ ッ トで 元 素 の種
類 を表 わす 。た だ し、第1文 字 は大文 字、 第2文 字 ( あれ ば) は小 文 字 を用 い る。 元素 記号 をXと す る と、そ の周 囲の添字 は、一般 に次の ような意味 を持 つ。 質量数
X
原子番号
atomic
イオ ンの価 数 あ るい は原 子 の酸 化数
原子の個数
theory
原子 説
原 子論 と もい う。 物 質は原 子atomと よば れ るそれ 以上小 さ く分 け る ことので きない微粒 子 か らで きてい る とい う考 え方 。紀元 前5世 紀 頃、 ギ リシアの デモ クリ トスDemocritusら は、 宇 宙は空 虚 な空間 と無数 の微 粒子 か らなる と考 えた。 その後 、 キ リス ト教 との関係 もあ って 、 この説 は ア リス トテ レスAristotleの物 質連続 説 スの ドル トンJ.Daltonが 、質量 保存 の法則
に抑 え られ て きたが、19世 紀 初 め にイギ リ
や定 比例 の法則
さまざ まな実験事 実 を説 明す るた めに、倍 数比例 の法 則
な ど、 当時確 かめ られ てい た
を提 唱 して検証 す る とと もに、物
質 は特有 な性 質 と質量 を もつ種 々の微粒 子 か らで きてい る とい う原 子説 を唱 えた。 気体 反応 の法則
を説明 す るため に、 アボ ガ ドロA. Avogadroの 分 子説 に よっ てその考 え は一部修 正
されたが 、19世 紀 末 か ら20世 紀 にか けて、原 子の存在 が実験 的 に確 かめ られ た。 a: 否 定の意 味 の接 頭語 tom (Gk): 分 け る atomic
volume
元 素の単 体1 atomic
weight
→relative
aufbau 原子
原子 量
atomic
atmospheric →air
原子 容 、原子 体 積
molが 固体 で 占める体積 。
mass
pollution
大気 汚 染
pollution
principle や分 子
は 使 え る軌 道
の 電子 配置
組 み立 て原 理、構 成 原 理 を つ く りあ げ る 原 理 。 基 底 状 態
の原 子 や分子 に おい て、 電子
の う ち で エ ネ ル ギ ー の 低 い 方 か ら順 に 、 パ ウ リの 原 理
した が っ て つ ま っ て い く。 た とえ ば 、 中性 原 子 で は 、 原 子 番 号
と フ ン トの 規 則
に
が 増 す と と も に原 則 と し て
1s, 2s, 2p, 3s, 3p, (4s, 3d), 4p, (5s, 4d), 5p, (6s, 4f, 5d), 6p,(7s, 5f, 6d)の 順 に 電 子 が つ ま っ て い く。 ( )の 中 は エ ネ ル ギ ー準 位 が 接 近 して い て逆 転 す る こ と もあ る。 Aufbau
(G):建 築 、 組 立 、 構 成
autocatalysis
自触 媒 作 用
自己触 媒作 用 と もい う。 化学 反応 にお いて反応 生成物 が触 媒 作 用 を示 す現象 をい う。 反応 生 成物 の増 加 に伴 い反応 速度
は時 間 と ともに増加 し、途 中 で極大 値 を示 した後 、反応 物が
減 少す る に したが って しだい に低下 す る。生 成物 の濃度 と反 応時 間の 関係 を表 わす 曲線 を描
くとS字 形 曲線 とな る。 エ ステ ル プ ロ トン
の加水 分解
では
が 自触 媒作用 を示 す。
autoionization
自 動 イ オ ン化
自己 電 離 と も い う。 原 子 に光 や 電 子 を あ て る と第1イ 的 に中性 な励起 状態
オ ン化 ポ テ ン シ ャ ル
の 電 子 に偏 り 、 そ の 電 子 が 飛 び 出 す 現 象 を い う。 通 常 の イ オ ン化 は 第1イ ル の 大 き さ の エ ネ ル ギ ー が 与 え ら れ る と起 こ る 。 自 己 イ オ ン化self リ シスautoprotolysisと
よ り高 く、 電 気
に な る こ と が あ る 。 こ の よ う な状 態 の 原 子 の 内 部 エ ネ ル ギ ー が ひ とつ オ ン化 ポ テ ン シ ャ
ionizationや
自己プ ロ ト
は異 なる現象 であ る。
autoxidation
自動 酸 化
あ る物 質が分 子状 の酸素 によ って無触媒 で酸化 される現 象。油脂 の 固化 、 ゴムの老 化、有機 色素 の退色 な どは この 反応 に よる。 Avogadro
constant
ア ボ ガ ドロ 定 数
記号 は
。 物 質1molを
→amount
ア ボ ガ ドロ 数Avogadro's of substance
Avogadro's
構 成 す る基 本粒 子
law
numberは
( 原 子 、 イ オ ン、分 子 ) の数 。 、単 位 な しの 数6.02×
〓
を い う。
ア ボ ガ ドロ の 法 則
「気 体 の 種 類 に関 わ らず 、 同 温 ・同 圧 の と き、 同 体 積 の 気 体 に は 、 同 数 の 分 子 が 含 ま れ る」。 気体 反応 の法 則
を 説 明 す る た め に 、 ア ボ ガ ドロA.Avogadroが1811年
は ア ボ ガ ドロ の 仮 説Avogadro's 1.013×
〓Paの
hypothesisと
と き 、 気 体22.4l中
Avogadro's
number
→Avogadro
constant
axial bond
に提 唱 し、 しば ら く
よ ば れ て い た 。 た と え ば 、0℃
に は 、6.02×
〓
個 =1molの
、1atm=
分子が 含 まれる。
ア ボ ガ ドロ 数
アキ シアル結 合
シクロヘ キサ ン
のいす型 配座
において 、環 を構 成す る炭 素原子 か ら面の上
下 の方 向 に出て いる結合 をい う。 また、三角両 錘構造 の5配 位原子 か らふたつ の三角 錘 の頂 点 を結 ぶ軸 方向 に出て いる結合 をい う。 この場 合 はア ピカル結合 apicalbondと もい われる。 a: ア キシア ル結 合、e: エ カ トリアル結合 azeotrope
共沸 混 合 物
azeotropic mixtureと もい う。2種 の成分 か らなる溶液 におい て、平衡状 態 にあ る液相 と気相 の化学 的組 成が等 しい とき、 この溶液 を共沸 混合 物 とい う。温 度 と組成 の関係 を示 す 曲線 を 描 くと、液 相 と気 相 の組成 が等 し くなっ た ところで沸点 は極大 あ るいは極 小 とな り、 ある圧
力 の も と で は 一 定 の 沸 点 を示 す 。 圧 力 が 変 わ る と組 成 が 変 化 す る の で 純 物 質 で は な い こ とが わ か る。 こ の 混 合 物 を 蒸 留
に よ っ て 各 成 分 に 完 全 に 分 け る こ と は で き な い 。 水 と エ タノ ー
ル 、 水 と塩 化 水 素 、 ア セ トン と ク ロ ロ ホ ル ム な どの 溶 液 が こ の 状 態 とな る 。 azeotrope (Gk)=a: →liquid-vapor
azimuthal
否 定 +zein:
沸 騰 す る +trepein: 変 え る
equilibrium
quantum
number
軌 道 量 子 数orbital quantum 規 定 し、 原 子 軌 道 と りうる。 副殻
方 位 量子 数 numberと
もい う。 記 号lで 表 わ す 。 原 子 中 の 電 子 の 角 運 動 量
の 形 に関 わる。 主量子 数 に 関 連 す る 数 で 、l=0か
と よ ば れ る 。 そ れ ぞ れ2(2l+1)個
をnと
した と き 、0∼
ら順 にs軌 道
、p軌 道
(n-1) 、d軌 道
を
のn個
の値 を
、f軌 道
、…
の電 子 が 入 り う る 。 各 副 殻 中 の 電 子数 は〓
…
の よ う に 、 副 殻 を表 わ す 記 号 の 右 肩 につ け る 。 as-sumut
azo
(A)
as=al: 定 冠 詞 +sumut:
compound
アゾ基 香族
道 、方 向
ア ゾ化 合物
を もつ 有 機 化 合 物
。 ジ ア ゾ化 合 物 と も い う。
の 化 合 物 の 場 合 、 一 般 に 、 第1ア
ミン
を ジ ア ゾ化
とい う化 学 式 を もつ 。 芳 し、 こ れ に カ ッ プ リ ン グ
っ て 得 られ る 。 ア ゾ 基 の 存 在 に よ り、 一 般 に黄 ∼ 赤 色 を示 し 、 染 料 が 多い。 →azo
dye
azo dye ア ゾ基 azo
ア ゾ染 料 を発 色団
と して もつ 染料 。
group
ア ゾ基
とい う原子団 。
azocoupling →coupling
ア ゾ カ ップ リング
を行
と して 用 い られ る もの
B balance
天 秤
(て ん び ん )
物 体 の 質 量 を測 定 す る 装 置 。 基 本 的 な 構 造 は 、1本
の さ お の 中心 を下 向 き に つ け た 刃 で 支 柱
の 上 に 支 え 、 さ お の両 端 に 皿 を つ る した もの で あ る 。 質 量 を 測 定 し よ う とす る 物 体 を 一 方 の 皿 に 、 質 量 の わ か っ て い る 分 銅 を他 方 の 皿 に の せ て つ りあ い を と る こ とに よ り質 量 が 測 定 さ れ る 。 使 用 目 的 に 応 じ て 、 化 学 天 秤chemical
balance、
even balance、 直 示 天 秤direct reading balanceな
balanced
equation
微 量 天 秤microbalance、
上 皿 天秤
どが あ る。
つ りあ いの とれ た化 学 反 応 式
反 応物 、生成 物 の化学式 の前 に係 数 をつけ て、左右 両辺 の各元 素 の原子数 を等 し くした化 学 反応 式
。化学 変化 は一 般 に この 反応式 で表 わ され る。 た とえ ば、 メタ ン
の完 全燃 焼 を反
応 に関 わる物 質で表現 す る と、 と表 わす ことが で きるが 、 この式 は つ りあい が とれ てい ない 。つ りあわせ るた めに は各物 質 の係 数 を考慮 して、 となる。
ball-and-stick
model
玉 棒
模 型
原子 を球 また は多角体 の玉 で、化 学結合 を棒 で表 わ した分 子模 型 をい う。原子 や分子 の大 きさは表 わ されないが 、結合 角 や相対 的な原子 間距 離 は正確 に表 わ され てお り、 それ らを知 るには便利 であ る。
Balmer
series
→spectrum
banana
バ ル of hydrogen
bond
ボラ ン
マ ー 系 列
atom
な どの電 子不足
バナナ結 合 の三 中心二 電子結合
(B-H-B)の俗称 。水 素原子 を中心 と して、
バ ナナ の ようにたわ んでい るため に名づ け られ た。 band
spectrum
バ ン ド ス ペ ク トル
帯 スペ ク トル ともい う。 線 スペ ク トル
が 密集 して帯 状 にな った スペ ク トル
。線構 造 が分
解 で きない場合 もある。 一般 に、分 子の スペ ク トルに現 われ る。 分子 中の電 子 のエ ネル ギー 準位 の変 化だ けで な く、分 子 を構成 す る原子 の振 動や 分子 の回転 に関 わるエ ネ ルギ ー準位 の 変化 を伴 うため に生 じる。 band theory
バ ン ド理 論
固体 が示す 電気 的、光 学的 、機械 的性 質 な ど、電 子が 関わ る性質 を説 明す る理 論 。バ ン ド模 型band modelと もい う。結 晶格子 点 に存在す る原 子 ( 陽 イオ ン)の 間 を自由電 子
が運動
して い る と考 え る 自 由電 子 模 型 と 、 個 々 の 電 子 の 原 子 軌 道 の 重 な りあ い か ら結 晶 全 体 に広 が る 軌 道 が で き る と考 え る 強 束 縛 模 型tight binding ネ ル ギ ー 準 位 か ら な る エ ネ ル ギ ー 帯energy
modelが
bandと
あ る 。 ど ち ら も 、 非 常 に 多 くの エ
よぶ 連 続 的 な エ ネ ル ギ ー の 領 域 が 固体 中
に あ る と して 、 そ の 中 も し くは そ れ ら の 間 の 電 子 の エ ネ ル ギ ー 状 態 の 変 化 か ら さ ま ざ ま な 固 体 の 性 質 を説 明 す る 。 電 子 が と り う る エ ネ ル ギ ー 領 域 を許 容 帯allowed ネ ル ギ ー 領 域 を禁 止 帯 ま た は 禁 制 帯forbidden
band、
エ ネ ル ギ ー の 差 、 す な わ ち 禁 制 帯 の 幅 を エ ネ ル ギ ー ギ ャ ップenergy ップband
gapと
band、
と りえないエ
ひ とつ の 許 容 帯 と隣 り合 う許 容 帯 との gapあ
る い は バ ン ドギ ャ
い う。 許 容 帯 の う ち 、 電 子 が 完 全 に つ ま っ て い る も の を充 満 帯filled
も し く は価 電 子 帯valence
band、 一 部 分 だ け つ ま っ て い る もの を伝 導 帯conduction
子 が 存 在 しな い もの を 空 帯empty
bandと
band
band、 電
い う。 伝 導 帯 と空 帯 を 合 わ せ て 伝 導 帯 と い う こ と
も あ る。 充 満 帯 に あ る電 子 は 移 動 で き ず 、 伝 導 帯 や 空 帯 に 入 っ た 電 子 の み が 移 動 で き る 。 し た が っ て 、 電 流 が 生 じ る た め に は 金 属 の よ う に伝 導 帯 が あ る こ と、 も し くは 半 導 体
の よう
に 禁 止 帯 を飛 び 越 え て空 帯 に 電 子 が 入 り う る こ と が 必 要 で あ る 。 絶 縁 体 の 場 合 は 、 バ ン ドギ ャ ッ プが 大 きい た め に 電 子 が 伝 導 帯 に 移 りえ ず 、 電 気 伝 導 性 を 示 さ な い 。
barometer
気 圧 計
大 気 圧 を 測 る 装 置 。 トリチ ェ リ ー の 真 空 と大 気 圧 の 差 を 水 銀 柱 の 高 さ に よ り表 わ す 水 銀 気 圧 計mercury
barometerや
aneroid barometerな
減 圧 に し た 金 属 の 箱 の 大 気 圧 に よ る ゆ が み を測 る ア ネ ロ イ ド気 圧 計
どが あ る。
→mmHg
base
塩 基
〓 ア レニ ウ ス の 塩 基 水 溶 液 例.
中 で電離
して 、 水 酸 化 物 イ オ ン
〓 ブ レ ン ス テ ッ ドと ロ ー リー の 塩 基 他 の 物 質 か ら 陽 子 きる 物 質 。 す な わ ち 、 プ ロ トン受 容 体proton
= 水 素 イ オ ン を受 け と る こ との で
acceptor。
例.
。
〓 ル イ ス の 塩 基 他 の 物 質 に 電 子 対
(通 常 、 非 共 有 電 子 対 ) を与 え る こ と が で き る化 合 物
あ る い は 原 子 。 す な わ ち 、 電 子 対 供 与 体electron 例. →acid
を生 じ る物 質 。
。
。
pair donor。
base dissociation constant 塩 基 の 電 離 定 数 、塩 基 の 解 離 定 数 一価 の塩 基Xの 希 薄水 溶 液 中の 電離 平 衡 にお いて 数
、平 衡定
を 〓 として 質量作用 の法 則
が成 り立 つ。希 薄水溶 液で は
=一定 とみ なす と、
と表 わ す こ と が で き る 。 〓 は 塩 基 の 電 離 定 数 と よ ば れ 、 そ れ ぞ れ の 塩 基 に 固 有 の値 で あ り 、 、 小 さい 塩 基 を 弱 塩 基 と
温 度 が 一 定 な ら ば 、 濃 度 に よ ら な い 。 〓 が 大 きい 塩 基 を 強 塩 基
い う。 多 段 階 で 電 離 す る場 合 に は 、 各 段 階 ご との 電 離 定 数 が あ る。
basic
塩 基 の 、塩 基 性 の
〓 その化 合物が 塩基
で あ る こ と を さす 。
例 .basic resin
〓 溶 液 が ア ル カ リ性
で あ る こ と を さす 。
例 .basic solution
basicity〓
塩 基 度
酸 の 価 数 の こ と。 そ の1モ の 塩 基 度 はnで
ル が 完 全 に 電 離 し た と き にnモ
あ る とい う 。 ま た 、 そ の 酸 をn価
basicity〓
塩 基 性 度
アル カ リ性 の 強 さ。 通 常 、水 素 イ オ ン の 濃 度 やpHの
basic oxide 酸
塩 基性 水溶液
basic
大 きさで表 わす。
塩 基 性 酸 化 物
と反 応 して 塩
で、塩基
ル の 水 素 イ オ ン を生 じ る と き、 酸
の 酸 と い う。
を 生 じる 酸 化 物
。 一般 に、金 属元 素
となる ものが多 い。金 属元 素の水 酸化物
( 性 ) 無 水 物basic
anhydrideと
salt
の 酸 化 物 で あ り、 水 と反 応 して か ら水 を 除 い た もの に相 当 す る の
もい わ れ る 。
塩 基 性 塩
他 の 陰 イ オ ン と置 き 換 え 得 る
を もつ塩 。 た と えば 、
な ど。
battery
電 池
cellと
同 義 に も用 い られ る が 、 一 般 にcellの 集 合 体 をbatteryと
積 層 電 池 と もい う。
い うことが多い 。 この場合、
Bayer
process
バ イ ヤ ー 法
ボ ー キ サ イ トbauxiteを
原 料 と した 酸 化 ア ル ミニ ウ ム
イ トを 粉 砕 して水 酸 化 ナ トリ ウ ム
溶 液 を加 え 、加 熱 して 溶 か し 、 ア ル ミニ ウ ム 成 分 を ア ル
ミ ン酸 ナ トリ ウ ム
の 工業的 製法。 ボ ーキサ
と して 抽 出 す る
。 この とき、不溶 性
の 鉄 化 合 物 や ケ イ 酸 塩 が 除 か れ る 。 ア ル ミ ン酸 ナ ト リ ウ ム の 溶 液 に 空 気 化 ア ル ミニ ウ ム の 形 で 沈 澱 させ る ミニ ウ ム を焙 焼
Beckmann ケ トン
を 通 じ、 水 酸
。 生 じた 水 酸 化 ア ル
して 酸 化 ア ル ミニ ウ ム を得 る
rearrangement の オキ シム
。
ベ ッ ク マ ン転 位
が 五塩 化 リン
や酸塩 化物
に な る 反 応 を い う。 オ キ シ ム の ヒ ドロ キ シ ル 基
な ど の 存 在 に よ り酸 ア ミ ド
とそ れ に 対 して トラ ンス
の位置 にあ る原
子 団 が 交 換 され る 。
Beckmann
thermometer
ベ ッ ク マ ン温 度 計
微小 な温 度差 を精密 に測定 で きる ように考案 され た温度計 。 下部 の水銀球 が大 き く、 目盛 の 部 分の内径 は非常 に小 さい 。測 れる温度 範囲 は数℃で あ り、 目盛 は0.01℃ 単 位 でつけ られて いる。上 部 に水銀 溜が あ り、適 当な温 度範 囲 を測 れる よ うに、下部 の水銀 球 内の水 銀量 が調 節 で きる ようにな ってい る。 becquerel 放 射能
ベ ク レル
の強 さを表 わす単位 。1秒 間 に1崩 壊
Benedict test ベ ネデ ィ ク ト法Benedict フ ェー リ ング試 験
の こ と。
ベ ネ デ ィ ク ト試 験 processと もい う。 還 元糖 の検出 お よび定量 に用い られる反 応。
と同様 に弱 ア ルカ リ性 溶液 中の銅 (II) イ オ ンの アルデ ヒ ド基
によ る還
元反応 に基 づ く。 硫酸 銅 、 クエ ン酸 ナ トリウム、炭酸 ナ トリウムの混 合溶液 が試薬 と して用 い られ る。 試料 と試薬 溶液 の 反応の結 果 生 じる黄色 ない し赤 色沈 殿 を、標準 試料 の もの と比 べて定 量が な され る。
benzaldehyde
ベ ンズア ルデ ヒ ド
ア ー モ ン ド臭 の あ る無 色 の 液体 で 、分 子 量106.1、 融点 −26℃ 、沸 点179℃
、密 度1.05
〓 。水 には溶 け に くく、有 機溶 媒 には溶 け る。天然 には アーモ ン ド、桃 、 ア ンズな どの 精 油 に含 まれ る。 トルエ ン を酸 化 した り、塩化 ベ ンザ ル ( ジ クロ ロ トルエ ン) を加 水分 解す る こ とによ り得 られ る。空 気中 では酸化 され て安息 香酸 と して用 い られ るほ か、他 の香料 、医薬 品、染料 な どの原料 となる。
に な りやす い。香料
benzene
ベ ン ゼ ン
ベ ン ゾ ー ルbenzolと 点5.5℃
も い う。 特 有 の 臭 い を も ち 揮 発 性 の あ る 無 色 の 液 体 。 分 子 量78.1、
、 沸 点80.1℃
、 密 度0.88〓
に含 ま れ る 。 最 も基 本 的 な 芳 香 族 化 合 物 比 較 的 安 定 で 、付 加 反 応
ル ホ ン酸 ル-ク
、 フ リー デ ル-ク
ラ フツア シル化
であ る。水 に難溶 、有機 溶媒 に可溶 。化 学的 には
よ りは 置 換 反 応
りハ ロ ゲ ノ ベ ンゼ ン 、 ニ トロ化
を しや す い 。 置 換 反 応 で は 、 ハ ロ ゲ ン化
に よ りニ トロベ ン ゼ ン
ラフ ツ
融
。 改 質 ガ ソ リ ン 、 分 解 ガ ソ リ ン、 コ ー ル ター ル な ど
アル キル化
、 ス ル ホ ン化
によ
に よ りベ ンゼ ン ス
に よ りアルキ ルベ ンゼ ン
類 、 フ リー デ
に よ りフ ェ ニ ル ケ トン類 を そ れ ぞ れ 生 じる 。 また 、 光 照 射 下 で 塩 素
を 作 用 させ る とベ ンゼ ン ヘ キサ ク ロ リ ド 、 ニ ッ ケ ル な ど を触 媒 と して 水 素 を 作 用 させ る と シ ク ロ ヘ キサ ン
を 生 じる 付 加 反 応 をす る 。 芳 香 族 化 合 物 の 原 料 、 溶 媒 と して 広 く用 い られ
る 。 有 毒 で 発 ガ ン性 が あ る。
benzene nucleus →benzene ring
ベ ンゼ ン核
benzene
ベ ン ゼ ン環
ring
ベ ンゼ ン
の 骨 格 を な す 環 状 構 造 で 、 炭 素 原 子6個
と(b) ) で は3つ
の単結 合
と3つ
重 結 合 の 中 間 の 距 離 を もつ6つ 原子 が 〓
混成軌 道
体 に非 局 在 化
の二重結 合
よ りな る。 ケ ク レKekul〓
構造 式
(図 (a)
が 交 互 に現 わ れ る が 、 実 際 に は 、 単 結 合 と二
の 同 等 な 結 合 か らな る 正 六 角 形 構 造 を して い る 。 こ れ は 炭 素
を と っ て他 の 原 子 と σ結 合
して お り、 残 りの6個
し て い る た め で あ る 。 (a)と(b)な ど の 共 鳴
の π電 子
は環全
構 造 と 考 え ら れ るが 、 便 宜 上 (c)
の よ う な 表 現 を 用 い る こ と も多 い。
→aromaticity
benzoic
acid
安 息 香 酸
無 色 の 片 状 また は 針 状 結 晶 。 分 子 量122.1、 ア ル コ ー ル 、 エ ー テ ル に 可 溶 。 トル エ ン ド
の 酸 化 、 ベ ン ゾニ トリ ル
融 点122℃
、 沸 点250℃
。冷 水 に難溶 、熱 水 、
、 ベ ン ジル アル コー ル
、 ベ ンズ ア ル デ ヒ
の 加 水 分 解 な ど に よ り得 ら れ る 。 食 品 の 防 腐 剤 、 繊 維
の 媒 染 剤 な ど と し て 用 い られ る ほ か 、 多 くの 芳 香 族 化 合 物 の 出 発 物 質 と し て 工 業 的 に広 く用 い られる。
< 安 息 香benzoin:
benzoylation
treeか ら得 られ る樹 脂 。
ベ ン ゾ イ ル 化
benzenecarbonylationと ル 基benzoyl
benjamin
もい う。 アシル化
group, benzenecarbonyl
塩 化 ベ ン ゾ イルbenzoyl が 用 い られ る。
chlorideや
groupで
の ひ とつ 。 有 機 化 合 物 の 水 素 原 子 を 、 ベ ン ゾ イ 置 換 す る反 応 。 ベ ン ゾ イ ル 化 剤 と して 、 無 水 安 息 香 酸benzoic
anhydride
beta decay, β decay
ベ ー タ崩 壊 、 β 崩 壊
陽 子 と中性 子 の相互 変換 に よ り、ベ ー タ粒子 が放 出 され て、原子 核が壊 れ る こ と。ベ ー タ壊変 ともい う。 ベ ー タ粒子1個 が放 出 され る と、 もとの核種 と原子番 号 が1だ け異 な り、 質量 数の等 しい核 種 が生 じる。 中性 子が 陽子 に変化 す る ことに よ り〓 粒子 を放 出す る 〓 崩 壊 が最 も一般 的で あ るが、 この と きも との核 種 よ り原子 番号 が ひ とつ 大 きな核 種が 生 じる。 したが って、新 た に生 じた元素
は も との元 素 に比 べ て族の番号 が1だ け大 きくな
る。陽子 が 中性 子 に変化 す る こ とに より〓
粒子 を放 出す る場 合 は 〓 崩壊 と よば れ 、 もと
の 核種 よ り原子 番号 が ひ とつ小 さな核種 が生 じる。 したが って、新 た に生 じた元素 は もとの 元 素 よ り1だ け小 さな番 号 の族の元 素 とな る。K電 子 捕獲
の場合 には原子番 号が ひ とつ小
さい核 種 が新 たに生 じる。 例.
〓 崩壊 〓 崩壊 K電 子捕獲
beta particle, βparticle ベ ー タ粒 子 、 β 粒 子 ベ ー タ崩壊 の ときに生 じる高 速 の電子 あ るい は陽電 子
の流れ 。一 般 には電 子 〓 の流
れをい うが、通常 の電 子の場 合 は 〓 粒子 、陽電子 の場 合は 〓 粒子 とい うこ とが ある。 beta ray, βray ベ ー タ線 、 β 線 ベ ー タ崩 壊 の ときに生 じるベ ー タ粒子 の流 れ。電磁 場で 強 く曲げ られ る。電 離 アル フ ァ線
よ り弱 く、 ガ ンマ線
り小 さい。通常 のベ ー タ線が 到達 しうる距 離は空 気 中で 数mで 1cm、 アル ミニ ウムの板 で あれば数mm程
あ り、プ ラスチ ックの板 な ら
度で ある。
bimolecular →type
nucleophilic substitution 二 分 子 求 核 置 換 反 応 reaction
bimolecular
reaction
二 分子反 応
2個 の原 子 や分子 、 イ オ ンが 関わ る素 反応
。活性 錯体
は2分 子 種が衝 突す る こ とに よ り
生 じ、 それ らの2分 子種 か らなる。 一段 階の反 応で は二次 反応 では必ず しも二 次反応 に なる とは限 らない。 →molecularity
binary acid
二元酸
2種 類 の元素 か らなる酸。 す なわち、16族 や17族 の水素化 物 。 binary compound 2種 の 元素 か らなる化合物 。
作用は
よ り強 い。 透過力 は アル ファ線 よ り大 き く、 ガ ンマ線 よ
二元化 合物
になるが 、多段 階
の反応
biochemistry
生 化学
化学 の一分野 で 、生 物体 やその構 成物質 、生命 現象 を対象 とす る。 biodegradability
生 分解 性
大 きな分子 が生物 の働 きによ り分解 して小 さな分子 にな りうる性質 をい う。 た とえば、 セ ッ ケ ンや炭素鎖 が直鎖 状 もし くは枝分 かれ の少 ないLAS(linear alkylbenzene sulfate)洗剤 は 生分 解性 があ るが、炭 素鎖の枝 分か れが多 いABS(alkyl benzene sulfate)洗剤 はない。 biomolecule
生体 分子
生体 中 に存在 す る分子 の総 称 だが 、生命 活 動の維 持 や生殖 に必要 な分 子 を さす こ とが多 い。 それ らを化 学構 造で分 類す る と、各成 分の存 在比 は多 くの生 物種 で類似 してい る。 水 、 タン パ ク質 、脂 質 お よびその前駆 体 、多糖類 ・オリ ゴ糖 類 ・単糖類 な どの炭水化 物 、 核 酸 、ア ミノ酸 、ヌ ク レオチ ド な どがあ る。機能 面 か らは構 造維持 ( 構 造 タンパ ク質、 生 体膜 を構 成 す る脂 質 、セ ル ロース な どの構造 多 糖類 な ど)、エ ネル ギー代 謝 ( エ ネル ギー 源 と して の糖類 や脂 質 、酵素
類 、ア デ ノシ ン三 リン酸 な ど)、情 報伝 達 ( 遺伝 情報 と して
の核 酸 、生体 情報 を伝 える ホルモ ンや神経 伝達 物質 な ど)な どを担 う物 質 に分 け るこ とが で きる。 biopolymer
生体 高分子
生体 中 に存在 す る高分子
の総称 。 タ ンパ ク質 、核 酸
、多糖 類
お よびその誘 導体 な ど
があ る。 bittern
にが り
海水 か ら塩化 ナ トリウム
を析 出 させ た残 りの溶 液。 マ グネ シウム塩が 多 く含 まれ 、苦味 が
あ る。マ グ ネシウム塩 、 カリウム塩 、臭素 な どを とるた めの原料 と して用い られ る。 biuret reaction タンパ ク質 溶液 に硫 酸銅
ビ ウ レ ッ ト反 応
の呈 色反応
の ひ とつ 。 タ ンパ ク質あ るい はペ プチ ド
の水酸化 ナ トリウム
が存 在す る と き、 銅 イオ ン とタンパ ク質がそ の部分 で錯体 を形 成す る こ とによ り呈色 す る。 ア ミノ酸 で は反応 せ ず 、 ビウ レッ ト が この反応 を示す。 blast furnace 溶錬
溶液 を加 え る と、赤 紫 ∼青紫 色 を呈す る。 ペ プチ ド結合
溶鉱 炉
用 のた て型炉 をい う。製鉄 の場 合は高 炉 ともい う。炉 の頂上 部か ら鉄鉱 石 と石灰石 お
よび コー クスを入れ 、炉の底 部付近 か ら高温 の空気 ( 熱風blast) を送 り込 む。底部 が最 も温 度 が高 く、上部 に行 くほ ど低 くな る。 コー クスは燃料 お よび還 元剤 として働 き、石灰 石 は高 融点 の不純 物 を溶か し込ん でス ラグ
をつ くる。底部 に は銑鉄
が 、そ の上 にはス ラ グが た
ま り、そ れぞ れ別 々の出 口か ら排 出 され る。炉 内で起 こる反応 は複雑 であ るが 、お よそ次の ように考 え られる。〓 コー クスが熱風 に よ り燃 える
。〓 二酸 化炭素 は高 温の
コー クスで還 元 され る
。〓 炉 の上部 で は一酸 化炭 素 に よ り鉄鉱 石が 還元
され る
。〓 炉 の底 部で はコ ー クス によ り鉄 鉱 石が 還 元 され る 。〓 石灰石 は分 解 して酸 化 カル シウム を生 じる
。〓 酸化 カル シウムは非金 属 と不純物 と反応 してス ラ グをつ くる。
bleaching
漂 白
繊 維 中 や 食 品 中 の 有 色 物 質 を 分 解 ・除 去 し て 白 くす る 操 作 。 酸 化 剤 還元剤
う。 酸 化 漂 白 剤 に は 過 酸 化 水 素 酸 化硫 黄
bleaching
に よ る 漂 白 を酸 化 漂 白 、
に よ る 漂 白 を還 元 漂 白 と いい 、 漂 白 に用 い ら れ る 物 質 を漂 白 剤bleaching 、 さ ら し粉
、 亜 硫 酸 水 素 ナ トリ ウ ム
powder
、次 亜 塩 素 酸 ナ トリ ウ ム
agentと
い
、還 元漂 白剤 には二
などが ある。
さ ら し粉 を主 成 分 とす る 白色 粉 末 。 消 石灰
れる
の 粉 末 に 塩 素 を 吸 収 させ て つ く ら
。
で 生 じる 酸 素 に
よ る 強 い 酸 化 力 を も ち 、 漂 白 剤 、 消 毒 ・殺 菌 剤 と して 用 い られ る 。 通 常 、 未 反 応 の を 含 ん で お り、 吸 湿 性 、 分 解 性 が あ り、 有 効 塩 素 量 は35∼37% 60∼75%
程 度 であ る 。 有 効 塩 素 量 を
程 度 に した もの を 高 度 さ ら し粉 と い い 、 よ り安 定 で あ る 。
body
物 体 、 ∼ 体
空 間 の あ る 部 分 を 占 め 、 知 覚 の 対 象 と な る 「もの 」。 特 有 の 形 と 大 き さ を も つ 。 た と え ば 、 固 体solid
body、
液 体liquid
body、
気 体gaseous
body、
弾 性 体elastic
bodyな
ど 。 「精 神
mind, soul, spirit」 に 対 す る もの と して の 「物 体 」 を い う。
body-centered
cubic
structure 体 心 立 方 構 造
立方体 の中心 と8つ の頂 点 に格子 点 晶構 造。 アル カ リ金属
が あ る単位格 子
か らな る結
や クロム、バ リウム 、タ ング ステ ンな どの
単 体 金属 、ヘ リウム な どが この構 造 をとる。 ひとつの 単位 格子 に属 す る基 本粒子 数 は2( ひ とつ の頂 点で は8つ の立方体 が接 す るか ら、 1/8×8+1=2)
。 ひ と つ の 粒 子 は 他 の8つ
の 粒 子 に接 す る 。 した が って 、 配 位 数 は8。
方体 の 辺の長 さをd、粒子 の半 径 をrと す る と〓
立
。立方体 の空 間に占め る粒子 の体積 の
割合 は、 〓
Bohr
model
ボ ーア模 型
正 電荷 の 原子 核 を中心 と して、 電子 が 原子 核 か ら一 定 の 距離 に あ るい くつ かの 円形 の 軌 道 orbit上 を回 って い る とい う原 子模型 。 原子 内の電子 は連 続的 なエ ネル ギー をもつ こ とはで き ず 、 とび とびの不 連続 的 なエ ネル ギー を とるこ とだけが で きる と考 え る。電子 が と りう るこ
れ らのエ ネル ギー状態 を定常 状態
とい い、そ れぞれ 電子 が 回 る軌道 に
相 当す る。 内側 か らn番 目の軌道 のエ ネル ギー 〓 はmを 電子 の質量 、e を電子の電荷 、hを プ ラン ク定数 n=1を
基底 状 態 、n≧2を
主量 子数
として、〓
励 起 状態
では
にあた る。各定 常状 態の 間 を電子 が動 くときに光 の放射や吸
収が起 こ り、そ の ときの光の振 動数 Eと して、 ⊿E=hν
となる。
とい う。nは 軌 道 関数
νは軌 道 間のエ ネルギ ーの差 を⊿
の関係 に ある と した。 この考 え方 によ り、水 素原 子の線 ス ペ ク トル
を説 明す る こ とが で きた。 多電 子原子 につ い ては この考 え方で は うま く説 明で きず 、量子力 学
に よる こ とになる。
boiling
沸騰
液体 の蒸気圧
が 液面 を押 してい る外 部 の圧力 ( 外圧 ) よ り大 き くな り、 液体 内部 か ら連続
的 に気 化 が起 こ って気 泡 を発 生す る現象。 →vaporization boiling point 沸騰
沸点
が 起 こる温度 。b.p.で表 わす 。物質 に よって 固有 の値 を もつ。 液体 の蒸気 圧
が外 圧
と等 しくなる温度 。 したが って、外 圧が 高 くなる ほ ど沸 点 は高 くな る。 通常 、1atmに
おけ
る値 をさす。 boiling point constant 沸点 上昇定 数 →molar elevationof boilingpoint
boiling point elevation
沸点 上昇
不揮 発 性物 質 を溶質 とす る溶 液の 沸点 液体 の蒸 気圧
が、 その 溶媒 の沸 点 よ り高 くなる現象 。 沸点 で は、
は大気 圧 に等 しい。 また、 同 じ温度 にお ける溶液 の蒸気圧 は純 溶媒 の蒸気 圧
よ り低 い。 したが って、 溶液 の蒸気 圧が大 気圧 と等 し くなる温 度 は、純溶 媒の蒸 気圧 が大気 圧 と等 しくなる温度 よ り高 くなる。非電解質の希薄溶液では沸点上昇度 わ らず溶 液の重 量 モル濃度
は溶質の種類に関
に比例 す る ( 狭 い温度 範 囲で は、 蒸気圧 曲線 を直線 とみ な して
溶媒 と溶 液の蒸気 圧 の差 を⊿Pと す る と、⊿P∝ ⊿ 〓) 。沸 点上 昇度 を⊿ 〓と して、
m:
重 量 モ ル濃 度mol/kg
M:
溶 質 の 分 子 量
〓
W:
溶 媒 の 質 量g
w:
溶 質 の 質 量g
:溶 媒 の モ ル 沸 点 上 昇K・kg/mol
溶 質 が 電 解 質 の 場 合 の 沸 点 上 昇 度 は 、 同 じ濃 度 の 非 電 解 質 溶 液 に比 べ て 大 き くな る。 →van't Hoff's i factor
Boltzmann
constant
基 礎 定 数 の ひ とつ 。 記 号kま
ボ ル ツ マ ン定 数 た は 〓 。 気 体 定 数Rを
ア ボ ガ ドロ 定 数
で 割 っ た もの 。
k=R/〓 bomb
。k=1.38066×
〓J/K。
calorimeter
水 熱 量計
ボ ンブ熱量 計
の一種 で、物 質 の燃焼 熱 を求め るた めに用 いる装置 。鋼 製容器 ( ボ ンベ) 中 に一
定量 の試料 と高 圧 の酸素 を入 れて密封 し、電流 を通 じて点 火 して試料 を燃焼 させ た後 、熱量 計 の 温度変化 を計 る。 →calorimeter bond →chemical
結 合 bond
bond 構 造式
価 標 中におい て原子 どう しの つ なが りを示す ため に用 い る線 ( ―) をい う。1本 で単結
合 、2本 で二 重 結合
、3本 で三重 結 合 を表 わす。 た とえ ば、
な
ど。 bond
angle
結合 角
分 子 内の ひとつ の原子 か らで る2本 の結 合が なす 角度。 お もに 中心 原子 の原子 軌道 て決 ま り、中心原 子 が非共 有電子対
に よっ
を もた ない場合 の分 子の形 と結 合角 の関係 は次 の よう
に なる。 直線型 :180°。平 面 三角形 型 :120°。 四面 体型 :109.5°。三 方両 錐体 型 ( 共通 の面 を有 す るふ た つの 三角錐 か らな る) :中心 の三角 形平 面 内で は120° 、 他 は90° 。八 面 体 型 :90°。 →hybrid orbital bond
axis
結 合 軸
結 合 してい るふたつ の原子 の原子核 をつ ない だ仮想 の線 をい う。 bond
character
化 学結 合 におけ る共 有結合 bond
dissociation energy
結 合 の性 質 性あ るい はイオ ン結 合
性 の程 度 をい う。
結合解離 エ ネルギ ー
分 子 内の原 子 間の結合 の うち、特 定 のひ とつの結 合 を解 離 させ るの に必 要 なエ ネルギ ー。記 号D。 分 子 を 〓 で表 わす と、解離 反応 のエ ンタル ピー 変化 と して得 られ る。 い くつ かの 同種 の原 子 間の結 合 をもつ分 子 におい て、そ れ らの結 合 をひ と つず つ解離 させ てい く各段 階 の結 合解 離エ ネ ルギー はそ れぞれ異 な る。 この場合 、結合 エ ネ ル ギー
は各段 階 の結 合解 離エ ネ ルギ ーの平 均値 で あ る。 た とえば 、 メタ ン
C-Hの 結合 エ ネル ギー411kJ/molは
、
に おけ る
分 子 か らHを ひ とつ ずつ解 離 させて い く4段 階
の結合解 離 エネル ギー434±6、461±6、427±6、339±4各kJ/molの
平均 であ る。
bond
energy
結合 エネル ギー
物 質 を構成 してい る原子 の結合 に使 われ るエ ネルギ ー。結 合 を切る のに必 要な エ ネル ギー と して測定 され る。基底 状態
にあ る分子 を基底状 態 の原子 に分 離す るの に必 要 なエ ネルギ ー
を、分 子 内の各 結合 に割 り当て た量。一 般 に、結合 解離 エ ネルギ ー
とは異 な る。同種 の原
子 間 の結合 エ ネルギ ーは 同 じ値 とし、 分子全 体の結 合 エ ネルギ ーは各結 合エ ネ ルギーの総 和 と して考 える。物 質の標 準生成 エ ンタル ピー と単 体 の原 子化 エ ン タル ピー か ら求め る こ とがで きる。 bonding
orbital
結 合軌道
分子 を構 成す る分子 軌道
の うち、そ こ に電子 が入 るこ とに より結 合が 強 まる もの 。その 分
子 を構成す る原子 の原子 軌道
よ り低い エ ネルギー状態 にあ る。
bonding pair →shared electronpair
結 合電 子対
bond
結 合の長 さ
length
化 学結 合 してい る2原 子の原子 核 間の距 離。 共有結 合 共有 結 合半径
の和 で表 わ され 、イ オン結 合
の長 さはその結 合 に関 わる2原 子 の
の 長 さは陽陰 両 イオ ンの イオ ン半径
近似 される。 また、金属 結合 の長 さは金属 を剛体 球 とみ な して最 密構 造 の二 倍 と考 え られ る。 bond
order
の和 で
におけ る原子半 径
結合 次数
共有 結 合 の多 重度 の めや す とな る量 をい う。 さ まざ まな定 義が あ るが 、 た とえ ば分子 軌道 法
では結合 軌 道中の電 子数 と反結 合軌 道中 の電子 数の差 の半 分 を結 合次 数 とす る場 合が あ
る。 こ の とき得 られる次数 は、一 般 に原子価 結合法
で示 され る価標 の数 と等 しいが 、電子
数が 奇数 の場合 は端数 の次 数 とな る。2原 子 分子 や2原 子 イ オンにお いて 、結合次 数 が大 き いほ ど結 合が強 く安定 で ある とみ なせ る。 また 、同 じ組 み合 わせ の2原 子 間の結 合距離 は結 合次 数 が大 き くなるほ ど短 くなる。 bond
strength
結合
結 合の強 さ
を切 るの に必要 なエ ネルギー の大 きさの程度 をい う。
borane
ボ ラ ン
ホウ素 と水素 の二元 化合物 、水 素化 ホ ウ素boron hydrideの 総称。 ジボラ ン ラン
、 テ トラボ
な どがあ る。 また 、炭 素 や リンな どを含 むボ ラ ン誘導 体 もあ る。複雑 な構 造 を も
つ ものが 多 く、2個 の価 電子 が対 をつ くる ような通常 の共 有結合 で は説明 で きない よ うな構 造 を もつ。 中性 のボ ランは一般 に揮発性 で反応性 が大 き く空 気 中で酸化 されや すい。 →electron
deficient
compound
, three
center
bond
Born-Haber
cycle
熱 力 学 の 第1法
則
程 を い う 。1919年
ボ ル ン-ハ ー バ ー の サ イ ク ル に 基 づ い て 、 イ オ ン結 晶 に 、 ボ ル ンM.
Bornと
の格 子エ ネル ギー
ハ ー バ ーF.Haberが
を計 算 す る た め の 循 環 過
独 立 に 提 案 し た。 イ オ ン結 晶
の 格 子 エ ネル ギ ー に 限 らず 、 測 定 可 能 な反 応 の エ ン タ ル ピ ー
変 化 を組 み 合 わせ て 、 測 定 不
可 能 な 反 応 の エ ン タ ル ピ ー 変 化 を 求 め る際 に利 用 さ れ る 。 た と え ば 、 塩 化 ナ トリ ウ ム の 格 子 エ ネ ル ギ ーUは
、次 の エ ン タ ル ピー 図
U) + (−⊿ 〓 )+ ⊿ 〓 +D/2+I=0よ
の よ う な サ イ ク ル を考 え る と 、 (−A) +(−
り、U=
−⊿ 〓 + ⊿ 〓 +D/2+I−Aと
なる。 た
だ し、 (c) は 結 晶 、 (g) は 気 体 を表 わ す 。
A:
の電子親和力
I:
の イ オン 化 エ ネ ル ギー
D:
の解離エネルギー
⊿〓 :
の昇華熱
⊿〓 : の標 準 生 成 エンタルピー
Boyle's
law
ボ イ ル の 法 則 気 体 の 圧 力 と体 積 の 関 係 を 示 し た 法 則 。 「温 度 一 定 の と き 、 一 定 量 の 気 体 の 体 積 は圧 力 に 反 比 例 す る 」。1662年 に ボ イ ルR.
Boyleに
よって発見 された。す な わち、一 定
量 の 気 体 の 体 積 をV、
気 体 の 圧 力 をPと
例 定 数 と して 、PV=kと 横 軸 にPを
す れ ば 、kを
い う 関係 に な る 。 縦 軸 にVを
比 、
と る と 、 温 度 〓 、 〓 の と き 、左 の よ う な グ
ラフ となる。 T一 定 な ら ば 、V∝1/Pあ
る い はPV=k
圧 力 〓 の と き体 積 〓 、〓 の と き 〓 とす る と、 〓 Boyle-Charles'law
=k、
〓
=k、 す な わ ち 〓
ボ イ ル ・シ ャ ル ル の 法 則
気体 の 温度、圧 力 、体 積 の関係 を示 した法 則。 ボ イルの法則 とシ ャル ルの法則 を結合 し た 法則 。 「 一 定量 の気 体 の体積 は圧 力 に反比 例 し、絶 対 温度 に比 例す る」。気 体 の体積 をV、 圧力 をP、 絶対温 度 をTと す れ ば、
〓 〓 〓
の とき 〓 〓→
あるいは、kを比例定数 として 〓 の と き 〓 とす る と 〓
ボイルの法則より〓 〓〓 →〓 シャルルの法則より〓 したがって 〓 理想気 体
の状 態 方程 式PV=nRTを
branch
ボ イ ル ・シ ャ ル ル の 法 則 とい う場 合 もあ る。
分 枝
側 鎖 の こ と。 有 機 化 合 物 の 主 鎖
branched
chain
鎖式 化合 物
に結 合 した 炭 化 水 素 基
分 鎖 、 分 鎖
。
した、 枝 分 か れ した
に お い て 主 鎖 か ら枝 分 か れ した 側 鎖 の こ と。 あ る い は 側 鎖 を もつ 枝 分 か れ した
化 合 物 に つ け る 形 容 語 。 た とえ ば 、 枝 分 か れ した ア ル カ ンbranched
brass
黄 銅 、 しん ち ゅ う
銅 と亜鉛 の合 金 30∼45%
breeder
chain alkane。
。 亜 鉛 の 含 有 量 に よ っ て 金 色 か ら 黄 色 ま で色 の 変 化 が あ る 。 通 常 、 亜 鉛 を
含 み 、 亜 鉛 が 多 くな る ほ ど硬 くな る 。 純 銅 よ り鋳 造 しや す い 。
reactor
増 殖 炉
消 費 さ れ る核 燃 料 物 質 よ り も多 くの 核 燃 料 と な りう る 分 裂 性 物 質 が 新 た に つ く り出 され る 原 子 炉。 ウラ ン ン
や トリ ウ ム
が 中 性 子 を吸 収 して 分 裂 性 の プ ル トニ ウ ム
やウラ
が生 じる。
brine
塩 水
濃 厚 食 塩 水 の こ と。
bromine 17族
臭 素 (7B族 ) に 属 す る 原 子 番 号35の
元 素 。 原 子 量79.90。
室 温で単 体が 液体 であ る唯一の
非 金 属 元 素 。 単 体 は 、 赤 褐 色 の揮 発 性 で 刺 激 臭 の あ る有 毒 な 液 体 で 、 工 業 的 に は 海 水 な ど を 塩 素 で 処 理 し て 得 られ る 。 分 子 量159.81、
融 点 −7.25℃
、 沸 点59.5℃
、 密 度3 .19〓
(0℃ )。 水 に溶 け 、 有 機 溶 媒 に も 溶 け る 。 化 学 的 性 質 は 塩 素 に似 て い る が 、 反 応 性 は 塩 素 よ り弱 い 。 殺 虫 剤 、 難 燃 剤 、 染 料 、 医 薬 品 、 感 光 剤 な ど の 原 料 と して 用 い られ る 。br〓mos (Gk):
臭い
bromobenzene
ブ ロ モ ベ ン ゼ ン
芳 香 の あ る 無 色 の 液 体 。 分 子 量157.0、
融 点 −30.6℃
、 沸 点156℃
は 溶 け に く く、 有 機 溶 媒 に 可 溶 。 鉄 粉 の 存 在 下 で ベ ン ゼ ン
、 密 度1.50〓
。水 に
を臭 素 化 す る こ と に よ り得 ら れ
る。 マ グネ シウム と反応 して グリニ ャール試薬 Br〓nsted-Lowry acid-base theory →acid ,acid-base reaction,base bronze
を生 じ、有機合 成の原 料 となる。
ブ レ ンス テ ッ ド ・ロ ー リーの 酸塩 基 理 論
青 銅
広 い意味 では銅 −亜 鉛系 合金以外 の 銅の合 金 を さす が、通 常 は銅 −スズ系 合金 をい う。亜鉛 や鉛 を含 むこ と もあ るが 、ス ズの含有 量 は1∼30%
程度 で ある。 硬 く、鋳 造 しやす いの で
さま ざまな用途 に使 われてい る。 Brownian
movement
ブ ラ ウ ン運 動
媒質 中の微 小粒 子 の不規 則 な熱 運動 。1827年 にイギ リスの植 物学者 ブラ ウンR.Brownが 花 粉 を顕 微 鏡で 観察 して いる ときに発見 した。 分散 質
粒子 に分 散媒
の 分子が 衝突 するた
め に起 こる。 分散 質粒 子 を取 り囲 む多数 の分 散媒 粒子 はた えず不規 則 な熱運 動 を してお り、 あ らゆ る方 向か らコロ イ ド粒子 な どの分散 質粒子 に衝 突す る。衝 突す る方向 が、 瞬間 的に は 均 等で はな いので 、分散 質粒 子 の不 規則 な運動 と して観察 される。 分散 質粒 子が 小 さいほ ど、 温度が高 い ほ ど、 また、周 囲の媒 質の粘性 が小 さい ほ ど、活発 に なる。 brown
ring test
硝 酸 イオ ン
褐 色環 試験 を検 出す る方法 のひ とつ。被検 液 に濃硫 酸 を加え 、冷却 してか ら硫酸 鉄(II)
の濃厚 溶 液 を静 か に加 え る と、
が存 在 す れば 液の 界面 に黒 褐色 の 環が で きる。 の反応 に よって生 じた一酸化 窒 素NOが
反 応の鉄(II) イオ ンに配位 して褐色 の bubble chamber
未
が 生 じるためで ある。
泡 箱
液体 中 の泡 の生成 に よ り荷電粒 子 の飛跡 を観測 す る装 置。 過熱
状 態 にある液 体中 を荷電粒
子 が通過 す る と液 体分子 との衝突 に よ りその運 動 エ ネルギ ーが 液体 分子 に与 え られ て泡が 生 じる こ とを利用 す る。 液体 としては、水素 、 フ レオ ンな どが 用い られ る。 Buchner
funnel
ブフナ ーろ うと
ヌ ッチ ェNutsche(G) と もい う。 肉厚 の磁 製 のろ うと
で 多数 の小孔 の ある
ろ過板 が中段 に ある。 ろ過板 の上 にろ紙 をのせ 、耐 圧 びん と組合 せ て吸引 ろ 過 buffer 緩衝 作用
をす る。 緩衝 液
を もつ溶液 。酸 性の緩衝 溶液 は弱酸
とその塩 の溶 液 であ り、酢酸 と酢酸 ナ トリ
ウムの混 合溶 液 な どがあ る。塩 基性 の緩衝 溶液 は弱塩 基 アと塩 化 ア ンモ ニ ウムの混合溶 液な どがあ る。溶 液のpHを
とその塩 の溶液 で あ り、 ア ンモニ 一定 に保 つ ため に用 い られる。
buffer action
緩 衝作 用
溶 液 に酸 や アルカ リを加 えた り、溶液 を薄 めた と きに、水 素 イ オ ン濃度
の変化 に抵 抗す る
作 用 。 た とえ ば 、弱 酸HAと その 塩MAの 混合 溶 液 を考 え る。弱 酸 の 電 離平 衡 は で あ り、 ここ に塩 を加 える と、塩 は ほ とん ど電 離 して 〓 の濃 度が 高 くな る ので 平 衡 は 左 に移動 し、
は 小 さ くな る 。 この 溶 液 中 で は 、
が成 り立つ か ら、 離 してい ない 酸の濃 度
となる。 弱酸 の電離 はわず かなの で、電
は酸 の全 濃度 〓 に等 しい とみ なせ る。 また、塩 の方 は完全 に電
離 してい る とみ なせ るか ら、〓
は塩 の全 濃度 〓に等 しい とみて よいの で、混合 溶液 中では 、
したが っ て、 溶液 のpHは
、
ただ し、
この混 合溶 液に酸 を加 える と、 る と、
により
とえ ば、x molの 塩酸 よび 〓 が大 き く、〓
に より
が 除か れ、 アル カ リを加 え
が除 か れて 、液 のpHの
を加 える と、
変 化 は小 さ くな る。 た となる。 この場合 、〓お
が1に 近 いほ ど緩衝 作用 は強 くなる。
buffer capacity
緩 衝能
pHの 大 きな変 化 な しに水素 イ オ ンや水酸 化 物 イオ ンを吸収 す る緩衝 液 なわ ち、 溶液 の緩衝作 用 の強 さをい う。 buffer solution →buffer
緩 衝液、緩衝 溶液
builder
ビル ダー
洗浄効 果 を高 め るため に洗剤 因 とな る
や
に配合 され る物 質 をい う。 界面 活性作 用 を高 める 、硬 水 の原
な どを水溶性 にす る もし くは取 り除 く、汚れ が再び付 着 しない よ うに
分 散 す る な どの 働 き をす る。 炭 酸 ナ トリ ウム tripolyphosphate、
や トリポ リ リ ン酸 ナ トリ ウムsodium
ゼ オライ ト な どが用い られ る。
bumping →superheating
突 沸
burette
ビュ レッ ト
滴定
の能 力 をい う。 す
にお い て滴 下 した液体 の体 積 を測 定す るた めの器具 で 、ガ ラスで つ くられて い る。 通
常 、0.1ml単 位 で線 がつ けて あ り、下 方 につけて ある栓 を操作 す る ことに よ り溶液 を少 しず つ滴 下 し、液 体の体 積 は 目測 に よ り0.01mlの 単 位 まで読 み とる。滴 定前 の 目盛 と滴 定後 の 目盛 の差が 流出 した液体 の体積 であ る。 1,3-butadiene
1,3-ブ タ ジ エ ン
単 にブ タ ジエ ン ともい う。特 有の臭 い を有す る無 色の気 体 で 、分子 量54.1、 融 点 −109℃ 、 沸点 −4.4℃ 。 ブ タン
の接 触脱水 素 や シク ロヘ キセ ン
の接触 熱分 解 に よ り得 ら
れ る。水 に不 溶 、有機 溶媒 に可溶。 共役 二重結 合 よ り容易 に重 合
を もち、化学 反応性 に富 み、熱 や酸 素 に
す る。合 成 ゴムの重 要 な原料 で あ り、ナ イロ ン
や医薬 品の合成 原料 とも
なる。 butadiene BRと
rubber
ブタ ジエ ンゴム
略称 され る。 ブ タジエ ンの 重合体 を加 硫
して得 られ る合 成 ゴム 。 耐 寒性 や耐磨 耗
性 にす ぐれ 、 タイヤ 、ベ ル トな どと して用 い られる。
C calcined
gypsum
焼 きセ ッ コウ
plaster of Parisと
も い う。 セ ッ コ ウ
を熱 して 得 られ る 硫 酸 カ ル シ ウ ム
の 半 水 和 物 を主 成
分 とす る 物 質 。 水 を 加 え て 練 る と発 熱 して 二 水 和 物 に な り、体 積 を 増 して 硬 化 す る 。 美 術 用 、
医療用 な どに使 われる
。
calcium 2族
カル シ ウム
(2A族 ) ア ル カ リ土 類 金 属 に属 す る原 子 番 号20の
元 素 。 原 子 量40.08。
な どの 炭 酸 塩 、 セ ッ コ ウ
生体 必須 元素
で あ り、 動 物 の 骨 や 歯 、 殻 の 主 成 分 で あ る ほ か 、 さ ま ざ ま な生 理 機 能 に 関 わ
る。 単 体 は 塩 化 カ ル シ ウ ム 融 点839℃
、 沸 点1484℃
、 ホ タ ル 石fluoriteな
天然 にはケ イ
酸塩 、石 灰石
を融 解 電 解
ど と して 広 く分 布 す る 。
す る こ と に よ り得 ら れ る銀 白 色 の 軟 ら か い 金 属 で 、
、 密 度1.55〓
。 反 応 性 が 大 き く、 常 温 で 酸 素 や ハ ロ ゲ ン と直
接 反 応 し、 水 や エ タ ノ ー ル と 反 応 して 水 素 を生 じ る。 高 温 で は窒 素 や水 素 と も 反 応 す る。 還 元剤 、非 鉄金 属 の冶 金
に お け る 脱 酸 素 剤 な ど と して 用 い られ る 。 化 合 物 は 一 般 に 無 色 で 、
硫 酸 塩 、 リ ン酸 塩 、 炭 酸 塩 、 ケ イ酸 塩 、 シ ュ ウ酸 塩 な ど は水 に難 溶 な い し不 溶 、 塩 化 物 、 硝 酸塩 、酢 酸塩 な どは水 に可溶 。水 溶性 の塩 は潮 解性 応
な い し吸 湿 性 の も の が 多 い 。 炎 色 反
は橙 赤色 。
calcium
carbide
炭化 カル シウム
カ ー バ イ ドcarbide、 ア セ チ レ ン化 カ ル シ ウ ムcalcium
acetylideと
もい う 。 純 粋 な も の は 無 色
透 明 な 結 晶 で あ る が 、 通 常 は不 純 物 を含 み 灰 色 を 呈 す る 。 式 量64.1、 2.22〓
。 工 業 的 には酸 化 カル シ ウム
2000℃
に 熱 して つ く ら れ
して ア セ チ レ ン
。 工 業 用 の カ ー バ イ ドは不 純 物
と して 硫 黄 や リ ン 、窒 素 な ど を含 み 、 ア セ チ レ ンの ほ か に 硫 化 水 素
calcium
cyanamideと
、密度
、 工 業 原 料 と して 重 要 で あ る 。 水 と 反 応
を生 じ る
、 ア ンモ ニ ア
融 点 約2300℃
と コー ク ス、 あ るい は無 煙炭 を電 気 炉 中 で約
、 ホ ス フ ィ ンphosphine
な ど を 生 じ る 。 加 熱 して 窒 素 を 作 用 させ る と カ ル シ ウ ム シ ア ナ ミ ド 炭 素 の 混 合 物 で あ る 石 灰 窒 素lime
nitrogenを
生 じる
。
calcium
carbonate
式 量100.1。 硬 度3.5∼4)
炭酸 カル シウ ム
方 解 石calcite( 密 度2.7〓
主成分 で あ り、塩化 カ ルシ ウム じる
、 硬 度3) 、 ア ラ レ石aragonite(
密 度2.9〓
、
な ど の鉱 物 と し て 岩 石 中 に含 ま れ る 。 石 灰 石 、 大 理 石 、 貝 殻 、 鳥 類 の 卵 殻 の 水 溶 液 に 炭 酸 ナ ト リ ウ ム 水 溶 液 を加 え る と、 沈 殿 と し て生
( 沈 降 炭 酸 カ ル シ ウ ムprecipitated
calcium
carbonate)
。 水 に 難 溶 で 、 二 酸 化 炭 素 を含 む 水 に は 炭 酸 水 素 カ ル シ ウ ム と な っ て 溶 け る 。 酸 に は 二 酸 化 炭 素 を発 生 し て 溶 け る
。 熱 す る と分 解 して酸 化 カ ル シ ウ ム (生 石灰 。セメント
や 生石灰
) と二 酸 化 炭 素 を 生 じる
の 原 料 、 製 鉄 用 材 料 な ど と して 重 要 で あ る 。 沈 降 炭 酸 カ
ル シ ウ ム は 顔 料 、 製 紙 、歯 み が き粉 、 ゴ ム や プ ラス チ ッ ク の 充 填 剤 と して 用 い られ る。
calcium
chloride
式 量111.0。 1600℃
塩 化 カル シウム
無水物
の ほ か に 、 一 、 二 、 四 、 六 水 和 物 が あ る 。 無 水 物 は 融 点772℃
以 上 、 密 度2.15〓
。 す べ て 無 色 な い し白 色 で 、 吸 湿 性 、 潮 解 性
、沸点
が あ る 。 水 に溶
け や す く、 種 々 の ア ル コ ー ル や ア セ トン に も溶 け る。 吸 湿 ・乾 燥 剤 と し て 用 い られ る が 、 ア ンモ ニ ア
やエ タ ノール
と は付 加 化 合 物 を つ くる の で 、 そ れ ら の 乾 燥 に は 適 さ な い 。 豆 腐
の 凝 固 剤 、 土 質 の 改 良 剤 、 金 属 カ ル シ ウ ム の 原 料 な ど と して 用 い ら れ る 。 ま た 、 六 水 和 物 は 氷 と混 ぜ て 寒 剤 に 、 ま た 融 雪 剤 と して 用 い ら れ る。
calcium
hydroxide
式 量74.1。
水酸 化 カル シウム
消石灰
と も い う。 無 色 の結 晶。 酸 化 カ ル シ ウ ム
に水 を加 え る と生 じる
。 水 に は溶 け に く く、 飽 和 水 溶 液 を石 灰 水lime 乳milk
of limeと
い う。580℃
や塩 化 ア ンモニ ウム水溶 液 に可溶。 エ タノー ル ウム
water、 懸 濁 液 を 石灰
以 上 で水 を完 全 に 失 い 、 酸 化 カ ル シ ウ ム と な る 。 グ リセ リ ン
となる
に 不 溶 。 二 酸 化 炭 素 を吸 収 して 炭 酸 カ ル シ 。 酸 と 反 応 して カ ル シ ウ ム 塩 を生 じ る。 ア ン
モ ニ ウ ム 塩 と混 合 す る と ア ン モ ニ ア を 生 じる 塩 素 と反 応 し て さ ら し粉
。
を生 じ る
。 二酸化 炭素 の吸収剤 、
セ メ ン トや モ ル タ ル な どの 建 築 材 料 、 酸 性 土 壌 の 中 和 剤 な ど と して 用 い ら れ る 。
calcium
hypochlorite
式 量143.0。 す 。潮解 性 白剤
次亜塩 素 酸 カ ル シ ウム
白 色 の 粉 末 で 、 密 度2.1〓
。 さ ら し粉
の 主 成 分 。150℃
以上で爆 発性 を示
を 示 す 。 水 に よ く溶 け 、 分 解 して 酸 素 を発 生 す る 。 強 力 な酸 化 剤
で あ り、 漂
、 殺 菌 剤 と して 用 い ら れ る。
calcium
oxide
酸 化 カル シ ウム
生 石 灰 と もい う。 白 色 の 粉 末 で 、 炭 酸 カ ル シ ウ ム 。 式 量56.1、
融 点2572℃
、 沸 点2850℃
を 熱 分 解 す る と 生 じる
、 密 度3.40〓
。空 気中 の水蒸気 や二 酸化炭
素 を吸 収 し て 水 酸 化 カ ル シ ウ ム や 炭 酸 カ ル シ ウ ム と な る
、
。 水 と反 応 す る と多 量 の 熱 を 発 生 す る 。 発 熱 剤 、 乾 燥 剤 、 し っ くい ・モ ル タ ル な どの 建 築 材 料 、 土 壌 改 良 剤 、他 の カ ル シ ウ ム 化 合 物 の 原 料 な ど と して 用 い ら れ る。
calcium
sulfate
硫 酸 カル シウ ム
〓 無 水 物 。 焼 殺 セ ッ コ ウdead-burnt 硬 セ ッ コ ウanhydriteと メン ト
gypsumと
も い う。 式 量136.1、
して 産 出 す る。 密 度2.96〓
融 点1450℃
。 天然 には
。 水 に 不 溶 性 の もの は 無 色 の 結 晶 で セ
の 製 造 に 用 い られ る 。 可 溶 性 の もの は 白色 の 粉 末 で 吸 湿 性 が あ り、 乾 燥 剤 と し て 用
い られる。
〓 半水 和物 60∼150℃
。焼 セ ッコウ
と もい う。 式 量145.1。
白色 粉末 で 、二水 和 物 を
に 熱 す る と生 じる 。 水 分 を 吸 収 して 二 水 和 物 と な り、 そ の 際 発 熱 膨 張 し て 固 化
し、 鋳 型 を と る の に用 い られ る。 〓 二水 和物
。 セ ッ コ ウgypsumと
も い う。 式 量172.2。
天 然 に セ ッ コ ウ と して
産 出 す る 。 カ ル シ ウ ム 塩 の 水 溶 液 に硫 酸 あ る い は ア ル カ リ 金 属 の 硫 酸 塩 を 加 え る と生 じ る 。 無 色 の 結 晶 で 水 に わ ず か に溶 け る 。 酸 、 チ オ硫 酸 ナ トリ ウ ム 水 溶 液 、 グ リセ リ ン に 可 溶 。 セ メ ン ト、 充 填 剤 な ど に用 い ら れ る 。
calomel
甘 汞
(か ん こ う )
塩 化 水 銀 (I)の 俗 称 。
calomel
electrode
カ ロ メル 電極
甘 汞 電 極 と もい う。 基 準 電 極
の ひ とつ 。 ガ ラ ス 容 器 の 底 に水 銀 を 入 れ 、 そ の 上 に の り状 の
塩 化 水 銀 (I)(カ ロ メ ル )
を の せ 、 さ らに そ の 上 に塩 化 カ リ ウム
mol/l( 規 定 カ ロ メ ル 電 極NCE) 電池 の構造 は
の0 .1mol/lま
( 飽 和 カ ロ メ ル 電 極SCE)
電 位 を0と
calorie
す れ ば 、25℃
た は1
水 溶液 を入 れ る。
で ある。電極 反応 は
り、 標 準 水 素 電 極
熱量
あ るい は 飽 和
であ
に お け る 電 極 電 位 は0.2412Vで
あ る。
カ ロ リー の 単位 。 記 号 はcal。 水1gを1atmの
も とで14.5℃
か ら15.5℃
まで 上 げ る の に 必 要
な 熱 量 と さ れ 、 これ を15度 カ ロリー とよび 〓 で 表 わ す 。1〓 =4 .1855J。 エ ネ ル ギ ー 一 般 の 単 位 と して も用 い ら れ て お り 、 熱 力 学 的 に は 、1cal=4.184Jに 等 しい 。 これ を 熱 力 学 的 カ ロ リ ー と い う。 こ れ らを 含 め カ ロ リー に は さ ま ざ ま な 定 義 が あ り、SI単 位 系 で は 推 奨 さ れ な い 単 位 で あ る と さ れ て い る 。calor(L)
calorimeter
:熱
熱 量 計
熱 量 を測 定 す る 器 具 。 た と え ば 、 水 熱 量 計 で は 、 容 器 に 水 を入 れ て 熱 を水 に伝 え 、 そ の温 度 変 化 と系 →bomb
の 熱 容 量 か ら系 が 吸 収 ま た は 発 生 した 熱 量 を求 め る 。 calorimeter
calorimetry
熱 量 測定
化 学 変 化 や 物 質 の 状 態 変 化 に伴 っ て 出 入 りす る熱 量 は熱量 計
cane
を 測 定 す る 実 験 的 方 法 の総 称 。 測 定 に
を用 い る 。
sugar
シ ョ糖
ス クロース
Cannizzaro
の こ と。
reaction
アルデ ヒ ド
カ ニ ッツ ァ ロ反応
が 水 酸 化 ア ル カ リの 存 在 下 で 不 均 化
し て 、 アル コ ー ル
と カ ル ボ ン酸
にな
る 反 応 を い う。 α位 の 水 素 原 子 を も た な い 芳 香 族 ア ル デ ヒ ド れ る。 た とえば 、ベ ンズアル デ ヒ ド
やホ ルム アルデ ヒ ド
でみら
では
と
な る 。 ま た 、 この 反 応 に よ りホ ル ム ア ル デ ヒ ドを用 い て 芳 香 族 ア ル デ ヒ ドを還 元 す る こ とが で きる
。 α位 に 水 素原 子 が あ る 場 合 に
は ア ル ドー ル 縮 合
canonical
が起 こる。
structure
極 限構 造
→resonance
capillarity
毛 管現 象
毛 管作 用 と もい う。 液体 中 に細 い管 を立 てた と き、管 内の液 面 が管外 よ り上 昇 した り、下 降 した りす る現象 。液体 の表 面張 力
と液体 と管壁 の付 着力 との大小 関係 に よ り、管壁 がぬ れ
る場 合は 液面 は上 昇 し ( 例 .水 とガ ラス)、ぬ れ ない場合 は液面 は下 降す る ( 例 .水銀 とガ ラス)。多 孔質 の固体 に気 体が 吸い込 まれ て凝縮 する現 象 ( 毛管凝 縮capillary condensation) や 液体 が吸 い込 まれる現 象は毛 管現象 に よる。 capillary action →capillarity
毛 管作 用
capillary rise
毛管上昇
液体 の 表面張 力 に よ り管 内の液面 が管外 に比 べて上 昇 した り下降 した りす る現 象 。管 の内外 の 液面 の高 さの 差か ら液体 の表 面張力 を求 め るこ とが で きる。 液面 の差 をh、 管 の半径 をr、 液体 の密 度 を ρ、液体 の表 面張 力 をγ、接触 角 を θ、重 力 の加速 度 をgと す る と、 γ=rρ g/2hcosθ。 carbanion
カル ボ ア ニ オン
炭素 原 子が負 の電荷 を もつ有 機 の陰 イオ ン 。3配 位 を もつ こ とで負 電荷 を もった陰 イオ ン アル ドール縮合
な どの有機 反応 の活性 中間体
carbene
お よびそ の誘導 体 に相 当 す るラ ジ カル
反応 中 に生 じる不安 定 な中 間体 ン環 を生 じた り、 量化 してXYC=CXYと carbide
で、単 離 はで きない。二 重結 合
結合 に割 り込 み反応 を してC-CXYHと
をい う。 一般 式 は :CXY。 と反応 して シクロ プロパ
い う構 造 を生 じる。 また 、二
なる こと もあ る。 炭化物
炭素 と炭 素 よ り陽性 や
また はア リール基 )が一般 的。
と して存在す る。
カル ベ ン
メ チ レンラ ジ カル :
は
の炭 素原子 が 一対 の非 共有電 子対
(Rはアルキル基
、
な元 素 の化合物 。陽性 の強 い元素 とはイ オ ン性炭 化物 をつ くり、炭 素 な どと して存在 して いる。
の塩 をア セチ リ ドacetylideとい う。 これ
ら は加 水 分 解
に よ りメ タン
や アセ チ レ ン
な ど を 生 じ る。 また 、 陽 性 が 比 較 的 弱 く原 子 半 径
の 小 さい
元 素 と は 共 有 性 炭 化 物 を つ く る 。 こ れ ら は 非 常 に 硬 く、 化 学 的 に も安 定 で 、 炭 化 ケ イ 素 silicon carbide calcium
carbide
SiCや
carbideの
炭 化 ホ ウ 素boron
ion
ど が あ る。 な お 、 炭 化 カ ル シ ウ ム
炭 化 物 イオ ン
炭 素 の 陰 イ オ ン をい う。
な ど。
carbohydrate 糖
carbideな
こ と を単 に カ ー バ イ ドとい う こ とが 多 い 。
炭 水 化 物
(類 )、 糖 質sugar,
saccharideと
も い う。 一 般 に 、 炭 素 と水 が 結 び つ い た 形 の
い う分 子 式 を も つ 化 合 物 の 総 称 。 そ の 構 造 に よ り、 単 糖 類
、 オ リゴ糖類
、多糖 類
と に分
け られ る。
carbolic acid →phenol
石 炭 酸
carbon
炭 素
14族
(4B族 ) に 属 す る原 子 番 号6の
元 素 。 原 子 量 は12.01。
い は単体 と して産出 す る。空 気 中に は二酸 化炭 素 まざ まな有機化 合物
と して 存 在 す る 。 単 体 と して は 黒 鉛
が あ る が 、 熱 力 学 的 に は 黒 鉛 が 安 定 で 、3370℃
炭 酸塩 や石炭
と し て 約0.03%
、石 油
、 ある
含 まれ 、 生 物 体 に は さ
や ダイヤモ ン ド
、無定 形炭素
で 昇 華 す る。 溶 媒 に 不 溶 。 化 学 的 に は安 定 で 、
ダ イ ヤ モ ン ドは 室 温 で は 反 応 し な い 。 黒 鉛 や 無 定 形 炭 素 は 熱 濃 硝 酸 に よ り酸 化 さ れ る 。 約 700℃
で 酸 素 と 反 応 す る。 高 温 で は塩 素 、 硫 黄 、窒 素 と反 応 し、 そ れ ぞ れ 四 塩 化 炭 素
硫化 炭素
、 ジ シ ア ンdicyanogenと
応 して 炭 化 物
を生 じ る。 化 合 物 は 共 有 結 合 性 の もの が 多 い 。
carbonate 炭酸 イオ ン
、二
な り 、鉄 、 コ バ ル ト、 ニ ッケ ル 、 ケ イ素 な ど と 反
炭 酸塩 を含 む 化 合 物 をい う。
は炭 素 原 子 を 中 心 と し た 正 三 角 形 を な す 。 リ
チ ウ ム を 除 くア ル カ リ金 属 以 外 の 塩 は 水 に 不 溶 な い し難 溶 。 強 酸 に よ り分 解 して 二 酸 化 炭 素 を生 じる 。
carbon
cycle
炭素 の循 環
地 表 近 くの 炭 素 の 循 環 は 、 大 気 圏 、水 圏 、 地 表 お よ び 岩 石 圏 の 間 を 生 物 体 内 を含 め て 、 次 ペ ー ジ の 図 の よ う な流 れ と な る 。
carbon
dioxide
無 色 無 臭 の 気 体 。 分 子 量44.0、
二酸 化 炭 素 昇 華 点 −78.5℃
業 的 に は 石 灰 石 を 熱 分 解 して つ く る
(1atm) 。 空 気 中 に 約0.03%
含 まれ る 。 工
。 実 験 室 で は 、 大 理 石 に希 酸 を加
えた り
、炭酸 水素 ナ トリウム
を熱 分解 して
得 る。化 学 的には比 較的安 定で 、高温 に熱す る と一 部一酸 化炭 素 に分解 す る。水 にい くらか溶 け、水溶 液 は弱 い酸性 を示す。 多 くの金属 酸化物 や水 酸化 物 と 反 応 して炭 酸 塩 を生 じる。 石灰 水
に通す と白濁 させ る反応
が二 酸化 炭素 の検 出 に用 い られる。 固体 は ドライア イス
とい われ る。清涼 飲料水 、消
火 剤 、炭酸塩 をつ くる原料 な ど として用 い られ る。近 年、大 量 の化 石燃 料使 用 に伴 って発生 す る二酸 化炭 素 によ る温 室効果 carbon
fiber
が問題 とな ってい る。 炭 素 繊維
ポ リア クリ ロニ トリル
や レー ヨン
な どの有機高 分子繊 維 や ピッチ を紡 糸 してつ くっ た繊
維 を不活性 気 体 中で 熱処 理す るこ とに よ り炭化 して得 られ る繊 維 。金 属 よ り軽 く、耐 熱性 、 化 学 的安定 性 があ る。 アク リロニ トリル か らつ くった繊維 は と くに高 強度高 弾 性で あ り、樹 脂 で 固め た複合 材料 と して、釣 りざおや ラケ ッ トな どの スポ ーツ用 品や航 空機 の構造材 料 な どに用 い られ る。 グラ ファイ トに似 た構 造 で、電導性 が ある。 carbon-14
dating
炭 素14年
代測定法
放射性 炭素 年代 測定法radiocarbon datingと もい う。 用 した年代 測 定法 。
は上層 大気 中で 。
は大 気 中の
の割 合は一 定で あ る。生物 が死 ぬ と呼 吸作 用
の割合 は半減期5730年
たが って、生 物 の遺骸 中の 一定量 の炭 素 に対 す る
で 時間 とともに低下 す る。 し
の割 合 を壊変 数か ら求 め、基準 値 と比
較 す るこ とに よ り生物 が死 ん だ年 代が わか る ことに なる。生 きて い る ときの 準 試料 の
を利
に一定 の割合 で含 まれ てい るので 、生物 が生 きて
い る 間は生体 が取 り入 れ る全 炭素 に対 す る が行 われ な くな るので 、遺骸 中の
の放 射性壊 変
に宇宙 線 中性 子 が衝突 す る こ とによ って生 じる
の単位 時 間あた りの壊変数 ) を 〓 、試料 の
の濃 度 ( 標
の濃 度 ( 単位時 間 あた りの壊 変
数 ) をNと すれ ば、半 減期 を τとして 、生物 が死 ん だ後 の時 間経過tは 、t=ln〓 /ln2=1.90×
〓log〓
・τ
( 年 ) とな る。木材 、 木炭 、泥炭 、貝殻 、骨 などが試 料 とな り、
数万 年程度 まで の年代 測定 法 として用 い られて い る。 た だ し、現在 は化石 燃料
の燃 焼 に よ
る非放 射性 炭素 の増 加や原 水爆 実験 に よる放射 性炭 素の増 加 に よ り、大気 中 の
の 濃度が
自然状 態 とは異 なってお り、標準 試料 は人工 的につ くられ た もの を使 ってい る。 carbonium
ion
カルボ ニ ウム イオ ン
カ ルボ カチ オ ンcarbocationと もい う。 炭素原 子 が正 の電荷 を もつ 有機 の陽 イ オ ン 。3配 位
の 炭素 原子 が正 電荷 を もつ陽 イオ ン
最 も一般 的。 有機反応 の活性 中 間体 carbon
monoxide
(Rは アル キル基
または ア リール基
)が
と して よ くみ られ る。
一酸 化 炭素
無 色無 臭 の有毒 気体 。分 子量28.0、 融点 −205.0℃ 、沸 点 −191.5℃ 。炭 素 また は炭素 化合 物 を不 十分 な酸素 の も とに不 完全燃 焼 す ると生 じる。工 業的 には石 炭 やコー クス を水蒸 気 と 加 熱反応 させ て得 られ る発 生炉 ガス
や水 性ガ ス
か ら分離 され 、天 然ガ スの部分 酸化 で も
得 られ る。実 験室 では シュ ウ酸 や ギ酸 を濃硫 酸 に よ り加 熱脱水 して得 られ る。 水 に溶け に くい。 還元 性が あ り、空気 中 では青 い炎 を出 して燃 える。血 液 中のヘ モ グロ ビンの鉄 イオ ンと結合 して ヘモ グロ ビンの酸素 運搬機能 を阻害 す る。 さまざ まな化 学合成 の原料 となる。 carbon
steel
炭素鋼
2% 以下 の炭 素 を含 む鋼 。不 純物 と して微量 のケ イ素、マ ンガン、 リ ン、硫黄 な どを含 む。 炭 素含有 量が 多 くな るほ ど硬 くな り、機械的 強度 が大 き くなる。焼 入 れ 戻し carbon
や焼 な ま し 、焼
な どの熱処理 に よって性 質が変化 す る。 tetrachloride
四 塩 化 炭素
テ トラ クロ ロメ タンtetrachloromethane。 特有 な臭 い を もつ無色 の 液体。 分子 量153.8、 融 点 −23℃ 、沸 点76.7℃
。 メタン
の 塩 素化 や二 硫 化 炭 素
の塩 素 化
な どに よ り得 られ る。 水 にはわず か に溶け 、有機溶 媒 には可 溶。 溶剤 、消火 剤 と して用 い られて きたが 、内臓 などに対 する毒性 が あ り、発 ガ ン性 な ども疑 わ れる。 分析試 薬 として用 い られる。 carbonyl compound 〓 カル ボ ニル基 合
カル ボ ニル化 合 物
を もつ 有機 化 合物 。 ケ トン
とアルデ ヒ ド の総 称 。炭 素-酸 素二 重結
を もって いるの で反応性 に富 む。
〓 カル ボニル ル と もい う。
を配 位子
carbonyl group
とす る金属錯 体
の総称。 金属 カル ボニル また は単 にカル ボニ
カル ボ ニル基
とい う原子 団。 これ を もつ化 合物 をカル ボニル化合 物
とい う。
の場 合 はケ トン基
carboxyl
、
group
の場 合は アルデ ヒ ド 基 とよば れる。
カル ボ キ シル基
カルボニ ル基
に ヒ ドロ キ シ ル 基
が結 びつい た形の原子 団
シ ル 基 と い う。 こ れ を も つ 化 合 物 を カ ル ボ ン酸 ル ボ キ シcarboxy-と
carboxylic
acid
カ ル ボ キ シ ル基
acidと
と して は カ
よぶ 。
カル ボ ン酸 を も つ 化 合 物 。 系 統 名 は炭 化 水 素
の 語 尾 を-oic acidに 変 え る。 た とえ ば 、
と い う化 学 式 で 表 わ さ れ る化 合 物 の慣 用 名 は 酢 酸acetic ethanoic
をカル ボキ
とい う。 置 換 基
よ ば れ る 。 カ ル ボ キ シ ル 基 を1個
う ち 炭 化 水 素 基 が 鎖 状 の もの を脂 肪 酸 炭 化水素 基 内に不飽 和結 合
acid、 系 統 名 は エ タ ン酸
もつ も の を モ ノ カ ル ボ ン酸
と い う。2個
といい 、そ の
もつ もの は ジ カ ル ボ ン酸
と よ ば れ る。
を も た な い もの を飽 和 カ ル ボ ン 酸 、 もつ もの を 不 飽 和 カ ル ボ ン
酸 とい う (芳 香 族 カ ル ボ ン 酸 を 除 く)。 脂 肪 族 モ ノ カ ル ボ ン 酸 は 、 第 一 ア ル コ ー ル 酸 性 の 過 マ ン ガ ン酸 カ リ ウ ム 溶 液 な ど で 酸 化 す る ル
を 希 酸 や 希 ア ル カ リで 加 水 分 解 す る
分 解 )、 グ リ ニ ャ ー ル 試 薬
( 酸 加水
を ドラ イ ア イス に 注 ぎ、 そ の 生 成 物 を 加 水 分 解 す る 、エ ステ ル
族 カ ル ボ ン酸 は側 鎖 合
を硫酸 、ニ トリ
を強力 な酸化 剤
を加 水 分 解 す る 、 な ど に よ り得 られ る 。 芳 香
で酸 化
す る こ と に よ り得 ら れ る 。 無 色 で 、 水 素 結
が 分 子 間 に あ る た め 同 じ程 度 の 分 子 量 の 炭 化 水 素 に 比 べ て 沸 点 が 高 い 。 低 分 子 量 の もの
は 水 に よ く溶 け て 一 部 電 離
し、水溶 液 は弱い酸 性
を示す
。 酸 性 の 強 さ を比 較 す る と、
(ス ル ホ ン 酸
(フ ェ ノ ー ル ) と い う関 係 に な る 。 中 和 反 応
) に よ り塩 をつ くる
。 ア ル コ ール と反 応 して エ ス テ ル を つ くる 。 一 般 に 酸 化 され に くい が 、 ギ 酸 は例 外 で還 元 性
を も つ 。 五 塩 化 リ ンphosphorus
sulfurdichloride oxide( 塩 化 チ オ ニ ルthionyl
pentachloride
chloride)
、 シュウ酸
など
や 二塩 化酸 化 硫 黄
と 反 応 して 酸 塩 化 物RCOClを
生 じ る 。 塩 素 や 臭 素 と 混ぜ て 強 い 光 に あ て る と カ ル ボ キ シ ル 基 の つ い た 炭 素 原 子 が ハ ロ ゲ ン化 され るetc.。
(α-炭 素 )
ナ ト リ ウム 塩 を 水 酸 化
ナ トリ ウ ム と と も に 熱 す る と 、 相 当 す る 炭 化 水 素 が 生 じ る 。 カ ル シ ウ ム塩 と ギ 酸 カ ル シ ウ ムcalcium
methanoateを
デ ヒ ドが 生 じる
Caro's
acid
混 ぜ て 熱 す る と相 当 す る ア ル 。
カ ロ酸
ペ ル オ キ ソ一 硫 酸peroxomonosulfuric
acidの
こ と。 冷 濃 硫 酸 に過 酸 化 水 素 を反 応 させ
る と生 じる 。 強 い 酸 化 力 を も ち 、 不 安 定 で 爆 発 性が あ る 。
carotenoid
カ ロ テ ノイ ド
動 植 物 界 に広 く存 在 す る 色 素 の 総 称 で 、 多 数 の 鎖 状 に つ な が る 共 役 二 重 結 合
を もち、 テル
ペ ン
類 に 属 す る 。 黄 色 か ら 赤 色 の も の が 多 い が 、 紫 色 の もの もあ る 。 炭 素 数 は 一 般 に40 ア ル コ ー ル を キ サ ン トフ ィルxanthophyllと 総称 す
で あ る。 炭 化 水 素 を カ ロ テ ンcarotene、
る 。 一 般 に水 に不 溶 、 有 機 溶 媒 に 可 溶 。 酸 化 され や す い 。carota
cast iron
(L): に ん じん
鋳 鉄
鋳 物 に 適 して い る 銑 鉄 リ ン0.2∼0.8%
。 炭 素3.0∼3.5%
、 硫 黄0.1%
、 ケ イ 素1.5∼2.0%
程度 を含 む。炭素 は黒鉛
、 マ ン ガ ン0.2∼0.8%
または炭化物
、
の状 態で存 在す る。
熱 処 理 や 成 分 調 節 に よ り機 械 的 性 質 が 変 わ る 。 耐 磨 耗 性 、 耐 食 性 が よ く安 価 な の で 広 く使 わ れてい る。
catalysis
触 媒 反応
catalytic reactionと 相
もい う 。 触 媒
の 作 用 に よ っ て 進 行 す る 化 学 反 応 。 触 媒 が 反 応 物 と同 じ
で あ る均 一 系 触 媒 反 応homogeneous
る 不 均 一 系 触 媒 反 応heterogeneous
catalytic reactionと 、 触 媒 が 反 応 物 と 異 な る 相 で あ
catalytic reactionが あ る 。 不 均 一 系 で は 、 反 応 系 が 気 体 ま
た は 液 体 、 触 媒 が 固 体 で あ る 場 合 が 多 い 。 こ の 場 合 は触 媒 表 面 で 反 応 が 進 行 す る。 触 媒 に 反 応 物 が 吸 着 ま た は 配 位 して 活 性 錯 体
と よ ば れ る 中 間 体 が 生 じる な ど 、 無 触 媒 の 場 合 とは 異
な る 反 応 経 路 を た ど り、 活 性 化 エ ネ ル ギ ー
catalyst, catalyzer
が 低 下 す る の で 反 応 速 度 は 大 き くな る。
触 媒
化 学反応 に 関わ るが、化学 反応 の前後 で 、結果 的 にそれ 自身は変 化せ ずに反応 速度 させ る 物 質 。 反 応 を 早 くす る 場 合 は 正 触 媒positive
を 変化
catalyst、 遅 くす る 場 合 は負 触 媒negative
catalystと い う が 、 正 触 媒 を単 に触 媒 とい う こ と が 多 い 。 反 応 の 終 わ りに 化 学 変 化 して い な い 、 少 量 で 多 量 の 物 質 の 反 応 速 度 を変 化 させ る 、 あ っ て もな くて も反 応 自体 に 変 化 は な く元 来 起 こ りえ な い 反 応 を 開 始 させ る こ と は な い 、 可 逆 反 応 の 化 学 平 衡
の 位 置 に は 影 響 を及 ぼ
さ な い 、 平 衡 に達 す る 時 間 を短 くす る 、 な どの 特 徴 を 示 す 。 触 媒 が 存 在 す る と 、存 在 し ない 場 合 と は 異 な る 反 応 経 路 を と り、 活 性化 エ ネ ル ギ ー →heterogeneous catalyst, homogeneous catalyst
catalytic cracking シ リ カ-ア グ
を低 くす る の で 反 応 が 速 く な る 。
接 触 分 解
ル ミナな どの触媒 を用 いて、低 圧
(ほ ぼ 常 圧 )、500℃
付 近 で お こ な う ク ラ ッキ ン
をい う。
catenation
カテ ネ ー シ ョン
同 じ元 素 の 原 子 が 鎖 状 に つ な が る こ と。 炭 素 で 顕 著 で あ り、 安 定 な 結 合 をつ くる 。 こ の た め 炭 素 化 合 物 は 非 常 に 多 くの 種 類 が あ る 。 ケ イ 素 、 ゲ ル マ ニ ウ ム 、 硫 黄 な ど で も み られ る が 、 炭 素 ほ どの 安 定 性 は な い 。
cathode 還元 反応
カ ソ ー ド が 起 こる電極
catena (L): 鎖
、 (電 気 分 解 、 真 空 管 の ) 陰 極
。電気 分解
の場合 は 陽 イオ ン
、 (電 池 の ) 正 極
が よ っ て きて 、 導 線 を 通 じて 流
れ こ ん で き た 電 子 を受 け と る 電 極 で あ り 、 陰 極 と よ ば れ る。 電 池 の 場 合 は 外 部 回 路 か ら電 子 が 流 れ こ み 、 電 池 内 部 の 物 質 が 電 子 を 受 け と る電 極 で あ り、 正 極 と よ ば れ る 。 ま た 、 電 子 管 の 場 合 は 電 子 が 放 出 さ れ る 電 極 で あ り、 陰 極 と よ ば れ る 。kata(Gk):
下 に +hod〓s
(Gk): 道
cathode
rays
放 電管
陰極 線
の 中で放 電
が 起 こ る と き、 陰極 か ら陽 極 に 向 か う数 千 ∼ 数 万eVの
エ ネ ルギ ーを
もつ 電 子 の 流 れ 。
cathode-ray
tube
陰極 線 管
陰 極 線 を 用 い る 真 空 管 。 通 常 、 ブ ラ ウ ン管 を さす 。 略 称CRT。
cathodic
protection
カ ソ ー ド防 食
陰 極 防 食 と も い う。 金 属 が 電 池 の 正 極 り、 腐 食
(カ ソ ー ド) と な る よ う な 電 流 を 金 属 に 流 す こ と に よ
を 防 ぐ 方 法 を い う 。 外 部 電 源 を用 い る場 合 と 、 よ り腐 食 さ れ や す い 金 属 の 単 体 や
合 金 を 用 い て 局 部 的 な 電 池 作 用 を生 じ させ る 場 合 が あ る 。 た と え ば 、 鉄 を亜 鉛 メ ッ キ す る と 鉄 が 正極
(カ ソ ー ド)、 亜 鉛 が 負 極
(ア ノ ー ド) とな る よ う な 局 部 電 池 が 構 成 さ れ 、 亜 鉛 が
先 に腐 食 さ れ る こ とな どに よ り鉄 の 腐 食 が 防 が れ る 。 →sacrificial anode
cation 原子
陽 イ オ ン や原子 団
気 分解
(分 子 )
の際 、カ ソー ド
caustic
が 、電子
を失 う こ と に よ り生 じる 正 の 電 荷
を もった粒 子。 電
に よ っ て行 く。
苛 性
腐 食 性 が あ る こ と を意 味 す る 形 容 語 。 皮 膚 を 激 し く侵 す 強 い ア ル カ リ caustic soda、
苛 性 カ リcaustic
kali、
苛 性 バ リ タcaustic
を さす 。 苛 性 ソ ー ダ barytaな
ど。
kaiein (Gk): 燃 え る
cell batteryと
電 池 も い う。 化 学 変 化 や そ れ 以 外 の 物 理 現 象 を 利 用 して 電 極
間に電位 差
を生 じさ
せ る 装 置 。 さ ま ざ ま な形 態 の エ ネ ル ギ ー を電 気 エ ネ ル ギ ー に変 化 させ る装 置 で あ る 。 化 学 変 化 に よ っ て 電 流 を取 り出 す も の を 化 学 電 池
、 そ の 他 を 物 理 電 池 とい うが 、 通 常 は 化 学 電 池
を さす 。 物 理 電 池 に は 光 電 池 、 熱 電 池 、 原 子 力 電 池 な ど が あ る 。 ま た 、 電 気 エ ネ ル ギ ー を 化 学 エ ネ ル ギ ー に 変 え る 装 置 もcellと
い う こ とが あ る 。 こ の 場 合 、 化 学 エ ネ ル ギ ー を 電 気 エ ネ
ル ギ ー に 変 え る 装 置 を ボ ル タ電 池voltaic 装 置 を電 解 槽electrolytic
cell、 電 気 エ ネ ル ギ ー を化 学 エ ネ ル ギ ー に 変 え る
cellと い う 。cellam
(L): 貯 蔵 室
cell potential 起 電力
電 池電 位
の こ と。
cell reaction
電 池 反 応
ガルバ ニ電池
の放 電
に、ふ たつの半 電池
に伴 っ て 電 池 内 で 進 行 す る 全 化 学 反 応overall
reactionを い う 。 一般
反 応 の 総 和 で 表 わ され る 。 た と え ば 、 ダ ニ エ ル 電 池
池 の組 み合 わせ
をふ たつの半電
で 表 わ す と 、 電 池 内 を 正 の 電 気 が 左 か ら右 に 流 れ
る と き 、左 側 の 半 電 池 の 反 応 は
、右 側の半 電池 の反応 は
で あ り、 電 池 反 応 は
とな る。
cellulose
セ ル ロー ス
繊 維 素 と も い わ れ る。 植 物 の 細 胞 壁 に存 在 す る 多 糖 類 で 、 植 物 体 を支 え 、 構 造 を維 持 す る。 一般式 は 。n=2× 〓 ∼1× 〓 ほ どで 、 分 子 量 は10万 ∼100万 程 度 で あ る。 グル コース が β-1,4-結 合 で 鎖 状 に つ な が り、 側 鎖 は ない。 ア ミロー ス と異 な り 、 薄 い 酸 や ア ル カ リで は 加 水 分 解 され に くい が 、 硫 酸 な どの 強 い 無 機 酸 で 加 水 分 解 す る と、 グ ル コ ー ス を 生 じ る 。 セ ル ラ ー ゼcellulaseを 作 用 させ る と 、 セ ロ ビオ ー ス を生 じる 。 水 、 ア ル コール 、エ ーテル な どに溶け ない。 シュバ イツ ァー試薬 に溶 ける 。 綿 、 麻 は ほ とん ど 純 粋 な セ ル ロ ー ス で あ り、 繊 維 材 料 と して 用 い ら れ る 。 ニ トロ セ ル ロ ー ス 、 ア セ チ ル セ ル ロ ース
、 ア ル キ ル セ ル ロ ー スalkylcelluloseな
cellulose acetate
。
酢 酸 セ ル ロー ス
ア セ チ ル セ ル ロ ー スacetyl セチ ル 化
どの 誘 導 体 と して も さ ま ざ ま な 用 途 を も つ
celluloseと も い う。 セ ル ロ ー ス
を無 水 酢 酸
と濃 硫 酸 に よ りア
な ど の 反 応 に よ るが 、 ア セ チ ル 化 の 度 合 い に よ りア セ トン
などの有機 溶媒 に
して得 られ る。
対 す る溶 解 性 が 異 な る 。 ア セ トン溶 液 を細 孔 な どか ら空 気 中 に押 し出 して 紡 糸 す る と 、 半 合 成繊 維
で あ る ア セ テ ー ト レー ヨ ンacetate
rayon(
ア セ テ ー ト繊 維 ) が 得 られ る 。 ま た 、 フ
ィル ム状 に した もの は、写 真 や映 画 の不燃 フ ィル ム、録 音 テ ープ な どに用 い られ る
(て い
た )。
Celsius
scale
セル シウ ス 目盛
セ ル シ ウ ス 温 度 目盛Celsius は ℃ 。1742年
、 セ ル シ ウ スA.
っ た 。 後 に 、1 atmに 点
が絶 対温 度
T−273.15の
temperature Celsiusが
お け る 水 の 氷 点 を0℃
で273.16Kと
広 い意味 では接着 剤
、 沸 点 を100℃
と され た が 、 現 在 は 、 水 の 三 重
さ れ て お り 、 セ 氏 温 度 をt、 絶 対 温 度 をTと
関 係 に あ り、1 atmに
cement
scale、 セ 氏 温 度 と も い う。 温 度 目盛 の 一 種 で 、 単位 水 の 氷 点 を100℃ 、 沸 点 を0℃ と して 温 度 を 目盛
す る と 、t=
お け る 水 の 沸 点 は99 .974℃ で あ る 。
セ メ ン ト の 総 称 で あ り、 狭 い 意 味 で は水 で 練 った と き に 硬 化 す る 無 機 質 粉 末 を
い う。 空 気 中 だ け で 硬 化 が 進 行 し、 硬 化 した 後 で も水 中 に浸 す と 強 度 が 低 下 す る も の を 気 硬
性 セ メ ン トair hardening
cementと
い い 、消 石 灰
、焼 セ ッ コ ウ
な どが そ の 例 で あ る。 ま た 、
水 中 で も硬 化 が 進 み 、 水 中 に 浸 し て も強 度 が 低 下 し な い もの を水 硬 性 セ メ ン トhydraulic cementと
い い 、 ポ ル トラ ン ドセ メ ン トportland
cement、
ア ル ミ ナ セ メ ン トな どが あ る 。 通
常 、 セ メ ン トと い う場 合 は ポ ル トラ ン ドセ メ ン トを さ す こ と が 多 い 。 石 灰 石 と粘 土 を細 か な 粉 末 と し て 混 ぜ 合 わ せ た 後 、 水 を 加 え て 泥 状 に練 る 。 これ を 回 転 炉 に い れ1500℃ 熱 す る と 、 ク リ ン カ ーclinkerと 粉 砕 す る 。 組 成 は 、60∼66% 1∼2%
、18∼24%
、1.5∼3.5%
くら い に
よ ば れ る小 塊 が 得 ら れ る 。 これ に少 量 の セ ッ コ ウ を混 ぜ て 、5∼8%
、2∼4%
、
で あ る 。 水 を加 え る と複 雑 な 反 応 で ア ル ミノ ケ イ 酸 カ ル シ
ウ ム 塩 が 生 じ、 硬 化 す る。caementum
ceramics
(L): 石 の 小 さ な か け ら
セ ラ ミ ッ クス
無 機 質 固 体 原 料 を焼 結 な ど の 高 温 処 理 す る こ と に よ り得 られ る 物 質 を い う。 陶 磁 器 、 耐 火 物 、 ガ ラ ス 、 セ メ ン トな ど 、 お も に ケ イ酸 塩 窯 業ceramic
industry製
や 酸 化 物 か ら な る 鉱 物 質 の 天 然 材 料 を原 料 とす る
品 を さ した が 、 高 純 度 の 人 工 原 料 か らつ く られ た さ ま ざ ま な機 能 を
も つ 製 品 を も さす よ う に な っ た 。 前 者 を古 典 的 セ ラ ミ ック スclassic セ ラ ミ ッ クスnew keramos
chain
(Gk):
ceramicsも
し くは フ ァイ ン セ ラ ミ ック スfine
よ ぶ こ とが あ る。
陶工 の粘土
compound
鎖 式 化 合物
非 環 式 化 合 物acyclic
compoundと
鎖式 の飽 和炭化 水素
もい う。 分 子 内 に 環 状 の 原 子 配 列 を も た な い 有 機 化 合 物 。
と不 飽 和 炭 化 水 素
お よ び そ れ らの 誘 導 体
け の 鎖 を 考 え た と き 、枝 分 か れ の な い 鎖 を 直 鎖straight chain, normal が あ る場 合 、炭 化 水 素 を 主 鎖principal
chain
ceramics、 後 者 を ニ ュ ー
ceramicsと
の 場 合 は 最 も長 い 鎖 、 官 能 基
chain、 枝 の 部 分 を側 鎖side
isomerism
chainと
が含 まれる。炭 素原 子 だ chainと い う 。 枝 分 か れ
が あ る もの は そ れ を 含 む 最 も長 い 鎖
い う。
鎖形 異 性
連 鎖 異 性 、 分 子 異 性 と も い う。 鎖 状 分 子 の 炭 素 原 子 の 配 列 の 違 い に よ る構 造 異 性 ば 、 ブ タ ンbutaneと isobutane)
ト リ メ チ ル メ タ ンtrimethyl
methane(
。 た とえ
イ ソ ブ タン
。
chain reaction〓
連鎖 反 応
ひ とつ の素反 応
に よって生 じた化 学的 に不 安定 な 中間体
が 反応の進 行 に関わ り、 同種 の
反応が 繰 り返 し起 こって い く反 応 。〓不 安定 な 中間体が 生 じる連 鎖開始 り返 され る連 鎖伝播
、〓 同 じ反応 が繰
も しくは連 鎖 成長、〓 不安 定 な中間体が 消滅 す る連 鎖停止
の段 階 で
進 む。連 鎖停 止 は容 器 の壁 で起 こ りや す い。 連鎖 反応 に関 わ る不 安 定 な中 間体 を連 鎖担 体 chain carrierとい う。連 鎖担体 が遊 離基
で ある ような連鎖 反応 をラジカ ル連 鎖反 応radical
chain reactionとい う。水素 と塩 素の光化 学反応 で は、〓 塩素 が光 を吸収 して分解 し、塩 素 ラ ジ カルが生 じる ジ カル は塩素 と反 応す る
。〓 塩素 ラジカル が水素 と反応 して水 素 ラジ カルが生 じ、水 素 ラ 。〓
。 ビニ ル化合物
の ラ ジカル重合 で は次 の よ うな過
程 に よ り数秒 間でひ とつ の重合 体が生 じる。Iは 重 合 開始剤 、R・はそれか ら生 じる ラジカル、 Mは 単 量体
で ある。〓
( 開始剤 を用 いない場 合 には、M→M・
〓 末 端 ラジ カル に単 量体 が連 続 的 に付 加 して分子 鎖 が成 長す る 〓 重 合体 ラジ カル同士が 反応 して不活性 な重合 体 になる chain reaction〓 核反応
) 。 。
。
連鎖反応
におい て、 ひ とつの原 子核 の分裂 に よ って 生 じた2個 以 上 の中性子 によ り別 の原子
核の分 裂が 引 き起 こ され 、連鎖 的に核分裂 chalcogen
が生 じる現象 。
カル コゲ ン
周 期 表 の16族
(6B族 ) の 元 素 の 総 称 。 酸 素
、硫 黄
、 セ レ ン、 テ ル ル 、 ポ ロニ ウ ム 。 元
来 は 、 銅 をつ く る元 素 の 意 で あ り、 硫 黄 、 セ レ ン、 テ ル ル を さ し た 。chalco<khalkos (Gk):
銅 、真 ち ゅう
characteristic group
特性基
有 機化 合物 の炭素 骨格 に結合 して お り、特有 の反応 性の 原 因 とな る原子 ある いは原子 団 をい う。官能 基
と同様 に用 い られ るが、炭 素 −炭 素 の二重結 合や三重 結合 は含 まれない。
charge
電荷
electricchargeと もい う。 電気 現象 を引 き起 こす原 因 とな る実体 。電 気量 の こと をい う場合 もある。2種 類 あ り、便宜 上 、正positiveと 負negativeと よぶ。ふ たつ の物体 が同 じ種類 の 電荷 を帯 びてい る場 合 には反発 し合 い、 異な る種類 の電荷 を帯 びて いる場合 は引 き合 う。負 の電 荷 の基本量 は電子
が帯 びて いる電気 量で あ り、正 の電荷の 基本量 は陽子
が帯 び てい
る電気 量 であ る。 charge/mass
ratio
比 電 荷specific
chargeと
電荷 / 質 量比 も い う。 粒 子 の 電 荷
と 質 量 の 比 で 、 電 磁 場 に お け る粒 子 線 の 曲が
り方 か ら 測 定 さ れ る 。 電 子 の 場 合 は 、 電 磁 場 中 の 陰 極 線 1.7589×
の 曲 が り方 か ら 求 め ら れ 、
charging
〓C/g。
充 電
電池 や コ ンデ ンサー な どに外 部か ら電流 を流 してエ ネル ギー を蓄 え るこ と。 蓄電池 いて は放電 と逆の化 学反応 が起 こる。
Charles'law
にお
シャル ル の法 則
気 体 の 体 積 と温 度 の 関係 を示 し た法 則 。1787年 た 。 ま た 、 ゲ イ ・リ ュサ ッ クJ. L. Gay-Lussacに
に シ ャ ル ルJ. A. C. Charlesに よ り、1802年
よ り発 見 され
に実 験 的 に確 立 さ れ た の で ゲ
イ ・ リ ュ サ ッ ク の 法 則 と も よ ば れ る 。 「圧 力 一 定 の と き 、 一 定 量 の 気 体 の 体 積 は 、 温 度 が
1℃ 上 が る ご と に0℃
の と き の 体 積 の1/273ず
きの 体 積 を 〓 、t℃ の と きの 体 積 をvと
つ 増 加 す る 」。 圧 力Pが
一 定 の と き、0℃
のと
す る と、
〓
た だ し、Tは
絶 対 温 度 で 、T=273+t。
また、 「 圧力 一定 の とき、一定量 の気体 の体 積は絶対 温度 に比 例す る」 とい う表現 に もな る。
〓
あるいはv∝Tで
P一 定 、絶対 温度 〓 の と き体積 〓
〓
あるから、 の と き 〓 とす る と
した がって〓
chelate
キ レー ト
複数 の配位 原子
を もつ ひ と つ の 分 子 ま た は イ オ ン が 中 心 原 子 を は さ む よ う に して で きた 環
構 造 を もつ 錯 体
の こ と。 キ レー ト化 合 物 と も い う。
chelated
complex
キ
レ ー
kh〓l〓(Gk):
カニ の は さ み
ト錯 体
→chelate
chelate
ligand
キ レ ー ト配 位 子
キ レ ー ト剤
と も い う。2個
多座配位 子
を い う 。 金 属 塩 の 分 離 、 精 製 、 分 析 な ど に 用 い ら れ る。
chelate
ring
以 上 の 配 位 原 子 を も ち 、 金 属 原 子 と キ レー ト化 合 物
キ レ ー ト環
分 子 ま た は イ オ ン が2個
以 上 の 配位 原 子 に よ り金 属 原 子 に 配位 して 生 じる 環 構 造 。 た とえ ば 、
エ チ レ ン ジ ア ミ ンethylenediamineが
金 属 原 子Mに
の よ うな 環 が で き る 。
chelating →chelate
を つ くる
agent ligand
キ レ ー
ト剤
配位 す ると
chemical
bond
化学結合
物 質 を構成 す る原子 や イオ ンの結合 。結 合 の機構 に よ り、共有 結合 結合
の であ る。 フ ァンデルワー ルス力 chemical 物質
change
、金 属
などの分子 間力
を含め て考 える場合 もあ る。
化 学変 化
を構 成 す る原 子
物理 変化 chemical
、 イオ ン結合
に分 け られるが 、物 質中 にみ られる実 際の化 学結 合 はこれ らの様 式が混 じ りあ った も
のつ なが り方が 変化 し、 もとの物 質 とは異 な る物質 に変 わ る こと。
にたい する もの。
equation
化学 方 程 式、化 学 反 応 式
両 辺 を 等 号 = で 結 ん で 化 学 反 応 を 表 わす が 、reaction formulaと
ま っ た く同 じに 考 え る 場 合 も
あ る。
chemical equilibrium 可逆 反応
化学 平 衡
に おい て、正 反応 の速度 〓 と逆 反応 の速度 〓 が等 しくな り、見 かけ上 反応 が停
止 した状態 を化 学平衡 の状 態、 また は平衡状 態 とい う。化学 平衡 にあ る系 では 、質量作 用の 法則
が成 り立 つ。
(A+B〓C+Dと
chemical
equivalent
化 学 当 量
単 に 当 量 と もい う。 化 学 反 応 に お い て定 め ら れ る元 素
(単 体 ) あ る い は 化 合 物 の 一 定 量 を い
う。 た と え ば 、 メ タ ン の 完 全 燃 焼 の 酸 素 は64gで
に お い て 、 メ タ ン16gと
な わ ち1/2molと
化 合 す る 元 素 のg数
も の に 等 しい 。 た と え ば 、 二 酸 化 マ ン ガ ン
オン
を い う。 水 素1.0gと
と もい え る 。 一 般 に 、 元 素 の化 学 当 量 は 元 素 の 原 子 量
8.0/32.0=13.7と
当量
あ る 、 と い う表 現 が な さ れ る他 、 次 の よ う な 意 味 で も用 い られ る 。〓 元 素 の
化 学 当 量 :酸 素8.0gす 元 素 のg数
して )
をそ の 原 子 価
化合 する で割 った
に お け る マ ン ガ ン の 化 学 当 量 は54.9×
な る 。〓 酸 ・塩 基 の 化 学 当 量 :完 全 に 電 離
した と きに 、1molの
を 生 じ る よ う な酸 も し く は 受 け と る こ と が で き る よ う な塩 基 のg数
水素 イ
を い う 。 た とえ
ば 、硫酸
の 化 学 当 量 は98/2=49、
水酸 化 カル シ ウム
の 化 学 当 量 は74/2=
37で あ る 。〓 酸 化 剤 ・還 元 剤 の 化 学 当 量 :酸 化 還 元 反 応 に お い て1molの 子 あ る い は1/2molの
酸 素 原 子 を 受 け と る酸 化 剤 も し くは 出 す 還 元 剤 のg数
電子 または水素原 を い う。 同 じ化
合 物 で も反 応 に よ っ て 異 な る こ とが あ る 。 式 量 を 酸 化 数 の 変 化 で 割 っ た も の に等 しい 。 た と え ば 、 過 マ ン ガ ン酸 カ リ ウ ム
が
と 変 化 す る場 合 に は158/5=31.6、
と変 化 す る場 合 に は158/3=52.7と
chemical
fiber
なる。
化学繊維
原 料 を化学 的 に処理 して得 られ る繊 維 の総称 。合 成繊 維
、半合 成繊 維 、 再生繊 維
に分
け られ る。 chemical
formula
単 にformulaと
化 学 式
い う場 合 もあ る 。 元 素 記 号
に よ っ て 物 質 の 組 成 を表 わ した も の 。 酢 酸
を
例 に す る と、 次 の よ う な式 が あ る。 組成 式
(実 験 式 )compositional
formula, empirical formula
物 質 を構 成 す る 各 元 素 の 原 子 数 を最 も簡 単 な 整 数 比 で 表 わ す 。 分 子 式molecular
formula
分 子 を構 成 す る 各 元 素 の 原 子 数 を 示 す 。 示 性 式rational formula 分 子 中 の 特 有 な性 質 を 示 す 原 子 団
(官 能 基
) を 表 わ し、 物 質 の 化 学 的 性 質
を示 し た もの 。 構 造 式structural formula, constitutional formula 共有 電子 対
を価 標
( 原 子 価 結 合 線 ) で 表 わ し、 分 子 中 の 原 子 の つ な が り方
を示 す 。 電子
(構 造 ) 式electron
dot structure, Lewis
ル イ ス 構 造 と もい う。 価 電 子
structure
を 点 「・」 で 表 わ し、 物 質 中 の 原 子 の 状 態 と
原 子 ど う しの つ な が り方 を示 す 。
chemical
kinetics
化 学動 力学 と もい う。物 理化 学 温 度 、触媒
反 応 速 度論 の一分 野で 反応 速度
反 応 の機 構 と反応 経 路 を明 らか にす るの が反 応機 構 数
を扱 う。 反応 速度 と反応 物 の濃度 、
、 光な どの諸 因子 の関係 を求 める のが元 来の 意味 での化 学動 力学 で あ り、化 学 論 であ る。 また、 素反応
の 速度 定
と反応 物 の構造 、物性 、集 合状態 との関係 を求 めるの が素反 応速 度論で 、 これ らの 理論
を工業へ の応 用 も含 めて総合 した ものが反応 速度論 で ある。 chemical
potential
化 学 ポ テ ン シ ャル
多 成分系 におい て温度 、圧力 、注 目す る物質以 外 の物質 の量 を一定 に した と き、 ひ とつ の物 質 の量 が変化 した ときのギ ブズ 自由エ ネルギー
の変化 をい う。記 号 μ。系全 体 のギ ブズ 自
由エ ネルギ ー をG、 温度 をT、 圧 力 をP、 成分iの 物質 量 を 〓 とす る と、成分iの 化 学 ポテ
ン シ ャル は 〓
で あ る 。 また 、 系 全 体 の ギ ブ ズ 自 由 エ ネ ル ギ ー は 各 成 分
の 化 学 ポ テ ン シ ャ ル の 総 和 に 等 しい 。 す な わ ち 、G=
Σ 〓
。 平衡 状態 で は化学 ポ テ ンシ
ャ ル は 一 定 の 値 を もつ 。 す な わ ち 、 化 学 ポ テ ンシ ャ ル の 変 化 ⊿ μ は 、 ⊿ μ =0で
chemical
property
あ る。
化 学 的性 質
物 質 の 化 学 変 化 に関 わ る性 質 。
chemical
reaction
化 学変化
化 学 反 応
と 同 じ意 味 で 用 い られ る。 と くに 、 そ の 変 化 の 過 程 に重 点 を お く と き 、 化 学 反 応
と い う こ とが 多 い 。 反 応 の 内 容 は化 学 反 応 式 反 応 の 結 果 生 じ る物 質 を生 成 物 体 を 生 成 系system chemical
systemと
で 表 わ され る 。 反 応 し あ う 物 質 を 反 応 物
と い う。 反 応 物 全 体 を反 応 系system
of formationと
、
of reaction、 生 成 物 全
いい 、そ れ らをあ わせた 反応 に関 わ る物質全 体 を化学 系
い う。 た だ し、 反 応 系 を化 学 系 の 意 味 で 用 い る こ と も あ る 。
chemistry
化 学
自然 科 学 の 一 分 野 で 、 物 質 を そ の 対 象 とす る 。 物 質 の 構 造 、 性 質 、 反 応 な ど を研 究 す る。
chiral
キ ラル
右 手 と左 手 の よ う に 、 あ る い は 実 像 と鏡 像 の よ う に 、 重 ね 合 わ す こ とが で き な い と い う意 味 を表 わ す 形 容 語 。kheir(Gk):
chirality
手
キ ラ リテ ィー
掌 性 と も い う 。 そ の 構 造 が 鏡 像 と重 ね 合 わ す こ とが で き な い と い う性 質 。 キ ラ リ テ イー を も つ 物 質 は旋 光 性 →optical
を示す。
isomerism
chlorination
塩 素 化
有機化 合物 に塩 素原子 を導入す る反応 。 →halogenation
chlorine
塩 素
17族
(7B族 ) に 属 す る 原 子 番 号17の
金属
の 塩 化 物 と し て 産 出 し 、 海 水 中 に は18.8g/l含
元 素 。 原 子 量35.45。
刺 激 臭 の あ る 有 毒 な 黄 緑 色 の 気 体 で 、 分 子 量70.91、
融 点 −101.0℃
的 には食塩 水 の電気分 解 によ って製造 され る で は 塩 酸 に 酸 化 マ ン ガ ン(IV)を 加 え て 熱 し た り ら し粉
ア ル カ リ金 属
ま れ る 。 単 体 は2原
に酸 を加 え る
る 。 水 に い く らか 溶 け 、 水 溶 液 は 酸 化 作 用 と 弱 い 酸 性 を示 す
や ア ル カ リ土 類 子 分 子 よ りな り 、
、 沸 点 −34.6℃
。工 業 。実験 室 、 さ
こ とに よって得 られ 。
反 応 性 が 大 き く、 多 くの 元 素 と 直 接 反 応 して 塩 化 物 を 生 じる 。 酸 化 剤 、 漂 白 剤 、 殺 菌 剤 と し
て用 い られ るほか 、塩 化 ビニ ル して 広 い 用 途 が あ る 。
、塩化 ビニ リデ ン
khloros(Gk):
chlorobenzene
、 塩 素 系 溶 剤 、 さ ら し粉 、 医 薬 な ど と
黄緑 色の
ク ロ ロベ ン ゼ ン
特 有 な臭 い の あ る 無 色 の 液体 。 分 子 量112.6、 鉄 を触 媒 と して ベ ン ゼ ン
を塩 素 化
融 点 −45.2℃
、 沸 点132℃
、 密 度1.11〓
す る こ と に よ り生 じ る 。 フ ェ ノ ー ル
染 料 の 中 間 体 で あ る ク ロ ロ ニ トロ ベ ン ゼ ン
、DDTの
、 ア ニ リン
。 、
原 料 で あ り、 合 成 化 学 で
は重 要 な 溶 剤 と して 用 い ら れ て い る 。
chlorofluorocarbon
ク ロロ フル オ ロ カー ボ ン
炭 化 水 素 の 水 素 原 子 を フ ッ素 原 子 と塩 素 原 子 で 置 換 し た 構 造 の 化 合 物 の 総 称 。 フ レ オ ン Freonは
こ れ ら の 化 合 物 に 対 す る デ ュ ポ ン社 の 商 品 名 で あ る 。 ま た 、 日本 で は フ ロ ンflonの
名 称 で よ ば れ て い る 。 一 般 に 、 化 学 的 に は 非 常 に安 定 で 、 不 燃 性 、 非 爆 発 性 、 無 毒 で あ り、 金 属 を腐 食 しな い 。 フ ッ素 樹 脂 の 原 料 と な る ほか 、 冷 媒 、 エ ー ロ ゾ ル 噴 霧 剤 、 溶 剤 、 発 泡 剤 、 消 火 剤 な ど と して 用 い られ て きた が 、 大 気 上 層 の オ ゾ ン層
破 壊 の 問 題 が あ り、 一 部 化 学 種
は生 産や使 用が 禁止 され てきてい る。
chloroform
ク ロロ ホル ム
ト リ ク ロ ロ メ タ ンtrichloromethane。 子 量119.4、 化
融 点 −63.5℃
特 有 な 臭 い の あ る無 色 の 液 体 で 、 揮 発 性 が 大 き い 。 分
、 沸 点61.2℃
、 密 度1.49〓
す る こ と に よ り、 ク ロ ロ メ タ ン ( 塩 化 メ チ ルmethyl
( 塩 化 メ チ レ ンmethylene
chloride)
(15℃ )。 メ タ ン chloride)
を直接 塩素
、 ジク ロロメ タ ン
と と も に得 られ 、 分 別 蒸 留
に よ り分 離 す る 。 水
に 難 溶 、 有 機 溶 媒 に 可 溶 。 溶 剤 と して 用 い ら れ て い る 。 日光 や 空 気 中 の 酸 素 に よ っ て分 解 さ れ 、 毒 性 の 強 い ホ ス ゲ ンphosgeneな
ど を生 じ る の で 、 エ タ ノ ー ル を 安 定 剤 と して 加
え た り 、 着 色 ビ ン に 入 れ て 保 存 す る 。 強 い麻 酔 作 用 を も ち 麻 酔 剤 と して 用 い ら れ て き た が 、 肝 臓 障 害 な ど の 副 作 用 が あ る こ とや 発 ガ ン性 の 疑 い が あ る た め に使 わ れ な く な っ て い る 。 ク ロ ロ フ ル オ ロ メ タ ン な どの 原 料 と して用 い ら れ る 。
chloroprene 2-ク
クロ ロ プ レン
ロ ロ-1,3-ブ
沸 点59.4℃
タ ジ エ ン2-chloro-1,3-butadiene。
、 密 度0.96〓
揮 発 性 の あ る 無 色 の 液 体 。 分 子 量88.5、
。 ビ ニ ル ア セ チ レ ン に 塩 化 水 素 を付 加 、 あるい は ブタジエ ン
に塩 素 を付 加 して 生 じ た
ジ クロロブテ ンの脱塩化水 素 に よ り得 られ る 。 重 合 ンゴム
chloroprene
して クロロプ レ
を生 じる 。
rubber
商 品 名 は ネ オ プ レ ンNeoprene。
クロ ロ プ レン ゴム 略 称CR。
クロロ プ レン
の 重 合 に よ り得 ら れ る 。 耐 候 性 、
耐 油 性 にす ぐ れ 、 接 着 性 、 難 燃 性 が あ る 。 電 線 、 ケ ー ブ ル な ど の工 業 用 品 や 接 着 剤 な ど と し
て用い られる。
chromatography
ク ロ マ トグ ラ フ ィ ー
互 い に 混 じ り合 わ な い2種 を移 動 す る 相
類 の相
(移 動 相mobile
の 一 方 を移 動 しな い 相
phase)
(固 定 相stationary
phase) 、 他 方
と し、 そ れ らの 相 に 対 す る 物 質 の 溶 解 性 や 吸 着 性 な ど
の 違 い が 移 動 速 度 の 違 い と な る こ と を利 用 して 混 合 物 をそ の 成 分 物 質 に 分 離 す る 方 法 。 固 定 相 は 固 体 や 適 当 な固 体 表 面 に塗 ら れ た 液 体 が 用 い ら れ 、 そ の す き間 や 表 面 を 試 料 を 含 ん だ 液 体 や 気 体 の 移 動 相 が 移 動 して い く。 移 動 相 と して 用 い ら れ る 溶 媒 を展 開 剤developerと
いい 、
気 体 を キ ャ リヤ ー ガ スcarrier gasと い う。 物 質 の 分 離 や精 製 、 定 性 ・定 量 の 分 析 な ど に 用 い られ る 。 移 動 相 が 液 体 の 場 合 は 液 体 ク ロ マ トグ ラ フ ィーliquid は ガ ス ク ロマ トグ ラ フ ィーgas
chromatographyと
が 液体 の場合 には固定相 と移動相 への物 質 の分配 ロ マ トグ ラ フ ィ ーpartition chromatography、
気体 の場合
の 差 に基 づ い て 分 離 が 起 こ る の で 分 配 ク
固 定 相 が 固体 の 場 合 に は 吸 着 性 の 差 に 基 づ い て
分 離 が 起 こ る の で 吸 着 ク ロマ トグ ラ フ ィ ーadsorption 交 換樹 脂
chromatography、
よばれる。 分離の機 構面 でみ る と、固定相
chromatography、
吸 着 剤 と して イ オ ン
が 用 い ら れ る 場 合 は イ オ ン 交 換 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ーion-exchange
chromatography、
ゲル
を 固 定 相 と して そ の3次
分 離 す る ゲ ル ク ロマ トグ ラ フ ィ ーgel は 、 充 て ん 剤packingと
元 的 網 目構 造 に よ り分 子 の 大 き さ に よ っ て
chromatographyな
どがあ る。 また、固定 相 の形状 か ら
よ ば れ る 固 定 相 を ガ ラ ス 製 の 管 に柱column状
マ トグ ラ フ ィーcolumn
chromatography、
シリカゲル
、 ア ル ミナ
につ め た カ ラ ム ク ロ 、 セ ル ロー ス
な どの固
定 相 を 薄 層 状 に ガ ラ ス 板 な ど に均 一 な厚 さ に 塗 布 した 薄 層 ク ロ マ トグ ラ フ ィ ーthin chromatography、
ろ 紙 を 固 定 相 と した ペ ー パ ー ク ロマ トグ ラ フ ィ ーpaper
layer
chromatographyな
どが あ る 。
chromium 6族
クロ ム
(6B族 ) に属 す る 原 子 番 号24の
元 素 。 原 子 量 は52.00。
天 然 に は ク ロ ム鉄 鉱chromite
な ど と して 産 出 す る 。 単 体 は 、 鉱 石 を融 解 ア ル カ リ中 で 酸 化 して 生 じた 炭 素 で 還 元 して 酸 化 ク ロ ム (III)
を
と し 、 こ れ を ア ル ミニ ウ ム ま た は ケ イ 素 で 還 元 して 、
あ る い は 硫 酸 ア ン モ ニ ウ ム ク ロ ム (III)を 電 解 還 元 し て 得 ら れ る 。 銀 白 色 の 金 属 で 、 融 点 1857℃
、 沸 点2670℃
、 密 度7.19〓
。 空 気 中 で は 表 面 に 酸 化 被 膜 が 生 じて 内 部 が 保 護 さ
れ る 。 高 温 で は 酸 素 、 ハ ロ ゲ ン、 窒 素 、硫 黄 な ど と 反 応 して3価 希 硫 酸 に は溶 け て 水 素 を 発 生 し、
水 に は 酸 化 物 被 膜 が 生 じ る た め 溶 け な い 。 ス テ ン レス 鋼 化 合 物 は −IIか
ら +VIま
khroma(Gk):
→geometrical
シス型 立 体配 置 isomerism
となる。硝 酸 や王
な どの 合 金 や メ ッ キ に 用 い られ る。
で す べ て の 酸 化 数 を と る が 、3価
色
cis configuration
の 化 合 物 を生 じ る 。 塩 酸 や
と な るが た だ ち に 酸 化 され て
が 最 もふ つ う に存 在 す る。
citric acid
ク エ ン酸 無 色 の 結 晶 で 、 分 子 量192.1、 100℃
融 点156∼157℃
。 ヒ ドロ キ シ カ ル ボ ン 酸
の1種
。 一 水 和 物 は 融 点約
で 、 柑 橘 類 の 果 実 中に 存 在 す る 。
水 、 エ タ ノ ー ル に 易 溶 。 生 体 内 に お い て は 、 糖 ・脂 肪 ・タ ンパ ク質 な ど の 代 謝 生 産 物 の 完 全 酸 化 に お け る重 要 な 代 謝 経 路 で あ る クエ ン酸 回 路citric
acid cycle( トリカル ボ ン酸 回路tricarboxyliccycle,TCA
cycle、 クレブス 回路Krebs cycle)
の 中間体 で ある。果 汁や清 涼飲料水 に添 加 され る。citrus(L): classical mechanics
柑 橘類
古典力学
ニ ュー トンの運動 の法 則 を基礎 と して形 成 され た力学。 対象 に関 わ る物 理量 はすべ て正確 に 決定 す る こ とが で きる とい うこと を前提 と してい る。 ある時刻 におけ る位 置 と運動 量 の値の 組 で系
の状 態 を指定す る こ とがで き、物体 の位置 と運動 量は 同時 に決 定す る ことが で きる。
量子 力学
に対す る もので、量 子力学 の巨視 的
clathrate compound
な近似 が古典 力学 であ る。
包 接化 合 物
ひ とつの 物 質の分子 が つ くる網状構 造や層 状構 造 、 トンネル構 造 な どのす き間に他 の原子 や 分子 が入 りこんで ( 包接 されて)生 じる特定 の結 晶構 造 を もった化 合物。 す き間 をつ くる物 質 をホ ス ト、包 接 され る分子 をゲ ス トとい う。 ホ ス トとゲス トの 間には強 い分 子間 力 は働 か な い。 ヨ ウ素 デ ンプ ン反 応
で生 じる青 色物 質 はデ ンプ ンの らせ んに よる トンネ ル構 造 の中
に ヨ ウ素 が包接 され てい る。 シクロデ キス トリンcyclodextrinは 食 品や医薬 品 用の ホ ス トと して用 い られて いる。3分 子 の ヒ ドロキ ノンhydroquinoneが 水 素結 合 に よって つ くるか ご型構 造 のす き間 にはア ルゴ ン、ク リプ トン、キ セ ノンな どの希 ガス や メ タノー ル 、二 酸化 硫黄
な どが包接 される。clathri(L):
clay
格子
粘土
風 化作 用 に よって岩石 や鉱物 か ら生 じた微細 な粒子 の集合体 をい う。一 般に2μm以 細 な粒 子 か らな り、粘 土鉱 物
を主成分 と して その他 に石 英
ア ル ミニ ウム、 有機物 な どを含 む。 コロ イ ド
、長石
下 の微
、水酸 化鉄 、水 酸化
と しての性 質 を もつ。 適当 量の水 を加 え て練
る と粘性 と可 塑性 を示す 。陶磁 器や耐 火物の原料 となる他 、 さまざ まな用 途 を もつ。 clay mineral 粘土
粘土 鉱 物
の 主成分 で ある鉱物
な層状 ケ イ酸塩 で あ り、 が
や
。結 晶質 と非 晶質 に分 けられ るが、大 部分 は2μm以 の一部 が
で 置換 され たア ル ミノケ イ酸塩 の層 と
下 の微細 や
と結 びつ いて生 じる層 か らな る。
clock reaction
時計 反 応
〓 試薬 を混 ぜ合 わせ てか ら一定 時間経 過後 に、色 彩の変 化 や気体 の発 生な どがみ られ る よう な反応 をい う。 現象 が現 われ る まで の時 間は、試 薬の濃 度 や温度 に よって変化 す る。 た とえ ば、亜 硫酸 水素 イオ ン
とヨ ウ素酸 イ オ ン
の反 応
では、一 定時 間経過後 にヨウ素 〓振 動反 応
が突然現 われ る。
の こ と。
closed shell パ ウ リの原 理
閉殻 で 許 される限 度い っぱい に電子が 入 ってい る電 子殻
対 して2(21+1)個
の電 子が存 在 する電子 殻。 ただ し、希 ガス
。あ る方位量 子数1に
の最外 殻の 電子 配置 (
で
は 〓 、 その他 では 〓 )をい う場合 もあ る。 closest packing
最 密 充填
あ る空 間に同 じ大 き さの球 を最 も多 く詰 め こんだ配列 。 ひ とつ の平面 にお いて ひ とつ の球 は 他 の6つ の球 に接 す る六 方対 称 の配 列 となる。 それ が積 み重 な って、 ひ とつ の球 は他 の12 個 の球 に接 す る立 体構造 とな る。 立方最 密充填
と六方 最密 充填
のふ た通 りが あ り、空 間
充填率 は74% で ある。 立方最密
ABCの
六方最密
く り返 し
cloud chamber
ABま
た はBCの
く り返 し
霧箱
気体 中 の霧 の生 成 に よ り荷 電粒 子の 飛跡 を観測 す る装置 。過 飽和状 態
にあ る気体 中 を荷電
粒子 が通 過す る と、その 電離作 用 に よって イオ ンが生 じ、それ が核 とな って霧 が生 じる こ と を利 用す る。 coagulation
凝析
凝結 と もい う。 分散 して い るコロ イ ド粒子 が凝 集 して沈 殿す る現象 。疎水 コロ イ ド は少量 の 電解質 を加 え るこ とに よ り電 荷が 中和 され て不安定 に な り、凝 析す る。 親水 コ ロイ ドは少 量 の電解 質で は凝析 せず 、 アル コール によ って凝析す る。 イ オ ンの凝析 作用 はコ ロイ ド粒子 と反対 の電荷 を もち、 イオ ンの価数が 大 きい もの ほ ど著 しい。 coal
石炭
太古 の植 物 が地下 に埋 没 し、 熱 と圧 力 に よっ て炭化 して 生 じた褐色 か ら黒色 の 固体 をい う。 炭化 が進 む に したが い、植 物体 中の酸 素 や水素 は水や メ タ ンの よ うな揮 発 性の物 質 とな って 除 か れ てい く。 炭 化 の度 合 に よ り、泥 炭peat、 亜 炭 、褐 炭lignite, brown
coal、 瀝青 炭
bituminous
coal、 無 煙 炭anthracite
coalに 分 け られ 、 こ の 順 に炭 素 含 有 量 が 増 し、 発 熱 量 が
増 加 す る 。 多 環 芳 香 族 の 縮 合 体 か ら な る 構 造 が く り返 し結 び つ い て 生 じ る 高 分 子 物 質 と考 え られ る。 乾留
す る と、 石 炭 ガ ス
、 コー ル タール
、 コー クス
な どが 得 ら れ る 。 燃 料 、
合 成 化 学 原 料 と して 用 い られ る。
coal gas
石炭 ガ ス
石 炭 を乾 留
して 得 ら れ る燃 料 ガ ス 。 水 素 、 メ タ ン、 一 酸 化 炭 素 な ど よ りな る 。
coal tar
コー ル ター ル
石 炭 を乾 留 水素
。 お もに 芳 香 族 炭 化
よ り な り、 石 油 化 学 が 発 達 す る以 前 は さ ま ざ ま な 有 機 化 合 物 の 原 料 と して 重 要 で あ っ
た。分留 レン ル
して 得 られ る黒 色 の 粘 度 の 高 い 液 体 。 密 度1.1∼1.2〓
に よ り、軽 油light
な ど )、 中 油middle
oil( 留 出 温 度 約80∼180℃
oil( 約170∼230℃
な ど )、 ク レ オ ソ ー ト油creosote
oil( 約230∼270℃
トー ル な ど)、 ア ン トラ セ ン油anthracene ラ セ ン な ど)、 ピ ッチ
、 トル エ ン
、 フ ェ ノール
、キ シ
、 ク レゾー
、 ナ フタ レン、 フェノー ル、ナ フ
oil( 約270∼400℃
、 ア ン トラ セ ン 、 フ ェ ナ ン ト
(残 留 分 ) に分 け ら れ る 。
coenzyme 酵素
、 ベ ンゼ ン
、ナ フ タ レン
補 酵 素 の タ ン パ ク 質 の 活 性 中心 に位 置 し、 酵 素 の 作 用 に重 要 な役 割 を 果 た す 非 タ ンパ ク 質 の
原 子 団 を い う 。 タ ンパ ク 質 と強 く結 び つ い て い て 解 離 し に くい 場 合 は 補 欠 分 子 族
とよばれ、
可逆的 に解離 しうる場合 を補酵素 とい うことが多い。
cohesive
force
凝集状 態
凝 集 力
(固 体 ま た は 液 体 ) に あ る物 質 を構 成 す る 粒 子
( 原 子 、 イ オ ン 、 分 子 ) 間 に働 く力
をい う。
coke 石炭
コー ク ス (お もに 、 瀝 青 炭
の1種
で あ る粘 結 炭caking
coal, coking
coal) を乾 留 し、 揮 発 性 成
分 を 除 い て 得 られ る 金 属 性 光 沢 の あ る 多 孔 質 の 固体 。 製 鉄 、 カ ー バ イ ド
原料 、燃料 、炭 素
材 料 の 製 造 な ど に 用 い られ る。
colligative
properties
束 一 性、束 一 的性 質
物 質 の 種 類 に 関 わ らず 、 あ る状 態 の 物 質 を 構 成 す る粒 子 の物 質 量 の み に 関 わ る性 質 。 た とえ ば 、同温 同圧 における気体 浸透圧
の体 積 、 希 薄 溶 液
の蒸気圧降下
、沸点上 昇
、凝固点 降下
、
な ど。
collision theory
衝 突 説
分 子 ど う しが 衝 突 す る こ と に よ っ て 反 応 が 起 こ る と して 、 反 応 速 度
を説明す る理論 。次 の
よ うな 考 え に 基 づ く。 〓 反 応 す る た め に は 粒 子 が 衝 突 す る必 要 が あ る 。 〓 衝 突 し た粒 子 が す
べて 反応す る とは限 らない。反 応す るの はあ る最 小 限度以 上のエ ネル ギー を もった粒 子 であ る。粒 子 が十分 なエネ ルギ ー を もっていれ ば衝突 によ って ご く短 時 間 「 活性 錯体
」 も しく
は 「 遷 移状 態 」 が生 じ、そ れが分 裂 な どの変 化 に よって生成 物 とな る。反 応 に必 要 な最小 限度 のエ ネル ギー を活性 化エ ネ ルギ ー
とい う。 このエ ネル ギー は粒 子 の運動 エ ネル ギ ー
が変化 す るこ とに よ り得 られ る。〓 十分 なエ ネルギ ー をもってい て も、衝突 す る方向 に よっ ては反 応 しない場 合が あ る。 この考 えに よる と、反 応速 度 と濃 度 ・温 度 ・触媒
の存 在の 関
係 は 、そ れぞれ次 の よ うに説明 され る。反応 物 の濃度 が高 くな る と、単位 時 間あ た りの衝突 回数が 増 えるの で反応 速度 が大 き くなる。温 度が高 くな ると、粒子 の運動 エ ネル ギー が大 き くな り、活性 化エ ネル ギ ー以上 のエ ネルギ ー をもっ た粒 子の割 合が 大 き くなるの で反応 速度 が大 き くなる ( 図a)。 図a.温 度 と粒 子 の 運 動 エ ネ ル ギー Ea:
活性 化 エ ネ ル ギ ー
〓 〓
:温 度 〓 の と き 、 反 応 す る (し うる )分 子 :温 度 〓 の と き 、 反 応 す る (し う る )分 子
〓 <〓 図b.触 媒 の 有 無 と活 性 化 エ ネ ル ギ ー Ea: 触 媒 が な い と きの 活 性 化 エ ネ ル ギー Ea′ :触 媒 が あ る と き の 活 性 化 エ ネ ル ギ ー Ea>Ea′
反応熱は触媒があ ってもな くても同 じ。 図c.触 媒 の有 無 と粒 子 の運 動 エ ネ ル ギ ー
〓
:触 媒 がな い と き に 、 反 応 す る (し う る )分 子
〓
:触媒があると きに、 反応する ( しうる) 分子
〓 <〓
触 媒 を用 い る と 、 反 応 の 活 性 化 エ ネ ル ギ ー が 低 くな る の で 、 そ の 活 性 化 エ ネ ル ギ ー 以 上 の エ ネ ル ギ ー を も っ た 粒 子 の 割 合 が 大 き くな り反 応 速 度 が 大 き くな る 生 成 物 に 変 化 し うる 活 性 錯 体 突effective
(図b、 図c) 。
を生 じ る よ う な 十 分 な エ ネ ル ギ ー と方 向 を もつ 衝 突 を 有 効 衝
collisionと す る と、 反 応 速 度 は 単 位 時 間 に お け る単 位 体 積 あ た りの 有 効 衝 突 回 数
と考 え られ る 。 衝 突 説 に 基 づ い て 反 応 速 度 を数 式 で 表 現 す る と次 の よ う に な る 。 粒 子AとB が 衝 突 し て 反 応 が 起 こ る と して 、Aの 子 とB1分
子 の衝 突 回 数 をZと
collision frequency)
濃 度 を 〓 、Bの
は〓
〓
か ら、絶対 温度
をT、 気 体 定 数
と な る 。 ま た 、 衝 突 す る 方 向 に よ る 補 正 係 数 をPと
=Pexp( 〓/RT) 〓
k=PZexp(
〓/RT)
をRと
して、
す る と、 反 応 速 度vはv=
と な る 。 Pは 立 体 因子steric factorと よ ば れ 、0<P<1で
あ る。
は 温 度 一 定 の と きそ れ ぞ れ の 反 応 で 一 定 の 値 を示 し、 速 度 定 数 と よ ば れ
る 。A=PZは 頻 度 因 子frequency factorま た は 前 指 数 因子pre-exponential 一次反応 で は[時 間]〓 の 次 元 を もつ の で 「頻 度 」 の 名 が あ る。 →Arrhenius
( 衝 突頻度
とな る。 活 性 化 エ ネ ル ギ ー 〓 以 上 の エ ネ ル ギ ー を も つ 粒 子 の
割 合 は マ ッ ク ス ウ ェ ル ・ボ ル ツ マ ンの 式 exp(〓/RT)
濃 度 を 〓 、 単 位 時 間 あ た りのA1分
す る と、 単 位 時 間 ・単 位 体 積 あ た りの 全 衝 突 回 数
factorと よ ば れ る 。
equation
colloid
コロ イ ド
ひ とつ の 物 質 中 に コ ロ イ ド粒 子 さ ま ざ ま な系 に 分 類 され
が 分散
(→disperse
分子 コ ロイ ド 、 ミセル コ ロイ ド コロイド
と親 液 コ ロ イ ド
ブ ラ ウ ン運 動
、凝 析
を 示 す 。K〓lla(Gk):
して い る 分 散 系
。分 散媒
と分 散 質
の相か ら
system) 、 分 散 質 の 粒 子 の 構 造 か ら、 分 散 コ ロ イ ド
に分 け ら れ る 。 コ ロ イ ド粒 子 の 大 き さ を原 因 と して 、 吸 着
、塩析
、
に分 け ら れ る。 ま た 、 分 散 媒 と分 散 質 の 親 和 性 か ら疎 液
、透析
、電気 泳動
、 チ ン ダ ル現 象
、
な どさま ざまな現象
に か わ +-oid
colloidal particle 単 に コ ロ イ ドと もい う。 直 径1∼
コ ロ イ ド粒 子 〓nm程
度 の 大 き さの 粒 子 で 〓
∼ 〓
個 程 度 の原 子 か ら
成 る 。 簡 単 な 分 子 よ り大 きい が 、 光 学 顕 微 鏡 で は 見 え な い 。 そ の 大 き さの た め に 特 徴 あ る性 質 を 示 す 。粒 子 の 表 面 が 陽 イ オ ン 、 陰 イ オ ン どち ら か を吸 着 した り (疎 水 コ ロ イ ドの ほ と ん ど の 場 合 、 セ ル ロ ー ス な ど)、 粒 子 を 構 成 す る 物 質 自 身 が 電 離 す る (親 水 コ ロ イ ドの ほ と ん どの 場 合 ) こ と に よ り通 常 帯 電 し て い る。
colloidal
solution
液 体 を分 散 媒
colloid chemistry コロ イ ド
color
コ ロ イ ド溶 液
とす る コ ロ イ ド。 流 動 性 の 大 きい も の を ゾ ル
とい う 。
コ ロ イ ド化 学
状 態 にある物 質系や界 面
mixture
、 小 さ い もの を ゲ ル
に お け る現 象 を対 象 と した 物 理 化 学 の 一 分 野 。
混 色
複 数 の色 を混 合 して新 た な色 を つ く り出す こ と。色 光 の 重 ね合 わ せ の場 合 を加 法 混 色
additive color mixture、 mixtureと
color
異 な る 色 材 の 混 合 や 重 ね 合 わ せ の 場 合 を減 法 混 色subtractive
color
い う。
of complex
遷 移金属
錯 体 の 色
の錯体
電 荷 移 動charge
は そ れ ぞ れ 特 有 な 色 を 呈 す る 。 中 心 金 属 と配 位 子 間 の 電 子 移 動 に 基 づ く
transferやd軌
道
間 の 電 子 の 遷 移 に 基 づ くd-d遷
移d-d
transitionな ど に よ
る光 の 吸 収 が 可 視 部 にあ る た め で あ る 。 吸 収 され た 光 エ ネ ル ギ ー は原 子 間 の 衝 突 に お け る運 動 エ ネ ル ギ ー な ど と して 失 わ れ 、 吸 収 した 波 長 の 光 と して は 放 出 さ れ な い の で 、 錯 体 特 有 の 色 を呈 す る こ と に な る。
color of materials
物 質 の色
物 質 が 発 す る光 の 色 、 あ る い は物 質 が 吸 収 し た光 の 残 りの 色 は 、 吸 収 した 光 の 色 の 補 色
color
(白色 光 が 物 質 に あ た っ た 場 合
)が物 質の色 となる。
reaction
呈 色 反 応
発 色 反 応 と もい う 。 発 色 あ る い は呈 色 を伴 う 反 応 。 試 料 物 質 が 特 定 の 呈 色 試 薬 と反 応 して 特 有 な 色 を呈 す る こ と を利 用 し、 定 性 分 析
column chromatography →chromatography
、容量分析
な ど さまざまな分析 に用 い られる。
カ ラ ム ク ロ マ トグ ラ フ ィ ー
combination
化 合
化 合 反 応combination
reactionと
もい う。2種
類 以 上 の 物 質 が 反 応 して1種
の化 合物 が生 成
す る反応。
combustion
燃 焼
燃 焼 反応combustion
reactionと
も い う 。 熱 と光 を生 じる 化 学 反 応 。 一 般 に ひ と つ の 物 質 と酸
素 と の 反 応 を い うが 、 塩 素 な ど に よ る激 し い酸 化 反 応 も含 め る こ と が あ る 。
common
ion effect
化 学平 衡
に あ る系
共 通 イ オン効 果 に、 系 に 含 ま れ る もの と同 じイ オ ン を新 た に 加 え る と 、 平 衡 の 移 動
が 起 こ る こ と をい う 。 と くに 、 塩 の 溶 解 度
が 共 通 イ オ ンの 存 在 に よ り減 少 す る こ と をい う。
難 溶 性 塩 と そ れ が 解 離 して 生 じ た イ オ ンが 平 衡 状 態 場 合 で も、 そ の 塩 の 溶 解 度 積
complementary
color
余 色 と もい う 。 混 色
に あ る 溶 液 中 に他 の 電 解 質 が 共 存 す る
は 一 定 で あ る こ と に よ る。
補 色 し て無 彩 色
(白 色 、灰 色 、 黒 色 ) に な る ふ た つ の 色 を 、 た が い に補 色
関 係 にあ る と い い 、 一 方 を他 方 の 補 色 と い う。
complete
ionic equation
強 電解 質
全 イ オン反 応 式
を イ オ ン で 表 わ した 化 学 反 応 式
。 た とえ ば、塩 化 ナ トリウム
の反 応 は、
と硝 酸 銀
と表 わ さ れ る 。
complex
錯 体
錯 化 合 物 、 配 位 化 合 物coordination
compoundと
他 の イ オ ンや 分 子 な ど が 配 位 結 合
して 生 じ る (とみ な せ る ) 原 子 集 団 を い う。 中 心 原 子 を
核nucleusと
い う こ と もあ る 。 中 心 原 子 に結 合 す る イ オ ンや 分 子 な ど を 配 位 子
心原 子 はル イス酸 を配 位 数
も よば れ る。 中 心 と な る 原 子
、配位 子 は ルイス塩 基
と み な せ る 。 中 心 原 子 に配 位
(イ オ ン ) に
とい う。中
す る配 位 子 の 数
とい い 、 中 心 原 子 の 半 径 と電 荷 に よ っ て 決 ま る。 独 立 した 化 学 種 で あ る こ と を 示
す た め 、 そ の 組 成 を[ ]で か こ み 、 中 心 原 子 、 イ オ ン性 配 位 子 、 中性 配 位 子 の 順 に表 わ す 。 こ の 表 現 を 配 位 式 と い う。
complex 錯体
compound
錯 化 合 物
を 含 む 化 合 物 。 錯 体 そ の もの を さす こ と も あ る 。
complex
ion
錯 イ オ ン
陽 イ オ ンや 陰 イ オ ンで あ る錯 体
。中心 原子 お よびその 配位子
中 の 金 属 イ オ ンは 通 常 ア ク ア イ オ ン
と は 性 質 が 異 な る。 水 溶 液
と して 存 在 す るが 、 配 位 し て い る水 分 子 の 表 記 と 名 称
は 省 略 す る こ と が 多 い 。 た と え ば 、 テ トラ ア ク ア銅 (II) イオ ン ン
とす る。 その イ オンの価 数 は中心 原子 の原子 価
は 単 に 銅 (II) イオ
と配 位 し て い る 陽 イ オ ン お よ び 陰
イ オ ン の 価 数 の 総 和 に 等 し い 。 た と え ば 、 ヘ キ サ シ ア ノ 鉄 (III) 酸イオン (+3)×1+(−1)×6=
complex
reaction
い くつ か の 素 反 応
で は、
−3。
複 合 反 応 の 組 み 合 わ せ か ら な る 反 応 を い う。 一 般 の 反 応 は 複 合 反 応 で あ り、 化 学
反 応 式 で 示 さ れ る 反 応 が 一 段 階 で起 こ っ て い る わ け で は な い 。 素 反 応 が 相 次 い で 段 階 的 に 起 こ る よ う な 反 応 を逐 次 反 応 と い う。 可 逆 反 応
complex
salt
錯イオン
、 い くつ か の 素 反 応 が 平 行 して 起 こ る よ う な 反 応 を並 発 反 応
や連 鎖反応
も複 合 反 応 で あ る。
錯 塩
が 構 成 イ オ ン と な っ て い る塩
離 す る。 た と え ば 、 溶 液 の 電 気 伝 導 度 カ リ ウ ムpotassium して お り、
compound
や
。 溶 液 中 で は そ の 錯 イ オ ン とそ の 対 イ オ ン の測定 や呈色 反応
hexacyanoferrate(III)
に解
に よ り、 ヘ キ サ シ ア ノ鉄 (III) 酸
は水 に溶 けて
と
に解離
は ほ とん ど 存在 しな い こ と が 確 か め られ る 。
化 合 物
2種 以 上 の 元 素 か ら で き て い る 純 物 質
。 化 学 変 化 に よ り、 成 分 元 素 の 単 体 に 分 け た り、 他
の 物 質 に変 化 さ せ る こ とが で き る 。 化 学 的 組 成 は 一 般 に 定 比 例 の 法 則
に した が っ て 一 定 で
あ る が 、組 成 が 一 定 で は な くあ る 幅 を もつ 不 定 比 化 合 物non-stoichiometric
concentrated 混 合物
ある。
濃 、濃 厚 、濃 い 、 高 濃 度 の
に お け る あ る成 分 の 濃 度
concentration 混 合物
compoundも
が 高 い こ と を示 す 。
濃 度
中 の 成 分 物 質 の 割 合 を表 わ す 量 。 質 量 比 、 体 積 比 、 物 質 量
(モ ル 数 ) 比 な ど無 次 元
で 表 わ した り 、体 積 あ た りの 質 量 、 モ ル 数 で 表 わ した りす る 。 →molal
concentration
concentration
, molar concentration, mole
cell
ふ たつの半電 池 に よ り起 電 力
fraction, percent by mass
濃 淡 電 池
を 構 成 す る 物 質 は 同 じだ が 、 電 極 が 生 じる 電 池
と え ば 、 同 一 金 属Mを
または電 解質溶 液の濃 度が 異な る こと
。 電 極 の 物 質 の 濃 度 が 異 な る もの を 電 極 濃 淡 電 池 とい い 、 た
異 な る 濃 度 で 含 む アマ ル ガ ム
電 極 をそ の金属 の イ オ ン 〓
溶 液 に浸 した ア マ ル ガ ム 濃 淡 電 池 が あ る 。 〓 電 力EはE=
−RTlog〓/nFで
を含 む
で表 わ され、起
あ る 。 〓 > 〓 の と きE>0で
反 応 は 自 発 的 に 起 こ る。 電
解 質溶 液の 濃度 が異 な る もの を電 解質 濃淡 電池 といい 、た とえ ば、〓 で表わ され る電 池が ある。 この電池 の起電 力Eは 、E= −RTlog〓/nFで 〓 の と きE>0で
反応 は 自発 的 に起 こる。 ただ し、Rは 気体 定数
ァラデ ー定 数 、〓
は金属 あるい は金属 イオ ンの 活量
concerted reaction 中 間体
ある。〓 <
、Tは 絶 対温 度 、Fは フ
で ある。
協奏反応
を含 まず に1段 階で起 こる反応 をい う。い くつか の電子 対の 変化 すな わち結合 の切
断 と生成が 互 いに助 け合 って同時 に起 こ る。た とえ ば、水酸 化 アル カ リのエ タノー ル溶 液 中 でプ ロモエ タ ンか らエチ レンが生 じる反応 で は、次の よ うになる。
condensation〓
凝 縮
物 質 の 状 態 が 気 体 か ら液 体 に変 化 す る こ と。 飽 和 蒸 気 の 温度 を 下 げ た り 、 温 度 を 一 定 に 保 っ て 圧 縮 す る こ と に よ り起 こ る。 この と き発 生 す る熱 を 凝 縮 熱 と い う。
condensation〓 →condensation
condensation
縮 合 reaction
reaction
縮 合 反 応
ふ た つ 以 上 の 分 子 ま た は 同 一 分 子 の ふ た つ 以 上 の部 分 が 、 水 な ど の 小 さ な 分 子 を脱 離 して 新 しい 結 合 をつ く り、 よ り大 き な分 子 あ る い は 環 状 分 子 を 生 じる 反 応 。
condensation
polymerization
縮重 合 と もい う。縮合 反応 condensed
縮合重合
の く り返 しに よって重 合体
phase
をつ くる反応。
凝縮相
液相 と固相 の こと。 気相 に対 して密度 が大 きい ため にい う。 液体 と固体 を ま とめ て凝縮 状態 condensed statesとい う。 condensed structural formula 簡 約 し た構 造 式 い くつか の原 子 や結 合 を省 略 して記 された構 造 式。 た とえば 、1-ペ ンタノ ール1-pentanol は
、 フェノー ル
は
な どと記 され る。 これ らの場 合、鎖 や多
角 形の端 や頂 点が 炭素 原子 を表 わ し、それ らの炭 素原子 に結 合 してい る水素原 子 は省略 され てい る。 condenser
冷却 器
凝縮 器 、 コンデ ンサ ー ともい う。 蒸気 を冷却 して凝縮 させ液体 にす るため の装置 。 conduction
of heat
熱伝導
物 質 の移動 な しに、物 体の 高温 部か ら低温 部 に熱 が移動 す る現象 。固体 を構 成す る原子 や イ オ ン、分 子 の振 動や伝 導 電子 に より熱 エ ネルギーが伝 わる。 conductivity
伝 導度
伝 導率 ともい う。電 気や 熱の通 しやす さ。 conductometric
titration
被 滴 定溶液 の電気伝 導 度
伝 導度 滴 定
を測 定す る こ とに よ り滴定
の進行度 や終 点
を確認 す る滴定 法
をい う。 反応 の進行 に よ り伝 導 度が大 き く変化 す る場合 に有 効で ある。 通常 、滴定 曲線 折 れ 目を終点 とみ なす こ とが で きる。 中和
、酸化 還元
の
、沈 殿形 成、錯 形成 な どの 滴定 に
用 い られ る。 conductor 電気伝 導率
導体 、熱伝 導率
configuration 分 子 内の立 体 異性 性
の大 きい物質。 伝導体 、 良導 体 と もい う。 立体配置
を生 じる部分 を構 成 す る原子 や原 子 団の 空 間的 な配 置の こ と。 光学 異
では不 斉炭素 原子
の まわ りの 配置 をい う。 また、幾何異 性
で は二重結 合 の まわ りの
配 置な どをい う。 conformation
立体配座
コ ンホメ ー シ ョンともい う。 単結 合
を軸 とす る分子 内の 回転 に よって分子 の形が 変 わ ると
き、 この単 結合 を中心 とす る周 囲 の原 子や 原子団 の空 間的配列 をい う。 conjugate acid-base pair
共役 酸 塩 基対
ブ レンステ ッ ド ・ロー リー の酸塩 基理論 〓 を、HAの
にお いて 、あ る酸HAが
プ ロ トンを失 っ て生 じた
共役 塩 基conjugate baseと いい 、塩基 〓 が プ ロ トン と結 びつ いて生 じたHA
を 〓 の 共役 酸conjugate baseと い う。 また、塩 基Bが プ ロ トンと結 びつ いて生 じた 〓 Bの 共役 酸、 酸 〓
が プ ロ トンを失 って生 じたBを
〓
を、 の共役塩基 とい う。 プロ トンの授
受 によ り相互 に変 わ りうる酸 と塩基 の対 を共役 酸塩基 対 とい う。ル イス の酸 塩基 理論 にお い て は電子対 のや りと りにつ いて 同様 な扱 いをす る。強酸 の 共役塩 基 は弱 塩基 であ り、強塩 基 の共役酸 は弱酸 であ る。 conjugated
double bond
ひ とつの単結 合
共役 二 重 結 合
をは さんだふたつ の二重結 合
の組 あ るい はその くり返 し構造 をいう。
な ど。 そ れぞ れの二重 結合 の π電子
は単結 合 を通 じて隣 りあ う二重結 合
の π電子 と も弱 く結合 す る。 そ のため 共役 してい る二重 結合 は通常 の二 重結合 よ り長 く、そ の間 の単結合 は通常 の単結合 よ り短 くなる。 conjugation
共役
ふ たつ 以上の 多重結 合
が ひ とつ の単結 合 をは さんで連 な り、相互作 用 する こ とをい う。共
役 してい る分子 や遊 離基 や共 役エ ノ ン
を総 称 して 共役系conjugated 、 ベ ンゼ ン環
結 合 を通 して相互 作用 し非局在 化
systemと いい、 共役 ジエ ン
な どが あ る。 共役 系で は多重 結合 の π電子 が単
してお り、 この状 態は い くつ かの共 鳴構造
っ てい ると考 え られ る。 π電子 の かわ りに不対 電子
や非共 有電子対
が混 じ りあ
が 共鳴 に関わ る場 合
もあ る。多重結 合 には さまれた単結 合 は多 重結合 性 を示 す。 consecutive reaction
逐次反応
連 続反 応、連発 反応 と もい う。い くつか の素 反応が 相次 いで段 階 的に起 こる反応 をい う。 あ る化 学 反応 の生成物 が 、引 き続 く反 応の 反応物 となって他 の生 成物 に変 わる よ うな反 応が連 続 す る。最 初 の 素 反応 と最 終 生成 物 を生 じる素 反 応 以外 の もの を中 間 反応intermediate reaction、最初 の反応 物 と最終 生成 物以 外 を中 間体 とい う。全体 の反応速 度 は、最 も遅 い素 反応 に よって決 まる。 この素 反応 を律速段 階 constant boiling mixture
とい う。
定沸混合物
共沸混 合物 の こと。一 定温度 で沸騰 す る とき、そ の組成 が変化 しない混合 物。液 体 の組 成 と蒸気 の組成が 等 しい。 constitutional formula →chemical formula
構造式
contact
catalyst
接 触 触 媒
不均 一系 触媒 反応
contact
に お け る触 媒 。 固 体 で あ り、 そ の 表 面 で 触 媒 反 応 が 起 こ る 。
process
二 酸化硫 黄
接 触 法
を 原 料 とす る 硫 酸
の 工 業 的 製 法 。 化 石 燃 料 の 脱 硫 で 得 られ る硫 黄 の 燃 焼 や 金
属 精 錬 の 副 生 ガ ス と して 得 られ る 二 酸 化 硫 黄 を精 製 し、 触 媒 を用 い て 酸 化 して 三 酸 化 硫 黄 と す る
。 そ れ を 濃 硫 酸 に吸 収 さ せ て 発 煙 硫 酸
を つ く り、 発 煙 硫 酸 に 希 硫
酸 を加 え て 濃 硫 酸 とす る
。 触 媒 と して は
酸 化 バ ナ ジ ウ ム (V)vanadium
oxide(V)
を 主 成 分 と し、 硫 酸 カ リ ウ ム
を加 え た も
の を 二 酸 化 ケ イ素 に しみ 込 ませ た もの を用 い る 。 二 酸 化 硫 黄 の 酸 化 反 応 は 発 熱 反 応 400∼600℃
continuous
なの で
に 温 度 を調 節 す る。
spectrum
連 続 ス ペ ク トル
広 い 波 長 領 域 に わ た っ て連 続 的 に現 わ れ る ス ペ ク トル
。固体 や液 体 の熱放射 の場 合 に見 ら
れ る 。 こ の と き 、 ス ペ ク トル の 形 は 温 度 の 関 数 と な り、 物 質 の 種 類 に よ ら な い 。 ま た 、 気 体 の 原 子 や 分 子 の イ オ ン化
の 際 にみ られ る 吸 収 ス ペ ク トル
は 、 も との 原 子 や 分 子 の エ ネ ル
ギ ー準 位 が 連 続 的 で あ る た め に 、 連 続 ス ペ ク トル と して 現 わ れ る 。
continuous
theory
of matter
物 質連 続 説
物 質 は ど こ まで も小 さ な 部 分 に分 割 す る こ とが で き る とい う考 え方 。
controlled
experiment
制御 され た実験
ど の よ う な 条 件 が 実 験 結 果 に ど の よ う な 影 響 を 与 え る か を調 べ る た め に 、 条 件 を 変 え な が ら 行 わ れ る 実 験 を い う。
control
rod
制 御 棒
原 子 炉 の 出 力 を 制 御 す る た め に 炉 内 に 出 し 入 れ し て 核 分 裂 速 度 を変 化 させ る た め に 用 い る 棒 。 ホ ウ素B、
convection →thermal
conversion
カ ド ミウ ムCd、
ハ フニ ウ ムHfな
ど中 性 子 を 吸 収 しや す い 物 質 を 用 い る 。
対 流 convection
factor
換 算 係 数
換 算 率 と も い う。 異 な る 単 位 系 に お け る 同 等 の 単 位 の 量 の 関 係 を 表 わ す た め の 比 を い う。 た と え ば 、cgs系 の 単 位 はkgで
conversions 溶 媒Wgに
の 長 さの 単 位 はcm、 あ り、cm/m=
of concentrations 溶 質wgが
〓
質 量 の 単 位 はg、MKS単
、g/kg=
of solution
溶 け て い る 密 度d〓
〓
位 系 の 長 さ の 単 位 はm、
質量
とい う換 算 因子 に な る 。
溶液 の 濃 度 の換 算 の 溶 液 の 濃 度 を 、x%=c
mol/l=m
mol/kg
す る と、Mを
溶 質 の 分 子 量 も し くは 式 量 と して 、x、c、mの
〓
間 に は次 の よ うな 関係 が あ る 。
〓
〓
conversion of unit
単位の換算
あ る単位 で 表わ された物理 量の数値 を、他 の単位 で 表わ した ときの数値 に改め る ことをい う。 換算係 数
をは じめの 数値 に乗ず る ことに よ り換算 後の 数値が 得 られる。 た とえば 、キ ログ
ラ ムkgを グ ラムgに 換 算す る係数 は 〓 で あるか ら、5kg=5× converter
〓gと
なる。
転炉
鋼 な どの製錬 に用い る炉の1種 。耐 火 れ んが を張 りつ けた炉 の なか に溶融 した銑鉄
と屑鉄
を入 れ、上 か ら高圧 の酸素 を吹 き込 んで溶融 物 を撹拌 し、 不純物 を酸 化除去 す る。不純 物が 酸 化 され る際 に発 熱す るの で燃料 は不 要で ある。 炭素 や硫黄 な どは気体 状の 酸化物 と して除 かれ 、ケ イ素や リンはス ラ グと して鉄 の上 にた ま り、か き とられる。 この型 の転炉 を酸 素上 吹 き転炉 あ るいは リンツ-ドンネ ヴィ ッツ転炉Linnz-Donnewitz converter(LD転 炉 ) とい う。 また、炉 の内張 りには酸化 マ グネ シウムの れんが や ドロマ イ ト耐 火材 な どの塩 基性 物 質 を用 い るの で、 この製錬 法 は塩 基性酸 素法basic oxygen processと いい、高 純度 の鋼が得 られる。 撹 拌 を強 くす るため に底部 か らも酸 素 を吹 き込 む場 合が あ る。上吹 き転炉 の 以前 には炉 の底 部 か ら空気 を吹 き込 む方法 が とられて いたが 、窒 素が 混 ざるため に得 られた鋼 の機 械的 性質 が 劣 ってい た。底 吹 き転炉 の うち、炉 の壁 をケ イ石な どの酸性 耐火 れ んがで 囲 った もの をベ ッセマ ー転炉Bessemer
converterあるい は酸性転 炉acidic converterとい い、 ドロマ イ トな ど
の塩基性 耐 火れ んが で囲 い リンを除去 しやす く した もの を トーマ ス炉Thomas
conver-terあ
るいは塩 基性転炉basic converterとい う。 cooling curve
冷 却 曲線
大 きな低 熱 源に 、 よ り温度 の高 い物 質 を触れ させ た とき、時 間 とと もに物 質 の温度 が どの よ うに下 が るか を表 わ した曲線 。次ペ ー ジの図 は溶媒 と固 溶体 をつ くらない溶質 を含 んだ溶 液 とその溶媒 の 冷却曲線 であ る。
〓 :純溶媒 の凝 固点 〓 :溶液の凝固点 凝固が進むにしたがい 、 溶液の濃度 が高 くな るので 、 凝固点 はしだい に低くなる。
coordinated
water
陽 イ オ ン に 直 接 配位
配 位 水 して い る水 。 単 に 結 晶 格 子 中 に 含 ま れ る 水 は格 子 水 と よ ば れ る。
coordination
配位
中心 原子 も しくは イオ ンの まわ りに分 子 や イオ ンが 配列す る こ と。狭 い意味 で は分子 間化合 物 や錯体
な どの ように配位結 合
を考 える場合 をさ し、広 い意味 で は結 晶 中の粒子 の配列
の よ うに近接 す る粒 子 の ようす を含 める場合 があ る。 coordination bond
配 位結 合
結合 に用 い られる電子 対 が一方 の原子 の みか ら供 給 され る共有結 合。 一方 の原子 の非 共有 電 子対 が新 た な共 有電子 対 とな る。 イオ ン結 合性 を帯 びた共有 結合 にな るが、 で きて しまえ ば他 の共有 結合 と区別 はつか ない。電 子対 を供給 す る原子 あ るいはそ れ を含 む イオ ンや分子 は ル イス塩 基
、供給 を受 け る原 子 また は イオ ンはル イス酸
と考 える ことがで きる。 す な
わ ち、ル イス酸 とル イス塩基 との結合が 配位 結合で あ るといえ る。 coordination
compound
配位 化 合 物
→complex
coordination
geometry
あ る原子 の まわ りに配位子 配位 数
配位 構 造 が 配位
し て 生 じ る錯 体
の 形shapes
に よ っ て 基 本 的 な構 造 が 決 ま り、 次 の よ う な例 が あ る 。
of complexesを
い う。
coordination
isomerism
配 位 異 性
錯 陽 イ オ ン と錯 陰 イ オ ンか らな る塩 に お い て 、 塩 全 体 と し て の 組 成 を変 え ず に 配 位 子 の 一 部 ま た は全 部 を 交 換 した 形 の 異 性 を い う。 た と え ば 、 シ ュ ウ酸 イ オ ン を 配 位 子 と して
coordination
と
number
とア ンモニア
の 関 係 な ど。
配 位 数
錯 体 の 中 心 原 子 に配 位 す る 原 子 ま た は イ オ ンの 数 。 配 位 子 の 数 と は 限 ら な い 。 ま た 、 結 晶 中 で ひ とつ の 原 子 ま た は イ オ ン に 隣 接 す る 原 子 また は イ オ ン の 数 も配 位 数 と よ ば れ る 。 →unidentate
ligand ,polydentate
copolymer 共重 合
共 重合 体
に よ り得 られる2種 類以上 の単量体
copolymerization 2種 類 以 上 の 単 量 体
か らな る重 合体 。
共 重合 に よ る重 合 反 応
copper 11族
ligand
をい う 。
銅 (1B族) に属す る原 子番号29の 元 素。 原子 量 は63.55。 天 然 には黄 銅鉱charcopyrite な どの硫化物 や酸化物 、炭酸 塩 な どと して産 出す る。 単体 は、鉱石 を焙焼 した後 、鉄
と硫黄 を酸化 除 去 して粗 銅 と し、 それ を電解 製錬 軟 らかな金属 で、融 点1083℃ 、沸点2570℃
す る こ とによ り得 られ る。赤 み をお びた
、密度8.96〓
。銀 につ いで電気 や熱 を よく
通 す。 空気 中で は、室 温で は安定 だが 、熱す る と酸 素 やハ ロゲ ン、硫黄 な ど と反応 す る。硝 酸 や熱 濃硫酸 など酸 化力 のあ る酸 や酸素 の存在 下で塩 酸 に溶 け、青色 の ア ンモニ ア水 や シア ン化 アル カ リ水 溶液 に酸素 の存在 下 で溶 け、錯 イ オン
とな る。 また、 を生 じる。二酸
化 炭素 や二酸化 硫黄 な どを含 む湿 っ た空気 中 で さび、緑青verdigrisを 生 じる。通常 、化合物 は酸化 数 +Iあ る い は+IIを と り、一 般 に +IIの 方 が安 定 であ る。 生元 素 酸 化還 元酵素 などに含 まれ る。電 線、 パ イプあ るい は黄銅 して広 く用い られ る。cuprum(L)<aes copper(II)hydroxide
、青銅
の ひ とつで、
な どの合 金材料 な ど と
Cyprium: キプ ロス の金属
水 酸 化 銅 (II)
青 色 の 結 晶 で 、 式 量97.6。
銅 (II) 塩 溶 液 に ア ル カ リ を 加 え る と 、 水 和 し た ゲ ル 状 沈 殿 と して
得 られ る。 水 に不 溶 。 加 熱 し た り、 水 と と もに 熱 す る と黒 色 の 酸 化 銅 (II)と な る 。 酸 に 可 溶 、 ア ンモ ニ ア 水 や シ ア ン化 ア ル カ リ溶 液 に は 錯 イ オ ン を つ くっ て 溶 け る 。 濃 ア ル カ リ を 加 え る と青 色 の
となって溶 ける。
copper(I)oxide 赤 色 の 粉 末 で 、 式 量143.1、
酸 化 銅 (I) 融 点1235℃
、密 度6.04〓
。 天 然 に は赤 銅 鉱cupriteと
して
産 出 す る 。 ア ル カ リ性 に した 硫 酸 銅 (II) を 還 元 す る と得 ら れ る 。 水 に不 溶 、 ア ンモ ニ ア 水 、 塩 酸 な ど に溶 け る 。 湿 っ た空 気 中 で 酸 化 さ れ て 酸 化 銅 (II) に な る。 赤 色 ガ ラ ス な ど に 用い ら
れ る。 また 、半導体 copper(II)
性が あ り、 整流器 な どに用 い られた。
oxide
酸 化 銅 (II)
黒 色 の 粉 末 で 、 式 量79.5、
融点
(分 解 点 )1026℃
、 密 度6.32〓
。 天 然 に は 黒 銅 鉱 と して
産 出 す る 。 炭 酸 銅 (II) や 硝 酸 銅 (II) 、 水 酸 化 銅 (II)を 熱 分 解 して 得 られ る 。 水 に不 溶 、 酸 、 ア ンモ ニ ア 水 に 可 溶 。 酸 化 剤 、 着 色 剤 な ど に用 い る。
copper(II)
sulfate
硫 酸 銅 (II)
通 常 、五水 和物
を さす 。 青 色 の 結 晶 で 、 式 量249.7、
酸 と硝 酸 の 混 合 物 を作 用 させ て 得 られ る 。110℃
で 水 を4分
密 度2.29〓
子 失 い 、150℃
水 に よ く溶 け る。 顔 料 、殺 菌 剤 、 殺 虫剤 な ど と して 用 い られ る 。 無 水 物 式 量159.6、
密 度3.60〓
。 銅 に硫
で無水物 になる。 は 白色 粉 末 で
。 吸 湿 性 が あ り、 脱 水 剤 、 有 機 物 中 の水 分 の検 出 に用 い ら れ る。
core charge
原子 芯 電 荷
原 子 芯 の もつ 電荷 。原子 核 の正電 荷 か ら価 電 子 を除 く全 電子 の負電 荷の 総和 を減 じた電 荷。
core
electron
原 子 芯
原 子 芯 電 子
中 の 電 子 。 →inner-shell
corrosion
electron
腐 食
お かれ た環 境 中で金 属が 酸化 され る現 象 をい う。熱 力学 的 には、金属 は その単体 よ り化 合物 の方 が安定 で ある ため にこの現 象が起 こる。水 溶液 中で の腐 食 を湿食wet corrosionと いい 、 水 溶 液 中の水素 イ オ ンや溶存 酸 素が酸 化剤 面 に局部 的 な電 池
とな り、金属 はイオ ン と して失 わ れ る。 金属表
が形 成 され るた め、負 極 部分 で金 属 の溶解
が 起 こ り、
正極 部分 では た とえば水 と酸 素 か ら水酸 化物 イオ ンが生 じる反応 が起 こる。 乾燥 した気体 中で の腐 食 を乾食dry corrosionといい 、酸素 や硫化水 素 などが酸化 剤 とな り、 金属 は酸化物 や硫化 物 になる。 corrosion prevention
防食
金属 の腐 食 を防 ぐこ と。 次の ような方法 が用 い られる。〓 使用 環境下 におけ る耐 食性 の大 き な金 属 を用 い る。 た とえば、 ス テ ンレス スチ ール
な ど。〓 環境 か ら酸化 剤 や水分 を除 く。
〓 金属 と環境 との直接 的 な接 触 を防 ぐ。 た とえば、 ガ ラス質 ( ホ ウロ ウ ) で おお う。ペ ン キ や油 を塗 る。 よ り耐食 性の 強い金 属 をめ っ きす る。〓 金属 の電極電 位 を腐 食 が起 こ らない 高 さに保つ 。 アノー ド防食
や カ ソー ド防食
coulomb 電 気 量 のSI単
な ど。
ク ー ロ ン 位
。 記 号C。1ア
ンペ ア
の 電 流 が1秒
間流 れ た と きの 電 気 量。1C=1A・s
Coulomb's
force
ク ー ロ ンカ
電 荷 間や磁荷 間に働 く力。静 電気 力あ るい は静磁気 力 ともい う。異 種 電荷 ( 磁 荷 )間 では引 力 、 同種 電荷 ( 磁荷 )間 では斥力 とな る。 Coulomb's
law
クー ロ ンの 法則
2物 体 間の距 離 とそれ らの間 に働 く電気 力や磁 気力 との 関係 を表わ した 法則。 大 き さが それ ぞ れ 〓 と 〓 であ るふた つの点電荷 が距 離rだ け離 れて いる とき、2点 間 には 〓
の
大 きさの 力が働 く。 力 の向 きは2点 を結 ぶ直線上 にあ り、電荷 の種類 が 同 じ場 合 は引 力 、異 な る場合 は斥力 とな る。SI単 位 系 で は電荷 の単 位 は クー ロ ン 、比例 定 数kは 真 空 の誘電 率
を 〓 と して 、1/4π 〓 とな る。磁 気力 につ いて も同様 の関係 とな り、磁荷 ( 磁気 量)の
単 位 と比例 定 数kは 真空 の透磁 率
を〓 と して、E-H対 応 ( 磁 化 と磁 束密度 を同 じ単位 に
とる)で はそれ ぞれ ウェーバ(Wb)と1/4π 〓、E-B対 応 ( 磁荷 と磁場 を同 じ単位 にとる)で はそ れぞれA/mと counter
〓/4π である。
ion
対 イオ ン
イ オ ン 化 合 物 に お い て 注 目 す る イ オ ン の 相 手 の イ オ ン。 た と え ば 、 の 対 イオ ンはそ れぞれ は それ ぞれ
coupling
と と
で あ る。 で あ り、
reaction
に おけ る や
と
の対 イオ ン
では ない。
カ ップ リング
ア ゾ カ ップ リ ン グ と も い う。ジ ア ゾ ニ ウ ム塩 化合物
にお ける と
に 芳 香 族 ア ミ ン 、フェ ノ ー ル
をつ くる 反 応 。芳 香 族 ア ミンや フ ェ ノー ル と は パ ラ
を結 合 させ て ア ゾ
位 で 結 合 す る。次 の よ うな 例 が あ
る。
covalent bond 電子 対
共 有 結合
を共有 す るこ とによる原 子 ど うしの結 合。 ふ たつの原 子が1組 の電子 対す なわ ち2
個 の電子 を共有 す る場 合 を単結 合 子対 を共 有す る場合 を三重 結合
、2組 の電 子対 を共 有す る場 合 を二重結 合
が生 じ、結合 は い くらか イオ ン結合
性 を帯 びる。 結合 エ ネル ギー は数十 ∼ 数百kJ/molで
あ り、最 も強 い種類 の化学結 合 であ る。 また、電子 軌道 が生 じる。個 々の原 子軌 道
、3組 の電
とい う。異種 原子 間の 共有結 合で は一般 に電子 分布 に偏 り の方 向性の ため に結合 に も方向性
の重 な り合いoverlapが 新 たな分子 軌 道
共有結 合が生 じる とも説 明 され る。
を生 じるこ とに よ り
covalent
electron
→shared
electron
covalent
pair
共 有 電 子 対
pair
crystal
原子 が共 有結合
共 有結 合 結 晶 に よ り結 び つ い て 生 じ る結 晶 。 ひ とつ の 巨 大 な分 子 と もみ な せ る。 結 合 が
強 い の で 、 硬 く、 融 点 が 高 い 。 ま た 、 化 学 的 に も安 定 で あ る 。 価 電 子 が 局 在 して お り、 自 由 に 動 け な い た め 、 電 気 、 熱 を伝 え に くい 。 ま た 、 可 視 光 線 を吸 収 しな い の で 、 無 色 透 明 で あ る 。 ダ イヤ モ ン ド 、 炭 化 ケ イ素silicon carbide SiC、 二 酸 化 ケ イ素 →network crystal
covalent radius
な どが あ る 。
共 有 結 合 半径
2原 子 間の 共有結 合
の長 さはそ れぞれ の原子 に固 有の半径 の和 で表 わ される と して、各原
子 に割 り当 てた半径 の こ と。同種 原子 ど う しの2原 子 分子 の場 合 は結合距離
の1/2と なる。
異 種 の原子 間の結 合距 離 はそれ ぞれの原 子 の半径 の和 として近似 的 に表 わ されるが 、そ の和 が 実測値 と合わ ない場 合 には イオ ン結合 な ど他の結 合性 が含 まれる と考 え られる。 同 じ原 子 で も単結 合 と多重結合 で は異 な る値 となる。 cracking
ク ラ ッキ ン グ
広 義 に は 有 機 化 合 物 を熱 分 解 thermal
crackingと
す る こ と を い う。 この 場 合 の 熱 分 解 は サ ー マ ル ク ラ ッキ ン グ
もい わ れ る 。 通 常 は沸 点 の 高 い 重 質 石 油 を分 解 して 沸 点 の 低 い 軽 質 石 油
を つ くる こ と を さ す 。 得 ら れ た も の を分 解 ガ ソ リ ン と い う。 また 、 石 油 ナ フサ を 高 温 熱 分 解 して 、 エ チ レ ン 、 プ ロ ピ レ ン な ど を 得 る こ と も い い 、 こ の 操 作 を ナ フ サ 分 解naphtha crackingと
い う。 ナ フ サ 分 解 で は 高 温 の 水 蒸 気 を 加 え て 行 うの で 水 蒸 気 分 解steam
と もい わ れ る。 ま た 、 触 媒
を用 いる場合 は接触 分解
と よ ば れ る。 水 素 化 分 解
cracking では高圧
の 水 素 を用 い る。
cresol
ク レゾ ール
メ チ ル フ ェ ノ ー ルmethyl 沸 点191℃
phenol。
)、m-( 融 点11.9℃
分 子 量108.1。
、 沸 点202.7℃
コ ー ル タ ー ル に 含 ま れ 、o-( 融 点31℃
)、p-( 融 点34.7℃
、 沸 点201.9℃
、
) の3種
の 異 性 体 が あ る 。 い ず れ も無 色 で 、 空 気 中 に お く と褐 色 に な る 。 塩 化 鉄 (III) に よ り、青色 を 呈 す る 。 殺 菌 消 毒 剤 、 木 材 の 防腐 剤 な ど と して 用 い られ る 。
criticalmass 核 分裂
の連 鎖反 応
臨界 質 量 を継 続す るため に必要 な最小 限の核 分裂 物質 の質量 。分裂 に よって生
じた 中性子 の うち 、核 分裂 を起 こ さない 中性 子吸 収や 分裂体 表面 か ら漏 れ 出る中性 子 を除い て、次 の分裂 に用 い られ る中性子 の数が 維持 され るよ うな質量。
critical
point
→critical
state
臨 界 点
criticalpressure 臨界状 態
臨 界圧
にあ る ときの流体
力。 圧力-体 積 の状 態 図
の圧 力。 臨界温度
で気 体 を液体 にす るの に必 要 な最 小の圧
にお いて その 曲線 の変 曲点〓
での圧 力 にあ たる。 criticalreaction 核 分裂
臨界 反 応
において 生成 する中性 子数 と消滅 する 中性 子数 が等 し く、連鎖 反応
が保 たれる状
態 の反応 。 criticalstate
臨界状態
液 体 と気 体 の区別 がつ かない状 態。 両者 のモ ル体 積 あ る いは密度 が等 しい。 状態 図 にお いて は、臨 界点 とい う。 この と きの温 度 、圧 力 、モ ル体積 をそれぞ れ臨界 温度 、臨 界圧 力
、臨界 体積criticalvolumeと い う。
criticaltemperature
臨界温度
そ の 温度 以 上で は い くら圧 力 を高 く して も気体 が 液体 にな らない温 度 。圧力-体 積 の状 態 図
にお いてその 曲線 の変曲点 を示す ときの 温度。
crosslinking
橋 か け結 合
鎖状 の高 分子 にお いて 、同一分 子 内 または異 なる分子 間 の2原 子 に橋 をかけ る ように して形 成 され た 結 合。 共 有 結 合 の場 合 が多 い 。 こ れ に よ って 生 じた 構造 を橋 か け 構 造bridged structureとい う。 高分 子中 におい て この結合が 多 くな る と3次 元的 な網 目構造 をとる よ うに な り、溶媒 に対 す る溶解 性や熱 可塑性
は小 さくなるが 、機械 的強 度が大 き くな る。橋 か け
を起 こす試 薬 を橋 か け剤 また は架橋剤crosslinking agentと い い、硫黄 や さま ざまな硫 黄化合 物 、過酸化 ベ ンゾ イルbenzoyl peroxideな
どの過酸化物
、 スチ レン
な
どの不 飽和性 官 能基 を もつ物質 な どが用 い られる。 crucible
るつ ぼ ( 坩 堝)
融 解 や加熱 分解 な ど、試 料 を高 温処理 す るため に用 い られ る耐熱 性の 容器 の こと。石英 、磁 器 、金属 ( 白金 、金 、銀 、ニ ッケル、鉄 な ど)、黒鉛 な どで つ くられて いるが 、化 学実験 で は 白金 製や磁 製 の ものが よく用 い られる。 cryoscopic constant 氷 点 降 下定 数 →molar depression of freezingpoint
cryoscopy 凝 固点 降下
凝 固点 降下 法 を利用 して 、物 質の 分子量
を凝 固点降下 度 と して、
や純度 を求め る方法 。分子 量 をMと
す る と、 ⊿ 〓
W: 溶媒 の質量g
w: 溶質 の質量g
〓 :モ ル 凝 固 点 降 下K・kg/mol
た だ し、 溶 液の濃 度が 高 か った り、溶 液 を冷 却 す る とき析 出す る固体 が純 溶媒 のみ で な く、 溶 質 もい っ しょに含 む場 合 には上の式 は成 り立 た ない。kruos(Gk): crystal
寒 さ、氷結
結晶
原 子 、イ オ ンあ るいは分子 が三次 元 的にあ る周 期性 を もって配列 して いる固体。 crystal defect 格子 欠陥
結 晶 の欠 陥
の こと。
crystal field
結晶場
結 晶の 中の ひ とつ の原 子 ( イオ ン) に働 く力の場 をい う。 注 目す る原 子 ( イ オ ン)の 周囲 に あ る原子 (イオ ン)が つ くる。 クー ロ ンカ
に よる静 電場 がお もになる。金 属錯体
の場 合
は 、中心 金属 イオ ンに対 して 配位 子 がつ くる静電場 をい う。 crystal field theory 金属 錯体
結 晶場 理 論
の電子 構造 を取 り扱 う理論。 配位子
を負 の点電 荷 とみ な し、そ れ らが つ くる静
電気 的 な場 ( 結晶場 )が 中心 金属 イオ ンの電子 状態 に影響 を与 え る と して、錯体 の電 子 スペ ク トル
や磁 性
は5重 に縮重
が説 明 され る。金 属 イ オンが単独 で存 在 してい る場 合は 、5つ のd軌 道 して お り、 同 じエネ ルギ ー準位 にな ってい る。点電 荷 として の配位子 が存 在
す ると、5つ のd軌 道 は それ ら との相 互作用 に よ り縮重 が解 けて異 なったエ ネル ギー準位 に 分 裂す る。 これ を結 晶場分裂crystal fieldsplittingあるいはd軌 道分 裂d-orbitalsplittingとい う。分裂 してい ない状 態のエ ネルギー準位 に比 べ てそれ よ りエ ネルギ ーの高 い軌道 と低 い軌 道 が生 じるが、 この変化 はd軌 道 と配位 子 の相対 的 な位 置 に よって異 なる。 それ らのエ ネル ギ ーの差 を⊿ とす る と、金 属錯 体 に見 られる特 有 な色の 原 因の ひ とつ は、d電 子 が ⊿ に相 当 す る波 長 の光 を吸収 してエ ネル ギーの 低 い軌 道 か ら高 い軌 道 に移 る ためで ある。 こ れ をd-d 遷 移d-d transitionとい う。 また、結 晶場 の強 さに よって ⊿の大 き さが異 なるた め、各軌 道 に 入 る電子 の数 とス ピ ン 状 態 が異 な り、 その結果 同 じ中心 金属 イ オンで も配位 子が 異 なる と 錯 体 の磁性 が異 な る場 合が あ る。金属錯 体 の磁 気 モ ーメ ン トは錯体 中の不対 電子が 多い ほ ど 大 きい。 一般 に配位 子が つ くる結 晶場が 弱い場 合 には準 位 の分裂 が小 さ く、d電 子 は フ ン ト の規 則
に したが って で きるだ け多 くの軌 道 に入 るため、 不対電 子が 多 くな り、 電子 のス ピ
ンに よる磁気 モ ー メ ン トの大 きい錯体 が生 じる。 この ような錯体 は高 ス ピン錯 体high spin complexも
しくは弱結 晶場錯体weak
fieldcomplexあ るい は外 軌道錯 体outer orbitalcomplex
といわ れ る。 また、一般 に配 位子 がつ くる結 晶場 が強 い場 合 には準位 の分 裂が 大 き く、d電 子 は低 いエ ネルギ ー準 位 の軌道 に入 るた め、不対 電子 が少 な くな り、電子 のス ピ ンに よる磁 気 モー メ ン トの小 さい錯 体が 生 じる。 この ような錯 体 は低 ス ピ ン錯体low spin complexも し くは強結 晶場 錯体strong field complexあ るい は内軌 道錯体inner orbitalcomplexと いわ れ る。金属 イオ ンの電 子が結 晶場 の分裂 に よっ て生 じた よ り低 い エ ネルギー準 位 の軌道 に入 る こ とによ り、単独 で存在 す る よ り錯体 となっ た方が安 定 にな れば、錯 体が 生 じる。単独 で存
在 す る 場 合 と錯 体 と な った 場 合 の エ ネ ル ギ ー 状 態 の 差 を結 晶 場 安 定 化 エ ネ ル ギ ーcrystal field stabilizing energyと
crystal 結晶
い う。 →spectrochemical
lattice
series
結 晶格 子
を構 成 す る 基 本 粒 子 の 空 間 的 な 配 列 。 単 位 格 子
が3次
元 的 に 積 み 重 な って 生 じた 形
の 構 造 と な る 。 基 本 粒 子 が 金 属 や ダ イ ヤ モ ン ドの よ う に 原 子 で あ る場 合 に は 原 子 格 子atomic lattice、塩 化 ナ トリ ウ ム な どの よ う に 陽 ・陰 イ オ ン で あ る 場 合 に は イ オ ン格 子ionic ドラ イ ア イ ス や ヨ ウ素 の よ う に 分 子 で あ る場 合 に は分 子 格 子molecular
crystal lattice energy →lattice energy
結 晶格 子 エ ネル ギ ー
crystalline →crystal
結 晶性 固 体
solid
crystallization
結 晶化
晶 析 、 晶 出 と も い う。 液 体 結 晶 の 生 成 は過 飽 和 状 態 nucleationと
lattice、
latticeと い う。
( 溶 液 を含 む ) や 気 体 か ら結 晶 が 生 じ る現 象 あ るい は 操 作 を い う。 か ら結 晶 の 種
(た ね ) が で き る 核 生 成nucleus
結 晶 が 大 き くな る結 晶 成 長crystal growthの
formation,
段 階 か ら な る。 核 生 成 をで きる だ け
抑 え る こ と に よ り大 き な 結 晶 を得 る こ とが で きる 。
crystalloid
結 晶質
晶 質 と も い う。 コ ロ イ ド 度 が 比 較 的 大 き く、 半 透 膜 た
に 対 す る 語 。 グ レ ア ムT.
Grahamが
、 溶 液 と した と き に 拡 散
速
を通 り抜 け る 性 質 を も ち 容 易 に 結 晶 と な る 物 質 につ い て 名 づ け
(1861年 )。
crystal
system
結 晶系 晶 系 と も い う。 結 晶 の 対 称 性 に よ る分 類 を い う。3つ る い は そ れ らの 比
(軸 率 ) と結 晶 軸 間 の 角 度
の結 晶軸の 長 さあ
( 軸 角) な どに よって表わ
す こ と が で き る 。 そ れ ぞ れ の 結 晶 系 の 単 位 格 子 の 軸a、b、cと γは 次 の よ う に な る 。 立 方 晶 系cubic( 等 軸 晶 系isometric)
a=b=c、
α= β = γ =90°
蛍 石 、磁 鉄 鉱 、 黄 鉄 鉱 、 食 塩 な ど 正 方 晶 系tetragonal
a=b≠c、
α = β = γ =90°
a=b≠c、
α= β =90°
a=b=c、
α = β= γ <120°
黄 銅 鉱 、 ジ ル コ ン 、 ス ズ石 な ど 六 方 晶系hexagonal
、 γ =120°
水 晶 、緑柱石 な ど 三 方 晶 系trigonal 六 方 晶 系 に含 め る こ と も あ る 。
角 α、 β、
斜方
( 直 方 ) 晶 系orthorhombic
a≠b≠c、
α = β= γ =90°
a=b=c、
α = β=90°
カ ン ラ ン石 、 斜 方 硫 黄 な ど 単 斜 晶 系monoclinic
≠γ
セ ッ コ ウ 、 滑 石 、 白雲 母 、 単 斜 硫 黄 な ど 三 斜 晶 系triclinic
a≠b≠c、
α ≠ β≠ γ
カオ リン、斜長 石、硫酸 銅 な ど
cubic
closest packed
面心立 方構 造
structure
curie
キュ リー
放射 能
で 測 っ た放 射 性 物 質 の量 を表 わ す 単 位 。 記 号Ci。
な わ ち 、1Ciは3.7×
cumene
〓
に 相 当 す る 。1gの
process
cumene(
の 製 法 の ひ とつ 。 ベ ン ゼ ン
イ ソ プ ロ ピル ベ ンゼ ンisopropylbenzene)
フェノール
cuprammonium 再生繊 維
にプ ロペ ン
〓
。す
ある。
が付 加
して 生 じる ク メ ン
を反 応 の 中 間 生 成 物 と し て い る。 ア セ ト
クメンヒド ロペ ルオキシド
アセトン(プ ロパ ノン)
rayon の1種
クメン(イソプ ロピ ルベ ンゼ ン)
銅 ア ンモ ニ ア レー ヨ ン
で 、 キ ュ プ ラ 、 ベ ンベ ル グbemberg
rayonな
ど と もい う 。 シ ュ バ イ ツ ァ ー
に セ ル ロ ー ス を溶 か し、 希 硫 酸 中 に 細 孔 か ら押 し (引 き ) 出 して 繊 維 化 す る こ と に よ
り得 られ る 。 ビ ス コ ー ス レー ヨ ン
cyanide
数 が3.7×
ほ ぼ1Ciで
が 副 産 物 と し て生 じ る。
プロペン( プ ロピレン)
試薬
毎 秒 の壊 変
ラ ジ ウ ムradiumは
ク メン法
工 業 的な フ ェノール
ン
立方 最 密 構 造
の こ と。
process
cyanidationと
よ り耐 久 性 が あ る。
青化 法
も い う。 金 や 銀 を そ れ ぞ れ の 鉱 石 か ら得 る湿 式 製 錬
法 の ひ とつ 。 細 か く粉 砕
し た 鉱 石 を 空 気 を通 し な が ら シ ア ン化 ア ル カ リ水 溶 液 で 処 理 し 、 金 や 銀 を シ ア ン化 物 と し て 浸出
させ 、 ろ 過 し た後 に亜 鉛 粉 末 を加 え て 金 、 銀 、 亜 鉛 の 混 合 沈 殿 物 を 得 る 。 これ を乾 燥
焙焼
して か ら溶 融 し 、 亜 鉛 や 不 純 物 を 除 い て 金 と銀 の 合 金 を得 る 。 こ れ を電 気 分 解
こ と に よ り金 と銀 が 得 ら れ る。
する
cyclic
環 式、環 状 の
原 子 が つ な が っ て 生 じた 環 構 造 を化 合 物 が も っ て い る こ と を い う形 容 語 。
cyclic compound
環式 化 合 物
分 子 内 に 環 状 構 造 を もつ 有 機 化 合 物 。 炭 素 だ け で 環 が で き て い る 化 合 物 を 炭 素 環 式 化 合 物 carbocyclic
compoundと
いい、脂 環式化 合物
と芳 香 族 化 合 物
の 元 素 か ら環 が で きて い る 化 合 物 を複 素 環 式 化 合 物heterocyclic 子 以 外 の 環 を 構 成 す る原 子 を ヘ テ ロ 原 子heteroatomと
と に 分 け られ る 。2種 compoundと
以上
い い、炭 素原
い う。 環 の こ と を核nucleusと
い う場
合 もあ る 。
cyclic hydrocarbon
環 状 炭化 水 素
炭 素 が 環 状 に結 合 して い る炭 化 水素
cycloalkane
。脂環式 炭化 水素
の 名 称 の 前 に シ ク ロcycloを
cycloalkene
で 表 わ さ れ る飽 和 脂 環 式
シ クロア ル ケ ン
の 前 に シ ク ロcycloを
cyclohexane
で 表 わ され る 不 飽 和 脂 環 式
化 合物 。相 当す る
つ け る。 性 質 は ア ル ケ ンに 似 て い る 。
シ クロヘ キ サ ン
分 子 量84.2。6員 0.78〓
化 合物。 相 当す るアル
つ け る 。 性 質 は ア ル カ ン に似 て い る。
シ ク ロ オ レ フ ィ ン と も い う。 一 般 式 ア ルケ ン
があ る。
シ クロ アル カ ン
シ ク ロパ ラ フ ィ ン と も い う。 一 般 式 カン
と芳 香 族 炭 化 水 素
環 の シク ロア ルカ ン
。 ニ ッケ ル を 触 媒 と して150℃
また、 シク ロヘ キサ ノ ン
。 無 色 の 液 体 で 、 融 点6.5℃ 程 度 で ベ ンゼ ン
、 沸 点80.7℃
、密度
に水 素 を付 加 させ て つ く られ る。
を還 元 して 得 られ る 。 溶 剤 や 有 機 合 成 の 原 料 と し て 用 い ら
れ る。 簡 略 化 した 構 造 式 は 正 六 角 形 で 表 わ され る が シ ク ロヘ キ サ ン環 は 平 面 で は な く、 い す 型chair
conformationと
舟 型boat
conformationの
立体 配座
を とる が 、 い す 型 の 方 が 安 定 で
あ る。 ま た 、 環 か ら で る結 合 は そ の 方 向 性 に よ りア キ シ ア ル 結 合 アル結 合
ま た は軸 結 合 、 エ カ ト リ
ま た は 赤 道 結 合 と よ ば れ る。 ア キ シ ア ル 結 合 は環 の 面 か ら 上 下 に 出 る 結 合 で 、 エ
カ ト リア ル結 合 は環 か ら横 に 出 る 結 合 で あ る 。 a: ア キ シ ア ル結 合 、e: エ カ トリア ル 結 合
いす型
舟型
いす型
cycloolefin
シ クロ オ レフ ィン
→cycloalkene
cycloparaffin
シ ク ロパ ラ フ ィン
→cycloalkane
cyclotron
サ イ ク ロ トロ ン
円形 の粒 子加速 器
の1種
。 原 子 核 の研 究 、 人 工 核 変 換
、 同位 体 の 製 造 な ど に用 い られ る 。
中心 部 に お か れ た イ オ ン源 か ら発 せ ら れ た イ オ ン は 、 向 か い 合 わせ に お い た ふ た つ の 中 空 の D字
型 電極
(デ ィ ーdee)
の 間 に 高 周 波 電 場 を か け る こ と に よ り加 速 さ れ る 。 電 極 に は 垂 直
に磁 場 が か け ら れ て お り、 イ オ ン は 加 速 され る と と も に らせ ん 形 に 曲 げ られ る 。 交 流 電 場 の 周 波 数 は 、 イオ ンが デ ィ ー 間 の す き 間 を 通 る度 に加 速 さ れ る よ う に 調 節 され て い る 。 適 当 な エ ネ ル ギ ー に達 し た イ オ ン は デ ィ ー の 外 側 に つ い て い る デ フ レ ク タ ー
( 転 向 装 置 )deflector
か ら取 り出 さ れ る 。 相 対 論 的 な効 果 が 現 わ れ る ほ どの 高 速 に な っ て粒 子 の 質量 が 増 加 す る と、 イ オ ン の 回 転 周 期 と電 場 の 周 波 数 が ず れ て くる の で 、 サ イ ク ロ トロ ン に よ っ て 得 られ る粒 子 の エ ネ ル ギ ー に は 限 度 が あ り、 数 十MeV程 →synchrotron
度 で あ る。
D Dalton's
atomic
→atomic
Dalton's
theory
ドル ト ン の 原 子 説
theory
law
分 圧 の 法 則law
ドル トン の 法 則 of partial pressureと
も い う。 「あ る 体 積 の 混 合 気 体 の 圧 力 は 、 同 温 ・同 体 積
に お い て 各 成 分 気 体 が 単 独 に示 す 圧 力 の 和 に 等 しい 」。 ドル ト ンJ . Daltonに
よ り1802年
に
明 らか に さ れ た 。 同 温 ・同圧 の 気 体 を混 合 す る と き、 化 学 反 応 が 起 こ ら な け れ ば 、 混 合 気 体 の 体 積 は 混 合 前 の 各 成 分 気 体 の 体 積 の 和 に 等 しい 、 とい う こ と と、 ボ イ ル の 法 則 を 組 み 合 わ せ て 導 く こ と が で き る 。 混 合 気 体 の 圧 力 を全 圧total partial
pressureと
い う 。 全 圧 をP、
成 分 気 体iの
と い う 関係 に な る 。 気 体 の 状 態 方 程 式 分圧 は、全圧 とその成 分気 体の モル分 率 質 量 をn、
気 体iの
〓
各 成 分気 体 の 圧力 を分圧
と組 み 合 わせ る と、 あ る 成 分 気 体 の
の 積 に 等 しい と い う 関係 が え ら れ る。 気 体 の 全 物
物 質 量 を 〓 とす る と、n=
Σ 〓 と して 、
であるか ら〓
〓
Daniell
pressure、
圧 力 を 〓 とす る と、 〓
〓 :気体iの モ ル分 率
cell
ダニ エル 電 池
ダニエルJ.F.Daniellが 考案 した電池 で、 図の よ うな構 成か らな る。 正極 は硫酸銅水 溶液 に浸 した銅板 、負極 は硫酸 亜鉛水 溶液 に浸 した 亜鉛板 を用 い、ふ たつの溶 液は素焼 きの板 や筒 な どの多孔性 の隔膜 で し き られ て い る。 電 池 図 は(-) (+) で あ り、電 池 反応 は 起 電 力 は1.1Vで 、25℃ に お ける 起 電力Eは となる。[]は 活 量
で ある。 標準 、
を表 わす 。外側 の回
路 を電池 の起電力 よ り高 い電圧 で亜鉛極 か ら銅 極 に向か って電 流が 流 れ る ように外部 か ら電圧 をか ける と逆反応
が起 こる ( ただ し、元
通 りの状態 には戻 らない)。比較 的長時 間連 続 して用い る ことが で きる。 data
デ ータ
実験 や観察 に よ り得 られる資料 をい う。
dative bond 配 位結 合
供与 結 合
の こと。2原 子 が結合 す る際 に、結 合 に用い られ る電子 対が 一方 の原子 か らの み
供 与 され る。 d-block element 原 子番号
d-ブ ロ ッ ク 元 素
の増 加 に伴 ってd軌 道
子 配置 は … (n−1)〓
に電子が 入 ってい く段 階の元 素。 基底状 態
(n>4)。3∼12族
た もの。 第4周 期 以 降に現 われ、 周期表 あ るい は単 に遷移元 素
の原 子の電
の各元 素 か らf-ブ ロ ック元素
を除 い
の 中央 部 に位 置す る。12族 を除 いて主 遷移元 素
とよばれ る。
DDT
デ ィ ー デ ィー テ ィ ー P,P'-ジ
ク ロ ロ ジ
フ ェ ニ ル
ト リ ク ロ ロ エ
タ ンP,P'-
dichlorodiphenyltrichloroethane(1,1-bis(4-chlorophenyl)2,2,2-trichloroethane)
の 略 称 。 水 に不 溶 で 、 石 油 に 可 溶 。
安 価 で 有 効 な 農 業 用 ・防 疫 用 の 殺 虫 剤insecticideと
して 広 く用 い ら れ て き た が 、 耐 性 が 生 じ
る 一 方 で 残 留 毒 性 、 環 境 汚 染 等 の 問題 か ら多 くの 国 で 使 用 禁 止 に な っ て い る 。
de Broglie's
equation
ド ・ブ ロ イL.de
Broglieは
ド ・ブ ロ イ の 式 光 だ け で な く、 電 子 ・陽 子 ・中 性 子 な どの 物 質 粒 子 も 波 動 性 を も
つ と 考 え 、 提 唱 し た。 これ を 物 質 波material よ ぶ 。 粒 子 が エ ネ ル ギ ーE、 νと す る と、hを
運 動 量pを
プ ラ ン クの 定 数
waveも
し くは ド ・ブ ロ イ 波de
Broglie wave
と
もつ と き 、 そ れ に 対 応 す る 波 の 波 長 を λ、振 動 数 を
と して 、E=hν
、p=h/λ
と い う関 係 に な る 。 こ れ らの
式 を ド ・ブ ロ イ の 式 とい う。
debye
デバ イ
双極 子 モ ー メ ン ト
の 大 き さ を表 わ す 単 位 。 記 号 はD。1D=
〓esu・cm=3.33564×
〓C・m。
Debye-H〓ckel
theory
デ バ イP. Debyeと る た め に1923年 率
ヒ ュ ッ ケ ルE.
デ バ イ-ヒ ュ ッ ケ ル の 理 論 H〓ckelが 、 強 電 解 質
溶 液の理想 溶液
との 違 い を説 明 す
に 提 出 した 理 論 。 強 電 解 質 は 溶 液 中 で は 完 全 に 電 離 して お り、 溶 液 の 誘 電
は 純 溶 媒 の 誘 電 率 と等 し く、 イ オ ン間 の ク ー ロ ンカ に よ る 静 電 相 互 作 用 が 理 想 溶 液 と の
差 異 を 生 じ る とす る 。
decantation 傾瀉
デ カ ンテ ー ショ ン
(け い し ゃ )、傾 斜 と もい う。 液 体 と沈 殿 な どの 固 形 物 を分 離 す る た め に 、沈 殿 を含 ん
だ 液 体 を静 置 して 固 形 物 を十 分 沈 降 さ せ た の ち 、 容 器 を傾 け て 上 澄 み 液 だ け を 流 し出 す 操 作 。 沈 殿 の 洗 浄 な ど に 用 い られ る。
decay
崩 壊
壊 変 、 放 射 性 崩 壊radioactive
decayと
も い う。 原 子 核 が放 射 能
す る 現 象 。 も と に な る核 種 を 親 核 種parent を娘 核 種daughter
nuclideと
nuclideま
い う。 崩 壊 法 則
を 出 して 別 の 原 子 核 に 変 化
た は母 核 種mother
に した が う。 α崩 壊
nuclide、 生 じた核 種
、 β崩 壊
、 γ崩 壊
が
あ る。
decay
law
崩 壊 法則
「放 射 性 核 種
の崩壊
速 度 をv、 あ る 時 刻tに は 崩 壊 定 数decay
す る速 度 は そ の と き存 在 す る放 射 性 核 種 の 原 子 数 に比 例 す る 。」 崩 壊 存 在 す る放 射 性 核 種 の 原 子 数 をNと
constantと
響 を 受 けず 、 放 射 性 核 種 に よ っ て 特 定 な値 を も つ 。1/λ 分 す る とN=
〓
と な る。 た だ し、 〓 はt=0に
る の に 要 す る 時 間 を半 減 期
す る と 、v=
−dN/dt=
λN。
λ
よ ば れ る 定 数 で あ り、 粒 子 の お か れ て い る 環 境 に は ほ と ん ど影 を寿 命mean
lifeと い う 。 上 式 を積
お け る 原 子 数 で あ る 。N=
と い う。 こ れ を 〓 で 表 わせ ば 、 λ ・ 〓 =ln
〓
2=0.693と
とな いう
関係 に な る 。 →first order reaction
decay
series
崩 壊 系 列
壊 変 系 列 、 放 射 性 崩 壊 系 列radioactive
decay
seriesと もい う 。 あ る 放 射 性 核 種
て 生 じる 一 連 の 核 種 の 系 列 。 天 然 に は 、 ア ク チ ニ ウ ム系 列 の3種
、 トリ ウ ム 系 列
が あ り、 各 系 列 に属 す る核 種 の 質量 数 は そ れ ぞ れ4n+3、4n、4n+2で
が崩 壊
し
、 ウ ラ ン系 列 表 わ され る。
ど の 系 列 も、 最 終 生 成 物 は鉛 の 安 定 同 位 体 で あ る 。
decomposition
分 解
分 解 反 応decomposition
reactionと
も い う。 ひ とつ の 化 合 物 が2種
以 上 の よ り小 さ な 物 質 に
変 化 す る 反 応 。 物 質 の 分 解 に は エ ネ ル ギ ー が 必 要 で あ り、 用 い られ る エ ネ ル ギ ー の 種 類 に よ り、 熱 分 解 い は合成
、電 気分 解
decomposition 電気分 解
、光分 解
、 放 射 線 分 解 な どが あ る 。 分 解 の 逆 反 応 を 化 合
ある
と い う。
voltage
分解 電圧
におい て電解 生成物 が定常 的 に析 出す るため に必要
な最小 の端 子間 電圧 ( 電解 槽電圧cell potential)をい う。電流 と電 圧 の 関係 は 図の よ うに なる が、 電圧 が低 い間 は残 余 電流 residualcurrentと よばれ る わず かの電 流 しか流れ ない。 電圧 を 大 き く して い くと 〓 で生 成 物 が析 出 し始 め 、そ の後 電圧 と電 流が直 線関係 に なる。〓 も しくは直 線部分 の延長線 と電 圧軸の 交点 〓 を電 解分 圧 とい う。 理論 上 は電解 生成 物 で組 み立 て た 電池 の起電力
に等 しくなる
( 理 論 的分 解 電 圧theoretical
り高 い 電 圧 を必 要 と す る。 そ れ ら の 差 を 過 電 圧
と い う。
d.c.) は ず だ が 、 実 際 に は そ れ よ
decrepitation
デ ク レ ピテ ー シ ョン
結 晶 水 を 含 ん だ 塩 を加 熱 した と きに 水 が 失 わ れ 、 ぱ ち ぱ ち と 音 を立 て て 結 晶 が 壊 れ る こ と を い う。de=down,
crepitare(L):
degeneracy
ぱ ち ぱ ち音 を た て る
縮 退
縮 重 と もい う。 い くつ か の 量 子 状 態 が 同 じエ ネ ル ギ ー を もつ 場 合 、 そ れ ら は 「縮 退 し て い る degenerate」 もつ 場 合
と い う 。 ま た 、 あ る 量 子 状 態 が 他 の い か な る量 子 状 態 と も 異 な る エ ネ ル ギ ー を
「縮 退 して い な いnon
degenerate」
と い う。 た と え ば 、 原 子 に お け るd-軌
道 は五重
に 縮 退 して お り、 外 部 磁 場 が か か る と縮 退 が 破 れ て 、 別 々 の エ ネ ル ギ ー 状 態 に な る 。
degree
of boiling
point
elevation
沸 点 上昇 度
溶 液 の 沸 点 〓は そ の 溶 媒 の 凝 固 点 〓 よ り高 くな る 。 ⊿t=
〓
を沸 点 上 昇 度 とい う。 溶
媒 と溶 液 の 状 態 図 で は 下 の よ う に 表 わ さ れ る。
― ― 溶媒 -----溶 液
〓 溶媒の凝固点 〓 溶液の凝固点 〓 凝固点降下度 〓 溶媒の沸点 〓 溶液の沸点 〓 沸点上昇度 ⊿P温 度tにおける 蒸気圧降下度
degree of dissociation 分子 が解 離
解離度
してい る割合 。 もとの分 子数 と解離 して いる分子 数 の割合 、あ るい は、 も との
分子 の濃度 と解離 してい る分 子の濃 度の割合 で表 わ され る。 解離 度 =
degree
解離 して いる分子 数
解離 してい る分子 の濃 度
分子の全濃度
全分子数=
of electrolytic
溶 解 して い る 電 解 質
dissociation がイオン
電 離 度
に分 か れ て い る割 合 。 電 離 平 衡
にお ける解離 度
。 電解
質 の 全 濃 度 に対 す る 電 離 して い る 電 解 質 の 濃 度 の 割 合 で 表 わ さ れ る 。 電 離 度 を α と し て 、 0≦
α≦1。 非 電 解 質 で は α =0、 電 解 質
で は α ≠0で
あ る。 α=1を
完 全 電 離 とい う 。
degree
of freezing
point
depression
凝 固点 降 下 度
溶 液 の 凝 固 点 〓は そ の 溶 媒 の凝 固 点 〓 よ り低 くな る 。 ⊿t=
dehydrating
agent
〓
を凝 固 点 降 下 度 とい う。
脱水剤
化合 物 中の水 素原子 と酸 素原子 を水 の形 で脱 離 させ て吸収 す る物 質。 乾燥 剤
の意 味で 用い
るこ ともあ る。 dehydration
synthesis
水 が失 われ る縮合
脱水合成
の こと。ふ たつの 分子 の水素 と酸 素が水 の形で はず れて それ らが結 びつ
く反応 をい う。 dehydrogenation
脱 水 素
脱 水 素 反 応dehydrogenation
reactionと
も い う。 水 素 を 含 む化 合 物 か ら水 素 が
れ る 反 応 。 狭 義 に は 隣 り合 う炭 素 原 子 か ら水 素 が 失 わ れ て 不 飽 和 結 合 一種 の酸化 反応 であ る。
deliquescence
として除か
が 生 じる 反 応 をい う。
潮 解
空 気 に触 れ て い る 固 体 が 、 空 気 中 の 水 蒸 気 を 吸 収 して そ の 水 に 溶 け る 現 象 。 そ の 物 質 の 飽 和 水 溶 液 の 蒸 気 圧 が 、 空 気 中 の 水 蒸 気 圧 よ り低 い 場 合 に 起 こ る 。 塩 化 カ ル シ ウ ム ネシ ウム
、水酸 化ナ トリウム
deliquescere(L): →efflorescence
、塩 化 マ グ
な ど の潮 解 性 物 質 は乾 燥 剤 と して 用 い ら れ る 。
溶ける
delocalization
非 局在 化
結合 に用 い られて いる価 電子
が特定 の2原 子 間の結合 に局在 す るこ とな く、 い くつか の結
合 にわ たって存 在す る こ と。二 重結 合や三 重結合 の π電子
が 関わ る。分 子や イオ ンは電 子
の非 局在 化 に よ り、 よ り安定 な低 いエ ネル ギー状態 に なる。電子 が局 在 してい る と考 えた場 合 のエ ネル ギー状態 との差 を非局 在化 エ ネルギ ーdelocalizationenergyと い う。 このエ ネル ギ ーは共鳴 エ ネルギー と同 じと考 え られ る。 →resonance
delocalized electron
非 局在 化 電 子
分子 中 のひ とつの結 合 に束縛 され るこ とな く、分子 内 に広 が って存在 す る電子 をい う。共役 π結 合
に おけ る π電 子
denaturation
は非 局在 化電子 で ある。 変性
タ ンパ ク質の1次 構 造が 変化す る こ とな く、 高次 構造
が破壊 され る こ と。分 子 内の共有 結
合 は切れ ず に、水 素結 合 な どの非 共有 性結合 が切 れる こ とによる。通 常、 構造 の変化 に よ りそ れぞれ の タンパ ク質特有 の性 質、機 能 を失 う。加熱 した り、
な どの 重 金 属 イ オ ン や 、 ア ル コ ー ル
、 ア セ トン
な どの有機 溶媒 、多量 の塩 類 、無機 酸 な
ど を 加 え る こ と に よ り、 高 次 構 造 の 変 化 が 起 こ る 。
denatured
alcohol
変 性 ア ル コー ル
飲用 に され ない よ うに少量 の変 性剤 を添加 したエ タノー ル
。 変 性剤 と して は 、 メ タ ノ ー ル
や ガ ソ リ ン な ど、 分 離 が 困 難 な 毒 性 の 強 い 物 質 や 不 快 臭 ・不 快 味 の あ る物 質 な どが 用 い られ る 。 メ タ ノ ー ル を 添 加 し た もの はmethylated
spiritsと も よ ば れ る。 飲 用 で き る エ タ ノー ル に
は 高 額 の 税 金 が か け ら れ 、 工 業 的 な使 用 が ほ と ん ど不 可 能 で あ る 。 そ の た め 、 飲 用 は 不 可 能 で あ る が 工 業 的 な 使 用 に は 差 し支 え が な い よ う な 物 質 を 混 入 して 税 金 の 課 せ ら れ な い 変 性 ア ル コ ー ル と して 用 い る。
denitrification
脱 窒
土 壌 中の 硝 酸 塩 が 脱 窒 素 細 菌denitrifying さ れ る現 象 を い う。 窒 素 循 環
density
bacteriaに よ り窒 素 分 子 に還 元 さ れ て大 気 中 に 放 出
の重 要な一過 程で ある。
密 度
単 位 体 積 あ た りの 物 質 の 質 量 。 物 質 固 有 の値 で あ る 。SI単 位 で は 〓
deoxyribonucleic DNAと
acid
。
デ オキ シ リボ核 酸
略 記 す る 。 デ オ キ シ リボ ヌ ク レオ チ ドの 重 合 体 。 一 部 の ウ ィ ル ス を 除 い て 、 ほ と ん
どの 生 物 の 遺 伝 を担 う物 質 。 遺 伝 子 本 体 と して 親 か ら形 質 を 伝 え る 役 割 を も ち 、 タ ン パ ク 質 合 成 の 情 報 源 と して 重 要 で あ る 。 細 菌bacteriumや procaryoteや
真 核 生 物eucaryoteの
mitochondrionや
ラ ン藻cyanophytaな
細 胞 器 官cell
葉 緑 体chloroplastで
organelleで
どの 原核 生物
あ る ミ トコ ン ドリ ア
は 、 タ ンパ ク 質 と の 複 合 体 を つ く らず に ほ とん ど 単 独
の 状 態 で 環 状 構 造 を と っ て 存 在 す る 。 真 核 細 胞 で は 核 膜 に か こ ま れ た 核nucleusの ンパ ク質 との複 合体
(ク ロ マ チ ンchromatin)
2本 鎖 が ア デ ニ ン と チ ミ ン、 グ ア ニ ン と シ トシ ン とい う塩 基 対 に よ っ て 水 素 結 合 2重 らせ んdouble →nucleic
acid
消 極 と もい う。 電 池
復 極 や電気分解
depolarizer
にお ける分極
を 打 ち消 す こ と 。
復 極 剤
消極剤 ともい う。電極
る。
で結ば れ、
helixと な っ て い る 。
depolarization
電 気 分解
中 に、 タ
を つ くっ て 存 在 す る 。 通 常 、 長 い ら せ ん 状 の
に分 極
の 陰極 に は酸化 剤
が 起 こ る の を 防 ぐた め に 用 い られ る物 質 。 電 池 を、 電 池 の 負 極
や電気 分解 の 陽極
に は還元 剤
の正極 や を用 い
deposition
昇 華
気 体 が 液 体 を経 ず に直 接 固 体 に な る 変 化 をい う。sublimationの を ま とめ てsublimationと
逆 の状 態変化 であ るが、 両方
い う こ とが 多 い 。
derivative
誘 導 体
あ る 有 機 化 合 物 の分 子 内 の 原 子 ま た は 原 子 団 が 他 の 原 子 や 原 子 団 で 置 き換 え ら れ て 生 じた 化 合 物 を も との 化 合 物 の 誘 導 体 とい う。
desalination
脱 塩
淡 水 化 と もい う 。 塩 分 を 含 ん だ 水 か ら塩 分 を 除 く操 作 。 蒸 発 法 、 イ オ ン交 換 法 、 逆 浸 透 電気 透析
desorption 吸着
法、
法 な どが 用 い られ る 。
脱 着
して い る 物 質 が 吸 着 界 面 か ら離 れ る こ と。 脱 離 と も い う。 圧 力 を 下 げ た り、 加 熱 し た
と き に起 こ る。
desiccant
乾 燥 剤
水 分 を 除 くた め に用 い られ る物 質 。 水 と反 応 し た り、 水 を強 く吸 着 す る 。 対 象 物 質 と反 応 し な い こ とが 必 要 で あ り、 対 象 物 質 や 用 途 に応 じて い ろ い ろ な物 質 が 用 い られ る 。 塩 化 カ ル シ ウ ム 、 酸 化 カ ル シ ウ ム 、 水 酸 化 ナ トリ ウ ム 、 濃 硫 酸 、 五 酸 化 リ ン、 シ リ カ ゲ ル な どが 使 わ れ て い る。
destructive 乾 留dry
<desicc〓re(L)=de-+sicc〓re:
distillation
乾 かす
分 解 蒸 留
distillation, carbonizationと
も い う。 固 体 有 機 化 合 物 を 空 気 を 断 っ て 熱 し て 分 解 し、
生 じた揮 発 性 の 物 質 を 冷 却 して 凝 縮 し集 め る 操 作 。 有 機 酸 の 金 属 塩 の 熱 分 解 、 木 材 や 石 炭 の 分 解 蒸 留 な どが あ る 。 石 炭
を 分 解 蒸 留 す る と、 コ ー ク ス
と コール タール
、石炭 ガス
な どが 得 られ る 。
detergent
洗 剤
水 の 洗 浄 能 力 を増 大 させ る た め に 用 い られ る 物 質 を い う 。 界 面 活 性 を包 み 込 む 。 セ ッケ ン
果 を高 め る た め に ビ ル ダ ー
deuterium
化学 的性 質は
に 比 べ て や や 遅 い。
とが あ る 。 洗 浄 効
が 配 合 され て い る こ とが 多 い 。
重 水素
水 素 の 同 位 体 。 質 量 数 が2で はD。
作 用 に よ り、 油 や 汚 れ
の よ う な 天 然 物 を原 料 と し た洗 剤 と 、 合 成 洗 剤
、 原 子 核 は 陽 子1個
と中 性 子1個
か ら成 る 。 記 号 は
と ほ と ん ど 同 じだ が 、 そ の化 合 物 の 反 応 速 度 は相 当 す る
あ るい の化 合物
dextrin
デ キス トリン
デ ンプ ンを酵素
または希 酸 の作 用 で部 分 的 に加 水 分解
して生 じる多糖 類
。 一般 式 は
。糖 鎖 の長 い 順 にア ミロデ キ ス トリ ンamylodextrin、 エ リス ロデ キ ス トリ ン erythrodextrin、ア クロデ キス トリンachrodextrinな どとよばれ 、 ヨウ素 デン プン反応 はそ れぞ れ青色 、赤色 、呈色 な しであ る。水 に溶 け、接 着剤 な どに用 い られる。 diacidic base
二 酸塩 基
二 価 の塩基 の こと。水酸 化 カル シウム diagonal relationship
な ど。
対 角 関係
周 期表 で互 いに対角 の位 置 にある2元 素が似 た性 質 を示す こ と。 リチ ウム とマ グ ネシウ ム、 ベ リ リウム とアル ミニ ウム、 ホ ウ素 とケイ素 とい った周期表 の左 上 と右下 の元素 間で み られ る。周 期表 の 同一周期 で は右 に行 くほ ど原 子半径 あ るい はイ オン半 径 は小 さ くな り、核 電 荷 の影響 は大 き くな る。一 方、 同一族 で は下 に行 くほ ど原子半 径 あるい は イオ ン半 径 は大 き く な り、核電荷 の影 響 は小 さ くなる。 したが って、斜 め右 下 に行 くと原 子 半径 ン半径
あ るいは イオ
の違 い によ る効 果 と核電荷 の違 い による効 果が互 い に打 ち消 しあ うため2元 素 の性
質 に類似 性が 生 じる と考 え られ る。金属 元素 この関係 に よる。 dialysis
と非金属 元素
の境界 が斜 めの線 になるの は
透 析
半 透膜 を使 って、 コ ロ イ ド溶 液 中の コ ロイ ド粒子 と小 さな溶 質粒子 ( 分 子 や イオ ン) を分離す る操作 。 コロ イ ドを精製 す る操 作 と もいえ る。 コロイ ド粒 子は半 透膜 を通れ ないが 、 小 さな分子 や イオ ンは通 りぬ ける こ とを利 用す る。腎臓 で は血液 中の窒 素老廃 物 を除 くた め に この操作 が行 われ てい る。di〓lusis(Gk): diamagnetism
分離
反磁 性
外 部 か ら加 え られた磁 場 と逆 の向 きに、物体 が弱 く磁 化 される こ と。 閉殻 内の電 子が磁 場 を 遮 蔽す る よ うに磁 化 され るため に生 じる。磁 場 を除 くと磁性 は な くなる。す べ ての原子 や イ オ ン、分子 が反磁 性 を もつが、 非常 に弱 いため 、他 の磁 性が あ る と容易 に打 ち消 され て しま う。不対 電子
を もたな い原 子や分 子 は反磁 性 を示 す。
diamond 炭素 度10。
ダ イ ヤモ ン ド
の 同素体 格 子欠 陥
の ひ とつ 。 ダイヤ モ ン ド型構 造
の結 晶で 、密 度3.52〓
、 モ ース硬
や不 純物 に よりさ まざまな色 や透 明度 を示 し、特有 の光沢 を もつ。 天然
には お もにキ ンバ レー岩 やその分 解物 中 に含 まれ 、人工 的 に合成 もされてい る。最 も硬 い鉱 物 で 、屈折 率 が大 きい。電 気 的 には絶縁 体 であ るが、 熱 を非常 に よ く通 す。 宝石 、研 磨材 、 切 削工 具、半導 体 な どと して用 い られる。
diamond
structure
ダ イ ヤ モ ン ド型 構 造
ひ とつの 原子 に他 の4つ の原子 が正 四面 体形 に配位 した結 晶構 造。 単位格 子 は、立体 対 角線 に沿 って互い に対角 線 の長 さの1/4だ けず れて いるふ たつ の面心 立方格 子
か らな り、単位
格子 あた り8つ の原 子が 含 まれ る。炭 素、 ケ イ素 、ゲ ルマニ ウム、ス ズな どにみ られる。 diaphragm
process
食塩 水 を電 気分 解
隔膜 法 して塩 素 と水酸 化 ナ トリウム お よび水 素 を得 る 方法の ひ とつ 。陽極 か ら
塩 素 、 陰極 か ら水 素が 生 じ、陰 極付 近 に は水 酸 化 ナ トリウムが 生 じる 。 陽極 は黒鉛 ある いは ルテニ ウムRuと
チ タ ンの 混合 酸化物 で被 覆 した
チ タン、陰極 は鉄 の網 か らなる。 生 じた塩 素 と水 酸化 ナ トリウム、塩素 と水 素が混 じ り合わ ない ように、 食塩 水 と鉄 の網 の間 に多孔 質の アスベ ス ト 紙 の隔膜 を入 れ る。 用 い られ る電 解槽 を隔膜 電 解槽diaphragm
cellと い う。塩 素 は電解 液中 か ら泡立 ち、水 素 は鉄網 か ら塩 素
と混 じるこ とな く発 生 し、別 々 に集 め られ る。分離 した水 酸化 ナ トリウム溶液 は電解 槽 を保 持 して いる容 器 に落 ち るが、未 反応 の塩 化 ナ トリウムが多 少混 じる。 て た、 ∼を通 って+phragma(Gk): diastereoisomer 不斉 中心
dia(Gk): ∼ を隔
囲 い 、さ く
ジア ステ レオ マー
をふ たつ 以上 もつ分子 の対 掌体
は不斉 中心 をすべ て反転 した関係 にあ る。 一方
をそ の ままに して他の 一方 のみ を反転 させ た場合 に は対掌体 の関係 にはな らず同 じ立体 配置 で もない。 この よ うな異性 体 を ジアス テ レオマー とい う。 た とえばabcC-Cdefと
い う構 造 を
もつ分子 には次 の ような4種 の立体 配置 があ る。
AとB、CとDは
互 い に対 掌 体 で あ り、AとC、AとD、BとC、BとDは
テ レオ マ ー で あ る 。 旋 光 性
互 い にジア ス
だ け で な く、 他 の 物 理 的 性 質 や 化 学 的 性 質 も異 な る 。 こ れ を ラ
セ ミ分 割 に用 い る こ とが あ る 。 →racemic
diazo
body
compound
→azo
diazonium
ジア ゾ化合 物
compound
salts
ジア ゾニ ウム イオ ン
ジア ゾニ ウム塩 (R:炭 化 水 素 基 ) を もつ 塩
硝 酸 塩nitrate (III) saltを 作 用 させ て つ くる 。 脂 肪 族 ぐに窒素 を失 いア ルキル カチオ ン 〓
に な る。 芳 香 族
。 第1ア
ミン
の 酸 性溶 液 に 亜
ジ ア ゾ ニ ウ ム 塩 は非 常 に不 安 定 で 、 す ジ アゾニ ウム塩
(R=Ar)
はベ ンゼ
ン環
におけ る π電子
の非 局在
に よ り、脂肪 族 ジアゾニ ウム塩 よ りは安 定 だが、 熱 に不
安定 で 、温度が 高 くなる と分解 して フェノ ールな どを生 じや すい。
→diazotization
diazo
reaction
ジ ア ゾ反応
ジ ア ゾ ニ ウム 塩 基
が 関 わ る 反 応 。 ジ ア ゾ基
が ヒ ドロ キ シ ル 基
やハ ロゲ ン基
で 置 換 され る 反 応 と ジ ア ゾ 基 が 残 る ジ ア ゾ カ ッ プ リ ン グ
diazotization 第1ア
、 ニ ト リル
が ある。
ジ ア ゾ化
ミン
の 酸 性溶 液 に亜 硝 酸 塩nitrate (III) saltを 作 用 させ て ジ ア ゾ ニ ウ ム塩
反応 。脂肪 族
をつ く る
ジ ア ゾ ニ ウ ム 塩 は 非 常 に 不 安 定 で 、 す ぐに 窒 素 を失 い ア ル キ ル カ チ オ ン に な
る。 芳香 族 ジ ア ゾ ニ ウ ム 塩 は脂 肪 族 よ り は 安 定 だ が 、 熱 に 不 安 定 な の で 、 反 応 は 冷 却 ∼5℃ ) し なが ら行 う 。
dibasic
acid
二塩 基 酸
二 価 の 酸 の こ と 。 水 素 イ オ ン に な り う る 水 素 原 子 を 分 子 中 に2個 diprotic acidと
dicarboxylic
(0
も い う。 硫 酸
acid
、 シュウ酸
も つ 。 二 プ ロ トン 酸
な ど。
ジ カ ル ボ ン酸
1分 子 中 に カ ル ボ キ シ ル 基
が ふ た つ あ る カ ル ボ ン酸
。 名 称 は 飽 和 炭 化 水 素 の 語 尾-ane
に-dioic acidを 付 け 加 え れ ば よい 。 例.
dielectric 記号 〓
constant
シ ュ ウ酸oxalic
acid, ethanedioic acid
マ ロ ン酸malonic
acid, propanedioic
誘 電率
電 束 密 度 〓 と 電 場 〓 の 比 を い い 、 〓 = ε〓 と な る 。 真 空 中 の 誘 電 率 〓
位 系で は 〓 比 を 比 誘 電 率relative が 多い。
acid
は 、SI単
。物質 の誘電 率 εと 〓 dielectric constantと
との
い う。 単 に 誘 電 率 と い う場 合 は こ の 値 を い う こ と
differential
rate law
微 分 形 の反 応 速度 式
反 応 速 度 を 反 応 物 の 濃 度 の 時 間 的 変 化 で 表 わ し た 式 。 た と え ば 、 反 応 物Aの た とき、一次 反応 →rate
で は 反 応 速 度vは
、v= −d[A]/dt=k[A]で
濃 度 を[A]と
し
表 わす ことがで きる。
of reaction
diffraction
回折
波 が 障 害 物 の 後 方 に 回 り こ む 現 象 を い う 。 回 折 に よ り生 じ る 波 を 回 折 波 とい う。 粒 子 と 区 別 さ れ る 波 の特 徴 の ひ とつ で あ る 。 散 乱
波の 干渉
によっ て起 こる現 象で あ る。波 の波長 、
障 害 物 の 大 き さや 形 な どに よ り回 折 の 現 わ れ 方 が 異 な り、 障 害 物 の 大 き さ に比 べ て 波 長 が 短 くな る ほ ど回 折 は 小 さ くな る 。
diffusion
拡 散
異 種 の 粒 子 の 混 合 系 にお い て濃 度 の 勾 配
(と な りあ う部 分 の 濃 度 が 異 な る ) が あ る と き 、 粒
子 の 移 動 に よ っ て 時 間 と と も に 濃 度 差 が 減 少 して い く現 象 。 粒 子 の 熱 運 動 に よ っ て 起 こ る 。 浸透
は 膜 を通 して 起 こ る 拡 散 で あ る。
dihydric
alcohol
二価 アル コー ル
1分 子 中 の ふ た つ の 異 な る 炭 素 原 子 に つ い た ふ た つ の ヒ ドロ キ シ ル 基 ジ オ ー ルdiol、 グ リ コ ー ルglycolと 例.
も い う。 一 般 に甘 味 の あ る 粘 度
エ チ レ ン グ リ コ ー ルethylene
diluent
glycol、1,2-エ
を もつ ア ル コ ー ル
。
の 高 い 液 体 で あ る。
タ ン ジ オ ー ル1,2-ethanediol。
希 釈 剤
化 学 反 応 を 起 こ さず に 、 混 合 物 中 の あ る物 質 の 濃 度 も し くは 割 合 を低 くす る た め に 加 え る物 質。
dilute
希 、 希 薄 、 薄 い 、低 濃 度 の
溶 液 の 濃 度 が低 い こ と を示 す 形 容 語 。 た と え ば 、 希 硫 酸dilute
dilute solution 溶質
の濃度
の法則
sulfuric acid。
希 薄 溶 液 が十分 に低 い溶液
、 ヘ ン リー の 法 則
dilution
。近似 的 に理想 溶液
、 フ ァ ン トホ ッフ の 法 則
と し て 扱 う こ とが で き 、 ラ ウ ー ル
な どが 成 り立 つ 。
希 釈 、希 釈 度
溶 液 に そ の 溶 媒 を 加 え て 溶 質 の 濃 度 を低 くす る こ と。 ま た 、 濃 度 の 逆 数 の こ と。 希 釈 の程 度 は 溶 質1モ
dimensional
ル を 含 む 溶 液 の 体 積 をlで 表 わ す 。 単 位 〓
analysis
あ る 物 理 量Zが 数 をkと
して 〓
。
次 元 解析
基 本 とな る量A、B、C、
… の 組 み 合 わ せ で表 わ せ る と き、 す な わ ち 、 数係
… で あ る と き 、Zを
誘 導 量 と い う 。Zの
次 元dimensionを[Z]で
表 わす と、〓
で あ る 。a、b、c、
た 、 基 本 量 の 種 類 がn個
あ る 体 系 はn次
質 量M、
時 間Tの3つ
‥ は 基 本 量A、B、C、
‥ の次 元 と よ ば れ る 。 ま
元 系 と い わ れ る 。 た と え ば 、 基 本 量 と し て 長 さL、
が 用 い られ る 体 系 は3次
元 系 で あ り、 物 理 量 の 次 元 は
〓
と
な る 。 物 理 量 の 関 係 を示 す 等 式 が あ る と き、 両 辺 は 同 じ次 元 で あ る必 要 が あ る 。 こ の こ と を 利 用 して い くつ か の 物 理 量 の 間 に成 り立 つ 関 係 を 求 め る方 法 を次 元 解 析 とい う 。
dimer
二 量 体
分 子2個
が重合
分子 間力
して 生 じ る物 質 。 ま た 、 カ ル ボ ン酸
に よ っ て2分
子 が 会合
と して
で み られ る よ う な水 素 結 合
して い る 場 合 もい う。 た とえ ば 、 アセ チ レ ン
、酢 酸 の 二 量 体 と して
dinitrogen
monoxide
が ある。
二 酸化 一 窒 素
酸 化 二 窒 素dinitrogen 融 点 −90.9℃
な どの の二 量体
oxide、 亜 酸 化 窒 素nitrous
、 沸 点 −88.5℃
oxideと
もい う 。 無 色 の 気 体 。 分 子 量44.0、
。硝 酸 ア ンモ ニ ウ ムの 熱 分 解 に よ って 生 じる
。 水 に い く らか 溶 け る 。 反 応 性 に 乏 し く、 空 気 中 で は 安 定 。 高 温 で 窒 素 と 酸 素 に 分 解 す る の で ロ ケ ッ トな ど の 助 燃 剤 と して 用 い ら れ る 。 笑 気laughing
gasと
もよば れ、吸
入 麻 酔 薬 と し て用 い ら れ る 。
diol →dihydric
ジ オー ル alcohol
dipeptide
ジペ プ チ ド
2分 子 の ア ミノ酸
が ペ プ チ ド結 合
dipole
して 生 じる 分 子 。
双 極 子
微 小 距 離 だ け 離 れ た 正 電 荷 と負 電 荷 の 対 。 電 気 双 極 子electric dipoleと す る 磁 荷 に よ る双 極 子 を磁 気 双 極 子magnetic
dipole-dipole
interaction
もい う 。 電 荷 に 対 応
dipoleと い う。
双 極 子 −双 極子 相 互作 用
双 極 子 相 互 作 用 と もい う 。 極 性 分 子 間 、 極 性 分 子 とそ の 極 性 に よ っ て 誘 起 さ れ た 双 極 子 モ ー メン ト
を もつ 分 子 間 に 生 じ る 。 こ の作 用 に よ っ て 生 じ る 分 子 間 力
を双極 子 −双 極 子力
dipole-dipole forceと い う。
dipole
moment
双 極 子 モ ー メ ン ト
電 荷 の 大 き さ を ±q、 電 荷 の 重 心 間 の 距 離 を1と
した と き、 μ =q・lを 双 極 子 モ ー メ ン ト と
い う。 分 子 全 体 の 双 極 子 モ ー メ ン トは各 結 合 の双 極 子 モ ー メ ン トのベ ク トル和 と な る。
direct combination 合成反応
reaction
の こ と。
直接 化 合反 応
direct current 一 定 の方向 に流 れる電流
directing
properties
→electrophilic
of substituents
置 換基 の配 向性
aromatic substitution
direct reduction 高炉
直 流 。 略 称 はDC。
furnace
直 接還 元 炉
を 用 い ず に 、 コ ー ク ス で は な く天 然 ガ ス な ど に よ り比 較 的低 温 で 鉄 鉱 石 を還 元 し、 金
属 鉄 を得 る た め の 炉 を い う。 高 炉
disaccharide
よ り穏 や か な 条 件 で 反 応 が 起 こる 。
二 糖 類
加水 分解 に よ り、 そ の1分 子 か ら2分 子 の 単 糖 ース 、 ラ ク トー ス 、 ス ク ロ ー ス な どが あ る。
discharge
tube
、 セ ロビオ
放 電 管
気 体 を封 入 して 放 電
discontinuous
を生 じ る物 質 。 マ ル トー ス
theory
を行 わ せ る 電 子 管
of matter
。
物 質 不連 続 説
物 質 は そ れ 以 上 分 割 す る こ との で き な い微 粒 子 か ら で き て い る と い う考 え 方 。 →atomic hypothesis
dislocation
転 位 格 子欠 陥
の一 種。結 晶 中で線
( 転 位 線 ) に 沿 っ て起 こ っ
て い る 一 連 の 原 子 の 位 置 の ず れ を い う。 結 晶 の 成 長 時 や 外 部 応 力 な ど に よ っ て 発 生 す る 。 結 晶 内 の ず れ を 起 こ して い る 領 域 と起 こ し て い な い 領 域 の 境 界 線 を 転位 線 と い い 、 転 位 線 と ず れ の 方 向 が 平 行 す る も の を ら せ ん 転 位screw dislocation、 直 交 す る もの を 刃 状
(じん じ ょ う) 転 位edge
dislocationと い う 。
disorder 系
無 秩 序
も し くは 物 質 の あ る 状 態 に 規 則 性 が な く 、乱 れ て い る こ と を い う 。 系 の 無 秩 序 の 程 度 は
エ ン トロ ピ ー
disperse
の 大 き さで 表 わ され る 。
(d) system
ひ とつ の 相
分 散 系
に あ る 物 質 中 に他 の 物 質 が 微 粒 子 の 状 態 に な っ て 散 在 し て い る物 質 系
を 分 散 媒dispersion
medium、
後 者 を分 散 相disperse
(d) phaseま
。前 者
た は 分 散 質dispersoidと
う 。 分 散 して い る 微 粒 子 の 大 き さ に よ り、 粗 粒 子 分 散 系 、 コ ロ イ ド
い
分 散系 、分 子 分散 系
(真 の 溶 液 ) に 分 け られ る 。 ま た 、 分 散 媒 と分 散 質 の 相 に よ り、 次 の よ う に 分 類 され る。
dispersion
colloid
分散 コ ロ イ ド
微 小 な気相 、液 相 、固相 が分散 媒
中 に分 散 して い る コ ロ イ ド 。 微 粒 子 と分 散 媒 の 間 に界
面が存 在す る。熱力 学的 に不安定 。 →aerosol ,disperse system, emulsion,
dispersion
force
suspension
分散 力
分 子 間 や 原 子 間 に 働 く弱 い 引 力 で 、 フ ァ ン デ ル ワ ー ル ス 力 子
を構 成 す る お も な力 。 無 極 性 分
ど う しが 結 び つ く原 因 と な る。 通 常 は ロ ン ド ンの 分 散 力London
dispersion forceの
こと
を い う 。 原 子 や 分 子 中 の 電 子 の 電 荷 分 布 が 瞬 間 的 に偏 り を生 じ、 そ れ に よ り ご く短 時 間 双 極 子
を生 じる。 そ の 双 極 子 に よ り、 隣 の 粒 子 に 瞬 間 的 に 誘 起 さ れ た 双 極 子 が 生 じ、 そ れ ら の
間 に瞬 間 的 な 引 力 が 生 じ る。 そ の よ う な 現 象 が く り返 して 起 こ り、 相 対 的 に 長 い 時 間 で 平 均 を とれ ば 、 原 子 や 分 子 間 に弱 い 引 力 が 生 じる こ と に な る 。 引 力 の 大 き さ は ふ た つ の 粒 子 間 距 離 の7乗
に反 比 例 す る 。
displacement 放 射 性核 種
law の崩壊
変 位 法 則、変 位 の 法 則 に 際 して 核 種 が ど の よ う に変 化 す る か を規 定 した 法 則 。 も との 核 種 に
対 して 崩 壊 で 生 じ る核 種 の 関係 は次 の よ う に ま とめ ら れ る 。
displacement
of equilibrium
平 衡 の 移動
系 が平 衡 に達 してい る とき、温度 や圧 力、反 応系 の物 質の濃 度な どの条件 を変 える と、状態 の変化 が生 じ、新 た な平衡状 態 に達 す る。 これ を平衡 の移動 とい う。 どの よ うに移 動す るか は、定性 的 には ルシ ャ トリエ の原理 示 され る。
で、定 量的 には温度 一定 の場 合、質 量作用 の法則
で
disproportionation
不 均 化
不 均 化 反 応disproportionation
reactionと
もい う。 同 一 種 類 の 物 質 か ら互 い に 異 な る2種
上 の 物 質 が 生 じる反 応 。 酸 化 還 元 反 応
(カ ニ ッ ツ ァ ロ 反 応
dissociation
や水 素移動 反応
類以
な どに よ る 。 た と え ば 、
) な ど。
解
離
分 子 が可逆 的 に分解 して 、その成 分原子 や イ オン、原子 団 な どに分か れる こ と。 もとの 分子 と分解 生成 物の 間に化 学平衡 が成 り立つ 。加 熱 に よる解 離 を熱解 離、電 解 質が イオ ンに分 か れる こ とを電 離
dissociation
とい う。
constant
→acid
dissociation
dissociation
of acid,∼for
constant
→base
dissociation
dissociation →water
acid
酸 の 電 離 定 数
base
塩 基 の 電 離 定 数
constant
constant dissociation
of base,∼for constant
of water,∼for
water
水 の電 離 定数 、水 の解 離 定 数
constant
dissolution
溶 解
物 質が他 の 液体 に溶 けて均 一な 液体混 合物 に なる こ と。溶 け る物質 を溶 質 、溶 かす 液体 を 溶媒
、生 じた混合 物 を溶 液
distillation
とい う。
蒸 留
液体 を沸 騰 させて蒸気 と し、 それ を集 め て冷や し、凝縮 させ る操作 をい う。 溶液 を部分 的 に気 化 させ る こ とに よ り揮 発度 の 異 なる成 分 を分 離 した り、液体 を精 製す る こ とが で きる。 この操 作 に よ り得 られ た成 分 を留 分 も しくは留 出物distillateとい う。
distribution
law
partition lawと
分 配 の法 則
もい う。 「互 い に 混 ざ り合 わ な い ふ た つ の 液 体 に ひ とつ の 溶 質 を 溶 か す と、 溶
質 は そ れ らの 液 体 間 に 分 配 され 、 一 定 の 温 度 、 圧 力 で 溶 解 が 平 衡 に達 し た と き 、 各 溶 液 中 に お け る 溶 質 の 濃 度 の 比 は 一 定 で あ る 」。 一 方 の 溶 液 の 濃 度 を 〓 、 他 方 の 溶 液 の 濃 度 を 〓 とす る と 、 比 例 定 数 をKと
して 、 〓/〓 =Kと
partition coefficientと よば れ る 。1891年 disulfide S-S結
bond 合S-S
group-SHの
な る 。Kは
分 配 係 数distribution
に ネ ル ン ス トH.W.Nernstに
coefficient,
よって発 表 された。
ジ ス ル フ ィ ド結 合 linkageと
も い う 。 硫 黄-硫 黄 の 単 結 合-S-S-を
い う。 メ ル カ プ ト基mercapto
酸 化 に よ り容 易 に 生 じ、 還 元 に よ りメ ル カ プ ト基 を 生 じる 。 タ ンパ ク質 の構 造
を保 つ のに重要 な役割 を してい る。 DNA
デ ィー エ ヌ エー
→deoxyribonucleic
donor
atom
配位 子
acid
of ligand
配 位 原 子
中にあ って中心 原子 に電 子対 を供与 して いる原子 をい う。
doping
ドー ピ ン グ
真性 半導 体
に不純物 を添加 す る こと。不 純物 の種類 と量 を変 える こ とによ り、半 導体 の性
質 を制御 す るこ とが で きる。 d orbital
d軌
方 位 量 子 数l=2の 〓
軌道
道
。 磁 気 量 子 数m=
、 〓 の 軌 道 に 分 か れ る 。 は じめ の3つ
−2,−1,0,1,2の5種
が あ り、dxy、dyz、dzx、
は 原 子 核 を 中 心 と して 各 直 交 軸 の 間 に つ き だ し
た 十 字 型 、 あ と の ふ た つ は原 子 核 を 中 心 と し て 各 直 交 軸 上 の 十 字 型 を し て い る (〓 と〓
を 結 合 した も の で あ る )。 遷 移 元 素
dose equivalent
は〓
が つ く る化 学 結 合 で 重 要 な役 割 を す る。
線量当量
放 射線 の生物 学的効 果 を共通の尺 度 で表 わす量 。SI単 位 はシーベ ル トSv。
レムremも 用 い
られ る。放 射線 の種 類 が異 な る と同 じ量 の エ ネルギ ーが吸収 されて も生 物 に対 す る影響 が異 な るので、 この値 に換算 して生物へ の影響 を比較す る。線 量 当量 をH、 吸 収線量 質係数 をQ、 修正係 数 をNと す ると、H=D・Q・Nと
をD、 線
なる。Nは 現在 は1と 定 め られてい る。
Qの 近似値 と してX線 、 γ線 、電子 で は1、 陽子 や中性子 で は10、 α線 で は20が 用 い られ る。 dot diagram
点 電 子 図 式
原子 の価電子 →Lewis
double
を点 で表 わ した図式 。
dot formula
bond
二 重結 合
2原 子が、2組 の電 子対 すな わち4個 の電子 を共有 して生 じる共有 結合 。
例.
double
二酸 化 炭素
エチ レン
decomposition
二 重 置 換 反 応double
複 分解 displacement,
double
replacement
い う 。2種
の 物 質 が そ の 成 分 を交 換 して 新 し く2種
AB、CDと
す る とAB+CD→AD+BCの
ナ トリ ウ ム
reaction、 あ る い は メ タ セ シス の 物 質 が 生 じ る 反 応 。2種
よ うな反応 をい う。た とえば、硝 酸銀
の 反応
、硫 酸
とも
の 化合 物 を
と硝酸 カ リウ ム
と塩 化 の 反応
な ど。
double
displacement
→double
二 重置 換 反 応
decomposition
double replacement reaction →double decomposition
二 重置 換 反応
double
複 塩
salt
2種 以 上 の 塩
か ら成 る 組 成 の 塩 。 結 晶 と して だ け存 在 す る 。 溶 解 す る と成 分 塩 の 混 合 溶 液
と同 じ イ オ ン組 成 を 生 じ る。 ミ ョ ウバ ン
また は
な ど。
Downs
process
ダ ウ ンズ 法
融 解 した塩化 ナ トリウム を電気 分解
す るこ とに よ り、金属 ナ トリウム と塩 素 ガス を得 る方
法 。用 い られ る装置 を ダウ ンズ電解槽Downs
cellと いい、 中心部 に黒鉛 の陽極が あ り、 その
周 囲 を格子状 の鉄 の陰極 が取 り囲 んで いる。 生 じた液体 ナ トリウム と塩 素 ガスが混 ざらない よ うに、塩素 ガスは電極 上部 につ けた覆 いか ら排気 して取 り除 き、金属 ナ トリウムは別 の覆 い に集 めて排 出す る。 また、塩化 ナ トリウムの融点801℃
とナ トリウムの沸 点883℃ が近 い
の で、塩化 カル シウムを加 えて融点 を下げ る。 dry cell
乾電池
電解 液 をデ ンプ ンな どの ゲ ル状物 質 に保持 させ て密 閉 し、流れ 出 さない よ うに した電 池 をい う。 取扱 いや携 帯 に便 利 なので 日常生 活 に広 く用 い られて いる。 通常 、マ ンガ ン乾 電池
を
さす こ とが 多い。 dry distillation
乾 留
固体物 質 を空気 を絶 った状 態で熱 分解 す る操作 。気 体 や液体 の留 出成分 と、原料 とは異 な っ た固体 の残渣residueが 生 じる。 dry ice 固体 の二酸化 炭素
ドラ イ ア イ ス をい う。昇華 点 は−78.5℃ 。二 酸化 炭素 を冷却加 圧 して液体 と し、これ
を気 化 熱 に よ っ て 一 部 凝 固 させ 、 圧 縮 して つ くる 。 冷 却 剤 と し て用 い ら れ る 。
drying
oil
乾 性 油
薄 膜 状 態 に し て 空 気 中 に 置 く と、 樹 脂 状 に 固 化 乾 燥 す る 性 質 を もつ 油 脂 。 ヨ ウ 素 価130以 上 で 、 リ ノ ー ル 酸 や リ ノ レ ン酸 な ど多 くの 不 飽 和 結 合 化 さ れ て 重 合 し、 固 化 す る。 塗 料
を もつ 脂 肪 酸 よ り な り、 空 気 中 で 酸
(ペ ン キ ) や イ ン ク な ど に利 用 さ れ る 。 桐 油 、 ア マ ニ 油 な
どが あ る。
dual
nature
of light
光 の二 重 性
光 が 粒 子 と して の 性 質 と波 と して の 性 質 を あ わ せ もつ こ と を い う 。 光 は 回 折 の 波 に 特 有 な 性 質 を示 す の で 光 波 も し くは 電 磁 波 子 と して の性 質 を示 し光 子 λ=c/ν
とよばれ、 一方、 光電効 果
と よ ば れ る 。 光 波 の 振 動 数 を ν、 速 さ をcと
で 表 わ さ れ 、 光 子 の エ ネ ル ギ ー をE、 運 動 量 をpと
関係 に あ る。 た だ し、hは
プラ ンクの定数
duality
や 干渉
など
な ど で は粒
す る と、 波 長 λは
す る と、E=hν
、p=h/λ
の
であ る。
二 元 性
同 じ個 体 が 粒 子 性 と波 動 性 を同 時 に 示 す こ と。
ductility
延 性
弾 性 限 界 を 越 え た 力 に よ り物 体 が 破 壊 さ れ ず に 引 き延 ば され る 性 質 。 金 属 は この 性 質 に富 み 、 と く に銅 、 金 、 銀 、 白金 な どで 顕 著 で あ る 。
Dumas
method
デ ュマ 法
〓 気 体 の 密 度 か ら分 子 量 を 測 定 す る 方 法 。 気 体 の 密 度 をdg/l、 圧 力 をP、 絶 対 温 度 をT、 体 定 数 をRと
す る と、 気 体 の 分 子 量Mは
気
、M=dRT/P。
〓 有 機 化 合 物 中 の 窒 素 成 分 を定 量 す る 元 素 分 析 法 。 二 酸 化 炭 素 気 流 中 で 試 料 を酸 化 銅 (II) と と も に熱 し、 生 じた 窒 素 酸 化 物 を還 元 し て 窒 素 ガ ス と し、 そ の 体 積 を測 定 す る こ と に よ り定 量す る。
duralumin
ジュ ラル ミ ン
ア ル ミ ニ ウ ム合 金 の1種
。D〓rener
5.5% 、 マ グ ネ シ ウ ム を0.2∼2.0% を 含 む 。500℃
Metallwerk社
の 商 品名 と し て はDuralumin。
、 マ ン ガ ン を0.2∼1.2%
銅 を3.5∼
程 度 含 み 、微 量 の ケ イ 素 や 鉄
程 度 に 熱 した 後 、 水 中 に 入 れ て お く と強 度 や 硬 度 が 時 間 と と も に 増 大 す る。
こ れ を 時 効 硬 化age-hardeningと
い う 。 密 度 が2.85〓
と軽 く、 機 械 的 強 度 が 強 い 。 耐 食
性 が や や 劣 る が ク ロ ム を添 加 す る こ とに よ り改 善 さ れ る 。 航 空 機 材 、 自動 車 材 料 な ど と し て 用 い られ る。
dye
(durus (L): 硬 い 、D〓rener) +aluminum
染 料
適 当 な 方 法 に よ り繊 維 に着 色 す る こ とが で き る有 機 色 素 の う ち 、 溶 媒 に 可 溶 な もの を い う。
天 然 染 料 も あ る が 、 現 在 で は ほ とん ど が 合 成 染 料 で あ る 。 な どの よ う に 二 重 結 合 を も ち 、 そ れ だ け で は 発 色 しな い が 母 体 化 合 物 に 結 合 す る と発 色 す る よ う な原 子 団 を発 色 団chromophoreと 形 成 す る。 染 料 が 吸 収 す る光 の 残 りの 色
い い 、 一 般 に 母 体 化 合 物 と共 役 二 重 結 合
系を
( 補 色 ) が 染 料 の 色 と な る 。 また 、
の よ う に 共 役 系 に結 合 す る と 染 料 の 色 調 が 変 わ っ た り、 色 が 濃 く な る よ う な 原 子 団 を 助 色 団 auxochromeと
い う。 繊 維 と は 直 接 結 合 し た り、 吸 着 に よ り結 び つ く。 一 般 に 、化 学 構 造 や
染 色 方 法 に よ っ て さ ま ざ ま に分 類 され る 。 布 地 、 紙 、 皮 革 、 プ ラ ス チ ッ ク な ど の 着 色 の ほ か 、 写 真 材 料 、 分 析 用 指 示 薬 な ど に も用 い ら れ る。
dynamic
equilibrium
動 的 平 衡
変 化 が な い た め に 静 止 した 状 態 に あ る の で は な く、 変 化 は 起 こ っ て い る が 正 逆 の 変 化 の 速 さ が 等 し い た め に 、 静 止 して い る よ う に み え る 状 態 を い う。
dynamite ニ トロ グ リセ リ ン
ダイ ナ マ イ ト を 主 剤 と した 爆 破 薬 の 総 称 。 原 形 は1866年
し た ケ イ ソ ウ 土kieselguhrに
に ノ ー ベ ルA . Nobelが
ニ トロ グ リ セ リ ン を しみ込 ま せ た もの
ト) で あ る 。 ニ トロ セ ル ロ ー ス
を 加 え て ニ トロ グ リセ リ ン を ゲ ル化 し た もの をブ ラ ス テ ィ
ン グ ゼ ラ チ ンblasting gelatinと い い 、 そ れ に 硝 酸 ア ンモ ニ ウ ム もの を ア ン モ ニ ア ゼ ラ チ ンammonia
発明
(ケ イ ソ ウ 土 ダ イ ナ マ イ
gelatinと い う。
や木粉 な どを加 えた
E ebonite
エ ボ ナ イ ト
vulcaniteと
も い う。 生 ゴ ム
に硫 黄 を30%
以 上 混ぜ て 加 熱 す る こ とに よ り得 ら れ る 黒 色 の 物
質 。 ゴ ム の 弾 性 は な く な っ て 硬 い が 、 熱 に よ り軟 ら か く な り、 絶 縁 性 ebenos
が あ る。
(Gk): 黒 檀
→vulcanization
ebullioscopic constant 沸点 上昇 定 数 →molar elevation of boiling point
ebullioscopy 沸 点上昇
沸 点 上昇 法 を利 用 して 、 不 揮 発 性 物 質 の 分 子 量
や 純 度 を求 め る 方 法 。 分 子 量 をMと
す る と、
⊿tbを 沸 点 上 昇 度 と し て 、 W: Kb:
溶 媒 の 質 量g
w:
溶 質 の 質 量g
モ ル 沸 点 上 昇 K・kg/mol
た だ し、 溶 液 の 濃 度 が 高 い 場 合 や 溶 質 が 会 合 し た り揮 発 性 の 場 合 に は 上 の 式 は 成 り立 た な い 。 ebullire (L): 沸 騰 す る
ebullition →boiling
effective
nuclear
沸 騰
charge
有 効核 電 荷
核 外 電 子 に働 く核 の 正 味 の 正 電 荷 の 大 き さ を い う。 内 殻 電 子
に よ る核 電 荷 の 遮 蔽
の ため
に 、 核 を構 成 す る 陽 子 の 電 荷 の 総 和 よ りも小 さ くな る 。
effervescence
発 泡
泡 起 と もい う 。 溶 液 中 に 溶 け て い る 気 体 が 泡 とな っ て 噴 出 し た り、 化 学 反 応 に よ っ て 気 体 が 液 体 中 か ら発 生 す る 現 象 を い う。 た と え ば 、 ビ ン の 中 の 炭 酸 水 を激 し く振 る と 泡 が 噴 出 した り、 炭 酸 水 素 ナ ト リ ウム 炭酸 カル シウム
の 水 溶 液 に 塩 酸 を加 え る と 泡 が 激 し く出 る 現 象 な どが あ る。 ま た 、
に塩 酸 を か け る と泡 が 出 る よ うな 、 固 体 が 反 応 して 発 泡 す る よ う な現
象 を い う こ と もあ る。
efflorescence 空 気 中にお かれ た結 晶水
effervescere (L): 沸 騰 す る 、 泡 立 つ
風 解 を もつ 結 晶
または水 和物
て結晶 が こわ れ、粉 末 にな る現象 。空 気中 の水蒸 気圧
が 、 結 晶 水 を一 部 も し くは 全 部 失 っ がそ の物 質の飽 和水 蒸気 圧
( 解離
圧 ) よ り低 い 場 合 に起 こ る 。 た と え ば 、 硫 酸 ナ ト リ ウ ム 十 水 和 物 気 中 にお く と結 晶 水 を失 っ て 、 無 水 物
に な る 。ef(L)=ex:
を乾 い た 空 外 に +florescere(L):
花 が咲 く
effusion
噴 散
エ フ ュ ー ジ ョ ン、 吹 出 し と もい う。 容 器 内 の 気 体 が 容 器 壁 の 小 孔 を 通 して 高 圧 側 か ら低 圧 側 に流 れ 出 る 現 象 。 →Graham's
Einstein
law
equation
ア イ ン シ ュ タ イ ンの 式
ア イ ン シ ュ タ イ ンが 導 き出 した 式 は 、 比 熱
、粘 度
、 ブ ラ ウ ン運 動
に関す る ものな どいろ
い ろ とあ る が 、 通 常 は 、 特 殊 相 対 性 理 論 に 基 づ い てエ ネ ル ギ ー と質 量 の 等 価 性 を表 わ す E= 〓
と い う関 係 式 を さす 。 た だ し、Eは エ ネ ル ギ ー 、mは
elasticity
物 質 の 質 量 、cは 光 速 度 で あ る 。
弾 性
外 力 に よ っ て 変 形 を 受 け た物 体 が 、 変 形 を も と に戻 そ う とす る 応 力 を 生 じる 性 質 。
elastomer 弾性
エ ラ ス トマ ー
の 大 き な高 分 子 。 張 力 を 受 け る と数 倍 に伸 び 、外 力 が な く な る と 瞬 間 的 に も と の 状 態
に戻 る 。 加 硫
したゴム
electrical conductor
が 典 型 的 な 例 で あ る。
導 体
電気 の良導 体。
electric charge
電 荷
→charge
electric conduction 電場
電 気伝 導
の も とで 電 荷 が 移 動 し て 電 流 が 流 れ る現 象 。
electric conductivity
電 気伝 導 率
電気伝 導度 、電 導率 、導電 率、伝 導率 、伝 導度 な どと もよばれ る。物 質固有 の値 で、 電流 を I、 電 位 差 をVと ば 、 σ=1/Rで
し た と き、 オ ー ム の 法 則I=
σVに
現 わ れ る 定 数 σの こ と 。 抵 抗 をRと
すれ
あ る 。 単 位 はS/m。
electric current
電 流
電 気 の 流 れ 。 荷 電 粒 子 の 運 動 に よ っ て 生 じる 。 導 体 中 の 自 由 電 子 の 伝 導 に よ る 電 流 を伝 導 電 流conduction
currentと い い 、 一 般 に オ ー ム の 法 則
が 成 り立 つ 。 正 電 荷 の 流 れ る 方 向 を 電 流
の 向 き とす る 。 任 意 の 断 面 を 単 位 時 間 に 通 過 す る電 気 量 を 電 流 の 強 さ とい う 。 単 位 は ア ンペ
アA。
electric(al)discharge 電池
放 電
な どの 電 源 や コ ンデ ン サ ー な ど の 帯 電 体 が 電 流 を外 部 に流 す こ と に よ りエ ネ ル ギ ー を
失 う こ と。 気 体 の 中 を通 っ て 放 電 す る こ と を気 体 放 電 とい い 、 極 め て低 圧 の 気 体 中 の 放 電 を 真 空 放 電vacuum discharge、 そ の う ち 圧 力 が1∼ 〓Pa程 度 で 電 流 が1A以 ーglow放 電 とい う 。 放 電 で 生 じる 色 は気 体 に よ っ て 異 な る 。
electric field
下 の もの を グ ロ
電 場
電 荷 や 電 流 の 存 在 に よ っ て変 化 した 空 間 を い う。 大 き さ の 単 位 は ボ ル ト/メ ー トルV/m。
electric
potential
電 位
単 位 電 荷 を 無 限 遠 か ら そ の 位 置 まで 静 か に も っ て くる と きに 要 す る仕 事 。
electric power
電 力
電 流 に よ る単 位 時 間 あ た りの 仕 事
electrochemical chemical
cell
。SI単 位 は ワ ッ トW。
化学 電 池
cellと も い う。 自発 的
な 化 学 反 応 に よ り電 流 を取 り 出 す 装 置 。 化 学 エ ネ ル ギ ー を
電 気 エ ネ ル ギ ー に 変 換 す る。 ボ ル タ 電 池
や ガ ル バ ニ 電 池galvanic
cellと い う語 を化 学 電 池
の 意味 で用 い る こと も多 い。一 般 に、下 図の よ うにふ たつの適 当 な半電 池 つ くられ る。Aで 酸化
を組 み合 わせ て
反応 、Bで 還 元 反 応が 起 こる とする と、左 側の 電池 はA|S|B、
右側 の 電池 はA| 〓 、〓 が1.0Mの 硫 酸亜 鉛
|Bと 略 記 され る。 〓は塩橋 、〓 が1.0Mの 硫 酸銅
を意 味す る。 た とえ ば、Aが 亜 鉛 、Bが 銅
とす る と、
と表わ され る。
A,B: 電 極 S: 電 解 質 溶 液
電極 と電 解 質溶 液 な どの イ オ ン伝 導体相 との接触 面 (A/S、B/S、A/〓 、B/〓 ) に は電極電 位
が生 じ、組 成 や濃度 の異 なる2種 の溶液 の境界 面 ( 〓/〓) には液 間電 位
が生 じる。電
池 の起 電 力 は これ らの電位 差 の代数 和 に よって決 ま る。符号 も含 め て標準酸 化 電位 の高 い ( 標 準還 元電 位 の低 い)す なわ ち酸化 反応が 起 こる電極 が負極 ( ア ノー ド)、低 い ( 高 い) す なわ ち還元 反応 が起 こ る電 極 が正極
( カ ソー ド) となる。 電子 は外 部回路 の導線 内
を負極 ( ア ノー ド)か ら正極 ( カ ソー ド) に向 か って流れ る。1次 電池
と2次 電 池
に分
け る こ とが で き る 。 ま た 、 電 解 槽
もelectrochemical
cellと み な す こ とが あ る 。 こ の 場 合 、
ア ノ ー ドは 陽 極 、 カ ソ ー ドは 陰 極 と よ ば れ る。
electrochemical 電 極 反応
equivalent
電 気 化 学 当量
に お い て 単 位 の 電 気 量 が 電 極 を通 っ た と き に 電 極 で 析 出 ま た は 溶 解 す る物 質 のg
数 を い う。 通 常 は 電 気 量 の 単 位 と して ク ー ロ ン デ ー定 数 3.2931×
を用 い る 。 こ の 場 合 、 化 学 当 量
で割 っ た値 とな る 。 た とえ ば 、銅 〓
で は63.546/(2×9.6485×
とな る 。 ま た 、 電 気 量 の 単 位 と して フ ァラ デ ーFを
electrochemical
process
電 気化学 反応
をフ ァラ 〓
) =
用 い る こ と も あ る。
電 気 化 学過 程
の こ と。
electrochemical
reaction
電 気 化 学反 応
電 気エ ネル ギーが 化学 エ ネルギ ーに、 あ るいは化学 エ ネルギ ーが電 気エ ネル ギ ーに変 わる現 象 を伴 う反 応 を い う。 電 気 化 学 反 応 に は電 子 の や り と りが 関 わ り、 す べ て 酸 化 還 元 反 応
で
ある。
electrochemical
series
元 素 をその標 準電 極電 位
電 気 化 学列 の 値 の 小 さ な もの か ら順 に 並 べ た 序 列 。 電 極 が 金 属 と溶 液 中 の そ
の イ オ ン か ら な る 場 合 に は イ オ ン化 列
electrochemistry
に等 しい 。
電 気 化 学
化 学 の一分 野で 、電 解質
溶 液の性 質 、電極
反 応 な ど、 電 気 エ ネ ル ギ ー と化 学 エ ネ ル ギ ー
の 変 換 に 関 わ る こ と を 対 象 とす る 。
electrode 系
電 極
に外 部 か ら 電 流 を 通 した り、 系 か ら外 部 に電 流 を 取 り出 した り、 系 に 電 場 を つ く っ た り
す る ための 導体
も し くは 半 導 体
を い う。 ふ た つ で 一 対 を な す が 、 溶 液 中 で 正 の電 荷 が 流
れ 出 る方 を ア ノ ー ド 、 流 れ こ む 方 を カ ソ ー ド ドで は還 元 反応
とい う。 ア ノ ー ドで は 酸 化 反 応
が 、 カ ソー
が起 こる。
electrodeposition
電 着
電 析 と もい う。 電 気 分 解
に よ り電 極 面 に物 質 が 析 出 して 付 着 す る 現 象 。 め っ き
や塗料 の
塗 膜 形 成 な ど の 例 が あ る。
electrode
potential
電極
と電 解 質 溶 液
電 極 電 位 な ど の イ オ ン伝 導
体 相 に対 し て もつ 内 部 電 位
体 が 接 して い る 系 に お い て 、 電 極 相 が イ オ ン伝 導
。 単 極 電 位single
electrode potentialと も い う。 電 極 電位 の 絶 対
値 を測 定 す る こ とは 不 可 能 だ が 、 適 当 な 半 電 池
の 電 極 電 位 を基 準 とす れ ば 、 そ れ に 対 す る
相対 的 な値 を得 るこ とが で きる。 →reference electrode
electrolysis
電 気 分解
電解 と もい う。電 解 質溶液 や溶融 塩 な どの イ オ ン伝導体 に1対 の電 極
を浸 し、外 部電 源か
ら電 流 を通 して化 学 反応 を起 こ させ る操作 をい う。 自由エ ネル ギ ー の変 化が 正で 、 自発的 に は起 こ り得 ない反 応 を、外 部 か ら電 気エ ネルギ ー を加 え る こ とに よ り起 こす。 す なわ ち、 電気 エ ネル ギー を化 学エ ネルギー に変 える操作 で ある。 イ オン伝 導体 内部 で はイ オ ンの 移動 に よ って電流 が流 れ 、陽極 で は酸化
反応 が 、陰極 で は還 元
反応 が 起 こる。 電気分 解 の際
に電 極 で析 出 また は溶 解 す る物 質の 量 と流 れた電 気 量の 間 に は フ ァラデ ーの 電気 分解 の法 則
が成 り立 つ。 電気 分解 を行 う装 置 を電解槽
または電 解 セル
とい う。 食塩 水の電気 分
解 に よる水 酸化 ナ トリ ウムや塩 素 の製 造、水 の電気 分解 に よる水素 の 製造 、電 気 め っ き 、 電 解精 錬 、 溶融 塩電 解
に よ るアル ミニ ウム、 アル カ リ金 属 、 アル カ リ土類 金属 の 冶金 な
どに用 い られて いる。 electrolysis solution 電池
や電気 分解
electrolyte 溶液
電解 液
にお ける電解 質 を含 ん だ溶 液の こ と。電 極 電解 質
中で イオ ン に分 かれ る物 質。溶 液は電気伝 導性
electrolytic cell
に直接接触 す る。
を示 す。
電解槽
電 解 セル ともい う。 電解 質の 溶液 や融 解塩 を電 気分 解
して 目的物 を取 り出す ため の装 置。
電 気 エ ネル ギ ー を化 学 エ ネ ルギ ー に変換 す る。 す なわ ち 、電気 エ ネ ルギ ー に よ り非 自発 変 化
を起 こ させ る。
electrolyticrefining
電解精錬
金属 塩 の水溶 液 や溶融 塩 を電気 分解 す るこ とに よる金属 精 錬
をい う。鉱 石か ら得 た粗 金属
を陽極 、純 金属 を陰極 とし、そ の金 属 の塩 の溶液 も しくは溶融塩 を電解液 とす る。 か な り 純度 の高 い金 属が 得 られ る。 この とき陽極 か ら脱 離 して生 じた沈 殿物 を陽極 泥 とい う。 た とえば、 銅の 精錬 で は粗 銅 を陽極 、純銅 を陰極 と し、硫酸 銅 と硫 酸 の混合 水溶 液 を電解 液 と して約0.3ボ ル トの直 流電 圧 で電気分 解 す る。銅 よ りイ オ ン化傾 向
の小 さい金 属 ( 銀 、白
金 、金、 イ リジ ウム など)お よびセ レ ンやテ ルル の化 合物 は溶解 せ ず、 陽極泥 と して沈澱 す る。 銅 よ りイオ ン化 傾 向の大 きい金 属 ( ニ ッケル 、コバ ル ト、鉄 、 亜鉛 、鉛、 スズ な ど)は 銅 と ともに溶解す るが 、鉛 とスズ は硫 酸塩 として沈澱 し、他 は液中 に残 り、析 出 しない。 electrolytic conduction →ionic conduction
電 解伝 導
electrolytic
dissociation
物質 が陽 イオ ン
electrolytic
soda
電 離
と陰 イ オ ン
に 分 か れ る現 象 。
process
電解 ソ ー ダ法
ク ロ ー ル-ア ル カ リ法chlor-alkali processと トリ ウ ム と水 素 を得 る 方 法 。 隔 膜 法
も い う。 食 塩 水 を 電 気 分 解
と イ オ ン交 換 膜 法
、水銀法
し て塩 素 と水 酸 化 ナ
が あ る 。 生 じ た塩 素 と水
酸 化 ナ トリ ウ ム 、 あ る い は 塩 素 と水 素 が 混 じ らな い よ う にす る し くみ が そ れ ぞ れ 異 な る 。
electromagnetic
energy
電 磁 エネ ル ギー
電 磁 場 に 蓄 え られ て い るエ ネ ル ギ ー 。 あ る い は 、 電 磁 波
electromagnetic
field
によ って運ばれ るエ ネルギ ー。
電 磁 場
電 荷 や 磁 荷 、 電 流 に よ っ て 生 じ る 空 間 の 変 化 をい う。 電 場
と磁 場
は必 ず伴 って存在 す る
も い う。 空 間 ま た は 物 質 中 を 電 磁 場
の振 動が伝 わって い く
の で 、 そ れ ら を ま と め て 電 磁 場 と い う。
electromagnetic
radiation
電 磁 波electromagnetic
電 磁 放 射
waveと
現 象 。 電 場 と磁 場 の 振 動 方 向 は 進 行 方 向 に 対 し直 角 の 面 内 に あ っ て 互 い に 垂 直 で あ る 。 光 も 電 磁 放 射 の1種
で あ る。 真 空 中 で は2.9979×
〓m/sの
速 さ を もち 、物 質 中 で は そ れ よ り遅
く な る の で 、 物 質 の 界 面 で 屈 折 が 起 こ る 。 振 動 数 を υと す る と 、 プ ラ ン ク 定 数
をhと
して、
hυ の エ ネ ル ギ ー を も っ た 粒 子 と して もふ る ま う。 す な わ ち 、 波 動 性 と 粒 子 性 の 二 重 性 を も つ 。 物 質 とそ の エ ネ ル ギ ー 状 態 に 応 じて 相 互 作 用 をす る 。 一 部 重 複 す る 部 分 が あ る が 、 波 長 に 応 じて 短 い 順 か ら次 の よ う に分 類 さ れ る。 γ線 線
(〓
ク ロ波
∼4× (〓
electromagnetic 電 磁波
〓 ∼〓
)、 可 視 光 )、 電 波
electromotive emf、EMFと
(〓
spectrum
の ス ペ ク トル
(4× 〓 ∼〓
∼8×
(∼ 〓 〓
)、X線
)、 赤 外 線
(〓 (8× 〓
電 磁 ス ペ ク トル
をい う。
force
起 電 力
の 電極 電位
と液 界 電 位
の起電 力 は正であ る。
電気 化学 列
)、 マ イ
) な ど。
な ど に よ り生 じる 。 電 池 の 起 電 力 は 負 荷 の な い 開 回路 の 端 子 間 の 電 位 差
electromotive
)、 紫 外
∼〓
略 記 さ れ る 。 回 路 に 電 流 を流 す 駆 動 力 の ひ とつ 。 電 磁 誘 導 、 熱 、 光 、 化 学 反 応
成 す るふ たつ の半 電池 池 反応
∼ 〓
series の こと。
起 電 力 列
で あ り、 電 池 を構
の代 数和 に 等 しい 。 自発 的
に起 こる電
electron 素粒子
電子 の一 種 。 記 号eま た は 〓 で 表 わす 。 負 の電 気 素量
5.49× 〓amu=9.1094×
〓g。
同 じ質 量 を もつ 粒子 を陽 電 子
を もつ 。 質量 は0.5110 MeV=
すべ ての原 子 に含 ま れる。 正 の電 気素 量 を もち、電 子 と
とい う。原 子 中で は電子 殻
とよ ばれ る グ ル ープ を構 成 して
原 子核 の周 囲 に存在 し、原 子 や 分子 の性 質 を決 め る上 で重 要 な役割 を してい る。elektron (Gk): こ は く electron affinity
電子親和 力
真 空 中 で原 子 が 電子 を1個 と り入 れて1価 の 陰 イ オ ンにな る ときに放 出す る エ ネル ギ ー。大 きさは 陰 イ オ ンか ら電 子 を引 き離 す の に必 要 なエ ネル ギー に等 しい 。 陰 イ オ ンへ の な りや す さの め やす とな り、電 子 親和 力 が大 きい ほ ど陰 イ オ ンにな りやす い 。一 般 に、希 ガス を除 い て 同一周 期 で は右 に い くほ ど大 き く、 同一族 で は下 に い くほ ど小 さい が例 外 も多 い。 electron capture
電子捕獲
〓 原 子 や分 子 な どに電 子 が捕 獲 され る現象 。 捕獲 され た電子 は消 滅 せず 、 捕 獲 した原 子 や分 子 は陰 イ オ ン
にな る。
〓 ベ ー タ崩 壊
の 一 種 。原 子 核 が 内側 の 電子 軌 道
の電子 を取 りこむ現 象 。K殻 の電 子 を取
りこ む場 合 はK電 子 捕 獲 、L殻 の電子 を取 りこ む場合 はL電 子捕 獲 と よば れ る。核 内 の陽 子 が電 子 を吸 収 して中性 子 数
に変 わ るの で 、 もとの核 種
よ り原 子番 号
が1だ け小 さ く、質量
の 等 しい核 種 が 生 じる。
electron cloud
電子 雲
原子 核 の まわ りで 電子 の 存 在す る確 率 の 大 きい部 分 を濃 く、小 さい 部 分 を薄 く表 わ す と、 雲 の ような 図で 電子 密 度
の 空 間的 な分 布 を表 わす こ とがで きる。 こ れ を電子 雲 とい う。
electron(ic) configuration 原子
や分 子
中 の電 子
電子 配置
の存 在 の よ うす。 原子 軌 道
や分 子 軌道
にそ れ ぞ れい くつ の電 子
が 分布 してい る か を示 す 。原 子 核 の まわ りの電 子 の状 態 は原 子 軌 道 関数
とス ピン
によっ
て 表 わ され る。原 子 や分 子 にお い て電子 が どの よう に軌 道 に入 っ てい くか は組立 て原理 よ って 示 され る。 た と えば 、 〓 殻
と書 か れた 電 子 配置 はK殻
のs軌 道
に 、L
のs軌 道 、L殻 の 〓 軌 道、L殻 の 〓 軌 道に それ ぞれ2個 、L殻 の 〓軌 道 に1個 の電 子が 存
在 す る こ とを示 す。 〓
と略 して書 か れ る場 合 もあ り、L殻 のp軌 道
に5個 の 電子 が
入 ってい るこ と を表 わす。 electron deficient compound
電子不足化合物
電 子 不足 物 質electron deficientsubstanceと もい う。 化合 物 にお け る各 原子 間の結 合 ひ とつ に つ き1組 の 電子 対 す な わ ち2個 の電 子 を割 り当 て た とき、 電 子が 不 足す る化 合物 をい う。 た とえ ば、 ジ ボ ラ ンdiboraneは な構 造 を もっ てお り、8つ の 結合 が あ るが 価 電 子
左の よう の 総 数 は (3×
2+6)
=12で
あ り、4個 不 足 す る 。B-H-Bと
い う3中
る と 、[(B-H)×4+(B-H-B)×2]×2=12と ル ミニ ウ ム
、 ガ リ ウ ムgalliumな
心 に2個
の 電 子 を つ め た 構 造 を考 え
な り、 分 子 の 安 定 性 を 説 明 で き る。 ホ ウ 素 、 ア ど の3族
の 元 素 の 原 子 は3個
の 価 電 子 を もつ が4配
位
の
共 有 結 合 を つ くる傾 向 が あ る の で 電 子 不 足 化 合 物 を つ く りや す い。 →three center bond
electron
deficient
site
電 子 不足 部 位
分 子 中 の正 の 電 荷 を帯 び た 部 分 を い う。 求 核 試 薬
electron
density
の 攻 撃 を受 け や す い 。
電 子 密度
単 位 体 積 あ た りの 電 子 数 を い う。 あ る い は 、 あ る場 所 に電 子 が 存 在 す る 確 率 を い い 、 原 子 や 分子 に おい ては軌道 関数 数
(軌 道 関 数 ) の2乗
の2乗
に 比 例 す る 。 複 数 の 電 子 が あ る場 合 に は そ れ ぞ れ の 波 動 関
の 和 に 比 例 す る 。 電 子 密 度 の 空 間 的 な 分 布 を 電 子 分 布electron
distributionと い う。 電 子 雲
の 濃 さ で 表 わ され る 。 また 、 原 子 や 分 子 に お い て 電 子 密 度 の 等
しい 位 置 を つ な い で 線 状 に 表 わ した もの は 、 そ の 曲線 が 地 図 に お け る等 高 線 の よ う に な るの で 電 子 密 度 地 図electron density mapと
electron
dot structure
→Lewis
よばれる。
点 電 子 構造 式
dot formula
electronegative 電気 陰性度
element
陰 性 元 素
が 大 きい 元 素 。 イ オ ン化 エ ネ ル ギ ー
やす い。 すべ て典型 元素
で非 金属元 素
ま た 、 上 に い くほ ど陰 性 が 強 い 。 フ ッ素
electronegativity
、電子 親和力
で ある。 希 ガス
が大 きく、陰 イオ ンにな り
を 除 い て 周 期 表 の 右 に い くほ ど 、
が 最 も 陰 性が 強 い 。
電 気陰 性 度
結 合 中 の 原 子 が 電 子 を 引 きつ け る 能 力 を 示 す 尺 度 。 原 子 の イ オ ン化 エ ネ ル ギ ー 力
と関 係 が あ る。 い くつ か の 定 め 方 が あ る が 、 ポ ー リ ン グL.Paulingが
や電子 親和
定 め た値 が 一 般 的
に 用 い ら れ て い る 。 そ の 値 が 大 き い ほ ど 陰 性 が 強 い と い う。 周 期 表 に お い て 、 希 ガ ス
を除
く同 一 周 期 で は 、 一 般 に 右 側 に い くほ ど大 き くな り、 同 じ族 で は 下 に い くほ ど小 さ く な る 。 最 も 大 き い の は フ ッ素 ど イ オ ン結 合
で あ る 。 一般 に 、 結 合 して い る2原
性 が 強 く、 小 さ い ほ ど 共 有 結 合
子 の 電 気 陰 性 度 の 差 が 大 きい ほ
性 が 強 い 。 そ れ に よ り 、元 素 の 周 期 表 に お
け る 位 置 と 各 元 素 の 原 子 間 の 結 合 の 種 類 と の 関 係 が 推 定 で き 、 お よ そ 次 の よ う に ま とめ られ る 。 希 ガ ス を除 き、 水 素 を 中 央 部 ∼右 側 の 元 素 と して 、 遷 移 元 素
を 左 側 の 元 素 と し て扱 っ
た と き 、 一 般 に 、左 側 の 元 素 と 中 央 部 ∼ 右 側 の 元 素 の 原 子 間 で は イ オ ン結 合 を 形 成 し 、 イ オ ン化 合 物 をつ く る。 中 央 部 ∼ 右 側 の 元 素 の 原 子 間 で は 共 有 結 合 を 形 成 し、 分 子 を つ く る 。 左 側 の 元 素 の 原 子 間 で は 金 属 結 合 を形 成 し、 金 属 を つ くる 。
electronic
conduction
電 子 伝導
電 荷 の 担 い手 が 電 子 で あ る 電 気 伝 導
。 金属導 体や 半導体
に お け る電 気 伝 導 な ど。 伝 導 率
は 、 金 属 の 場 合 は 温 度 が 高 くな る ほ ど小 さ くな り、 半 導 体 の 場 合 は一 般 に 温 度 が 高 くな る ほ ど大 き くな る 。
electronic
geometry
分子 や多原 子 イ オ ン
電 子 構造 に お け る 中 心 原 子 の ま わ りの 電 子 対 の 幾 何 学 的 な 配 置 を い う。 中 心 原
子 が形 成す る混成 軌道
の 形shapes
of hybrid orbitalsと い え る 。VSEPR理
論
に よ り説 明 さ
れ る。
electronic
spectrum
電 子 ス ペ ク トル
原 子 や 分 子 、 あ る い は そ れ ら の イ オ ンの 電 子 状 態 間 の 遷 移 に よ っ て 生 じ る光 の 吸 収 ま た は発 光 ス ペ ク トル spectrumと
を い う 。 分 子 の 場 合 は 複 雑 な 構 造 を示 し、 電 子 帯 ス ペ ク トルelectronic
電 子 の 遷 移 に よ る もの は 真 空 紫 外 部 か ら硬X線
electronic
band
も い わ れ る 。 最 外 殻 の 電 子 の 遷 移 に よ る もの は 可 視 部 か ら 紫 外 部 に現 わ れ 、 内 部
transition
部 に現 わ れ る 。
電子 遷 移
原 子 や 分 子 の 電 子 状 態 が 変 化 す る こ と を い う。 お も に 光 の 吸 収 や 放 出 に よ っ て 起 こ る 。 ふ た つ の 電 子 状 態 の エ ネ ル ギ ー の差 を ⊿E、 動 数 を υとす る と 、 ⊿E=hυ
electron
プ ラ ン ク定 数 をh、
吸 収 あるい は放 出 され る光の振
とい う 関係 が あ る 。
sea model
電子 の 海 モデ ル
金 属 の モ デ ル の ひ と つ で 、 「電 子 の 海 」 の 中 に 陽 イ オ ンが 規 則 的 に配 列 して い る と仮 定 して 、 金 属 の 性 質 を説 明 す る 。
electron
shell
単 に 殻shellと
電子 殻 も い う。 原 子 核 の ま わ りの 複 数 の電 子 は そ の エ ネ ル ギ ー 状 態 に 応 じて い くつ か
の グ ル ー プ に 分 か れ 、 層 状 構 造 を と っ て い る と考 え ら れ る。 これ らの 層 を電 子 殻 と よ ぶ 。 電 子 の エ ネ ル ギ ー の 状 態 を主 量 子 数nと の 集 ま りが 殻 で あ る 。n=1,2,3,4,… ま た 、1原
方 位 量 子 数1で
分 け た 場 合 、nが 等 し い 軌 道 関 数
に 対 応 して そ れ ぞ れK殻
、L殻 、M殻
ギ ー が 低 く空 間 的 広 が り も小 さ い 殻 を 内 殻 と い う 。nと1が subshellと
、N殻
…
と よぶ 。
子 の 中 で 最 も エ ネ ル ギ ー が高 く空 間 的広 が りの 大 きい 殻 を外 殻 、 そ れ よ りエ ネ ル
い う。1=0,1,2,3,・・に
組 み 合 わ せ てns(n≧1),
np(n≧2),
等 し い 電 子 の 集 ま り を副 殻
対 応 して そ れ ぞ れs、p、d、f… nd(n≧3),
や 電 子 軌 道 は そ の 副 殻 の 記 号 を つ け て1s電
nf(n≧4)… 子 、2p軌
と よばれ、 主量子 数 と
と表 わ す 。 あ る副 殻 に属 す る 電 子
道 な ど と よ ば れ る 。 ま た 、 同 じ種 類 の
副 殻 は軌 道 の 形 が 似 て い る の でs軌 道 、d電 子 な ど と よ ば れ る こ と も あ る 。
electron
transfer
電子 移 動
原 子 や 分 子 、 イ オ ン の 間 を電 子 が 移 動 す る こ と。 酸 化 還 元 反 応
で み られ る。電子 を与え る
もの を 電 子 供 与 体electron donor、
electron
tube
電 子 を受 け とる もの を電 子 受 容 体electron
acceptorと い う。
電 子 管
容 器 の 中 の 空 間 に 電 子 や イ オ ン を 流 して 利 用 す る 電 極 の つ い た 管 球 。 空 間 の 気 圧 を非 常 に低 く し た真 空 管 と、 気 体 を封 入 した 放 電 管
electron
volt
電 気素 量
が あ る。
電子 ボル ト
を も つ 粒 子 が 、 真 空 中 で 、 電 位 差 が1ボ
ル トの2点
間 で 加 速 され る と き に得 る エ
ネ ル ギ ー 。記 号 はeV。 素粒 子 の 質 量 を示 す 単 位 と して も用 い ら れ る 。1eV=1.602× 1.783×
〓J=
〓g。
electrophile
求 電 子試 薬
求 電 子 剤 、 カ チ オ ノ イ ド試 薬cationoid
reagentと
も い う。 反 応 相 手 の 分 子 中 の 電 子 密 度 の 高
い 原 子 、 す な わ ち負 の 電 荷 を帯 び た 部 分 を 攻 撃 す る試 薬 。 陽 イ オ ン また は 反 応 す る途 中 で 陽 イオ ンを生 じる物 質、 ル イス酸
、酸 化 剤
ハ ロ ゲ ン 、硫 酸 、
electrophilic
addition
求電子 試薬
が こ れ に 属 す る。
な どが あ る。
求電 子 付 加
の攻撃 によ って起 こ る不飽 和結 合
り そ の 部 分 が ル イ ス塩 基
への付 加 反応
を い う。 π電 子 の 存 在 に よ
性 を もつ た め に 起 こ る。 炭 素 − 炭 素 間 の 二 重 結 合 、 あ る い は 三 重
結 合 へ の ハ ロ ゲ ン化 水 素 の 付 加 、 硫 酸 の 付 加 な どの 例 が あ る 。 た と え ば 、HBrの
ハ ロゲ ン分 子の 不飽 和結合 へ の付 加反 応 は、 に よって 開始 され る。 した が って 、
をハ ロゲ ン分 子 として、
付 加 は、
性 の試薬 の付 加
な どの ル イス酸 が反 応 を触 媒す る
。
electrophilic 芳香 環
aromatic
の π電 子
substitution
求電 子 芳香 族 置換 反 応
系 は 全 体 と して ル イ ス 塩 基
の性質 を もち、求電 子試 薬
の 攻撃 を受 け
て 置 換 反 応 を行 う。 芳 香 環 にす で に結 合 して い る 置 換 基 の 種 類 に よ っ て 、 芳 香 環 上 の 電 子 密 度 の 大 き い 部 位 が 異 な り 、 最 も電 子 密 度 の 大 き い 部 位 で 新 た な置 換 反 応 が 起 こ りや す い 。 す で に 結 合 して い る置 換 基 が 、 ア ル キ ル 基 基
、 ハ ロ ゲ ン基
、 アル コキ シ ル基
、 ア ミノ 基
な ど 、 飽 和 性 で 電 子 供 与 性 の 基 の 場 合 に は 、 オ ル ト位
、 ヒ ドロキ シル 、 パ ラ位
反 応 が起 こ りや す い 。 そ の た め 、 これ らの 置 換 基 は オ ル ト-パ ラ配 向 性 基ortho-para (orientating) groupと
い わ れ る 。 こ の う ち 、 ハ ロ ゲ ン基 を 除 く置 換 基 は 、芳 香 環 の 電 子 密 度 を
増 して 反 応 性 を 大 き くす る の で 活 性 化 基activating シ ア ノ基
、ス ルホ基
の 基 の場 合 に は メ タ位 性 基meta
で置換 directing
、 カルボ キ シル基
groupと
、 ホ ル ミル 基
い わ れ る。 置 換 基 が ニ トロ基
、
な ど、 不 飽 和 性 で 電 子 吸 引 性
で 置 換 反 応 が 起 こ りや す い 。 そ の た め 、 こ れ ら の 置 換 基 は メ タ 配 向
directing (orientating) groupと
い わ れ る。 これ らの 置 換 基 とハ ロ ゲ ン基 は 、 芳 香 環
の電子 密度 を減少 させ 、反応性 を小 さ くす るの で失活化基deactivating groupと い われ る。 ニ トロ化
、 ス ルホ ン化
によるア ルキル化
、ハ ロゲ ン化
、フ リーデ ル-ク ラフツ反応
な どが ある。一般 に、
electrophilic reaction
の ような反応 となる。
求 電 子反 応
親電 子反 応あ るい は カチ オ ノイ ド反 応cationoid reactionともい う。 求電子 試薬 機化 合物 の イオ ン反応
が 関 わる有
をい う。 反応 基質 の電 子密度 の高 い部位 を求 電子 試薬 が攻 撃す る こ
とに よ り起 こる。 す なわ ち、攻撃 試 薬 であ る カチオ ンの正電荷 と反 応基 質 中の π電 子 に よる 負電 荷 との間の クー ロ ン引力 が 反応 の起動 力 であ り、 求電子 置換 反応
と求 電子付 加 反応
が あ る。反応 基 質が電 子供 与体 す な わちル イス塩 基 、求電 子試 薬が 電子 受容体 す な わち ル イス酸
となる。 攻撃 試薬 が 同 じで あれ ば基 質の電子 密度 の大 小 に比例 して 反応 の速 さは増
減 す る。 したが って、 反応 中心 の電子 密度 に変化 を与 える よ うな置 換基 の導 入 は求電子 反応 の速 度 を著 し く変化 させ る。 electrophilic reagent →electrophile
求電子試薬
electrophilic substitution 求電 子試 薬
によ る置換 反応
求電 子 置 換 反 応 の総 称 。通常は 求電子芳 香族 置換 反応
をさす。〓 型 反応 と
もよばれ 、単分 子 反応
は反応基 質 につ いて1次 、求電子 試薬 につい て0次 で あ り、〓
よばれ る。二分 子 反応
は反応基 質 、求 電子試薬 それ ぞれ につ いて1次 で あ り、〓
と
とよば
れ る。 electrophoresis コロ イ ド溶液 に直流 電流 対符 号 の電極
電 気 泳動 を通 した とき、 コロ イ ド粒 子
が そ れが帯 び てい る電荷 とは反
に向か って 移動す る現 象。 コロイ ド粒子 の荷 電が わか る。 また 、移動 す る方
向や そ の速度 は粒子 の大 きさや荷電 によって異 な るので 、 タンパ ク質 の分 析 な どに用 い られ る。
phoresis(Gk): 運送
electroplating
電 気 め っき
金属 塩類 の溶 液 を電気 分解
して 、陰極
上 に金属 被膜 を析 出 させ る操 作 をい う。 清浄 に し
ため っ きされ る物体 ( 金属 な ど) を陰極 と し、め っ き しよ う とす る金属 ( 単体 、合 金) ま た は不 溶 性の金属 を陽極
とす る。 また、電解 液 はめっ き しようとす る金属 の塩 の溶 液で ある。
装 飾や 防食 、特定 の機 能 ( 耐摩耗 、潤 滑、磁 性、耐 熱 な ど) をもたせ るな どの ため に行 われ る。 electropositive element 電 気 陰性 度
陽性元素
が小 さい元 素。 イオ ン化 エネ ルギー 、電子親和 力
やす い。金 属元 素
は陽性 元素 で あ り、典型 元素
で は周期 表
が小 さ く、 陽イ オンに な り の左 にい くほ ど、 また、 下
にい くほ ど陽性 が強い 。ア ルカ リ金属
electrostatic
force
やアル カ リ土類 金属
静 電 気 力
電荷 を帯 びた ふ たつ の物 体 間 に働 く力 。 クー ロ ンカ 則
が代表例 であ る。
の こ と。 力 の大 きさは ク ー ロンの法
に したが う。
electrovalency
電気 原 子 価
イ オ ン価
の こ と。
electrovalent
bond
イ オ ン結 合
電気 原子 価 結 合
の こと。
element〓
元 素
物 質 を構 成 す る要素 。 同一の原 子番 号
を もつ原 子 の種類 をい う。周 期表
に は103種 の元
素 が記載 され てい るが、天然 に存在 す るのは原子 番号92の ウラ ンまでであ る。 さ まざまな観 点 か ら、典型 元素 に分 類 される。単 体
と遷 移元 素 、金属 元 素
element〓 →simple
elemental
と非金 属元 素 、陽性元 素
と陰性 元 素
など
の ことを元素 とい う場合 もあ るが 、そ の使 用法 には注意 が必 要で ある。 単 体
substance
state
元 素状 態
元素 が他 の種類 の元 素 と結 びつ かず に単独 で存在 してい る状態。 す なわ ち単 体状 態 にあ る元 素 をい う。遊 離状 態 elementary
と もい われる。
analysis
元 素 分 析
化合物 を構成 す る元 素の種類 と量 を求 める操作 。一般 に有機 化合物 を対象 と した もの を さす。 有機化 合物 を適 当 な条件 で燃 焼 もし くは分解 し、成分 元素 をそ の簡単 な無機 化合物 に変 えて 定量 す る。炭素 、水 素 の定量 は 、一定 量 の試料 を、 酸化 銅(II) を詰 めた燃焼 管 の 中で酸 素 を 通 しなが ら完全燃 焼 させ、 出 て きた気体 を塩 化 カル シウ ム管 とソー ダ石灰 管 に順 に通 し、塩 化 カルシ ウム管の 質量の増 加 か ら の量 を、 ソー ダ石灰管 の質量 の増加 か ら め、 それぞれ と の量 に換算 す るこ とで行 わ れる。 の質量 :
の 質量 × 〓
の質量 :
の量 を求
の 質量 × 〓
窒 素 の定量 は、試 料 を二 酸化 炭素 の中 で酸化銅 (II) とと もに加 熱 して生 じる窒素 ガスの体 積、 ある いは試料 に硫 酸 な どを加 えて加 熱分 解す る こと によ り生 じるア ンモ ニア の量 を求め る こ とに よ り行 われ る。 また、酸 素の定 量 は、酸 素以外 の元 素 を分 析 した残 りを酸 素の量 と して 計 算す る方法 が一 般的 であ る。元素 分析 に よって求 め た成 分元 素の量 または重 量百分 率 をそ れぞれ の元素 の原 子量 で割 る と、成 分元 素の原 子数 の割合 が 出る。 これ を最 も簡単 な整 数比
に 換 算 し て 化 学 式 で 表 わ す と組 成 式
(実 験 式
と し、 各 元 素 の 質 量 百 分 率 を そ れ ぞ れ る と、 (a+b+c+d=100)
) が得 られ る。 た と え ば 、 組 成 式 を がa%
,
がb%
,
がc%
,
がd%
とす
〓
とな る。 分 子 量 が 定 ま る と分 子 式 を求 め る こ とが で き る 。 分 子 量 / 式 量 =n(n=1,
2, 3,… ) とす る
と、 分 子 式 = (組 成 式 )nで あ る 。
elementary
electric
charge
電 気 素 量
正 負 の電気 量 の基 本単 位。 陽子 の もつ 電気量 もし くは電 子 で表 わす。e=1.60217733×
〓
の もつ電気 量 の絶 対値 。 記号e
(クー ロンcoulomb)。 物体 の もつ 電気量 はこの整 数倍
であ る。
elementary
particle
素 粒 子
物 質 を構 成 す る 基 本 的 な粒 子 を い う。 歴 史 的 に は 原 子 を構 成 す る 陽 子
や中性子
、電子
どが 素 粒 子 と考 え ら れ た が 、 現 在 は 陽 子 や 中 性 子 な ど の バ リ オ ン ( 重 粒 子 )baryon、 な ど の 中 間 子meson、
電 子 や ニ ュ ー トリ ノ
lepton、 光 子photonな
ど の力 の 媒 介 をす る ゲ ー ジ 粒 子gauge
う ち 、 バ リ オ ン は ク ォ ー クquarkと
(中 性 微 子 )neutrinoな
よ ば れ る 電 荷 が ±2/3も
な
パイπ
どの レ プ ト ン ( 軽 粒 子)
particleに 分 類 され て い る 。 こ の し くは 〓1/3の 基 本 粒 子 が3つ
結
合 した構 造 を も ち 、 中 間 子 は ふ た つ の ク ォー ク か ら成 る 構 造 を も つ 。 こ の 両 者 を 合 わ せ て ハ ドロ ンhadronと
よ ぶ 。 レプ トンや 光 子 は 内 部 構 造 を もた ない 。 ク ォー ク、 レ プ トン、 ゲ ー ジ
粒 子 は基 本 粒 子fundamental
elementary
reaction
particleと もい わ れ る 。
素 反応
素 段 階elementary stepと もい う。化学 反応 にお いて物質 を構 成す る粒 子の結 合 の変化 が それ 以上分 解す る こ との で きない ひ とつ の過程 で表 わ される反応 。 ひ とつ の素反 応か らなる反応 を単 純反応
、い くつ か の素反 応 か らなる反応 を複 合反 応
とい う。 通常 の反 応 は一般 に複
合 反応 であ る。
elementary
substance
→simple
elevation
単 体
substance
of boiling
→boiling
elimination
point
point
沸 点 上 昇
elevation
脱 離
脱離 反応elimination reactionと もい う。 ひとつの分 子か らふ たつの原 子 また は原 子 団が他 の 原子 や原 子 団で置 換 され る こ とな く除去 され る反応 。 よ り不飽 和 度の 高 い化合 物が 生 じる。 有機 化合物 で は隣 りあ う炭素 原子 にあ る原子 または原子 団 ( ハ ロゲ ン 、ハ ロゲ ン化水 素 、 水 な ど) が脱 離す る場合 が一般 的 であ り、不飽 和結 合が生 じる。 これ を1,2-脱離 反応 も し く
は β脱 離 反 応 とい う。X-C-C-Y→ →El
reaction
, E2
>C=C< +XY
reaction
elution
溶 離
溶 出 と もい う。 ク ロ マ トグ ラ フ ィ ー
に お い て 、 カ ラ ム や ろ 紙 に 吸 着 し た成 分 を 液 体 に よ っ
て 展 開 し、 溶 か し出 して 分 離 す る操 作 を い う。 こ の と き用 い ら れ る 溶 媒 を 溶 離 液eluent、
出
て きた 溶 液 を溶 出 液eluateと い う。
emission
spectrum
放 出 ス ペ ク トル
発 光 スペ ク トル、放射 スペ ク トル と もい う。高 い エネ ルギ ー準位
にある物 質が よ り低 いエ
ネ ルギー準 位 に移 る ときに放 出 され る光 ( 電 磁波 )の スペ ク トル 。 放 出スペ ク トル に よ り 物 質 の構 造 を分 析す る ことが で きる。 empirical
formula
実 験 式
組成 式 と もい う。物質 を構成す る各 元素 emulsification
の原子数 を最 も簡単 な整数比 で表 わ した化 学式 。
乳 化
水 と油 の よ うに本来 混 じり合 わ ない ふ たつの 液体 が分 散 して エマ ル シ ョン が で きる現 象、 またはエ マ ルシ ョンをつ くる操作 をい う。 その ままでは分 離 して しま うので 、安 定 にする た め に加 える物 質 を乳 化 剤emulsifierと い う。 乳化剤 の役 割 は界 面張力 界 面 に保護 膜 をつ くり、 液滴 を安定 にす る こ とで ある。 界面 活 性剤
を低下 させ る こ とと や タンパ ク質な どが乳
化 剤 として用 い られる。 emulsion
エ マル シ ョン
乳 濁 液 と もい う。 互 い に親 和性 のな い液体 分 散媒
と液体 分散 質
か ら成 る乳 状 の分 散系。
水-油 のエマ ル シ ョンには水 中油滴 (O/W)型 と、油 中水 滴 (W/O) 型が あ る。通常 エ マル シ ョンをつ くる にはホ モ ジェナ イザーや ミキサー な どで外 部 か ら機械 的エ ネ ルギー を加 える が 、水 と油 だけ では不安 定 で、安 定 なエマ ル シ ョンをつ くる ために は界面活 性剤
な どを乳
化剤emulsifierと して用い る。食 品、薬 品、化粧 品 と して重 要。 enamel
ほ うろ う
金属 の表面 にガ ラス質の うわ ぐす りを融着 させ た もの。家庭 用 品、化 学工業 用機 器 な どに用 い られ る。
enantiomer
鏡 像 異 性 体
そ の立体 構 造が 実像 と鏡像 の 関係 にあ って重 ね合 わせ る ことが で きない 異性 体 どう しをい う。光 学異性体 enantios(Gk):
、対 掌体
と も い う。
異 な る 、 反 対 の +meros(Gk):
部分
enantiomerism
鏡 像 異 性
実像 と鏡像 の関係 にあって 、重ね合 わせ る こ とがで きな い関係 にあ る立体異 性 。光学 異性 ともい う。 enantiotropy
互 変
同 じ物質 がふ たつ 以上 の結 晶形 を とる とき、そ れ らの固相 間の変 化が 転移 温度 起 こる現 象 をい う。た とえば、硫 黄 硫黄 の方 が安定 で あるが 、1atmの
で 可逆 的 に
の固相 には斜方硫 黄 と単斜 硫黄 が あ り、常 温 では斜 方
も とで熱 す ると95.6℃ で単斜 硫黄 に変 化す る。逆 に単 斜
硫黄 を冷 却す る と95.6℃ で斜 方硫 黄 に もどる。 た だ し、転 移温 度以 上 で も斜 方硫黄 の まま、 また転 移温 度以 下で も単斜 硫黄 の ま まで 、あ る時間存 在 しうる。 これは平 衡 に達 す るの に時 間がか か るためで ある。 →polymorphism
enclosure
compound
→clathrate
包接 化 合 物
endergonic
compound
reaction
自由エ ネルギ ー endothermic
吸 エ ル ゴ ン反 応
の増 加 を伴 う反応 。
change
吸熱 変 化
熱 の吸 収 を伴 う変化 。吸 熱量 は、 定積 変化 定圧 変化 で は系 のエ ンタル ピー endothermic 熱
reaction
。外界
point
滴定
の 内部 エ ネル ギー
の増 加 に等 しく、
吸熱 反 応
の 吸 収 を伴 う化 学 反 応
す る 。 反 応 に お け る エ ン タ ル ピー
end
で は系
の増加 に等 しい。
か ら熱 を吸 収 す る の で 反 応 後 の系 の エ ン タ ル ピー は増 大 の 変 化 を ⊿Hと
す る と、 ⊿H>0。
終 点
にお いて 、何 らか の指示 方法 によ って、被測 定試 料 に対 して当 量
れた と判 定 され る点。 指示 薬
の滴定 剤 が加 え ら
の色 の変化 や電位 差 、伝導 度 の変化 か ら求め る。一 般 に終点
は指 示方 法 に よって異 な り、当量 点
と一 致す る とは限 らない 。当 量点 と終点 の差 が滴定 誤
差 とな る。 energy
系
エネ ル ギ ー
が もつ、仕事
をする能力 。SI単 位 はジュ ールJ。力 学的 、電気 、磁 気 、化学 、光 、熱 な
どの形態 が あ り、相 互 に変 わ りう る。 また、 ポテ ンシャルエ ネルギ ー
と運動 エ ネル ギー
に分 け る こと もあ る。相 対性 理論 では 質量 とエ ネルギ ーの等価性 が 示 されて いる。 質量 も含 め て、孤 立系
全 体 のエ ネル ギー の和 は一定 であ る。熱 力学 の第1法 則
存 の法則 が 、第2法 則
で はエ ネルギ ー保
で は熱エ ネルギ ー を全 部仕事 に変 え るこ とは不可 能で あ る ことが示
され て い る 。 en-+ergon(Gk):
仕 事
energy level
エ ネ ル ギ ー準 位
原子 や分子 あ るい はそ の集合体 な どの物 質系 が定常 状態 におい て と りうる不連 続的 なエ ネ ルギ ーの値 、 また はそのエ ネ ルギー を もつ定 常状 態。個 々のエ ネル ギー状態 がエ ネ ルギーの 大 きさ を縦軸 に とった水平 線で示 され るので この ように よばれる。 engineering
plastic(s)
エ ン ジ ニア リン グ プ ラ ス チ ック
俗 称 エ ン プ ラ 。 機 械 部 品 な ど 、 機 械 的 強 度 や 耐 久 性 が 必 要 な 部 分 に用 い ら れ る プ ラ ス チ ッ ク
を い う。 ポ リ ア ミ ド 、 ポ リ カ ー ボ ネ ー トpolycarbonate、
ポ リ ア セ タ ー ルpolyacetalな
ど
の 比 較 的 硬 くて 丈 夫 な プ ラ ス チ ッ ク に 雲 母 、 ガ ラ ス繊 維 、 炭 素 繊 維 な ど を 充 填 剤 と し て 加 え る と、 銅 や 軽 合 金 に 匹 敵 す る 強 度 の 材 料 とな る 。 こ れ ら は 、 金 属 に 比 べ て 軽 く、 成 形 が 容 易 で あ る た め 、 機 械 部 品 や 自動 車 部 品 な どで 金 属 に か わ っ て 多 用 され る よ う に な っ た 。
enthalpy
エンタルピー
熱 含 量heat
content、 熱 関
とつ 。 記 号H。
系
数heatfunctionと
の 内部エ ネル ギー
も い う。 物 質 の 熱 力 学 的 性 質 を 規 定 す る 関 数 の ひ
をU、
圧 力 をp、 体 積 をVと
定 義 さ れ る 。 系 の 内 部 エ ネ ル ギ ー の 変 化 ⊿Uは 事Wの
和 に 等 しい 。 ⊿U=Q+W。
系 の エ ン タ ル ピー の 変 化 ⊿Hは
p⊿V。
体 積 変 化 だ け の仕 事 を考 え た場 合 、 定 圧 変 化
変 化 に お け るエ ン タ ル ピ ー の 変 化 ⊿Hは
す る と、H=U+pVで
、 系 が 吸 収 した 熱 量Qと
、 ⊿p=0で
で はW=
系 にな され た仕
、 ⊿H=
−p⊿V。
あ る か ら ⊿H=
⊿U+V⊿p+ した が っ て 、 定 圧
⊿U+p⊿V=Q。
す
な わ ち 、 定 圧 変 化 に お い て 系 が 吸 収 す る 熱 量 は 系 の エ ン タル ピー 変 化 に 等 しい 。 発 熱 変 化 の 場 合 の エ ン タル ピー 変 化 を 負 とす る 。enthalpein(Gk): →first
enthalpy
温 まる
law of thermodynamics
diagram
エ ン タル ピー 図
系 のエ ン タル ピー
の変化
あ るい は相 対 的 な熱 力 学 的 状 態 を示 す た め に用 い られ る図 。 縦 軸 を エ ンタ ル ピー の 大 き さ と し、物 質 の エ ン タル ピ ー の状 態 は そ れ に垂 直 な線 で表 わ
さ れ る。 標 準 エ ン タル ピ ー エ ン タル ピ ー
が0の
線 を 基 準 線datum
lineと す る 。 た と え ば 、 水 の 標 準 生 成
は 図 の よ う に 表 わ さ れ る。
entropy
エ ン トロ ピ ー
物 質 の 熱 力 学 的 状 態 を 規 定 す る 関 数 の ひ と つ 。 記 号S。 運動 エ ネル ギー
を除 く と 、 外 界 に対 す る 仕 事
系
全 体 のエ ネル ギー は、系 全体 の
に 変 わ り う る エ ネ ル ギ ー と変 わ り え な い エ
ネ ル ギ ー か ら な る と考 え る こ と が で きる 。 仕 事 に 変 わ りえ な い エ ネ ル ギ ー は 、 系 を構 成 す る 粒 子 の無秩 序 さ
( 乱 雑 さrandomness)
と直 接 関 連 の あ る もの で あ り、 無 秩 序 さ は 温 度 に依
存 す る 。 こ の 無 秩 序 の 度 合 い を示 す も の を エ ン トロ ピ ー とい い 、[温 度]〓 の 次 元 を も つ 。 可 逆変化
に お い て 系 が 吸 収 す る 熱 量 を⊿Q、
ロ ピ ー 変 化 ⊿Sは ロ ピーの絶対値
、 ⊿S=
⊿Q/Tで
系 の熱 力学 的温度
をTと
す ると、系 の エ ン ト
定 義 さ れ る 。 これ を 積 分 し て任 意 の 状 態 に お け る エ ン ト
(絶 対 エ ン トロ ピーabsolute
entropy)
を求 め る こ とが で きる 。 積 分 定 数 は熱
力 学 の 第3法 則 か ら求 め ら れ る。 不 可 逆 変 化 に お い て は ⊿S>0。 孤 立系 ーは可逆 変化 では一 定で あ り 、 不 可 逆 変 化 で は必 ず 増 大 す る 。trope(Gk): →second law of thermodynamics
enzyme 触媒
の エ ン トロ ピ 変化
酵 素 作 用 を も つ タ ンパ ク 質
。 酵 素 の 作 用 を 受 け る 物 質 を 基 質substrateと
い う。 ひ と つ の
酵 素 は 限 ら れ た 物 質 の み に作 用 し、 こ れ を基 質 特 異 性substrate specificityと い う。 ま た 、 ひ と つ の 酵 素 が 関 わ る反 応 の 種 類 も 限 られ て お り、 これ は 反 応 特 異 性reaction specificityと い わ れ る 。 反 応 速 度 は 基 質 濃 度 、 温 度 、 反 応 液 のpHな
ど に 影 響 を 受 け る。 化 学 反 応 で は 温 度 が
高 い ほ ど反 応 速 度 は 大 き い が 、 タ ンパ ク 質 は 高 温 に な る と 変 性
して 酵 素 作 用 が 低 下 す る た
め 、 酵 素 に よ り そ れ ぞ れ 最 も よ く触 媒 作 用 を 示 す 温 度 が 存 在 す る。 こ れ を 最 適 温 度optimum temperatureと
い う。 反 応 溶 液 のpHに
してい ない ア ミノ基
よ り タ ン パ ク 質 を 構 成 す る ア ミ ノ酸
や カル ボキ シル基
の ペ プ チ ド結 合
の 電 離 状 態 が 異 な り、 そ れ に よ り タ ン パ ク 質 の 立
体 的 な 構 造 も変 化 す る の で 、 酵 素 に よ り、 そ れ ぞ れ 最 も よ く触 媒 作 用 を示 すpHが こ れ を最 適pH
E1
optimum
reaction 求核 性 反応
pHと
E1反
応
置換 基が 解離 して カルボ カチ オ ン
を生 成 す る 過 程 が 律 速 段 階
を い う。 カ ル ボ カ チ オ ン か らの 求 電 子 性
となっ て進 む脱離
原 子 ま た は原 子 団 の 脱 離 は そ の 後 す み や か
に起 こ る。 反 応 速 度 は基 質 の 濃 度 だ け に 依 存 し、 一 分 子 脱 離 反 応unimolecular もい う。
epoxy
反応
resin
存在 す る。
い う。
eliminationと
と競 合 す る 。
エ ポ キ シ樹 脂
エ ポ キ シ環 (a) を 有 す る樹 脂 も し くは エ ポ キ シ環 の 開 環 重 合 に よ り生 じた 樹 脂 を い う。 ビス フ ェ ノ ー ルA
bisphenol
A(b)とエ ピ ク ロ ロ ヒ ド リ ンepichlorohydrin(c) が 縮 合 して 生 じ る もの が
代 表 的で あ る。脂 肪族 ポ リア ミンや無水 フタル酸
の よ う な 硬 化 剤 を加 え る と橋 か け構 造
が 生 じて 硬 化 す る 。 一 般 に 、 接 着 性 、 耐 摩 耗 性 、 耐 水 性 、 耐 薬 品 性 、 電 気 絶 縁 性 に す ぐれ て
お り、接着剤 、塗料 と して用 い られ る。 と くに、メ ラ ミン樹 脂 フェノー ル樹 脂
や
な どを混合 した塗料 を200℃ 付近 で焼 きつけ る と
光沢 のあ る強 い塗膜 が形成 され る。
equation
of state
状 態 式
状 態 方 程 式 と もい う 。 温 度 、 圧 力 、 体 積 な ど を変 数 と して 物 質 の 状 態 を表 わ す 式 。 →ideal gas equation , van der Waals'equation equatorial
bond
シ ク ロヘ キ サ ン
エ カ ト リア ル 結 合 の いす型 配座
に お い て 、 環 を構 成 す る 炭 素 原 子 か ら面 の 横 の 方 向 に 出 て
い る 結 合 をい う 。 ま た 、 三 角 両 錘 構 造 の5配
位 原 子 か ら三 角 錘 の 底 面 方 向 に 出 て い る 結 合 を
い う。 こ の場 合 は ラ ジ ア ル 結 合radial bondと
もい わ れ る 。
→axial
bond
equi「等 しい 」 こ と を意 味 す る接 頭 語 。aequus(L):
equilibrium
等 しい
平 衡
つ りあ い の こ と。 系 の 変 化 を 引 き起 こ す さ ま ざ まな 力 が つ りあ っ て い る た め に 、 巨 視 的 に は 系 の 変 化 が 起 こ ら な い こ と を い う。aequilibrium(L) =aequi-: 等 しい +libra: は か り+-ium(
equilibrium aA+bB+
語尾 )
constant
平衡 定 数
…
…
〓zZ+yY+
と い う可 逆 反 応
が 化学 平衡
に 達 した と き 、 各 物 質 の
濃度 の間 に、
〓
反応物質の濃度の積 すなわち生成 物質の濃度の積
=
一定
とい う関係 が成 り立 つ。〓 は濃度平 衡定 数 と よば れ、一定 温度 で は各 成分 の濃度 に関係 な く 一 定 の値 となる 。反 応の標 準 自由エ ネルギ ー変化 を⊿ 〓 とす る と、 ⊿ 〓 =〓 と い う関係 があ る。気相 平衡状 態 におけ る反 応系の物 質iの 分圧 を〓 とす る と、 〓
す なわ ち 生成物質の分圧の積
反応物質の分圧の積
=
一 定
と い う 関係 が 成 り立 つ 。 〓 は 圧 平 衡 定 数 と よ ば れ る 。 こ の 場 合 、 固 体 や 液 体 物 質 の 係 数 は0 と し て考 え る 。Vを
混 合 気 体 の 体 積 、 〓 を 成 分 気 体iのmol数
と す る と、 気 体iの
分 圧 〓 は、〓
モ ル 濃 度 で あ る 。 反 応 前 後 の 気 体 のmol数 係 に な る。 ⊿n=0の とき、〓 →law of mass action
は 気 体iの
の 変 化 を ⊿nと す る と 、 〓
とい う関
た だ し、 ⊿n=(z+y+ …)-(a+b+ …)。
equilibrium electrode potential 半 電池
、 絶 対 温 度 をT、 気 体 定 数 をR
と な る 。 た だ し、 〓
平衡 電極 電位
にお いて、 電極 と溶 液 との界面
に電流 が流 れず 、電極 反応 が平 衡状態 にあ る とき
の 電極 電位 。半 電池 に おけ る反 応 を〓
と して、〓
で表 わされ る。 ただ し、Eは 平 衡電極 電位 、〓 は標準 電極電 位 、Rは 気体 定数 、Tは 絶 対 温度
、Fは フ ァラデー定 数 、nは 電極 反応 に関 わる電子 〓 の数 、〓 と〓 はそれ ぞれ
Oxの 活 量
であ る。〓 と〓 を近似 的 に重量 モ ル濃度 、あ るい はモ ル濃 度
と
とみ なす こ とが
あ る。 equilibrium
of electrolyticdissociation
電 離平 衡
溶 液 中にお け る溶質 の非解 離分子 とイオ ンの間 の化学 平衡 。〓
な どと表 わ
せ る。 非解離 分子 の濃 度 を[AB]、 イオ ンの濃度 を[〓]、[〓]と す る と、質量作 用 の法 則 成 り立 ち、〓
となる。Kは 比例 定数 で電離 定数
が
とよばれ 、同 じ溶 媒で 、温
度 が一定 な らば、溶質 の濃 度 に関わ りな く溶質 固有 の値 を示す 。 equilibrium 可 逆反 応
point
平衡点
にお いて正 反応 と逆 反応 の速度 が等 し く、みか け上 各成分 の濃 度が 変化 しない状
態 をい う。反応 系 におけ るギ ブズ 自由エ ネルギ ー が極小 となる点 であ る。 equilibrium
position
反 応系 が化 学平 衡
平衡位置
にあ る と きの反 応物 の濃度 の積 と生成 物 の濃度 の積 の関係 をい う。 反応
物 の 濃度 の積 >生成 物 の濃 度 の積 の場 合 は平衡 は左 に寄 って い る といい 、反 応物 の濃度 の 積 <生 成物の 濃度の積 の場 合 は平 衡 は右 に寄 ってい る とい う。 equilibrium 系
state
平 衡 状 態
に働 く力 が つ りあ っ て い て 、 巨 視 的
equilibrium
vapor
そ の 液 体 と平 衡
pressure に あ る蒸 気
equivalence point 滴定
に は変 化 が み られ な い 状 態 をい う。
平 衡 蒸 気圧 の示す圧 力。飽和 蒸気圧
の こ と。
当 量点
におい て 、被 測 定試 料 に対 し、そ れ と当量
の滴 定剤 が添 加 され た点。 中和滴 定
場 合 は中和 点 とよばれ る。実 際 に滴 定で 求 め られ るのは 当量 点で は な く、終 点
の
であ り、 こ
れ らの差 が滴 定誤差 となる。
equivalent
当
→chemical
equivalent
量
, electrochemical
equivalent orbital
equivalent,
mechanical
equivalent
of
heat
等 価 軌 道関 数
等価 軌道 と もい う。 エ ネルギ ー準 位
が等 しい軌道 をい う。原 子 におい ては、主 量子 数nと
方位 量 子数1が 同 じで磁 気量子 数mが 準位 が等 しい。 た とえば、p軌 道
異 な る軌 道 は外部 磁場 が なけ れば互 い にエ ネルギー
は3つ の等価軌 道 関数 か らな り、d軌 道
は5つ の等 価軌
道 関数か らなる。い くつかの等 価軌道 が 関わる結合 は等価 な結 合 となる。 error 真 の値
誤差 と測定値
との差 のこ と。系 統誤差
essential element
と偶然 誤差
に分 け るこ とが で きる。
必 須元 素
生体 の正常 な成 長、発 生 、維持 のた めに必 要な元 素 の こと。 ほ とん どすべ ての 生体 の組織 中 に生物 の種 類 とは無 関係 に同程 度の濃 度で存 在 し、不足 す る と生体 に異常 が起 こるが 与 えれ ば正常 に戻 る。多量 に存 在す る れ る、
の他 に、組織 に比 較的多 く存在 し主 要元 素 とよば
微 量元 素 とよばれ る
上18種 に加 えて
な どが ある。以
な ど も必 須 とされ る。 これ らすべ て は生体元 素
と よばれる。 essential oil
精 油
芳香 油 ともい う。種 々の植物 か ら得 られ る特 有の芳 香 のあ る揮 発性 の油。 一般 に水 に溶 けず、 有機 溶媒 に よ く溶 ける。 テルペ ン類
や芳香 族化合 物 、エ ステル 類 を主 成分 とし、香 料の
原料 となる。 また、殺 菌、消毒 、 防腐剤 あるい は殺 虫剤 と して も用い られ る。 ester 酸
エ ス テ ル とアル コ ール
、 アル コー ル ボ ン酸
か ら
。 二塩基 酸
か ら水 が と れ て 生 じた 形 の化 合 物 。 無 機 エ ス テ ル は 、 無 機 酸 か ら
が とれ る
、ア ル コールか ら
から
。有 機エ ス テ ルは、 カル
が とれ る
以 上 の 酸 か らは 中 性 エ ス テ ル と カ ル ボ キ シ ル 基
が残 って い る酸性 エ ステ
ル が 生 じる 。 また 、 二 価 以 上 の ア ル コ ー ル か らは 中 性 エ ス テ ル と ヒ ドロ キ シ ル 基
の 残 って
い る ア ル コ ー ル 性 エ ス テ ル が 生 じ る。 一 般 に エ ス テ ル とい え ば 、有 機 エ ス テ ル を さす 。 酸 と ア ル コ ー ル か ら エ ス テ ル が で きる 反 応 をエ ス テ ル 化
と い う。 ま た 、 酸 無 水 物
や酸塩化 物
と ア ル コ ー ル の 反 応 で もエ ス テ ル が 生 じ る 。 ど ち ら も縮 合 反 応
とよば れる種類 の反 応 であ
る。 慣 用 名 は 酸 の 名 に ア ル コ ー ル か ら の炭 化 水 素 基 名 を つ け る 。 系 統 名 は ア ル キ ル オ キ シ カ ル ボ ニ ル 基-COORが
炭 化 水 素 の水 素 原 子 と 置 換 し た と し て、 あ る い は カ ル ボ ン酸 の 水 素 原 子 が
炭 化 水 素 基 と置 換 した と して 命 名 す る。 た と え ば 、 エ トキ シ カ ル ボ ニ ル メ タ ンethoxycarbonyl
methane、
は 酢 酸 エ チ ルethyl acetate、 エ タ ン酸 エ チ ルethyl ethanoateと
なる。
中性 エ ス テ ル は水 に 溶 け に くい 中 性 の 物 質 で 、 低 分 子 量 の もの は ご くわ ず か 溶 け 、 芳 香 を も つ 。 有 機 溶 媒 、 果 実 の エ ッセ ン ス と して 用 い ら れ る 。 水 素 結 合
が な い の で 同 じ分 子 量 の カ
ル ボ ン酸 に 比 べ て 、 沸 点 が 低 い 。 エ ス テ ル と水 か ら カ ル ボ ン 酸 と ア ル コ ー ル が 生 じる 反 応 を エ ステ ルの加水分解 といい 、アル カ リ
ester bond
とい う。
エ ステ ル結 合
エ ス テル
に含 まれる
esterification
酸
に よ る加 水 分 解 を ケ ン化
をエス テル
応。 通常 、触 媒
とい う結合 。
エ ステ ル化
に変 え る反応 。広 い意味 で は酸 とアル コール か らエ ス テル と水 を生 じる反 と して硫 酸 、塩 酸 、 トルエ ンスルホ ン酸
な どの酸 を用 い、
次の ような反応機 構が考 え られて いる。
ethane
エ タ ン
無 色 無 臭 の 可 燃 性 気 体 。 分 子 量30.1、
融 点 −184℃
、 沸 点 −89℃
中 に含 ま れ る 。 ハ ロ ゲ ン 化 メ チ ル と金 属 ナ ト リ ウ ム の 反 応 エ チ レン
や アセチ レン
用 い ら れ る 。
。天然 ガス や石油 分解 ガス 、
へ の 水 素 付 加 に よ っ て 生 じる 。 燃 料 や エ チ レ ン の 原 料 な ど と して
<ether
ethanol エ チ ル ア ル コ ー ルethyl
エ タ ノー ル
alcohol、 酒 精spiritあ る い は 単 に ア ル コ ー ル な ど と もい う。 特 有 の 臭 い を も つ 無 色 透 明 な液 体 。 分 子 量46 .1、 融 点 −114.5℃ 、 沸 点78.3℃ 、 密 度0.79〓 。工
業 的 には デ ンプ ン や糖 蜜 な どの アル コール発 酵 、硫 酸 また は触媒 の存 在 下で のエ チ レ ン へ の水の 付加 な どに よってつ くられ る。 水 と混和性 が あ る。水 溶液 の分留 で は共沸混 合 物
を生 じるた め、96% 溶液 まで しか得 られな い。水 分が0.5% 以下 の無水 エ タノール を得
る には生石 灰 に よ り脱 水 し、蒸留 す る。 酸化 する とアセ トア ルデ ヒ ド を経 て酢 酸 濃 硫 酸で脱 水 す る と温度 に よ りエ チ レ ンも しくはジエ チル エー テル 反応
を示 す。 酸無水物 、 酸ハ ロゲ ン化物
と反応 してエ ステ ル
にな る。
を生 じる。 ハ ロホ ルム を生 じる。 五ハ ロゲ ン化
リンに よ りハ ロゲ ン化 エ チル を生 じる。飲 用の ほか に、溶剤 、 有機合 成原料 、消毒 ・殺菌剤 な ど と して用 い られる。 工業用 の 変性 アル コー ル は少 量の メ タ ノール、 ガ ソ リンな どを混 入 してあ る。 ether〓
エ ーテ ル
酸 素原 子 に2個 の炭化 水 素基
がつ いた 形
ル コキ シル基-ORで 置 き換 えた構 造 を もつ。 もの を混成 エ ーテル とい う。系 統名
の有機 化合 物。 炭化 水素 の水 素原子 をア と
が等 しい もの を単純 エ ーテ ル、異 な る
で は炭化水 素 の アル コキ シ置 換体 と して命 名 し、慣 用
名 で は炭化 水素 基の 名の あ とにエ ーテル をつけ る。 た とえば 、
は メ トキ シエ タン
methoxyethaneま たは メチ ルエチ ルエー テルmethyl ethyl etherであ る。 アル コール2分 子 か らの濃硫 酸 に よる脱 水 キル
(130∼140℃ )や、 ハ ロゲ ン化 アル
とナ トリウムア ル コキ シ ドの反 応
ア ル コール の異性 体
で あるが 、分 子間 に水 素結合
な どによ り生 じる。 が な いの で同 じ分子 量の ア ルコ ールに
比べ て 、融点 、沸 点が低 い。特 有 な臭 いのあ る揮 発性 の 中性物 質で 、化学 的 に安定 。水 には 溶 け に くいが 、有機 溶媒 には溶け やすい 。 アル コール と異 な り、金 属 ナ トリウム と反応 しな い。
ether〓
エ ー テ ル
エ チ ル エ ー テ ル
ether
の こ と 。aether(L)
bond
, aither(Gk):
天 空 、 大 空
エ ー テル 結合
酸 素原 子 にふ たつの炭 素原子 が結 びつい てい る ーテ ル とい う。 ethyl
acetate
エ タ ン酸 エ チ ルethyl 76.8℃ 、 密 度0.90〓 硫 酸存 在下 で の酢酸
とい う結 合。 この結 合 を もつ物 質 をエ
酢 酸 エ チル ethanoate。 芳 香 の あ る 無 色 の 液 体 。 分 子 量88.1、 。 エ タノール
と無 水 酢 酸
融 点 −83.6℃
あ るい は塩化 アセチ ル
、沸点 の反応、
と エ タ ノ ー ル の 反 応 に よ り生 じ る 。 水 に い く ら か 溶 け る 。 塗 料 お よ び
接 着 剤 の 溶 剤 、 果 実 エ ッセ ン ス と して 用 い ら れ る 。
ethylbenzene 無 色 の 液 体 。 分 子 量106.2、 チ レン
エ チル ベ ンゼ ン 融 点 −95.0℃ 、 沸 点136.2℃
の フ リ ー デ ル-ク ラ フ ツ反 応
、 密 度0.87〓
に よ り生 じる 。 ス チ レ ン
。 ベ ンゼ ン
の原 料 と して 重 要 。
とエ
ethylene
エ チ レン
エ テ ンethene。
か す か に 甘 い 臭 い の あ る 無 色 の 気 体 。分 子 量28.1、
融 点 −169.2℃
103.7℃ 。 天 然 ガ ス に 含 まれ る。 石 油 化 学 工 業 の 重 要 な原 料 で 、 工 業 的 に は エ タ ン フサ
、沸 点 − や石油 ナ
の 熱 分 解 な ど に よ っ て つ く られ る 。 実 験 室 で は エ タ ノ ー ル を濃 硫 酸 に よ り脱 水 し て得
られ る
(160∼170℃
が 大 き く、 さ ま ざ ま な物 質 と付 加 反 応
)。 水 に難 溶 、 有 機 溶 媒 に溶 け る 。 化 学 反 応 性
を し、 重 合
す る とポ リエ チ レ ン
に なる。果 実熟
成 、花芽 形成 、落葉 な どに関わ る植物 ホルモ ンで もある。
ethylene
glycol
エ チ レン グ リ コール
1,2-エ タ ン ジ オ ー ル1,2-ethanediol。 無 色 無 臭 で 、 粘 性 、 吸 湿 性 の あ る 液 体 。強 い 甘 味 が あ るが 有 毒 。 分 子 量62.1、 融 点 −12.6℃ 、 沸 点197.9℃ 分 解 に よる開環 で生 じる
、 密 度1.11〓
。 エ チ レ ン オ キ シ ドの 加 水
。水 やエ タノー ル
と混 和 性 が あ り、 水 酸
化 ア ル カ リ を 溶 解 す る 。 ポ リ エ ス テ ル繊 維 の 原 料 、 溶 剤 、 不 凍 液 な ど と して 広 く用 い られ る。
ethyl
ether
エ チル エー テル
ジ エ チ ル エ ー テ ルdiethyl
ether、 エ トキ シエ タ ンethoxyethaneと
無 色 の揮 発 性 液 体 。 分 子 量74.1、 ル
に濃 硫 酸 を加 え 、130∼140℃
融 点 −116.3℃
、 沸 点34.5℃
もい う 。 特 有 な臭 い の あ る 、 密 度0.71〓
で 脱 水 して 得 られ る
。 エ タ ノー 。 引火
性 あ り。 化 学 的 に は安 定 だが 酸 素 に よ っ て 酸 化 され て 爆 発 性 の 過 酸 化 物 を つ く る こ とが あ る 。 水 に 少 し溶 け る
( 約6g/100g、25℃
)。 麻 酔 作 用 が あ る。 溶 剤 と して 油 脂 の 抽 出 な ど に利 用 さ
れ る。
E2
reaction
求核 性
E2反
置換 基 と求電 子性
応
原子 また は原 子団 の脱離 が同時 に起 こる脱離 反応 。 反応速 度 は
基 質 と試 薬 の両 方の 濃度 に依存 し、 二分子 脱離 反応bimolecular eliminationと もい う。 脱離 は トランス
の位置 関係 で起 こる。
eudiometer
ユ ー ジオ メー タ ー
化 学反応 に よる気 体 の体積 の変化 を測定 す るため の器具 。 一端が 閉 じた 目盛 のつい てい る ガ ラス管 を水 銀 中 に倒 立 させ 、管 内 に通 した導 火線 に よ り試 料 と酸素 の混 合気体 を燃焼 させ 、 そ の 前 後 の気 体 の 体 積 の変 化 を測定 す る。eudios(Gk):
天 空 、 大空 <eu: 良 い +
Dios: 空 の神 eudiometry
ユ ー ジ オ メ トリ ー
ガス体積 測定 法 ともい う。炭 化水素 な どの試 料 を過剰の 酸素 に よ り完全燃 焼 し、反 応前後 の 気 体の体 積 を求 める こ とによ り試料 の化 学的組 成 を求め る方 法。 反応 で生 じた二酸 化炭 素の 体 積 は、水 酸化 ア ルカ リで吸 収 させ る こ とに よ り求め るこ とが で きる。
eutectic
共 晶
共 融 混 合 物eutectic い う。共融 点
mixtureと
も い う。 溶 液 か ら同 時 に 晶 出 す る2種
類 以上の結 晶 の混合物 を
に相 当 す る組 成 の 溶 液 は 、 全 体 が 凝 固 す る ま で 同 じ温 度 に保 た れ る 。 合 金 に
多 くみ られ る 。 また 、 無 機 塩 類 と水 との 共 晶 は含 氷 晶 も し くは 氷 晶cryohydrate、 融 点 は 含 氷 晶 点 も し くは 氷 晶 点cryohydrate
定 の 温 度 を保 ち 、 こ の 性 質 は 寒 剤 と して用 い られ る 。eutektos(Gk):
eutrophication
こ れ らの 共
pointと よ ば れ る 。 氷 と塩 類 が 共 存 す る か ぎ り一 溶け やすい
富 栄 養 化
カ リウム塩 や ア ンモ ニ ウム塩 、硝 酸塩 、 リ ン酸塩 な どの栄養塩 や有 機物 が河 川や湖 沼 に流れ 込 み、 藻類 な どの植物 プ ラ ンク トンが繁 殖 しやす い ような条件 になる現 象 をい う。 人 間の活 動 に よる過度 の富 栄養化 は水 中酸 素の減 少や水 質汚 濁 をまね き、大 きな環境 問題 とな ってい る。eutrophia(Gk)<eu-+trophia:
evaporation
栄養
蒸 発
液体 また は固体 の表面 で起 こる気化 。液体 では沸 点 以 下で起 こ り、 固体 では昇華
とよば
れ る。 excess
reagent
過 剰 試薬
化 学 反 応 に お い て他 の 反 応 物 が 全 部 反 応 し て も残 っ て い る 反 応 物 。 過 剰 に 存 在 す る 反 応 物 reagent in excessと
もいう。化 学反応式 にお ける化学 量論的 量
よ り多 く存 在 す る 反 応 物 の こ
と。 →limiting
excited
reagent
state
励 起 状 態
原子 や分 子 な どが とりうるエ ネルギ ー状 態の うち、基底 状態 exergonic
reaction
自由エ ネル ギー
よ り高 い定常 状態
をい う。
発 エル ゴ ン反 応
の減少 を伴 う化 学反応 。平衡
が生 成系 に傾 い てい るので 、反応 は 自発 的
に進 む。 exothermic
change
発 熱 変 化
熱 の発 生 を伴 う変化 。発 熱量 は、定積 変 化 定圧 変化 では系 のエ ンタル ピー exothermic
熱
reaction
で は系
の内部 エ ネ ルギ ー
の減 少 に等 し く、
の減少 に等 しい。 発 熱 反 応
の発 生 を伴 う化 学反応 。外界
に熱 を放 出す るので 、反応後 の系 のエ ン タル ピー
少す る。 したが っ て、反応 におけ るエ ンタル ピーの変化 を ΔHと す る と、 ΔH<0。
は減
experiment
実 験
自然現 象 の解析 や理 論の実 証 のため に、 一定の条 件 の もとで起 こ る現 象 を観測 、測定 す るこ と。分析 を単純 にす る ために 、人為 的に整 え られた環境 や 条件 の も とで行 い、 同一の 変化 を 繰 り返 し起 こす こ とが で きる。 explosion
爆 発
圧 力 の急 激 な変 化 や気 体 の急 激 な膨 張 に よ り、大 きな音 の発 生 や破 壊作 用 を伴 う現 象 をい う。 explosive
火 薬
(類 )
火薬 、爆 薬 な どを総称 して い う。 空気 の補給 な しに激 し く燃 焼 し、大量 の高 圧気体 が発 生す る物 質 をい う。 火薬 はpowderと
もい い、 周囲 に対 す る破 壊 効果 は少 な く、推 進効 果が 大 き
い もの をい う。綿 火薬 、黒色 火薬 な どが あ る。爆薬 は爆発 に際 して衝撃 波 を生 じ、衝 撃 破壊 効果 を示 す ものをい う。 ダイナマ イ ト 、 トリニ トロ トルエ ン exponential
notation
などがあ る。
指 数 記数 法
数 をN× 〓 の形 で表 わす 方法。1≦N<10で
あ り、aは 整 数で あ る。 非常 に大 きな数 や小
さな数 を表 わ した り、有効数字 の桁 数 を示 すの に便 利で ある。 extensive
property
示 量 性、示 量 的性 質
物 質 の 性 質 の う ち 、 そ の 体 積 ま た は 質 量 に 比例 す る も の 。 全 体 積 、 全 質 量 、 エ ネ ル ギ ー
な
どが 含 ま れ る 。 →intensive property
external
circuit
内部 回路
外 部 回路
に対す る語 。電 池の外 部 を電子 が移動 す る経路 で 、電池 の電 極
とそれ につ なが
る導体 よ りな る。
extraction
抽
出
混 合物 中 の特定 成分 だ けがあ る溶媒 も しくは溶 液 に溶 け うる こ とを利 用 してそ の成分 を他 の 成分 と分離 し取 り出す操 作。
F face-centered
cubic
structure
面 心 立 方 構 造
立 方 体 の6つ
の 面 の 中心 と8つ
な る結 晶 構 造 。 最 密 構 造
の 頂 点 に格 子 点
があ る単位 格 子
の ひ と つ で 立 方 最 密 構 造cubic
から
close-packed
structureと よ ば れ る 。 ア ル ミニ ウ ム 、 銅 、 銀 、 金 な ど多 くの 単 体 金 属 や 希 ガ ス が こ の 構 造 を と る 。 ひ とつ の 格 子 に 属 す る 基 本 粒 子 数 は4。
(ひ
とつ の頂 点 で は8つ の 、 ひ とつ の面 で はふたつ の 立方体 が それ ぞ れ接す るか ら、1/8×8+ 1/2×6=4) 。 ひ とつの粒 子 は他の12個
( ひ とつ の面 につ き4個 で、 互 いに直 交す る3つ の
面) の粒子 に接す る。 す なわ ち、 配位 数 は12。 立 方体 の辺 の長 さ をd、 粒子 の 半径 をrと す る と、 〓d=4r。 立 方体 の空 間に 占め る粒子 の体 積 の割合 は、 〓
factor
label method
次元 解析
Fajan's
rule
イ オ ン結 合 極
因子 標識 法
の こ と。
フ ァ ヤ ン ス則 が どの程度 共有 結合
性degree
of covalencyを
もつ よ うになるか を イオ ンの分
で 説 明 す る 規 則 。 〓 陽 イ オ ン が 小 さい ほ ど 、〓 陰 イ オ ン が 大 きい ほ ど 、 〓 イ オ ンの 価 数
が 大 きい ほ ど 、 イ オ ン結 合 の 共有 結 合 性 が 大 き く な る 。
family
族
周期表
で 縦 に つ な が る元 素 の グ ル ー プ をい う。groupと
farad
同 じ。
フ ァ ラ ッ ド
静 電容 量
のSI単
位
。 記 号F。1ク
ーロ ン
の 電 気 量 を 充 電 し た と き に 、 両 極 間 に1ボ
ル
トの 電 位 差 を生 じ る コ ン デ ンサ ー の 静 電 容 量 。1F=1C/V=1A・s/V。
Faraday
フ ァ ラデ ー
フ ァ ラデ ー 定 数
Faraday
の こ と。
constant
1価 の イ オ ン1モ
フ ァラデ ー定 数 ル を電 気 分 解
値 に 等 しい 。 記 号F。 9.6485×
〓C/mol。
す る の に 要 す る 電 気 量 。1モ
ア ボ ガ ドロ 定 数
を〓 、電気素量
ル の 電 子 が もつ 電 気 量 の 絶 対 をeと
し て 、1F=
〓
×e=
Faraday's
law
「電 気 分 解
of electrolysis
ファ ラデ ーの 電気 分解 の法 則
に よ り生 じる 化 学 変 化 の 量 、 す な わ ち 、 電 極 で 析 出 ま た は 溶 解 す る物 質 の 量 は 通
っ た 電 気 量 に 比 例 し、 ま た 、 電 気 分 解 に よ っ て 一 定 化 学 当 量
の 物 質 を 生 成 させ る の に 必 要
な 電 気 量 は、 物 質 の 種 類 に関 係 な く一 定 で あ る」。 フ ァラ デ ーM.
Faradayが1833年
に発見 し
た 。 電 流 の 強 さ をIア ンペ ア 、 電 気 を通 した時 間 をt秒 、 電 極 で 析 出 ま た は 溶 解 し た物 質 の 量 をwg、
物 質の化 学 当量
を 〓 とす る と 、w=I・t・ 〓/Fと な る 。Fは 比 例 定 数 で 、1化
学当量
の物 質 を 析 出 また は 溶 解 す る の に必 要 な 電 気 量 で あ り、 フ ァ ラ デ ー と よ ば れ る 。1F=96485 C(ク
fat and
ー ロ ン)=96485A・s(ア
oil
高 級脂 肪 酸 ン1分
ンペ ア秒)。
油脂 と グ リセ リ ン
のエ ステ ル
子 あ た りに 脂 肪 酸 が3分
で 、 動 植 物 界 に広 く存 在 す る 。 通 常 は 、 グ リセ リ
子 結 合 して い る も の を さ し、 トリ エ ス テ ルtriester、 ト リ グ リ
セ リ ドtriglycerideあ る い は単 に グ リセ リ ドglycerideと い わ れ る 。
グ リセリン
脂 肪 酸
油脂
常 温 にお いて液体 の もの を油oilも しくは脂肪 油fattyoil、固体 の もの を脂 肪fatも しくは固体 脂 とい う。純粋 な もの は無 色無 臭の 中性物 質で水 に溶 けず 、有機 溶媒 には よ く溶 け る。油脂 の種類 に よって少 しずつ 性質 に差が あるの は、 の構造 、す なわ ち、鎖 の長 さと不 飽 和度 ( =二重 結合 の有 無 、数) の違 い による。一 般 に、不 飽和 脂肪 酸 点が低 く、常温 で 固体 の ものは飽和 脂肪 酸
の多 い油脂 ほ ど融
を多 く含 む。常 温 で液体 の油脂 の 中で 、魚油 ・
鯨 油 な どの海生 動物 油 はこ とに二重結 合 の多い不 飽和脂 肪酸 を含 み 、酸化 によって分 解 して 悪 臭 を放 ちやす い。 不飽 和脂肪 酸 を含 む液体 油脂 に水素 を付 加す る と、硬 化油
と よばれ る
よ り融点 の高 い 、常温 で 固体 の油脂 が得 られ る。油 脂 の性 質 を示す もの と して、 ケ ン化 価 や ヨウ素価
な どがあ る。不揮 発性 の液体油脂 はfixed oilと もいわ れる。
fatty acid
脂肪酸
鎖状 の炭 化水 素基
を もつ モノ カルボ ン酸 。 天然 には油 脂
の 中 にグ リセ リン エ ステル
と して普 遍 的 に存 在す るの で この名が あ る。 炭化 水素基 中 の不飽 和結 合 和脂 肪 酸
と不 飽 和脂 肪 酸
に分 け られ る。 固体 状 の脂 肪 や ロ ウ
の有 無 に よ り、飽
は飽 和脂 肪 酸 よ りな り、
植物 油や融 点の低 い脂肪 は不飽 和脂肪 酸 を多 く含 む。 f-block
element
f-ブ ロ ッ ク 元 素
原 則 と して 、 原 子 番 号 の原 子 の電子 配置 第6周
の増 加 に伴 っ てf軌
は …(n−2)〓(n−1)〓
期 の も の は ラ ン タ ノ イ ド 、 第7周
道
に電 子 が 入 って い く段 階 の 元 素 。 基 底 状 態 (n=6ま
た は7) 。 内 部 遷 移 元 素
期 の ものは アクチ ノイ ド
と よ ば れ る。
と も い う。
Fehling's
solution
フ ェー リング液
硫 酸 銅 (II) 五 水 和 物69.3gを トリ ウ ム
水 に 溶 か して1lに
を水 に 溶 か し て1lに
した 溶 液 と ロ ッ シ ェ ル 塩346gと
水 酸化 ナ
した 溶 液 を 等 量 に 混 合 した 濃 青 色 の 溶 液 。 銅 (II) イオ ン
が 還 元 さ れ る と赤 色 の 酸 化 銅 (I)
を生 じる こ と を 利 用 し て 、 ア ル デ ヒ ド
な どの 還 元 性
の あ る 有 機 化 合 物 の 検 出 に 用 い ら れ る。
Fehling's test
フ ェ ー リ ン グ試 験
有機 化合 物の還 元性 の 有無 を調べ る方法の ひ とつ。試 料 にフ ェー リン グ液 と、 ア ルデ ヒ ド基
な どの還元性
の原子 団が あれば、 酸化銅 (I)
反応 で生 じた
の質量 を測定 す るこ とによ り、還元 糖の定 量が で きる。
青色 feldspar
赤色沈澱 長 石
ア ル ミ ノ ケ イ酸 塩 鉱 物 の 総 称 。 一 般 的 な 組 成 は して 生 じた 多 価 陰 イ オ ン の す き間 に1価 も し くは2価 一 般 に 、 灰 長 石anrothite、 曹 長 石albite、 の固 溶体 度
は6程
を加 えて熱 す る
の赤 色 沈殿 を生 じる。
。
四 面 体 が 頂 点 を共 有
の 陽 イ オ ンが 入 っ た構 造 を して い る。 正 長 石orthoclase
で あ る 。 不 透 明 で 白色 の も の が 多 く、 淡 黄 色 、 淡 赤 色 の もの も あ る 。 モ ー ス 硬 度。 セ ラ ミックス
fermentation 微 生物 による糖 質
、 ガ ラス
な ど の 原 料 とな る。
発酵 の無気 的 な、 す なわ ち分子 状 の酸素 が関 わ らず に行 われ る分 解 を い う。
呼吸 と ともに生 物体 が有 機物 か らエ ネルギ ー を得 るため の重要 な反応 で あ る。生成 物 に よっ て区別 され 、ア ル コール発 酵 、乳酸 発 酵、 アセ トン発 酵、 メ タ ン発酵 、酪 酸 発酵 な どがあ る。 また、分子 状 の酸素 が 関わ る場 合 も発酵 と称す る こ とがあ る。酢 酸菌 によ って、 エ タノ ー ルか ら酢 酸が生 じる酢 酸発酵 などはそ の例 であ る 。 ferrimagnetism
フ ェ リ磁 性
結晶 を構成 す る原 子 が互 い に反平行 の磁気 モ ーメ ン トをと り、 それ ぞれの 向 きを とる原子 数 の違 いや 各方 向 の磁化 の 強 さの違 い に よ り、各 方向 の磁 気モ ー メ ン トの和 が異 なるた め に、 どち らか の向 きの 自発磁 化 を示 す物体 の性 質 をい う。
な ど、 この よ うな性 質 を もつ物
体 をフェ リ磁性 体 とい う。 →ferromagnetism ferromagnetism
強磁 性
磁 場 を加 え な い で も磁 化 す る 、 す な わ ち 自発 磁 化spontaneous
magnetizationを
う 。 自 発 磁 化 を 示 す 物 体 を 強 磁 性 体 と い い 、 多 くの 磁 区domainと
もつ 性 質 を い
よばれ る小 さな領域 か ら
な る 。 そ れ ぞ れ の 磁 区 で は単 一 方 向 に磁 気 モ ー メ ン トが 配 列 して い る 。 外 部 磁 場 を 強 く し て い く と 各 磁 区 の磁 化 が 同 一 の 方 向 を と る よ う に な り、 物 体 全 体 と して は 大 き な 磁 化 と な る 。 温 度 が 上 昇 す る と 電 子 の 熱 運 動 に よ り自 発 磁 化 は小 さ くな り、 あ る 温 度 で 消 失 す る 。 こ の 温
度 を キ ュ リー 温 度Curie
temperature,
Curie pointと い い 、 そ れ 以 上 の 温 度 で は 常 磁 性
を示す
よ う に な る 。 鉄 、 コバ ル ト、 ニ ッケ ル の単 体 や 合 金 は強 磁 性 を 示 す 。
fertilizer
肥料
植物 に養 分 を与 える ため に土 壌 な どに施 す物 質 をい う。 窒素 とリ ン、 カ リウム を肥 料 の3要 素 とい う。 その他 、植物 が必 要 と し、土 壌 中に不足 しやすい元 素 としてカ ルシ ウム、 マ グネ シウム 、硫黄 な どがあ り、微 量 に必 要 な元素 としては ホウ素 、マ ンガ ン、亜鉛 、銅 、鉄 、モ リブデ ンな どが ある。窒 素 は タンパ ク質の形 成 に必 要で あ り、天 然肥料 と しては魚 かす や豆 かす 、化 学肥 料 と しては アンモ ニ ウム塩 や尿 素 な どが用 い られ る。 リ ンは細胞 内 にお ける リ ン酸 化合 物 の合成 に必 要 であ り、化 学肥料 と して は過 リン酸石 灰
な どが用 い られ る。 カ リ
ウムは植 物体 内 にお ける炭水 化物 の生成 な どに必 要で あ り、天 然肥 料 としては草木 灰 、化 学 肥料 と しては カ リウム塩 な どが用 い られる。 filter フ ィル タ ー 一般 的 には 、対 象 とす る ものの一 部 を取 り出 した り、取 り除 くための機 能 を もった もの をい う。〓 液 体 中や気 体 中か ら固体 粒子 を取 り除 くた めの器 具。 ろ材 と もい う。 ろ紙 や ガラス フ ィル ターな ど。〓 特定 の波長 領域 の光 だけ を取 り出す ため に用 い られ る もの。 ろ光 器 と もい う。 色 ガラ スや着 色 した高分子 膜 な ど。〓 特 定の周 波数 部分 の電波 だ け を取 り出す あ るい は 除 くため の装 置 。 ろ波 器 と もい う。 filtrate ろ過
ろ液
に よっ て得 ら れ た 液 体 。
filtration
ろ過
液体 または気体 とそれ らに混 じ りあ っている固体粒 子 と を分離 す る操作 。 firstlaw of thermodynamics 仕事
と熱量
熱 力 学 の 第1法
則
の 同等性 を考慮 した エ ネルギー保存 の法則 。 「 系
の状態 を変化 させ た とき、
系 に与 え られた力 学的仕 事 と熱量 の和 は変化 の経路 に よ らず一 定 であ り、系 の初 めの状 態 と 終 わ りの状 態 だけ に よって決 まる」。あ る基準 状態 か ら状態Aへ 変化 す る ときに与 え られ た 仕事 と熱 量 の和 を 〓 、状態Bへ 変化 す ると きに与 え られ た仕 事 と熱量 の和 を〓 とし、状 態 Aか ら状 態Bに 変 化す る と きに与 え られ た仕 事 をW、 熱 量 をQと する と、〓 = 〓 +W+Q。 したが って 、〓 − 〓 =W+Q。WとQは
系 が外界
か ら受 ける とき、す なわ ち系の エ ネル
ギーの増 加 す る方向 を正 とす る。〓 と〓 は基 準状態 と各状 態 だ けに よっ て決 まる量で 、 内 部 エ ネルギ ー
とよばれ る。微 小変 化 に対 して は⊿U= ⊿W+
⊿Q。 物体 に加 え られる仕事
が圧 力 に よる仕事 な らば、圧力 をP、 体 積の変化 を⊿Vと して⊿W=-P⊿V。 ⊿Q= ⊿U+P⊿V。
体 積一 定 ( ⊿V=0)
熱 量 を⊿Qと すれ ば、 ⊿Q/⊿Tは なる。 これ を定 積比 熱
熱容量
したが って 、
の とき物 体 の温度 を⊿Tだ け上 げ るの に必 要 な であ り、物質 の量 を1モ ル とす れば モル比 熱
とい う。 これ をcvで 表 わせ ば、cv= (⊿Q/⊿T) 〓
に
=(⊿U/⊿T) 〓
。H=U+PVと ⊿Tだ
い う量 を導 入 す る と、 圧 力 一 定 の と き⊿H=
け 上 げ る の に必 要 な 熱 量 を ⊿Qと
わ せ ば 、〓 = (⊿Q/⊿T) 〓
first order
して 、 ⊿Q/⊿Tは
= (⊿H/⊿T) 〓
reaction
。Hを
⊿U+P⊿V。
定圧 比熱
エ ンタル ピー
こ の と き温 度
に な る 。 これ を 〓 で 表 と い う。
一 次 反 応
反 応 速 度 が 反 応 物 の 濃 度 に 比 例 す る 反 応 。 放 射性 元 素 の 壊 変 、 五 酸 化 二 窒 素 の均 一 気 相 分 解 反 応 な どが あ る 。 反 応 物 の 濃 度 をcと す る と 、 速 度 定 数 をkと し て 反 応 速 度v はv=
−dc/dt=kcで
表 わ され る 。 この 式 を 積 分 す る と、ln 〓 −lnc=ktと
はtに お け る 濃 度 、〓 はt=0に
お け る濃 度
な る。 た だ し、c
(初 期 濃 度 ) で あ る 。 一 次 反 応 で は 半 減 期
は初
期 濃 度 に 関 係 な く一 定 で あ る 。 し たが っ て 、 半 減 期 〓 が わ か れ ば 速 度 定 数 を求 め る こ とが で きる 。 〓
Fischer projection formula 不斉 炭素 原子
フ ィ ッシ ャー投 影 式
を もつ分 子 の立 体配置
を簡便 に示 すため に フ ィッ シャーE.Fischerが1881
年 に提案 した投 影式 。紙 面上 に置 いた不 斉炭素 原子 を中心 とす る正 四面体構 造 の縦 の稜線 を 紙面後 方 に、横 の稜 線 を紙面前 方 にそれぞ れ紙面 と平 行 に置 き、 それ を紙 面 に投 影 した もの。 た とえば、L-乳 酸
は次 の ように なる。
Fischer-Tropsch synthesis フ ィ ッ シ ャ ー-ト ロ プ シ ュ 合 成 一 酸 化 炭 素 と水 素 か ら 炭 化 水 素 を合 成 す る 方 法 。 鉄 や コ バ ル トな ど を触 媒 と し て150∼ 350℃
、1∼30atmの
条 件 で 反 応 させ る と炭 化 水 素 を 主 と した 脂 肪 族 化 合 物 と水 な どが 生 じ
る。 →synthesis
gas
fission →nuclear
分 裂 fission
fission reactor
分 裂 炉
制 御 さ れ た 核 分 裂 反 応 を起 こ させ る 原 子 炉
flame reaction
。
炎色反応
あ る種 の金属 元素 の単体 あ るい は化 合物 を炎 の中 に入れ て強熱 した と き、炎が 各元 素 に特 有
の 色 を呈 す る こ と 。 ア ル カ リ金 属
や ア ル カ リ土 類 金 属
励 起 され た 金 属 原 子 が 発 す る 輝 線 ス ペ ク トル る 。 た とえ ば 、 リチ ウム は 赤crimson、 シ ウ ム は 橙 赤brick
な どの 元 素 の 分 析 に 用 い ら れ る 。
の う ち 、 あ る 波 長 の 光 が 特 に強 い た め に 生 じ
ナ トリ ウ ム は黄yellow、
red、 ス ト ロ ンチ ウ ム は 赤red、
カ リ ウム は 淡 紫lilac、 カ ル
バ リ ウ ム は 緑 黄apple
green、 銅 は 青 緑
pale blue-green。
flame test 炎色 反応
炎色 試 験 を用 いて元 素 の定性 分析
flash point 引 火 温 度flash
をす る こと。
引火 点 temperatureと
も い う。 可 燃 性 液 体 の 蒸 気 に 炎 や 火 花 を接 触 させ た と き 、 炎 を
上 げ て 燃 え 始 め る 最 低 温 度 を い う。 た と え ば 、 エ チ ル エ ー テ ル は −45℃ 12℃ 、 灯 油 は40∼60℃
、エ タ ノー ル は
で ある。
flotation
浮遊 選 鉱
浮 選、泡 浮遊 選鉱froth flotationともい う。水 に対 す るぬれ の程 度 の違い を利用 して、特 定鉱 物 だ けを気 泡 に付 着 浮上 させ る ことに よ り鉱石 を有用 鉱物 と脈 石
に分 け る、あ るい は有用
鉱 物 を濃 縮 する方 法。 細 か く砕 いた鉱 石 を水 中 に懸濁 させ 、目的鉱 物 を疎水 化す るた め に捕 集 剤 を加 え、 さ らに起 泡剤 を加 えてか ら空気 を吹 き込 んで気 泡 を生 じさせ る と鉱物 粒子 は気 泡 に付着 して上 昇す る。硫化 鉱 に広 く用 い られ る。 fluid
流体
液 体 と気 体 を まとめて い う。流 れる とい う性質 で共通 して いる。
fluorescence
蛍 光
→luminescence
fluorine 17族
フ ッ素
(7B族 ) に 属 す る 原 子 番 号9の
は ホ タ ル 石fluorite, fluorspar、
元 素 。 〓 の 単 一 核 種 よ りな る。 原 子 量19.00。 氷 晶 石cryolite、
天然 に
な ど と して 産 出 す る 。 単 体 は
2原 子 分 子 よ りな る特 有 な 臭 い を もつ 淡 黄 緑 色 の 猛 毒 性 の 気 体 で 、KFとHFの
混合物 を電気
分 解 す る こ と に よ り製 造 さ れ る。 分 子 量38.00、
。 最 も電 気 陰
性度
融 点 −218.6℃
、 沸 点 −188℃
の 大 きな 元 素 で あ り、 単 体 は きわ め て 反 応 性 が 大 き く 、 希 ガ ス
を含 む ほ と ん ど す べ
て の元 素 と 反 応 して フ ッ化 物 を 生 じる 。 水 と反 応 して 、 フ ッ化 水 素 、 酸 素 、 オ ゾ ン を 生 じる 。 フ ッ素 樹 脂 や ク ロ ロ フ ル オ ロ カ ー ボ ン な ど に 用 い られ る 。fluor(L):
flux 冶金
の原 料 、 六 フ ッ化 ウ ラ ン 〓
流 れ <fluere(L):
の 製 造 、 ロ ケ ッ ト燃 料
流 れる
融剤 や分析 操作 におい て、融 解 しに くい物 質 を溶 けやす くす る ため に加 え られ る物 質 の こ
と。 溶錬
にお いて はス ラ グ を生成 させ るた め に加え る物 質 をい う。 た とえ ば、 高炉 で が 用い られ る。 また 、ア ル ミニ ウム の製錬 にお いて は酸 化 アル ミニ ウム の融点 を
は石灰 石
下 げる ため に氷 晶石
が 用い られ る。岩 石 の分析 にお いて はケ イ酸 塩 を溶 けやす くす る ため
に炭酸 ナ トリウム な どが用 い られる。 fluxus(L)<fluere f-orbital
f軌
方 位 量 子 数l=3の る 。7つ
原 子軌 道
道
。f軌 道 中 の 電 子 をf電 子 とい う。 主 量 子 数 が4以
の 軌 道 よ りな り、 最 大 限14個
formal charge
上 で現 われ
の 電 子 が 入 り う る。
形 式 電荷
分子 中の 共有 結合
してい る原子 の価 電子 を、八偶 説
に基づ いて それ ぞれ の原 子 に割 りふ
った ときにあ らわれる各原 子の形 式的 な電荷 をい う。そ れぞれの原子 に非 共有電 子 はすべて 、 共 有 電子 は半 分 だ け属 す る と して 、[形式 電 荷 = 中性 原子 の もつ 価 電子 数 − ( 非共 有 電子 数 +共 有電子数 ×1/2)]と なる。形 式電荷 は一般 に は実際の電 子配置 とは異 な る。 た とえば、 ア ンモ ニ ウムイ オン
にお けるNの 形式 電荷 は5−8/2= +1、Hの 形式 電荷 は1−2/2=
0で あ るが、実際 に はNが −1、Hが +0.5と され てい る。 formaldehyde
ホ ル ム アル デ ヒ ド
メ タ ナ ー ルmethanal。 メ タノ ール
分 子 量30.0。
刺 激 臭 の あ る 無 色 の 気 体 で 、 融 点 −92℃ 、 沸 点 −19 .3℃ 。
を 銅 、 ア ル ミナ な ど を 触 媒 と して 酸 化 す る こ と に よ り得 られ る 。 重 合 しや す く、 環 状 構 造 を した 三 量 体 の ト リ オ キ サ ンtrioxane(
ア ル デ ヒ ドmetaformaldehyde) oxymethylene(
パ ラ ホ ル ム ア ル デ ヒ ドparaformaldehyde)
ム ア ル デ ヒ ドを 生 じる 。 水 に よ く溶 け 、40% を 加 え た も の は ホ ル マ リ ンformalinと 還 元 作 用 を示 し、 酸 化 され て ギ 酸 ッツ ァ ロ 反 応
を 生 じる 。 こ れ ら は 熱 す る とホ ル
水 溶 液 に 安 定 剤 と し て10%
とな る
。 ア ルカ リの作 用で カニ
を起 こ し、 ギ 酸 と メ タ ノ ー ル に な る
。 、尿素樹 脂
、 ビニロ
な ど の 原 料 と して 重 要 で あ る 。
formalin →formaldehyde
formic
程 度 の メ タノー ル
よ ば れ 、 防 腐 剤 や 組 織 固 定 剤 と して 用 い ら れ る 。 強 い
皮 膚 や 粘 膜 をお か し、 毒 性 が 強 く、 発 ガ ン性 が あ る 。 フ ェ ノー ル樹 脂 ン
メタホ ルム
や 重 合 体 で あ る ポ リ オ キ シ メ チ レ ンpoly-
acid
メ タ ン酸methanoic
ホ ル マ リン
ギ酸 acid。 ア リ を 蒸 留 す る と得 られ る の で 蟻 酸 と よ ば れ る 。 分 子 量46 .0。 刺
激 臭 の あ る無 色 の 液 体 で 、 融 点8.4℃ ルデ ヒ ド
、 沸 点100.8℃
、1.22〓
。 メ タノー ル
や ホ ルムア
を 酸 化 す る こ と に よ り得 ら れ る
。 工業 的 には、水酸 化 ナ トリウム
と一酸化 炭素
応 させ て 生 じ る ギ 酸 ナ トリ ウ ム を硫 酸 で 分 解 して つ くる
を120∼150℃
、6∼8atmで
反
。 濃硫酸 と
と も に 熱 す る と 脱 水 さ れ て 一 酸 化 炭 素 を 生 じる 反応
。 還 元 性 が あ り、 銀 鏡
や フ ェ ー リ ン グ液 の 還 元 を 示 す 。formica(L):
formula
mass
アリ
式量
化 学式 量chemical formula massと もい う。化学 式 中の各元素 の原子 量 量
の総 和。 分子 か らなる物 質で は分子 量
も しくは相対分 子 質量
も しくは相 対原子 質
に等 しい。 分子 が単位
と して存在 しない金 属 や イオ ン、 イオ ン化 合物 な どの物 質で は組成 式
中 の各元 素 の原子 量
の総和 に等 しい。式 量 に質量 の単位 で あ る グラムgを つけ た もの はそ の物 質1モ ル の質量 に 等 しい。 formula
mass of ionic compound
結 晶構 造 か らイオ ン化合 物 の式量
イ オ ン化合 物 の式 量 を求 め るに は、体積v〓
で表 わ される仮 の粒子 がn個 あ る と考 え る。 結 晶の密度 をd〓 す る と、式 量 = 〓
とな る。 た とえば 、
辺5.63〓 の面 心 立方 格子 (
と
の単位 格 子 の 中に 、組成 式 、 アボ ガ ドロ定 数 を〓 と
の結晶構 造 は、
の距 離 は2.81〓 ) 。密 度 は2.16〓
また は
につい て1
。 単位 格子 中に
とい う仮 の粒 子が4個 存在 す る と考 える。 式 量 =〓
formula
unit
イオ ン化合物
formula
式単位 の組成式
で表わ され る原子 集団 をい う。
weight
→formula
式 量
mass
fossilfuel
化石燃料
石炭 、石 油 、 天然 ガス
な ど、可燃性 の地 下資源 の こと。太古 の生物 の遺骸 が 地中 に埋 没
した後、地 熱や圧 力 に よ り変化 を受 けて生 じたと考 え られてい る。 fractional crystallization
分別晶出
分別 結 晶法 と もい う。溶 解度 の違 い を利 用 して混 合物 を溶質 とす る溶 液 か ら各 成分 を分 別単 離す る操作 。 混合物 の 溶解 と析 出 を繰 り返 し行 うこ とで、あ る成分 の濃度 を しだ いに高 め る こ とが で きる。 また 、固相 と液 相が 共存 し、 それ らの成分 組成 が異 な る固溶体
の場合 は融
解 と固 化 を繰 り返す こ とに よ り液 相 中に低 融点 成分 が濃縮 されて分 離 され る。帯 域溶 融法 は この原理 によ り物 質 を分 離精製す る方 法で ある。 fractional distillation 分留 と もい う。 蒸留
分別蒸留
に よって液体 混合物 を沸点 の異 なる成分 液体 に分 け る操 作。 共沸 混合
物 を つ くる場 合 は 、 こ の方 法 で は 完 全 に は分 離 で きな い 。 →rectification
fractionating
column
fractionating
towerと
分 留 塔 も い う。 精 留 塔 に 同 じ。
→rectification
fractionation
分 別 蒸 留 、 分 留
→fractional
Frasch
distillation, rectification
process
フ ラ
ッ シ ュ 法
硫 黄 を地下 の硫 黄鉱 床 か ら取 り出す方法 。 三重 に なった管 を鉱 床 まで 差 し込 み、最 も外側 の管で高 温高圧 ( 約7atm、 約170℃ ) の水 を送 り込 んで硫 黄 を熱で融 解 する。 中心 の管 か らは高 温高 圧 の空 気 を送 り込み 、 中間の管 か ら泡状 に なった 液体 の硫 黄 を 吹 き出 させ る。 free electron
自由 電 子
特定 の原子 に束縛 され る ことな く、真 空 中 また は物 質中 を 自由に運動 す る電 子。 金属
のさ
まざ まな性 質の原 因 となる。 free energy
自由 エ ネル ギ ー
系 の もつエ ネルギ ーの うち、 外界 に対 す る仕 事 に変 わ りうるエ ネ ルギ ー をい う。 自発 的変 化
は 、系
の ポテ ン シャルエ ネ ルギ ー が 最 も低 くな る ように、 また 、系の 無秩 序 さ ( 乱
雑 さ) が最 も大 き くなる よ うに起 こる。系 はその 中の粒 子 の無秩序 さ と直接 関連 す るエ ネ ルギ ー を もってお り、 このエ ネル ギー は外 界 に仕事 とはない。 系 の内部 エ ネルギ ー
をす る ようなエ ネルギ ー に変 化す るこ
も しくはエ ンタル ピー
は この よ うなエネ ルギ ー と外 界 に
対 す る仕事 に変 わ りうるエ ネ ルギ ーの和 と考 える こ とが で きる。 系 の内部 エ ネル ギー をU、 エ ン タル ピー をH、 エ ン トロ ピー をS、 絶対 温度 をTと す る と、U=F+TS 、H=G+TS とい う関係 が あ る。Fを ヘ ルム ホル ツHelmholtzの 自由エ ネルギー といい、 閉 じた系 等 積 変化 にお いて系 が 外界 に対 して しうる最大 の 仕事WはFの W= ⊿F。Gを
の等温
変 化 に等 しい 、す な わ ち、
ギブ ズGibbsの 自由エ ネル ギー といい 、閉 じた系 の等 温等圧 変化 におい て系
が外 界 に対 して しうる最大 の仕事 はGの 変化 に等 しい、す な わち、W= ⊿G。 自由エ ネルギ ーの変化 が負 の場合 に 自発的 変化 が起 こ りうる 。 平衡 状態 で は 自由エ ネルギ ーが極小 とな る。 free energy
of formation
生成 自由 エ ネル ギ ー
1モ ル の 物 質 が そ の 成 分 元 素 の 単 体 か ら生 じる と き の 自 由 エ ネ ル ギ ー
の 変 化 を い う。
free radical
遊 離基
フ リ ー ラ ジ カ ル 、 ラ ジ カ ル と もい う 。 不 対 電 子 子 の熱 分解
を もつ 原 子 ま た は 原 子 団 、 分 子 を い う。 分
、 光 分 解 、 電 子 の 授 受 な ど に よ っ て 生 じる 。 一 般 に は 不 安 定 で き わ め て 反 応 性
が 大 き く、 他 の 遊 離 基 や 分 子 と 反 応 して 安 定 す る 。 遊 離 基 の 関 わ る 反 応 を遊 離 基 反 応 あ る い は ラ ジ カ ル 反 応free radical reactionと い う。 自動 酸 化 あ る付 加重 合
(ラ ジ カ ル 重 合radical
polymerization)
、 ラ ジ カ ル が 連 鎖 担 体chain な どの 反 応 の 中 間体
carrierで
と して 重 要 で あ
る。 →chain
reaction〓
free rotation
自由回 転
分子 の 自由な 内部回転 。 結合 してい る一方 の原子 を固定 した と き、他方 の原子 団が結 合軸 の ま わ りにエ ネルギ ーの変化 な しに回転 す るこ と。単 結合
の まわ りの 回転 は 自由回転 と考
え られ てい たが 、実際 に は室 温 にお け る分 子の運 動 エネ ルギ ー 以上 のエ ネル ギ ーが必 要 な 場 合 もあ り、完全 な 自由回転 は まれであ る。 free state
遊離状態
本 来 は単独 で 存在 す る原 子 の状 態 をい っ たが 、単体 中に おけ る原 子の 状態 す な わ ち元 素 状 態 をさす こと もあ る。 結合 して いる原子 あ るいは化合物 中の原子 を結 合状態combined に ある とい う。 freezing point
state
凝固点
液体 が 固体 に変 わる温度 。一 般 に圧力 に よ って変 化す るが 、通常 は1atmに
お け る温 度 を さ
す。 液相 と固相 が平衡状 態
に等 しい。
freezing
point
→molar
constant
depression
体
で は融点
凝 固 点 降 下 定 数
of freezing
freezing point depression 溶液 の凝 固点
にあ る。物質 固有 の温度で 、純物質
point
凝 固点 降 下
が 、そ の溶媒 の凝 固点 よ り低 くなる現 象。 ただ し、溶 液が凝 固す る と き固溶
をつ くらず析 出す る もの はそ の溶媒 のみ とす る。凝 固点 で は、液体 の蒸気 圧
と固体 の
昇華 圧 が等 しい 。 また、 同 じ温 度 での溶 液の蒸 気圧 は純溶 媒 の蒸気 圧 よ り低 い。 した が っ て、 溶液 の蒸気 圧が 固体 の昇華 圧 と等 しくなる温度 は、純 溶媒 の蒸気 圧が 固体 の昇華 圧 と等 し くな る温度 よ り低 くな る。 非電 解質 の希 薄溶液 で は凝固点 降下度
は溶 質の種 類 に関 わ ら
ず溶 液 の重 量 モ ル濃 度 に比例 す る ( 狭 い温 度範 囲で は、蒸 気圧 曲線 を直線 とみ な して溶 媒 と溶液 の蒸気 圧 の差 を⊿Pと す る と、 ⊿P∝ ⊿ 〓) 。凝 固点 降下 度 を⊿ 〓として、
m: 重量 モル濃 度mol/kg M: 溶質 の分子量
W: 溶媒 の質量g
w: 溶質 の質量g
Kf: 溶 媒の モル凝 固点 降下K・kg/mol
溶 質 が 電 解 質 の 場 合 の 凝 固 点 降 下 度 は 、 同 じ濃 度 の 非 電 解 質 溶 液 に比 べ て 大 き くな る。 →van't Hoff's i factor
frequency
振 動 数
時 間 的 に 周 期 的 に 起 こ る 現 象 に つ い て 、 同 じ状 態 が 単 位 時 間 当 た り く り返 して 現 わ れ る 回 数 。 記 号 ν。 単 位 は ヘ ル ツHz、
Friedel-Crafts
reaction
無 水 塩 化 ア ル ミニ ウ ム キル
〓 な ど。
や酸塩 化物
フ リ ー デ ル-ク な どのル イス酸
、酸 無水 物
ラ フ ツ反応
の存在 下で 、芳香族 化合物
を作 用 さ せ て ア ル キ ル 化
や ア シル 化
に ハ ロゲ ン化 ア ル を す る 反 応 を い う。
芳香 環 の求電子 置換 反応
で あ り、
さ ま ざ ま な 芳 香 族 化 合 物 の 合 成 に用 い ら れ る 。 これ らの 反 応 に お け る触 媒 は フ リー デ ル-ク ラ フ ツ 触 媒 と よ ば れ 、 塩 化 ア ル ミニ ウ ム の ほ か に、 塩 化 鉄 (III)
や 塩 化 ス ズ (IV)
な
どが あ る 。
fructose
フ ル ク トー ス
果 汁 に 多 く含 ま れ る の で 果 糖fruit sugar、 天 然 に は 左 旋 性 の み 存 在 す る の で レ ブ ロ ー ス 旋 性 糖 )levuloseと
もい う。 分 子 量180.2、
融 点102∼104℃
で 、果 汁や樹 液 中に遊 離状態 で存 在す る他 に 、ス ク ロース の 成 分 と し て 存 在 す る。 工 業 的 に は 転 化 糖
や イ ヌ リ ンinulinな
fuel cell
どの 多 糖 類
を処 理 して 得 られ る 。 水 に よ く溶 け 、 還 元 性 を
示 す 。 最 も甘 い糖 で 、 結 晶 化 しに くい。 甘 味 料 と して 用 い られ る 。
β-D-フ ルクトピ ラノース
( 左
の 粉 末 。 ケ トヘ キ ソ ー ス の1種
D-フ ルクトース (鎖 状 )
fructus(L):
果実
β-D-フ ルクトフラノース
燃 料電 池
燃料 を燃やす ことに よ り直接電 流 を得 る装 置 。燃料 と して は、水素 、一酸 化炭 素、 メ タノー ル、炭 化水素 などが用 い られ 、そ の補給 と水 や二酸 化炭 素 な どの生成 物 の除去 に よ り連続 的 に使 用 で きる。化学 エ ネルギ ー を直接 電気 エ ネル ギー に変 換す るの で高 い変換効 率 が得 られ る。 た とえば、水 素 −酸 素燃料 電池で は、正極 に酸 素 を、負 極 に水 素 を流 し、電解 液 は水 酸 化 カ リウ ム水 溶液 を用 い る 。起 電 力 は約1Vで
ある。 電極 は、 白金、
炭素 ( 黒 鉛) な どを用 い る。 負極 での 反応 は 多孔性電極 ( 気体 と液体の接触)
、正 極 での 反応 は
で、
全反応 は
fumaric
と な る 。 す な わ ち 、 水 の 電 気 分 解 の 逆 反 応 で あ る。
acid
フ マル 酸 trans-ブ テ ン二 酸trans-butenedioic 融 点300∼302℃
acid。
無 色 の 針 状 結 晶 で 、 分 子 量116.1、
。異性 体で あ るマ レイン酸
よ り脱 水 され に くい 。 水 に 可
溶 。 生 体 内 の 代 謝 の 中 間 体 と して 存 在 す る。fumus(L):
fuming
sulfuric
acid
煙 霧、香煙
発 煙硫 酸
濃 硫 酸 に多 量 の 三 酸 化 硫 黄sulfur trioxideを
吸 収 させ た も の 。 常 温 で
の蒸 気 を 発 し、
大 気 中 の 水 蒸 気 な ど の 成 分 と結 び つ い て 白煙 を 生 じ る の で こ の 名 が あ る 。 主 成 分 は二 硫 酸 disulfuric acid(pyrosulfuric ン化
acid)
で 粘 度 が 高 く油 状 を して お り、 有 機 化 合 物 の ス ル ホ
に用 い ら れ る 。
functional
group
官 能 基
有 機 化 合 物 の 特 有 な 反 応 性 の 原 因 とな る原 子 ま た は原 子 団 。 同 じ官 能 基 を もつ 化 合 物 は よ く 似 た化 学 的 性 質 を も ち、 同 族 列 →substituent
functional 官 能基 ルmethyl
isomerism の 違 い に よる 構 造 異 性
をなす。
官 能基 異 性 。 た と え ば 、 エ タ ノー ルethanolと
funnel
ろ う と
液体 を細 口の容 器 に移 した り、 ろ過 比べ て液体 の出 口は細 くして ある。
fused
salt
→molten
electrolysis
溶 融 塩 電 解
salt electrolysis
fusion〓
融 解
→melting
fusion〓 →nuclear
メチ ルエ ーテ
ether。
融 合 fusion
す るた めに用 い る器 具。 液体 を注 ぎ込 む 口に
G ガ ラ ク トー ス
galactose
脳 糖brain
sugar、 セ レブ ロ ー スcerebrose(cerebrum(L):
分 子 量180.2、
融 点163∼165℃
脳 ) と も い う。
で は 多 くは 存 在 せ ず 、 ラ ク トー ス
。 ア ル ドヘ キ ソ ー ス の1種
。 遊離状 態
の 構 成 成 分 で あ り、 少 糖 類 、 多 糖 類
の 成 分 と し て 植 物 界 に広 く存 在 す る ほ か 、 動 物 界 で は 糖 脂 質 、糖 タ ンパ ク 質 の 成 分 とな っ て い る 。 水 に よ く溶 け 、 還 元 性 を示 す 。 甘 味 は ス ク ロ ース の1/2程 度 で あ る 。gala(Gk): 乳
D-ガ ラクトース
galvanic cell
ガル バ ニ 電 池
種類 の異 な る電気伝導 体
が直 列 につなが ってお り、 その両端 の化学 的組成 が等 しい電池 。
電気 伝 導体 の うち少 な くともひ とつ は電解 質溶液 の よ うな イオ ン伝 導
体 であ る。電極
なる金 属 ( 黒 鉛 を含 む) をM、 イ オ ン伝 導体 をSと す る と、〓 な ど と表現 される。S相 に接 して い るM相
と
や〓 は電極 、末 端相 〓 は
端子terminalと よばれ る。化学 電池 や電解 槽 の電極 間に適 当な外部 回路 を接続 す るとガ ルバ ニ 電池 とな る。 化学 エ ネルギ ーを電気 エ ネル ギー に変 換 して取 り出す もの が電池 、電気 エ ネ ルギ ー を化 学 エ ネルギ ー に変換 して取 り出 す ものが 電 解槽 で ある。L . Galvani(173798): イ タ リアの生 理学者 、物理 学者
galvanization →plating
め っき
galvanizing →plating
め っき
galvanometer
検 流計
弱 い電流 を測定 する装置 。原理 は電流 計
gamma
decay,γdecay
励起 状態
に あ る原 子 核
象 。 ア ル フ ァ崩 壊 数
ガ ンマ 崩 壊 、 γ崩 壊 が ガ ンマ 線
や ベ ー タ崩 壊
は 変 化 し な い。
例. 励 起 状 態
と 同 じ。
基底状 態
を 放 出 して 、 よ り低 い エ ネ ル ギ ー 状 態 に 変 化 す る現
に 続 い て 起 こ る こ とが 多 い 。 核 種
の原子番号
や質量
gamma
ray,γray
励 起 状態
ガ ン マ 線 、 γ線
にあ る原子核
い 、高 エネ ルギ ーの電磁 波
が よ り低 い エ ネ ル ギ ー 状 態 に 移 る と き な ど に放 出 さ れ る波 長 の 短 。 電磁 場
で 曲が らな い。波 長は 〓
作 用 は 小 さ く、 透 過 力 は 非 常 に 大 き い 。 数cmの
gangue 鉱石
∼ 〓m程
度。 電離
鉛 板 も透 過 す る。
脈 石 中 の 無 用 な岩 石 、 砂 、 粘 土 な どの 部 分 を い う。gang(G):
gas
鉱脈
気 体
物 質 が と る 三 態 の ひ とつ で 、 一 定 の 形 ・体 積 を もた な い 状 態 の こ と。 気 体 を構 成 す る分 子 は 固体
の よ うに 他 の 分 子 との 相 対 的 な 位 置 が 定 ま っ て お らず 流 動 性 が あ り、 固 体 や 液 体 に比
べ て 分 子 間 距 離 が 大 き く圧 縮 率
が大 きい。気 体の体 積 はそれ が入 ってい る容器 の体積 で あ
る。
gas constant
気 体 定 数
理 想 気 体 の 状 態 方 程 式PV=nRTに
お け る 比 例 定 数Rの
こ と。
R=8.3145J/mol・K=0.08206atm・l/mol・K
gas laws
気 体 法 則
気 体 の 物 質 量 、 温 度 、 圧 力 、 体 積 の 関 係 を表 わ す 法 則 を い う 。 物 質 量 と 温 度 が 一 定 の と きの 圧 力 と 体 積 の 関 係 を示 す ボ イ ル の 法 則 示 す シ ャル ル の 法 則
、 物 質 量 と圧 力 が 一 定 の と きの 温 度 と体 積 の 関 係 を
、 そ れ ら を 結 び つ け 、 物 質 量 が 一 定 の と きの 温 度 、圧 力 、 体 積 の 関 係
を 示 す ボ イ ル-シ
ャル ルの法則
ボ ガ ドロ の 法 則
、 物 質 量 、 温 度 、 圧 力 、 体 積 の 関 係 を 示 した 気 体 の 状 態 方 程 式
、 温 度 、 圧 力 が 一 定 の と き の 物 質 量 と体 積 の 関 係 を 示 す ア
る。 こ れ ら の 法 則 に厳 密 に従 う気 体 を理 想 気 体
gas phase
気 相
気 体 か らで き て い る 相
。 異 な る種 類 の 気 体 は 完 全 に 混 じ り合 う の で 、 多 成 分 で あ っ て も 必
ず一 相 となる。
gas pressure
気 体 の圧 力
気 体 分 子 が 容 器 壁 に 衝 突 す る こ と に よ って 壁 に 及 ぼ す 単 位 面 積 あ た りの力 。 →kinetic theory of gas
gas solution
気 溶 体
何 種 類 か の気 体 の 混 合 物 をい う 。 混 合 気 体 の こ と。
Gay-Lussac's →Charles'
な どが あ
と い う。
law
ゲ イ ・ リュ サ ッ ク の 法 則
law , law of gas reaction
Geiger-M〓ller
counter
ガ イ ガ ー ・カ ウ ン タ ー
ガ イ ガ ー ・ミ ュ ラ ー ・カ ウ ン タ ー ( 計 数 管 ) と も い う。 放 射 線 測 定 器 の1種
(計 数 管 )
。 金 属 円 筒 を陰 極 と し、 そ
の 中 心 線 に 沿 っ て 張 ら れ た タ ン グ ス テ ン線 や ピ ア ノ 線 な どの 金 属 線 を陽 極 と す る 放 電 管 イ ガ ー 管Geiger
tube) の 両 極 間 に1000V程
後 、100mmHg程
(ガ
度 の 電 圧 を か け る 。 管 に は 、 い っ た ん 排 気 した
度 の ア ル ゴ ン と10mmHg程
度 の ア ル コ ー ル な どの 気 体 を 封 入 し て あ り、
放 射 線 が 入 る と気 体 が 電 離 さ れ 、 金 属 線 で 放 電 す る 。 こ の 放 電 に よ って 生 じた パ ル ス を増 幅 して計 数 回 路 に 入 れ 計 数 す る。
gel コ ロ イ ド粒 子
ゲ ル が つ なが っ て網 目構 造 を つ く り、 そ の 間 に 溶 媒 も し くは 分 散 媒
で ある液体
を含 ん だ ま ま流 動 性 を失 い 固 化 した も の を い う。
gel chromatography →chromatography
geometrical
ゲ ル ク ロ マ トグ ラ フ ィ ー
isomerism
立 体異 性
の1種
幾 何 異 性
。 有 機 化 合 物 の 場 合 は 、 二 重 結 合 や 環 状 構 造 な ど 回 転 が 困 難 な構 造 が 存 在
す る場 合 に 生 じる 。 二 重 結 合 や 環 状 構 造 の 両 側 も し くは 両 端 の 炭 素 原 子 に 結 合 す る2個 の置換 基
が それ ぞれ同一 で ない場合 に存在 す る。す なわ ち、エ チ レン
を もつ 物 質 の 例 と して エ チ レ ン オキ シ ドethylene え る と 、 (I) に お い て 、a≠bか ス 型cis 体
oxide( オ キ シ ラ ンoxirane)
の置 換 体 を 考
と き に幾 何 異 性体 が 存 在 し う る。 (II) の構 造 を シ
form、 (III) の 構 造 を トラ ン ス 型trans
中の 配位子
位 子が
つc≠dの
ずつ
置 換体 や環状構 造
formと
い う。 ま た 、 無 機 化 合 物 の 場 合 は 、 錯
の 立 体 配 置 の 相 違 に よ っ て 生 じ、 中 心 金 属 に 配 位 す る 同 種 ま た は 類 似 の 配
(IV) の よ う に 互 い に 近 い位 置 に存 在 す る 場 合 を シ ス 型 、 (V) の よ う に遠 い位 置 に存
在 す る場 合 を トラ ン ス型 と い う。 八 面 体 形 で6配
位 の も の や 平 面 四 角 形 で4配
られ る。 cis (L): こ ち ら側 のtrans
(L): 向 こ う側 の 、 横 切 っ て
位 の もの に み
giant molecule →macromolecule
Gibbs
巨大 分 子
function
ギ ブ ズ関 数
ギ ブズの 自由エ ネルギ ー トロ ピー
をS、
の こ と。 系 の エ ン タル ピ ー
絶 対 温 度 をT、
の 自 由 エ ネ ル ギ ーGは
をH、
体 積 をVと
変 化 を ⊿Sと
glacial acetic acid
内 部エ ネルギ ー
す る と、 閉 じ た 系
、G=H−TS=U+PV−TS。
GはHの 変 化 を ⊿H、Sの →chemical potential
純 度 の高 い酢 酸
圧 力 をP、
をU、
等 温 等 圧 変 化 に お け るGの
して 、 ⊿G=
エ ン
におけ るギブ ズ 変化 ⊿
⊿H−T⊿S。
氷 酢 酸 の こ と。 純 粋 な 酢 酸 の 融 点
は16.7℃
で 、 こ れ 以 下 の 温 度 で は 凝 固 して
氷 の よ う に見 え る た め に こ の名 が あ る 。
glass 非 晶質
ガ ラ ス の 固 体 を い う 。 ま た 、 固体 と 同 じ程 度 の 粘 性 を も っ た 過 冷 却
せ る 。 狭 義 に は 、 ケ イ酸 塩
され た 液 体 と もみ な
が 不 規 則 に つ な が っ た 状 態 の 無 定 形 固 体 を い う。 は っ き り した
融 点 は な く、 温 度 が 高 く な る と粘 度 が 低 くな る 。 性 質 は組 成 に よ っ て 大 き く変 化 す る 。 通 常 の ガ ラス は、 ケイ砂
、 石灰 石
、 炭 酸 ナ トリ ウ ム
、 炭 酸 カ リ ウム
混 ぜ 合 わ せ 、 加 熱 して とか した 後 、 冷 却 して 得 ら れ る 。 ソ ー ダ ガ ラ ス イ 砂 、 炭 酸 ナ ト リ ウ ム 、 石 灰 石 を主 成 分 と して つ く られ 、 5% 、
∼1%
程 度 を含 む。比較 的低 温
(500∼700℃
な ど を用 途 に 応 じて ( 軟 質 ガ ラス)は 、ケ
の他 に
∼10%
、
∼
) で 軟 ら か くな る。 板 ガ ラ ス や 普 通
の ガ ラ ス 器 具 に 用 い ら れ る 。 ホ ウ ケ イ酸 ガ ラ ス は 、 ケ イ 砂 、 酸 化 ホ ウ素 、 炭 酸 ナ ト リ ウ ム 、 炭 酸 カ リ ウ ム な ど よ りつ く ら れ 、4%
ほ ど しか 、 ア ル カ リ 金 属 、 ア ル カ リ土 類 金 属 を 含 ま な
い 。 水 との 反 応 性 が 小 さ く、 温 度 の 急 変 に耐 え 、 理 化 学 用 器 具 、 調 理 用 器 具 と して 用 い られ る 。 石 英 ガ ラ ス は 、 ケ イ 砂 の み か らつ く られ 、 軟 化 点 は1500℃ 熱 性 が高 い。鉛 ガ ラス
以 上 で 熱 膨 張 率 が 小 さ く耐
(フ リ ン トガ ラ ス ) は 鉛 を 含 み 密 度 、屈 折 率 が 大 き く、 レ ンズ 、 ク リ
ス タ ル ガ ラ ス な ど と し て 用 い ら れ る。
glass electrode
ガラ ス電 極
特 定 の イ オ ン に 選 択 的 に 応 答 す る ガ ラ ス 膜 を用 い た 電 極 答 す るpH測
を い う 。 水 素 イ オ ン に 選 択 的 に応
定 用 電 極 が 代 表 的 な もの で あ る 。 膜 内 外 の水 素 イ オ ンの 濃 度 差 に 応 じて 電 位 差
が 生 じ る 。 ガ ラ ス膜 を つ け た 容 器 内 に は 一 定pHの
基準溶 液 と電位 測定 用の基 準電極
が入
っ て い る。
glucose
グル コー ス
ブ ドウ 汁 に 多 く含 ま れ る の で ブ ドウ 糖grape で デ キ ス トロ ー ス 146∼147℃
(右 旋 性 糖 )dextroseと
。 ア ル ドヘ キ ソ ー ス の1種
sugar、 天 然 に は 右 旋 性 のD型
の み存在 す るの
も い う。 白色 の 結 晶 性 固 体 。 分 子 量180.2、
融点
で 、 天 然 に 広 く存 在 し、 遊 離 状 態 の ほ か 、 二 糖 類
や多 糖類
、 さ まざ まな配 糖体
の成分 と して存在 す る。工 業的 に はデ ンプ ン
を酸 で分解
して得 られる。 水 に よ く溶け 、還元性 を示 す。 また 、水溶 液 中で は下の よ うな構 造変 化 をす る。 生体 にお いて はエ ネルギ ー源 と して重 要で ある。 アル コール発 酵の原 料 、医薬 、甘味料 な ど と して用い られ る。 甘味 はス クロース
α-D-グ ルコー ス (α-D-グ
の1/2程 度 。glykys
(Gk): 甘 い
β-D-グ
D-グ ルコース( 鎖 状 )
(β-D-グ
ルコピ ラノース)
ルコー ス
ルコピ ラノース)
glue にかわ ( 膠) 動 物 の骨や皮 、腱 など を水 とともに長 い時 間煮 るこ とに よって得 られ る不純物 を含 ん だゼ ラ チ ンgelatinか らな る物 質 をい う。接 着剤 や保 護 コロ イ ド として用 い られるが 、水 に弱 く腐敗 しやす い。
glycerin
グ リセ リン
代 表 的 な3価 propanetriolと
ア ル コ ー ル で 、 グ リ セ ロ ー ルglycerol、1,2,3-プ
点290.5℃
ロ パ ン ト リ オ ー ル1,2,3-
もい う。 無 色 無 臭 の 粘 性 、 吸 湿 性 の あ る 液 体 。 分 子 量92.1、 (分 解 )、 密 度1.26〓
。天 然 には油脂
存 在 して い る 。 工 業 的 に は プ ロ ピ レ ン
や リ ン脂 質
融 点18.1℃
、沸
な ど の エ ス テ ル と して
を原料 と して合成 される。 水 、エ タ ノール に可溶 、
エ ー テ ル な ど に 不 溶 。 ニ トロ グ リ セ リ ン の 原 料 、 ア ル キ ド樹 脂 、 ポ リ ウ レ タ ンの 原 料 、 甘味 剤 、 保 湿 剤 、 化 粧 品 な ど と して 用 い られ る。
glycogen
グ リコ ーゲ ン
動物 性 デ ンプ ンanimal starchと もい う。化学 的 に はデ ンプ ンに よ く似 た性 質 を示す 。還元 性
は ない。 グル コー ス
が多数枝 分 かれ した状態 でつ なが って生 じる多糖 類 。分 子量 は
数 百万 に達す る。動 物 の組織 、 と くに肝臓 や筋 肉 に多 く含 まれ、エ ネル ギー源 と して使 われ る。冷水 に よ く溶け 、 ヨウ素 デ ンプ ン反応
glycoside
配糖体
グ リ コ シ ドと もい う 。 環 状 構 造 を と っ た 糖 セ ター ル が グ リ コ シ ド結 合
は赤褐色 。
の ア セ ター ル
型 の ヒ ドロ キ シ ル 基
し て 生 じる 。ア セ ター ル誘 導 体 の 配 糖 体 をO-グ
酸 素 の か わ りに 硫 黄 ま た は 窒 素 を もつ もの を そ れ ぞ れS-配 る。
誘 導 体 をい う。 糖 成 分 の ヘ ミア
と ア グ リ コ ンaglyconと
よば れる非糖 成分
リ コ シ ド、 ア セ タ ー ル の
糖 体 、N-配
糖 体 と い う こ とが あ
glycoside
linkage
環 状構 造 を とった糖
グ リ コ シ ド結 合 間 の結合 にみ られるエ ー テル結 合
。 単糖 類
が 生 じる と きの 基 本 的 な結 合 で あ る 。 酸 が 存 在 す る と加 水 分 解
gold 11族
金 (1B族 ) に 属 す る 原 子 番 号79の
砂 金 のほか 、鉱石 か らアマル ガム また 、銅 な どの製 錬 1064℃
、 沸 点2810℃
が つ なが って多糖 類
さ れ る。
元 素 。 原 子 量 は196.97。
通 常 、 単 体 と して 産 出 し 、
と して 抽 出 した 後 蒸 留 した り、 青 化 法
に よ り得 られ る 。
の 副 産 物 と して も 得 られ る 。 単 体 は 黄 色 の 軟 ら か い 金 属 で 、 融 点 、密 度19.32〓
。延性
、展性
が 最 も大 き い金 属 で 、 電 気 や 熱 を
よ く伝 え る 。 空 気 中 で は 安 定 で 、 熱 して も酸 化 さ れ な い 。 王 水 (III) 酸 イ オ ンtetrachloroaurate(III)ionと 液 に溶 け、錯 イオ ン
に 溶 け 、 テ トラ ク ロ ロ 金
な る 。 酸 素 の 存 在 下 で シ ア ン化 ア ル カ リ水 溶
を 生 じ る。 単 体 や 合 金 と し て 、 装 飾 品 、 貨 幣 、 歯 科 材 料 、 電 子 部 品 、
メ ッキ な ど に 用 い られ る 。
Graham's
law
グ レア ムの法 則
グ レア ムT.Grahamが1848年
に 実 験 的 に発 見 した 気 体 の 噴 散
に 関 わ る 法 則 。 「あ る 温 度 ・
圧 力 に お い て 、 小 孔 か ら 気 体 が 流 出 す る 速 度 は そ の 分 子 量 や 密 度 の 平 方 根 に 反 比 例 す る 」。 気 体AとBの
流 出す る 速 度 を 〓 ,〓 、 分 子 量 を 〓 ,〓 、 密 度 を 〓 ,〓 とす る と 、
〓
。 ある温 度 におけ る気体分 子 の平均 運動 エ ネルギ ーは気体 の種 類 に関 わ らず一 定 であ るこ とか ら導 くこ とが で きる。 す なわ ち、 それぞ れの分 子1個 の 質量 を 〓 , 〓 、 ア ボ ガ ドロ定 数
を 〓 と して 、平 均 運 動 エ ネル ギ ー 、 分 子 量 は そ れぞ れ 、 〓 。 ここで 、〓
gram
とす れば よい。
グ ラム
質 量 の 単 位 。 記 号 はg。1g=
〓kg。
歴 史 的 に は 、4℃
した が 、 現 在 は キ ロ グ ラ ム 原 器 の1/1000の
に お け る 純 水1〓
質 量 と さ れ て い る 。gramma
の 質 量 を1gと (Gk): 書 か れ た
もの、小 重量
gram
equivalent
化 学当量
graphite 黒 鉛black
グラ ム 当量
に 質 量 の 単 位 で あ るgを
つ け た 量 を1グ
ラ ム 当 量 とい う。
グ ラ ファ イ ト lead、 石 墨plumbagoと
も い う。 炭 素
の 同素体
の ひ とつ 。 天 然 に も 産 出 す る
が 、 コ ー ル ター ル や 石 油 コ ー ク ス な ど を 原 料 と して 人 工 的 に も製 造 さ れ る 。 炭 素 六 員 環 が く り返 しつ な が っ て 生 じた 層 が フ ァ ンデ ル ワー ル ス カ か な滑 性 の あ る 結 晶 で 、 密 度2.25〓
に よ り結 合 し て い る 構 造 か ら な る 軟 ら
、 モ ー ス 硬 度1∼2。
黒 色で 金属光沢 があ り、耐熱
性 、 耐 食 性 が あ る 。 電 気 や 熱 の 良 導 体 で あ る が 、 そ の 結 晶 構 造 の た め に伝 導 率 や 膨 張 率 な ど に異方性
が み ら れ る。 断 熱 材 、 電 極 、 原 子 炉 の 減 速 材
筆 な ど に 用 い られ る 。graphein
(Gk): 書 く、 描 く
、 モ ー ター の ブ ラ シ 、 減 摩 材 、 鉛
graphite structure グ ラ フ ァ イ ト型 構 造 六 角形 網 目構 造 の くり返 しか らなる層 が積 み 重 なった形 の結 晶構造 。炭 素、窒 化 ホ ウ素 な ど にみ られる。
gravimetric analysis 重 量 分析 定量 しよ う とす る成 分 を単体 また は化合物 の形 で分離 し、そ の質量 を測定 す る こ とに よ り試 料 中の ある特 定成分 の割 合 を求め る定量 分析 過
。試料 溶 液中 か ら特定 成 分 を沈殿
させ てろ
し、洗浄 ・乾燥 した後 、質量 を測定 する などの方法 が用 い られ る。
gray 吸 収線 量
グ レイ の単 位。 記号Gy。 物 質1kgあ
れ る と き、吸 収線量 を1Gyと greenhouse
た り1ジ ュール のエ ネルギ ーが放射 線 か ら与 え ら
す る。1Gy=1J/kg=100rad。
effect
温室効果
大気 中の二 酸化 炭素や水 蒸気 は、 可視光 線 を吸収 しな いが赤外 線 を吸 収 す る。 そ のため 可視 光線 を吸 収 して 温 まった地表 面か ら出 る赤 外線 を吸収 し、そ の一部 を地表 面 に送 り返す ので 宇宙 空 間に放 出 され るエ ネルギー が減少 す る。 その結 果 、大気 や地表 の温 度が 上昇 し、高 温 に保 た れる。 この ような大気 中の成 分 は温室 におけ る ガラス と同 じよ うな役割 をす るので そ の効 果は温 室効果 とよばれ る。 Grignard
reagent
RMgX型
グ リニ ャール 試薬
の 有機 マ グネ シウム化 合物の 総称。R-は 炭化 水 素基 、X-は ハ ロゲ ン基 で ある。乾
燥 したエ チ ルエ ーテ ル にハ ロゲ ン化 アル キル マ グネ シウム を加 える と生 じる に触 れ ない よ うにする。 グリニ ャール試 薬の
も し くはハ ロゲ ン化 ア リール を溶 か し、 。 水 と反応 して容 易 に分解 す るので水 結合 は極 性が 大 き く、 さま ざまな反応
をす るの で、合 成反応 に広 く用 い られ る。 グ リニ ャー ル試薬 を用 いる アル キル化 や ア リール 化 を グ リニ ャー ル反応Grignard reactionとい う。た とえ ば、ホ ルムア ルデ ヒ ド 応物 を加 水分 解す ると第1ア ル コール ヒド
と反応 して第2ア ル コール
との付加 反
を生 じる。 同様 に、 ホ ルムア ルデ ヒ ド以外 の アルデ
を、ケ トン
と反応 して第3ア ル コー ル
を生 じる。
ground state 基底 状態 原子 や分子 な どが と りうるエ ネルギ ー状 態の うち、最 も低 く安定 な定常状 態 。 group〓
族
周 期 表 で縦 につ なが る元 素の 列。1∼18ま での族 が あ る。 同 じ族 に属 す る元素 は同 じ数 の価 電子 を もち性 質が よ く似 てお り、 同族 元素congenerと よば れる。 下 に行 くほ ど原子 の大 きさは大 きくなる。 よ り大 きな新 たな電子 殻
に電子 が入 るた め、原子 核 の電荷 の増大
に よる電子殻 の収縮 の影 響 を上 回 るため と考 えられ る。 電気 陰性度 ン化 エネ ルギ ー 、電 子親和 力 性
( 希 ガス を除 く)、 イオ
は下 に行 くほ ど小 さ くな る。 したが って 、下 に行 くほ ど陽
になる。
group〓 基 有 機化 合物 の構成成 分 となる特有 な性質 を もつ 原子 団 をいう。
H Haber-Bosch process ハ ー バ ー ・ボ ッ シ ュ 法 ハ ーバー法Haber processと もい う。 触媒 の存在 下で 、水素 と窒 素か ら直接 ア ンモニ ア を 合成 する方 法。1913年 に 、ハーバ ーF. Haberの 基 礎研 究 をボ ッシュK. Boschが 工業化 した。 ア ンモニ ア生成 の反応 は ⊿H= −46kJ/molの 平衡反応 で あ り、低 温 高圧 にす るほ ど アンモ ニアの生 成率 は高 くなるが 、温度 が低 くなる と反応速 度 が低下 す るの で 、触媒 を使 用 して適 当な温度 を設定 す る。 圧力 は200∼1000atm、 し、 四酸化 三鉄triirontetraoxideを
温度 は400∼500℃
主成 分 と し酸化 アル ミニ ウム
と
な どを加 え た触
媒 を用い る。 生成 した ア ンモ ニア を水 吸収 また は液化 に よ り分離 し、未反応 ガスは原 料 を追 加 して循 環使 用 され る。 half cell
半 電池
電 解 質 溶液 の よ うな イオ ン伝導 体 に ひ とつ の電極 を浸 した もの。 単極single electrode ともい う。 一般 に電池 はふたつ の半電池 か ら構成 されるので この名 があ る。 half equation 半電 池 剤
半 反応 式
の中 で起 こる化 学変 化 を表 わ した 反応 式。 あ る いは 酸化 還 元反 応 に おい て、 酸化
の反応 の み、 または還元 剤
の反 応 のみ に注 目 した 反応 式。 酸化 還元 反応
の化学 反応
式はふ たつ の半反応 式の組 み合せ で表現 で きる。 た とえば、A+ 〓 →B、C→D+ 全 反応式 はmA+nC→mB+nDと half life
〓
な ど。
な る。 半減期
安 定状 態 にな い粒 子 の数 が1/2に 減 少す るの に要す る時間 。〓 で表 わす。 放射 性核 種
の場
合 には、 あ る時刻 に おけ る原子 数や放 射 能 が1/2に 減少 す るの に要 す る時間 で あ り、 化学 反応 におい ては、 ある反応物 の濃度 が初濃 度の1/2に な る まで に要す る時間 であ る。 half reaction
半反応
半 電池
の 中 で起 こる化 学変化 。 ある いは 、酸化還 元反 応 におい て 、酸化剤
還 元剤
のみ の反応 。酸 化還 元反 応
えば 、過酸化 水素 と ヨウ化物 イオ ンの 反応 れる半 反応
のみ 、 または
はふ たつの半 反応 の組 み合 わせ と して得 られる。 た と は 、過酸化 水 素が還 元 さ
とヨウ化 物 イオ ンが 酸化 され る半反応
の組 み合
わせで ある。 half reaction method
半反応法
酸 化還 元反 応 は、 酸化 の半 反応式 と還元 の半 反応 式 を組 み合 わ せ て表 わ す こ とが で き る。 この よ うな反応式 の作 り方 を半反応 法 とい う。 た とえ ば、硫酸 で酸 性 に した 溶液 中での
シュウ酸
と過 マ ンガ ン酸 カ リウム
の酸 化還 元 反応式 は次 の よ うな手 順で 導
くこ とが で きる。 ただ し、 オ キソニ ウムイ オ ン
は簡略 化 して水素 イオ ン
で表 わ して
ある。 〓 半反 応式 を書 く。 酸 化剤 還元 剤 〓 ふ たつの半 反応 で出入 りす る電子数 をつ りあわせ る。 酸化 剤 還元 剤 〓 ふ たつの半 反応式 を加 え、左 右両辺 にあ らわれ る化 学種 につ いて整理 する。 〓必 要 があ れば、傍 観 イオ ン
halide ハ ロゲ ン
(この場 合は
と
) を加 えて通 常 の化 学反応 式 にす る。
ハ ロ ゲ ン化 物 とよ り陽 性の元 素 との化 合物 をい う。 フ ッ化 物、塩 化物 、臭 化物 、 ヨウ化物 の総
称 。ハ ロゲ ン原子 を含 む有 機化合 物や3種 以 上 の元素 か らな る化 合物 もあ るが、 一般 には2 元 化合 物
をい う ことが多 い。 アル カ リ金 属
や アル カ リ土 類 金属
のハ ロゲ ン化 物 は典型
的 な イオ ン化 合物 で あ り、 非金属 のハ ロゲ ン化物 は共有 結合 に よる分子 性物 質で あ る。 イオ ン性 のハ ロゲ ン化 物 は一般 に融点 や沸 点が高 く、液体 や溶液 は電 導性 があ る。共 有性 のハ ロ ゲ ン化物 は一般 に融 点や沸 点が低 く揮発 性が あ り、有機 溶媒 に溶 け、 その溶 液 は電導性 を示 さない。 Hall-H〓roult process アル ミニ ウム
ホ ー ル ・エ ル ー 法
の工 業 的製法 。氷 晶石 を加 え た酸化 ア ル ミニ ウム
を融解 電解
す る こ とに
よ りアル ミニ ウム を得 る。 この と き用い られ る装 置 をホ ール電解 槽Hall cellとい う。 陽陰極 と も炭素 で 、陽極 では
、 陰極 で は
、全 反応 は
。
haloalkane
ハ ロア ル カ ン
ハ ロゲ ノ アル カ ンhalogenoalkaneと もい う。飽 和炭化 水 素
のい くつか の水素 原子 をハ ロゲ
ンで置換 した化合 物 。 ひ とつ の水 素原 子 だけが 置換 した化 合物 をハ ロゲ ン化 アル キル う。 ア ル カ ン
の置 換
、 アル コー ル
の ヒ ドロキ シル基 の置換
な どに よって
生 じる。 ただ し、 アル カ ンとハ ロゲ ンの混合 物 に光 をあ てる こ とに よる置 換 は連鎖 反応 あ り、特 定 のハ ロ アル カ ンを得 る には不適 当で ある。 ア ルカ リ水溶 液 と ともに還流 加水 分解
され 、相 当す るア ルコー ルに なる
とい
、 アル ケ ン へ の付 加 で
すると
。 同 じ炭素原 子 に結
びつい てい るハ ロゲ ン原子 や炭化 水素 基の数 が 多 くなる ほ どそ ( れ ら) の立体 障害
によ り
加水 分解 され に く くなる。 また、 ヨウ化物 、臭化物 、塩化 物 の順 に加 水分解 され に く くなる。
弱い ア ル カ リ性 に した アル コー ル水溶 液 中で シ ア ン化 カ リウム 相 当す る ニ トリル
が生 じる
と と もに還 流 す る と、
。ア ルカ リのア ル コール溶液 中で還
流す る と、 アルケ ンも し くはケ トン が生 じる 。 →concerted
mechanism
halocarbon
ハ ロ カー ボ ン
ハ ロ ゲ ン原 子 が 炭 素 原 子 に 共 有 結 合 で 結 び つ い て い る有 機 化 合 物 の 総 称 。
haloform
ハ ロ ホル ム
トリ ハ ロ メ タ ンtrihalomethaneの ロ ホ ル ムfluoroform、
こ と 。 ハ ロ ゲ ン 原 子 をXと
して、一般 式 は
ク ロ ロ ホ ル ムchloroform、
、 ヨ ー ドホ ル ムiodoformの
。 フル オ
ブ ロ モ ホ ル ムbromoform
総称 。
halogen
ハ ロゲ ン
17族 の 元 素 、 フ ッ素fluorine、
塩 素chlorine、
astatineの 総 称 。 最 外 殻 の 電 子 配 置 は 、 〓 ゲ ン化 物 イ オ ンhalide
臭 素bromine、
。7個
ヨ ウ 素iodine、
の価 電 子 を も ち 、1価
ion) に な る ほ か 、 陰 性 元 素 とは 共 有 結 合
アス タチ ン
の 陰 イ オ ン (ハ ロ
をす る 。 単 体 は す べ て2原
子 分 子 で 、 反 応 性 が 大 き く、 多 くの 非 金 属 元 素 や 金 属 元 素 の 単 体 と 直 接 反 応 して ハ ロ ゲ ン化 物 を 生 じる 。 また 、 有 機 化合 物 と は置 換
反 応や付 加
反 応 に よ りハ ロ ゲ ン化 合 物 を 生 じる 。
強 い 酸 化 作 用 を 示 し、 酸 化 力 の 強 さ は 、
で あ る 。 フ ッ素 は 水 と激 し く反 応
す る が 、 他 の 元 素 の 単 体 も水 と反 応 して 、 弱 い 酸 性 を示 す 。 分 子 量 が 大 き くな る ほ ど分 子 間 力
が 強 く な る の で 、融 点 、 沸 点 は
原 子 番 号 が 大 き い ほ ど高 い 。 色 は 原 子 番 号 が 大 き い ほ ど濃 い 。 フ ッ素 を 除 き 、 +I,+III,+ V,+VIIの
酸 化 状 態 も とる 。 水 素 化 物 の 水 溶 液 は フ ッ化 水 素
を除 いて、 強 い酸性 を示す。
酸 と して の 強 さは 、 ン化 銀 は フ ッ化 銀 (X:
であ る。ハ ロゲ
を除 いて水 に難溶で 、溶解度 は、 白色 ,
で ある。
淡 黄 色 , 黄 色 ) ハ ロ ゲ ン化 銀 は 光 が あ た る と分 解 す る性 質 が あ り、
写 真 や 感 光 性 ガ ラ ス に用 い ら れ て い る 。 hallos(Gk):
塩 +gennao(Gk):
halogenation
ハ ロゲ ン化
有機 化合 物 にハ ロゲ ン 加反 応
生 じる
原 子 を 導 入 す る反 応 の 総 称 。 塩 素 化
に よ る もの と 、 置 換 反 応
や臭 素化 が一 般的 であ る。付
に よる ものがあ る。前 者で は 、炭素 −炭 素の不 飽 和結合
にハ ロ ゲ ン単 体 も し くは ハ ロ ゲ ン化 水 素 が付 加 す る 。 た と え ば 、 な ど。 後 者 は 、 光 照 射 下 に お け る 脂 肪 族 化 合 物 や 鉄 な ど を触 媒 と し た 芳 香 環 な どの ハ ロ ゲ ン化 リ ンphosphorus ス ル フ ィニ ルsulfinyl halogenide(
へ の フ リー ラ ジカ ル的 置換
へ の求 電子 的置 換 反応 halideや
ハ ロ ゲ ン化 チ オ ニ ルthionyl
halogenide)
な どの ハ ロ ゲ ン化 による有機 酸の
ヒ ドロ キ シ ル 基
との置換
な どが あ る 。
halogenide →halide
hardened
ハ ロ ゲ ン化 物
oil
硬 化 油
水 素 化 油hydrogenated と し て180℃
oilと も い う。 不 飽 和 脂 肪 酸
を 含 む 液体 の 油 脂 に ニ ッ ケ ル な ど を 触 媒
付 近 で 水 素 を添 加 す る こ と に よ り 固 体 に した 脂 肪 を い う。 ま た 、 この よ う な 操
作 を硬 化hardeningと
い う。 魚 油 な ど の 悪 臭 の 強 い 油 脂 も 、 硬 化 に よ り臭 い を 消 す こ と が で
き る。 せ っ け ん や マ ー ガ リ ンの 原 料 と して 用 い られ る 。
hard
water
硬 水
淡水 の うち カル シウム イオ ン
お よびマ グ ネシウム イオ ン
い る水 。 こ れ らの イ オ ンの 含 有 量 が 少 な い 水 を 軟 水soft waterと 酸 水素 イオ ン 硬 水temporary
を 比 較 的 多 量 に 溶 か して い う。 こ れ らの イ オ ン が 炭
と共 存 す る 場 合 は 煮 沸 す る と炭 酸 塩 と し て沈 殿 し、 軟 水 と な る の で 一 時 hard waterと
な い の で 永 久 硬 水permanent
い い 、硫 酸 イ オ ン hard waterと
heat
と共 存 す る 場 合 は 煮 沸 し て も軟 水 と な ら
い う。
熱
温 度 が 異 な るふ た つ の 物 体 が 接 触 す る と き 、 温 度 の高 い 物 体 か ら低 い物 体 に 移 動 す る エ ネ ル ギ ー 。 物 体 の 温 度 を上 げ る こ とが で き る 能 力 と もい え る 。 微 視 的
に は原 子 や 分 子 の 運 動 に
よ っ て 伝 え ら れ る エ ネ ル ギ ー で あ る 。 熱 の 移 動 に よ り物 体 の 内 部 エ ネ ル ギ ー
が変 化す る。
物体 の内 部エ ネ ルギーの 変化 は、熱 の移 動 によ るだけで はな く、外部 に対す るあるい は外部 か ら の 仕 事 や 物 質 の 出 入 り に よ っ て も起 こ る の で 、物 体 の 中 に熱 と い う も の が あ る の で は な く、 エ ネ ル ギ ー の 移 動 の 形 態 の ひ と つ と して 熱 が あ る と考 え られ る 。
heat
capacity
熱 容 量
物 体 の 温 度 を1Kだ に 等 しい 。C=c・m。
heat
け 上 げ る の に 要 す る 熱 量 。 記 号C。 モル比熱
content
エ ンタル ピー
熱 含 量 の こ と。
一 様 な 物 質 で は 比 熱cと
を単 に 熱 容 量 とい う こ と も 多 い 。
質 量 の 積m
heating curve
加 熱 曲線
物 質 に単位 時間 あた り一定 の熱 量 を加 え た ときの 温度変 化 の ようす を表 わ した 曲線。 縦軸 に 温 度 を、横軸 に時 間を とる。
I、III、V:
加 えた熱 は
II、IV:
(お もに ) 温 度 上 昇 に 使 わ れ る。
加 え た 熱 は状 態 変 化 に 使 わ れ る。 純 粋 な 物 質 の 場 合 、 温 度 は 変 化 しな い 。
heat of adsorption 吸着
heat
吸着 熱
に伴 っ て 生 じる 熱 量 。 一 般 に 、 吸 着 され る 物 質1molあ
of combustion
燃 焼 熱
物 質 が 、 完 全 に燃 焼 す る と き の 反 応 熱 ピー
測 定 に は ボ ンベ 熱 量 計
heat
of formation
(1.013× 〓Pa=1atm)
とほぼ同義 。
生 成 熱
heat
(25℃ ) ・常
融解 熱
す る と き に吸 収 す る 熱 量 。 断 熱 的
of hydration
。単 体 としては、常 温
で 安 定 な形 態 に あ る もの を と る。
heat of fusion 結晶が 融解
の大 きさに等 しい。
結 晶 化熱
に な る と き に 放 出 され る 熱 量 。 凝 固 熱
物 質 が 、 そ の 成 分 元 素 の 単 体 か らで き る と き の 反 応 熱 圧
at constant
凝 縮 熱
す る と き に 生 じる 熱 量 。 同 じ条 件 で の 気 化 熱
of crystallization
液体 が結晶
of combustion
が 用 い られ る 。
of condensation
物質 が凝縮
heat
。測定 が比 較 的容易 なの で物 質の標 準 生成 エ ン タル
を 求 め る の に 用 い ら れ る 。 液 体 や 固 体 の 定 容 燃 焼 熱heat
volumeの
heat
た りの 熱 量 を表 わ す 。
に融 解 が 起 こ る と周 囲 の 温 度 が 下 が る 。
水 和 熱
水 和 エ ネ ル ギ ーhydration energyと
同 じ もの と考 え て よ い 。 気 体 状 の イ オ ンや 分 子 が 水 和
す
る と き に生 じ る エ ネ ル ギ ー。
heat of melting →heat of fusion
heat
融 解 熱
of neutralization
中和 反応
中 和 熱
の 際 に 生 じる 反 応 熱
。強酸
が 反 応 し て 、1molの 酸
heat
・塩 基
と強塩基
の 反 応 の 場 合 に は1molの
と1molの
が 生 成 す る と きの 反 応 熱 と考 え て よ い 。 こ の 場 合 、 一 般 に 、
の 種 類 に よ らず 、 お よ そ56kJ/molで
of reaction
ある。
反 応熱
化 学 反 応 の 際 、 そ れ に伴 っ て 発 生 ま た は 吸 収 す る 熱 量 。 一 般 に 、 反 応 物1molあ ル ギ ーkJ/molで ギー
表 わ される。 反応が 体積 一定 の条件 で起 こる場合 は 、反応系
の 変 化 に 等 し く、 圧 力 一 定 の 条 件 で 起 こ る 場 合 は 、 反 応 系 の エ ン タ ル ピ ー
等 しい 。 →endothermic
heat
た りの エ ネ の 内部エ ネ ル
reaction, exothermic
of solidification
液体 が凝 固点
の変化 に
reaction
凝 固熱
にお い て 凝 固
に は液体 のエ ン タル ピー
す る と き に放 出 さ れ る 熱 量 。 定 圧 に お い て 凝 固 が 起 こ る 場 合
と 固 体 の エ ン タ ル ピ ー の 差 に 等 しい 。 同 じ条 件 で の 融 解 熱
と等
しい 大 き さ を もつ 。
heat
of solution
溶 解 熱
物 質 が 多量 の 溶 媒 に完 全 に溶 け る と き に 出 入 りす る 熱 量 。
heat
of sublimation
物 質が昇華
heat
昇 華 熱
す る と き に 吸 収 す る熱 量 。
of vaporization
物 質が気 化
気 化 熱 、蒸発 熱
す る と き に 吸 収 す る 熱 量 。 温 度 、 圧 力 に よ り異 な る 。 定 圧 の 場 合 は 蒸 発 エ ン タ
ル ピ ーenthalpy
of vaporizationと
よ ば れ 、 温 度 が 高 く な る に した が っ て 減 少 し、 臨 界 点
は ゼ ロ に な る 。 ま た 、 同 一 物 質 で は1molあ
で
た りの 気 化 熱 は 、 融 解 熱 よ り大 き い 。 断 熱 的
に気 化 が起 こ る と ま わ りの 温 度 が 下 が る こ と を利 用 して 、 冷 蔵 庫 、 ク ー ラ ー 、 乾 湿 計 な どが つ く ら れ て い る。
heat
transfer
熱 移 動 と もい う。2点 の 機 構 に よ り、 熱 伝 導
熱伝 達 間 に 温 度 差 が あ る と き に起 こ る 、 高 温 側 か ら低 温 側 へ の 熱 の 移 動 。 そ 、対流
伝熱 、放射
伝 熱 に 分 け られ る。
heavy
metal
重 金 属
密 度 が 大 き い 金 属 を い う。 一 般 に 、4∼5〓 Sc以 外 の 遷 移 金 属
とp-ブ ロ ッ ク元 素
以 上 の も の を い う。 ス カ ン ジ ウ ムscandium
の 金 属 が 重 金 属 で あ る 。 い くつ か は 生 物 に と っ て 必
須 元 素 で あ る が 、 一 般 に 、 あ る 量 以 上 で は 有 害 な もの が 多 い 。
heavy
water
重水 素
重 水
よ りな る 水
(酸 化 ジ ュ ウ テ リ ウ ムdeuterium
3.82℃ 、 沸 点101.42℃
、 密 度1.105〓
oxide)
。水 の電気 分解
を い う 。 分 子 量20.03、
塩 類 の 溶 解 度 は ふ つ う の 水 に 比 べ て 低 く、 反 応 速 度 も遅 い 。 原 子 炉 ー と して 用 い られ る 。
Heisenberg
uncertainty
principle
融点
を く り返 す こ とに よ り得 られ る。 の減 速 材
や トレ ー サ
ハ イゼ ンベ ル グの不 確 定性 原 理
「電 子 の よ う な微 粒 子 の 位 置 と運 動 量 を 同 時 に 正 確 に 求 め る こ とは 不 可 能 で あ る 。」 ハ イ ゼ ン ベ ル グW.K.
Heisenbergが1927年
に 提 唱 した 量 子 力 学
の 基 本 原 理 。 位 置 の 不 確 定 さ を ⊿x 、
運 動 量 の 不 確 定 さ を ⊿pと す る と、 両 者 の 積 は あ る 値 よ り小 さ くは な ら な い 。hを 定数
と して 、 ⊿x・ ⊿p≧h/4π
プ ラ ンク
と な る 。 こ の 原 理 か ら原 子 中 の 電 子 の位 置 と運 動 量 の 両 方
を 同 時 に 決 定 す る こ と は で き な い こ とが 示 さ れ 、 電 子 を あ る位 置 に見 い 出 す 確 率 が 与 え られ るだけ になる。
helium 18族
ヘ リ ウム (0族 ) に属 す る原 子 番 号2の
融 点 −272.2℃
元 素 。 原 子 量4.003。
(26atm) 、 沸 点 −268.9℃
単 原 子 よ りな る無 色 無 臭 の 気 体 で 、
。 あ ら ゆ る 物 質 の う ち で 最 も低 い 沸 点 を も つ 。 北 ア
メ リ カ や ヨ ー ロ ッパ の あ る地 域 の 天 然 ガ ス の 成 分 と して 産 出 す る 。 理 想 気 体
に 最 も 近 く、
化 学 的 に きわ め て 安 定 で 化 合 物 をつ く ら な い 。 溶 接 用 保 護 ガ ス 、気 球 用 ガ ス 、 潜 水 用 人 工 空 気 、 超 電 導 体 の 冷 却 な ど に 用 い られ る。
hemiacetal
helios(Gk):
太陽
ヘ ミア セ タ ー ル
ア ル デ ヒ ド水 和物
(オ ル トア ル デ ヒ ドorthoaldehyde)
ル トケ トンorthoketone)
と ア ル キ ル基
あ る い は ケ ト ン水 和 物 が エー テル結合
(オ
して い る 形 の 化 合 物 。
オ ル ト化 合 物 の2個 の ヒ ドロ キ シ ル 基 が 両 方 と もエ ー テ ル 結 合 して い る 場 合 を ア セ タ ー ル 、 一 方 の み が エ ー テ ル 結 合 して い る 場 合 を ヘ ミア セ ター ル とい う 。 ペ ン トー ス 、 ヘ キ ソ ー ス な ど の よ う に 同 一 分 子 中 に ア ル デ ヒ ド基 と ヒ ドロ キ シ ル 基 を もつ 炭 水 化 物 で は 安 定 な 環 状 ヘ ミ ア セ ター ル が 形 成 され る 。
アルデ ヒ ド
オ ル トア ル デ ヒ ド
hemi-(Gk):
アセタール
「半 」 の 意
ヘミアセタール
Henderson-Hasselbalch 弱酸
や弱塩 基
equation
の水 溶 液 のpHを
ヘ ン ダ ー ソ ン-ハ ッ セ ル バ ル ヒ の 式 それ らの電 離定数
や濃度 で表 わ した式 をい う。 酸の 電
離 定数 を〓 、 その 共役 塩基 の 電離 定 数 を〓 とす る と、〓 〓
で あ るか ら、25℃ で は
とな り、 で表 わ される。
Henry's law
ヘ ン リー の法 則
液体 へ の気体 の 溶解 にお ける圧力 の影響 を示 した法則 。 「 温度 一定 の とき、一定 量 の液体 に 溶 け うる気 体 の質量 は 、溶液 と平衡
にあ る気 体 の圧 力 ( 分圧 ) に比例 す る」。気 体 の溶解
度 をC、 気体 の分 圧 をpと す れば 、C=kp。 定数kは ヘ ンリー係 数 と よばれ る。 ただ し、溶 解度
が大 き く、水 と反応 する気体 で は成 立 しない。
herbicide
除草剤
雑草 を枯死 させ る作 用 のあ る薬品 をい う。薬 品 によ って作 用す る植 物の生 理 が異 な り、異 常 なホルモ ン作用 、 光合成 の 阻害、酸 化 的 リン酸化 の阻害 、 タ ンパ ク質合成 や ク ロロ フィル合 成の 阻害 な どが あ る。 人畜 に害が な く、作物 植物 に影響 を与 えない ものが望 ま しい。 hertz
ヘル ツ
振 動数 、周波数 のSI単 位 。記号Hz。1秒 Hess's law
あ た りの振動 数。1 Hz=1
c/s。c:
サ イクル
ヘ ス の法 則
総熱量 不変 の法則law of constant heat summationと もい われる。 「 反応 熱
は反応系 の状態 と
生成系 の状 態 だけ に よって決 ま り、途 中の経路 によ らない」 。 あ るい は、「反応 が一段 で行 わ れ て も数 段 に分 か れて行 わ れて も、 その 反応 に伴 う総熱 量 は同 じで あ る」。 この法則 を用 い て、実 際 には測定 不可 能 な反応 熱 を求め るこ とが で きる。 hetero-
ヘテ ロ
「 他 の」、「 異 なる」 とい う意味 を表 わす接頭語 。(Gk) heteroatom
ヘ テ ロ原 子
有 機化 合物 を構 成す る炭 素原子 と水 素原子 以外 の原子 。 また、複 素環 式化合 物 にお いて環 を 構成す る炭 素以外 の原子 をい う。 heterogeneous
不 均 一、不 均 一 な
物質 の性質 や組成 が部分 によって異 な るこ とを示す 形容語 。
heterogeneous 反 応系
catalyst
不 均 一 系触 媒
とは異 なる相 の触媒
。 通 常 、 反 応 系 は気 相 ま た は 液 相 で あ り、 触 媒 は 固 相 な の で 、
固 体触媒 と もいわれ る。反 応 は、〓触 媒 の表面 に反応物 の粒子 が吸 着 が 起 こ る 、 〓 反 応 物 が 触 媒 表 面 か ら脱 着 お け る酸 化 マ ン ガ ン(IV)や 、 エ チ レ ン
heterogeneous 不均 一系
equilibrium におい て複数 の相
化学 ポテ ン シャル
heterogeneous
heterogeneous 不 均 一系
に水 素 を付 加
の分 解 に
す る際 の 白金 な ど の例 が あ る 。
不 均 一 系平 衡 が熱 力学 的平衡
に あ る状 態 。 こ の と き、 各 相 の 温 度 、 圧 力 、
が 等 し い。
mixture
部分 に よって相
す る 、〓 表 面 で 反 応
す る 、 と い う段 階 を経 る。 過 酸 化 水 素
不 均一 混 合 物
が 異 な っ て い る 混 合 物 。 部 分 に よ っ て性 質 が 異 な る。
reaction
不均 一 系 反応
で行 われ る反 応。 反応物 、生 成物 、容 器壁 、触媒 な ど反応 に関 わる物 質が 異 なる
相 に あ り、 反 応 は こ れ ら の 相 の 境 界 面 で 起 こ る こ と が 多 い。
heterogeneous
system
2種 以 上 の 相
heterolysis 共 有結 合
不 均 一 系
が 共 存 して い る 系
。 部 分 的 に性 質 が 異 な る 。
ヘ テ ロ リ シス が 開 裂 す る 際 、 電 子 対 を構 成 す る電 子 が 一 方 の 原 子 にの み に属 し、 陽 イ オ ン と陰
イ オ ンが 生 じる 様 式 。 単 結 合 の 場 合 は 〓 〓
、 二 重 結 合 の 開 裂 の 場 合 はA=B
→
。 極 性 溶 媒 の 溶 液 中 に お け る 反応 で は 一 般 的 な 形 で あ る。
heterolytic cleavage →heterolysis
不 均 一 開裂
heterolytic
不 均 一 開裂
fission
→heterolysis
heteropolymer 主鎖
ヘ テ ロ重 合 体
の 中 に炭 素 原 子 以 外 の ヘ テ ロ原 子
ンパ ク質
hexagonal
、多糖類
close-packed
structure
正 六 角 形 の 底 面 を もつ 六 角 柱 の12個 を もつ 単 位 格 子
を もつ 重 合 体 。 ポ リ ア ミ ド 、 ポ リ エ ス テ ル
、タ
な どが あ る 。
六 方 最 密構 造 の頂 点 と 、 底 面 の 中心 に2個
か ら な る結 晶 構 造 。 最 密 構 造
バ ル ト、 亜 鉛 、 カ ド ミ ウ ム や 多 くの 希 土 類
、 六 角 柱 内 に3個
の格子 点
の ひ とつ。 ベ リ リウム、マ グ ネ シウム 、 コ
元 素 な ど の 単 体 金 属 や 水 素 が こ の 構 造 を もつ 。
ひ とつ の単位 格子 に属 す る基本粒子 数 は6( ひとつの 頂点 で は6つ 、 ひ とつの底 面 ではふ たつ の六 角柱 が それ ぞれ接 し、格子 内 に3つ の粒 子が あ る か ら、1/6×12+1/2×2+1×3=6)
。 ひ とつ の 粒 子 は 他 の
12(3+6+3)個の粒 子 に接 す る。 六方柱 の高 さをd、 粒子 の半径 をrと す る と、d= 〓
。格 子 を上 か らみ る と左 の よ うにな る。単位 格 子の 空間
に占め る粒 子の体 積の割 合 は、 〓
higher alcohol
高 級 ア ル コ ール
炭素 数が 多 く、分 子量 の 大 きな アル コール 。 一般 には、炭 素12個 以上 の脂肪 族 アル コ ー ル をい う 。 一般 に ろ う状 の 固体 で水 に不 溶、 有機溶 媒 に可溶。 脂肪 酸エ ス テル の還 元や ろ う の加水 分解 な どに よ り得 られ る。 硫酸 エス テル のナ トリウム塩 は合 成洗 剤 い られ る。 higher fatty acid
と して用
高 級 脂 肪酸
炭 素数が 多 く、分 子量 の大 きなモ ノカ ルボ ン酸 。 グ リセ リン や高級 ア ルコー ル テ ル と して生物界 に広 く存在 す る。 アル カ リ塩 はせ っけん high molecular
compound
高 分 子化 合 物
1万 を超 え るよ うな大 きな分 子量 よば れ る構 造 単位 が、 共有 結 合 体
をもつ化合物 。一般 には、同種 また は異 種の 単量体
と
に よ りく り返 し結 び つい た構 造 を もつ。 この場 合 、重 合
と もよばれ る。 一般 に、 重合度
量 をもた ない。低 分 子化 合物
とのエス
と して使 われ る。
の異 なっ た ものが 混 じりあ ってい るため 、一 定の分 子
とは異 な った次の ような物理 的性 質
を一般 に もつ 。一 定の
融 点 を もたず 、加 熱す る と気 化す る前 に分 解 して しまう。 結 晶 にな りに くい。 皮膜 また は糸状 に な った り、弾性 ・粘性 が 大 きか った りす る。溶 液 に な りに くい 。溶 液 は コロ イ ド溶液
となる。
Hittorf's method 輸率
ヒ ッ トル フ の 方 法
を測 定 す る方法 の ひ とつ。電 気 分解
にお いて流 れ た電気 量 か らフ ァラデ ー の法則
に よって電気 分解 された電解 質 の量Xを 求め 、陽極部 あ るいは陰極 部 の どち らか 一方 で電解 質 の減少 量(x-またはx+)を測 定す る と、 陽 イオ ンと陰 イオ ンに よる輸 率(t+ま たはt-) を求め る こ とが で きる。t+=x+/X、t-=x-/X。 Hofmann
degradation
ホ フマ ン脱 離Hofmann
ホ フ マ ン分解 eliminationともい う。 水酸化 第4ア ンモニ ウム
を100℃ 以
上 に加熱 す る と、 アル ケ ン 、第3ア ミン 、水 が生成 す る反応 をい う。 この脱離 反応
で は、
エチ レン が最 も生 成 しやす く、エチ レンが 生 じえな い場 合 は最 も短 くて最 も置換 数 の少 な
いエ チ レン誘導 体が優 先 して生 じる。 この反応 を利 用 して高級 ア ミンか らア ミノ基
を除 い
た り、 アル ケ ン を合 成す るこ とがで きる。
た だ し、 ホ フ マ ン 反 応
Hofmann
の 意 味 で 、Hofmann
reaction
ホ フ マ ン転 位Hofmann
degradationと
い う語 を用 い る場 合 が あ る 。
ホ フマ ン反応 rearrangementと
も い う。 酸 ア ミ ド
に ア ル カ リ水 溶 液 中 で 塩 素 や 臭
素 を 作 用 さ せ る こ と に よ り、 炭 素 数 が ひ と つ 少 な い 第1ア
ミン
を生 じさせ る 反 応 。
炭素 数が 減少 す るので 、ホ フマ ン分 解Hofmann
Hofmann
degradationと
もよばれ る。
rearrangement
→acid
ホ フマ ン転位
amide
homo-
ホ モ
「同 じ」 と い う意 味 の 接 頭 語 。 (Gk)
homogeneous
均 一、均 一 な
物 質 の 性 質 や 組 成 が ど の 部 分 を と っ て も 同 じで あ る こ と を 示 す 形 容 語 。
homogeneous
catalyst
反応 系
と 同 じ相 の 触 媒
お ける酸
homogeneous 均 一系
equilibrium
mixture
ひ とつ の 相
均 一系 一 反応
homogeneous
を分 解 す る 際 の 酵 素
やエ ステ ル
の加 水分解
に
な ど。
均 一 系 平 衡
の各 成分が 熱力学 的平衡
homogeneous
homogeneous
も し くは 塩 基
均 一 系触 媒 。過酸 化水 素
にある状態 。
均 一 混 合物
か ら な る 混 合 物 。 ど の 部 分 も同 じ性 質 を示 す 。
reaction
均 一 系反 応
で起 こる反応 。気体 反応 や溶 液 中の反応 な ど。 ただ し、容器壁 で起 こる反応 は不均 で あ る。
system
た だ ひ とつ の 相
か ら成 る 系
均 一 系 。 部 分 の大 き さ を巨 視 的
に とれ ば 、 どの 部 分 も同 じ性 質 を示
す。
homologue 同族 列
同族 体 に属 す る 有 機 化 合 物 。 た と え ば 、 メ タ ン
エ タ ノール
とエ タ ン
、 メ タノール
と
。
homologous
series
同族 列
同 じ一 般 式 で 表 わ さ れ る 一 連 の 有 機 化 合 物 の 系 列 。 化 学 的 性 質 は よ く似 て い る が 、 沸 点 、 融 点 な どの物 理 的性 質は分 子量 の増 加 とと もに、 ほぼ規 則 的 に変化す る。 アル カ ン 直鎖 脂肪 族 アル コ ール methylene
groupの
、
な ど が そ の 例 で あ り、 そ れ ぞ れ の 同族 列 で は メ チ レ ン基 数 が異 なる。
homolysis
ホ モ リシ ス
共有結 合
が 開 裂 す る際 、 電 子 対 を構 成 す る電 子 が ふ た つ の 原 子 に1個
の遊 離基
が 生 じる 様 式 。A:B→A・+B・。
ず つ に 分 か れ 、2個
一般 に、気相 や無 極性 溶媒 中で 強い光 が あた る
と起 こ る 。
homolytic
cleavage
均 一 開 裂
→homolysis
homolytic fission →homolysis
均 一 開 裂
homopolymer
ホモ 重 合体
1種 類 の 単 量 体
か ら生 じた 重 合 体
hormone
。
ホル モ ン
動 物 や 植 物 の 特 定 の 組 織 あ る い は細 胞 か ら分 泌 さ れ 、 離 れ た 部 位 の 組 織 や 細 胞 に特 異 的 な 作 用 を あ ら わ す 物 質 を い う。 動 物 の場 合 は 一 般 に 血 液 に よ っ て 標 的 細 胞 ま で 運 ば れ る。 物 質 的 に は イ ン ス リ ン な ど の ペ プ チ ド 、男 性 ホ ル モ ン や 女 性 ホ ル モ ン 、 副 腎 皮 質 ホ ル モ ンな どの ス テ ロ イ ド 、 チ ロ キ シ ンthyroxineな どの脂肪 酸 horman(Gk):
Hund's
、 セ ロ トニ ンserotoninな
どの ア ミ ノ 酸 どのア ミン
、 プ ロ ス タ グ ラ ン ジ ンprostaglandinな
な ど さ ま ざ まで あ る 。
刺 激す る
rule
フ ン トの 規 則
フ ン トの 法 則 と も い う。 「2個 以 上 の 電 子 は 、 排 他 原 理 る軌道
に 入 り、 ス ピ ン量 子 数
の 許 す か ぎ り、磁 気 量 子 数
の異 な
の 等 しい 状 態 、 す な わ ち ス ピ ンが 同 じ向 き の状 態 を と る 」。
ス ピ ン量 子 数 の等 しい 電 子 ど う しを ス ピ ン 平 行 の 状 態 に あ る とい う。
hybridization 原 子 が共 有結 合 方 位量 子数
混 成 す る際 に単 独状 態 に あ る原 子 の原子 軌 道
をその まま用 い る ので は な く、
の異 なる2種 以上 の軌 道が い くつか集 まって混 じ りあい、 原子価 状 態 に対 応す
るい くつ かの等 価 な結合 軌道 を生 じる ことをい う。新 た に生 じた結 合軌道 を混 成軌 道
( 関
数 ) とい う。 hybrid orbital
混成軌道
結 合す る原子 の最 外殻 軌道 の混 成
に よって生 じる等 価 な軌道 の集 ま りをい う。相 手原子 の
軌 道 と最大 の重 な りを もち、結 合 電子対 相互 の反発 が最小 にな るよ うな方向性 を もつ。 分子 の 形 はVSEPR理
論
に よ り説 明 され 、中心 原子 の混 成軌 道 の形 か ら非 共有 電子 対 を除 いた
もの になる。 混成軌 道 の種類 と形 、中心 原子 が もつ非共 有電子 対の 数、 分子の 形 は次の よう にな る。
hydrate
水 和 物
水 分 子が溶 質粒 子 と水和 包 接化 合物
して で き た化 合 物 。 結 晶 水
よ り一 水 和 物monohydrate、
hydrated
water
water
of hydrationと
二 水 和 物dihydrate、
い う。 化 学 式 中 の 水 分 子 の 数 に
五 水 和 物pentahydrateな
ど と い う。
水 和 水 もい う。水和
晶中 の安定 した水和水 を結 晶水 hydration 溶媒
を もつ 物 質 、 水 分 子 を ホ ス ト とす る
な どが あ る 。 塩 の水 和 物 を含 水 塩salt hydrateと
で ある水 と、溶質
してい る水。水 溶液 中だ けで な く、結 晶中 に もあ る。結
とい う。 水 和
粒子 の相 互作 用 に よ り、そ の一部 が結 合 して イオ ンあ るい は分 子
集団 をつ くる現 象。 これ らの 相互作 用 はお もに水分 子 の電気 双極 子
と溶質粒 子 の電 荷 との
静 電気 的作 用 や配位 結合
、水 素結 合
大 きいほ ど、 イオ ン半径
が小 さいほ ど強い 。水和 によ って化合物 が生 じる場合 は、 それ を
水 和物
の形成 に よる。陽 イオ ンの水 和 は、 イオ ンの価 数 が
という 。
hydration
energy
→heat
水和 エネ ル ギ ー
of hydration
hydride
水素 化 物
水 素 と他 の元素の二元化 合物 。狭 義 に は、陽性
元 素 との化 合物 をい う。次 の3種 が あ る。
〓 共有 結合 性の水 素化 物 ホウ素 お よび14∼17族
との化 合物 。分 子内 の結合 は強 い が、分
子 間の相 互作 用が 小 さいの で沸点 、融 点が低 く、一般 に常 温で気 体の ものが 多い 。気体 水 素 化 物gaseous hydrideま たは揮発 性水素 化物volatilehydrideと い う。〓 イオ ン結合 性の水 素化 物
アル カ リ金 属 、 アル カ リ土 類金 属
との化合 物 で融点 の高 い無 色の結 晶 であ り、融解
物 は電気 伝 導性 を示す 。水 素化物 イオ ン を 生 じる
と して 存 在 す る 。 水 と反 応 して 水 素 と水 酸 化 物
。強 い還元 剤
い う。 〓 侵 入 型 水 素 化 物interstitial hydride遷
で あ る 。 塩 型 水 素 化 物saltlike hydrideと
移元素
との 化 合 物 で水 素 原 子 が 金 属 格 子 の
す き 間 に 入 り込 ん だ 構 造 を もつ 。 固 体 物 質 で 融 解 しに く く、 も と の 金 属 と似 た 性 質 を もつ 。 金 属 状 水 素 化 物metallike
hydrideと
hydroacid
もい う。
水 素 酸
酸 素 を含 ま な い 酸
。 オ キソ酸
に対 す る 語 。 塩 酸
、 ヨウ化水素 酸
、硫化 水素
な
ど。
hydrocarbons
of methane
series
メ タ ン系 炭 化 水 素
→alkane
hydrochloric 塩 化水 素 混 合物
acid
塩 酸
の 水 溶 液 。 市 販 の 濃 塩 酸 は塩 化 水 素 を37.2% は 沸 点109℃
(1atm) で 、20.2%
含 み 、 密 度1.19〓
。水 との共沸
の 塩 化 水 素 を 含 む 。 こ れ よ り高 い 濃 度 の 塩 酸 を濃
塩 酸 と い う。 強 酸 で あ り、 多 くの金 属 と 反 応 して 塩 化 物 を生 じる 。 脊 椎 動 物 の 胃 液 に含 ま れ 、 ペプ シ ン
の 作 用 を助 け る。 染 料 、 医 薬 、 農 薬 な ど の 原 料 と して 広 い 用 途 が あ る 。
hydrocracking
水 素 化 分解
石 油 か ら得 られ た 重 質 油 や 石 炭 な ど を 、 触 媒 の 存 在 の も と に 、400∼450℃ 付 近で 高圧 ∼200atm) の 水 素 と反 応 させ て 分 解 し、 よ り軽 質 の 液 体 燃 料 を つ く る操 作 。
hydrogen 原 子 番 号1の
(50
水 素 元 素 。 原 子 量1.0079。
を 軽 水 素protium、
を 重 水 素deuterium、
を三 重
水 素tritiumと
よ ぶ こ とが あ る 。 水 を は じめ 多 くの 化 合 物 の 成 分 と し て存 在 す る 。 単 体 は2原
子 分 子 よ りな る 無 色 無 臭 の 気 体 で 、 分 子 量2.02、
融 点 −259.1℃
は 炭 化 水 素 と水 蒸 気 と の 反 応 、 水 の 電 気 分 解 、 水 性 ガ ス
、 沸 点 −252.9℃
。工 業的 に
反 応 な ど に よ り得 ら れ る。 実 験 室
で は 、 亜 鉛 や ア ル ミニ ウ ム に塩 酸 や 希 硫 酸 を作 用 させ る こ と な ど に よ り得 る 。 溶 媒 に は 溶 け に くい が 、 パ ラ ジ ウ ム や 白金 、 ニ ッケ ル な どの 金 属 に吸 蔵
さ れ る 。 室 温 で は フ ッ素 以 外 に
対 して は 化 学 的 に不 活 性 で あ るが 、 高 温 で は 多 くの 元 素 と 激 し く反 応 して 水 素 化 物 を生 じる 。 空 気 との 混 合 物 は爆 発 しや す い の で 注 意 を 要 す る 。 ア ンモ ニ ア 脂 の 硬 化 な ど 有 機 化 合 物 の水 素 化
hydrogenation
の合成 、油
水 素 化
水 素 付 加 、 水 素 添 加hydrogen 多 くの場 合 、触 媒 反応
additionと も い う。 不 飽 和 化 合 物
に 水 素 を付 加
させ る 反 応 。
で あ る 。 水 素 化 す る と 同 時 に 分 解 が 起 こ る 反 応 を水 素 化 分 解
hydrogenolysis, hydrocrackingと
hydrogen
や メ タノー ル
、 燃 料 、 溶 接 な ど に用 い られ る。
い う。
bond
水素 結 合
水 素 原 子 を は さ ん で 、 フ ッ素 、 酸 素 、 窒 素 の よ う な電 気 陰 性 度 の 大 き い原 子 が 結 び つ く こ と。 弱 い 結 合 だが 、 フ ァ ンデ ル ワ ー ル ス 力
よ りは 強 い (10∼30kJ/mol程
度 )。 水 、 ア ンモ ニ ア 、
フ ッ化 水 素 な どの 異 常 な 沸 点 、 蒸 発 熱 の 原 因 。 た と え ば 、 水 で は 、 密 度 が 固 体 < 液 体 で あ り、 4℃ で 最 も大 きい 。 X∼Yの
距 離 は フ ァ ンデ ル ワ ー ル ス 力 だ け を 考 え た 場 合
よ り、 小 さい 。 hydrogen
bromide
臭 化 水素
刺 激 臭 の あ る 無 色 の 有 毒 な 気 体 。 分 子 量80.9、
融 点 −88.5℃
、 沸 点 −67.0℃ 。 白 金 を 触 媒 と
し て 、 水 素 と 臭 素 を 反 応 さ せ て つ く ら れ る 。 水 に よ く溶 け 、 水 溶 液 は 臭 化 水 素 酸 hydrobromic
acidと い わ れ 、 塩 酸
よ り強 い酸 で あ る 。 エ タ ノ ー ル 、 ア セ トン に 可 溶 。 塩 素 、
濃 硫 酸 な どに よ り分 解 して 臭 素 を 遊 離 す る 。 臭 化 物 の 原 料 とな る。
hydrogen
chloride
塩 化 水 素
刺 激 臭 の あ る 無 色 の 有 毒 な気 体 。 分 子 量36.5、
融 点 −114.2℃
、 沸 点 −84.9℃
。 自然界 では
火 山 ガ ス の 中 に 含 ま れ る。 水 素 と塩 素 の 混 合 物 に光 を あ て る と爆 発 的 に 反 応 して 生 じる 。 ま た 、 塩 化 ナ トリ ウ ム に 濃 硫 酸 を作 用 させ る と 生 じる 。 湿 っ た 空 気 中 で 発 煙 す る 。 水 に 非 常 に よ く溶 け 、 水 溶 液 は塩 酸
と よば れ 、 強 い
酸 性 を 示 す 。 メ タ ノ ー ル 、 エ タ ノ ー ル 、 エ ー テ ル に 可 溶 。 多 くの 金 属 や そ の 塩 と反 応 して塩 化 物 を生 じ る。 塩 化 ビニ ル
hydrogen
cyanide
の 原 料 とな る 。
シア ン化 水 素
ギ 酸 ニ トリルformonitrile。 特 有 な 臭 い を も つ 無 色 の 液 体 。 猛 毒 。 分 子 量27.0、 沸 点25.7℃
、 密 度0.69
〓
融 点 −13 .3℃ 、
。 シ ア ン化 ナ トリウムや シア ン化 カル シウム に硫 酸 を加 えるこ
と に よ りつ く られ る 。 水 、 エ タ ノ ー ル に 可 溶 。 水 溶 液 は 、青 酸prussic 水 素 酸hydrocyanic を経 て ギ酸
と ア ン モ ニ ア に な り、 還 元 す る と メ チ ル ア ミ ン に な る 。 ア セ チ レ ン
して ア ク リ ロ ニ ト リル
hydrogen
に な る。 ア ク リル 樹 脂
electrode
不活 性電 極
に付加
の 原 料 と して 重 要 で あ る 。
水 素電 極
(通 常 は 白 金 黒 をつ け た 白金 ) を 水 素 イ オ ン を含 む 溶 液 に 浸 し 、 溶 液 に水 素 ガ
ス を 通 し て つ く られ る 半 電 池
hydrogen
acidあ る い は シ ア ン化
acidと よ ば れ 、 ご く弱 い 酸 性 を示 す 。 加 水 分 解 す る と ホ ル ム ア ル デ ヒ ド
。 電 極 で は、
fluoride
の 反 応 が 起 こ る。
フ ッ化 水 素
刺 激 臭 の あ る 無 色 の 猛 毒 性 の 気 体 。 分 子 量20.0、
融 点 −83℃ 、 沸 点19.5℃
酸 を 作 用 させ 、 加 熱 す る と 生 じる フ ッ化 水 素 酸hydrofluoric
。 ホ タ ル石 に 濃 硫
。 水 に よ く溶 け 、 水 溶 液 は
acidと い わ れ 、 ハ ロ ゲ ン化 水 素 酸 の 中 で は た だ ひ とつ 弱 酸 で あ る。
白金 、 金 は お か さ れ ず 鉛 は 表 面 だ け 酸 化 され 、 そ の ほ か の 金 属 は す べ て 溶 け る 。 二 酸 化 ケ イ 素
や ガ ラ ス を腐 食 す る
。
水 溶 液 は ポ リエ チ レ ンの 容 器 に 保 存 す る 。 ガ ラ ス の エ ッ チ ン グ 、 フ ッ化 物 の 原 料 と して 用 い られる。
hydrogen ハ ロゲ ン
halide と水 素 の2元
を ハ ロ ゲ ン化 水 素 酸
hydrogen
ハ ロゲ ン化 水素 化 合 物 の 総 称 。 分 子 式 は 、 ハ ロ ゲ ン原 子 をXと
して
。水 溶 液
とい う。
iodide
ヨ ウ化 水素
刺 激 臭 の あ る 無 色 の 有 毒 な 気 体 。 分 子 量127.9、 け 、 水 溶 液 は ヨ ウ化 水 素 酸hydroiodic
融 点 −50.8℃
、 沸 点 −35.1℃ 。 水 に よ く溶
acidと い わ れ 、 臭 化 水 素 酸 よ り強 い 酸 で あ る 。 容 易 に
分 解 し、 ヨ ウ素 を生 じる 。 酸 化 さ れ や す く、 強 い 還 元 剤 で あ る 。
hydrogen
ion
水 素 イ オ ン
水 素 原 子 が 電 子 を失 っ て 生 じ る イ オ ン。 記 号 は 存 在 せ ず 、水 と配 位 結 合
。 陽 子protonの
の 状 態 あ る い は そ れ が さ らに 水 和
した ヒ ドロ ニ ウ ム イ オ ン
ヒ ドロ キ ソ ニ ウ ム イ オ ン を オ キ ソ ニ ウ ム イ オ ン す こ と も多 い 。 こ の イ オ ンが 水 酸 化 物 イ オ ン
hydrogen
ion concentration
溶液 中の水 素 イ オ ン 積
を
こ と。水 溶液 中で は単独 で
して ヒ ドロ キ ソ ニ ウ ム イ オ ンhydroxonium
ionと
な り、 そ
の 形 で 存 在 して い る 。
と よぶ こ とが 多 く 、
よ り多 い 水 溶 液 は 酸 性
を単 に
で表わ
を示す。
水 素 イ オ ン濃 度
の濃度 をモ ル濃度
で 表 わ した もの 。
と す る と 、25℃ の と き で 酸 性、
る。 オキ ソ ニ ウ ム イ オ ン濃 度hydroxonium
で 表 わ され る 。 水 の イ オ ン な ので、
で 中性、 ion concentrationも
で ア ル カ リ性 と な 同 じ意 味 で あ る 。
hydrogen ion concentration indicator 水 素 イ オ ン濃 度 指 示 薬 →acid-base indicator
hydrogen
ion exponent
水 素 イ オ ン指数
溶 液 の酸 性 ・アル カ リ性 の程 度 を示す 量 。 記 号pHで 表 わ す。 水 素 イオ ン濃 度 が、 =n mol/lの とき、pH= −log nで 定義 される。常 温で は、pH=7が 中性 、pH<7が 酸 性 、pH>7が
アル カ リ性 であ る。pH計
で測定 され るの は水 素 イオ ン濃度 hydrogen
peroxide
やpH試 験 紙
な どで測定 される。 た だ し、pH計
で は な く水 素 イオ ンの活量 〓 で ある。
過 酸 化水 素
無 色の粘 性 の大 きな液体 。有 毒。 分子量34.0、 融 点−0.89℃ 、沸点151℃ 。低 温 で過酸化 バ リ ウム に希 酸 を作用 させ るこ とに より得 られ る
。 工業 的に は硫 酸
水 素 ア ンモ ニ ウム 水 溶 液 を 電 気 分 解 す る こ と に よ り得 られ る 。 水 と溶 け合 う。 エー テ ルに易溶 、エ タノール に可溶 。金属 や金属 イオ ンが存 在 す る と爆発 的 に分解 する
。 市販 品 は30% 程 度の水 溶 液で、
分解 しに くい よ うに負触 媒 と して リ ン酸 や尿酸 な どが 加 えて あ る。 強 い酸化 剤 過マ ンガ ン酸 カ リウム
の よ うな強 力 な酸化 剤 に対 しては還 元剤
で あ るが、
と して も働 く。 漂 白剤 、
消 毒剤 、 ロケ ッ ト燃料 、 ビニル重 合開始剤 な ど として用 いられ る。 hydrogen
sulfide
硫化水素
腐卵 臭 のあ る無色 の毒性 の強 い気 体。分 子量34.1、 融 点−85.5℃ 、沸 点−60.7℃ 。 天然 には 火 山 ガスや 硫黄 泉水 中 に存在 し、硫黄 を含む タンパ ク質 の腐敗 に よ って生 じる。 硫 化鉄(II) に酸 を加 え る と生 じる
。 水 やエ タノー ルにい くらか溶 け 、水 溶液 は
硫化 水素水 と よばれ、弱 い酸 性を示す。 空気 中で燃 える と二酸化硫 黄
を生 じる。還 元作用
を示 し、水 溶 液 を空 気 中に放置 す る と硫 黄 を生 じる
。 また 、多 くの
金属 と反応 して水 に不 溶 性の硫化 物 を生 じ、金属 イオ ンの分 析試 薬 と して用 い られ る。 特有 な臭 いのほか に、酢 酸鉛 で湿 らせ た紙 を黒 変 させる こ とによ り検 出 され る。 hydrohalic acid ハ ロゲ ン化 水 素酸 ハ ロゲ ン化 水 素 の水 溶液 。 フ ッ化 水素 酸 を除い て強 酸 ( 塩化水 素酸 )
<臭 化水素酸
hydrolysis
< ヨウ化水素酸
で ある。 酸性 の強 さは、塩 酸
であ る。
加 水 分解
化 合物 が水 と反応 して分解 す る現 象 。次 の ような ものが あ る。〓 塩の加 水分 解 。〓 金属 イ オ ンの加 水分 解 金属 イオ ンが水 溶液 中で または と配位 化合物 をつ くる反 応。 な ど。〓 有機 化合 物の 加水分解 ひ とつ の結 合が 切断 され る ときに イオ ン的 に開裂 し、 分子 が
と
に分 かれ て付 加す る反応 。一 般 に、C-O、C-N、C-X(Xは
ハ ロゲ ン原
子) な どの よ うにイ オ ン性 の大 きな結 合が 加水 分 解 を起 こ しやす い 。 した が って 、エ ステ
ル 、酸 ア ミ ド 、酸無 水物 、酸 塩化 物 、ハ ロアル カ ン 、ニ トリル な どにこの反 応が み ら れ る。 hydrolysis constant 加水 分解
加 水 分解 定 数
にお け る平 衡定 数
をい う。1価 の弱酸
の電離定 数 を〓 、1価 の弱 塩基
の電 離定 数 を 〓 、水 の イ オ ン積 を 〓 とす る と、1価 の強塩 基 で は加水分 解定 数 を〓 は加 水分解 定数 を 〓
と して、〓 と して、〓
hydrolysis of salt 弱酸
( 弱塩 基 )の塩
、1価 の弱塩 基
と1価 の弱 酸 と1価 の強酸
か らなる塩
か らな る塩 で
となる。関係 式 は次 の通 り。
塩 の 加水 分 解、塩 の 加 水解 離 を水 に溶 か した と き、弱 酸の 陰 イオ ン
水 と一部 反応 して 、電 離度
( 弱塩 基 の陽 イ オ ン ) が
の小 さな弱酸 ( 弱塩 基) と水酸 化物 イオ ン ( 水 素 イ オ ン) を生
じる現象。 塩の水 溶液 の液性 が、 この現象 に よって説明 され る。 ( か っ こ同順 ) 〓 強 酸 と強 塩基 か ら生 じた塩 の水溶 液は 中性 。 例. 溶 け るこ とに よ って
や
を生 じない、す なわ ち、 加水解 離 しない。
〓強 酸 と弱 塩基 か ら生 じた塩 の水 溶液 は酸 性。 例.
加水 解離 に よ り、
を生 じるの で、酸性 を示 す。
〓弱 酸 と強 塩基 か ら生 じた塩 の水溶 液 はアル カ リ性 。 例.
加水 解離 に よ り、
を生 じるので、 アル カ リ性 を示 す。
〓 弱酸 と弱塩 基か ら生 じた塩 の水 溶液 は、酸 と塩 基の組 合せ に よ り異 な り、電 離度 の大 きな 方 の液性 が強 くあ らわれ る。
hydrometallurgy
湿式製錬
水 溶 液 を用 い て鉱石 か ら金 属 を得 る製錬 法。 鉱石 か ら 目的 の金属 を イオ ン として水 溶 液中 に 浸出
させ る段 階 と溶液 か ら目的金 属の化 合物 と して沈 殿 させ 、 その化 合物 を還元 して単体
金 属 を得 る段 階 も しくは溶 液 を電 気分解 して単体 金属 を得 る段 階か らな る。 hydrometer
浮 き ばか り
液体 比 重計 ともい う。 液体 の比 重
を測 るため に用 い る器 具。 目盛 浮 きばか りは アル キメデ
ス の原理 を用 い る もの で、 ガ ラスや金属 でつ くられた管 に 目盛 をつ け、 その下 部 に鉛 な どの お も りを入 れて ある。 液体 の中 に入れ る と、 浮 きばか りの重 さ と浮力 が つ りあっ た状 態 で直 立す る。 液面 に接 す る部 分 の 目盛 を読 めば液 体の比 重が わかる。 hydrophilic colloid 水 と親和性 のあ る コロイ ド粒子
親水コロイ ド と水 か ら成 る コロイ ド溶 液 。 コ ロイ ド粒子 は水和
してい
る。 分子 コロイ ド や ミセル コロ イ ド は親水 コロイ ドに属す る。 コロイ ド粒子 は水和 して い るため安 定 で、少 量 の電解質 を加 えて も凝 集 しに くい。多 量 の電解 質 を加え た り、 エ タノ ール を加 える と、水 和水 が奪 われ るため凝集 す る。表 面張 力は水 よ り小 さい。 philos(Gk): 愛 する →salting out hydrophilic group
親水基
水 分子 と弱い結 合 をつ くり、水 と親和性 の ある原子 団。有 極性 で ある。一般 に、酸 素 、窒素、 硫黄 な どの原子 をもつ原子団 は親 水性 であ る。たとえば、 な ど。油 に対 して は疎油基oleophobic groupに な る。 hydrophobic
colloid
疎 水 コロ イ ド
水 と親和 性 の ない あるい は弱 い コロ イ ド粒 子 と水 か ら成 る コ ロイ ド溶 液 。 コロ イ ド粒子 は 水和
して い ない。 大部分 の分 散 コ ロイ ド は疎水 コロ イ ドに属 す る。 分散 質粒 子 の表面 に
帯 びた 同種の 電荷 に よる反発 に よって一 時的 に安定 な状態 を保 つ。 少量 の電解 質 を加 えるこ とに よ りコロ イ ド粒 子 の電荷 が 中和 され、粒 子 どう しの反発 が な くな って容易 に凝 集 す る。 表面 張力 は水 とほぼ 同 じで、 強いチ ンダル現 象 →coagulation
hydrophobic
group
を示 す。phobos(Gk):
恐 れる、 きらう
疎水基
水 との相 互作 用が 非常 に小 さい原 子 団。無 極 性 、 も し くは極 性が 非常 に小 さい。 炭化 水素 基
が代表例 で ある。油 に対 しては親油 基oleophilicgroupに なる。
hydroxide
水 酸化 物
とい う原 子 団 を もつ化 合物 の総称 。一般 に水酸 化物 イオ ン ヒ ドロキ シル基
を もつ アル コ ール
をもつ無機 化合物 を さすが 、
な どの有機 化合物 を含め る こ と もあ る。 オキ ソ酸
を もつが 、通常 水 酸化 物 には含 め ない。 金属 の水酸 化物 はブ レンステ ッ ドの塩 基 り、 アル カ リ金属
とア ルカ リ土類 金属
また、 両性 水 酸化物 hydroxide
をい う。 この イオ ンが オキ ソニ ウム イオ ン
を示 す。水 溶液 中で は最 も強 い塩基
hydroxyl
で もある。
水 酸 化物 イ オ ン
1価 の 陰 イオ ン 性
以外 の大部 分の 金属 の水酸化 物 は水 に難 溶で あ る。
はブ レンステ ッ ドの酸
ion
も
であ
group
よ り多い水 溶液 はア ル カ リ
であ る。
ヒ ドロ キ シ ル 基
水 酸 基 と もい う。水 素 と酸素 か らな る原 子 団 をい う。 有機 化合 物 では アル コール 、 フ ェ ノー ル 、 カルボ ン酸 な どに含 まれる。 アル コール に含 まれ る もの をアル コー ル性 水 酸 基 、 フェノ ール に含 まれ る もの を フェノ ール性水 酸基 とい うことが ある。置 換 基
と しては
ヒ ドロキ シhydroxy-と よぶ。 hydroxylic
acid
ヒ ドロ キ シ酸
オキ シ酸、 ヒ ドロキシ カルボ ン酸 、オキ シカ ルボ ン酸 、 アル コール酸 な どと もい う。1分 子 中 にア ル コー ル性 の ヒ ドロキ シル基 アル コール とカ ルボ ン酸
乳 酸 lactic acid
リンゴ酸 malic acid
hygroscopic
( 水 酸基 ) とカル ボキ シ ル基
の性 質 をあ わせ もつ 。
酒 石 酸
クエ ン 酸 citric acid
tartaric
吸 湿 性 の
物 質 が 大 気 か ら水 分 を吸 収 す る 性 質 を もつ こ と を い う形 容 語 。 hygro<hugros(Gk):
湿 気 +skopos(Gk):
ね ら い をつ け る
hyper「上 に 」、 「越 え て 」、 「 過 度 の」 と い う意 味 の接 頭 語 。
hyperoxide →superoxide
超酸 化 物
acid
を もつ 化合物 をい う。
hypertonic
solution
基準 とな る溶 液 よ り高 い浸 透圧
高 張 液
の溶 液 をい う。
hypo「 下 に」、 「 以 下」 とい う意味 で接 頭語 と して用 い られ る。酸 化 数
が よ り低 い とい う意 味 で
「 次亜」 とつ け るこ とが あ る。 hypochlorous
acid
次亜 塩 素酸
水 溶液 中 にの み存 在 し、単 離 で きない。 水溶 液 は淡黄 色 で刺 激 臭が あ り、 弱い 酸性 を示 す。 強 い酸化 力 があ る。次 亜塩 素酸 塩hypochloriteは すべ て水 溶性 で、殺 菌剤 や漂 白剤 と して用 い られ る。 hypothesis
仮 説
い ろい ろな事 実 を説明 した り、関連 づ けた りする ための考 え方 。仮説 や それ か ら演 繹 される こ とが検 証 され 、得 られ る実験 的 な事 実 と常 に一致 すれ ば理論 る よ うにな る。 た とえば、気 体反応 の 法則
も しくは法 則lawと い われ
を説 明 され るため に出 された ア ボ ガ ドロの仮 説
は 、その 後 さ まざ まな実験 的事実 と一 致す る ことが確 かめ られ、 ア ボガ ドロの 法則 れ るよ うにな った。hupothesis(Gk): 基 礎 、仮 説 <hypo-+(ti)thenai:置 く hypotonic
solution
基 準 と な る溶 液 よ り低 い 浸 透 圧
低 張 液 の 溶 液 を い う。tonos(Gk):
音 、調子
とよば
I ice structure
氷型 構 造
常圧 にお いて、0℃ 以 下 で氷が とる結 晶構 造。 ひ とつ の酸素 原子 を中心 と して他 の4つ の酸 素原 子 が正 四面体 型 に配位 してお り、ひ とつの単位 格 子あ た り4分 子 の水 が含 まれ る。酸 素 原子 どう しは水 素結 合 に よって結 びついて いる。 酸素原子 間の距 離 は0.276nm、
共有 結合 し
て いる酸 素-水 素 原子 間の距 離 は0.095nm。 ideal gas
理 想 気 体
完全 気体perfect gasと もい う。気 体 の法 則
に厳密 に したが う仮想 の気 体。 次の よ うな仮 定
が な される。〓 分子の体 積 は無視 で きる。す な わち、質 点 とみ なせ る。〓 分子 間 の引力 や斥 力 は無視 で きる。す な わち、分 子 間力
な し。〓分 子 は完全 弾性 体
であ り、分 子 どう しお
よび容 器壁 との衝 突 に際 し、運動量 や運動 エ ネ ルギーが保 存 され る。す なわ ち、内 部エ ネル ギー は温度 だ けの 関数 になる。 →real gas
ideal gas equation 理 想気 体
理 想気 体 の状 態 方程 式
の 法 則 と もい う。 物 質 量
、 圧 力 、 体 積 、 温 度 を 変 数 と して 、 理 想 気 体 の 状 態 を
表 わ した 関 係 式 。 圧 力 をP、 体 積 をV、 と、PV=nRTの →van
物 質 量 をn、 気 体 定 数
をR、 絶 対 温 度
をTと
する
関係 が ある。
der Waals' equation
ideal gas law
理 想 気体 の法 則
理 想気体 の状態 方程 式の こ と。 ideal solution
ラ ウー ルの 法則 力
理 想 溶 液
に した が う溶 液 をい う。溶媒 分子 と溶 質粒子 の それぞ れお よび相 互 の凝集
が等 しく、 混合 して も混 合熱 を生 じない で均 一 な溶液 となる。 ほ とん どの溶液 は十 分希
薄 にす る と理想 溶液 に近づ く。 ignition
point
発 火 温 度ignition temperature、
発 火 点 自然 発 火 温 度spontaneous
ignition temperatureと
も い う。 空 気
中 あ る い は 酸 素 中 に お い て 、 炎 や 火 花 な どの 着 火 源 な しに 可 燃 性 物 質 が 発 火 ま た は爆 発 し う る最 低 温 度 。 同 一 物 質 で も 測 定 条 件 に よ っ て 異 な り、 物 質 固 有 の 値 と は い え な い 。
immiscible
不 混 和性 の
あ る液体 と溶 け合 わ ない も しくは混 じ り合 わない こ とをい う形容 語。
inclusion
compound
→clathrate
包 接化 合 物
compound
increment
増 分
一連 の 同族 体
を並べ た ときに 、 隣 りあ う もの ど うしの分子式 の 違い をい う。 た とえば、 ア ル カ ン にお け る増 分 は一 般式 が で あるか ら であ る。 independent
ionic migration
→Kohlrausch's
イ オ ンの独 立 移動
law
indicator
指 示 薬
あ る化 学 系 が どの よ うな状 態 にあ るか を判定 す る こ とがで きる物 質。 通常 は、滴 定 点
の終
( 当量 点 )を判定 す るの に用 いる試薬 をい う。一般 に、呈 色変化 を利用 し、それ ぞれの
滴定 反応 に応 じて、終 点付近 で顕著 な色調 変化 をする物 質が用 い られる。 →acid-base indicator
induced
dipole
誘 起 双極 子
電場 中 におか れ た分 極率
の大 きい分 子 に生 じる双 極子 。電 場 の作 用 に よって分 子 中の電子
が核 に対 して相対 的 に移動 す る ために生 じる。極性 分子
と無極 性分 子
の分 子 間力
を考
え る際 に重 要。 induced
dipole
電 場Eに
moment
誘起 双極 子 モ ーメ ン ト
よ っ て 生 じた 誘 起 双 極 子
の モ ー メ ン ト。 分 子 の分 極 率
を α とす る と 、 誘 起 双 極
子 モ ー メ ン トμ 〓 は 、 μ 〓 = αE。
induced
radioactivity
安 定核 種
誘起 放 射 能
の 原子 に高 エ ネ ルギ ー粒 子 を照 射 してつ くられ た人工 放 射能 を い う。 す な わち、
この照射 によって放射性 核種 が生 じた結 果、放射 能が現 われ る。 inductive
effect
誘 起 効 果
I効 果I effectともい う。有機 化合 物 において 、原 子 または原子 団の電気 的 な影響 が、結 合 を 経 由 して伝 わ ってい くこ とによ る効 果 をい う。 この効果 は、 σ結 合 の電子 対 の分極 に よ って起 こ る影 響 であ り、当該 原子 または原子 団 か ら離 れ る と急激 に減 少す る。 ハ ロゲ ン 基 やカ ルボニ ル基 、 ア ル コキシ ル基 、 ニ トロ基 、 ヒ ドロキ シル基 り、 −I効 果 を示 す とい う。 アル キル基
や ア ミノ基
な どは電子 求 引性 であ
は電子 供 与性 であ り、 +I効 果 を示
す とい う。 ア ルキ ル基 にお ける効 果 の大 きさは た とえば、モ ノクロ ロ酢 酸 の よ うな
は酢酸
の順 に なる。 よ り酸 性が強 い。 これ は、
の誘起 効果 によ りカルボキ シル基
れや す くなる ため と考 え られ る。
の
が
として酢 酸 の場 合 よ り離
inertia
慣 性
力 が作 用 しない か ぎ り、物体 が その等 速度 運動 の状 態 を続 け よう とす る性質 。一 定の作 用 が 働 い たと き、運 動状態 の 変化が小 さい もの ほ ど慣性 が大 きい とい う。 inert
不 活 性 、不活 性 な
化学 的 に反応 しに くい ことをい う形 容語。 inert electrode
不 活性 電 極
電解 質溶 液 中 で広 い電 位範 囲 に わた って安 定 で化 学変化 しな い電極
。 白金 電 極、 金 電極 、
炭 素電極 な どが ある。 inert gas
不活 性 気 体、不 活性 ガ ス
化 学 的な反応 性 の ない あるい は小 さい気体 。 た とえば、希 ガス ガス の別名 であ った。 inert pair
effect
不 活 性電 子 対効 果
最外 殻 中 にお け る2個 のs電 子 子価
や窒素 ガ スな ど。 以前 は希
が 内部 電子 芯
の よ うにふ る まい 、元 素が と りうる最高 原
よ り2だ け低 い酸 化状 態 も とる ように なる こ とをい う。 この ときのs電 子 の対 を不 活
性電子 対 とい う。 同 じ族 におけ るこの効 果 は周 期表 の下 にい くほ ど大 きい。 た とえば、 イ ン ジ ウム
とタ リウム
の最 高 原子価 は3で あ るが、1価 の状態 も とる。 イ ンジウ ムは3価
の方 が安 定、 タ リウム は どち ら も安定 で ある。 また、ス ズや 鉛の 最高 原子 価 は4で あ るが 、 2価 の状 態 もとる。ス ズは4価 の方 が、鉛 は2価 の方 が安定 であ る。 infinite dilution
無 限 希釈
溶 液 を希釈 して い った と きの極 限。 溶質濃 度 を0に 近 づ ける こと。溶 質間 の平均距 離 が無限 大 に なって溶質 相互 間の作 用が無視 で きる。 infrared
radiation
波長 が 可視光 線
赤 外 線
に続 く760nm付
近 か ら1mm付
近 まで の範 囲の電 磁波 。IRと 略記 す る。
熱作 用 を もつ の で熱線 と もいわ れ る。波長 約2.5μmま 外線 、25μm以
で を近赤外 線 、2.5∼25μmを
中赤
上 を遠 赤外線 とい う。単 に赤外線 とい う場 合 は中赤外線 を さす。分 子 内の原
子や原 子 団の振 動 に よる ものは近赤 外部 か ら中赤外部 に、回転 に よる ものは遠赤 外部 に放 射 や吸 収 を現わ す。 この領 域 のスペ ク トル
の測定 は分子 構造 の決 定 や化 合物 の 同定 に用 い ら
れ る。infra(L): 下 に、下部 に infrared
spectroscopy
赤外 分光 法
赤 外吸収 スペ ク トル を用 いた分 光法 。
inhibitor
阻 害 剤
触媒 や酵 素 の活 性部 位 に結 びつい た り、他 の部分 に結 びつ くこ とに よって触媒 や酵 素の構 造 を変化 させ るこ とに よ り、触媒 や酵 素の効 率 を下げ、 反応速度 を小 さ くす る物 質。 initiation
開 始 反 応
連 鎖 開 始 反 応chain 素 反応
inner
initiationreactionと
もい う。 連 鎖 担 体 を生 成 して 連 鎖 反 応
を 開 始 させ る
。
shell
electron
内 殻 電 子
原子 の 電子が 占めて いる電子 軌 道 除 い た部 分 の電子 。化学 結合
の うち最 も大 きな主 量子 数
の軌道 、 すな わ ち最 外殻 を
に直接 関係 してお らず 、原子 の おかれ た環境 の 影響 を受 けに
くい。 inner
transition
→f-block
element
内 部 遷 移 元 素
element
inorganic
acid
無 機 酸
炭 素 を含 ま ない 酸 。 有 機 酸 酸
の ような二元 酸
inorganic
に対 す る語 。 た だ し、炭 酸
と硫 酸
chemistry
の よ うな オキ ソ酸
compound
有機化 合物 inorganic
を対 象 とす る。
無機 化 合 物
以外 の化合物 。
substance
無機 物 質
有機化 合物 以外 の物 質。 各元素 の単体 insoluble
と もい う。
無機 化 学
化学 の一分野 で 、すべ ての元素 や無機 物質 inorganic
は無機 酸 に属 す る。塩
に分 け られ る。鉱酸
と無 機化合物
の総 称。
不 溶性 、不 溶 性 の
あ る液体 に対 し、ま った く溶 けない か、 ご くわず か しか溶 けない こ とをい う形 容語。 insulator
絶 縁体
電気 あ るい は熱 を伝 え ない物 質。 実際 には電 気伝 導率 す。 一般 には電気 絶縁体 をいい 、 自由電子 insulin
や熱伝 導 率が非 常 に小 さい もの を さ
や 自由に動 ける イオ ンをもたない 。
イ ンシ ュ リ ン
イ ンス リン ともい う。 膵臓 の ランゲ ルハ ンス島 とい う組織 か ら分泌 される分子 量 お よそ6000 の タンパ ク質 。 ホルモ ン の1種 であ り、炭水 化物 、脂 肪 、 タンパ ク質な どの代 謝 に関
わ り、血糖 降下作 用 を示 す。糖尿 病 の治療剤 と して用い られ る。 integrated rate law
積 分形 の 反応 速 度式
反応 に関 わる物 質の濃 度 を時間 の関数 と して表 わ した反応速度 式。 た とえ ば、反応 物Aの 濃 度 を[A]と した とき、一次 反応
では 〓
となる。 た だ し、〓
は時刻t=0に
おけ
るAの 濃 度で あ り、kは 定数 であ る。 intensive property
示 強性 、示 強 的性 質
物 質の性 質 の うち、物 質の量 す なわ ち体積 や 質量 な どに依存 しない もの。 た とえば、融 点 、 沸点 、密 度
な ど。
interface ふ たつの相
界 面 が 接す る境界面 をい う。
interference
干渉
ふ たつ の波が あ る点で重 なった と き、 その点 での振 動 はふたつ の波 のそ れぞ れの振 動 を加 え た もの に な り、合 成波 の振 幅
が も とのふ たつの波 の位 相
の差 に よって変 化す る現 象 をい
う。粒 子 と区別 され る波 の特徴 の ひ とつで あ る。 interhalogen compound
ハ ロ ゲ ン間化 合 物
2種 のハ ロゲ ン か らな る2元 化 合物 をい う。 ひ とつ の ハ ロゲ ン元素 をX、 そ れ よ り重 い ハ ロゲ ン元素 をYと す る と、一般式 は 〓 で表 わ される。
intermediate
中間体
反応 中間体 、中 間生成物intermediate productと もい う。化学 反応 におい て反応物 か ら最終生 成 物 に至 る反応経 路 の途 中 に生 じる物 質。単 離 で きる物 質 と、単離 で きな くて も何 らかの物 理 的方 法で検 出 で きる物質 が ある。 また、単 離 や検出 がで きな くて も、 そ の存在 が推 定 しう る場合 を含め る ことがあ る。 intermolecular
force
分子 間 力
分 子間 に働 く引 力 と斥 力。 永久双極 子 永 久双極 子 と誘 起双極 子 互作 用す な わち分 散力 internal circuit
どう しの相互作 用 ( 極 性分子 間、水 素結合
を含 む)、
間 の相 互作用 ( 極 性分子 と無極 性分子 間)、瞬 間的 な双極 子 間の相 ( 無極 性分 子 どう しの場 合 はこれのみ ) などに よる。 内部 回 路
電池 内の 電気が流 れ る経路。 イオ ンが移動 す るこ とによ り電流 が生 じる。 internal energy
内部 エ ネル ギ ー
物 質の熱力 学的性 質 を規定す る関数 の ひ とつ。記 号 はU。 系
全体 と しての運動 エ ネルギ ー
とポテ ンシャルエ ネ ルギー
を除 い て、系 の内部 に含 まれ るエ ネル ギー。系 の物 質 を構成 す
る原 子 や分子 の熱 運動
のエ ネルギ ー と相 互作用 の ポテ ン シャルエ ネルギ ーの総 和、 す なわ
ち原 子や 分子 の微視 的
な力 学的 エ ネル ギーの総 和 とい える。内 部エ ネル ギー の絶対 値 を決
め る こ とは で きず 、 その変化 だ け を知 るこ とが で きる。 あ る閉 じた系 ら吸 収 した熱量 をQ、 外 界か ら系 にな され た仕 事 Uは
、 ⊿U=Q+W。QとWは
にお い て、外 界
変 化 の み ち す じに よ り異 な っ た 値 を と るが 、 ⊿Uは
で あ り、 変 化 の み ち す じに よ ら な い 。 孤 立 系
か
をWと す る と、 内部エ ネ ルギーの 変化 ⊿
で はQ=0、W=0な
の で ⊿U=0。
状態 量 した が っ
て 、孤 立 系 の 内 部 エ ネ ル ギ ー は保 存 さ れ る。 →first
internal
law of thermodynamics
rotation
内 部 回転
分 子 内 回 転intramolecular
rotationと もい う。 多 原 子 分 子 内 部 に お い て み ら れ る単 結 合
とす る そ の 両 側 の 原 子 団 の 相 対 的 な 回 転
(結 合 の 回 転bond
を軸
rotation) をい う。 エ ネ ル ギ ー 的
な 障 壁 が な くほ と ん ど な く 自 由 に 回 転 で き る場 合 を 自 由 回 転
と い う。 結 合 軸 の 両 端 の 原 子
に 大 き な原 子 ま た は原 子 団 が 結 合 して い て エ ネ ル ギ ー 的 な 障 壁 が あ る場 合 は ね じれ の 振 動 が 生 じる 。 こ の 場 合 に は 回転 異 性 体
が 存 在 し う る。 多 重 結 合 や 環 状 構 造 の 存 在 に よ っ て 回 転
が 起 こ り得 な い 場 合 を禁 止 され た 回 転
international system →SI units
internuclear
distance
結 合 して い る2原 →bond length
intramolecular
of units
と い う。
国際 単 位 系
原 子 核 間距 離
子 の原子核 間 の距離
force
分子 内 力
分 子 内 で 原 子 ど う し を結 び つ け て い る 力 をい う 。
inverse
square
law
逆 二 乗 法 則
物理 量が距 離 の二乗 に逆比例 す る法 則。 万有引 力 の法則 や クー ロンの法則
な どがその例 で
あ る。
inversion〓 ス クロー ス
転 化 が加水 分解
化す る こと。 これ らの糖 フ ル ク トー ス は 左 旋 性
に よ っ てD-グ は光 学活 性 で 、旋光 度
ルコー ス
とD-フ
ル ク トー ス
で あ り、 ス ク ロ ー ス とD-グ の 強 さ はD-フ
の 等 モ ル 混 合 物 に変
ル コース は右旋 性
ル ク トー ス の 方 がD-グ
、D-
ル コース よ りも
大 き い 。 した が っ て 、 ス ク ロ ー ス の 分 解 が 進 む と 、 旋 光 度 が 右 旋 性 か ら左 旋 性 に 変化 す る の で この名が ある。
inversion〓
反 転
分子 の立体 配置
が 逆 の 立 体 配 置 に変 化 す る こ と。 た と え ば 、D型
とL型
の相互 変化 な
ど を い う。 →Walden inversion
invert
sugar
転 化 糖
ス ク ロース
が 希 酸 や イ ンベ ル タ ー ゼ を触 媒
グル コー ス
とD-フ
ル ク トー ス
と して 加 水 分 解
さ れ る こ と に よ り生 じるD-
の 等 モ ル 混 合 物 。 ス ク ロ ー ス よ り甘 くて 吸 収 さ れ や す く、
結 晶 化 しに くい 。 調 味 料 、 製 菓 用 な ど食 品 製 造 に用 い られ る 。 ハ チ ミ ツ に 含 ま れ る糖 分 の60 ∼90% が 転 化 糖 で あ る。
iodine
ヨ ウ 素
17族
(7B族 ) に 属 す る原 子 番 号53の
に は チ リ硝 石nitratine( 主 成 分 と して 存 在 す る 。 単 体 は2原 的 には 184.4℃
を含 む 鹹 、 密 度4.93〓
I
元 素 。 原 子 量126.90。
の単 一核種 よ りなる。 天然
) 中 に ヨ ウ素 酸 塩 と して 含 ま れ 、 海 藻 中 に 有 機 化 合 物
子 分 子 よ りな る昇 華 性 の 金 属 光 沢 の あ る 黒 紫 色 の 結 晶 で 、 工 業
(か ん ) 水 を 塩 素 で 処 理 し て 製 造 さ れ て い る 。 融 点113.6℃ 。水 に難 溶、有機 溶媒 に可溶 。
を含 む水 に は
、沸点
な ど を生 じて 溶 け
る。 化 学 的 性 質 は塩 素 や 臭 素 に 似 て い る が 、 反 応 性 は そ れ ら よ り弱 い 。 高 温 で 水 素 と反 応 し て 、 ヨウ化水 素
となる。 デ ン プ ン
と 反 応 して 青 紫 色 を 呈 す る 。 単 体 で 消 毒 殺 菌 剤 と して
用 い ら れ る ほ か 、 医 薬 品 、 ヨ ウ 素 化 合 物 、感 光 剤 な ど の 製 造 に用 い ら れ る 。
iodine
number
油 脂100gに 254gが
ヨ ウ素価 付加
す る ヨ ウ素
付 加 す る 。 脂 肪酸
のg数
の こ と。 二 重 結 合1molに
中の不飽 和結 合
つ き 、 ヨ ウ素1mol=
数 の め や す と な る 。 す な わ ち 、 ヨ ウ素 価 が 大 き
い とい う こ と は脂 肪 酸 の 不 飽 和 度 が 大 き い こ と を示 す 。
iodine value →iodine number
iodoform
ヨ ウ素価
reaction
ヨ ー ドホ ル ム 反 応
ヨ ー ドホ ル ム 試 験iodoform
testと もい う。 ア セ チ ル 基
を もつ 化 合 物 に ア ル カ リ性
で ヨ ウ 素 を作 用 させ る と 、 特 有 な 臭 い を もつ 黄 色 の ヨ ー ドホ ル ム
が生成 す る反応。 ア ル
デヒド
や ケ トン
に お け る ア セ チ ル基 の 検 出 に 用 い られ る 。
は酸化
され てアセ チ ル基 とな るので反 応条件 で は陽性 に なる。 エ タノ ール
ア セ トア ル デ ヒ ド 、 メ チ ル エ チ ル ケ ト ン
とい う原 子 団 、 ア セ トン
、
な どが 陽 性 を示 す 。 エ タ ノ ー ル に つ い
て の 反 応 は 次 の よ う に 考 え られ る 。 酸化 置換 ア ル カ リ性 で の 加 水 分 解
iodostarch reaction
ヨ ウ 素 デ ン プ ン反 応
デ ンプ ン 粒 も しくは溶 液 に ヨウ素 液 ( 〓
溶液 ) を加 え る と、青紫 色 を呈 す る反応 。 ア ミ
ロー ス
の らせ ん構 造 の中心 に ヨウ素分 子 ある いは三 ヨ ウ化物 イ オ ン〓 が入 りこんで 、包接
化 合物
を形成 し、 それが 青色 を呈す る と考 え られてい る。色 調 はデ ンプ ンの構造 や分 子量
に よ り変化 し、直 鎖構 造が短 くなるほ ど吸収 す る極 大波 長が 短波長 側 に移動 す るので 、呈色 は よ り赤 くなる。 ア ミロペ クチ ン は赤 紫色 、 グ リコー ゲ ン では赤 褐色 を示 す。 加熱 する とア ミロ ースの らせ ん構 造が こわ れ るため呈色 は消 え、冷却 す る と再 び呈 色 す る。微 量 のデ ンプ ンや ヨウ素 の検 出に用 い られ る。 ion
イオン
電 気的 に 中性 な原 子
また は原 子 団 ( 分子
を含 む)が 、電子
を得 た り失 った りして生 じ
る、電荷 を もった粒 子 。電 気分解 の際 、電極 に向 か って動い てい くこ とか ら、 フ ァラデ ー がギ リ シャ語 の “ 行 くienai”とい う言 葉 にち なんで名づ けた 。 イ オンの もつ電気量 は電 子 の電 気量 ( 電気 素量 )の整 数倍 で、 この倍 数 をイオ ン価ionic valence, ionic charge number、 あ るいは イオ ンの価 数 、イ オンの電荷 数 とい う。 ion exchange
イ オ ン交 換
塩類 の溶 液 に接 してい る物 質が溶 液 か らイオ ン をと り込 む とと もに 同種の電 荷 の当量 の イオ ンを溶 液 中に出す現 象。 この ような現象 を示 す物質 を イオ ン交換体ion exchangerと い う。水 の精製 、海水 の脱塩 や濃縮 、金属 イオ ンの分 離 ・精 製 などに用い られ る。 ion-exchange chromatography →chromatography
イ オ ン 交 換 ク ロ マ トグ ラ フ ィ ー
ion-exchange
イ オ ン交換 膜
イ オ ン交換
membrane
作 用 を もつ物 質 を膜 状 に成形 した もの。使用 に際 して再生 工程 が不 要で 、連続
操 作 が可能 であ る。海水 濃縮 による食塩 の 製造 、海水 の脱塩 による淡水 の製造 、塩 化 ナ トリ ウム の電 解 に よる水酸 化 ナ トリウムの製造 な どに用い られ る。 ion-exchange
membrane
食 塩水 を電 気分解
process
イ オ ン交 換 膜 法
して塩 素 と水 酸化 ナ トリウムお よび水 素 を得 る方法 の ひ とつ。 陽極 か ら
塩 素、陰 極か ら水素が 生 じ、 陰極付 近 には水酸化 ナ トリウムが生 じる 。 陽極 は黒鉛 あ るいは ルテ ニ ウム
とチ タンの混合 酸化物 で被 覆 した チ タン、
陰極 は鉄 の網 か らな る。生 じた塩素 と水 酸化 ナ トリウム、塩 素 と水 素が 混 じ り合 わない よう に、陽極 部 と陰極部 の 間に陽 イ オンだ け を通す フ ッ素系 の陽 イオ ン交 換膜 を隔膜 と して入 れ る。 純度 の高 い水 酸化 ナ トリウムが得 られ る。 ion exchange
resin
イ オ ン交 換樹 脂
イオ ン交 換 の作用 をもつ、水 に不 溶 性の合 成樹 脂
をい う。 イオ ン交換 作用 の あ る基 を もつ
単量 体
の縮 重合
や 縮 重 合 に よ っ て つ く っ た3次
元 の 網 目構 造 の 高 分 子 に イ オ ン 交 換 基 を
共 有 結 合 させ て 導 入 す る こ と に よ り生 成 さ れ る 。 樹 脂 の 基 体 と して は ポ リス チ レ ン を ジ ビ ニ ル ベ ン ゼ ンdivinylbenzeneで 橋 か け した 共 重 合 体 な どが 用 い られ る。 イ オ ン交 換 基 が 、 ス ル ホ 基
、 カルボキ シル基
基 で あ る も の を陽 イ オ ン 交 換 樹 脂cation 樹 脂 基 体 をR、
酸 性 基 をAHと
、 フ ェ ノ ー ル性 の ヒ ドロ キ シ ル基
exchange
resinも し くは 酸 性 樹 脂acidic
す る と、
な ど の酸 性 resinと い い 、
の ような反 応 によ り
水 素 イ オ ン と他 の 陽 イ オ ン と を 交 換 す る機 能 を もつ 。 生 じた 高 分 子 酸 の 塩 〓
は水 に溶
け に くい た め 、 陽 イ オ ン が 取 り除 か れ る。 酸 で 洗 う と、 平 衡 状 態 が 左 に 移 動 す る た め 、 も と の 状 態 に 戻 る 。 ま た 、 イ オ ン交 換 基 が 、 ア ミ ノ基 性 基 で あ る も の を 陰 イ オ ン交 換 樹 脂anion い、塩 基性 基 を
、 イ ミ ノ基
exchange
、 ア ン モ ニ ウ ム 基 な どの 塩 基
resinも し くは 塩 基 性 樹 脂basic
とする と
resinと い
の よ う な 反 応 に よ り水 酸 化 物
イ オ ン を他 の 陰 イ オ ン と交 換 す る 機 能 を も つ 。 生 じた 高 分 子 塩 基 の塩 〓
は水 に 溶 け に
くい た め 、 陰 イ オ ン が 取 り除 か れ る 。 ア ル カ リで 洗 う と 、 平 衡 状 態 が 左 に移 動 し、 も との 状 態 に 戻 る 。 酸 性 基 と 塩 基 性 基 の 両 方 を も つ も の を 両 性 イ オ ン 交 換 樹 脂amphoteric exchange
ion
resinと い う 。 イ オ ン 交 換 樹 脂 は 一 般 に 化 学 的 に 安 定 で あ り、 使 用 後 再 生 す る こ と
に よ り繰 り返 し使 用 で き る 。 硬 水 の 軟 化
(脱 イ オ ン水 の 製 造 )、 金 属 の 回 収 ・精 製 、 海 水 の
脱 塩 、 製 塩 、 ア ミノ 酸 や ビ タ ミ ンな ど の 濃 縮 な ど に用 い ら れ る 。
ionic bond
イ オ ン結 合
陽 イ オ ン と 陰 イ オ ンが 静 電 気 的 に引 き合 っ て 結 びつ く こ と に よ り生 じる化 学 結 合 電 気陰性 度
。一般 に、
の 差 が 大 き い元 素 の 原 子 間 の 結 合 は イ オ ン結 合 に な る。
ionic compound
イ オ ン化 合物
陽 イ オ ン と 陰 イ オ ンが 静 電 気 的 に 引 き 合 っ て 結 び つ くこ と に よ り生 じ る化 合 物 。 そ の 組 成 は 組 成式
で 表 わ され る 。 組 成 式 は 、 イ オ ンの 価 数 を 除 い て 、 陽 イ オ ン を前 に 、 陰 イ オ ン を後
に 書 く。 化 合 物 全 体 で は 電 気 的 に 中 性 で あ る か ら、 陽 イ オ ン の 総 電 荷 数 と陰 イ オ ン の 総 電 荷 数 の 和 が0に
な る よ う に 、 す な わ ち 陽 ・陰 そ れ ぞ れ の イ オ ン の 価 数 と個 数 の 積 が 等 し くな る
よ う に両 イ オ ン の 比 を つ くる 。 名 称 は 、 日本 語 で は イ オ ン を先 に 、 陽 イ オ ン を後 に読 む。 英 語 等 で は
オ ン を後 に 読 む 。 た とえ ば 、 カ ル シ ウ ム イ オ ンcalcium ionか
ら生 じ る化 合 物 は 、
なる。 名称 は hydroxide
「∼ イ オ ン」、 「∼ 物 イ オ ン」 を と っ て 陰
「∼ion」 を と っ て 陽 イ オ ン を 先 に 、 陰 イ ion
と してa:b=1:2と
と水 酸 化 物 イ オ ンhydroxide な る か ら、 組 成 式 は
と
( 水 酸 化 物 イ オ ン + カ ル シ ウ ム イ オ ン = ) 水 酸 化 カ ル シ ウ ム 、 (calcium ion+
ion= )calcium
ionic conduction
hydroxideと
なる。
イ オ ン伝 導
電 荷 の 担 い 手 が イ オ ンで あ る電 気 伝 導
。 す な わ ち 、 電 位 差 に 応 じて イ オ ンの 移 動 が 起 こ り、
そ れ が 電 流 と な る 。 電 荷 の 移 動 に 際 して 物 質 そ の も の の 分 解 、 移 動 が 起 こ る の で 電 解 伝 導 electrolytic conductionと 伝 導率
もい う。 電 解 質
溶 液 、 融 解 塩 、 イ オ ン化 した気 体 の 電 気 伝 導 な ど。
は 一 般 に 温 度 が 高 く な る ほ ど大 き く な る 。 均 一 な イ オ ン伝 導 体 中 に 流 れ る電 流 の 強
さIと電 場 の強 さEの 間に は一般 にオー ムの法 則 ionic crystal
が成 り立つ 。
イ オ ン結 晶
陽イ オ ンと陰イ オンがお もにイオ ン結 合
に よ り結 びつい て生 じる結晶 。 イオ ンの配 位数
や 結晶 の構造 は 、イ オ ンの電荷 数 、大 き さ、イ オ ン結合 の共有 性 な どに よって決 ま り、 陽 イ オ ンと陰 イオ ンが 、たが い にで きるか ぎ り多 く寄 り集 まる形 を示す 。陽 陰 イオ ン間の静電 気 的 引力 の総和 の方 が、陽 イオ ン間 や陰 イオ ン間の静 電気 的反発 力 の総 和 よ り大 きい 。 イオ ン 結合 は強い結 合 なので、 一般 に硬 く、融 点が 高い。 また、同種 の電荷 間 の反発 に よる もろ さ もあ る。イ オ ンが動 け ないの で電気伝 導性 は示 さない。 ただ し、融解 して生 じた液体 や溶 液 は 、イ オ ンが動 けるの で電気伝 導性が ある。 ionic equation
イ オ ン反 応式
イ オ ン が 関わ る反 応 をイオ ン式
を用 い て表 わ した化学反応 式 。反応 に関 わる物質 を強調
したい と きに用 い る。 通常 の化学 反応 式 をイ オン を含 む式 に書 き直 して、反 応の前 後 に共通 して存 在 する イオ ンを除 けば よい。左 右両辺 の各元 素 の原子 数が 等 し く、電荷 数 の総和 も等 しい。 た とえ ば、塩 酸 と水 酸 化 ナ トリウム水 溶液 の 反応 の化 学反 応 式 は で あるが 、溶液 中 にお ける電 離 を考慮 す る と、 となる。左 右両 辺 に現 われ るイ オ ンを除 くと、 結局 式 に なる。 この場 合 のと ionic formula イオ ン
を傍観 イオ ン
とい う反 応
とい う。
イ オ ン式
を表 わす化 学式 。 もとにな る原子 や原 子団 を表 わす 化学 式 の右肩 に イオ ンの価 数
を添 え る。た とえば、 。 ionic geometry 多原 子 イ オン
イオ ン構 造 にお ける 中心 原子 の まわ りの原子 の幾 何学 的 な配置 をい う。 電子構 造
から
非共有 電子対 を と り除いた形 にな る。 →hybrid orbital
ionic mobility
イ オ ン移 動 度
単位 の強 さの電 場 におけ る イオ ンの移動速 度 をい う。 イオ ンの移動 速度vは 電 場 の強 さEに 比例 す る。v=uE。
この比例 定 数uが イオ ン移動 度 であ る。単 位 は、 〓
。 無限希 釈 では イオ ン間の相互 作用 が な くな るため 、イ オ ン移動度 はその イオ ン特 有 の値 とな るが、溶 液 の濃 度 が高 くな るに したがい 共存 イオ ンの種類 や濃度 に影 響 を受 け て小 さくなる。 ionic lattice →crystal lattice
イ オ ン格 子
ionic radius イオ ン
イ オ ン半 径
を球 とみ な した と きの その 半径。 通常 は単原 子 イオ ンの もの をい う。算 出 方法 に よ
ってい ろい ろ な数値 が あ りうるが、 一般 には イオ ン結 晶
中で 陽 イオ ンと陰 イオ ンが接触 し
て い る として、そ れ らの中心 間の距 離 は陽 イオ ンと陰 イオ ンの半径 の和で あ る とみ なす。 陽 イオ ンの半径 は も との原子 の半 径 よ り小 さい。 外殻 電子 が失 われ るため 、原子 よ りひ とつ 電 子殻 が少 な くな るか らで あ る。 また、 陰イ オ ンの半径 は もとの原 子 の半径 よ り大 きい。外 殻 電子 間の反 発が大 き くなるか らと考 え られる。 ionic reaction
イ オ ン反 応
イ オ ンが 関わ る反応 をい う。水 溶液 中 におけ る無機化 合物 の反応 で は反 応物 の イオ ン化 が容 易 に起 こ り、 イオ ン反応 として進 むこ とが 多い 。有機 化合 物の反 応 におい ては、正 負 の イオ ン状態 の 反応 中間体
を経 て進 む反応 や結 合の 分極
によ りイオ ン性 を帯 び た状態 を経 て進
む反 応 をい う。反 応物 の分 子 間 に おけ る電 子 の移 動や授 受 を伴 う。 求電 子反 応
と求 核反
応 が あ る。 一般 に、溶液 中で起 こる反応 はイオ ン反 応で ある。 →heterolysis
ionic solid
イ オ ン性 固 体
陽イ オ ンと陰 イオ ンか らなる固体。 水溶 液は電導 性 を示 す。 ionization
イ オ ン化
原子
や分子
溶媒
中で イオ ンに分 かれ るこ と。
ionization 電離 定数
ionization
が電子
、電 離
を得 た り、失 った りして イオ ン に なる こと。 あ るいは、電 解質
constant
が
イ オ ン化 定 数
の こ と。
energy
イオ ン化 エ ネル ギー
イ オ ン化 ポ テ ン シ ャルionization の こ と を さ し、 基 底 状 態
potentialと
もい う。 一 般 に 、 第1firstイ
に あ る気 体 状 の原 子 か ら電 子 を1個
陽 イオ ン にする 〓
オ ン化 エ ネ ル ギ ー
無 限 遠 ま で 引 き離 して1価
の
の に必 要 な エ ネ ル ギ ー を い う。 そ の大 き さ は そ れ ぞ れ の
原 子 の 核 電 荷 、 原 子 核 と電 子 間 の 距 離 、 内 殻 電 子 に よ る 遮 蔽 効 果 な ど に よ る。 陽 イ オ ン へ の な りや す さ を 示 し、 イ オ ン化 エ ネ ル ギ ー が 低 い ( 小 さ い ) ほ ど陽 イ オ ン に な りや す い 。 周 期 表 の 同 一 周 期 で は右 に い くほ ど大 き く、 同 一 族 で は 下 に い くほ ど小 さ い 。〓 に 必 要 な エ ネ ル ギ ー を そ れ ぞ れ 第2secondイ
オ ン化 エ ネ ル ギ ー 、 第3
thirdイ オ ン化 エ ネ ル ギ ー と よ ぶ 。
ionization equilibrium 弱電解 質
電離 平 衡
の溶液 中 にお ける非解 離分子 と電 離 して生 じた イオ ンとの間 の化 学平衡 。
ionization
equilibrium
→water
dissociation
ionization
equilibrium
弱 酸HAの
for
water
水 の 電 離 平 衡
constant
for weak
acid solution
水 溶 液 中 に お い て 、HAの
濃 度 は 、[HA]=c(1−
弱酸 溶 液 の電 離平 衡
全 濃 度 をc mol/l、 電 離 度 を αと す る と 、 非 解 離 の 酸 の
α)mol/l、 電 離 して い る 酸 の 濃 度 は 、 =c
α mol/lで あ
るか ら、
こ こ で 、 α≪1の
と き1−
α≒1で
あ る か ら、 〓 =c〓
、 α =〓
と なる ので 、 溶液 の水 素 イオ ン指数 となる。 exponentと
ionization
と な る 。 した が っ て 、
は、
を 酸 の 解 離 指 数acid
dissociation
い う。
equilibrium
弱 塩 基Xの
for weak
base
水 溶 液 中 に お い て 、Xの
の 濃 度 は 、[X]=c(1−
solution
弱塩 基 溶 液 の電 離平 衡
全 濃 度 をc mol/l、 電 離 度 をaと
す る と、 非 解 離 の 塩 基
α)mol/l、 電 離 して い る塩 基 の 濃 度 は 、
=c α mol
/lで ある か ら、
こ こ で 、 α ≪1の
と き1−
α≒1で
あ るか ら、
と な る 。 した が っ て 、 で あ る か ら、 溶 液 の 水 素 イ オ ン指
となる。 数
は、
とな る。
を塩 基 の 解 離 指 数base
ionization tendency
dissociation exponentと
い う。
イ オ ン化 傾 向
溶液 中 におい て、金属 が、 電子 を失 って その金属 イ オ ンを生 じる傾 向 、あ るい は、溶 液中 に お ける、 金属 の陽 イオ ンへ の な りやす さ。金属 の標 準電極 電位
で定量 的 に定 まる。 この電
位が小 さい ほ どイオ ン化傾 向が大 きい。 イオ ン化 傾 向は、金 属 の昇華 熱 、 イオ ン化 エ ネル ギ ー 、水 和熱
に よって決 ま り、昇 華熱 とイオ ン化 エ ネ ルギー が小 さい ほ ど、水和 熱が 大
きい ほ ど大 きい 。 したが って、 イオ ン化エ ネル ギーの大小 が イオ ン化傾 向の大小 を必 ず しも 表わす わ けでは ない。水 に対 す る イオ ン化傾 向 の大 きい順 に並 べ た金属元 素 の序 列 を イオ ン 化 列ionization seriesも し くは電気 化 学列
とい い、 とい う順 にな る。 イオ ン化 傾 向の大 きさで
金属 の反応性 が説 明 され る。 イ オ ン化傾 向が 大 きい もの ほ ど酸化 されやす い。水 との反応性 では 、K∼
は常温 で反応 して水素
を発 生 し、
は表 面 に不動 態 の膜 が生 じ、 内部 まで 反応 しないが、 を発 生 す る。 酸 との反応 性 では 、不動 態 ン化 傾 向 が
は熱水 と反応 して
を発 生す る。
は高温 の水蒸 気 と反応 して
をつ くっ て、反応 の進 まない もの を除 い て、 イオ
よ りも大 きい ものは 、酸 と反 応 して
を発 生 し、
以 上 は酸 化力 の あ る酸
( 硝 酸、 熱濃硫 酸 な ど) に より酸化 され る。 ionization
series
→ionization
イ オ
は王水
によ り酸化 され る。
ン 化 列
tendency
ionizing radiation
電 離放 射 線
電離作 用 を示す 放射 線 。波長 の短い紫 外線 、X線
、 γ線
、 α線 、 β線 、高速 の 中性
子線 な ど高エ ネ ルギ ーの放射線 は物 質 を通過す る際 に その 中の原子 の電子 をたた き出 しイオ ン化 す る。 ion pair
イ オ ン対
会合 イ オ ンassociated ionsと い うこ ともある。 気相 や溶 液中で 、反対 符号 の電荷 を もつ イオ ンが静電 気力 に よ り一時 的 に会 合 した もの。 イ オン対全体 と して は電気的 に 中性 で あ り、ひ とつの粒 子 の ようにふ る まう。強電 解質 は溶液 中で完全 に電離 して い る と考 え られ るが 、イ オ ン対 を形 成す るた めにみ かけ上の電 離度 が1よ り小 さ くな る。 ion product
イ オ ン積
弱 電解 質 も し くは難 溶性 の塩 の溶 液 中 にお け る 陽 イオ ンの 濃度 と陰 イオ ンの 濃度 の 積 。 とい う化学式 を もつ電解 質 について 、 の ような電離平 衡 が あ る とき、質量作 用 の法則が 成 り立つ 。 =一 定 とみ な して、 = 一定 = 〓 と表 わす こ とがで きる 。 この 〓 をイ オン積 とい う。 ion product for water
水 の イ オ ン積
水 溶液 中の水素 イオ ンも し くはオキ ソニ ウムイ オ ン わす。
も しくは
と水 酸化 物 イオ ンの濃 度の積 。〓 で表
。 希薄 溶液 では、温 度一定 な らば、溶 質の種類
や 溶液の 濃度 に関係 な く一定 の値 を とる。 また、温 度が 高 くなる と、大 き くなる。25℃ で は、 〓 =1.0× 〓
である。
ion selective electrode
イオ ン選 択性 電 極
イオ ン電 極ion electrodeともい う。溶 液 中の特定 の イオ ンに感応 して イオ ンの 濃度 ( 活量 ) に応 じた電 位 を示 す電極 。 適 当な参照 電極 膜 |内 部溶 液 |内部 電極 とい う配 列 の電池 オ ンの検 出や定 量 を行 う。
と組 み合 わせ て、参 照電 極 ‖試料 溶液 |感応 を構 成 し、 その起 電力 を測定 す るこ とに よ りイ
が イ オン選択 性 電極 であ り、感 応膜 の性 質か らガラス電 極
な どの 固体膜 電極 、難溶 性塩 の粉末 を成 型 した沈殿 膜電極 、 イ オ ン交換液 を透析 膜 で保持 し た り、高 分子 に含浸 させ た液 状 イオ ン交換 膜な どに分 け られ る。 iron
鉄
8族 に属 す る原 子番 号26の 元 素。原子 量55.85。 地 殻 中には ケイ酸塩 や酸化物 と して存 在 し、 アル ミニ ウムに次 いで多量 に存 在す る金 属元 素で あ る。 赤鉄鉱
、磁 鉄鉱
、黄 鉄鉱
な どと して産出す る。工 業 的 には酸 化鉄 の鉱石 を コー クス、 石灰石 とと もに溶鉱炉 入れ て還 元 し、 銑鉄
とす る。銑 鉄 を処理 して さ ま ざまな性 質の 鋼
に
とす る。純 粋 な鉄 は、
延性 ・展性 に富 む軟 らか な、強磁 性 を示 す銀 白色 の金属 結 晶で、 酸化鉄 を水 素 で還元 す る こ とな どに よ り得 られ る。 融点1535℃ 、沸 点2750℃ 、密度7.87〓 。常温 におい て、乾 いた空 気中で は安定 であ るが、水 分が ある と酸 化 されて“さび ”を生 じる。 高温で は酸素 と反 応 して赤褐 色 か ら黒色 の酸化鉄 (III)
を、水蒸気 と反 応 して黒色 の四酸化 三鉄
じ、ハ ロゲ ンや硫黄 、 リ ンとも反応す る。希 酸 には水 素 を発生 して溶 け 硝酸 には酸化 被膜 を生 じ反 応は進 まない。生 体必 須元 素
を生
を生 じるが 、濃
の ひ とつ で、ヘ モ グ ロビ ンや シ ト
クロムcytochrome類 の成 分 と して重 要な役割 をもつ 。工業 的 には さま ざまな面で非 常 に広 く 用 い られ てい る。 iron(II)chloride 二 塩 化 鉄iron 量126.8、
塩 化 鉄 (II)
dichloride、 塩 化 第 一 鉄ferrous
融 点670℃
、 密 度3.16〓
四水和 物 ー テ ル に不 溶 。
もい う 。 無 水 物 は緑 黄 色 の 結 晶 。 式
は 淡 緑 色 の 潮 解 性 結 晶 で 、 密 度1.93〓
iron(III)chloride 三 塩 化 鉄iron
chlorideと
。鉄 を空 気 を 断 っ て塩 酸 に溶 か す と水 和 物 が 得 られ る。 。 水 、 エ タ ノ ー ル に可 溶 、 エ
塩 化 鉄 (III)
trichloride、 塩 化 第 二 鉄ferric chlorideと
162.2、 融 点306℃
、 密 度2.90〓
色 の 潮 解 性 結 晶 で 、 融 点36.5℃
もい う 。 無 水 物 は 黒 褐 色 の 結 晶 。 式 量
。六水 和物 、 沸 点280℃
は 塩 酸 水溶 液 か ら得 られ る 黄 褐
、 密 度2.90〓
。 水 、 エ タ ノ ー ル 、 ア セ トン
に可 溶 。 水 溶 液 は 酸 性 を示 す 。 濃 厚 水 溶 液 を 沸 騰 水 に 加 え る と加 水 分 解 し、 水 酸 化 鉄 (III) の コロイ ド
を生 じ る
。 無 水 物 は有 機 反 応 で の 酸 化 剤 と して 、
六 水 和 物 は 金 属 表 面 腐 食 剤 、 下 水 処 理 剤 、 媒 染 剤 、 止 血 剤 な ど と して 用 い られ る 。
irreversible
change
不 可 逆変 化
あ る状 態 か ら別 の 状 態 に 移 り、 そ の 状 態 か ら も と の 状 態 に戻 る と き に、 どの よ う な 方 法 を 用 い て も系
の 状 態 を も と に 戻 し、 か つ 外 界
に も 変 化 が ま っ た く残 らな い よ う に す る こ とが
で き な い 変 化 を い う 。 こ の よ う な 変 化 の 過 程 を 、 不 可 逆 過 程irreversible
processと
い う。 自
然 界の現 象 はすべ て不可逆変 化で ある。
irreversible
reaction
不 可 逆反 応
化 学 反 応 は 一 般 に 可 逆 的 で あ るが 、 正 反 応 の 速 度 が 逆 反 応 に比 べ て 著 し く大 き く 、逆 反 応 が 無 視 で き る場 合 は 不 可 逆 反 応 と よ ば れ る。 化 学 平 衡 →reversible reaction
が 著 し く生 成 系 の 側 に偏 っ て い る 。
iso「等 しい 」、 「同 じ」 と い う意 味 で 接 頭 語 と して 用 い られ る 。
isobaric
change
等 圧 変 化
定 圧 変 化 と もい う 。 圧 力 を 一 定 に保 っ て 行 わ れ る状 態 の 変 化 。 この よ う な 変 化 の 過 程 を 、 等 圧 過 程isobaric
processと
い う。 気 体 が 関 わ る場 合 、 一 般 に状 態 変 化 に伴 っ て系
の体積 が変
化 する。
isoelectric point
等電点
水 溶液 中 におけ る両 性電解 質
の電荷 の総和 が0に なるpHを い う。各 物質 特有 の値 とな る。
等 電点 におけ る タンパ ク質 の電気 泳動 isoelectronic
の速度 は0に なる。
等電子的
同 じ電子 配置 を とる原子 や イオ ン、分子 の こ とを等 電子的 であ る とい う。た とえ ば、 は〓 の同 じ電 子配置 であ り、 と 、 と もそれ ぞれ 等電 子的 であ る。 isomer
異性体
分子 式 は同 じだが 性質 が異 な る分子 をい う。 分子 中の原子 の結合 順序 あ るい は空間 的な原 子 の配 置が異 な るため に生 じる。 →isomerism
isomerism
異 性
分 子式 は 同 じだ が性 質が 異 なる化合 物 が存在 す る こと。異性 の 関係 にあ る化合 物 を異性 体 とい う。有 機化 合物 では構造 異性 、立体 異性 光学 異 性
があ り、立体異性 は幾何 異性 、 回転 異性 、
な どに分 け るこ とが で きる。無機 化合物 では イオ ン化異 性 、配位 異性 、立体 異
性 があ り、立体 異性 には幾何 異性 、光学 異 性が ある。 また、結 合異性 、連結 異性 、互変 異 性
などの現象 があ る。
isomerization 物 質がそ の異性体
異 性 化 に変化す る反応 。
isomorphism
同形
異種 同形 ともい う。 異 なる化 学組 成 をもつ物質が 同 じ結 晶構 造型 を してい るこ と。 isonitrile
イ ソ ニ ト リル
イ ソ シ ア ニ ドisocyanideと
もい う。 一 般 式
で 表 わ さ れ る 化 合 物 の 総 称 。 一 般 に特 有
な 臭 い を もつ 有 毒 な 液 体 で 、 反 応 性 に 富 む 。 ヨ ウ 化 ア ル キ ル と シ ア ン化 銀 と の 反 応 で 生 じる 。 ま た 、 ア ル カ リ存 在 下 で の 第1ア 反応 reactionと い わ れ 、 第1ア
ミン
とクロ ロホル ム
で も生 じ、 この 反 応 は カ ル ビ ル ア ミ ン反 応carbylamine ミ ンや ク ロ ロ ホ ル ム の 検 出 に用 い ら れ る 。
の
isoprene
イ ソプ レン
2-メ チ ル-1,3-ブ 融 点 −146℃
タ ジ エ ン2-methyl-1,3-butadiene。
、 沸 点34.1℃
刺 激 臭 の あ る揮 発 性 の 液 体 。 分 子 量68.1、
。 不 安 定 で 容 易 に重 合 し、 酸 化 さ れ や す い 。 テ ル ペ ン
類 の基 本
単 位 で 、 合 成 ゴ ム 、 合 成 樹 脂 、 テ ル ペ ン類 香 料 の 原 料 と して 用 い られ る 。
isotactic
polymer
→stereospecific
isothermal
ア イ ソ タ ク チ
ッ ク ポ
リ マ ー
polymer
change
等温 変 化
定 温変 化 と もい う。温 度 を一定 に保 って行 われ る状 態 の変化 。 この よ うな変化 の過程 を等温 過程isothermal processと い う。系 熱 平衡 isotonic
を保 ち なが ら準静 的 solution
を もつ物 体 と接 触 させ 、それ と
等 張 液
基 準 と な る溶 液 と浸 透 圧
が 等 しい 溶 液 。
isotope 原子 番号
を十分 に大 きな熱容量
に変化 を行 わせ る必要 があ る。
同位 体 は同 じだが 、質量数
が異 な る原子 ど うしを互い に同位体 で ある とい う。 陽子 数、
電子 数 は 同 じで 、中性子 数 が異 なる。原子 の 質量が 異 なるの で、融 点、 沸点 、密度 な ど、質 量 に関 わる物 質の性 質が異 な る。電 子配 置 が 同 じなので化 学的性 質 はほ とん ど同 じであ り、 化学 変化 で 同位体 を分離 す るこ とは困難 。鉛 な どご くわず か な例 外 を除 くと、各元 素の 同位 体の 存在 比は 、含 まれる物 質の種類 や存在場 所 に関係 な く、一 定 とみな して よい。iso+ t〓pos(Gk): 場所 ( 周 期表で 同 じ場所 に入 る=同 じ元素) isotropy
等方性
物質 の物 理 的性 質が方 向 に よって異 な らな い こと。 気体 や液 体 、無定形 固 体
は さ まざまな
物理 的性 質につ いて一般 に等方 性で ある。 IUPAC
国 際純 正 お よび応 用 化学 連 合
International Union
of Pure and Applied
関。元素 の原子量
、無機 化合物
Chemistryの
や有 機化合 物
略 称 。 化 学 と応 用 化 学 に 関 す る 国 際 的 機 お よ び生 体 物 質 の 命 名 法 、単 位 系 の 協 議 や
制 定 な ど を 行 う。
IUPAC
nomenclature
system
IUPAC命
名法
IUPAC systemと もい う。IUPACに よって推奨 され てい る化合 物 の命名 法。 無機 化合物 に つい ては 、そ の名称 は元 素名 に基礎 をお き、元素 名、 イ オン名 、基名 を組 み合 わせ て化 合物 名 とす る。化学 式 、名称 ともに原 則 的 に正 の部分 と負 の部分 か らな る とい う観点 に立 つ。有 機 化 合物
につ い ては 、基本 化合 物 と特性 基 ( 置換 基 )か ら組 み立 て られ た もの とみ な し、
その組 み合 せ と して命 名す る。基本 化合物 と しては 、脂 肪族
炭化 水 素、芳香 族
炭化水 素、
複 素環化 合 物
をとる。 基本化 合物 の水 素原子 が特 性基 で置換 された形 に なる場 合、置 換基
は 接 頭 語 ま た は接 尾 語 と して 基 本 構 造 の 化 合 物 と 組 み 合 せ る 。 こ の よ うな 名 称 を系 統 名 と い う。 →nomenclature
of organic compounds
J Jahn-Teller
effect
ヤ ー ン-テ
ラー 効果
非 直 線状 の多 原子分 子 や イオ ンにおい て電子 の状態 が縮 重 構 造 が ゆが む ことに よ りエ ネル ギー準位 な構 造 にな る現象 をい う。無 機錯 体
してい る とき、分子 や イオ ンの
が 変化 して縮 重が とれ、 よ りエ ネル ギー 的に安定
で よ くみ られ る。 この とき生 じる分子 や イ オンの構造
の ゆがみ をヤ ー ン-テ ラー ひずみJahn-Teller distortionとい う。 た とえば 、ヘ キサ ア カ銅(II) イオン
で は、 正八面 体構造 が ゆが んで、 ふたつ の水 分子 だ けがや や離 れて位置
して い る。 そ の ため 、残 りの等 価 な4つ の水分子 が他 の配位 子 と置換 す る とそ の配位子 に対 して テ トラア ン ミン銅(II) イオ ン
joule
の ような平面状 の錯体 が生 じる よ うになる。
ジュ ール
エ ネ ル ギ ー や 仕 事 のSI単 位
。 記 号J。1ニ
ュ ー トン
の 力 が 物 体 に 作 用 して 、 そ の 方 向 に1
メ ー トル 動 か す 間 に そ の 力 が す る 仕 事 。1J=1N×1m=1N・m=1〓
Joule-Thomson 気 体 を仕 事
effect
ジ ュ ー ル-ト
を伴 わず に不 可逆 的 に断熱
ら れ る 。 た だ し、Hは
ム ソ ン効果
膨 張 させ た と き に 起 こ る 温 度 変 化 の 効 果 を い う。
膨 張 前 後 の 温 度 変 化 を ⊿T、 圧 力 変 化 を ⊿pと ⊿p)〓 =(∂T/∂p)〓
。
す る と 、 ⊿p→0の
極 限 に お い て μ =lim(⊿T/
で 定 義 さ れ る ジ ュ ー ル-ト ム ソ ン係 数Joule-Thomson
coefficient μ が 得
気 体 の エ ン タ ル ピ ー で あ り、 断 熱 変 化 で あ る か らそ の 変 化 は な い 。
( )〓は エ ン タル ピ ー が 一 定 で あ る こ と を 意 味 す る 。 理 想 気 体 在 気 体 で は あ る 温 度 で μ =0と
で は 常 に μ =0で
な る。 こ の 温 度 を逆 転 温 度inversion
temperatureと
あ るが、実 いい、気
体 の 膨 張 に伴 っ て こ れ よ り低 い 温度 で は 温 度 低 下 が 起 こ り、 高 い 温 度 で は 温 度 上 昇 が 起 こ る。 実 在 気 体 に お け る 逆 転 温 度 は次 の よ う に な る 。
K kernel
原 子 芯
原子 の うち最外 殻 を除い た部 分。す なわ ち、原子核 と内殻 を合 わせ た部分。 ketone
ケ
ケ トン基 >
る化 合物。 一般 式 は ン
トン
を もつ 化 合 物 、 す な わ ち カ ル ボ ニ ル 基 。 系統 名は炭 化水 素
以外 は カル ボニ ル基
た とえば、
名 の 後 に ケ トン を つ け る 。
た は ア セ トンacetone、
た は ア セ トフ ェ ノ ンacetophenone。 や 二 ハ ロ ゲ ン化 物dihalideの
第2ア
グ リニ ャ ー ル 試 薬
はブ タ はフ ェニルエ タ ノン
ル コー ル
の酸化
加 水分 解
な ど に よ り得 られ る 。 カ ル ボ ニ ル 基 の 部 分 で ア ル デ ヒ ド が 起 こ る 。 亜硫 酸 水 素 ナ トリ ウ ムsodium
と 同 じ よ う に付 加 反 応
hydrogensulphite、
な ど と付 加 反 応 を し、 ヒ ドロ キ シ ル 基
をす る 。 こ の と き の 生 成 物 は
な 還 元 性 は な く、 銀 鏡 反 応 ば カルボ ン酸
は水分子 が はず
と い う二 重 結 合 を も つ 。 ア ル デ ヒ ドの よ う の還 元 を示 さな い。強 力 な酸化剤
があ れ
に 分 解 さ れ る。 分 子 量 の 小 さ い もの は 水 に よ く溶 け 、 水 溶 液 は 中 性 で あ る 。
ketose
ケ トー ス
分 子 中 に ケ トン基 >
kilogram SI単 位 系
や フェー リング液
や縮
シ ア ン化 水 素
を 生 じる 。 ヒ ドラ ジ ンhydrazine
や そ の 置 換 体 、 お よ び ヒ ドロ キ シ ル ア ミ ンhydroxylamineと れ る縮合 反応
と結 合 し て い
変 え る。 慣 用 名 は ア セ ト
た は メ チ ル エ チ ル ケ トンmethylethylketone、
phenylethanoneま
合反 応
の炭化 水 素基
に結 合 してい るふ たつ の炭 化 水素 基
は プ ロ パ ノ ンpropanoneま
ノ ンbutanoneま
が2個
の 語 尾 を-oneに
を もつ 単 糖
( 類) 。
キ ロ グラ ム に おけ る質量 の単位 。 記号 はkg。 もと もとは4℃ の水1lの 質量 と定 義 され た も
のであ るが、現 在 は国際 キロ グラム原器 の質量が1kgで あ る とされてい る。 kinetically stable 反応 の 自由エ ネルギ ー
動 力学 的 に安 定 な の変化 は負 であ るが 、活 性化エ ネルギ ー が 大 きいため に反 応が 進
まず、物 質が安 定 に存在 してい る状 態 をい う。 た とえば 、水素 と酸 素の混 合気体 や空 気 中の 可燃 物 は動 力学 的 に安定 な状態 にあ る。 kinetic control
速度 支 配
動力 学支 配 と もい う。 同 じ反応系
か ら複 数の生 成系
が生 じる反 応 ( た とえば 、反応 物 を
A、 生成 物 をB、 別 の生成 物 をCと した とき、A→BとA→Cの
ど ちら もが起 こる反応 ) に
おい て、生 成物 の物 質量 の比が それ らの相対 的安 定性 す なわ ち反応 物 と生成物 の 自由エ ネ ル
、
ギー
の違 い に よらず、 反応速 度
す なわ ち反応 の活 性化 エ ネル ギー
よって定 まる現象 をい う。反 応 が平衡状 態
の相 対 的 な大 き さに
に達 していな い と きにみ られ、主 生成物 は活性
化エ ネル ギーの低 いす なわ ち反 応速 度の大 きな反応 で生 じる物質 であ る。 →thermodynamic control
kinetic energy
運 動 エ ネル ギ ー
物 体 が運動 を してい るた めに もつエ ネ ルギー 。質量mの 物体 が速 さvで 並 進運 動 を してい る とき、そ の運動 エ ネルギー は〓 kinetics →chemical
となる。
kinein(Gk):動 く
速 度論 kinetics
kinetic stability
動 力学 的 安定 性
反応 速度 が遅 い ために物 質の反応 性が 乏 しい こ とをい う。不 活性inertと もい う。 kinetic theory
運 動論
物 質の 物理 的性 質 を、物 質を構 成す る粒 子 の運動 に よって説 明す る理論 。結 晶固体 で は、粒 子 間の 引力 が強 いの で、粒 子 は 自由 に動 き まわ るこ とはで きず、 結晶格 子点 を中心 とす る振 動 を してい る。 また 、液体 では粒 子 間に引力 が働 いて お り、粒 子 間距離 は 固体 と同様 に短い が 、粒子 は熱 運動 を して いてそ の位置 は絶 えず変動 す る。気体 で は粒子 間 の引力 は ほとん ど な く、粒 子 間距 離が大 きい。 自由 に熱 運動 を して お り、圧力 の変化 に伴 う体積 の変 化が 大 き い。 kinetic theory of gas
気 体 の 分子 運 動論
気体 の性 質 をその分子 運動 か ら説 明す る理 論。分 子運動 につ いて次 の ような仮定が な される。 〓 気体 は多数 の小 さな粒 子 すな わち分子 か らな ってお り、分子 間 の距離 は分子 の大 きさに比 べ る と非常 に大 きい。 したが って、分子 が 占め る体積 は気体全 体 の体 積 に比べ て非 常 に小 さ く、分子 は 質点 として扱 える。〓 分子 は絶 えず無秩序 な運動 を してい る。各分 子 の運動速 度 の大 き さは一 定 では ない。〓 分子 間や分 子 と容器壁 との 間 に引 力 や斥力 は働 か ない。分子 ど う し、 ある いは 分子 と容 器壁 との衝 突 は完全 に弾性 的で あ り、運動 エ ネルギ ーが熱 に変 わる こ とは ない。 この理論 に よれば 、気体 の圧力 は、分 子が 器壁 に衝突 して及ぼす 単位 面積 あた りの力 の平均 値 と考 え られ る。力 は分子1個 あた りの運動 量 の変化 と単位 時 間 に壁 に衝突 す る分子 数の 積 で あ り、 分子 の質 量 をm、 平 均速 度 を〓 とす る と、運動 量 の変化 は 〓 に比例 し、壁 に衝突 す る分子数 は〓 に比例 す るか ら、圧 力 は分 子 の平 均運 動エ ネ ルギー〓 例す るこ とにな る。気体 の圧力 をP、 系 の体 積 をV、V中 〓 量
に比
の気 体分子 数 をNと す る と、PV=
とい う結 果が得 られ る。 また、気体1モ ル をとる と、 アボ ガ ドロ定 数 を〓 、モ ル質 をMと
式PV=RTと
して 、 〓
、〓
組み合 わせ る と〓
で あ るか らPV=
〓
。 理想 気 体 の 状 態 方程 。 したが って、絶対 温
度 は分 子の 平均 運動 エ ネル ギー に比例 す る ことに なる。 ただ し、 〓 は1分 子 あた りの平均
運動エネルギ 〓 ーで
、kはボルツマン定数 で〓
ルギー を 〓 とする と、 〓
、〓
。1モルあたりの運動エネ
となる。〓
とな り、これ を
根 平均二 乗速 度root mean square velocityとい う。 この理論 に よ り、気体 の諸法 則 を説 明す る こ とが で きる。 た とえば 、容器 の体積 を小 さ くす る と、分子 が壁 に衝 突す る単位 時間 あた り の 回数 が増 えるので 、圧力 が増 加す る。 ある いは、気 体 の量が 一定 であ ればNmが
一定 、温
度 が一 定で あれ ば 〓 が一定 であ るか ら、PVは 一定 にな る と考 え られる。 これ はボ イルの法 則
であ る。 また、気 体 の温度 を上 げ る と、分 子の 運動 エ ネルギ ーす なわ ち速度が 大 きくな
るので 、壁 に対 す る衝 撃が 大 き くな り、 また衝 突 回数 も増 えるの で圧 力が増 加 し、圧力 を一 定 にす れ ば体積 は大 き くなる。 あ るい は、気体 の量 、 圧力 が一 定 であ ればP、N、mが 一定 で あ るか ら 〓 で あ り、絶 対温 度Tは 〓 であ るか ら、V〓Tで あ る。 これは シ ャル ルの法則
Kohlrausch's
である。
law
コ ール ラ ウ シュの 法 則
イ オ ン の 独 立 移 動 の 法 則law G. Kohlrauschが1875年 るい は当量伝 導 率
of independent
ionic migrationと
に 示 した 。 「無 限 希 釈
もい う 。 コ ー ル ラ ウ シ ュF.W.
で は イ オ ンは 独 立 に 移 動 し、 モ ル伝 導 率
あ
は、互 い に独立 な陽 イオ ンに固有 な値 と陰 イオ ンに固有 な値 の和 に等 し
い 」。 無 限 希 釈 に お け る電 解 質 の モ ル伝 導 率 を 〓 イ オ ン の イ オ ン モ ル 伝 導 率 を 〓 とす る と 、 〓
、 陽 イ オ ン の イ オ ンモ ル 伝 導 率
を 〓 、陰
。 無限 に希 釈 され た溶液 中で は各
イ オ ン は 他 の イ オ ン の 存 在 に 関 わ らず 固 有 の 移 動 度 を も つ こ と を意 味 す る 。 こ の 法 則 を用 い て 強電 解 質
の 測 定 値 か ら弱 電 解 質
の 極 限 モ ル伝 導 率 を 求 め る こ と が で き る 。 た と え ば 、 。
Kohlrausch's
square
root law
コ ー ル ラ ウ シ ュ の 式Kohlrausch's 伝導 率
コー ル ラ ウ シュの平 方 根 則 equationと
も い う。 強 電 解 質
) 〓 は 、 極 限 モ ル伝 導 率limiting molar conductivityを
る と、 定 数 をAと
して、 〓
とい う 関 係 に な る 。
のモル伝 導率 〓
(また は 当 量
、 溶 質 の モ ル濃 度 をcと
す
L labelling
標識 付 け
ラベ ル付 け 、 ラベ リ ン グ と も い う。 物 質 の 移 動 、 反 応 機 構 、 反 応 経 路 な ど を追 跡 す る た め に 、 そ の 物 質 に 印 を付 け る こ と を い う 。 標 識 付 け さ れ た 化 合 物 を標 識 化 合 物labelled
compound
とい う。 物 質 中 の 原 子 を そ の安 定 同 位 体 や 放 射 性 同 位 体
に置 き換 え る 方 法 が 最 も一 般 的 で
あ る 。 この よ う な 目 的 で 用 い ら れ る 同位 体 を トレ ー サ ー
ま た は 標 識 原 子labelled
う。 放 射 性 同 位 体 の 分 析 は 計 数 管 計
い
を用 い る 。
lacquer ワニ ス
ラ ッカ ー の1種
で 、セ ル ロー ス
の 誘 導 体 、 一 般 に は ニ トロ セ ル ロ ー ス
を揮 発 性 溶 剤 に 溶
か し た 塗 料 を い う。 溶 媒 が 蒸 発 す る こ と に よ っ て 塗 料 の 膜 が で き る 。 ウ レ タ ン 樹脂
や アク リル
な どの 合 成 樹 脂 を溶 か し た もの も ラ ッ カ ー と い う こ とが あ る 。
lactic acid
乳 酸
2-ヒ ドロ キ シ プ ロ パ ン酸2-hydroxypropanoic 体
atomと
や 写 真 の 感 光 な ど に よ り、 安 定 同 位 体 の 場 合 は 質 量 分 析
acid。 分 子 量90.1。
は 無 色 の 粘 性 の あ る 液 体 で 、 融 点 は16.8℃
。D-,L-体
光 学活性
が あ り、 ラ セ ミ
は 無 色 の 結 晶 で 、 融 点 は25.8℃
。
動 物 の 筋 肉 や 血 液 中 に 少 量 存 在 す る 。 ヘ キ ソ ー スhexoseを 発 酵 さ せ て得 ら れ る 。 水 、 エ タ ノ ー ル 、 エ ー テ ル に 可 溶 。 水 溶 液 は酸 性 を 示 す 。 熱 す る と水 を失 っ て 環 状 ジ エ ス テ ル で あ る ラ ク チ ドlactideを 生 じる 。 医 薬 品 、 食 料 品 、 ア ク リル 樹 脂
lactose
ラ ク
の 原 料 な ど と し て用 い られ る。
ト ー ス
乳 糖milk
sugarと
融 点252℃ とD-グ
も い う 。 分 子 量342.3、
(無 水 物 )。D-ガ
ル コー ス
ラ ク トー ス
が β-1、4結 合 して 生 じ
る二 糖 類 。 哺 乳 類 の 乳 汁 に 約5%
含 まれる。
水 に 可溶 で 、還 元性 を示 す 。 ラ ク タ ーゼ ま た は 希 酸 に よ り加 水 分 解 さ れ て ガ ラ ク β-D-ガ
ラクトース
D-グ
トー ス と グ ル コー ス に な る 。
ルコース
乳
lanthanide 原 子 番 号58の
ラ ンタニ セ リウ ムcerium
るが 、 ラン タノイ ド
Ceか
ら71の
gala(Gk):
lac(L):
乳
ド ル テ チ ウムlutetium
と同 じ よ う に も使 わ れ る 。
Luま
で の14元
素の総 称 であ
lanthanoid 第6周 Luま
ラ ンタ ノ イ ド
期 の3族 で の15元
に 属 す る原 子 番 号57の
ラ ン タ ンlanthanum
素 の 総 称 。 た だ し、Laを
Laか
ら71の
ル テ チ ウ ムlutetium
除 く場 合 が あ る。 電 子 配 置 的 に は4f電 子 が 順 次 満 た
され て い く系 列 で あ る 。 ア ク チ ノ イ ド
と と も に 、f-ブ ロ ッ ク元 素
で あ り、 内 部 遷 移 元 素
を 構 成 す る 。f電 子 は 結 合 に 関 与 せ ず 、 外 側 の 電 子 配 置 が ほ と ん ど 同 じ な の で性 質 が 互 い に よ く似 て お り、 相 互 の 分 離 は 容 易 で は な い 。 配 位 化 合 物 は ほ と ん どつ く らず 、 化 合 物 は イ オ ン性 の もの が 多 い 。 単 体 はす べ て 銀 白色 の 反 応 性 の 大 き な 金 属 で あ る。 酸 化 数 はす べ て +III が 安 定 で 、 イ オ ン は ほ と ん ど3価
lanthanoid
contraction
ラ ンタ ノイ ド
となる。
ラ ン タ ノ イ ド収 縮
の 原 子 半 径 お よ び3価
象 をい う。4f電 子
イ オ ン の 半 径 が 、 原 子 番 号 の増 加 と と もに 減 少 す る 現
に よ る核 電 荷 の 遮 蔽
は あ ま り有 効 で な い た め 、核 電 荷 の増 加 に よ っ て
電 子 が よ り強 く核 に 引 きつ け られ る こ と に よ る 。 この 収 縮 の結 果 、 ラ ン タ ノ イ ドに 続 く5d遷 移 元 素 の 原 子 半 径 や イ オ ン半 径 は4d遷 くる 。 と く に 、 ジ ル コ ニ ウ ムzirconium
移 元 素 の もの と 同 じ程 度 に な り、 そ の た め 性 質 が 似 て Zrと ハ フニ ウムhafnium
Hfは 性 質 が よ く似 て お り、
分 離 し に くい 。
Lassaigne's
test
ラセ ー ニ ュ試験
有 機 化 合 物 中 の 窒 素 や 硫 黄 、 ハ ロ ゲ ン を検 出 す る 方 法 の ひ とつ 。 少 量 の 試 料 に金 属 ナ ト リ ウ ム を 加 え て 赤 熱 融 解 し、 融 解 物 を水 に 溶 か して ろ 過 す る。 試 料 は 分 解 され 、 窒 素 は シ ア ン化 ナ トリ ウ ム 、 ハ ロ ゲ ン は ハ ロ ゲ ン化 ナ ト リ ウ ム 、 硫 黄 は 硫 化 ナ トリ ウ ム と な る。 ろ 液 に新 た に調 整 した 硫 酸 鉄 (II) 溶 液 と水 酸 化 ナ トリ ウ ム 溶 液 を 加 え て 熱 し た後 、 塩 酸 で 酸 性 に して か ら塩 化 鉄 (III) 溶 液 を加 え る と、 シ ア ン化 物 イ オ ン か ら生 じ た ヘ キ サ シ ア ノ 鉄 (II) 酸 イオ ン と イ オ ンが 反 応 し て 濃 青 色 の 沈 殿 が 生 じる 。 ろ 液 に新 た に調 整 した ニ トロ プ ル シ ドナ ト リ ウ ムsodium
nitroprusside
を加 え る と硫 化 物 イ オ ン と錯 体 を つ く る た め
赤 紫 色 を呈 す る 。 ま た 、 ろ 液 に希 硝 酸 を加 え て 熱 す る こ と に よ り硫 化 物 イ オ ン を 除 い て か ら 硝 酸 銀 溶 液 を加 え る とハ ロ ゲ ン化 銀 の 沈 殿 を生 じ る こ と に よ りハ ロ ゲ ン の検 出 が 行 わ れ る 。
latent heat
潜 熱
物 質 の 状 態 変 化 に 伴 っ て 出 入 りす る熱 。 熱 を加 え て も温 度 上 昇 を 引 き起 こ さ な い の で こ う よ ば れ た。
lattice defect
格 子 欠 陥
結 晶 の 不 完 全 性 の こ と。 実 在 の 結 晶
におい ては基 本粒子 の配 列の規 則性 にさ まざ まな乱れ
が 生 じて い る。 こ の 構 造 上 の 乱 れ を格 子 欠 陥 とい う。 そ の 形 状 か ら点 欠 陥point 陥line defect、 面 欠 陥plane
defect、 線 欠
dislocationに 分 け る こ とが で き る 。 点 欠 陥 と して は 、 あ るべ き格
子 点 に 原 子 が 存 在 しな い 空 格 子 点vacancy、
原 子 が 通 常 の 格 子 点 に な く格 子 点 間 の 位 置 に 割
り込 ん で 存 在 して い る格 子 間 原 子interstitial atom、 不 純 物 原 子 な どが あ り、 線 欠 陥 と して は 転位
が あ る 。 ま た 、 面 欠 陥 と し て は 結 晶 の 表 面 、 多 結 晶 体 に お け る 結 晶粒 ど う しの 境 界 で
あ る 粒 界grain
boundary、
る積 層 欠 陥stacking
結 晶 内 の 原 子 が つ く る2次
lattice point 結 晶格子
law
格 子 点
にお い て 結 晶 を構 成 す る 基 本 粒 子 が 存 在 す る 点 。
of chemical
equilibrium
質量作 用 の法則
の こ と。
law
of combining
volume
気体 反応 の法則
law
元 の 網 状 構 造 の 重 な りの 規 則 性 が 乱 れ
faultな ど が あ る 。 格 子 欠 陥 は物 質 の さ ま ざ ま な 性 質 に 影 響 を与 え る。
化 学 平衡 の 法 則
化 合体 積 の 法則
の こと。
of conservation
of mass
質量 保 存 の法 則
「化 学 反 応 に お い て 、 反 応 物 の 質 量 の 総 和 は 生 成 物 の 質 量 の 総 和 に 等 しい 」。 す な わ ち 、 「化 学 反 応 の 際 、 反 応 に 関 わ る物 質 の 質 量 の 総 和 は変 化 しな い 」。 ラ ボ ア ジ ェA. L. Lavoisierに 1774年
law
of conservation
「ひ とつ の 孤 立 系
of mass-energy
質 量 ― エネ ル ギー保 存 の 法則
に お け る 質 量 とエ ネ ル ギ ー の 総 和 は 一 定 で あ り、 変 化 しな い 」。 特 殊 相 対
性 理 論special theory of relativityに よれ ば 、 光 速 度 をcと はE=
law
より
に発 見 され た 。
〓
して 、 エ ネ ル ギ ーEと
質 量mの
間に
とい う関 係 が あ る。
of definite proportion
定 比 例 の法 則
「化 合 物 中 の 各 元 素 の 質 量 の 比 は 一 定 で あ る 」。 す な わ ち 、 そ の 比 は つ く られ た 方 法 、 場 所 、 時 期 に よ ら な い 。1799年
law
of disorder
熱 力 学 の 第2法 系
、 プ ル ー ス トL. Proustが 提 唱 した。
無 秩 序 の法 則 則
も し くは孤 立 系
の ひ とつ の 表 現 で あ り、 エ ン トロ ピ ー
増 大 の 法 則 と も い う 。 「閉 じた
で 変 化 が 起 こ る とエ ン トロ ピー は増 大 す る」。 エ ン トロ ピー は 無 秩 序 の
度 合 い を 示 す もの で あ る か ら、 変 化 は無 秩 序 あ る い は 混 乱 の 度 合 い が 大 き くな る 方 向 に起 こ る傾 向 が あ る、 とい え る 。
law
of gas effusion
→Graham's
law
気体 拡散 の 法則
law
of gaseous
reaction
気体 反 応 の 法則
「化 学 反 応 に 気 体 が 関 わ る と き 、 同温 、 同 圧 に お け る そ れ らの 体 積 は 簡 単 な 整 数 比 を な す」。 ゲ イ ・リュ サ ッ クJ. L. Gay-Lussacに ク の 第2法
則 と もよばれる。
よ り、1805年
に 実 験 的 に発 見 され た 。 ゲ イ ・リュ サ ッ
law
of mass
action
質 量 作用 の 法 則
…
…
aA+bB+
〓zZ+yY+
とい う可逆 反応
が化 学平 衡
に 達 した と き、 各 物 質 の
濃度 の 間に、 〓
す なわ ち
生成物質の濃度の積 反応物質の濃度の積
=一 定
と い う 関 係 が 成 り立 つ 。 こ れ を 質 量 作 用 の 法 則 と い う。Kは で は 各 成 分 の 濃 度 に 関係 な く一 定 の 値 と な る 。K>1の K<1の
law
of mobile
equilibrium
平 衡 移動 の 法 則
Chatelier's law
of multiple
proportion
倍 数比 例 の 法 則
「ひ とつ の 元 素 が 他 の あ る 元 素 との 間 に2種
以 上 の 化 合 物 をつ く る と き 、 一 方 の 元 素 の 一 定
量 と化 合 す る他 方 の 元 素 の 質 量 は 簡 単 な整 数 比 を なす 」。1802年 説
と よばれ、 一定温 度
と き、 平 衡 が 左 に 寄 っ て い る とい う。
→Le
law
平衡 定数
と き、 平 衡 は 右 に 寄 っ て い る と い い 、
、 ドル ト ンJ. Daltonが
原子
law
の 提 案 と と もに 唱 え た 。
of octaves
オ クタ ー ブの 法則
「元 素 を 原 子 量 の 順 に 並 べ る と、 性 質 の 似 た元 素 が8番 A.R.
law
Newlandsが1864年
of partial
→Dalton's
layer
pressure
目 ご と に現 わ れ る 」。 ニ ュ ー ラ ンズJ.
に発 見 し た 。
分 圧 の法 則
law
lattice structure
層 状 格子
層 状 構 造layer structureと も い う。 原 子 や 原 子 団 が 共 有 結 合 に よ っ て平 面 状 に 配 列 した 層 が く り返 し積 み 重 な っ て 生 じ る結 晶 構 造 。 層 間 の 結 合 は フ ァ ン デ ル ワ ー ル ス 力
な ど弱 い 結 合 に
よ る も の が 多 く、 層 に 平 行 に劈 開 性 が み ら れ 、 潤 滑 作 用 を示 す も の が 多 い 。 グ ラ フ ァ イ ト 、 滑石
LCAO LCAOは
、雲 母
、石膏
approximation 原子 軌道 関数
な どにみ られる。
LCAO近 の 線 形 結 合linear
似 combination
分 子 を構 成 す る 各 原 子 上 の 原 子 軌 道 関 数atomic AOに
of atomic
orbital AOの
orbitalの 略 。 分 子 軌 道
を
線形結 合 として、す な わち各
適 当 な 係 数 を か け て そ れ らの 和 の 形 で 近 似 す る方 法 を い う 。 次 の よ う な仮 定 が 行 わ れ
る 。 〓n個
の 原 子 軌 道 の 重 な りあ い はn個
の 分 子 軌 道 を 生 じる 。 〓 線 形 結 合 で 得 ら れ た分 子
軌 道 の 平 均 エ ネ ル ギ ー は 原 子 軌 道 の 平 均 エ ネ ル ギ ー と等 しい 。 〓 分 子 軌 道 は 原 子 軌 道 と 同 じ よ うに、組み立 て原理
と フ ン トの 規 則
に した が っ て 電 子 が 満 た さ れ て い く。
leaching
浸 出
〓 化 学 分 析 に お い て 、 ろ 紙 上 の 沈 殿 に溶 媒 を か け 、 た ま った 液 を繰 り返 し沈 殿 に か け て 、 可 溶 成 分 を溶 か し出 す 操 作 。 〓 抽 出
の こ と。〓 湿式 製錬法
にお いて、 鉱石
を適 当 な試薬
水 溶 液 で 処 理 して 目的 金 属 を 溶 か し出 す 操 作 。
lead
鉛
14族
(4B族 ) に 属 す る 原 子 番 号82の
元 素 。 原 子 番 号207.2。
天 然 に は お も に 方 鉛 鉱galena
と し て 産 出 す る 。 単 体 は 青 み を帯 び た 銀 白 色 の 軟 ら か な 金 属 で 、 融 点328℃ 1744℃
、密 度11.35〓
。 工 業 的 に は硫 化 鉱 を焙 焼 して 酸 化 鉛
、沸点
とし、 これ をコ ークス
で 還 元 して 粗 鉛 を得 、 電 気 分 解 で 精 製 す る 。 常 温 で は 空 気 に 触 れ る と表 面 に 酸 化 被 膜 が 生 じ、 い わ ゆ る “鉛 色 ”に な る 。 ハ ロ ゲ ン と反 応 す る。 高 温 で は酸 化 され て 酸 化 鉛 (II) とな る。希酸 とは 反 応 しに くい が 、 空 気 が 存 在 す る と酢 酸 に 溶 け る 。 硝 酸 に 可 溶 。 両 性 金 属 ル カ リ水 溶 液 に 溶 け て 亜 鉛 酸 イ オ ンplumbite 数 が +IIと +IVの 電池
ion
,を
もの が あ る が 、 +IIの 方 が安 定 で 、 +IVの
で あ り、 ア
生 じる。化 合物 は酸化 もの は 酸 化 剤 と し て 働 く。 蓄
、 鉛 管 、 活 字 合 金 や 易 融 合 金 、 軸 受 合 金 な どの 成 分 、 放 射 線 遮 蔽 材 な ど と して 用 い ら
れ る 。 化 合 物 は有 毒 。
lead(II)acetate 無水物
酢 酸 鉛 (II)
( 式 量325.3、
融 点280℃
、 密 度3.25〓
三 水 和 物 は 無 色 の 結 晶 で 、75℃
) もあ る が 、 通 常 三 水 和 物 と して 得 ら れ る。
で 融 け 、 同 時 に 無 水 物 と な る。 密 度2.55〓
。 鉛 糖sugar
of leadと も よ ば れ 、 甘 味 が あ り、 有 毒 。 水 に 可 溶 。 水 溶 液 を ろ 紙 に しみ こ ませ て 乾 燥 した も の は酢 酸 鉛 紙lead
acetate paperあ
るいは鉛 糖紙 とよばれ 、硫化水 素
、硫化 物 イ オン、 クロ
ム 酸 イ オ ン の 検 出 に 用 い られ る 。
lead storage
battery
lead accumulatorと 次電池
鉛 蓄 電 池
もい う。 正 極
に 酸 化 鉛 (IV) 、負極
。電 池 図 は
。 起電 力 、
に鉛、電解 液 は 約2V。
に 希 硫 酸 を 用 い た二
放 電時 の 反応 は、
極で
極で 。全
反応 は 、
放 電の際 、密 度の大 きな
が減少 し、
が 生成す る ため、溶 液の比 重 は放電 が進 むに
したが い、 だんだ ん小 さ くなる。 したが って 、電解 液の比 重 を測定す る と、電 池が どの くら い使 われ たかが わか る。 leaving group 置換 反応
Le Chatelier's law 「 平 衡状態
離脱基
あ るいは脱離 反応
にあ る系
にお いて反応 基質 か ら離 れてい く原 子 または原子 団。 ル シ ャ トリ エ の 法 則
に変 化 を与 える と、その変 化に よ り生 じる影響 をなるべ く小 さ くす る
よ う な方 向 に平 衡 の 移 動 が起 こ る」。 ル シ ャ トリエ の原 理 、 平 衡 移 動 年 に ル シ ャ トリエH.
Le
Chatelier's →Le
の 法 則 と も い う。1884
Le Chatelierに よ り発 表 され た 。
principle
ル シ ャ ト リエ の 原 理
Chatlier's law
Leclanch〓
cell
ル ク ラ ン シ ェ電 池
炭 素 棒 を正 極 、 亜 鉛 を負 極 と し、 電 解 液 に20%
塩 化 ア ンモ ニ ウ ム 溶 液 を 用 い た 湿 電 池
と い う構 成 を も つ 。 起 電 力 が 開 回 路 で1.5V程 ン シ ェG.
Leclanch〓 が 発 明 した 。 分 極
度 。1866年
。
、ル ク ラ
を防 ぐた め に 酸 化 マ ン ガ ン(IV)粉 末 と炭 素 粉 末 の 混
合 物 で 炭 素 棒 をつ つ み 、 亜 鉛 に は水 銀 を 塗 る 。 マ ン ガ ン乾 電 池
の 原 型 で あ り、 マ ン ガ ン 乾
電 池 の こ と を ル ク ラ ン シ ェ電 池 とい う こ と もあ る 。
levelling
effect
水平 化 効 果
よ りも 強 い 酸 反 応 して
( 酸 の 電 離 定 数 〓 が 〓 > 〓mol/lの
上 強 い 酸 は水 溶 液 中 で は 完 全 に に、
酸) は、水 溶液 中で は溶媒 の水 と
を生 じ る の で 、 系 が 平 衡 に あ る と き の最 も 強 い 酸 は
よ り も強 い 塩 基
溶 媒 の 水 と反 応 し て
に 変 化 し、 酸 と し て の 強 さ は
(塩 基 の 電 離 定 数 〓 が 〓 > 〓mol/lの
で あ り、 あ る程 度 以 と同 じに な る 。 同 様 塩 基 )は 、水溶 液 中で は
を 生 じる の で 、 系 が 平 衡 に あ る と きの 最 も強 い 塩 基 は
あ る 程 度 以 上 強 い塩 基 は水 溶 液 中 で は完 全 に
で あ り、
に 変 化 し、 塩 基 と して の 強 さは
と同 じ
に な る 。 こ れ らの 現 象 を水 平 化 効 果 と い う。
Lewis acid-base theory ル イス の酸 塩 基理 論 →acid , acid-base reaction, base
Lewis
dot formula
ル イス の点 電 子式
ル イ ス 構 造 と もい う。 原 子 核
と 内 殻 の 電 子 を ま とめ て 元 素 記 号 で 、 価 電 子
て 、 原 子 や イ オ ン 、 分 子 の 電 子 的 な構 造 を示 す 化 学 式 。 不 対 電 子 の 電子対
は2個
の 点 「: 」 で 表 わ され る 。
Lewis electron dot diagram →Lewis dot formula
ル イス の点 電子 図 式
Lewis
ル イス構 造
structure
立 方 体 の8つ
を点 で 表 わ し
は単 独 の 点 「・ 」 で 、1組
の 頂 点 に 原 子 価 電 子 が 配 置 さ れ る とす る 原 子 構 造 。 イ オ ン の 場 合 は 、8つ
の頂
点 が 電 子 で 満 た さ れ る よ う に 電 子 が 出 入 り して 、 電 荷 を もつ こ と に な る 。 共 有 結 合 で2電
子
を 共 有 す る場 合 は 稜 線 が ふ た つ の 立 方 体 で 共 有 さ れ る構 造 と な る 。 ま た 、 ル イ ス の 点 電 子 式 を ル イ ス構 造 と よぶ こ と も多 い 。 →octet theory
ligancy
配 位 数
→coordination
number
ligand 錯体
配 位 子 の 中で、 中心原子 に配位
して い る イ オ ン や 分 子 を い う。 配 位 す る 際 に は ル イ ス塩 基
と して 働 く。 一 般 に 、 単 独 で 存 在 す る と き に は そ れ を 構 成 す る ひ とつ 以 上 の 原 子 が 非 共 有 電 子対
を も っ て い る が 、 エ チ レ ンの よ う に π電 子
ligare(L):
ligand
が 供 与 さ れ る 電 子 対 と な る こ と もあ る 。
結合す る
field
配 位 子 場
錯 体 の 中 心 金 属 イ オ ン に 対 して 配 位 子 が つ くる 静 電 場 と金 属 イ オ ン と配 位 子 と の 共 有 結 合 性 の 力 の 場 を 総 合 して 考 え た 場 を い う 。
ligand
field theory
金属 錯体
配位 子 場 理 論
の 電 子 構 造 を 取 り扱 う理 論 。 結 晶 場
だ け で な く、 金 属 イ オ ン と 配 位 子 と の 共 有
結 合 性 も 中 心 金 属 イ オ ン に 影 響 を 与 え る と して 、錯 体 の 電 子 ス ペ ク トル や 磁 性
が説 明 され
る。
ligand
replacement
→ligand
ligand
配 位 子 置 換
substitution
substitution
配 位 子 交 換ligand
配 位 子 置換
exchangeと
も い う。 錯 体
中 の 配 位 子 が 他 の 配 位 子 と置 き換 わ る 反 応 を い
う 。 も との 配 位 子 が 水 分 子 の 場 合 は 、 この 反 応 の 起 こ りに く さ は 安 定 度 定 数
light metal
で 示 され る 。
軽 金 属
密 度 が 小 さ い 金 属 を い う。 一般 に 、4∼5〓
以 下 の もの を い う。 ア ル カ リ金 属
リ土 類 金 属
、 ア ル ミニ ウ ム
〓
、ベ リリウ ム
、マ グネ シウム
やア ルカ
な どが あ る。 チ タ ン
(4.5
) を 入 れ る こ と もあ る 。
light oil →petroleum
軽 油 oil
lime
石 灰
狭義 には生 石灰 caustic lime, quick ル シウム
(酸 化 カ ル シ ウ ム limeと
) を さ し、 石 灰 石 を1000℃
もい う。 広 義 に は 消 石 灰
) も 含 め て い う。
limus(L):
泥
付 近 に 熱 して つ く ら れ る 。
( 水酸 化 カル シウム
)、 石 灰 石
( 炭酸 カ
limestone
石 灰 岩
石 灰 石 と もい う 。 炭 酸 カ ル シ ウ ム
を主 成 分 とす る堆 積 岩 で 、 鉱 物 と して は 方 解 石calciteが
主 で あ る 。 サ ン ゴ 、 ウ ミ ユ リ 、 有 孔 虫 、 貝 類 、 石 灰 藻 な どの 生 物 の 遺 骸 に 由 来 す る もの が 多 いが 、化学 的沈 殿 に よる もの もある。 セ メ ン ト
の 原 料 と して 重 要 で あ る。 熱 変 成 に よ り再
結 晶 して 方 解 石 が 粒 状 に な っ た もの を大 理 石marbleと
い い 、 装 飾 材 や 彫 刻 材 と し て用 い られ
る。
lime
water
石 灰 水
水 酸 化 カ ル シ ウム
の 飽 和 水 溶 液 。100ml中
に 約0.15gの
リ性 を 示 す 。 二 酸 化 炭 素 を通 じ る と炭 酸 カ ル シ ウ ム 水 素 カル シウム
limiting
水 酸化 カル シウム を含み 、ア ルカ
を 生 じて 白濁 し、 さ らに 通 じ る と炭 酸
と な っ て 溶 解 す る 。 二 酸 化 炭 素 の検 出 に用 い られ る。
reagent
限 定試 薬
限 定 反 応 物limiting
reactantと もい う。 化 学 反 応 に お い て 最 も早 く完 全 に消 費 さ れ て し ま う 反
応 物 。 反 応 に お け る生 成 物 の 量 を 決 め る 反 応 物 で あ る 。 →excess reagent
Lindlar
catalyst
アル キ ン
リ ン ドラ ー 触 媒
の部分 水 素化
(ア ル キ ン→ ア ル ケ ン
) に 選 択 的 に 働 くパ ラ ジ ウ ム 触 媒 を い う。
炭 酸 カ ル シ ウ ム を 担 体 と した パ ラ ジ ウ ム を酢 酸 鉛 (II) で 部 分 的 に 被 毒 させ て得 ら れ る 。
line spectrum
線 ス ペ ク トル
不 連 続 な 鋭 い ス ペ ク トル 。 ほ と ん ど単 色 光 の 線 か ら 成 る。 原 子 や 単 原 子 イ オ ン の エ ネ ル ギ ー 準 位 の 変 化 に よ る 。 放 出 ス ペ ク トル の 場 合 は 輝 線bright line、 吸 収 ス ペ ク トル の 場 合 は 暗 線dark
linkage
lineと もい わ れ る 。
isomerism
結 合 異 性
連 結 異 性 と もい う 。 配 位 し う る 原 子 をふ た つ 以 上 もつ 配 位 子 配 位 す る た め に 生 じる 異 性
で 配 位 す る 場 合 は 配 位 子 名 は チ オ シ ア ナ トで あ り、 と よ ば れ る 。 また 、 亜 硝 酸 イ オ ンnitrite ionが あ り、
が異 な った原子 で 中心金 属 に
を い う。 た と え ば 、 チ オ シ ア ン酸 イ オ ンthiocyanate
ionが
で配 位す る場 合 はイ ソチ オ シアナ ト で 配 位 す る 場 合 は 配 位 子 名 は ニ トロ で
で 配 位 す る 場 合 は ニ トリ トと よ ば れ る 。
lipid
脂 質
生 物 体 中 に 存 在 し、 水 に 溶 け に く く有 機 溶 媒 に 溶 け や す い 物 質 を 総 称 して い う 。 単 純 脂 質 simple
lipid、 複 合 脂 質conjugated
カロテ ノイ ド 、テル ペ ノイ ド
lipidお よ び誘 導 脂 質 に分 け られ る 。 ま た 、 ス テ ロ イ ド 、 な ど を含 め る こ と もあ る 。 単 純 脂 質 は 、 脂 肪 酸
ン
の エス テ ル
で あ り トリ グ リセ リ ドtriglycerideと
ウ
、 ス テ ロ イ ドや ビ タ ミ ンA、Dの
もい わ れ る 中 性 脂 質neutral
と グ リセ リ lipid、 ロ
エス テ ルな どが含 まれ る。エ ネルギ ー源 や体 の 保護 、
ビ タ ミン ン脂 質
な ど と し て働 く。 複 合 脂 質 は リ ン酸 や 糖 、 硫 酸 、 ア ミ ノ基 な ど を含 む 脂 質 で 、 リ
、糖 脂 質glycolipid、
リ ポ タ ンパ ク質lipoproteinな
どが あ り、 生 体 膜 の 構 成 成 分 と し
て 重 要 で あ る 。 ま た 、 誘 導 脂 質 は 単 純 脂 質 や 複 合 脂 質 の前 駆 物 質 や 代 謝 産 物 な どが あ る。
liquefaction
液 化
気 体 が 液 体 に 変 化 す る現 象 を い う 。 気 体 を 臨界 温 度
以 下 に し て圧 力 を か け れ ば 液 化 が 起 こ
る 。 また 、 固 体 が 液 体 に な る こ と を い う場 合 もあ る 。
liquefied LPGと
petroleum
gas
略 称 さ れ る 。 プ ロパ ン
液 化 石 油 ガ ス とブ タン
を主 成分 とす る混合 気体 を液 化
した もの 。 常
温 ・常 圧 で 気 体 と な り、 冷 却 、 加 圧 に よ り容 易 に液 体 と な る 。 石 油 の 精 製 工 程 や ナ フ サ 熱 分解
の
工 程 な ど で 生 産 され る。 家 庭 用 ・工 業 用 あ る い は 内 燃 機 関 用 燃 料 、 化 学 工 業 用 原 料 、
冷 媒 な ど に 用 い られ る 。
liquid
液 体
物 質 の 状 態 の ひ と つ 。 一 定 の 体 積 を もつ が 、 一 定 の 形 は も たず 、 流 動 性 が あ る 。 液 体 と気 体 を合 わ せ て 流 体
、 液 体 と固 体 を 合 わ せ て凝 縮 系condensed
systemと
liquid chromatography →chromatography
液 体 ク ロ マ トグ ラ フ ィ ー
liquid crystal
液 晶
結晶
い う。
と 液 体 の 中 間 的 な 状 態 で 、 あ る温 度 範 囲 に お い て 存 在 す る 。 液 体 の よ う に 流 動 性が あ
り、 結 晶 の よ う に分 子 の 配 列 に か な りの 規 則 性 が あ る 。 分 子 の 形 は 棒 状 の も の が 多 い 。 分 子 の 配 列 の よ うす に よ っ て 、 ネ マ チ ッ ク液 晶nematic チ ッ ク 液 晶smectic
liquid crystal(smegma
liquid crystal(nema
(Gk):
糸 )、 ス メ ク
(Gk): セ ッケ ン)、 コ レス テ リ ッ ク 液 晶cholesteric
liquid crystalに 分 け ら れ 、 温 度 変 化 に よ っ て 現 わ れ る こ れ らの 液 晶 は サ ー モ トロ ピ ッ ク 液 晶 thermotropic
liquid crystalと い わ れ る。 ネ マ チ ッ ク 液 晶 は 、 棒 状 分 子 が そ の 長 軸 方 向 に 平 行
に 配 列 して い る が 、 そ の ほ か の 方 向 に は 規 則 性 が な い 。 す な わ ち 、1次
元 的 にの み配列 に規
則 性 が あ り、 流 動 性 に富 む 。 分 子 の 配 列 は 電 場 に よ っ て 変 え る こ と が で き、 光 学 的 特 性 も電 場 に よ っ て 変 化 す る 。 こ の性 質 は 、 時 計 や コ ン ピ ュ ー タ な ど の表 示 装 置 と して 用 い られ る 。 ス メ ク チ ッ ク 液 晶 は 、 棒 状 分 子 が そ の 長 軸 方 向 に平 行 に 配 列 して 層 を つ く っ て い る が 、 ひ と つ の 層 の 中 の 分 子 配 列 に は規 則 性 が あ る と は 限 ら な い 。 す な わ ち、2次
元 的 に配列 に規則性
が あ り、 粘 性 率 が 特 に大 き い 。 分 子 の 軸 方 向 は 層 平 面 に 対 し て垂 直 も し く は傾 斜 し て い る。 コ レ ス テ リ ッ ク液 晶 は 棒 状 分 子 が そ の 長 軸 方 向 と平 行 に 配 列 して 層 を つ くっ て い る が 、 分 子 の 軸 方 向 と層 平 面 と は平 行 で あ り、 ひ と つ の 平 面 内 で は ネ マ チ ッ ク様 に な って い る 。 ひ とつ の 層 か ら次 の層 に 移 る と分 子 の 軸 方 向 が わ ず か に 異 な り、 分 子 の 軸 方 向 と垂 直 な 軸 を 中 心 と した 面 の 回 転 は 全 体 と して ら せ ん 構 造 を と る。 温 度 変 化 に伴 っ て らせ ん の ピ ッチ が 変 わ り、 そ の 結 果 温度 に よ って 異 な る色 を呈 す る 。 こ の 性 質 は 温 度 セ ンサ ー と して 用 い られ て い る 。
ネ マチ ッ ク液 晶
スメ ク チ ック 液晶
liquid junction
コ レス テ リ ック 液晶
potential
液 界 電位
種 類 ま た は 濃 度 が 異 な る ふ た つ の 電 解 質 溶 液 が 接 して い る と き に 、 そ れ ら の 界 面 に あ ら わ れ る電 位 差 。 陽 イ オ ン と陰 イ オ ン の 移 動 度
liquid
phase
液体
が 異 な る た め に生 じ る。
液相
の 状 態 に あ る相
。
liquid solution 単 にsolutionと
溶液 もい う。 液 体 状 の 均 一 な 混 合 物 。 液 体 を 溶 媒
と し、 溶 質
は気体 、液体 、
固体 。
liquid-vapor liquid-gas 衡
。蒸 発
equilibrium equilibriumと
液 相-気
相平衡
もい う 。 液 体 と 、 そ の 蒸 気 あ る い は そ の 各 成 分 の 蒸 気 との 間 の 相 平
する速 さと凝縮
す る速 さが 等 し く、 見 か け 上 、 蒸 発 も凝 縮 も起 こ っ て い な い よ
う な状 態 を い う。 一 成 分 系 の 場 合 、 こ の と き蒸 気 蒸 気 圧 と 温 度 との 関 係 は 蒸 気 圧 曲 線
が 示 す 圧 力 を飽 和 蒸 気 圧
と い う。 飽 和
で 表 わ され る 。 二 成 分 系 の 場 合 、 理 想 溶 液
で は 、平
衡 に あ る溶 液 の 組 成 と 蒸 気 の 組 成 は等 しい が 、 実 在 の 溶 液 で は 、 一 般 に こ れ らの 組 成 は 異 な る 。 図 (a),(b),(c) は 一 定 圧 力 に お け る 系 の 組 成 と 温 度 の 関係 を 示 した 状 態 図 度 − 組 成 図temperature-composition
diagramと
で あ り、 温
よ ば れ る。 縦 軸 は 温 度 、横 軸 は 成 分1の
モル
分 率 を示 す 。
図(a) におい て、上 の 曲線 は混 合物 の気相 の組成 とそ れが凝縮 す る温度 の関係 を示 し、気 相線 あるい は凝縮 曲線 とよばれ 、下 の曲線 は液相 の組 成 と沸 点の 関係 を示 し、液相 線 あ るいは沸 騰 曲線 とよばれ る。あ る温度 の もとで 共存す る液相 お よび気相 の組 成 は、そ の温度 で引 い た 水平 線 が両 曲線 と交 わ る点 の座標 か ら得 られる。 気相 線の 上 の領域 で は気 体 の みが存 在 し、 液相 線 の下 の領域 で は液体 のみが 存在 す る。xの 組 成 の溶液 を熱す る とa点 で沸騰 しは じめ、 a'の組成 の蒸気 を出す。 これ を冷 却 して液化 させ た後 、再 び蒸留 す る と組成b'の 蒸 気が得 ら れ る。 この よ うに して蒸 留 を繰 り返す こ とに よ りふた つの成分 を分 離す る ことがで きる。 こ れ が分留
の原 理で あ る。図 (b) は曲線 が極 大値 を もつ場合 で あ り、図(c) は極小 値 を もつ場
合 であ る。mは それ らの極値 で ある。 図(b),(c) におい て成分1の 組 成がxよ りも大 きい溶 液 を加 熱す る と、(c) の場合 は成分2が な くなる までxの 組 成 を もつ 液が留 出 し、その後 成分1 が留 出す る ように なる。 また 、(b) の 場合 は溶液 の組 成がxに なる まで成分1が 留 出 し、xに な る と組 成xの 溶液 が留 出す る。 この よ うに、曲線 に極 大値 や極小 値 が現 われ る場 合 は、極 大 沸 点 また は極小 沸点tで 液相 線 と気相 線 が接 してお り、 この点 に相 当す る組 成xを もつ溶 液 は 、蒸留 して も図(a) の よ うに組成 が変化 す るこ とが な く、各成分 物質 に分 けるこ とがで き ない。 この よ うな混合 物 を共 沸混合 物 liter
とい う。
リ ッ トル
体 積の単位 。 記号Lあ るい はl。1l=1〓
。元来 は1atmに
おけ る1kgの 水の体 積 を1lと
した。 lithium cell
リチ ウ ム電 池
lithiumbatteryともい う。 リチ ウム を負 極 とす る電 池の総称 。正極 は酸 化マ ンガ ン(IV) やフッ 化 炭素〓 な どが 用 い られる。 リチ ウムは水 と反 応す る ので電 解 液や電 解 質 はテ トラ ヒ ド ロフ ランtetrahydrofuranなどの有 機溶媒 に過 塩素酸 リチ ウム を溶解 した ものや 固体電 解質 を用 いる。 電池反応 は は約3Vと
マ ンガ ン乾電 池
。 電圧 の2倍 で あ り、 容量が 大 き く、保 存寿 命 も長い 。小 型化 、薄型
化 が容 易で 、電卓 、腕時計 な どに用 い られる。正極 と して ポ リ-2-ビニ ル ピリジ ン-ヨ ウ素錯 体 、 固体電 解質 と して ヨウ化 リチ ウム を用 いた ものは心臓 の ペ ース メー カー な どに使 われて い る。 litmus
リ トマ ス
リ トマ ス ゴケな どの地衣 類 か ら得 られる色 素の混合 物。 紫色の粉 末 で水 、 エ タノール に可溶 。 変 色域 はpH4.5∼8.3で
、酸性 では赤 色、 ア ル カリ性 で は青色 を呈 す る。 変色 域が広 く、pH
に よる色 の変 化が おだや か なので滴 定の指 示薬 と して は不 適 当であ る。溶 液 を少量 の塩化水 素 や ア ンモ ニ アで赤 色 や青色 とし、 ろ紙 に しみ込 ませ て乾燥 した もの を リ トマ ス紙litmus paperと い う。 localized electron
局在化電子
分子 中 の ひ とつ の結 合 に束縛 されてい る電子 をい う。 σ結 合
におけ る σ電子
は局在 化電
子で あ る。 localized electron model
局 在 化 電子 モデ ル
分 子 のモ デル のひ とつ で 、結合 して いる原子 間 に結 合 に用 い られてい る電子 が局在 してい る と考 え る。 lock-and-key 酵素
model
の基質特 異性
鍵 ― 鍵穴 モデ ル を、酵 素 を鍵 穴 に、基質 を鍵 にた とえて説明す る考 え方 をい う。
long
range
巨視 的
order
長 距 離秩 序
な距 離 にわ たる粒子 間 の秩序 。結 晶
において は巨視 的 な範 囲で原 子が 一定 の規 則
に した が っ て 配 列 して お り、 こ の よ う な 場 合 を 長 距 離 秩 序 が あ る とい う 。
lower
低 級 、低 級 の
有 機 化 合 物 に お い て 分 子 量 の 小 さい こ と 、 す な わ ち 炭 素 数 の 少 な い こ と を い う形 容 語 。 た と え ば 、低 級 ア ル コ ー ルlower
alcoholは 炭 素 数 が1∼5程
lowering of freezing point →freezing point depression
度 のア ルコー ル
をい う 。
凝 固点 降 下
L shell
L殻
主 量 子 数n=2の
電子殻
。2sと2pの2種
の副 殻
よ りな り、 最 大 限8個
の電 子 が入 りう
る。
luminescence
ル ミネ セ ン ス
物 質 が 何 ら か の 刺 激 を受 け て 熱 を伴 わ ず に光 を 放 出 す る現 象 、 あ る い は そ の よ う な現 象 で 放 出 され た 光 を い う。 物 質 中 の 電 子 が 、 光 や 電 子 、 熱 、 摩 擦 、 化 学 反 応 な ど 、 さ ま ざ ま な 刺 激 に よ り励 起 さ れ 、 も と の 状 態 に も ど る と き に 光 を 出 す 。 こ の 現 象 を 示 す 物 質 を 蛍 光 体 phosphorと
い う。 刺 激 が な く な った あ と 、 肉 眼 で 認 め られ る ほ ど の 時 間 に わ た っ て発 光 が 続
く場 合 を 、 リ ン光phosphorescence、
ご く短 時 間 の もの を蛍 光fluorescenceと
い う。 ル ミ ネ セ
ン ス を測 定 す る こ と に よ り物 質 中 の 電 子 状 態 に つ い て の 知 見 が 得 られ る 。
Lyman
series
→spectrum
lyophilic
ラ イマ ン系 列
of hydrogen
colloid
分散 媒
と分 散 質
親 液 コ ロイ ド 粒 子 の 親 和 性 が 強 い コ ロ イ ド溶 液
と よ ば れ る 。lyo-<luein
lyophobic
colloid
分散媒
と分散 質
ばれ る。
atom
(Gk):
。分散 媒が水 の場 合、 親水 コ ロイ ド
溶かす
疎 液 コ ロイ ド の 親 和 性 が 弱 い コ ロ イ ド溶 液
。分散 媒が水 の場 合、疎水 コロイ ド
とよ
M macromolecular
lattice
巨大 分 子 格子
多数 の原子 が 共有結 合 によ って結 びつ くこ とに よ り生 じる規則 的な構 造 をい う。3次 元 的に つ なが った場 合 には、非 常に硬 く、融点 の高 い結 晶 となる。 ダイヤモ ン ド 、二酸 化 ケ イ素 、 窒 化 ホ ウ素 などでみ られ る。2次 元的 につ なが った場合 は原 子 の平面 的な層 か らな る格 子が 得 られ る。 各層 は フ ァンデル ワール ス力
などの弱 い力 で結 びつ くの で、薄 くはがれ やすい
物 質 とな る。 グラフ ァイ ト 、窒 化 ホウ素、 雲母 、滑石
などでみ られ る。1次 元的 につ な
が った場 合 は巨大 な鎖状 構造 となる。繊 維状 の巨大 分子 は フ ァンデル ワール ス力 に よ り結 び つ く。 アスベ ス ト や タンパ ク質 や多糖類 、合 成繊維 な どでみ られ る。 macromolecule
巨 大分 子
〓 高 分子 の こと。〓 多 くの原子 が網 目状 に共有 結合 して生 じる結 晶 の こ と。 た とえば、 ダ イヤモ ン ド、二酸化 ケ イ素な ど。 macroscopic
巨視 的
ヒ トの感覚 で直接識 別で きる程度 の大 き さや運 動 を基 準 とす る ような観点 。 magnesium 2族
マ グネ シウ ム
(2A族 ) に属 す る原 子 番 号12の 元 素 。 原 子 量24 .31。 天 然 に は苦灰 石 (白雲 石 )
dolomite、
菱苦 土鉱magnesiteな
どの炭 酸塩 、ケ イ酸 塩 、硫酸 塩、塩化
物 な どと して産 出 し、 海水 中 に も0.1%程 度 含 まれ る。生 体必 須元 素 で あ り、植物 の クロ ロ フィルchlorophyllの 中 に含 まれる。単体 は塩 化 マグ ネ シウム の融解電 解 な どに よ り得 られ る銀 白色 の軟 らかい金属 で、融 点649℃ 、沸点1090℃ 、密 度1.74〓
。 反応性 は比較
的大 き く、空 気 中では表 面 に酸 化物 の被 膜 が生 じる。高温 で は強い光 を放 って燃 え、酸化物 、窒化物
を生 じる。熱水、希 酸 に溶 けて水素 を発生 するが 、アル カ リ水 溶液 には
不溶 。ハ ロゲ ン化 アルキ ル
と反応 してグ リニ ャール試薬
とな り、有 機合成 に用 い られる。
合金 として、 自動 車、航 空機 な どに利用 され る。 magnesium
chloride
塩 化 マ グ ネ シ ウム
無 水物 は無色 の吸湿性 の ある粉末 で、式量95.2、 融点714℃ 、沸 点1412℃ 、密 度1.60〓 水 、 エ タノ ール に可 溶 。水溶 液 は苦味 が あ る。 通常 、六水 和物 無 色 の潮解 性 の
ある結 晶 で、式 量203.3、 密度1.56〓
。
と して存 在 し、
。 天然 にはカ ーナ ル石carnallite
と して産 出 し、 にが り 中 に約20% 含 まれ る。加熱 す ると分 解 して酸化 マ グネ シ ウム
を生 じる
な どと して用 い られ る。
。マ グ ネシ ウムの原 料 、防腐 剤
magnesium
oxide
酸 化 マ グ ネ シウ ム
マ グ ネ シ アmagnesia、 密 度3.58〓
苦 土 と も い う。 白色 の 粉 末 で 、式 量40 .3、 融 点2826℃
、沸 点3600℃
、
。 金 属 マ グ ネ シ ウム の 燃 焼 、 水 酸 化 マ グ ネ シ ウ ム や 炭 酸 マ グ ネ シ ウ ム な ど の
熱 分 解 な どで 生 じる。 空 気 中で は水 、二 酸 化 炭 素 と反 応 して炭 酸 水 酸 化 マ グ ネ シ ウ ム を生 じ、 水 と反 応 して 水 酸 化 マ グ ネ シ ウ ム を 生 じる 。 耐 火 レ ン ガ 、 制 酸 剤 な ど の 医 薬 品 な ど と し て用 い ら れ る 。
magnetic
field
磁 場
磁 石 も し くは 電 流 の 存 在 に よ っ て 変 化 した 空 間 を い う 。 強 さ の 単 位 は ア ン ペ ア/メ ー トル A/m。
magnetic
permeability
記 号 μ。 磁 束 密 度Bと 単 位 系 で は4π
透 磁 率 磁 場Hの
×〓
比 を い い 、B=
=1.26×
μHで 表 わ さ れ る。 真 空 中 の 透 磁 率 μ0は 、SI
〓H/m。
物 質 の 透 磁 率 μ と μ0と の比 を比 透 磁 率 と い
う。 単 に 透 磁 率 と い う場 合 に は こ の 値 を い う こ とが 多 い 。
magnetic
quantum
記 号mあ
number
磁 気 量 子 数
る い は 〓 で 表 わ す 。 原 子 の 電 子 構 造 を 規 定 す る 量 子 数 の ひ とつ 。 外 部 磁 場 が か か
っ た と きの エ ネ ル ギ ー 状 態 を規 定 し、 空 間 に お け る 軌 道 の 相 対 的 な 向 き に 関 わ る 。 方 位 量 子 数
をlと した と き 、 +l、 +(l-1) 、 … 、1、0、
−1、 … 、 −(l-1) 、 −lの
り う る。 電 磁 場 が か か っ て い な け れ ば こ れ らの 状 態 は 同 じエ ネ ル ギ ー準 位 →degenerate
magnetism
(2l+1)個 の 値 を と に な る。
磁 性
磁 場 に対 して物 質が もつ 性質 をい う。物 質 を構 成す る原子 核 や電子 は それ らのス ピン や軌 道 運動 によ り磁気 モ ー メ ン トを もち 、外 部 か ら磁 場 をかけ る と各 物質特 有の磁 気 的性質 を示 す 。す な わち、 すべ ての物 質が磁 性 を もつ 。磁場 との関係 か ら、磁 性は常磁 性 、反磁 性 、 強磁 性 、 反強磁 性 、 フェ リ磁 性 な どに分 類 され る。物体 を磁 性 に注 目 して考 え る場合 、 磁性 体magneticと い う。磁性 体 の磁 気モ ー メ ン トの大 きさは、構 成原子 が もつ磁気 モー メ ン トのベ ク トル和 で あ る。物 質の磁性 を調 べ る ことに よ り、物 質の電子 構造 を明 らか にす る こ とが で きる。 magnetohydrodynamics MHDと 体 main
電磁 流 体 力 学
略 記 され る。物 理学 の一 分野 で、 液体 金属 や プ ラズマ
が磁 場 の中で行 う運動 を研究 す る。 group
典 型元 素
element の こ と。
主族 元 素
などの電 気伝 導性 の ある流
main
transition
→d-block
element
主 遷 移 元 素
element
major species 溶体 maleic
主 要物 質種
の 中で相対 的 に多 く含 まれ る成分 物質 をい う。 acid
マ レ イ ン酸 cis-ブ テ ン二 酸cis-butenedioic 133∼134℃
acid。 白色 の 結 晶 で 、 分 子 量116.1、
。 酸 化 バ ナ ジ ウ ム (V)を 触 媒 と し て ベ ンゼ ン
と に よ り得 ら れ る 。 水 、 エ タ ノ ー ル 、 エ ー テ ル に易 溶 。120℃ フ マ ル酸
に異 性化
malleability
に 保 つ と、
す る 。 熱 す る と脱 水 して 無 水 マ レイ ン酸 を 生 じる 。
不 飽 和 ポ リエ ス テ ル樹 脂 の 原料 とな る。 malum
融点
を酸化す る こ
<malic
acidリ
ン ゴ酸
(L): りん ご
展 性
圧 力 や 打 撃 な ど弾 性 限 界 を 越 え た 力 に よ り物 体 が 破 壊 さ れ ず に 平 面 的 に広 げ ら れ 箔 に な る性 質 。 金 属 は こ の 性 質 に 富 み 、 と くに 金 、 銀 、 ス ズ な どで 顕 著 で あ る 。malleus
(L): ハ ン
マー
maltose
マ ル
麦 芽 糖malt
sugarと
ト ー ス*
もい う 。 分 子 量342.3、
融 点103℃
。2分
子 のD-グ
ル コ ー ス が α-1,4結
合 して生 じる 二糖 類 。 ア ミロ ー ス の構 成 単位 で 、 デ ン プ ン にア ミラ ー ゼを作用 させ る と得 られ る。通常 、 生体 内で は遊 離 状 態 で存 在 しない 。 水 によ く溶 け、 ス ク ロース
の約1/3
の甘 味 を もつ。 希 酸や マ ル ター ゼの 作 用 に よ り加水 分解 され て、 グ ル コ ース になる
manganese 7族
。 還 元 性 が あ る 。 水 あ め の 主 成 分 。malt:
麦芽
マ ン ガ ン
(7A族 ) に 属 す る 原 子 番 号25の
元 素 で、
天 然 に は 軟 マ ン ガ ン鉱pyrolusite、
の 単 一 核 種 よ り な る。 原 子 量 は54 .94。
菱 マ ン ガ ン鉱rhodochrositeな
ど と して 産 出
す る 。 単 体 は 鉱 石 を焙 焼 して 生 じた 酸 化 マ ン ガ ン を硫 酸 マ ン ガ ン と し、 そ れ を 電 気 分 解 して 得 られ る銀 白色 の 硬 くて も ろ い 金 属 で 、 融 点1244℃ 遷 移金 属
、 沸 点1962℃
、 密 度7.44〓
(α型 )。
の 中 で は 鉄 と と も に反 応 性 が 大 き く 、 空 気 中 で は 表 面 が 酸 化 さ れ 、 粉 末 は発 火 す
る 。 水 と反 応 し て水 素 を 発 生 し、 酸 と も容 易 に 反 応 す る。 合 金 あ る い は 鋼 の 脱 酸 剤 、脱 硫 剤 と して 用 い ら れ る 。 化 合 物 に は −IIIか が 、 +IIの も の が 最 も一般 的 で あ る 。
ら +VIIま
で の さ まざ ま な酸化 数
の もの が あ る
manganese
oxide
(IV)
酸 化 マ ン ガ ン (IV)
二 酸 化 マ ン ガ ンmanganese マ ン ガ ン鉱pyrolusiteと
dioxide。 式 量86.9。
黒 色 の 粉 末 で 、 密 度5.03〓
水 に 不 溶 、 塩 酸 に 溶 け る。 強 い 酸 化 剤 で あ る 。 塩 素 酸 カ リ ウ ム に分 解す る。乾電 池
。天然 には軟
して 産 出 す る 。 硝 酸 マ ン ガ ン(II) を 熱 分 解 す る こ と に よ っ て 得 られ る 。
の減極剤
mannan
や 過 酸 化 水 素 を接 触 的
、 ガ ラ スの 消 色 剤 、 触 媒 な ど に 用 い られ る 。
マ ンナ ン
加 水 分 解 す る とお も にD-マ
ンノース
を生 じ る多 糖 類 。 コ ン ニ ャ ク な ど の 球 根 、 微 生 物 、 針
葉 樹 の 木 質 部 な ど に 含 まれ る 。
mannose
マ ンノ ース
分 子 量180.2、
融 点133℃
ス の ひ とつ 。 マ ン ナ ン
(α型 )、132℃
(β 型 )。 グ ル コー ス
の 異 性 体 で ア ル ドヘ キ ソ ー
を加 水 分 解 す る こ と に よ り得 ら れ る 。 水 に 溶 け 、 還 元 性 が あ る 。
manometer
マ ノメ ー ター
圧 力 計 と も い う。 流 体
の圧 力
定 す る 気 圧 計barometer、 differential manometer,
を測 定 す る た め に用 い られ る 装 置 の 総 称 。 大 気 の 圧 力 を 測
希 薄 気 体 の 圧 力 を 測 定 す る 真 空 計vacuum
differential pressure gaugeな
gauge、
圧力 差 計
ど が あ る が 、 通 常 、 内 径 が 一 様 な管 に水
銀 な どの 液 体 を 入 れ 、 液 柱 の 高 さあ る い は 高 さ の 差 か ら圧 力 も し く は 圧 力 差 を求 め る 装 置 を マ ノ メ ー タ ー と よ ん で い る 。 形 状 は1本
の 直 立 管 、U字
管 、 一 端 の 閉 じたN字
管 な どがあ る。
m〓n〓s (Gk): 薄 い 、 穴 の あ る 、 気 体
Markovnikov
rule
マ ル コ フニ コ フ則
炭 素 −炭 素 の 二 重 結 合
に ハ ロ ゲ ン化 水 素
が付 加
す る と き 、 結 合 して い る 水 素 原 子 の 多
い 方 の 炭 素 原 子 に 水 素 原 子 が 結 合 す る 、 と い う 経 験 則 を い う 。 マ ル コ フ ニ コ フV. Markovnikovが1868年
に見 い だ した 。 こ の 付 加 反 応 は 二 重 結 合 に プ ロ トンが 付 加 す る こ と に
よ り生 じた 陽 イ オ ンの 活 性 錯 体
に ハ ロ ゲ ン化 物 イ オ ン が 結 合 す る経 過 を た どる 。 この と き、
水 素 原 子 の 多 い 炭 素 原 子 に新 た な 水 素 原 子 が 結 合 し て 生 じる 中 間体 の 方 が 安 定 な た め に こ の 経 験 則 に み られ る現 象 が 起 こ る。 た と えば 、 よりも
に
が 付 加す る 反応 で は
の 方 が 安 定 で あ り、 そ の 結 果
ではな く
が 生 じる 。
mass
質 量
物 体 が もつ物 質の量。 物体 に固有 の 性質で 、物体 の慣性 の大 きさのめ やす。 これ を慣性 質量 と い う。 また 、 物 体 とキ ロ グ ラ ム 原 器 に 働 く重 力 の 比 を い い 、 こ れ を 重 力 質 量 と い う。 慣 性 質 量 と重 力 質 量 は 同 一 で あ る 。 こ れ を等 価 原 理principle ロ グ ラ ムkg。
of equivalenceと
い う。SI単 位 は キ
mass-action
expression
質量 作用 の法 則
質 量作 用 表 現
や 反応商
にみ られ るよ うに、反 応物 と生 成物 の濃度 の 関係 を分数 で表 わ
した もの をい う。 mass defect 原子 核
質 量 欠損
を構成 す る核 子
核結合 エ ネル ギー
の質量 の総和 か ら原 子核 の質量 を引 い た もの。常 に正 の値 であ り、
に相 当す る。
mass number
質量数
原子 核 中の 陽子数Zと 中性子 数Nの 和 。 記号A。A=Z+N。
原子 質量 単位
で 表わ した原
子 または原子 核 の質量 に近い。原 子の質 量の めやす とな る。 mass spectrometer 質量 分 析 計 一定 の大 きさの電磁場 の 中を通 るイ オ ンの加 速度 がそ の電荷 に比例 し、質量 に反 比例す る こ とを利 用 して粒 子 の質量mと 電 荷eの 比m/eの 出現 頻度 を求 め る装 置。 気体状 の 原子や 分子 に高 エネ ルギ ーの電子 や光 をあ て るこ とな どでそ れ らを電離 して陽イ オ ンと し、電場 の中で 加 速 して か ら電磁 場 に よ り曲げ て イオ ンを分 離 し、検 出器 でそ れ らの強 度 を測 定 する。 同位 体 の分 析や分 子構造 の分析 な どに用 い られ る。 mass
spectrometry
質 量 分 析法
試 料 の原子 や分 子 をイオ ン化 し、真空 中 で電磁場 に よ り分 離 して イ オ ンの量 と質量/電 荷 の 比 (m/ze)の関係 を求 める分析 法 。測定 に用 い られ る機 器 を質量分析 計
とい う。 また、 イ
オ ンの量 を棒 グラ フな どで表 わ し、質量/電 荷 の順 に並べ た もの を質量 ス ペ ク トル 試 料 は1∼100ng程 水素
度 の ご く少 量 で よ く、感 度が非 常 に高 い。元 素 の同位体
とい う。
の分析 、炭化
混合物 の分析 、分子構 造の決 定 などに用 い られ る。
mass spectrum
質 量 ス ペ ク トル
試 料原 子や 分子 を電離 す るこ とに よって生 じた イ オ ンの質 量mと 電荷eの 比m/eと 、そ の出 現 頻度 ( 写真 乾板 の変化 の程 度 、 イオ ン電流 の強 度 な ど)の 関係 を表 わ したスペ ク トル 。 質 量分析 計
に よって測定 され、 それぞ れの原子 や分子特 有 のパ ター ンを示 す。
mass unit 1原 子 質量 単位
質 量 単位 ( =1.6605× 〓g)
をエ ネル ギー の単位 で表 わ した もの。 記号muで 表
わす。 相対性 理論 によれ ば、 静止 した物 体 の質量mは 、光速 度 をcと して 〓
のエ ネル ギー
に等 しい。1mu=
メガ電子 ボル
〓/12=1.4924×
〓J(
ジュ ール ) =931.50MeV(
ト ) 。 た だ し、〓 は静止 してい る質量 数12の 炭素原子1個 の質量 。 material
物 質
特 定 の もの をつ くる ため に用 い られる材 料。 一般 的 に、化 学物 質 をい う場 合 にはsubstance
を 用 い る こ と が 多 い 。 た と え ば 、 机 と い う 物 体 は 木 と い う物 質 り、 木 を構 成 す る ひ とつ の 物 質substanceが
material
wave
→de
セル ロース
( 材 料 )materialで
物 質 波
Broglie equation
matte
マ ッ ト
「か わ」 と もい う。 数 種 の 硫 化 物 が と け あ っ た も の で 、硫 化 鉱 を 溶 錬 ニ ッケ ル の 製 錬 に お い て 重 要 な 中 間 生 成 物 で あ る 。mat
matter
す る 際 に 生 じ る。 銅 や
(F)<matta
(L): 敷 物
物 体
空 間 の 一 部 分 を 占 め 、 固 有 の 体 積 と質 量 を もつ もの 。 本 来 は 、 精 神spirit, mindに 物質
で きて お
であ る。
対 す る語 。
の 意 味 で 用 い る こ と も多 い 。
Maxwell-Boltzmann 古典 力学
distribution
マ ク ス ウ ェ ル-ボ
に した が う 熱 平 衡 に あ る理 想 気 体
ル ツ マ ン分布
分子 の状 態 を表 わす物理 量
(分 子 速 度 や エ ネ
ル ギ ー な ど) の 分 布 を い う 。N個 の粒 子 か ら な る系 に お い て 、 ε と ε+dε の 間 の エ ネ ル ギ ー を もつ 粒 子 の 数n(ε)は エ ネ ル ギ ー 密 度 をg(ε)と して 、n(ε)dε =Ng(ε)exp(− ε/kT)d ε/∫g(ε)exp(− 子 速 度vに 〓/2kT)
ε/kT)dε
で 表 わ さ れ る 。 kは ボ ル ツマ ン定 数
関 し て は 、 気 体 分 子 の 質 量 をmと 〓
Boltzmann's
、Tは
し て 、dN/N=4π
と な る 。 こ の 関 係 を マ ク ス ウ ェ ル-ボ
絶対 温度 であ る。分
(m/2πkT)
〓exp( −
ル ツ マ ン の 速 度 分 布 則Maxwell-
law of velocity distributionと い う。 図 の よ う な分 布 曲 線 を与 え る。 た だ し、 横 軸
は エ ネ ル ギ ー ま た は分 子 速 度 、 縦 軸 は 分 布 確 率 で あ る 。 ま た 、 絶 対 温 度 〓,〓,〓 は 〓 < 〓 < 〓 であ る。
mean
free path
平 均 自由行 程
運 動 して い る 粒 子 が ひ とつ の 他 の 粒 子 と の 衝 突 か ら 次 の衝 突 ま で の 間 に移 動 す る 平 均 距 離 を い う。 気 体 中 の 分 子 、 金 属 中 の 電 子 な ど の 運 動 に つ い て考 え られ る。
mechanical
equivalent
of heat 熱 の 仕 事 当 量
同 一 の エ ネ ル ギ ー 変 化 を も た らす 仕 事 (ジ ュ ー ル )/cal( カ ロ リー )
の 量 と熱 量
の 比 をい う。 記 号 はJ。J=4.1840J
mechanism 反応機構
機 構 の こと。
melting
融 解
固体 が液体 に変化 す る現 象。吸 熱変化 melting
point
であ る。
融 点
固体 が液体 に変わ る温度 。記 号m.p.。 厳密 に は、一定 圧力 の もとで、固相 す る温度。 通常 、1.013× 〓
=1atmの
では物 質固有 の値 を示 し、凝固点 meniscus
と液相
が 共存
もとでの融 点 をそ の物質 の融点 とす る。純 物質
に等 しい。
メニ ス カス
毛細管 な どの中 の液体 表面 が表 面張 力
に よ ってつ くる曲面 をい う。 管壁 に
沿 う周 囲 は、 た とえば ガ ラス管 中の水 の よ うに液体 が 管 を濡 らす場合 は中央 部 よ り上が り ( 図右 )、 ガラス管 中の水銀 の よ うに液体が 管 を濡 らさな い場 合 は中央部 よ り下 が る ( 図左)。m〓n〓skos(Gk): mercury
12族
三 日月 <m〓n〓(Gk): 月
水 銀
(2B族) に属 す る原 子番号80の 元 素。原子 量 は200.59。 天然 には辰砂cinnabar HgSと
して産 出す る。単体 は辰砂 を約600℃ に加 熱す る と得 られ、銀 白色 の常 温で唯 一の 液体金属 で あ る。 融点 −38.8℃ 、沸点357℃ 、密 度13.55〓 るが、300℃ 程 度 に熱 す る と酸 化水 銀(II)
。常 温 の空気 中では化 学的 に安 定 であ
とな る。硫黄 や ハ ロゲ ンと反応 す る。 塩酸 や
希硫 酸 とは 反応 しな いが、硝 酸 、濃硫酸 、王水 には溶 け る。多 くの金 属 とアマ ルガ ム
をつ
くる。化 合物 には酸化 数
のよ
が +Iと+IIのものが あるが 、酸化 数 +Iのイオ ンは
うに共 有結 合 を有 す る。 単体 、 化合 物 とも有 毒 であ る 。電 気機 器 、計 測機 器等 に用 い られ る。 mercury
cell
mercury
水 銀 電池
batteryと も い う。 ル ー ベ ンS. Rubenと
ン電 池 あ る い はR.M.電
マ ロ リ ーMallory社
が 開発 し た の で 、 ル ー ベ
池 と も よ ば れ る 。 酸 化 水 銀 (II) を 正 極 、 亜 鉛 を負 極 と し、 電 解 液 と し
て 酸 化 亜 鉛 を 飽 和 させ た 濃 厚 水 酸 化 ア ル カ リ水 溶 液 を用 い た1次 。 電 圧 は約1.35V。
電池
。電 池反 応 は
放 電 曲線 が 平 坦 で あ り、 容 量 が 大 き く保 存 性 も よい と
い う長 所 が あ る が 、 価 格 が 高 く、 廃 棄 処 理 が 難 し い。 補 聴 器 な ど に 用 い られ る。
mercury(I)
chloride
塩 化 水 銀 (I)
二塩 化二水 銀(I) 、 甘汞calomelと もい う。式量472.1。 白色 の粉 末状結 晶で 、融点525℃ 、密 度7.15〓
。塩化 水銀 (II) と水 銀の 混合物 を昇華 す る と生 じる。 また、硝 酸水 銀(I) の水溶
液 に塩 酸 を加 え る と沈 殿す る。水 に溶 け に く く、硝 酸 や塩 酸 に少 し溶 け る。 の可逆反 応 に基づ く半電池
は再 現性 のあ る安 定 な電位 を示す ので、参 照電極
と し て 用 い られ る 。
mercury(II)
chloride
昇 汞corrosive 度5.44〓
塩 化 水 銀 (II)
sublimateと
もい う 。式 量271.5。
無 色 の 結 晶 で 、 融 点276℃
、 沸 点302℃
、密
。 硫 酸 水 銀 (II) と 塩 化 ナ トリ ウ ム との 混 合 物 を昇 華 す る と 生 じ る。 水 、 エ タ ノ ー
ル 、 エ ー テ ル に 可 溶 。 分 析 試 薬 、 有 機 合 成 の 触 媒 な ど と し て用 い られ る 。 きわ め て 毒 性 が 強 く、 以 前 は消 毒 剤 と して用 い られ てい た 。
mercury
process
水銀 法
カ ス トナ ー-ケ ル ナ ー 法Castner-Kellner
processと
も い う。 食 塩 水 を電 気 分 解
して 塩 素 と水
酸 化 ナ ト リウ ム お よ び 水 素 を得 る 方 法 の ひ と つ 。 陽 極 は 黒 鉛 、 陰 極 は 水 銀 か ら な り 、 陽極 か らは 塩 素 が 生 じ る 。 水 銀 を 電 極 と した 場 合 、 水 素 が 生 じる 反 応 の 過 電 圧 極 で は 水 素 で は な く金 属 ナ ト リ ウ ム が 生 じ 、 水 銀 と ア マ ル ガ ム
が大 きいの で、陰
を つ くる
。 ア マ ル ガ ム を 水 と反 応 させ る と 、 水 酸 化 ナ トリ ウ ム と水 素 が 生 じ 、水 銀 が 残 る 。 こ の 方 法 で は純 度 の 高 い 水 酸 化 ナ ト リウ ム が得 られ る。 た だ し、 水 銀 に よ る水 汚 染 の お そ れ が あ り 、 イ オ ン交 換 膜 法
meso
form
に 転 換 が は か られ た 。
メソ 形
同 一 分 子 内 に ふ た つ 以 上 の 同 種 の 不 斉 中心 分 子 の 構 造 が 対 称 に な り、 旋 光 性
が あ り、 不 斉 中 心 ど う し の 対 称 性 が 逆 に な っ て
が 互 い に 打 ち 消 さ れ る た め に 旋 光 性 を失 っ た 異 性 体 を い
う。 分 子 の 中 心 か らみ て 分 子 の ふ たつ の 部 分 が 互 い に 鏡 像 の 関 係 に あ る 。 こ の よ う に不 斉 中 心 が あ りな が ら 分 子 内 で 旋 光 性 を打 ち 消 す 現 象 を 分 子 内 償 却 ま た は 内 部 補 償internal compensationと
い う 。 た と え ば 、 酒石 酸tartaric acidに
L-酒 石酸 L型
とD型
る 。
D-酒 石 酸
は 互 い に対 掌 体 mesos(Gk):
、L型
は次 の ような異性体 が ある。
メ ソ酒石酸
とメ ソ型 、D型
と メ ソ型 は 互 い に ジ ア ス テ レ オ マ ー
であ
中間
→racemization
mesomeric M効
effect
果M
メソ メ リー 効果
effect、 共 鳴効 果resonance
effectと もい う。 分 子 の 共 鳴
起 こ る こ とで 生 じ る効 果 を い う。 不 飽 和 は 電 子 求 引 性 で あ り、 −M効 ミ ノ基 ボ ン酸 効果
、 ア ル コ キ シル 基 はアル コー ル や カ ル ボ キ シ ル基
に よ りπ電 子
炭 素 に 結 合 し て い る ニ トロ 基
の移動 が
や カル ボ ニル基
果 を示 す と い う。 不 飽 和 炭 素 に 結 合 し て い るハ ロ ゲ ン は 電 子 供 与 性 で あ り、 +M効
よ りはるかに
基やア
果 を 示 す と い う。 た と え ば 、 カ ル
を 電 離 しや す い 。 こ れ は ア シ ル 基
の 共 鳴 に よ る 効 果 だ け で な く、 共 役 塩 基
に よる負 の誘起
の共 鳴 に よる安定化 が
大 きな原 因 とな る。 カ ルボ キシル基 の共鳴
共役塩 基 の共鳴
meta
compound
ベ ンゼ ン
メ タ化合 物
の二 置 換 体 の うち 、1位
む。 た と え ば 、m-キ
シ レ ン。
と3位 に 置 換 基 meta(Gk):
metaisomerism
を もつ 異 性 体
。m-と
略 記 し、 メ タ と読
間 に、後 に、共 に
メ タ異性
鎖状 炭 化 水 素 にお け る二重 結 合 buteneと2-ブ
の位 置 の 違 い に よ る 構 造 異 性
。 た と え ば 、1-ブ
テ ン1-
テ ン2-butene。
metal
金 属
電気 と熱 の 良導体 で、金 属光 沢 と よばれ る特 有 な光沢 を もち 、固体 状 態で は延 性 を示 す物 質。価 電 子
を失 っ た金 属原 子 ( 陽 イオ ン) の 間 を、 自由電子
と展性
とよばれ る放出 さ
れ た価 電子 が動 き回 る こ とに よって 陽 イオ ン ど う しが結 び つ くこ と によ り生 じる。典 型元 素
の金属 で はs電 子
とp電 子
が、遷 移元 素
の金属 で はそれ らに加 えてd電 子 も自由電
子 に な りうる。金属 の さ まざまな性質 はお もに この 自由電子 に よる。 metallic
金属
bond
金属 結 合
を構 成 す る原 子 間の結 合。価 電子
を失 った金属 原子 ( 陽 イオ ン) の 間 を、放 出 され
た電子 が動 き回 る ことに よって陽 イオ ンどう しが結 びつ く。た だ し、遷 移金属 も関 わる。 この よ うな電子 を自由電子
ではd電 子
とい う。多 くの原 子で 多 くの電子 を共有 して いる と
も考 え られる。 た だ し、結 合 に用 い られ る電 子 は特 定 の固定 され た場所 に は存 在せ ず 、全体 に広が る ( 非 局在 化 )。金属 原子 の イオ ン化 エネル ギーが小 さい ( 電子 を放 しや すい) こ と と、価電 子が 少 ないため に空 いた電子軌 道 が あ るため に生 じる。 結合 の強 さは いろい ろで、 金属 単体 の蒸発 熱 metallic
conduction
は60( 水銀 ) ∼800( タングステ ン)kJ/mol程 度 で ある。 金 属 伝導
金属 中、 あ るいは金属 表面 の電子伝 導 。 自由電子 に よる熱 伝導
を含 め るこ ともあ る。
metallic 原子
crystal
金属 結 晶
( 陽 イオ ン)が 金属結 合
く、 多 くは 六 方 最 密
、面心 立 方
は 、お もに自由電子
metallic
に よ り結 び つ い て生 じ る結 晶 、体 心 立 方
の存在 に よる。
element
金 属 元 素
そ の単 体 が 金属
で ある元 素 。非 金属 元 素
酸 化 物 は塩 基 性 酸 化 物
。結 合 に方向 性 や飽 和性 が な
の い ず れ か の構 造 を と る 。 そ の 特 徴 あ る性 質
と化 合 物 を つ く る 際 、 陽 イ オ ン に な り や す い 。
で 水 酸 化 物 も塩 基 性 が 強 い 。 周 期 表
で ホ ウ素 か ら ア ス タ チ ン を 結
ぶ 線 の 左 側 が 金 属 元 素 で あ る。 た だ し 、境 界 付 近 は 金 属 性 だ け で な く、 非 金 属 性 も 示 す 。1, 2,12,13族
metallic
を典型 金属
元 素 、3∼11族
luster
を遷 移 金 属
元 素 と い う。
金 属 光沢
金 属 特 有 の 光 沢 を い う 。 あ らゆ る 波 長 の 可 視 光 が 反 射 され る た め に 生 じ る。 自 由 電 子
の存
在 に よ り、 光 の 吸 収 に よ っ て励 起 され る エ ネ ル ギ ー の 幅 が 限定 さ れ な い こ と に よ る 。 通 常 は 銀 白色 で あ る が 、 金 の 場 合 は 青 紫 色 に 相 当 す る 波 長 の 光 が 吸 収 さ れ る た め に 黄 色 に な り 、 銅 の 場 合 は 緑 青 色 に相 当 す る 波 長 の 光 が 吸 収 され る た め に 赤 色 に な る 。
metalloenzyme
金 属 酵素
金 属 イ オ ンが そ の 構 造 の 一 部 と して 存 在 し、 活 性の 発 現 に 関 わ る酵 素 は 通常 活性 中心
を い う。 金 属 イ オ ン
も し くは そ の す ぐそ ば に 存 在 す る。 た と え ば 、 カ ル ボ キ シ ペ プ チ ダー ゼ や
ア ル コ ー ル 脱 水 素 酵 素 は亜 鉛 を 含 む。
metalloid
element
メ タ ロ イ ド元 素
類 金 属 元 素 、 半 金 属 元 素semi-metal が 、金 属元 素
elementと
もい う 。 元 素 の 分 類 上 は 非 金 属 元 素
の 性 質 も示 す 元 素 を い う 。 酸 化 物 は 両 性 酸 化 物
で 金 属 元 素 と の 境 界 付 近 の 元 素 で あ る 。 ホ ウ 素boron、 germanium、 telluriumな
ヒ 素arsenic、
ケ イ 素silicon、
ア ン チ モ ンantimony、
テル ル
冶 金
広 義 に は 、 応 用 科 学 の 一 分 野 で あ る 金 属 学 を意 味 し 、 金 属 を そ の 鉱 石 す る こ と に 関 わ る製 錬process
を研 究 す る 物 理 冶 金 学physical
metallurgyと
metallurgy、
と湿式 製錬
目 的 金 属 を イ オ ン と して 含 む 水 溶 液 や 溶 融 塩 を 電 気 分 解 電 解 製 錬 ま た は 電 気 製 錬electrometallurgyと
か ら 取 り出 す こ と や
、 金 属 の さま ざ ま な 機 械 的 ・物 理 的 な 性 質
実 用 面 で の 研 究 な ど か ら な る。 狭 義 に は 製 錬 を
意 味 す る 。 こ の 場 合 、 そ の 方 法 か ら乾 式 製 錬
働 く
ゲ ルマ ニ ウム
セ レ ンselenium、
ど。
metallurgy
精錬
であ る
で あ る もの が 多 い 。 周 期 表
い う。
に 分 け る こ とが で き る 。 ま た 、
す る こ と に よ り金 属 を 得 る 製 錬 を
metallon(Gk):
金属 +ergon(Gk):
metal
plating
め
っ き
→plating
metamerism
メ タ メ リズ ム
共通す る化 学 的性質 を もって いるが 炭素以外 の多価 原子 に結 合 してい る水素原 子 の数が 違 う こ と に よ る 構 造 異 性 。 官 能 基 異 性 の 一 種 と考 え られ る 。 た と え ば 、 エ チ ル ア ミン ethylamineと metastable
ジメチル ア ミンdimethylamine。
phase
準 安 定 相
ある物 質の ひ とつの相
が他 の相 よ り不安 定 であ るに も関わ らず 、長 時 間 にわた って存 在 し
うる と き、 これ を準 安定 相 とい う。過 冷却 、過熱 、過飽和 にあ る相 な どが準安 定相 にあ たる。 また、常 温常圧 における ダイヤ モ ン ドもこの相 にあ る。 metastable
state
準 安 定状 態
温 度 を変 えてい くと きに相 転 移点 を越 えて も相 の変 化が起 こ らず、 も との相 に と どまって いる状 態。真 の 平衡状 態 で はな く、非常 に寿 命 の長 い非平 衡状 態 とい える。転 移点 を高 温側 か ら越 え た ときを過 冷却
状態 、低 温側 か ら越 え た とき を過 熱 状 態 とい う。不 純物 や
触媒 の存在 、外 部刺 激 な どに よって寿命 は著 しく短 縮 され、 その温 度 に対応 す る平 衡状 態 へ移 る。
metathesis 複分 解
メ タセ シ ス と 同 じ意 味 を もつ が 、 と くに2分
group
子 の アル ケ ン
の 間 で ア ル キ リ デ ン基alkylidene
の 交 換 を起 こ す 反 応 を い う。 二 重 結 合 の 切 断 、 生 成 を経 て 新 た な2分
ケ ン が 生 じ る 。 同 一 の2分 ンの不均 化
子 の ア ル ケ ン か ら異 な る2分
と も よば れ る。 た と え ば 、 プ ロ ピ レ ン
か らエ チ レ ン
生 じる 反 応
子 の アル
子 の ア ル ケ ン が 生 じる 反 応 は ア ル ケ と2-ブ
テ ン2-buteneが
な ど。meta-+thesis(Gk):
置
く、 配 置 す る
meter
メ ー
イ ギ リ ス で はmetre。 で の 長 さ の1000万
トル
長 さの 単 位 。 記 号 はm。18世
分 の1と
進 む距 離 と され て い る 。m〓tron(Gk):
methacrylate →acrylic
methane
resin
紀 末 に子 午 線meridianの
して 規 定 さ れ た が 、 現 在 は 光 が 真 空 中 で
北極 か ら赤道 ま
(1/299792458)
秒間に
測定
メ タ ク リ ル 酸 樹 脂
resin
メ タン
無色無臭 の可燃性 気体。最 も簡単 な炭化水素 で 、分 子量16.0、 融点 −182.5℃ 、沸点 −164℃ 。 有機物 の発 酵 、分解 で生 じ、 自然界 に広 く存 在 す る。 一酸化 炭 素 と水 素 の混合気 体 を200℃
程 度 に 加 熱 し て ニ ッケ ル触 媒 に 通 す と生 じ る
。 実験室 で は酢酸 ナ ト
リ ウ ム と水 酸 化 ナ トリ ウ ム の 混 合 物 を加 熱 す る こ と に よ り得 ら れ る 。天 然 ガス
の 主 成 分 。 水 に難 溶 、 有 機 溶 媒 に 可 溶 。 化 学 的 に は安 定 で あ る が 、
塩 素 と の 混 合 物 に光 を あ て る と爆 発 的 に 反 応 す る
(n≦4)。
他 の 有 機 化 合 物 の 合 成 原 料 や 燃 料 と し て 用 い られ る 。
methanol
alcohol、 木 材 を 乾 留
う 。 特 有 な芳 香 の あ る無 色 の 液 体 。分 子 量32.0、 工 業 的 に は水 性 ガ ス
す る と得 ら れ る の で 木 精wood 融 点 −96℃ 、 沸 点64.7℃
を原 料 と し て 合 成 さ れ る
を 経 て 二 酸 化 炭 素 に な る 。 水 や 有 機 溶 媒 と混和 性
spiritと もい
、 密 度0.79〓 。空 気 中では 白
金 黒 や 酸 化 銅 (II) な ど を触 媒 と し て酸 化 され て ホ ル ム ア ル デ ヒ ド 酸
ブ ドウ 酒
メタ ノ ール
メ チ ル ア ル コ ー ルmethyl
(20℃)。
m〓thu(Gk):
と な り、 強 く酸 化 す る とギ
が あ る 。 有 毒 。 ホ ル ム ア ル デ ヒ ドの
原 料 、 溶 剤 、 燃 料 と して用 い られ る。
methyl
salicylate
サ リチル酸 メチ ル 特 有 な 臭 い の あ る 無 色 の 液 体 。 分 子 量152.2、 223℃
。 サ リチ ル 酸
ル 酸 を メ タ ノー ル
融 点 −8.6℃
、沸 点
の メチ ル エ ス テ ル で 、 濃 硫 酸 の 存 在 下 で サ リチ と と も に 加 熱 す る と得 られ る 。 水 に 難 溶 、エ タ ノ ー ル に可 溶 。
香 料 、 鎮 痛塗 布 剤 と して 用 い られ る。
metric
system
メ ー トル 法
十 進 法 に 基 づ く計 量 単位 系 。1791年 に フ ラ ン ス ア カ デ ミ ー が 考 案 し た。 長 さの 単 位 と して メ ー トル 、 質 量 の 単 位 と して4℃ の 水1〓 の 質量 と して 定 義 され た グ ラ ム 、 時 間 の 単位 と し て 秒 を用 い て お り、cgs単 位 系 と よ ば れ る 。 そ の 後MKSA単
位 系 、 国 際単 位 系
と して 発
展 した 。
mica
雲 母
造 岩 鉱 物 の1種
で層状構 造 を したケイ酸塩 の総称 。組 成 は複雑で あ るが、
四面 体構造 が
3つ の 頂 点 を共 有 して平 面 状 に つ なが り、 そ の 層 の 間 に 陽 イ オ ン や 水 酸 化 物 イ オ ン、 水 分 子 な ど が 存 在 す る 。 白 雲 母muscovite、
黒 雲 母biotiteな
ど さ ま ざ ま な種 類 が あ る 。 ま た 、 水 酸
化 物 イ オ ン を フ ッ化 物 イ オ ン に 置 き換 え た もの も工 業 的 に 合 成 さ れ て い る。 特 有 の 光 沢 を 示 し、 薄 く層 状 に は が れ る。 耐 熱 剤 、 絶 縁 体 な どに用 い られ る。
micelle
colloid
ミセル コロ イ ド
会 合 コ ロ イ ドassociation colloidと もい う。 数 十分 子 が 集 ま っ て コ ロ イ ド粒 子 の 大 き さ に な っ て い る コ ロ イ ド。 こ の 分 子 集 合 体 を ミセ ル と い う。 単 量 体 が ミ セ ル を つ くる た め に はあ る 程 度 以 上 の濃 度 が 必 要 で 、 溶 液 中 で は ミセ ル と ミセ ル を つ くっ て い な い 単 量 体 が 共 存 して い て 平衡 関係 にあ る。親液
系 で 熱 力 学 的 に安 定 。micella(L)<mica:
( パ ンな ど の ) 小 片 、 こ
な くず microscopic
微視的
原子 や分子 の大 きさや 運動 を基 準 とす る ような観点 をい う形 容語。 millimeter 圧力 〓
of mercury
水 銀 柱 ミ リ メ ー トル
の 単 位 。 記 号mmHg。
密 度13.5951〓
の 水 銀 柱1mmが
の も とで そ の 底 面 に 及 ぼ す 圧 力 。 トー ルTorrと
標 準 重 力 加 速 度9.80665
い う こ と もあ る が 、SI単 位 で は な く、 使
用 し な い こ とが 望 ま し い と され る 。
mineral
鉱物
天 然 に産 出す るほ ぼ一定 の特有 な化学 的組 成 と性 質 を もつ 物質。 一般 に、 結 晶構造 無 機物 質
成 す る物 質の最小 単位 であ り、岩 石rockは1種 mineral
acid
無機 酸
または複 数 の種 類 の鉱 物 の集 合体 であ る。
鉱 酸
の こ と。
mineral 石油
を とる
だが 、 自然 水銀 の よ うな液体 鉱 物、 コハ クな どの有機 物 の鉱物 もあ る。地 殻 を構
oil
鉱 物 油
か ら得 ら れ る 油
を い う。 お もに 、 炭 化 水 素 か ら な る 。
miscible
混 和性 の
液体 どう しが完全 に溶 け合 うこ とをい う形 容語。 溶解 に限度 がな く、 どの よ うな割合で も溶 け合 う。 miscibility
混 和 性
液 体 ど う しが 溶 け 合 う性 質 。
mixture
混合物
2種 類 以上 の純 物 質
が混 じ り合 っ て生 じる物 質。 各純物 質 は成分 とよば れ る。均一 、 不
均 一 どち ら もあ り得 る。均 一 な混 合物 は溶体 とよばれ る。化学 的組 成 は変化 しうる。 そ れ に伴 っ て、性 質 も一般 に変化 す る。機 械的操 作 ( ろ過 、遠 心分 離 な ど) や状 態変化 ( 蒸 発 、蒸 留 、再 結 晶
な ど) な ど、化学 変化 を伴 わない方法 に よって 、2種 以 上 の物 質 に分
離す るこ とがで きる。 mmHg →millimeter
水 銀 柱 ミ リ メ ー トル of mercury
mobile
phase
移動 相
→chromatography
model
モデ ル
模 型 、 科 学 的 モ デ ルscientific modelと
もい う。 さ ま ざ ま な観 察 事 象 を説 明 あ る い は 解 釈 す る
た め に 、 直 接 に は見 た り経 験 し た りす る こ とが で き な い 対 象物 の 特 定 の 性 質 も し くは 構 造 な ど を構 想 した もの を い う 。 た と え ば 、 原 子 の さ ま ざ ま な 性 質 を説 明 す る た め に 、 ボ ー ア モ デ ル
、 電荷雲 モ デル
、原 子 軌 道 モ デ ル な どが 提 案 され て い る。
moderator
減 速 材
核 分裂
で 生 じ た 高 速 中性 子
を熱エ ネ ルギ ー
の 程 度 に ま で 減 速 して 燃料 に 吸 収 され や す
くす る た め に用 い る物 質 。 中 性 子 と原 子 核 の 弾 性 衝 突 に よ っ て 減 速 さ れ るの で 、 原 子 量 小 さ な 元 素 の 方 が 有 効 で あ る 。 した が っ て 、 軽 水
、重 水
、黒鉛
、 ベ リリウム
が
な どの 軽
元 素 が 用 い られ る 。
Mohs
hardness
モー ス硬 度
鉱 物 の か た さ を 比 較 す る た め の 尺 度 。 基 準 と な る鉱 物 で ひ っ か い て 傷 が つ け ば 、 そ の 鉱 物 よ り硬 度 が 低 い と す る 。 低 い 順 か ら、1.滑 石 、2.石 膏 、3.方 解 石 、4.蛍 石 、5.リ ン灰 石 、6.正 長 石 、7.水 晶 、8.黄 玉 、9.鋼 玉 、10. ダ イ ヤ モ ン ド。
molal
concentration
溶 媒1kg中 mol/kg、
質 量 モル 濃 度、重 量 モ ル濃 度
に溶 けてい る 溶質 〓
、mな
の物 質量
(モ ル 数 ) を 表 わ す 濃 度
る 場 合 に 便 利 な 濃 度 の 表現 で あ る。Mg/molの 溶 質 の モ ル 数 をnと
molality →molal
。 記 号 はm。
単位 は 、
ど を用 い る。 温 度 に 関 わ ら な い 値 なの で 、 溶 液 の 熱 学 的 性 質 を考 え 溶質 の 質 量 をwg、
溶 媒 の 質 量 をWgと
す る と、
して 、 重 量 モ ル濃 度 =1000n/W=1000w/MW。
質 量 モル 濃 度、重 量 モ ル濃 度 concentration
molar
モ ル、 モ ル の
〓 示量性
が 物 質1モ
え ば 、 モ ル 体 積molar
ル あ た りで 示 され て い る こ と を 表 わ す 。 モ ル あ た りのper volume、
モ ル沸 点 上 昇molar
elevation of boiling pointな
mole。
たと
ど と表 現 す
る。 〓 モル濃 度
molar
を 表 わ す 。 た と え ば 、1mol/lの
concentration
溶 液1l(1〓 mol/lあ
溶 液 を1モ
モ ル濃 度
) 中に溶 けてい る溶質 の物 質量
る い はMな
ル 溶 液1 molar solutionな ど とい う。
ど を用 い る 。Mg/molの
(モ ル 数 ) を 表 わ す 濃 度 。 単 位 は 、 〓
溶 質 の 質 量 をwg、
を溶 質 の モ ル 数 と して 、モ ル 濃 度c=n/V=w/MV。
溶 液 の体 積 をVlと
、
す る と 、n
molar
conductivity
溶 質Bを
モ ル伝 導 率
溶 か した 溶 液 の 電 気 伝 導 率 κは 、 溶 媒 に よ る伝 導 率 κ(A)と 溶 質 に よ る伝 導 率 κ(B)
の和 に等 し い 。 κ= κ(A)+ モ ル 伝 導 率 と い う。SI単
κ(B)。 溶 質 の モ ル濃 度 をcと
位は〓
した と き、 Λ(B)=
の 極 限 で 一 定 の 値 に 近 づ く。 こ の 値 を 極 限 モ ル 伝 導 率limiting 質Bが
〓
molar
conductivityと
で 表 わ さ れ る 電 解 質 の 場 合 、 そ の モ ル伝 導 率 をm・aま
っ た 値 を 当 量 伝 導 率equivalent conductivityと →Kohlrausch's square root law
molar
κ(B)/cをBの
で あ る 。 モ ル伝 導 率 は 無 限 希 釈 、 す な わ ち 濃 度 零
depression
of freezing
point
い う。
モ ル凝 固 点降 下
凝 固 点 降 下 定 数 、 氷 点 降 下 定 数 と も い う。 溶 媒1kgに 量 モ ル濃 度m=1mol/kg)
い う。 溶
た はn・bで 割
の凝 固点降 下度
溶 質 粒 子1molが
溶 けてい る溶液
( 重
。 溶 質 の 種 類 、 濃 度 に 関 わ りな く、 溶 媒 に 固 有
の値 で あ る 。
molar
elevation
of boiling
point
沸 点 上 昇 定 数 と も い う。 溶 媒1kgに 度m=1mol/kg)
の沸 点上 昇度
モ ル沸 点 上昇 不 揮 発 性 溶 質 粒 子1molが
溶 けて いる溶 液
( 重 量 モル濃
。 溶 質 の 種 類 、 濃 度 に 関 わ りな く 、 溶 媒 に固 有 の 値 で あ
る。
molar
fraction
→mole
molar
モ ル 分 率
fraction
heat
物 質1モ
capacity
molarity →molar
モル 比熱 容 量
ル あ た りの 熱 容 量 。 物 質 の モ ル 質 量
と比熱容量
の積 。
モ ル 濃 度 concentration
molar mass
モル 質 量
物 質1モ ルの質 量。 単体 の場 合 は ( 原 子量 )g、 イオ ンや イオ ン化 合物 の場 合は ( 式 量)g、 分子 の場 合は ( 分 子量 )g。 molar
ratio(stoichiometry)
化 学反 応式
モル 比
に お け る あ る 物 質1モ
(化 学 量 論*)
ル に対 す る他 の 物 質 の モ ル数 の 比 を い う。 反 応 式 の 係 数
の 比 で 表 わ さ れ る 。 た とえ ば 、 反 応 し、1モ
に お い て1モ
ル の 水 素 は1/2モ
ルの 酸素 と
ル の 水 を 生 じる 。
molar volume
モル 体 積
物 質1モ ルの占 める体積 。単 体 では原子 容 、化合 物で は分子容
ともい う。 モ ル体 積 をV、
単 体 の場 合 は 原 子 量 、 化 合 物 の 場 合 は 分 子 量 をM、
mole 物質量
モ ル の 基 本 単 位 。 記 号molで
表 わ す 。 質 量 数12の
る 原 子 の 数 と同 数 の 粒 子 を含 む 系 の 物 質 量 を1モ
molecular 高 分子
密 度 をdと す る と 、V=M/d。
colloid
炭素
の 同位 体
〓12g中
に含 まれ
ル と定 義 す る。
分子 コロ イ ド
が 分 散 質 と な っ て い る コ ロ イ ド 。 高 分 子 コ ロ イ ドと もい わ れ る。 大 きな 粘 性 を 示
す 。 親 液 系 で 真 の 溶 液 で あ る 。 熱 力 学 的 に安 定 。 デ ン プ ンや タ ンパ ク 質 の 水 溶 液 、 ゴ ム の ベ ン ゼ ン溶 液 な ど 。
molecular
compound
分子 化 合 物
分 子 間 化 合 物intermolecular
compoundと
も い う。 同 種 ま た は2種
以上 の安定 な分子 が 直接結
合 して 生 じ る 化 合 物 で 、 比 較 的 容 易 に も と の 成 分 分 子 に 解 離 し う る もの をい う。 水 素結 合 に よる会合体 、塩 類 の水和物
molecular
crystal
分 子 が分子 間力
、 遷移金属
の配位化合 物
な どが あ る 。
分子 結 晶 (フ ァ ン デ ル ワ ー ルス 力
、水 素 結 合 な ど
) に よ り結 び つ い て 生 じ る結 晶 。
結 合 力 が 弱 い た め 、 軟 らか く、 融 点 や 沸 点 が 低 い 。 ま た 、 昇 華 しや す い もの が 多 い 。 一般 に 電 気 伝 導 性 は な い 。 ドラ イ ア イ ス ベ ン ゼ ンparadichlorobenzene(
molecular
equation
、ナ フ タレン
、 氷 砂 糖sucrose、
パ ラ ゾ ー ルparazol)
パ ラ ジクロ ロ
、 ヨ ウ素
な どが あ る 。
分子 反 応 式
溶 液 中 に お け る 反 応 に つ い て 反 応 物 と 生 成 物 を 解 離 して い な い 形 で 表 わ した 化 学 反 応 式 。 た と え ば 、 塩 酸 と水 酸 化 ナ トリ ウ ム溶 液 の 反 応 は 、 こ の 反 応 の 実 効 イ オ ン反 応 式
molecular
geometry
は
で 表 わ され る 。 で ある。
分子 構 造
分 子 に お け る 中 心 原 子 の ま わ りの 原 子 の 幾 何 学 的 な 配 置 を い う。 電 子 構 造
か ら非 共 有 電 子
対 を と り除 い た 形 に な る 。 →hybrid orbital
molecularity
反応 分 子 数
molecularity of reactionと
もい う。 一段 階 の 反 応 にお い て 活 性 錯 体
数 、 あ る い は 活 性 錯 体 に含 まれ る 分 子 数 。 反 応 全 体 の 次 数
molecular →crystal
lattice lattice
分 子格 子
を つ くる の に必 要 な 分 子
とは 必 ず し も等 し くな い 。
molecular mass
分子量
分 子 質量 と もい う。 質量数12の 分 子式
炭 素原子
の質量 を12と した とき、分 子 の質量 を示す値 。
中 の各元素 の原子 量の総和 に等 しい。
molecular
orbital
分子 軌 道
分 子 内の電 子 の状 態 を表 わ した波動 関数
をい う。 分子 を構成 す る原 子 の電子 が それ ぞれ の
原 子 に局 在 して いるの では な く、分子 全体 に広 が っ ている とする軌 道。結 合前 の 、 も との原 子 軌道 よ りエ ネ ルギ ー準位 が低 い場 合 を結合 性 分子 軌道 、 高い場 合 を反結 合 性分 子 軌道 とい う。 直接 化学結 合 に関 わ らない内部 軌道 や分子 を形成 して も形 の変化 しない外部 軌道 は 結 合 に関与 しない軌 道 とみ な して非 結合性 軌道non-bonding orbitalとい う。 また、原 子軌 道 の重 な り方 に よって、 σ軌道 と π軌 道 に区別 され る。一般 に 、結合性 軌道 に2個 ずつ の電子 が入 り、分 子が 形成 される。 molecular MO法
orbital method
分 子軌 道 法
と もい う。分 子 中の各 電子 は分子 を構 成す るす べて の原子核 と結 びつ い てお り、分子
全体 に広 が る軌道 関数
に属 す る と して分子 の電子 配置 やエ ネ ルギー準位 を考 える方 法。分
子 軌道 法 に基 づ く分 子模型 を分子 軌道模 型molecular orbitalmodelと い う。 molecular 格子 点 molecular
solid
分子 固 体
が分 子 よ りなる固体 。 structure
分子構造
分 子内 の原子 の3次 元 的 な配置 と原子 間の化 学結合
の状 態 をい う。幾何 学 的に は分 子 の形 、
大 きさ、エ ネル ギー的 に は原子 間に働 く力 の強 さ、化学結 合 とその エ ネルギ ーな ど、内 部構 造 的 には分 子 内の電子 の分布状 態 な どで表 わ される。 molecular
substance
分 子性 物 質
分子 の 集合体 で ある物 質。 分子 どう しは分子 間力 い てい る。 molecular
volume
で 、分 子 内の原 子 は共有 結合
で結 びつ
分子容
分子 体 積 と もい う。分子 のモル体 積
す なわ ち分子1モ ルの体 積。 分子 量
を密 度 で割 った
値 に等 しい。 molecule 分子 い くつか の原子 が、 電子 を共有 す るこ とに よ り結 びついて生 じる粒 子。 た だ し、分子 を、気 体 を構 成す る基 本的粒 子 と考 えた場 合、希 ガスの よ うに1原 子 のみで で きてい る 「 分子 」 や 気 体状 の塩化 ナ トリウムの ように イオ ン結合
で で きてい る 「 分子」 もあ る。
mole fraction 混 合物
モ ル分 率
を構 成 す る各成 分の物 質量 ( モ ル数 )の総和 に対す るあ る成分 の物 質量 の割合 。成
分iの 物質 量 を 〓、混 合物 の各成 分 の物 質量 の総和 をNと す る と、成 分iの モ ル分率 〓 は 、 〓 = 〓/Nと なる。 molten
saltelectrolysis
溶融 塩 電 解
融 解塩 電解 、溶 融電解 、 融解電 解 と もい う。常温 で 固体の塩 や混 合塩 、酸化 物 を加熱融 解 し て行 う電気分 解 をい う。 水 を含 まないの で、水素 イオ ンや水 酸化 物 イオ ンの放電 に基 づ く陰 極 にお け る水 素 発生 や 陽極 にお ける酸 素発 生が な い。そ の ため、 ナ トリウム 、マ グ ネシ ウム 、 カル シウム 、ア ル ミニ ウム な どの イオ ン化傾 向 が 水素 よ りかな り大 き く、水 溶 液の電 気分解 で は得 る こ とが で きない金属 の単体 や酸 化力 の強 いフ ッ素 な どを得 るこ とが で きる。 momentum
運動量
物 体 の質量mと 速 度vの 積。記 号
mono-
「単 一 の 」、 「ひ とつ の 」 とい う 意 味 で 接 頭 語 と して 用 い ら れ る 。
monoacidic base 一酸 塩 基 一 価 の 塩 基 と も い う。 水 酸 化 ナ ト リ ウム
、 ア ンモ ニ ア
な ど。
→acidity
monoatomic
ion
単 原子 イ オ ン
ひ とつ の 原 子 か ら成 る イ オ ン。
monoatomic
molecule
単 原 子 分子
ひ とつ の原 子 か ら成 る 分 子 。 希 ガ ス
分子 が その例。
monobasic acid 一 塩 基 酸 一 価 の 酸 と もい う 。 水 素 イ オ ン に な り う る水 素 原 子 を 分 子 中 に ひ と つ もつ 。 一 プ ロ ト ン酸 と もい う 。 塩 酸 →basicity
monohydric 炭化水 素 ル
な ど。
→alcohol
、酢酸
alcohol
な ど。
1価
アル コール
の 水 素 原 子 ひ とつ を ヒ ドロ キ シ ル 基
で 置 換 した 化 合 物 。 メ タ ノ ー ル
、エ タノー
monohydroxy
alcohol
→monohydric
1価
アル コール
alcohol
monomer
単 量 体
モ ノマ ー と も い う。 重 合 反 応
monoprotic 一塩 基酸
acid のこと
して 重 合 体
一 水 素 酸 。
monosaccharide 炭水 化物
と な り う る 分 子 量 の 小 さな 化 合 物 。
単 糖
の 一種 で加 水分 解
(類 )
に よ っ て は そ れ 以 上 小 さ な糖
水 化 物 の 基 本 単 位 と な る化 合 物 で あ る 。 一 般 式 は ジ オ ー スdiose、 hexose、
ト リ オ ー スtriose、
ヘ プ トー スheptose…
ケ トン基
を もち、立体 異性 体
は カルボニ ル基
テ トロ ー スtetrose、
3, 4, 5, 6, 7,…
ペ ン トー スpentose、
をそれぞ れ ヘ キ ソー ス
と い う。 多 価 ア ル コ ー ル の 誘 導 体 で あ り、 ア ル デ ヒ ド基
もつ も の を ア ル ドー スaldose、 斉 炭素 原子
を生 じない もの。 すべ ての炭
。n=2,
を もつ もの を ケ トー スketoseと
い う。n≧3で
を は不
が 存 在 す る 。 直 鎖 状 も し くは 環 状 構 造 を と る 。 環 状 構 造
の 炭 素 が ヒ ドロ キ シ ル 基
と 結 合 し て 、 分 子 内 ヘ ミア セ タ ー ル
ヘ ミケ タ ー ル と な る こ と に よ り生 じ、 六 員 環 を ピ ラ ノ ー スpyranose、
ある いは
五 員環 をフ ラノ ース
franoseと い う 。 一 般 に 中性 物 質 で あ り、 水 に 溶 け や す く、 ア ル コ ー ル に は 溶 け に くい 。 水 溶 液 は 甘 味 が あ り、 ア ル デ ヒ ド基 や銀 鏡反 応
や
の 存 在 に よ り、 フ ェ ー リ ン グ液
な ど の 還 元 性 を 示 す 。 酸 化 さ れ て 糖 酸saccharic
ア ル デ ヒ ド基 、 ケ トン基 の 存 在 に よ りそ れ ぞ れ ア ル コ ー ル
、 ア ル デ ヒ ド 、 ケ トン
性 を示 す 。
例 . ト リオ ー ス
C: グ
リセリ ンアル デ
ヒド
不 斉 炭素 原子 (グ
リセルアルデ
glyceraldehyde(glyceric
ヒド
)
aldehyde)
ペ ン トー ス
D-リ ボ ース (RNAを
構 成 す る )2-デ
オキシ-D-リ ボ ース (DNAを
ヘ キソー ス
D-グ
ルコースD-ガ
光 学 異 性 体
L型
ラクトースD-フ は
ルクトース etc.
とな る。
の還元
acidに な る 。 ヒ ドロ キ シ ル 基 、
構成 す る)
の反応
monotropy
単 変
同 じ物 質がふ た つ以 上の結 晶形 を とる とき、 それ らの固 相 間の変化 が 不可逆 的 で、 転移 点 を温度 上 昇で越 える場合 また は温度 降下 で越 える場 合 の どち らか だけ で起 こ り、逆 の過程 で は結 晶形 の変化 が 起 こ らない こ とをい う。 た と えば、 ダ イヤモ ン ドは黒鉛 に直接 変化 するが 、 通常 の圧力 の も とで は逆 の変化 は起 こ らない。 →polymorphism mordant
媒染剤
染 料 を繊 維に固 着 させる ため に用 いる試薬 をい う。 染料 と結 びつ いて難 溶性 のキ レー ト化合 物
をつ くる。鉄(III) 、 クロム(III) 、 アル ミニ ウムな どの酢酸塩 、 これ らの金 属の ミ ョウバ ン
な どが 用 いられ る。 mortar
乳鉢
少 量 の固体 を細 か く砕 い た り、混 合す るため に用い る器 具の こ と。 同 じ材 質 でつ くられ た乳 棒pestleと対 に して用 いる。磁 器 、め の う、鉄 、ア ル ミナ な どでつ くられてい る。 Mshell 主量 子数n=3の
M殻 電子殻 。 副殻
3周 期 の元 素の価 電 子
は3sと3pお
よび3dで 最大限18個 の電子が 入 りうる。 第
は3s電 子 と3p電 子 で 、3d電 子 が基底状 態
第4周 期 遷移元 素 か らで あ る。 →shell expansion
の原子 に現 わ れるの は
N naphtha
ナ フ サ
→petroleum
naphthalene
ナ フ タ レ ン
特 有 の 臭 い を も つ 無 色 の 昇 華 しや す い 片 状 結 晶 。 分 子 量128.2、 沸 点218℃
、 密 度1.15〓
融 点80.5℃
、
。 コ ー ル タ ー ル の ナ フ タ レ ン留 分 よ り分 離 精 製 さ
れ る 。 水 に 難 溶 、 有 機 溶 媒 に 可 溶 。 酸 化 す る と フ タ ル 酸*に
なる。染料 などの
原 料 、 防 虫 剤 と して 用 い られ る 。
1-naphthol
1-ナ
フ
ト ー ル
α-ナ フ トー ル 、1-ナ フ タ レ ノー ル1-naphthalenol、1-ヒ hydroxynaphthalene。
無 色 の 針 状 結 晶 。 分 子 量144.2、
ドロ キ シ ナ フ タ レ ン1融 点96℃
、 沸 点288℃
。
コ ー ル タ ー ル に含 ま れ 、1-ナ フ タ レ ン ス ル ホ ン酸 の ア ル カ リ融 解 に よ り合 成 さ れ る 。 塩 化 鉄 (III) 溶液 で紫色 を呈す る。染料 、香料 、医薬 品の原 料 となる。
2-naphthol β-ナ
フ
2-ナ ト ー ル 、2-ナ
ト ー ル
フ タ レ ノ ー ル2-naphthalenol、2-ヒ
hydroxynaphthalene。 122℃
フ
、 沸 点296℃
ド ロ キ シ ナ フ タ レ ン2-
無 色 な い し微 黄 色 の 板 状 結 晶 。 分 子 量144.2、
融点
。 コ ー ル タ ー ル に 含 ま れ 、2-ナ フ タ レ ン ス ル ホ ン酸 の ア ル
カ リ 融 解 に よ り合 成 さ れ る。 塩 化 鉄 (III) 溶 液で緑 色 を呈す る。防腐 剤、抗 酸化 剤 と して 用 い られ 、 染 料 、香 料 、 医 薬 品 の 原 料 と な る 。
native
自然、 自然 の
他 の 元 素 と結合 せ ず に単体 の状 態 で天 然 に産 出す る こ と をい う形 容 語 。 た とえば 、 自然金 native gold。硫黄 、銀 、水銀 、銅 など、常温 では不活 性 な元 素 にみ られる。 natural gas
天然 ガ ス
天然 に産 出 され る炭 化水 素*を 主成 分 とす る可燃 性 の ガス をい う。 加圧 、冷却 によ って液化 しに くい ガス を乾性 ガ ス といい 、 メタ ン*や エ タン*が 主成 分 で ある。 そ の他 に プロパ ン* やブ タン*な どの加 圧、 冷却 に よって容 易 に液 化す る成分 を含 む もの を湿性 ガス とい う。油 田に産 す る油 田 ガスは湿性 、水溶 性 ガスや炭 田 に産す る炭 田ガス は乾性 で ある。都 市 ガスや 化学工 業 用原 料 、燃料 と して用 い られ る。 なお、二 酸化 硫黄*や 硫化 水 素*、 窒素 な ど、天 然に地 中 か ら産 出す るすべ ての ガス を天 然 ガス とよぶ場 合 もある。
natural
law
自然 法 則
観 測 に 基 づ い て 、 自然 現 象 の 間 に 成 り立 つ 関 係 を 示 した 一 般 的 な記 述 で 、 こ の 記 述 に 対 す る 例 外 が な い 場 合 に 自 然 法 則 とい う 。
natural
polymer
天然 高 分子
合 成 高 分 子 に 対 す る も の で 、 天 然 に 存 在 す る高 分 子 を い う 。 無 機 高 分 子 と して は 、 ケ イ 酸 塩*や
ダ イヤ モ ン ド*な どが あ り、 有 機 高 分 子 と して は多 糖 類*、 天 然 ゴ ム*、 タ ンパ ク 質*、
核 酸*な
natural
どが あ る 。
rubber
天 然 ゴム
ゴムの木 の樹液 れ を 生 ゴ ムraw 子 量10万
(ラ テ ッ クスlatex) に酢 酸 な ど を加 え 、 凝 固 沈 澱 させ て 得 ら れ る 固 形 物 。 こ rubberと
い い 、 主 成 分 は シス-1,4-ポ
リ イ ソプ レ ンcis-1,4-polyisopreneで
、分
以 上 の 線 状 高 分 子 で あ る。 生 ゴ ム を熱 して 分 解 す る と 、 イ ソ プ レ ン を生 じる 。 生 ゴ
ム に加硫*を 行 う と、 ジ ス ル フ ィ ド結 合*に よ り 3次 元 網 目構 造 が 生 じ、 大 きな弾 性*を もつ よ う イソプ レン vulcanized
rubberと
ポ リイソプ レン い う。 硫 黄 の 混 合 率 が 約2∼3%
にな る。 これ を加 硫 ゴム
で 軟 ゴ ム 、 約30%
で エ ボ ナ イ ト*と よ
ば れ る 。 カ ー ボ ン ブ ラ ッ ク な どの 充 填 剤fillerを 加 え て 練 る と ゴ ム の 強 度 が 増 す 。 タ イ ヤ の ゴ ム は 約50%
の カ ー ボ ン ブ ラ ッ ク を 含 む の で 黒 色 と な り、 酸 化
亜 鉛*を
加 え る と白 色 、 べ ん が らred iron oxideを
加
え る と赤 色 に な る 。 ポ リ イ ソ プ レ ン 中 の 二 重 結 合 の 部 分 が 酸 化 され る と、 ゴム が 劣 化 す る 。 これ を ゴ ム の 老 化deterioration と い う。
negative 抑制 的
catalyst
負 触 媒
(あ る い は 阻 害 的 ) 触 媒inhibitory catalyst、 抑 制
と もい う。 反 応 速 度*を
(あ る い は 阻 害 ) 剤inhibitor, retarder
低 下 させ る 働 き をす る 触 媒 を い う。 正 触 媒 と 反 応 して そ の 作 用 を妨
げ る もの が 多 い 。
negative element →electronegative
Nernst's
陰性 元 素 element
equation
半 電 池*の
ネ ル ン ス トの 式
電 極 電 位*と
元 状 態 の 化 合 物 をReと
反 応 物 や 生 成 物 の 濃 度 の 関 係 を示 す 式 。 酸 化 状 態 の化 合 物 をOx、 した と き 、 電 極 反 応 をOx+ と な る 。25℃
準 電 極 電 位*、Rは
〓Reと
で は、
気 体 定 数 、Tは 絶 対 温 度 、Fは
還
す る と 、 電 極 電 位Eは であ る。〓 は標
フ ァ ラ デ ー 定 数*で
あ る 。 〓 と〓 はそれ ぞ
れOxとReの
活 量で あ り、 溶液 の場 合 は近似 的 にモル濃度 が用 い られる。
Nessler's reagent
ネ ス ラー試 薬
ア ンモ ニ ア*の 検 出や定 量 に用 い る試薬 。 ヨウ化水 銀(II)
の溶液 に ヨウ化 カ リウムKI溶
液 を加 え、 さらに水酸 化 ナ トリウム を加 えてアル カ リ性 に した もの。毒性 が非 常 に強 い。微 量 の ア ンモ ニ ウム イオ ンを含 む溶 液 に加 える と黄色 ∼黄褐 色 に呈色 し、ア ンモニ アの濃 度が 高 い場合 には赤褐色 の沈殿 を生 じる。 net ionic equation
実効 イ オ ン反応 式
溶 液 の反応 にお い て、強電 解 質*を イ オ ンと して表 わ し、 そ の うち直接反 応 に関 わる イオ ン だけ を示 した正 味の イ オ ン反応 式*。 全 イオ ン反応 式*か ら傍 観 イ オ ン*を 除い て得 られ る。 た とえ ば、 硝酸 銀 と塩 化 ナ トリウ ムの反 応 で は、化 学 反応 式 は で あ るが 、全 イ オ ン反応式 は 正 味の イオ ン反応式 は network
とな り、 となる。
crystal
網 目状結 晶
原 子 とその 隣 り合 う原 子が すべ て共有結 合 してお り、格 子点 が3次 元の網 目状 に配 列 してい る結晶。 ひ とつの巨大 分子*と もいえ る。 network
solid
網 目状 固体
原 子が2次 元 あ るい は3次 元 的 に網 目状 に共有 結合 して い る固体 。 共有結 合が 方向性 を もつ ため に生 じる。融 点が高 く、3次 元 の ものは非常 に硬 い。2次 元 の ものには グ ラフ ァイ ト*、 3次 元 の もの には ダイヤモ ン ド*、二酸化 ケイ素*な どが あ る。 neutral
中性 、中 性 の
酸 性*で も塩 基性*で もな い こ とを意 味 す る形 容 語。物 質や溶 液 の性 質 を示す の に用 い る。 た とえば、 中性 溶液neutral solution。電気 的に陽性 で も陰性 で もない こ ともい う。 neutral detergent
中性 洗 剤
水 溶液が ほ ぼ中性 の合成洗 剤*。 強酸*と 強塩基*か らで きている。通 常、長 鎖 の部分 はせっ けん*と 同様 に負 の 電荷 を帯 びてい る。水 溶液 が 中性 な ので 、動 物性 繊維 、化 学繊 維 を洗 う の に適 して いる。 また 、
や
と不溶 性の塩 をつ くらない ので海水 や硬 水で も使 える。
その組 成 に より高級 アル コール*系 洗剤 やABS洗
剤 な どに分 け られ る。高級 ア ルコ ール系洗
剤 は、高級1価 アル コ ールの硫 酸エ ス テルの ナ トリウム塩 で微 生物 に よ り分解 され やす い。 ABS洗 剤 はア ル キルベ ンゼ ンス ルホ ン酸 塩で 、高級炭 化水 素基 のつ いたベ ンゼ ンス ルホ ン化 物 の ナ トリウム塩 であ る。 炭化水 素基が分枝 してい るもの は微生 物 に よって分 解 され に くく、 その排 出が 環境 問題 にな ってお り、生物分解 性 の よい炭 化水 素基が 直鎖 状の もの (LAS洗 剤 linearalkylsulfonate) が用 い られて きた。 長鎖 の部分 がせ っけ ん とは逆 に正 の電荷 を帯 びてい る合 成洗 剤 を逆 性せ っけ んinvert soapと
ア ル キ ル ベ ンゼ ン系 洗 剤
高 級 ア ル コー ル 系 洗 剤
い う。長 鎖 アル キル第4ア ンモ ニ ウム塩 な どが あ り、強酸 強塩基 の塩 で あるた め、 水溶液 中 で加 水分 解*せ ず繊 維 を痛 め ない。洗 浄力 は比 較的 弱 いが強 力 な殺菌 作用 や溶血 作 用 を もつ ので 、消 毒剤 や殺 菌剤 として用 い られ る。 また 、陽 イオ ンの部分 で毛 髪 に吸着 し、 疎水性 の 部分 が毛 髪 に薄 く油 をつけ た よ うな効果 を もた らす の で 、 リンスや ヘ アー トリー トメン トと して用い られ る。
アルキルトリメチルアンモニウムクロリド 逆 性 セ ッケ ン →surfactant
neutralization 酸*と
塩 基*が
中和 、 中和 反 応 反 応 し て塩*と
と え ば 、 塩 酸*と 応 式*で
水 を生 じ る 反 応 。 酸 と塩 基 が 互 い の 性 質 を打 ち 消 しあ う。 た
水 酸 化 ナ トリ ウ ム*の 反 応 は 、
と い う化 学 反
表 わ され るが、 反応 に関 わるイ オ ンを考慮 す る と、結局 は 、
う イ オ ン 反 応 式*で
表 わ さ れ る こ とに な る 。 した が っ て 、
しあ う と考 え て よ い 。 た だ し、 生 じた 塩 が 加 水 分 解*す も中性 になる とは限 らない 。 また 、
以外 の
と
とい
が 互 い の 性 質 を打 ち 消
る場 合 に は 、 中和 後 の 溶 液 が 必 ず し
を 受 け と る 物 質 が あ る場 合 に は 、
の よ う に水 を 生 じな い 場 合 も あ る。 ま た 、 正 電 荷 と 負 電 荷 が 打 ち 消 し合 っ て 電 荷 の 作 用 が な く な る こ と も中 和 と よば れ る 。 →net ionic equation
neutralization →acid-base
neutralization →acid-base
neutral
indicator indicator
中和 指 示 薬
titration
中和 滴定
titration
salt
そ の 水 溶 液 が 中 性*を 正 塩*の
neutral
中性 塩 示 す 塩 。 強 酸*と
強 塩 基*か
ら生 じ る塩 が そ の 代 表 例 で あ る 。 ま た 、
意味 で 用 い ら れ る 場 合 も あ る 。
solution
中性 溶 液
水 素 イ オ ン の 濃 度 と水 酸 化 物 イ オ ン の 濃 度 が 等 し い 溶 液 。25℃
で
=1.0× 〓
mol/l。
pH=7。
neutron
中性 子
核 子*の
一 種 。 記 号nで
1.6749× 子*と
〓g。
電 子*と
表 わ す 。 電 荷 を も た ず 、 質 量 は939.55MeV=1.0087
質 量 数*1、
原 子 番 号*0と
ニ ュ ー ト リ ノneutrinoと
速 中性 子fast neutronと 速 度 が 〓m/s程 2×
〓m/s程
運 動 エ ネ ル ギ ー*を
度 以 下 に な っ た も の は低 速 中 性 子slow
neutronと
absorption
原 子 炉*内
neutronと
度 で 物 質 中 の 粒 子 の 運 動 と熱 平 衡*に 達 した0.025eV程
度 で あ り、 高 下、
よ ば れ る 。 と くに 、 速 度 が 度の運 動エ ネル ギー を
よば れ 、 い ろ い ろ な 原 子 核 と反 応 しや す い 。 質 量 数*
1の 水 素 原 子 を除 くす べ て の 原 子 の 原 子 核*に
neutron
起 こ す こ と が で きる 。 核 反 応 で
も ち 、 速 度 が 〓m/s程
よば れ る 。 ま た 、 物 質 中 で 減 速 さ れ 、 運 動 エ ネ ル ギ ー が1keV以
もつ もの は 熱 中 性 子thermal
で陽
よ ば れ る微 粒 子 に 崩 壊 す る 。 電 荷 を も た な い の で 、
電 気 的 な 反 発 力 を受 け ず 、 低 エ ネ ル ギ ーで も原 子 核 反 応*を 放 出 さ れ る もの は お よそ 数MeVの
amu=
す る 。 単 独 の 中 性 子 は 半 減 期*約14.9分
含 まれ る 。
中性 子 吸 収
の 中 性 子 数 を減 らす こ と に よ り核 連 鎖 反 応*を
遅 くす る操 作 を い う。 制 御 棒*に
よ り 中性 子 を 吸 収 す る。
neutron
moderation
中性 子 の減 速
中性 子 の 速 度 を低 下 させ る こ とに よ り 、核 燃 料 に 捕 ら え られ る 中 性 子 を 増 や し、 原 子 炉*内 の 核 連 鎖 反 応*が
続 い て起 こ る よ う に す る操 作 を い う。 減 速 材*と
し て水 や 黒 鉛 な どが 用 い
られる。
neutron
number
原 子 核*中 N=A−Zの
Newman's
中性 子 数
の 中性 子 の 数 の こ と。 記 号Nで
表 わ す 。 質 量 数*Aと
原 子 番 号*Zと
の 差 に等 しい 。
関係 にある。
projection
分 子 の 立 体 配 座*を
formula
ニ ュ ー マ ン投 影 式
示 す ため に ニ ュ ー マ ンM.S.
Newmanが1955年
に提 案 した 投 影 式 。 分 子
内 の 注 目 す る結 合 の 軸 を紙 面 に 垂 直 に 置 き、 結 合 の 両 端 の 原 子 に つ い て い る 原 子 団 を 紙 面 に 投 影 す る 。 手 前 の 原 子 の残 りの 結 合 は 円 の 中 心 か ら 、 向 こ う側 の 原 子 の 残 りの 結 合 は 円 周 か ら書 く。
た と え ば 、 エ タ ン*の 型 配 座staggered
二置換体
で は 、 (A),(B) の よ う に示 さ れ る。 (A)を ね じれ
conformationと
(A)-2を トラ ン ス 配 座trans eclipsed conformationと
い い 、 (A)-1,(A)-3をゴ ー シ ュ 配 座gauche
conformationと
い う。
newton
ニ ュー トン
カ のSI単 位*。 記 号N。 1N=1kg×1〓
質 量1kgの
=1〓
Nichrome
物 体 に作 用 し て1〓
の 加 速 度 を生 じ させ る 力 。
。
ニ ク ロム
ニ ッケ ル と ク ロ ム を主 成 分 とす る 合 金*の ケ ル80%
conformation、
い う 。 (B)を重 な り配 座 あ る い は エ ク リ プ ス 配 座
、 ク ロ ム20%
nickel-cadmium
商 品 名 。 電 熱 線 と して 広 く用 い られ て い る 。 ニ ッ
程度 の合金 に
cell
な ど を添 加 した もの が お も に使 わ れ て い る 。
ニ ッ ケ ル-カ
略 して ニ ッ カ ド電 池nicad
ドミウ ム電 池
cellと もい わ れ る。 ア ル カ リ蓄 電 池*の1種
で 、3価
の ニ ッケ ル酸
化 物 を正 極 に 、 カ ド ミウ ム を負 極 に 、 電 解 液 に 濃 厚 水 酸 化 カ リ ウ ム 溶 液 を用 い た 蓄 電 池*を い う。 放 電 時 を 右 向 き と して 電 池 反 応 は で 表 わ さ れ 、 放 電 時 の 電 圧 は 約1.2Vで
あ る。低 温特 性や重 負 荷特性 にす ぐれ、保 守が 容易
で サ イ ク ル寿 命 も長 い の で 、 高 価 で は あ る が 広 く用 い られ て い る。
ninhydrine
reaction
ニ ン ヒ ドリン反応
ア ミノ酸*や タ ンパ ク質*の 呈色 反応 。 これ らの溶 液 をニ ンヒ ドリン ( 左) とと もに煮 沸す る と青 紫 ∼赤紫 色 を呈 す る。遊離 したカ ルボ キ シル基*と 遊 離 した ア ミノ基*を もつ ア ミノ酸 、ポ リペ プチ ド*、 タ ンパ ク質に対 し非常 に鋭敏 であ るが、 ア ミン*類 、尿 素*誘 導体 に対 し、 陽性 を示 す こ ともあ る。 ただ し、 プ ロ リンな どの イ ミ ド化 合 物 ニンヒド リン
nitrate 硝酸 イオ ン
の場 合 は黄 色 となる。 硝酸塩 を含 む塩 。一般 に水 に可溶 で 、吸 湿性 が あ る。熱 す る と分 解 し、強 い酸 化
作 用 を示す 。 nitration
ニ トロ 化
有機 化 合物 にニ トロ基*を 導入す る反応 。通 常 は、有機 化合 物 中の水 素原子 をニ トロ基 で 置 換*す る こ とをい う。芳 香族 化合 物*を 直接 ニ トロ化 す る場 合は 、ニ トロ化 剤 と して硝 酸* と硫 酸*の いわ ゆ る混酸 が用 い られ る ことが 多い。 例 .
nitration
process
硝 酸式 硫酸 製 造 法
nitricprocessと
もい う。 硝 酸*が 分 解 して 生 じ る窒 素 酸 化 物*を 触 媒 と して 二 酸 化 硫 黄*を 酸
化 し、 硫 酸*を
つ く る方 法 を い う。 鉛 室 法lead chamber
あ る 。 得 ら れ る硫 酸 の 純 度 は60∼80%
nitric acid
process、 塔 式 法tower
で あ り、接 触 式*に
processな
どが
比 べ る と低 い 。
硝 酸
無 色 の 毒 性 の 強 い 、 揮 発 性 液 体 。 分 子 量63.0、 工 業 的 に は 触 媒 を用 い て ア ン モ ニ ア*を
融 点 −42℃ 、 沸 点82.6℃
、 密 度1.50〓
。
空 気 酸 化 して つ く る。 実 験 室 で は ア ル カ リ金 属 の 硝
酸 塩 に 濃 硫 酸 を加 え 、 蒸 留 す る と得 ら れ る。 水 と混 和 性 が あ り、 水 溶 液 は 強 い酸 性 を示 す 。 光 や 熱 に よ っ て 分 解 し、 二 酸 化 窒 素*を り、 沸 点120.7℃ 化剤で
、 密 度1.40〓
生 じる 。 硝 酸 濃 度68%
の 水 溶 液 は 共 沸 混 合 物*で
あ
。 市販 の濃硝 酸 はお よそ この程度 の濃 度 であ る。強 い酸
な ど を除 く多 くの 金 属 を 酸 化 して 溶 か す 。
な ど は 濃 硝 酸 に は 不 動 態*
を つ くる た め 溶 け な い 。 多 くの 非 金 属 に対 し て も酸 化 作 用 を示 し、 オ キ ソ酸*や じ る 。 有 機 物 に 対 し て 、 酸 化 、 ニ トロ 化*、 硝 酸 エ ス テ ル 化*な
酸 化物 を生
どの反 応 をす る。 肥料 、染
料 、 爆 薬 、 硝 酸 塩 の 原 料 な ど と して 広 く用 い ら れ る 。
nitride
窒 化 物
窒 素*と 属*の
そ れ よ り も陽 性 な元 素 との 二 元 化 合 物*を
窒 化 物 は 窒 化 物 イ オ ンnitride ionを
ア*と 水 酸 化 物*を
生 じる
化合 物 で、窒化 ホ ウ素 い 。 ア ン モ ニ ア*は
い う。 ア ル カ リ金 属*や
ア ル カ リ土 類 金
含 む イ オ ン化 合 物 で 、 水 と 反 応 して ア ン モ ニ 。 非 金 属 元 素*の
、 窒 化 ア ル ミニ ウ ム
、窒化 ケイ素
窒 化物 は共有 結合性 は 非 常 に硬 く融 点 が 高
気 体 で あ る。 遷 移 元 素*の 窒 化 物 の 多 くは侵 入 型*の
化 合物 で組成 は
原 子 価 に基 づ か ず 、 不 定 比 の もの も多 い 。
nitrile
ニ
炭 化 水 素*の
トリ ル
水 素 原 子 を ニ ト リル 基nitrile group(
形 の 有 機 化 合 物 。 カ ル ボ ニ ト リルcarbonitrileと 酸*の
シ ア ノ 基cyano
group)
もい う 。 一 般 式 は
で 置換 した 。相 当す る カルボ ン
誘 導 体 あ る い は 炭 化 水 素 基 の シ ア ン化 物 と して 命 名 さ れ る 。 た と え ば 、
トニ トリ ルacetonitrile( <acetic acid) は ベ ン ゾ ニ トリ ルbenzonitrileも
も し くは シ ア ン化 メ チ ルmethyl し く は シ ア ン化 フ ェニ ルphenyl
を五 酸 化 リ ン で 脱 水 して 得 られ る ル キ ル と シ ア ン化 カ リ ウ ムpotassium
。 鎖 式*ニ cyanideの
加 水 分 解 に よ り酸 ア ミ ドを経 て カ ル ボ ン酸*と る
nitrite 亜硝酸 イ オン
cyanide。
は アセ cyanide、 酸 ア ミ ド*
トリルはハ ロゲ ン化 ア
反 応 で も生 じる
。
ア ン モ ニ ア に 、 還 元 に よ り第1ア
ミ ン*に
な
。
亜 硝 酸 塩 を 含 む 塩 。 銀 塩 、水 銀 塩 以 外 は水 に よ く溶 け る 。 不 安 定 で 分 解 しや す い 。
nitrobenzene
ニ トロ ベ ン ゼ ン
芳 香 の あ る 無 色 ま た は 淡 黄 色 の 有 毒 な 液 体 。 分 子 量123.1、 1.20〓
融 点5.9℃
。 ベ ンゼ ン*を 濃 硫 酸 と濃 硝 酸 の 混 酸 で ニ トロ化*す
、 沸 点211℃
、密度
る こ と に よ り得 られ る
。 水 に 難 溶 、 有 機 溶 媒 に 可 溶 。 還 元 す る と ア ニ リ ン*に な る 。 ア ニ リ ン誘 導 体 の 原 料 と な る。
nitrocellulose
ニ トロ セ ル ロ ー ス
セ ル ロ ー ス*の
硝酸 エ ステル。 一般式は
(X≦3) 。 硝 化 綿 と も い う。
セ ル ロ ー ス に 濃 硫 酸 と濃 硝 酸 の 混 液 を作 用 させ る と生 じ る 。 窒 素 含 有 量 が13% 綿 火 薬gun
cottonと
よば れ 、 無 煙 火 薬smokeless
powderと
前 後 の もの は
して 用 い ら れ る。12%
前後 の もの
は 有 機 溶 媒 に 溶 か して 塗 料 と して 用 い られ る 。 ま た 、11% 前 後 の も の を エ ー テ ル*と エ タ ノ ー ル*の 混 合 溶 液 に 溶 か し た もの は コ ロ ジ オ ンcollodionと よ ば れ 、 溶 剤 が 蒸 発 す る と薄 膜 と して 残 る 性 質 を利 用 して 、 透 析 膜 や 医 薬 品 と し て 用 い ら れ る 。10% 前 後 の もの に 可 塑 剤 と し て シ ョ ウ ノ ウ を 加 え て練 っ た も の は セ ル ロ イ ドcelluloidと
よ ば れ 、 ア セ トン、 ア ル コ ー ル 、
エ ー テ ル に 可 溶 で 、 非 常 に燃 え や す い 。
nitro compound
ニ トロ化 合 物
炭 化 水 素*の
水 素 原 子 を ニ トロ基*で
族 化 合 物*を
硝 酸 で 直 接 ニ トロ化*し
置 換 し た形 の 化 合 物 。 脂 肪 族 ニ トロ 化 合 物 は 脂 肪 た り、 オ キ シ ム*を
トロ 化 した もの を ニ トロ ア ル カ ンnitroalkaneと 機 溶 媒 に 溶 け る 。 芳 香 族 ニ トロ 化 合 物*は
酸 化 す る と生 じ る 。 ア ル カ ン*が ニ
い う。 芳 香 を もつ 無 色 の 液 体 で 水 に 難 溶 、 有
芳 香 族 炭 化 水 素*に
濃 硝 酸 と濃 硫 酸 の 混 液 を作 用
させ る と生 じ る。 芳 香 を も つ 黄 色 の 液 体 で 水 に 難 溶 。 還 元 す る と ヒ ドロ キ シ ル ア ミ ン誘 導 体 derivatives
of hydroxylamineを
酸 エ ス テ ル*が
nitrogen 15族
経 て ア ミン*に
なる。
とい う原 子 団 を もつ 硝
「ニ トロ 」 の 名 称 で よば れ る 場 合 もあ るが 、 ニ トロ化 合 物 と は 区 別 して 扱 う 。
窒 素
(5B族 ) に属 す る 原 子 番 号7の
元 素 。 原 子 量14.01。
大 気 中 に体 積 比 で78.1%
生 体 内 で は タ ンパ ク質 な ど に 含 ま れ る 重 要 な元 素 で あ る。 単 体 は2原 臭 の 気 体 で 、 融 点 −209.9℃
、 沸 点 −195.8℃
験 室 で は 亜 硝 酸 ア ンモ ニ ウ ム の 熱 分 解
含 ま れ る。
子分 子か らなる無色無
。 工 業 的 に は 液 体 空 気 の 分 留*で
つ く られ 、 実
な ど で得 られ る 。 水 に は ご くわ
ず か 溶 け る 。 室 温 で は化 学 的 に 不 活 性 だ が 、 高 温 で は さ ま ざ ま な 元 素 と反 応 して 化 合 物 を生 じ る 。 ア ン モ ニ ア*の 蔵 な ど に用 い られ る 。
製 造 原 料 、 冷 媒 、 不 活 性 気 体 と して 溶 接 や 、 冶 金 、 酸 化 防 止 、 食 品 貯
nitrogen
cycle
窒 素 循 環
生 態 系 にお け る 窒 素 元 素 の 形 態 変 化 と移 動 を い う 。 お よ そ 、 次 の よ う な 図 で 表 わ す こ とが で き る。
nitrogen
dioxide
二 酸 化 窒素
褐 色 の 有 毒 な 気 体 。 分 子 量46.0、
融 点 −9.3℃
、 沸 点21.3℃
。 通常 、 無色 の 四酸 化 二窒 素
dinitrogen tetraoxideと の 平 衡 混 合 物 と して存 在 し、 温 度 が高 くな る ほ ど なる
。 工 業 的 に は 一 酸 化 窒 素*を
の割合 が大 きく
空 気 酸 化 す る こ と に よ り得 られ る 。 実 験 室
で は 硝 酸 鉛 (II) を熱分解 す る ことに よ り
、 あ る い は銅 に濃 硝
酸 を加 え る こ と に よ り生 じ る
。 強い酸 化作 用 を示
し、 酸 化 剤 と し て 用 い る 。 濃 硝 酸 に 二 酸 化 窒 素 を と か し た もの は 発 煙 硝 酸fuming と よば れ 、 酸 化 剤 、 ニ トロ化*剤
nitrogen
fixation
nitric acid
と して 用 い られ る 。
窒 素 固 定
空 気 中 の 窒 素 を 窒 素 化 合 物 に 変 え る こ と を い う。 天 然 に は 、 ア ゾ トバ ク タ ーAzotobacter、 ロ ス ト リデ ィ ウ ムClostridium、
根 粒 菌leguminous
定 菌nitrogen
ニ トロ ゲ ナ ー ゼnitrogenaseな
fixing bacteriumが
を ア ン モ ニ ア*に
bacteria, root nodule
ク
bacteriaな どの 窒 素 固
どの作用 に よって大気 中の窒素
変 え て い る。 ま た 、 工 業 的 に は ハ ー バ ー 法*に
よ り窒 素 と水 素 か らア ン モ
ニ ア を得 る 方 法 が 用 い られ て い る。
nitrogen
monoxide
酸 化 窒 素nitric oxideと
一 酸 化窒 素 もい う 。 無 色 の 気 体 。 分 子 量30.0、
融 点 −163.6℃
、 沸 点 −151.8℃
。
工 業 的 に は 白 金 な ど を触 媒 に し て ア ン モ ニ ア を酸 化 す る こ と に よ り得 られ る 。 実験 室 では銅 に希硝 酸 を加 えて つ くる 。 水 に ほ とん ど溶 け な い 。 空 気 中 で 容 易 に酸 化 さ れ て 二 酸 化 窒 素*に 料 とな る 。
な る 。 硝 酸*の
原
nitrogen
oxide
窒 素酸 化 物
窒 素 と酸 素 か ら な る 二 元 化 合 物 の 総 称 で 、 一 般 式 で 表 わ さ れ る 。 一 酸 化 二 窒 素*、 一 酸 化 窒 素* 、 三 酸 化 二 窒 素dinitrogen trioxide、 二 酸 化 窒 素*、 四 酸化 二窒 素*、
五 酸化 二窒 素
な ど が あ る 。 ま た 、 大 気 中 に存 在 す る 窒 素 酸 化 物 と く に 一 酸 化
窒 素 と 二 酸 化 窒 素 を ノ ッ クス
と よ ぶ こ と が あ る。 こ れ らは 化 石 燃 料 を 燃 焼 す る と き に燃
料 中 の 窒 素 分 子 が 酸 化 さ れ た り 、 高 温 に よ っ て 空 気 中 の 窒 素 と酸 素 が 化 合 し た り して 生 じ る。
nitroglycerin
ニ トロ グ リ セ リ ン 三 硝 酸 グ リセ リ ンglycerol
trinitrate。無 色 か ら淡 黄 色 の 油 状 液 体 。 分 子 量
227.1、 安 定 型 結 晶 の 融 点13.5℃
、 密 度1.60〓
と濃 硝 酸 の 混 酸 で エ ス テ ル 化*す
。 グ リセ リ ン*を 濃 硫 酸
る こ と に よ り得 ら れ る 。 強 力 な爆 発 力 が
あ り、 ダ イ ナ マ イ トの 原 料 と して 用 い ら れ る 。 有 毒 で 血 管 拡 張 作 用 が あ り、 狭 心 症 の特 効 薬 と して 用 い られ る 。
nitro group
ニ トロ 基
と い う原 子 団 。 ニ トロ 基 が 直 接 炭 素 原 子 に 結 合 して い る 化 合 物 を ニ トロ 化 合 物*と
い
う。
nitronium
ion
ニ トロ ニ ウ ム イ オ ン
ニ トロ イ ル イ オ ンnitroyl ionの 有 機 化 合 物 の ニ トロ化*に
nitrous
こ と。 硝 酸 と硫 酸 の 混 合 溶 液 や 発 煙 硝 酸 の 中 に存 在 し、
お け る 活 性 種 と考 え ら れ る 。
acid
亜 硝 酸
気 体 も し く は 水 溶 液 と して 存 在 す る 。 分 子 量47.0。 酸*溶
液 に 一 酸 化 窒 素*を
亜 硝 酸 塩nitriteを 酸 で 分 解 した り、 硝
通 す と生 じ る。 水 溶 液 は 弱 い 酸 性 を 示 す が 、 不 安 定 で 硝 酸 と一 酸
化 窒 素 に分 解 す る。 還元 剤
、酸化 剤
と して 働 く。 ジ ア ゾ 化*に
用 い ら れ る。
noble gas →rare gas
貴 ガス
noble
貴 金 属
metal
化 学 的 に安 定 で 、 光 沢 を 失 い に くい 金 属 。 産 出 量 が 少 な く高 価 で あ る 。 金 族
(ル テ ニ ウ ム
、 ロジ ウム
、パ ラジ ウム
、オス ミウム
、銀
、 イ リジ ウム
を さ す 。 一 般 に 、 空 気 中 で 加 熱 して も酸 化 され に く く、 イ オ ン化 傾 向*が お か され に くい 。 貨 幣 、 装 飾 品 、 電 気 器 具 の材 料 な ど と して 用 い られ る 。
、 白金 、 白金
)
小 さい の で 酸 に も
node
節
節点nodal pointと もい う。定 在 波*に お いて振 幅*が0ま
たは極小 にな る点 をい う。 また、
節 が連 な って生 じる面 を節面nodal planeと い う。波動 関数*に おい ては電子 の存 在確 率が0 の領域 を さす 。 nomenclature IUPAC*の
of organic compounds
有機 化 合 物 の命 名法
命 名規則 に よる有機 化合物 の名称 は体系 名 あるい は系 統名systematic nameと よば
れる。直 鎖 の炭化水 素 お よび側鎖 のな い炭素環 あ るい は複 素環 を母体 と してつ くられ、化 学 構 造 に対応 して い る。 ま た、化 学構 造 とは無 関係 に慣 用的 に用 い られ て きた 名称 を慣 用 名 trivialnameと い う。系統 名 をつ くる原 則 はお よそ次 の ように なる。 1. 炭化水 素 〓 直 鎖飽和 炭化 水素 は炭 素数1か らメ タ ン、エ タン、 プロパ ン、ブ タ ンと し、炭 素数5か ら は ギ リシア語 ( 一部 ラテ ン語) の数詞 に接尾語 ア ン-aneを つ ける。側 鎖 を もつ場 合 は、最 も 長 い炭素鎖 を主 鎖 と し、側 鎖 は基 と して命 名す る。側 鎖の位 置 は主鎖 の端か ら炭 素原子 につ け た番 号 に よ っ て 示 す 。 この と き、 数 は で きる だ け小 さ く な る よ う にす る ( 例 .2methylpentane)。二重 結 合 を もつ場 合は接 尾語 をエ ン-ene、 三重結 合 を もつ場 合 は接尾 語 を イ ン-yneと す る。 不飽 和結 合 を2個 以 上 もつ場 合は飽和 炭化 水素 の語尾 の-neを 不 飽和 結合 の数 を示す 数詞 +接尾 語 に変 える。不 飽和結 合 の位 置 は主鎖 の端 か らつ けた炭 素原 子 の番号 に よって示す ( 例.1,3-butadiene) 。 〓 脂 環式 炭 化水 素 は 、相 当す る鎖 式炭 化 水 素の 名称 に接 頭 語 シク ロcyclo-を つ け る ( 例. cyclohexane)。 〓 鎖 式お よび脂環 式 の飽和 炭 化水 素か ら生 じる1価 の基 は 、炭化 水素 名 の接尾 語 をイル-yl に変 える ( 例 .ethyl) 。 不飽和 炭 化水素 か ら生 じる1価 の基 は、 炭化水 素名 の後 の-eを とり イル-ylをつ け る ( 例 .ethenyl) 。 2. 特性基 を もつ化合物 母体 となる化合物 と特性 基名 を組 み合わせ てつ くる。次 の2種 の命名法 が一般 的で あ る。 〓 置換命名 法substitutivenomenclature 母体 化合 物 の水 素原 子 を特性基 で置換 した こ とを示 す命名 法。 置換 した特性 基 の名称 を、接 頭語 または接尾 語 として、母体 化合物 の 名称 に付 け加 え る。ハ ロゲ ン、ニ トロ基 、 アル コキ シル基、 ジ アゾ基 な どは どの ような場 合 に も必 ず接頭 語 と して つけ られ、強 制接 頭語 とよば れ る。強 制接頭 語以外 の特性基 が ひ とつ だけの場 合 は接尾語 と して命名 され る。 特性 基が2 種以 上あ る場合 は、 その うちのひ とつ を主 基principal groupと して接尾 語 で表 わ し、 それ以 外 は接 頭語 と して表 わす 。 〓 基 官能命名 法radicofunctionalnomenclature 母体 化合物 か ら水素原 子 が失 われ て生 じた基 と特 性基 が結合 して化 合物 が生 じたこ とを示す 命 名 法。比 較 的簡単 な化合 物 の場合 に よ く用 い られ る。英語 で は母 体 か ら生 じた基 の名 称 を 前 に、特性 基 の原子 団名 を後 に分 けて書 く。 日本 語で は英語 をそ の まま字 訳す るか、特 性基 を翻訳 して接 頭語 とす る。 例.
エ タノール
ethanol
:置換名
エ チ ル ア ル コ ー ル
ethyl
1-ク
1-chloropropane
:置 換 名
propyl
:基 官 能 名
ロ ロ プ ロ パ ン
塩 化 プ ロ ピ ル
nonaqueous
solvent
alcohol
chloride
:基 官 能 名
非 水 溶 媒
水以 外 のす べ ての溶媒 。 nonbonding
electron
pair
非 結合 電 子対
分 子 内 の同一原 子軌 道*内 にあ って化学 結合 の形成 に直接 には関 わ らない電 子対 をつ くる2 個 の電 子。非 共有 電子対*、 孤立 電子対*と もい う。 nondrying
oil
不乾 性 油
ヨ ウ素価*100以 下の 油脂*。 乾燥性 が ない。空 気 中に放置 して も酸化 され に く く固化 しに く い 。 ヒマ シ油 、 ツバ キ油 、ヤ シ油 、 オ リーブ油、落 花生 油 な どが ある。 食用 やセ ッケ ン ・化 粧 品の原料 となる。 nonelectrolyte
非 電 解 質
溶液*中 で イ オ ン*に 分 かれ ない物質 。溶 液は電気伝 導性*な し。 nonmetallic
element
非 金属 元 素
その 単体 が非 金 属*で あ る元素 。 金属元 素*と 化 合物 をつ くる際 、 陰 イオ ンに な りやす い。 酸 化物 は酸性酸 化 物*。 周期 表*で ホ ウ素 か らア ス タチ ンを結 ぶ線 の右側 と水 素が 非金 属元 素 であ る。 ただ し、境界付 近 は非 金属性 だけ でな く、金 属性 も示す。 nonpolar
bond
無極 性 結 合
極性*の ない共 有結 合*。 同 じ原子 ど う しの よ うに電 気 陰 性度 が等 しい原子 間 の結合 で は正 負 の電荷 の偏 りを生 じな い。 nonpolar
molecule
無 極性 分 子
極性*の な い分 子 。永 久双 極子 モ ーメ ン ト*を もたない 。分子 全体 の正 電荷 の重心 と負 電荷 の重心 が 一致す る。 原子 間の 結合 に極性が な いか、分 子 内の結合 に対称 性 があ って結 合の極 性 を打 ち消 しあ う形 にな ってい る。無極 性分 子で も電場 中で は誘起 双極 子 モー メ ン ト*に よ り極性 が生 じる。 例.
nonpolar
(ベ ン ゼ ン) ,
solvent
(ナ フ タ レ ン)
無極 性 溶 媒
無 極性 分 子*か ら成 る溶 媒 。極性*の 非常 に小 さい分 子 か ら成 る溶媒 を含 め る場 合 もあ る。 塩 類 は溶 け ない。ベ ンゼ ン*、 シクロヘ キサ ン*、 四塩化炭 素 な ど。
nonreducing
sugar
非 還元 糖
還元性 の ない糖類 の総称。 銀鏡 反応*や フェー リング液*の 還元 を示 さない。 nonspontaneous
reaction
非 自発 的 反 応
外 部 か らの エネ ルギーの供 給 な しに は起 こらない反応 。 nonvolatile
不 揮 発 性 の
蒸 発*し に くい ことをい う形 容語 。 nonvolatile
solute
不 揮 発性 溶 質
ある温度 にお いて溶媒*に 比 べ る と無視 で きるほ どの 蒸気圧*し か示 さない溶質*。 不揮発 性 溶 質の溶 液 と平 衡*に あ る蒸 気*が 示す圧力 は溶 媒のみ の蒸気圧 とみ なせ る。 normal
atmospheric
pressure
標 準 大 気圧
平 均 海 水 面 に お け る 大 気 圧 。1.01325×
〓 パ ス カ ル (Pa)の こ と。1気
圧 (atm)=760mmHg
に等 しい 。
normal
salt
正 塩
中性 塩 と もい う。酸 塩基
の
の
(中 性 塩 )
を、全部他 の 陽イ オン で置 き換 えた組成 を もつ塩 。 あるい は、
を 、全 部 他 の 陰 イ オ ン
で 置 き換 え た 組 成 を もつ 塩 。 た と えば 、 など。溶液 が中性 とは限 らな い。
normal
boiling
1 atmす
point
な わ ち1.01325×
標 準沸 点 〓
に おける沸点
normality
。
規 定 度
当量 濃度equivalent concentrationと もい う。溶液 の 濃度 を示す 単位。 単位 は規 定、記 号 は N。 溶液1l中 に溶けて い る溶 質の グラム 当量 数 をい う。SI単 位 で は認 め られてい ないが 、 酸塩基反応 、酸化 還元 反応 、沈殿 反応 にお け る反 応物 の量 的関係 を示 す のに便利 なため広 く用 い られ てい る。同一 の物質 で も反 応の種類 によって異 なる規定 度 となる ことがあ る。 normal
melting
1 atmす
normal
point
な わ ち1.01325×
標 準 融 点 〓
state〓
に お け る融 点
。
標 準 状 態 、正 規状 態
温 度 や 圧 力 な ど の 変 化 に 伴 っ て 変 化 す る 物 質 の 性 質 を 表 わ す た め に 基 準 と して 選 ん だ 状 態 を い う 。 気 体 に 関 し て は 、 圧 力1気 Kの
圧 (atm)=1.01325×
状 態 。standard stateと の 違 い に注 意 。
〓 パ ス カ ル(Pa) 、 温 度0℃
=273.15
normal
state〓
基底 状態 nuclear
基 準 状 態
の こ と。
atom
核 原 子
中心 に正 の電荷 を もつ密度 の 大 きな核 があ り、そ の周囲 に負 の電荷 を もった電 子が まわ って い るとい う原 子模 型 をい う。
nuclear
binding
原 子核
energy
核結 合 エネ ル ギー
を構成 してい る核子
の 結 合 に使 わ れ て い る エ ネ ル ギ ー 。 原 子 核 中 の 各 核 子 を 互 い
に 無 限 遠 まで 引 き 離 す の に 要 す る エ ネ ル ギ ー の こ と 。 化 学 結 合 ∼ 〓 倍 の 大 き さ に な る 。 原 子 核 を構 成 す る核 子 の 質 量 欠 損 子
の エ ネ ル ギ ー に比 べ て 〓
に よ り生 じる 。 陽 子
、 そ の 原 子 核 の 質 量 お よび 陽 子 数 、 中 性 子 数 をそ れ ぞ れ 〓 、 〓 、m、Z、N、
度 をc、 質 量 欠 損 を △Mと 〓
す る と、 核 結 合 エ ネ ル ギ ーBは
で 表 わ さ れ る。 質 量 数Aの
8MeVで
あ るが 、A=55程
度
原 子 核 の 核 子1個 (た と え ば 、
、 中性
また、光速
、B={(Z・ 〓 +N・ 〓)−m}〓
あ た り の 結 合 エ ネ ル ギ ーB/Aは
=Δ
、お よそ
) で 最 も大 き く な る 。 した が っ て 、 軽 い 原 子
核 の 融 合 や 重 い 原 子 核 の 分 裂 に よ り、 エ ネ ル ギ ー が 放 出 さ れ る こ と に な る 。 →nuclear fission , nuclear fusion nuclear
equation
核 反応
核 反応 式
の 内容 を表 わ した関係式 。原 子核Xに
が 生 じた とき、X+a→Y+bあ
粒子aが 衝突 して、新 た に原 子核Yと 粒 子b
るいはX(a, b)Yと 表 わす。 各辺 におけ る原子番 号 、質量数 、
電荷 数 の総 和 が等 しくな る ように、各粒 子の式 の前 に係 数 をつ け る。 例 .
nuclear
原 子核
fission
核 分 裂
がふ たつ 以上 の よ り小 さな原子 核 に分裂 す る こと。 通常 、重 い原子 核 に 中性 子 をあ
てた ときに起 こ り、 中程度 のふ たつ の原子 核 と大 きなエ ネルギ ーを新 た に生 じる。核分 裂 の 際 、ふ たつ 以上 の 中性 子 が生 じる場 合 、連鎖 反応
が起 こ る可 能性 が あ り、その ような反応
は原 子炉 や原子 爆弾 に用 い られ る。 例 .
nuclear
原子 核
force
核
を構 成 してい る核子
い引 力 として作 用 す る。陽子
力
間 に働 く力 。 〓 と中性 子
∼〓
程 度 の非常 に短 い距 離 での み強
の 間で π中間子 πmesonを や りと りす る ことで生
じる と考 え られ ている。 nuclear
原 子炉
fuel
内で核 分裂
核 燃 料
を起 こ してエ ネル ギー を得 るため に用 いる物 質 をい う。 ウ ランや プル
トニ ウム な どが 用 い ら れ る 。
nuclear
fusion
核 融 合
ふ たつ の原子 核
が融合 してひ とつの よ り大 きな原子 核 にな るこ と。 通常 、水素 や リチ ウム
な ど軽 い原 子核 が融 合 して よ り重 い原子核 と、大 きなエ ネル ギー を生 じる反応 を さす 。 た と えば、
核分 裂
とは異 な り、多量 の放射性 廃 棄物 は生 じない。 太
陽 の中 で起 こって いる核 反応 であ り、水 素爆弾 は核 分裂爆 弾 を引 き金 に して核融 合 を起 こ し て い る。 反応 を継続 させ るた めに は温度 を1億 ℃程 度 に保 つ必 要が あ り、核融 合 を用 い た原 子炉 の実現 を困難 に してい る。
nuclear
magnetic
略称NMR。
resonance
核 磁 気 共 鳴
原子 核 の もつ磁気 モ ー メン トが 外部磁 場 によ りい くつ かの異 なるエ ネルギ ー準
位 に分裂 し、 各準位 間 の遷移が 電磁 波の吸 収 に よ り共鳴 的に起 こる現 象 をい う。同 じ原子核 で も原子 の化学 結合 の状 態が異 な る と、 吸収 され る電磁波 の振 動数が ず れる。 この こ とを利 用 して 、物質 中の原 子配 置や電 子構 造 な どを調 べ る ことが で きる。 また 、この原 理 は臨床検 査機 器 と して応用 され てい る ( 磁 気 共鳴映像 法Magnetic Resonance Imaging: MRI) 。 nuclear 原子 核
reaction
核 反 応 、原子 核 反 応
に 他 の 粒 子 を あ て た と き に起 こ る原 子 核 の 変 化 。 衝 突 させ る粒 子 と して は 、他 の原
子 核 、陽 子
、 中性 子
、電 子
、 光子
(γ 線 ) な どが 用 い ら れ る 。 反 応 前 後 で の 原 子 番
号 、 質 量 数 、 電 荷 数 お よ び 質 量 を 含 め た エ ネ ル ギ ー の 総 和 は 変 化 しな い 。 →Einstein equation , mass defect, nuclear equation
nuclear
reactor
原 子 炉
制御 された核 分裂
の 連鎖 反応 を起 こ させ る装置 。連 鎖反応 には中性 子が 関わ る。分 裂 して
中性 子 を生 じエ ネル ギー源 となる核燃 料 、生 じた中性子 のエ ネルギ ーを低 下 させ る減速材 、 中性子 を吸 収 して連 鎖 反応の 速度 を制御 す る制御 棒 、炉 心
の温 度 を下 げ、動 力源 と して
熱 を炉外 に取 りだす ための冷却 材coolant, refrigerant、 炉 心 の まわ りにお き、必 要 な中性子 が 炉 外 に逃げ るの を防 ぐ反射材 、原 子炉 か ら放 射線 が漏 れるの を防 ぐ遮 蔽材 、 それ らを入 れる 格 納容器containment vesselな どか らなる。 nuclear
transformation
原 子核 に高速 の α粒 子
核 変 換
や 陽子
な どの粒 子 が衝突 す るこ とに よ り、原子核 反応
が 起 こ り、
別の原子核 に変 化す る ことをい う。 nucleic
acid
ヌ ク レオ チ ド
核
の重合体
酸
。 ポ リヌ ク レ オ チ ドpolynucleotideと
もい う 。 各 ヌ ク レオ チ ドの 糖
の 部 分 で リ ン酸 ジ エ ス テ ル結 合 に よ り結 び つ い て い る 。 デ オ キ シ リボ ヌ ク レ オ チ ドか ら な る も の をデ オ キ シ リ ボ 核 酸DNA、
リ ボ ヌ ク レ オ チ ドか ら な る もの を リ ボ 核 酸RNAと
い う。
DNAを
構 成 す る 塩 基 は ア デ ニ ンadenine、
thymineで
、RNAは
グ ア ニ ンguanine、
シ トシ ンcytosine、
チ ミン
チ ミ ンの か わ り に ウ ラ シ ルuracilを 含 む 。 遺 伝 や タ ン パ ク質 合 成 、 細 胞
活動 の制御 な どに重要 な役割 をす る。
nucleon
陽子 nucleon
核 子
と中性 子
の こ と。原子 核
number
を構成 する。
核 子 数
原子核 中 の核 子の 数。質 量数
の こ と。
nucleophile
求核 試薬
求核剤 、 アニオ ノイ ド試薬anionoid reagentと もい う。反応相 手 の分 子 中の電子密 度 の低い原 子す な わち正 の電荷 を帯 び た部 分 を攻撃 す る試薬 。一般 に非 共有電子 対 また は反 応 す る途 中で 陰 イ オ ン を生 じる物 質 、 ル イス塩 基
グ リニ ャー ル試 薬RMgXのRな nucleophilic
addition
を もち、陰 イ オ ン
、還 元 剤
が こ れ に属 す る。
どがあ る。
求核 付 加 反応
不飽和結合 への付加反応 の律速段階が求核試薬 の攻撃段階である反応の総称。 nucleophilic
reaction
求核 反 応
親核反 応 ある いは アニ オノ イ ド反応 ともい う。求核 試薬
が 関わ る有 機化 合物 の イ オ ン反応
をい う。分子 内 にあ って電 子密度 の小 さい ( す なわ ち正 の電荷 を帯 び た)原子 を反 応 中心 と して行 わ れる。 求核 置換 反応
と求核付 加反 応
が ある。 反応基 質が 電子 受容体 す な わち ル
イス酸 、求核試薬 が 電子供 与体 すな わちル イス塩基 nucleophilic
reagent
とな る。
求 核 試 薬
→nucleophile
nucleophilic
求核 試 薬
substitution
に よる置換 反応
求 核 置 換反 応
の総称 。〓 型 反応 ともよばれ 、単分 子反応
て1次 、 求核試 薬 につ いて0次 であ り、〓 それぞ れ につ いて1次 で あ り、〓 nucleoprotein 核酸
とよば れる。加水 分解
の 複 合 体 を い う。 核 酸 がDNAの
もの を リボ 核 タ ンパ ク 質
れ る ヌ ク レ オ ヒス トン な どが あ り、RNPの な どが あ る 。
は反応 基 質 につい
は反応 基質 、 求核試 薬
や ソルボ リシス で み られる。
核 タ ン パ ク質
と タ ンパ ク 質
(DNP) 、RNAの
とよばれ 、二分子 反応
もの を デ オ キ シ リ ボ 核 タ ンパ ク 質
(RNP) と い う。DNPの
例 と して は 細 胞 核 に含 ま
例 と して は リ ボ ソ ー ム や タバ コモ ザ イ ク ウ ィ ル ス
nucleoside
ヌ ク レオ シ ド
ペ ン トー スpentose( nitrogen-containing
リボ ー スriboseあ
る い は デ オ キ シ リボ ー スdeoxyribose)
base( プ リ ンpurineあ
る い は ピ リ ミジ ンpyrimidine)
合 物 。 一 般 に 糖 が 塩 基 の 窒 素 原 子 と β-グ リ コ シ ド結 合 む も の を リボ ヌ ク レ オ シ ドribonucleoside、 レ オ シ ドdeoxyribonucleosideと
nucleotide 核酸
と含 窒 素 塩 基
が 結 合 して 生 じる 化
して い る 。 糖 と して リ ボ ー ス を 含
デ オ キ シ リボ ー ス を含 む も の を デ オ キ シ リ ボ ヌ ク
い う。
ヌ ク レオチ ド
の単 量 体
deoxyribose)
で 、 ペ ン トー スpentose(
と含 窒 素 塩 基nitrogencontaining
pyrimidine) 、 リ ン酸 か らな る 。 ヌ ク レ オ シ ド
リ ボ ー スriboseあ base(
るい はデ オ キ シ リボ ース
プ リ ンpurineあ
るい は ピ リ ミジ ン
の糖 部 分 が リ ン酸 とエ ス テ ル結 合
して生 じ
る 。 糖 と して リ ボ ー ス を含 む も の を リ ボ ヌ ク レ オ チ ドribonucleotide、 デ オ キ シ リ ボ ー ス を 含 む も の を デ オ キ シ リ ボ ヌ ク レオ チ ドdeoxyribonucleotideと
い う。 また、塩基 としてプ リンを
含 む もの を プ リ ン ヌ ク レ オ チ ド、 ピ リ ミジ ン を含 む も の を ピ リ ミ ジ ンヌ ク レオ チ ド とい う 。
nucleus →atomic
核 nucleus
nuclide
核 種
原 子 核 中 の 陽 子 数 と 中性 子 数 お よ び 原 子 核 の エ ネ ル ギ ー状 態 で 区 別 され る 原 子 あ る い は 原 子 核 の種類 。原子 番号
が 等 し く、 質 量 数
が 異 な る核 種 を 同位 体
等 し くエ ネ ル ギ ー 状 態 が 異 な る 核 種 を核 異 性 体nuclear 異 な る核 種 を 同 重 体isobarと
nuclide
symbol
原子番号
と質量 数
isomer、
、 原 子 番 号 、 質 量 数 と もに 質 量 数 が 等 し く原 子 番 号 が
い う。
核 種 記 号 を 表 わ し た 元 素 記 号 。 元 素 記 号 をX、 原 子 番 号 をZ、 質 量 数 をAと
す
る と、 〓 とな る 。
nylon 元 来 は 、 カ ラ ザ ー ズW.H.
ナ イ ロ ン Carothersが
発 明 した デ ュ ポ ン社 の 合 成 繊 維 の 商 品 名
あ っ た が 、 現 在 は ポ リア ミ ド の 総 称 と して 用 い られ て い る。
(Nylon) で
O object
物 体
知 覚 の 「対 象 」 と し て の 「物 体 」。 た と え ば 、 未 確 認 飛 行 物 体unidentified objectus<objicere →body
flying object UFO。
(L): 投 げ か け る 、 さ らす
observation
観 察
事 物 や 現 象 の な り た ち を理 解 す る よ う に 、 そ れ ら を注 意 深 く詳 し く見 る こ と 。 ま た 、 あ る 目 的 を もっ て現 象 の 状 態 や変 化 の 事 実 を確 認 す る こ と を い う。
observed
value
測 定値
実 験 あ る い は 観 測 に よ っ て 得 ら れ た 値 を い う。
occlusion
吸蔵
気 体 や 液 体 が 固体 中 に 取 り込 ま れ る こ と を い う 。
octane
rating
octane
オ ク タ ン価
numberと
りに くさ
も い う 。 内 燃 機 関 で 起 こ る ノ ッ キ ン グknockingと
(ア ンチ ノ ッキ ン グ 性antiknock
しに くい イ ソ オ ク タ ンisooctane(2,2,4-ト ク タ ン価 を100、 タ ン価 を0と
よ ばれ る 異 常 燃 焼 の 起 こ
property) を示 す 尺 度 。 ノ ッキ ン グ を き わ め て起 こ リ メチ ル ペ ン タ ン
ノ ッキ ング を極 め て 起 こ しや す いn-ヘ
) のオ
プ タ ンheptaneの
オク
し、 あ る割 合 の イ ソ オ ク タ ン を含 む こ れ ら の 混 合 物 と燃 料 の ア ン チ ノ ッ キ ン グ
性 が 等 し く な っ た と き 、 混 合 物 に お け る イ ソ オ ク タ ンの 割 合 を オ ク タ ン価 とす る 。 オ ク タ ン 価 が100以
上 、 す な わ ち イ ソ オ ク タ ン よ り も大 き な ア ンチ ノ ッ キ ン グ性 を もつ 燃 料 に つ い て
は イ ソ オ ク タ ン に テ トラ エ チ ル 鉛 カン
を加 え た 標 準 燃 料 と比 較 す る 。 側 鎖
の ある アル
や ア ル ケ ン 、 芳 香 族 炭 化 水 素 を 多 く含 む と オ ク タ ン価 が 大 き くな る 。 圧 縮 比 の 高 い
エ ン ジ ン ほ ど ア ン チ ノ ック 性 の 高 い す な わ ち オ ク タ ン価 の 大 き な燃 料 を必 要 とす る 。
octet 原 子 の 最 外 殻 に8つ 置
オ ク テ ッ ト の 電 子 が 入 っ た状 態 を い う 。 〓
(n≧2) とい う希 ガ ス
型 の電 子配
で あ り、 イ オ ンや 分 子 中 に お け る原 子 が この 状 態 を と る と安 定 に な る 。 安 定 な オ ク テ ッ
トstable octetと も い う。
octet rule 八 偶 子 則 と も い う。 価 電 子
オ ク テ ッ ト則 が8個
よ り少 な い 原 子 は 、8個
の価 電 子 構 造 をつ く る傾 向 が 大
きい とい う一 般 則 。 た だ し、 水 素 や リチ ウム な ど を 含 め れ ば 、 典 型 元 素
の原子 はその化 合
物 中 に お い て 希 ガ ス 型 の 電 子 配 置 を と る 傾 向 に あ る 、 と拡 張 して 表 現 され る 。 ベ リ リ ウ ム やホ ウ素
原 子 が 共 有 結 合 す る場 合 、 電 子 数 が 奇 数 の イ オ ンの 場 合 は 価 電 子 は8個
ず 、d軌 道 →electron
が 結 合 に使 わ れ る 場 合 は価 電 子 が8個 deficient compound
octet theory
八 偶 説
ル イ ス の 原 子 価 理 論Lewis' Langmuir's 点
にはな ら
以 上 に な り、 この 一 般 則 は 成 り立 た な い 。
theory
theory of valencyと
of valency、
ル イ ス-ラ
もい う。 原 子 の 価 電 子
ン グ ミ ュ ア の 原 子 価 理 論Lewis-
は核 を 中心 とす る 立 方 体 の8つ
の頂
( 八 偶 ) を 占 め る と考 え 、 原 子 は そ の 八 偶 が 電 子 で 占 め ら れ る よ う に他 の 原 子 と化 学 結 合
す る 傾 向 が あ る 、 と い う考 え 方 。
ohm
オ ー ム
電 気 抵 抗 のSI単 差 が1ボ
Ohm's
位 。 記 号 Ω 。 導 体 中 に1ア
ル トで あ る と き、 そ の2点
law
ン ペ ア の 電 流 を 流 した と き に 導 体 の2点
間 の 抵 抗 を1オ
ー ム とす る。1Ω
オー ムの 法 則
「導 体 を 流 れ る 定 常 電 流Iは2点 見 し た 。I=V/R、V=IR。 さ の 導 線 で は 、Rは
間 の 電 位 差Vに 比 例 定 数Rは
導 線 の 長 さ1に
比 例 す る 」。1827年
あ る い は抵 抗 率
に オ ー ムG.S.
Ohmが
発
電 気 抵 抗 あ る い は単 に抵 抗 と よ ば れ る 。 一 様 な太
比 例 し、 導 線 の 断 面 積Sに
表 わ す こ と が で き る。 σ は 物 質 固 有 の 値 で 電 気 伝 導 率 抗
間の電位
=1V/A。
比 例 す る の で 、R=1/Sσ
とよばれ る。 また、 ρ= 〓
と を比 抵
とい う 。
oil 油 一 般 に 、 水 よ り軽 く、 水 に 不 溶 で 潤 滑 作 用 や 粘 性 が あ り、 可 燃 性 の あ る 、常 温 で 液 体 の 物 質 を総 称 して い う 。 鉱 物 油mineral
olefin
oilと 脂 肪 油fatty oilを 主 成 分 とす る動 植 物 油 に 分 け られ る 。
オ レフ ィ ン
アルケ ン
の こ と。olef
oleum
(F): 油 を つ く る <oleum
(Gk): 油
発煙 硫 酸
oleum
(L): 油
→fuming
sulfuric acid
oligomer 重合 体
オ リゴ マ ー の う ち 、 構 造 単 位 の く り返 し (重 合 度 ) が2∼20程
(Gk): 小 さ な 、 少 な い oligosaccharide
オ リゴ糖
少 糖 と も い う。 二 糖 か ら十 糖 程 度 まで の 多 糖
を い う。
度 の も の を い う 。oligos
open
chain
開 鎖
有 機 化 合 物 の構 造 で 、 環 を つ くっ て い な い も の を い う。
open
hearth
furnace
平 炉
製 鋼 に 用 い ら れ る 反 射 炉reverberatory
furnaceの1種
。 広 く浅 い 炉 床 を も ち 、 ア ー チ 型 の 天
井 を も つ 。 加 熱 用 燃 料 ガ ス や 空 気 を予 熱 室 を 通 し て 送 り込 み 、 高 温 の 炎 を 融 解 し て い る 銑 鉄
の 面 に 吹 きつ け て 不 純 物 を 酸 化 除 去 す る 。 純 度 の 高 い 鋼 が 得 られ る が 、酸 素 上 吹 き炉
の 普 及 に よ り しだ い に 姿 を 消 しつ つ あ る 。 こ の 炉 を用 い た 製 鋼 法 を 平 炉 法open processあ
operational
る い は ジ ー メ ンス-マ ル タ ン 製 鋼 法Siemens-Martin
definition
hearth
processと い う 。
操 作 的 定 義
直 接 観 察 で き る よ う な 性 質 や 結 果 に基 づ く定 義 を い う 。 そ の 定 義 に は 、 そ こ に書 か れ て い る こ と を 試 す に は 実 験 的 に ど の よ うな こ と を した ら よ い か が 指 示 さ れ て い る 。 た と え ば 、 純 物 質
の 定 義 と して
「ど の 部 分 も 同 じ性 質 を示 し」 と あ れ ば 、 化 学 的 性 質
た さ、 色 な ど の 物 理 的 性 質
optically active substance 一 組 の鏡 像 異 性 体 の う ち
optical activity 偏光
→optical
が ある。
光学 活 性 が あ る こ と。
光学 異 性 体
isomerism
optical isomerism 偏 光 面 を 回 転 さ せ る性 質 異性
光 学 活 性 体 、一方 のみ か らなる物質 。旋光性
面 を 回 転 させ る 能 力 が あ る こ と。 す な わ ち 、 旋 光 性
optical isomer
や融 点や 沸点 、 か
を調 べ れ ば よ い こ とが わ か る。
。酵 素
光学 異 性 (旋 光 性 ) な ど 、 分 子 の 対 称 性 に 関 係 が あ る性 質 だ け が 異 な る 立 体
が 関 わ る 場 合 を 除 い て 化 学 的 性 質 は ま っ た く同 じで あ り、 他 の 物 理 的 性 質 も
同 じで あ る 。 有 機 化 合 物 の 場 合 は 、 互 い に 異 な る4種
類 の 原 子 や 原 子 団 と結 合 して い る 炭 素
原 子 が 存 在 す る こ とで 生 じ、 こ の 炭 素 原 子 を不 斉 炭 素 原 子
とい う 。 ま た 、 錯 体
も存 在 す る 。 光 学 異 性 の 関 係 に あ る 異 性 体 を 光 学 異 性 体 あ る い は鏡 像 異 性 体
におい て
とい う。 これ
ら は 互 い に 実 像 と虚 像 の 関 係 に あ り、 重 ね 合 わ す こ とが で き な い 。 こ の よ う な構 造 を キ ラ リ テ ィー
あるい はキ ラル
な 構 造 とい う。
〓
: 紙 面 の 表 側 に 出る 結 合
〓
:紙面の裏側に出る結合
optical
rotation
直線偏 光
旋 光
が 物 質 中 を透 過 す る と き、 そ の 偏 光 面 が 回 転 す る 現 象 を い う。 こ の 現 象 を 示 す 物
質 を 旋 光 能optical
rotatory powerが
あ る も し くは 旋 光 性 で あ る とい い 、 光 学 活 性
い う 。 偏 光 面 が 回 転 す る角 度 を 旋 光 度 また は旋 光 角angle
で ある と
of rotationと い い 、 透 過 距 離 に比 例
す る 。 回転 方 向 が 光 の 進 行 方 向 か ら み て 時 計 ま わ りの と きは 右 旋 性dextrorotatoryと dま た は + で 表 わ す 。 反 時 計 ま わ りの と きは 左 旋 性levorotatoryと
い われ、
い わ れ 、1ま た は − で 表 わ
す。
optimum
condition
最 適 条 件
可 逆 反 応 に お い て 生 成 物 の 量 を最 大 に す る条 件 を い う 。 た と え ば 、 窒 素 と水 素 か ら ア ンモ ニ ア を合 成 す る 反 応
は発 熱 反 応 で あ る か ら 、低 温 高 圧 で あ る ほ ど平 衡 状 態 に
お け る ア ンモ ニ ア の 割 合 が 大 き くな る 。 しか し、 低 温 で は 反 応 が 遅 く な り、 時 間 あ た りの ア ンモ ニ ア の 収 率 が 低 くな る 。 した が っ て 、 反 応 速 度 と平 衡 位 置
の 関 係 か ら最 適 条 件 が 求 め
られ る 。
orbital
軌 道
軌 道 関 数 と もい う。 原 子 や 分 子 中 に お け る 電 子 の状 態 を表 わ す 波 動 関 数 お け る この 関 数 の2乗
。 空 間 の あ る点 に
は 電 子 が そ こ に存 在 す る確 率 の 大 き さ を 与 え る 。 あ る い は 電 子 の 存 在
す る 確 率 の 大 き な 空 間 も し くは 領 域 をい う 場 合 もあ る 。 こ の 場 合 、 ひ とつ の 軌 道 に は 最 大 限 2個 の ス ピ ン
の異 なる電 子が 入 りうる。方位 量子 数
の 大 き さ に よ っ て 軌 道 の種 類 が 決 ま
り、 エ ネ ル ギ ー 準 位 の 低 い 順 か らs軌 道 、p軌 道 、d軌 道 、f軌 道 … と よば れ 、 そ れ ぞ れ に は 1個 、3個
、5個
→electronic
orbital
、7個
diagram
電子 配置 子軌 道
、 … の 軌 道 が 含 ま れ る 。 各 軌 道 は そ れ ぞ れ 特 徴 的 な形 を も つ 。
configuration , quantum
mechanics
軌 道 図
の 表 現 方 法 の ひ とつ で 、 原 子 軌 道
を 象 徴 す る横 線 の 上 に電 子 を 矢 印 で 示 し、 原
に お け る 電 子 分 布 を 表 わ す 。 た と え ば 、 酸 素 原 子 とナ トリ ウ ム 原 子 の 軌 道 図 は 次 の
ように なる。
orbital model →charge-cloud
orbital pair
軌 道 モデ ル model
軌 道 電 子対
原 子 軌 道 の 中 の た が い に逆 向 き の ス ピ ン
order
of reaction
反応速 度
を もつ ふ た つ の 電 子 か ら な る対 をい う。
反 応 次 数
を 反 応 物 お よ び 生 成 物 の 濃 度 の ベ キ 関 数 の 積 と して 表 わ し た と き の ベ キ指 数 の 総
和 。反応 速度 をv、 物質 の濃度 を[A],[B]… と して、v= 〓 れ た場 合 、n= α+ β+ ‥ + ν+ ζ+
で表 わ さ
…を反 応次 数 といい、 この反応 をn次 反応 とい う。
反応 次数 は実験 的 に求 め られ る もので あ り、 一般 に、化 学反応 式 にお ける係 数 とは無 関係 で あ る。nを 全 反応次 数overall order、 αや βな どを個 別次 数individual orderと い う場合 が あ る。一般 に、律速段 階
に関 わる分子 数 も しくは原 子数 に等 しい 。反応 機構
を考 える際 に
重要 であ る。 ore
鉱石
有 用 な鉱物 の天然 に存 在す る集合 体 をい う。通常 、経 済 的価値 をもつ もの をさす。元 来 は 金 属 の原料 となる鉱物 の こ とで あ ったが 、非金属 の鉱物 に も用 い られ る。金属 の場 合、 単体 で存在 す るこ ともあるが 、一般 には酸化 物、硫 化物 、硫 酸塩 、 ケイ酸塩 な どと して存在す る。 鉱 石 か ら目的金属 を取 り出す こと を製錬 organic acid 酸
とい う。
有機酸
として の性質 を示す 有機 化合物 の総称 。 カルボ ン酸
ェ ノール
、 オキ シム
合物 。酸性 度 の強 さは一般 に無 機酸 organic chemistry 化学 の一分 野 で、有機 化合物 organic compound
、ス ルホ ン酸
、チ オールthiol RSHな
ど酸性 の官能 基
、フ を もつ化
よ り弱い 。
有機化学 を対 象 とす る。 有機 化 合 物
炭素 を含 む化合物 を総称 して い う。 ただ し、一酸化 炭素 、二酸化 炭素 、炭酸塩 、 シア ン化 物 、二 硫化 炭素 、 炭化物 を除 く。生物 体 ( 有機 体)organismだ けが つ く る化 合物 とい うこ とで有機 化合 物 と よば れ た。1828年 に、 ウェー ラーF. W〓hlerが 無機 化合 物 で あ る シア ン酸 ア ンモ ニ ウ ムか ら有 機 化 合物 で あ る尿 素 を人 工 的 に合成 し 、 本来 の意 味 は失 わ れたが、化 合物 を分類 す るの に便利 なの で上の よ うな定義 に改 め られ て用 い られ てい る。炭 素 は価 電子 を4個 持 ってお り、他 の4つ の原子 と安 定 な共有 結合 をつ くりうる。 また、炭 素原 子 どう しが多 数連結 す る ことがで きるので、多 様 な性質 を もつ100万 種 を越 える きわめ て多 くの種類 の化 合物 が存在 す る。一般 的 には次 の ような性 質 を もつ。 可燃性 で あ り、完 全燃 焼す る と二 酸化 炭素 と水 を生 じる。分 子性 物質 融点 、沸 点 が比較 的低 く、300℃ 以下 の ものが 多 い。無 極性
ない し極 性
多 く、水 に不 溶 ない し難 溶 で、有 機 溶媒 には溶 け やす い。 非 電解 質
が 多 く、溶 液 中 で電
離
しない 。密度 が小 さい ( 低 い)。無機 化合物
体
の存在 す る ものが 多い。 炭 素原子 を骨 格 とす る構造 か ら鎖式 化合 物
分 け、炭化水 素
を基 本 として置換 基
organone (Gk): 道具 、器具
であ り、
の小 さい ものが
に比べ て、遅 く、複 雑 な反 応 をする。 異性 と環式 化合 物
の種類 によ り、 さま ざまな化 合物 に分類す る。
に
ortho compound オ ル ト化 合 物 ベ ンゼ ン の二 置換体 の う ち、1位 と2位 に置換 基 と読 む。
を もつ異 性体 。o-と 略 記 し、 オル ト
orthos (Gk): まっす ぐな、真 の、正 しい
oscillating reaction
振動反応
反 応 に関わ る物 質の濃 度変化 が ほぼ一定 の周期 で時 計 の ように起 こる反応 をい う。 反応 の結 果 、色 彩 の 変化 な どが周期 的 にみ られ る。 た とえば 、ベ ロー ゾ フ-ジ ャボチ ンス キ ー反応 Belousov-Zhabotinskii
reactionで は 、 セ リ ウ ム イ オ ンの 存 在 下 に お け る マ ロ ン酸
と臭素酸 イオン
の酸化還 元反応 で 、
と
の濃度 が周期 的 に変
化す る ために溶 液の色が 周期的 に変化 する。 oscillation →vibration
振 動
osmosis
浸透
物 質が膜 や粉 体層 を通 りぬ けて拡 散
す る現 象。 溶媒 分子 は、結 果的 に溶 液の 濃度 の低 い方
か ら高 い方へ浸 入す る。< 〓the〓n (Gk): 押 し出す 、突 っ込 む osmotic pressure 半透 膜
浸 透圧
で隔 てて 一方 に純 溶媒 を、他 方 に溶 液 をお いた とき、溶媒 分子 が半 透 膜 を通 って、
溶液 中 に浸透 しよう とす る圧力 。純溶 媒か ら溶液 への 溶媒分 子 の浸透 を止 めるの に必 要な圧 力 と して測 定 され る。 た と えば 、下 の 図のAを 純 溶 媒 と した とき、 溶 液Bの 浸透 圧 πは、 π= ρghで 求 め られる。 た だ し、 ρは溶 液の密 度 、gは 重 力 の加速 度 、hは 両液面 の高 さの 差で あ る。U字 管 を半透 膜 でふた つの部分 に分 け、 濃度 の異 な る溶 液 を同 じ液面 の高 さ まで 入れ て、 しば ら くお く。半 透膜 を通 って 、溶媒 分子 が 濃度 の低 い方 か ら高 い方 に入 りこみ 、 液面の 高 さが異 な るよ うになる。
→van't
Ostwald
Hoff's
osmotic
pressure
process
ア ンモニ ア
law
オ ス トワ ル ト法
を原料 とす る硝 酸
の工業 的 な製法 。 白金 を主成分 とす る触媒 存在 下 で、 ア ン
モニ ア を空 気 または酸素 と700∼1100℃ 化 して二 酸 化窒 素
の高温 で反応 させ 、生 じた一酸 化窒 素
と し、 それ を約50℃ で水 に吸収 させ て硝 酸 をつ くる。
を低 温 で酸
で全 反応 は。
Ostwald's
dilution
弱 電解 質
law
が電 離平衡
が 成 り立 つ 。Kは 比 例 す る 。 α= →ionization
outer-shell
オス
トワ ル
にあ る とき、希釈 度
電離 定数
トの 希 釈 律 をV、
電離 度
で あ る 。 と くに 、 α≪1の
を α とす る と 、 〓
と き 、 電 離 度 は希 釈 度 の 平 方 根 に
〓
equation for weak
electron
acid, ∼base
外 殻 電 子
最外 殻、 す なわち原子 の電子 が 占めてい る電子 軌道
の う ち 最 も大 き な主 量 子 数
中 の 電 子 。 化 学 結 合 で 重 要 な役 割 を して お り 、原 子 価 電 子 も し く は価 電 子
overpotential overvoltageと
の電 子殻
と も よ ば れ る。
過 電 圧 もい う。1種
類の電 極反応
が 起 こ っ て い る単 純 電 極simple
電 流 が 流 れ て い る と き の電 極 電 位 と平 衡 電 極 電 位 理論 上 は電解 生成 物 で組み 立 てた電池 の起 電力
electrodeに お い て 、
との差 をい う。 た とえば、分 解電 圧
は
に 等 し くな る は ず だ が 、 実 際 に は そ れ よ り
高 い 電 圧 を必 要 と す る 。 そ れ ら の差 が 過 電 圧 で あ る 。 電 極 表 面 と溶 液 内部 にお け る 反 応 物 や 生 成 物 の 濃 度 が 異 な る こ と に よ る 濃 度 過 電 圧concentration
overpotentialや 電 極 付 近 で の 電 子
移 動 に大 き な 活 性 化 エ ネ ル ギ ー が 必 要 な こ と に よ る活 性 化 過 電圧activation 極 面 に生 じ る被 膜 の 抵 抗 な ど に よ る抵 抗 過 電 圧resistance overpotentialな
overpotential、 電
どがあ る。電解 質の
種 類 、 濃 度 、 温 度 、 電 極 の 種 類 な ど に よ り異 な る が 、 一 般 に 陰 イ オ ン を 共 通 とす る金 属 塩 類 の 分 解 電 圧 は 金 属 の 種 類 に よ っ て 異 な る の で 、 分 解 電 圧 の 差 を利 用 し て 電 解 に よ り金 属 を 分 離 す る こ と が で き る 。 ま た 、 水 素 の 過 電 圧 が 大 き い の で 、 水 素 よ り も還 元 電 位
の大 きな金
属 イ オ ンか ら そ の 単 体 を水 溶 液 の 電 気 分 解 で 析 出 させ る こ とが で き る 。
oxalic
acid
シ ュ ウ酸
エ タ ン 二 酸ethanedioic は二水和 物
acid。 吸 湿 性 の あ る無 色 の 結 晶 で 、 分 子 量90.0、 融 点187℃ で 、 分 子 量 は126.1、
融 点 は101.5℃
。市販 品
。 植 物 界 に カ リ ウ ム塩 や カ ル
シ ウ ム 塩 と し て存 在 す る。 一 酸 化 炭 素 と水 酸 化 ナ トリ ウ ム を 加 圧 下 で 加 熱 し て ギ 酸 ナ ト リ ウ ムとし
、 これ を 熱 して 生 じ る 塩
を水
に溶 か した後、水 酸化 カルシ ウムを加 えて生 じた カルシ ウム塩の沈 殿 を希硫酸 で分解 す る と 生 じる 。 熱 す る と分 解 して ギ 酸
、一酸 化炭 素 、二酸 化炭 素 を生 じる。水 、エ タノール に可
溶 。 ア ル カ リ土 類 金 属 塩 は 水 に 溶 け な い 。 還 元 性 が あ る 。 漂 白 剤 、 酸 塩 基 滴 定 ン酸 塩 滴 定 の 標 準 物 質 と して 用 い られ る 。 有 毒 。
oxidant →oxidizing
酸 化 剤 agent
oxalis (L): カ タバ ミ
・過 マ ン ガ
oxidation
酸 化
本 来 は、 あ る物 質が 酸素原 子 と結 びつ くこ とを酸化 とよん だが 、あ る物 質が 水素 原子 を奪 わ れ るこ と も酸化 とい う。 また、 あ る物 質が電 子 を失 うこ と、あ るい はあ る物 質 を構 成す る原 子 の酸 化数
が増加 す る ことをい う。次 の反応 で は、下線 を付 した物 質 また は原子 が酸 化 さ
れ て い る。 oxidation number
酸化数
物 質 中の電子 をなん らか の方 法 で物質 を構 成 する各原 子 に割 り振 った場合 、 その原 子が もつ 電荷 を表わ す数。 物質 の酸化 還元 の状態 やそ の変化 を表 わす ため に、あ る原則 の もとに原 子 につ け られ る数 であ り、実際 にそ の原子 が もつ電荷 数 とは限 らず、 あ くまで元 素 ( 原 子) の 化学 的状 態 を区別 す るため に導入 した便宜 的 な数 値 であ る。原 子の酸 化数 は次 の ような原則 で つ け られ る。〓 単体 中の原子 の酸 化数 は0と す る。〓化 合物 中 も含 め て、単原 子 イオ ンの 酸化 数 は常 にそ の電 荷数 に等 しい。〓 化合 物 におい ては 、そ の中 に含 まれる原子 の酸化 数 の 総和 は0で あ り、多 原子 イオ ンで は、そ の中 に含 まれる原子 の 酸化数 の総和 は 、そ のイ オ ン の価 数 に等 しい。〓 化 合物 中の水 素 の酸化数 は +Iとする。 た だ し、金属 の水素 化物 中の水素 化物 イオ ンhydride ionは
−I。〓 ほ とん どすべ て の化合 物 中で、酸 素 の酸化 数 は−II。た
だ し、 フ ッ化酸 素oxygen fluorideで
は+II、
な どの過 酸化物
で は−I。〓共
有結 合性化 合物 中の各原子 の酸化 数 は、2原 子 間に共有 されて いる電子 対 を、電気 陰性 度の 大 きい方 の原子 へ全 部 わ りあ てた とき、各原 子 に残 るみか けの電 荷数 に等 しい。化 合物 中の 原 子 の 酸化 数 は一般 にロ ーマ数字 で表 わ し、必 要 な場 合 に は酸 化銅 (I) の ように元 素名 の次 に + を省 略 して ( ) に入 れ る。 ま た、 化 学 式 中 で 、 あ る原 子 の 酸 化 数 を示 す と きは、 の ように元 素記号 の右 肩 につ け る。なお 、有機化 合物 中の原 子 の酸 化状 態 を示 す には、 酸 化 数 は適 当 では ない ( た とえば 、炭素原 子 につい て 0、
で +IIと は表現 しない。た だ し、
で −IV、
で−II、
で
中で は +IV) 。 したが って、無機物 質の 酸化
還 元 の判断 は酸 化数 の変化 か ら、有機化 合物 の酸化 還元 の判 断 は酸 素原子 、水 素原 子の増 減 に よって行 うと よい。 原子 ( 元素 ) の酸 化数 が増加 した とき、そ の原 子 ( 元素 ) は酸化 され た とい い、酸化 数が減 少 した とき、還元 された とい う。
oxidation number 反応
change method
におけ る各原子 の酸化数
酸 化 数 変 化法
の変化 の総和 が0に な るよ うに、反応 に関わ る物質 の化学
式 に係 数 をつ けて、つ りあ いの とれた酸化 還元 の化学 反応 式 をつ くる方法 。た とえば、銅 と 希硝 酸 の酸化還 元反応 式 は次 の ような手順 で導 くこ とがで きる。 〓 反応物 と生成 物 中の酸化還 元 に関 わ る元素 の酸化数 を定 め、酸化 数 の変 化 を求め る。 におい て、 ら、
は +2、
は0→ +II、
は+V→ +IIで あ るか
は−3。
〓反 応物 と生成物 に適 当 な係 数 をつ けて酸化数 の変化 の総和 を0に す る。 2と3の 最小 公倍 数 は6で あるか ら、 と の係 数 を3、 の係 数 を2と す る。 〓酸 化還 元 に関 わ らない元素 をつ りあ うよ うに残 りの 反応物 、生 成物 に係 数 をつ け て反応式
を完成す る。 は右 辺 に8個 あ るか ら →half
reaction
の係 数 を8と す る と、
の係 数 は4と なる。
method
oxidation potential 電極 で起 こる酸化
酸化 電 位
す なわち電子 の放 出の傾 向 を示す 電極電位 。 還元電位
ものに等 しい。電 池の起 電力 い。 標準水 素 電極
は液界電 位
の符 号 を変 えた
が なけ ればふ たつ の電極 の 酸化電 位 の差 に等 し
を基準 と した場 合の 酸化 反応 の標準 電極 電位
を標 準酸化 電位standard
oxidation potentialとい う。正 の値が大 きいほ ど酸化 され やす い。た とえば、 では0.763V。 oxidation-reduction
では −0.799Vで あ り、
の方 が酸化 されやす い。
potential 酸 化 還 元 電 位
酸 化還元 電極 電位redox electrodepotentialともい う。 酸化還 元電極 の平 衡電極 電位
で 、溶
液 の酸 化 力 や還 元 力 の 強 さを表 わ す。 これ をEと す る と、電 極 にお け る酸化 還 元 反 応 を と して、E= 〓 −(RT/nF)log〓
で表 わ される。 ただ し、〓 は標 準電 極
電位 、Rは 気体 定数 、Tは 絶対温 度 、Fは ファラ デー定数 、nは 電極 反応 に関 わる電 子 〓 の数、〓 と〓 はそれぞ れReとOxの 活量 であ る。活量 を近似 的に重量 モ ル濃度 、モ ル 濃度
とみ なす こと もあ る。Eが 正で よ り大 きな値 にな るほ ど一般 に酸化 力が強 い。
oxidation-reduction
reaction 酸 化 還 元 反 応
redox reactionともい う。 酸化
と還元
は必 ず 同時 に起 こる。す なわ ち、酸化 され る物 質 も
しくは原子 が あれば、還 元 される物 質 も しくは原子 が必 ず存 在 する。 したが って、酸素 原子 、 水素 原子 、 あるい は電子 の移動 を伴 う酸化 反応 と還元 反応 の対 を ま とめ て酸 化還 元反応 とい う。 oxidation state あ る酸化数 を とる」、 「
酸化 状 態
を もった元 素 の結 合 の状 態 をい う。 た とえば、 「 遷移 金属 はいろい ろ な酸化 状態 におけ る
の酸化状 態 は−1で あ る」 な ど とい う。酸 化数 その もの を酸 化状
態 とい うこ ともある。 oxide
酸化物
あ る元素 と酸素 の化合 物。 酸素 はヘ リウム、 ネオ ン、アル ゴ ンを除 くほ とん どの元 素 と化 合 物 をつ くる。 酸素 の酸化 数 は原則 と して −II。そ の原 子 と酸 素原 子 の結合 は イオ ン結 合 、共 有 結 合、 そ れ らの 中間 があ る。水 溶液 の性 質あ るい は酸 化 物 、塩基性 酸化物 、両性 酸化物 oxidizing agent
や塩 基
との 反応性 か ら、酸 性酸
に分 け るこ とが で きる。
酸化剤
自分 自身 は還元 され て、他 の物 質 を酸化 す る物質 。す なわ ち、反応 に際 し、電 子 を受け取 る
物 質。 た だ し、酸 化剤 か還 元剤 た とえば、 過酸 化水 素
かは 一義 的 には決 まらず、 そ れぞ れの 反応 の 中で決 まる。
は通常 酸化剤 と して働 くが、過 マ ンガ ン酸 カ リウム
な酸化 剤 に対 して は還元 剤 と して働 く。
の よ うな強力
( 酸化 剤 )。 ( 還元 剤 ) 。
一般 に、酸 化剤 と して用い られ る物 質 過 マ ンガ ン酸 カ リウム potassium permanganate 二 ク ロ ム 酸 カ リ ウ ム potassium
硝 酸
dichromate
nitric acid
希 dilute 濃 concentrated 酸 素
oxygen
オ ゾ ン ozone
塩 素
chlorine
過 酸 化 水 素 hydrogen
peroxide
熱 濃 硫 酸 hot concentrated
sulfuric
oxime
acid
オキ シム >C=NOHと
い う 原 子 団 を もつ 化 合物 の 総 称 。 カ ル ボ ニ ル 化 合 物
ドロ キ シ ル ア ミ ンhydroxylamineの
縮合
。 左 の よ う な異 性 体 アルデ ヒ ド ケ トン
か ら 得 ら れ る もの を ア ル ドキ シ ムaldoxime
か ら 得 ら れ る も の を ケ トキ シ ムketoximeと
とヒ
に よ り得 られ る が あ る。
RHC=NOH、
い う。 水 に 溶 け に
くい 結 晶 性 の化 合 物 で 、 ア ル デ ヒ ドや ケ ト ンの 分 離 ・確 認 に用 い られ る 。 加 水 分 解 す る と カ ル ボ ニ ル 化 合 物 と ヒ ド ロ キ シ ル ア ミ ン に な り、 還 元 す る と第1ア ア ン チanti型
ミンに なる
。
oxo
acid
オ キ ソ酸
酸 素 酸oxygen
acid、 オ キ シ酸oxyacidと
も い う。 イ オ ン と して 解 離 しう る 水 素 原 子 が 酸 素 原
子 に 結 合 して い る 無 機 酸
。 一般式 は
で はmが
同 じ な ら ばXの
原 子 番 号 が 大 き くな る ほ ど、 強 い酸 に な る。 硝 酸
酸
、 リ ン酸
、炭酸
。mが
な ど が あ る。
大 きい ほ ど 、 ま た 、 周 期 表 の 同 一 族 、硫
oxonium 一 般式
ion
オ キ ソニ ウ ムイ オ ン の 陽 イ オ ン をい う。
を ヒ ドロ キ ソ ニ ウ ム イ オ ンhydroxonium
を ア ル キ ル オ キ ソ ニ ウ ム イ オ ン、 ル キ ル オ キ ソ ニ ウ ム イ オ ン と い う。 ケ トン
、 エ ステ ル
ion、
を ジ ア ル キ ル オ キ ソ ニ ウ ム イ オ ン、 は 水 か ら、 そ の 他 は ア ル コ ー ル
を トリ ア
、 アルデ ヒ ド 、
な どか ら生 じ る 。 ヒ ドロ キ ソ ニ ウ ム イ オ ン を 単 に オ キ ソ ニ ウ ム イ オ ン
と い う こ と も多 い 。
oxygen 16族
酸 素 (6B族 ) に属 す る 原 子 番 号8の
重 量 比 で 約86%
を構 成 す る 。 最 も多 い 単 体 は2原 183.0℃ 。 同 素 体
元 素 。 原 子 量16.00。
、 地 殻 中 に 重 量 比 で45.5%
と して オ ゾ ン
で は水 の電気 分 解、 過酸 化水 素
大 気 中 に 体 積 比 で20.9%
、海水 に
含 まれ る 。 生 体 必 須 元 素 で 、 生 体 の 重 要 な 成 分
子 分 子 か ら な る 無 色 無 臭 の 気 体 で 、 融 点 −218.4℃ が あ る。 工 業 的 に は 液 体 空 気 の 分 留 の分解 、塩 素酸 カ リウム
水 に わ ず か に 溶 け る 。 フ ッ素 に次 い で 電 気 陰 性度
、沸 点−
で つ く られ 、 実 験 室
の 熱 分 解 な どで 得 ら れ る 。
が大 きい元素 で、 単体 は化学 的活性 が 大
き く、 希 ガ ス や一 部 の 貴 金 属 を 除 く多 くの 元 素 と直 接 反 応 して 酸 化 物 を 生 じ る 。 製 鋼 、 溶 接 、 排 水 処 理 、 医 療 用 な ど に 用 い られ る。
ozone
オ ゾ ン
三 酸 素trioxygenと
も い う。 酸 素 の 同 素 体
色 で 、 融 点 は −193℃ よ り生 じる
で 、 特 有 の 臭 い を もつ 微 青 色 の 気 体 。 液 体 は 暗 青
、 沸 点 は −112℃ 。 酸 素 気 流 中 で の 無 声 放 電silent electric dischargeに 。 ま た 、 硫 酸 の 電 気 分 解 や 空 気 へ の 紫 外 線 照 射 で も生 じ る。 成 層 圏 で
は 高 エ ネ ル ギ ー の 紫 外 線 に よ っ て 酸 素 か ら生 じ 、 生 物 に 有 害 な紫 外 線 を吸 収 す る 。 強 い 酸 化 作 用 を 示 し、 生 物 に は 有 毒 で 、 漂 白 ・殺 菌 作 用 を示 す 。 不 飽 和 炭 化 水 素 ドを生 じ る。
ozone
〓zein(Gk):
layer
高 度20∼40kmの
と 反 応 して オ ゾ ニ
臭 い、臭 う
オ ゾ ン層 成 層圏 に存在す る オゾ ン
の 濃度の 高い層 をい う。酸素 に紫外 線が あた る
こ と に よ っ て オ ゾ ンが 生 じる た め に で き る 。 太 陽 光 線 の う ち波 長200∼300nm程
度 の紫 外
線 を吸 収 し、 付 近 の 温 度 を 高 く保 つ と と も に 、 生 物 に有 害 な 紫 外 線 を遮 断 す る 。 近 年 、 ク ロ ロ フルオ ロカーボ ン
中の塩素原子 によるその破壊 が 問題 となって いる。
ozonolysis
オ ゾン分 解
炭素-炭 素の 二重結 合
はオ ゾン
と結 合 して 、不安定 な環状 過酸化 物で あ るオゾニ ドを生 じ、
オ ゾニ ドは分 解 して2分 子 の カルボニ ル化合物
を生 じる。 カ ルボニ ル化合 物 を分析 す る こ
とによ り、 二重結 合の位 置 を特 定す るこ とが で きる。
アルケン
オ ゾ ニ ド
カルボニル化合物
オ ゾニ ド
P packing〓
充 填
結 晶 中 の 基 本 粒 子 の つ ま り方 の こ と。 →closest packing
packing〓 →chromatography
充 填 剤
palladium
パ ラ ジ ウム
10族
(8族 ) に 属 す る原 子 番 号46の
白 金 族 元 素 。 原 子 量106.42。
ど に含 ま れ る 。 単 体 は 銀 白色 の 金 属 で 、 融 点1554℃
、 沸 点2970℃
で は化 学 的 に安 定 。 熱 す る と酸 素 、 ハ ロ ゲ ン と 反 応 し、2価 る 酸 に 可 溶 。 常 温 で 約900倍
の 体 積 の 水 素 を吸 蔵
銅 ニ ッケル鉱 や 白金鉱 な 、 密 度12.02〓
。室 温
の 化 合 物 を生 じ る。 酸 化 性の あ
す る。 混 合 気 体 中 の 水 素 の 分 離 、 水 素 化
や 脱 水 素 化 の触 媒 、 歯 科 用 材 料 、 装 飾 品 な ど に用 い ら れ る。
PAN
パ ン
硝 酸 ペ ル オ キ シ ア セ チ ルperoxyacetyl 学 反応
nitrateの 略 称 。 大 気 中 の 二 酸 化 窒 素 と 炭 化 水 素 が 光 化
し て生 じ る オ キ シ ダ ン ト で 光 化 学 ス モ ッ グ
paper chromatography →chromatography
ペ ーパ ー クロマ
トグ ラ フ ィ ー
para compound パ ラ化 合 物 ベ ンゼ ン の 二 置 換 体 の う ち 、1位 と4位 に 置 換 基 読 む 。
para(Gk):
の 原 因 物 質 の ひ とつ 。
を もつ 異 性体
。p-と 略 記 し、 パ ラ と
∼ か ら 、 ∼ に対 し て 、 ∼ を越 え て
paraffin
パ ラフ ィ ン
アルカン
の こ と。 ま た 、 融 点 が45∼65℃
、 沸 点 が300℃
と も あ る 。 この 場 合 、 石 ロ ウ と もい わ れ 、 密 度 は0.9〓
以 上 の 固 体 の ア ル カ ン を さす こ 程 度 で水 よ り軽 く、 白 色 半 透 明 で
あ る 。 有 機 溶 媒 に 可 溶 。 ろ う そ く、 防 水 ・防 湿 剤 、 化 粧 品 、 つ や 出 し剤 な ど に用 い ら れ る 。 parum
parallel
affinis(L): 親 和 性 の 弱 い
reaction
同 じ物 質 が2種
並 発 反 応
以 上 の 反 応 を同 時 に起 こ す よ う な反 応 を い う 。 最 も速 い 反 応 が お もな 反 応 経
路 と な る 。 最 も 多 く起 こ る 反 応 を 主 反 応 、 そ れ 以 外 を副 反 応 とい う。 温 度 や 触 媒 を 適 当 に 選 ぶ こ と に よ り、 ひ と つ の 反 応 を速 く進 め る こ とが で き る 。
paramagnetism
常磁 性
外 部 か ら加 え ら れ た 磁 場 に よ り、 そ れ と 同 じ向 き に 物 体 が 弱 く磁 化 さ れ る性 質 を い う 。 磁 場 を 除 く と磁 性 は な くな る。 不 対 電 子
parent
chain
主 鎖main
を もつ 原 子 や 分 子 は 常 磁 性 を示 す 。
親 鎖
chainの
こ と。 有 機 化 合 物 の 分 子 中 の最 も長 い 炭 素 鎖 を い う。
partial pressure 分 圧 あ る 温 度 、 体 積 に お け る 混 合 気 体 の 圧 力 を全 圧total pressure、 同 じ温 度 、 体 積 に お い て 各 成 分 気 体 が 単 独 で 示 す 圧 力 を そ の 気 体 の 分 圧 と い う。 →Dalton's law
partially
miscible
部 分 混和 性 の
液 体 ど う しが あ る程 度 溶 け合 う こ と を い う。 溶 解 に 限 度 が あ る 。
particle
accelerator
単 に 加 速 器acceleratorと
粒 子 加 速器 もい う 。 荷 電 粒 子 を 加 速 し て 高 い 運 動 エ ネ ル ギ ー の粒 子 線 を作 る 装
置 。 静 電 場 、 誘 導 電 場 、 高 周 波 電 場 な ど に よ り加 速 が 行 わ れ る 。 原 子 核 や 素 粒 子 の 研 究 だ け で な く、 放 射 線 源 ・工 業 用 ・医 療 用 な ど と して も広 く使 わ れ る 。 高 エ ネ ル ギ ー の 粒 子 を 得 る た め に は 高 周 波 電 場 す な わ ち周 波 数
の 高 い 交 流 電 場 で く り返 し加 速 す る 方 法 が 用 い ら れ る 。
こ の う ち 、 粒 子 を ま っ す ぐ に走 らせ て 加 速 す る 装 置 は 線 形 加 速 器linear
acceleratorと よ ば れ 、
巨 大 磁 石 を 必 要 と し な い 。 磁 場 に よ っ て 円 形 に 走 らせ て 加 速 す る 装 置 は 円 形 加 速 器circular acceleratorと よ ば れ 、 サ イ ク ロ トロ ン
partition
や シ ン ク ロ トロ ン
分 配
ひ とつ の 物 質 が 、 共 存 す る ふ た つ の 相
の ど ち ら に も存 在 す る状 態 を い う。 平 衡 時 にお け る
気 相 と液 相 間 の 分 配 量 は ヘ ン リ ー の 法 則 の 法則
が ある。
な どで しめ さ れ 、 ふ た つ の 液 相 間 の 分 配 量 は 分 配
に よ り示 さ れ る。
partition chromatography →chromatography
分 配 ク ロ マ トグ ラ フ ィ ー
partition law →distribution
分配 の 法 則 law
pascal 圧 力 のSI単 位 。 記 号Pa。1Pa=1〓
パ ス カル =1〓
Paschen
series
→spectrum
passive
パ ッ シ ェ ン系 列
of hydrogen
atom
state
不 動
態
passivityともい う。 金属 が熱力 学 的に は不 安定 な状 態 にあ るに も関わ らず腐 食 されず にい る状 態 の こ と。金 属 の表面 に不動 態被 膜 とよば れる非常 に薄い耐 食性 の酸化 被膜 が生 成 され るこ とに よる。 た とえば、 ア ル ミニ ウム を空 気 中にお いた り、鉄 を濃硝 酸 に浸す と酸化 被膜 が生 じて内 部が保 護 され る。 クロム 、チ タン、 コバル ト、 ニ ッケルや それ らを主成 分 とす る 合金 で もこの状 態が み られる。 Pauli
exclusion
principle
パ ウ リの排 他原 理
ひ とつ の電子 状態 には1個 の電子 しか入れ ない とい う原理 。す な わち、4種 の量子 数 てが等 しい状態 を、2個 以上 の電子
p-block
element
原 子番 号 表
p-ブ
の増 加 に伴 ってp軌 道
の右側 に くる。ヘ リウム
pepsin
すべ
が とる こ とはで きない。
ロ ッ ク 元 素
に電 子が 入 ってい く段 階 の元素。13∼18族
の元 素。 周期
はp電 子 を もた ないが便宜 上 この グルー プに入れ る。 ペ プ シン
タンパ ク質
を加 水分 解す る酵 素
の1種 で 、脊椎 動物 の 胃液 中に含 まれ る。不 活性 の前 駆
体 で あ るペ プシ ノーゲ ンpepsinogenと して分 泌 され、 胃液 中の酸 やペ プ シンの 自己触 媒作用 に よ り活性 化 されてペ プ シン とな る。 最適pHは 約2と 非 常 に低 い。
peptide
ペ プ チ ド
ア ミノ酸
が ペ プチ ド結合
に よって結合 して生 じる物 質。 多数 の ア ミノ酸 が結合 した場合
はポ リペ プチ ド とい う。
peptide
bond
peptide linkageと
ペ プ チ ド結 合 もい う 。 ア ミノ 酸
酸 の カル ボ キ シル基 プチ ド
ど う しの 結 合 に み ら れ る ア ミ ド結 合
と他 の ア ミ ノ 酸 の ア ミ ノ 基
が 縮合
。 ひ とつ の ア ミノ
し て 生 じる 。 タ ンパ ク 質
やペ
中 にみ られる。
ジペプチ ド per-
酸 化数
過 ∼
が 大 きい こ とを意味 す る接 頭 語。 た とえ ば、 通常 化合 物 中の酸 素 の酸化 数 は−IIで
あ るが、 過酸 化物peroxide中 では−I。
percent
by mass
質 量 パ ー セ ン ト、 質 量 百 分 率
全質 量Wの 物質 中 に含 まれ る成分iの 質量 が 〓 であ る とき、(〓)×100で
表 わ した値 をい
う。“% ”を数 値 の後 につ ける が 、体 積パ ーセ ン トと区 別 す る場 合 は、 そ れ ぞ れ“wt% ”、 “vol%”とする場 合が あ る 。 溶液 の場 合、100gの 溶液 に溶 けてい る溶質 のg数 で 表 わす。 溶質 の質量 を 〓 、溶 媒
の質量 を〓 、溶 液の 質量 をWと す る と、
〓
となる。結 晶水 M+18nと
を もつ 物 質 が 溶 質 の 場 合 は 、 溶 質 の 組 成 式
と式 量
をそ れ ぞ れ
、
した と き、
〓
percent
混合物
composition
成 分 パ ー セ ン ト、 成 分 百 分 率
中にお け るあ る成分物 質 の量 の割 合 をパ ーセ ン トで表 わ した もの。 あ るい はひ とつ
の化 合物 中 におけ る成分元 素の量 の割合 をパ ーセ ン トで表 わ した もの。
percent
dissociation
パー セ ン トで表 わ した解離 度
percent
error
解 離 パ ー セ ン ト、 解 離 百 分 率
のこ と。
誤 差 パ ー セ ン ト、 誤 差 百 分 率
パ ー セ ン トで 表 わ し た 相 対 誤 差relative 100⊿x/xと
percent ionization パ ー セ ン トで 表 わ した 電 離 度
percent
error。
絶 対 誤 差 を ⊿x、 真 の 値 をxと
す る と、
なる。
purity
電 離 パ ー セ ン ト、 電 離 百 分 率 の こ と。
純 度 パ ー セ ン ト、 純 度 百 分 率
ある試料物 質 中の特定 の純物 質の割 合 をパ ーセ ン トで表 わ した もの。
percent
yield
収 量 パ ー セ ン ト、 収 量 百 分 率
収率 と もい う。与 え られ た反応 にお いて、化 学 反応式
か ら求 め られる理論 的 に得 られるは
ず の 目的物 質の 量 に対 す る実際 に得 られ た 目的物質 の量 の比 をパ ーセ ン トで表 わ した もの。 精 製、 回収 な どの操 作 にお いて は、原料 の量 に対す る実 際に得 られ た 目的 物質 の量 の比 をパ ーセ ン トで表 わ した もの。
perfect
gas
完 全 気体
理 想気体
perfect
の こと。
solution
完 全溶 液
全 濃度 領域 に わた って ほぼ理 想溶 液
の性 質 を示す 溶液 の こ と。 ベ ンゼ ンと トルエ ンの混 合
溶 液 などの例 があ る。 period
周 期表
周 期
で横 につ なが る元素 の列。1∼7ま
数 の電子 殻
での周期 が あ る。 同一 周期 中の元 素 の原子 は同
よ りなる。 同一周期 において各 元素の原 子 の大 き さは右 に行 くほ ど小 さ くなる。
原 子番号 が 増 して も電 子 は同 一の殻 に入るが 原子核 の 電荷 が増 す ため に引力 が大 き くな り、 核 と電子 の距 離が短 くなる ため と考 え られる。電 気陰 性度 ( 希 ガス を除 く)、 イオ ン化 エ ネ ルギ ー 、 電子 親和 力 は 右側 に行 くほ ど大 き くなる。 した が って、 希 ガス を除 き、右 に行 くほ ど陰性
にな る。
periodicity
周 期 性
原子 番号 の 増加 に伴 って元 素の さま ざまな性 質が周 期 的 に変化 す るこ とをい う。 た とえ ば、 イオ ン化 エ ネ ルギ ー 、電 子親 和力 、電気 陰性 度 、原 子半径 原子 の最高 酸化 数 、融 点 、沸点 、融解熱
periodic
law
「原 子 番 号 フD.I.
周 期 律
の 増 加 と と も に 、 化 学 的 性 質 の 似 た元 素
Mendeleevに
よ っ て1869年
番 号 」 で は な く、 「原 子 量
periodic
property
、 イオ ン半 径 、原子 容 、
な どでみ られ る。
が 周 期 的 に現 わ れ る 」。 メ ン デ レ ー エ
に発 見 さ れ た 。 た だ し、 メ ン デ レ ー エ フの 場 合 は 「原 子
」 で あった。
周 期 的性 質
→periodicity
periodic
周期律
table
周 期 表
に基 づ いて元 素 を原子 番号
の順 に配 列 した表。 現在 用 い られて いる周 期表 は メ ン
デ レ ー エ フ が1869年 大 限18元
に 発 表 した もの を基 礎 に して い る 。 横 に つ な が る 列 を周 期
素 を並 べ る。 縦 に つ な が る列 を族
ンタノ イ ド
と して 、89∼103に
お よ び12∼18族 と非金属 元素
を典型元 素
と い う。 原 子 番 号57∼71に
相 当 す る 元 素 を ア クチ ノ イ ド 、3∼11族
、s-ブ ロ ッ ク元 素
を遷 移 元 素
、p-ブ ロ ッ ク元 素
と い い 、最
相 当 す る元 素 は ラ
と して 枠 外 に別 記 す る 。1,2
とい う。 また、図 の よ うに金属元 素 、d-ブ ロ ッ ク元 素
、f-ブ ロ ッ ク元 素
に分 け る こ と が で き る 。 →APPENDIX
1
permanent
dipole
moment
永 久 双極 子 モ ー メ ン ト
物 質粒 子 が もつ固有 の 双極 子モ ー メ ン ト 。 これ を もつ 分子 を有極 性 分子 または極 性 分子 とい う。
peroxide
過 酸 化物
過酸 化物 イオ ンperoxide ion、
ある いは分 子内 に
素の酸 化数 は-I。 酸 性にす る と過酸 化水素 pestle
の結合 を もつ化合物 をい う。 酸
を生 じる。 過酸化物 は漂 白な どに用 い られ る。
乳 棒
→mortar
petrochemicals
石油 化 学 製品
石油 や 天 然 ガス を原 料 と して生 産 さ れ る 化学 製 品 を い う。 エ チ レ ン ン
、 ブテ ン
としてプ ラスチ ック
、BTX成
分
、繊維 、 ゴム
petroleum
( ベ ンゼ ン 、洗 剤
、プロ ピレ ) な どを基礎 原料
な ど さ ま ざ ま な物 質 が つ くら れ る 。
な どの化 合物 を含 む油状 の 産出物 。 この 場合 、原
oilと もい わ れ る。 海 や 湖 沼 に 繁 殖 した 微 生 物
ある いは触 媒 料
、 キ シ レン
石 油
炭 化 水 素 を主 成 分 と し、 そ の 他 油crude
、 トル エ ン
(プ ラ ン ク トン ) が 地 圧 、 地 熱 、 細 菌
の 作 用 で 腐 敗 、 分 解 して 、 生 じた と考 え ら れ て お り、 石 炭
とよばれ る。沸 点
の違 い を用 いて分 留
と と も に化 石 燃
し 、 い くつ か の 成 分 に 分 け て 利 用 す る 。 原 油
か ら得 られ る製 品 も 石 油 と総 称 す る 。 沸 点 の 低 い 順 に次 の よ うな 区 分 をす る こ と が で き る 。 液 化 石油 ガ スliquefied petroleum
gas LPG
常 温 常 圧 下 で は 気 体 で あ り、 プ ロ パ ン 、 ブ タ ンが 主 成 分 。 燃 料 、 冷 媒 、 溶 剤 、 化 学 工 業 原 料 な ど に用 い ら れ る 。 ガ ソ リ ン (揮 発 油 )gasoline イ ギ リ ス で は ペ トロ ー ルpetrolと naphthaあ
よ ば れ る 。 沸 点 が30∼200℃
の成 分 。留 出分 は ナ フサ
る い は 粗 製 ガ ソ リ ン と よ ば れ る が 、 お もに 内 燃 機 関 用 燃 料 や 洗 浄 ・抽 出 用 溶 剤 と
して 用 い ら れ る 。 そ の つ く られ 方 か ら、 天 然 ガ ソ リ ンnatural∼ 、 直 留 ガ ソ リ ンstraight-run ∼ 、 分 解 ガ ソ リ ンcracked∼ 、 改 質 ガ ソ リ ンreformed∼ 、 重 合 ガ ソ リンpolymer∼ な どに 分 け ら れ る 。 ま た 、 石 油 エ ー テ ルpetroleum
etherは ペ ン タ ンpentaneや
ヘ キサ ンhexaneな
どか
ら な る 沸 点 が40∼70℃
の も の を い い 、 ベ ン ジ ンbenzineは
沸 点 が30∼150℃
の もので、 ど
ち ら も溶 剤 と して 用 い ら れ て い る 。 灯 油kerosene 沸 点 が150∼280℃
の成 分 。 比 重 は0.790∼0.830。
暖 房 用 燃 料 、 ジ ェ ッ ト燃 料 と して 用 い ら
れる。 軽 油light
oil
沸 点 が200∼350℃
の 成 分 。 比 重 は0.85∼0.89。
デ ィー ゼ ル エ ン ジ ン 用 燃 料 と して 用 い ら れ
る。 重 油heavy
oil
原 油 を精 留 し た残 り。 窯 業 ・金 属 精 錬 用 燃 料 、 ボ イ ラ ー ・内 燃 機 関 用 燃 料 と して用 い られ る。 さ らに 真 空 蒸 留 し て 、 潤 滑 油 、 パ ラ フ ィ ン、 ア ス フ ァ ル トな ど を得 る 。 petra(Gk):
岩 、petros(Gk):
石 +oleum(L):
pewter
油
ハ ン ダ
→solder
pH
ピ ーエ イ チ
水素 イオ ン指数
も しくは オキ ソニ ウム イオ ン 指 数の こ と。
phase
相
系
の 他 の 部 分 と明 確 な 境 界 に よ り区 別 され る よ う な均 一 な 部 分 。 そ れ が 気 体
体
の 状 態 に あ る と き、 そ れ ぞ れ 気 相
を均 一 系homogeneous ま た は 多 相 系polyphase
phase
相
、 液体
systemと
い う 。1種
、固
とい う。 ひ とつ の 相 だ け か ら な る 系
類 の物 質 か ら な る 相 を純 相pure
の相 を 、 溶 相 あ る い は 溶 体solutionと
system
phase、 ふ た つ
い う。溶 相が 液体 であ る
、 固 体 で あ る と き は 固 溶 体solid solutionと よば れ る 。
change
相 転 移phase
、固相
system、 ふ た つ 以 上 の 相 か ら な る 系 を 不 均 一 系heterogeneous
以 上 の 物 質 か ら な る混 合 物 ときは溶液
、 液相
相 変 化 transitionと もい う。 物 質 が 温 度 ・圧 力 な どの 適 当 な条 件 の 変 化 に伴 っ て 異 な る
に 移 る現 象 。
phase diagram 状 態 図、相 図 ある純 物質 また は混 合物 につ いて 、い くつか の相 の間 の平衡
関係 を表 わす 図。 一成分 系 で
は圧力 と温 度 を変数 に とって 表わ す。(a)は水 の状態 図、(b)は 一定 温度 にお ける二 成分 か ら なる理 想溶 液
の各 成分 の 蒸気 圧
した状態 図 であ る。Oは 三重点
お よび全 圧
をひ とつの成 分 のモ ル分率
に対 して表 わ
、Aは 臨界 点 、OAは 液相 の蒸気 圧の温 度変 化 を表 わす蒸
気 圧 曲線 、OBは 固相 の蒸 気圧 ( 昇 華圧 ) を表 わす 昇華圧 曲線 、OCは 融 点 の温度 変化 を表 わす融解 曲線 とよばれ る。OA'は
過冷 却
され た水 の蒸 気圧 曲線 であ る。Pは 全 圧 、〓、〓
は各成分 の気相 にお ける分圧 、〓 、〓 は各成 分 の純液体 の蒸気圧 であ る。
(a)
phase
(b)
equilibrium
相 平 衡
不 均 一 系 平 衡heterogeneous 的平衡
equilibriumと
も い う。 ふ た つ 以 上 の 相
が 共 存 す る系 が 熱 力 学
に あ る状 態 を い う。 こ の と き 、 各 相 の 温 度 、 圧 力 、 化 学 ポ テ ン シ ャ ル
等 しい 。 系 を 構 成 す る 成 分 数 が1の
場 合 、 相 図 に お い て2相
はそ れぞ れ
の 平 衡 状 態 は 線 で 表 わ さ れ 、3
相 の平衡 状態 は点で表 わ される。 →liquid-vapor equilibrium , solid-liquid equilibrium
phase
transition
相 変化
相 転 移
の こ と。
phenol〓 ベ ンゼ ン環
フ ェ ノ ー ル (類 ) の 炭 素 原 子 に ヒ ドロ キ シ ル 基 が 直 接 結 合 し て い る化 合 物 の 総 称 。 ベ ンゼ ン環
に直 接 結 合 し て い る ヒ ドロ キ シ ル基 の 数 に よ り、1価 1価
、2価
、3価
な どに 分 け られ る 。
フェノール
フ ェ ノ ー ルp-ク
レ ゾ ー ル1-ナ
フ
ト ー ル2-ナ
フ
トー ル
3価 フ ェ ノ ー ル
2価 フ ェ ノ ー ル
カ テ コー ル
レゾルシン
ヒ ドロ キ ノン
ピロガロール
水 に い くらか溶 け、弱 い酸性 を示 す ( 同じ で もア ル コー ルの 中 の は この よ うな電 離 を しない。 アル コールの ヒ ドロキ シル基 との 違いか らフェ ノール性 ヒ ドロキ シル基 とい う) 。 炭酸 よ り弱 い酸 なので、 炭酸 水素 ナ トリウム
とは反 応 し
ない。 アル カ リと反応 して塩 ( フ ェノ ラー トあ るい はフェ ノキ シ ド) をつ くり、 アル カ リ水 溶 液 に溶け る ステ ル を生 じる
。酸 無水 物 または酸 塩化物 ( 酢 酸 フェニ ル)
と反 応 してエ
。 酸化 されや す く、空気 に触 れ る と褐色 に変 化 しやす い。 酸化 生成物 は一 般 に複雑 な構 造 を もつ 。塩化鉄 (III)
と反応 して錯体
を生 じ、 青 ∼
赤 紫色 の特有 の色 を呈 す る。 この反 応 は フェ ノー ル類 の検 出 に用 い られ る ( フ ェノー ル 紫 色 、ク レゾー ル 青色 、サ リチ ル酸 赤 紫色 な ど) 。 オル ト位 (2-位 )、パ ラ位 (4-位)の水 素原 子が 置換反 応
を受 けやす い。
phenol〓 ベ ン ゼ ノ ー ルbenzenol、 潮解性
フ ェ ノール ヒ ドロ キ シ ベ ンゼ ンhydroxybenzene、
の あ る 無 色 結 晶 で 、 融 点41℃
か らの分離 や次の ようなベ ンゼ ン
、 沸 点182℃
石 炭 酸carbolic
、 密 度1.05〓
。石 炭
acidと も い う 。 (コ ー ル タ ー ル )
か らの 合 成 で 得 られ る 。
〓 ベ ンゼ ン ス ル ホ ン酸 ナ トリ ウ ム の ア ル カ リ融 解 ベ ンゼ ン ス ル ホ ン酸 に 水 酸 化 ナ トリ ウ ム を 加 え る 。
固体 の水酸 化ナ トリウム を加 えて 、300℃ で融解 す る。 生 じた ナ トリ ウ ム フ ェ ノ ラ ー トを水 に 溶 か して
を 通 す 。 あ る い は 、 硫 酸 を加 え る 。
〓 クメ ン法
プ ロピ レン
クメン(イソプ ロピ ルベ ンゼ ン)
クメンヒド ロペ ルオキシド
アセトン
〓 クロロベ ンゼ ンの加 水分 解
ハ ロゲ ン化
、 ス ル ホ ン化
求 電 子 置換 反応
、 ニ トロ 化
を受 け や す く、2-位
、 ジアゾ カ ップ リ ング
、4-位
な どの
、6-位 の 置 換 体 が 生 じ る 。
た と え ば 、 臭 素 水 と容 易 に反 応 して2,4,6-トリブ ロ モ フ ェ ノ ー ル を 生 じる 。
塩化 鉄(III) に よ り紫色 を呈 する。 特有 の臭 い をもち、有 毒で皮 膚 をおか す。 空気 中で容 易 に 酸 化 されて 、褐 色 にな る。 タ ンパ ク質
を変 性
させ る性質 が あ り、2∼5% 水 溶液 は消 毒、
殺 菌剤 と して用 い られ る。 フ ェノ ール樹 脂 、医薬 、染料 、火薬 、合 成繊 維 な どの原 料 と して 重 要で ある。
phenolphthalein
フ ェ ノー ル フタ レイ ン
白 色 の 結 晶 性 粉 末 で 、 分 子 量318.3、
融 点262∼264℃
。 フ ェノー ル
と無 水 フ タル 酸
を混
合 し加 熱 す る こ とに よ り生 じる 。 水 に 難 溶 、 エ タ ノ ー ル に 可 溶 。 酸 塩 基 指 示 薬 と して 用 い ら れ る 。pH<8.2で
無 色 、pH>9.8で
赤 色 。 強 ア ル カ リ性 で 再 び無 色 と な る 。
phenol resin フ ェ ノール 樹 脂 ベ ー ク ラ ン ドH. Bakelandが1909年 に発 明 した の で 、 そ の 名 を と っ て ベ ー ク ラ イ トbakelite と もよばれる。 フェノー ル 次 の ような付加 反応
とホ ル マ リ ン
と縮 合 反 応
(ホ ル ム ア ル デ ヒ ド ) の 縮 重 合 に よ っ て 生 じる 。
の 繰 り返 しに よる 。
付加反応
縮合反応
使 用 す る触 媒 の種類 に よ り、生 成す る樹脂 の性 質が異 なる。酸触 媒で フェノー ル過剰 の場合 は縮 合が優 位 に起 こ り、松脂状 で 有機溶 媒 に可溶 な鎖状 の オ リゴマー で ある ノボ ラ ックが 生 じ、硬化 剤 を加 えて加熱 す る と硬化 す る。塩 基触媒 で ホルム アル デ ヒ ド過剰 の場 合 は付加 が優 位 に起 こ り、メチ ロー ル基
の 入 った フェ ノール や二量 体混 合物 であ る油状
の レゾ ールが生 じ、加 熱 のみで硬 化 する。 茶色透 明 の樹 脂 で加工 が容易 、安価 で あ る。 硬化 前の樹 脂 に充填 剤 と して 、紙 ・木粉 ・布 な どを加 え 、加圧下 で加 熱す る。機械 的 強度 、耐水 性 、電 気絶縁性 が 大 きい。 ただ し、 アル カリに弱い。 電気器 具や各種 容器 に用 い られ る。 phenoxide
フ ェ ノ キシ ド
フ ェ ノ ラー トphenolateと
もい う。 フェ ノール
( 類 ) の 金 属 塩 の 総 称 。 ア ル コ キ シ ドに 対 応
す るが 水 に よ く溶 け 水 中 で は 安 定 に 存 在 す る。 水 溶 液 は ア ル カ リ性
で 二 酸 化 炭 素 に よ り分
解 され て フ ェ ノ ー ル とな る。
phenyl group フ ェニ ル基 ベ ンゼ ン か ら水 素 原 子 が ひ とつ と れ て 生 じた 形 の 原 子 団 。
pheromone
フ ェ ロモ ン
動 物 が 生 産 ・分 泌 し、 微 量 で 動 物 の 特 定 行 動 や 生 理 的 変 化 を引 き起 こ す 物 質 の 総 称 。 種 特 異 性 が 非 常 に 高 い 。pherein(Gk):
pH
indicator →acid-base
移 す +hormon(Gk):
pH指 indicator
示薬
興 奮 させ る 、 刺 激 す る
pH
meter
pH計
水 溶 液 のpHを
電 気 化 学 的 に 測 定 す る計 器 。 ガ ラス 電 極
ま た は 甘 コ ウ電 極
、pHメ
ー ター と基 準 電 極
と して の 塩 化 銀 電 極
を組 み 合 わ せ て 被 検 液 に 浸 し、 両 電 極 間 の 電 位 差 をpH値
力 抵 抗 の 大 き い直 流 電 圧 計 で 測 定 す る 装 置 。 精 度 は0.01程
phospholipid
、
を 目盛 っ た 入
度 で あ る。
リン脂 質
ホ ス フ ァチ ドphosphatideと
もい う。 リ ン 酸
の エ ス テ ル を もつ 脂 質 を い う。 グ リ セ リ ン ス テル結合
エ ステ ル
や ホ ス ホ ン酸phosphonic
の ふ た つ の ヒ ドロ キ シ ル基
acid
に高級 脂肪 酸 がエ
し、 残 りの ひ とつ に リ ン酸 も し くは そ の 化 合 物 が エ ス テ ル 結 合 して い る グ リセ
ロ リ ン脂 質glycerophospholipidが ア ミ ノ 基
代 表 的 な例 で あ り、 レ シチ ンlecithinな
どが あ る 。 そ の 他 、
を も つ 高 級 ア ル コ ー ル で あ る ス フ ィ ン ゴ シ ンsphingosine と リ ン酸 も し く は そ の 化 合 物 と の エ ス テ ル で あ る ス
フ ィ ン ゴ脂 質sphingophospholipidが 分 で あ る 。 リ ン脂 質 の2枚
あ る 。 生 物 界 に広 く存 在 し、 生 体 膜 を構 成 す る 重 要 な成
の 単 分 子 膜 が 、 疎 水 性 の 炭 化 水 素 基 を 内 側 に 、 親 水 性 の リ ン酸 の
部 分 を外 側 に して 脂 質 二 分 子 膜bimolecular
phosphoric
acid
十 酸化 四 リン
つ く る。
リン酸 が 水 に 溶 け て 生 じ る オ キ ソ酸
す こ とが 多 い 。 オ ル ト リ ン酸 は 潮 解 性 度2.00〓
lipid membraneを
の 総 称 。 通 常 、 オ ル トリ ン酸
の あ る 無 色 の 結 晶 で 、 分 子 量98.0、
をさ
融 点42.3℃
、密
。 工 業 的 に は 湿 式 法 と乾 式 法 で つ く られ る 。 湿 式 法 は 鉱 石 を 硫 酸 で 処 理 し、 副
生 す る硫 酸 カ ル シ ウ ム
をセ ッコウ
と して 除 く。 不 純 物 が 多 く、 お も に肥 料 工 業 で 用 い ら
れ る 。 乾 式 法 は鉱 石 を 炭 素 や 二 酸 化 ケ イ 素
と と も に熱 し て 黄 リ ン
して 得 られ る 十 酸 化 四 リ ン を水 に 溶 か して つ くる 。 市 販 品 は80% エ タ ノ ー ル に 可 溶 。 水 溶 液 は 酸 性 を示 す 。 加 熱 す る と 脱 水 縮 合
をつ く り、 そ れ を燃 焼
程度 の水 溶液 であ る。水 、 して 縮 合 リ ン 酸 と な る。 生
体 内 で は リ ン 酸 カ ル シ ウ ム や リ ン 酸 エ ス テ ル な ど と して 重 要 な 役 割 を も つ 。 肥 料 、 金 属 表 面 処 理 剤 、 医 薬 品 、 食 品 添 加 物 、 リ ン酸 塩 類 の 原 料 な ど に広 く用 い られ る 。 有 毒 。
phosphorus 15族
リン
(5B族 ) に 属 す る 原 子 番 号15の
元素 で、〓
の 単 一 核 種 か ら な る 。 原 子 量 は30.97。
天
然 に は リ ン酸 塩 と して 存 在 す る 。 生 物 に 由 来 す る リ ン灰 石apatite( 主 成 分 な ど) が お も な 鉱 石 で あ る 。 生 体 必 須 元 素
で あ り、 リ ン酸 塩 や リ ン酸 エ ス テ ル な
どの 形 で 体 内 に 存 在 し 、 重 要 な 働 き を して い る 。 鉱 石 に ケ イ 砂 と コ ー ク ス を 加 え 、 電 気 炉 で 1400℃
く ら い に 熱 し て 生 じ る 蒸 気 を 冷 却 す る と 黄 色 の ろ う 状 固 体 で あ る 黄 リ ンyellow
phosphorusが
得 ら れ 、 精 製 す る と無 色 の 白 リ ンwhite
ざまな同 素体 沸 点280℃
phosphorusが
が あ る 。 黄 リ ン (白 リ ン ) は 正 四 面 体 構 造 の
、 密 度1.82〓
。 水 に 不 溶 、 二硫 化 炭 素
性 が 大 き く、 暗 所 で リ ン 光 を発 し、 空気 中 で は 約35℃
で10時
、
、 ベ ンゼ ン に 易 溶 。 き わ め て 反 応 で 自然 発 火 す る の で 、 水 中 に 保 存 す る。
ハ ロ ゲ ン と も激 し く反 応 す る 。 猛 毒 。 紫 リ ンviolet phosphorusは 約500℃
得 られる。 単体 には さ ま
分 子 か ら な り、 融 点44.1℃
黄 リンを ビスマス と ともに
間 ほ ど熱 す る と得 られ る 暗 赤 紫 色 の結 晶 で あ る。 密 度2.35〓
。水 、二硫
化 炭 素 に不 溶 。 無 毒 。 赤 リ ンred phosphorusは っ て300℃ 600℃
暗 赤色 の無定 形
固 体 で 、 黄 リ ン を空 気 を断
く ら い に 加 熱 す る と得 ら れ る 。 紫 リ ン と黄 リ ンの 固 溶 体
、 密 度2.20〓
と考 え られ る。 融点
。 水 、 二 硫 化 炭 素 に 不 溶 。 反 応 性 は 黄 リ ン よ り小 さ く、 無 毒 。 マ ッ
チ 、 花 火 な ど に用 い ら れ る 。 黒 リ ンblack
phosphorusは
黄 リ ン を200℃
で12atm程
度 に加圧
す る と得 られ る 鉄 灰 色 の 金 属 光 沢 の あ る結 晶 で 、 リ ンの 同 素 体 中 最 も安 定 。 融 点610℃ 度2.69〓
。 無 毒 。 純 粋 な も の は半 導 体
、密
の 原 料 と して 、 化 合 物 は 肥 料 、 医 薬 品 な ど と し
て 用 い られ る。
phosphorus
pentoxide
→tetraphosphorus
photochemical 半 導体
五 酸化 リン
decoxide
cell
光 化学 電 池
の 電 極 に 光 が あ た る こ とに よ っ て そ の電 極 お よ び 対 と な る 電 極 で 酸 化 還 元 反 応 が 起
こ り、 起 電 力 が 生 じる 電 池 電 池photogalvanic
photochemical
oxidant
光 化 学 反 応 に よ り生 じるPAN、
photochemical
。 溶 液 に 光 が あ た っ て起 電 力 が 生 じる よ うな 場 合 は 光 ガ ル バ ニ
cellと い う。
smog
光 化学 オキ シ ダ ン ト オゾ ン
、窒素酸化 物
な どの 酸 化 剤 を い う。
光 化 学 スモ ッグ
窒 素 酸 化 物 と炭 化 水 素 を含 む 気 体 に太 陽 光 線 が あ た っ た と き に生 じる 刺 激 性 の 有 毒 な ガ ス の 混 合 物 。 視 界 を悪 く し 、 生 物 や 環 境 に悪 影 響 を与 え る 。
photoelectric
cell
光 電 池
光 起 電 力 セ ルphotovoltaic cellと もい う 。 光 電 効 果 を利 用 して 光 エ ネ ル ギ ー を電 気 エ ネ ル ギ ー に変 え る装 置 。 太 陽 電 池 や 光 セ ンサ ー と して 用 い ら れ て い る 。
photoelectric 物 質 に光
effect
光 電 効 果
(電 磁 波 ) が あ た る こ とに よ っ て 生 じ る電 気 的 現 象 をい う 。 〓 外 部 光 電 効 果 、〓 内
部 光 電 効 果 、〓 光 起 電 力 効 果photovoltaic
effectに 分 け る こ とが で き る 。 〓 は 物 質 に 光 が あ た
る こ と に よ っ て 電 子 が 外 部 に 放 出 さ れ る 現 象 で 、 光 電 子 放 射photoelectric photoemissionと
emission,
もい う。 固 体 表 面 か ら 自 由 電 子 が 飛 び 出 す 現 象 を単 に 光 電 効 果 と い う場 合 が
あ り、 仕 事 関 数
以 上 の エ ネ ル ギ ー を も っ た 光 子 に よ っ て 起 こ る 。 原 子 や 分 子 か ら 自由 電 子
が 放 出 され て 陽 イ オ ン が 生 じる 場 合 を光 イ オ ン化photoionizationと ン化 ポ テ ン シ ャ ル
いい 、原子 や分 子の イ オ
以 上 の エ ネ ル ギ ー を も っ た 光 子 に よ っ て 起 こ る。 放 出 され る 電 子 の 数 は
光 の 強 さ に よ り、 放 出 され た 電 子 の 運 動 エ ネ ル ギ ー は 光 の 振 動 数 に よ る 。 〓 は 固 体 や 液 体 (溶 液 ) に 光 が あ た る こ と に よ っ て そ れ ら の 電 気 伝 導 度 が 増 加 す る 現 象 で 、 光 伝 導 photoconductionと 体
も い う。 固体 の 場 合 は 光 吸 収 に よ っ て 電 子 が 伝 導 帯
へ 励 起 され 、 電 荷 担
( 伝 導 電 子 と正 孔 ) が 生 じる た め に起 こ る 。 電 圧 を か け る こ と に よ り光 電 流 が 流 れ る。 液
体 の場合 は放 出 され た電子 に よ り溶媒和 電子 や イオ ンが生 じる ために起 こる。〓 は2種 の組 成 が異 な る固体 の接触 面 に光 をあ てた ときに起 電 力
が生 じる現象 で 、お もに半 導体
の界
面 でみ られ る。接触 面 に は界 面電位 が あ るので、価 電子 帯 と伝 導帯 のエ ネルギ ー準位 の差 よ り大 きなエ ネル ギー を もつ光子 が吸 収 され て生 じた電子 と正孔 は界面 の電 場 に したが って移 動 し、電位差 が生 じる。 これ らの効 果は、 光電管 、光電 素子 、光電池
などの原理 で あ り、
さま ざまな用 途 があ る。
photon 光子 光 量子light quantumと もい う。電磁 放射
の量 子
で静止 質量 は零。振 動数vの
光 は、 プ
ラ ンクの定数 をhと して 、hvと い うエ ネルギ ー をもつ光子か らな る と考 え られ る。 pH-test paper 酸 塩基指 示薬
pH試
験紙
をろ紙 に しみ こ ませ て乾燥 させ、pHの 測定 に用 い る試 験紙 。被 検 液 に浸 した
後 、標 準色 調 表 と試 験 紙 の呈色 を比 較す る こ とに よ り、pHが 測定 で きる。 ひ とつ の指示 薬 に よ り測定 で きるpHの 範 囲 は2く らいで あ る。 また、濃 度が 低 い溶液 で は、測 定不 可 能 な 場合 もある。精 度 はお よそ0.1程 度で あ る。
phthalic
acid
フ タル酸 無 色 の 柱 状 結 晶 で 、 分 子 量166.1、
融 点191℃
。 ナ フ タ レン
やo-キ
シ レン
を酸 化 バ ナ ジ ウ ム (V)な どの 触 媒 を用 い て 空 気 酸 化 して 生 じ る無 水 フ タ ル 酸 を 加 水 分解 して 得 られ る 。 加 熱 す る と容 易 に脱 水 さ れ て 無 水 フ タル 酸 と な る 。 水 に 難 溶 、 エ タ ノ ー ル に可 溶 。 高 級 ア ル コ ー ル の エ ス テ ル
physical change 物質
物理 変 化
の 組成 の変 化 を伴 わない 変化 。化学 変化
変化 な どをい う。 ただ し、溶解
は 可 塑 剤 と して 用 い られ る。
に対 す る もの。 物体 の形状 の変 化 や相
の
な どは化 学変 化 とみ る こと もで き、両者 の 区別 は厳 密 で は
ない。 physical chemistry
物理化学
化 学の 一分野 で 、物理学 の理 論 と物理 的測定 方法 に よって物質 の構 造、性 質、 反応 の理論 的 解 明 を行 う。 physical property 物 理 的性 質 物質 の性 質の うち、化 学変化 にか かわる性 質す なわ ち化 学 的性質 粘性 な どの力 学 的性質 、融 点 、沸 点 、融解 熱 、気化 熱 、熱容 量 気伝 導率 な どの電 気 的性 質 、屈 折率 な どの光 学的性 質 な どがあ る。
を除 いた もの。 密度 、 な どの熱 的性 質、 電
π(pi)bond →
π
(パ イ ) 結 合
π orbital
picric acid
ピク リン酸 2,4,6,-ト リニ トロ フ ェ ノ ー ル2,4,6-trinitrophenol。 分 子 量229.1、
融 点122.5℃
、 密 度1.76〓
黄 色 の 苦 味 を有 す る結 晶 。
。 フェノー ル
を ニ トロ化
す
る こ とに よ り得 ら れ る 。 水 、有 機 溶 媒 に可 溶 で 、 水 溶 液 は酸 性 を 示 す 。 多 く の フ ェ ノ ー ル や 芳 香 族 化 合 物 と分 子 化 合 物 をつ く り、 そ れ らの 分 析 に用 い ら れ る。 熱 や 衝 撃 に よ り爆 発 し、 爆 薬 な ど と して 用 い ら れ る。 有 毒 。
π(pi) electron → π orbital
π
pig iron 溶鉱炉
(パ イ ) 電 子
銑 鉄 で 鉄 鉱 石 を 還 元 溶 融 して 得 られ る 、 炭 素 を多 く含 ん だ 鉄 。 炭 素3.0∼4.5%
0.5∼3.0%
、 マ ン ガ ン0.5∼2.0%
、 リ ン0.1∼1.5%
、 ケ イ素
、 硫 黄0.1% 程 度 を含 む 。 鋳 物 用 銑 と製
鋼 用 銑 に 分 け ら れ 、 鋳 物 用 は 製 鋼 用 に比 して ケ イ 素 が 多 く 、 炭 素 ・硫 黄 が 少 な い 。 硬 くて も ろい。
pigment
顔 料
水 や 油 な ど の 溶 剤 に 不 溶 の 白色 ま た は 有 色 の粉 体 を い う 。 無 機 顔 料 と有 機 顔 料 が あ る 。 媒 体 に 分 散 させ 、 塗 料 、 プ ラ スチ ッ ク 、 ゴ ム な どの 着 色 に用 い ら れ る 。
π(pi) orbital
π
(パ イ ) 軌 道
2個 の 原 子 を結 ぶ 軸 の 側 面 で の 重 な りあ い に よ っ て 生 じ る 分 子 軌 道
を い う。 分 子 面 に垂 直
で 、 分 子 面 の 上 下 で そ れ ぞ れ 横 方 向 に 重 な っ た 形 を と る 。 こ の 軌 道 に 属 す る 電 子 を π電 子 π electronと い う。 ま た 、 π電 子 ど う し に よ り生 じた 電 子 対 を π電 子 対 πpair、 π電 子 対 の 形 成 に よ る 化 学 結 合 を π結 合 πbondと σ結 合
い い 、 主 に 分 子 の 反 応 性 に 関 わ る 。 π結 合 は2原
が 存 在 す る場 合 に の み 生 じ、 二 重 結 合
り、 三 重 結 合
π(pi) pair → π orbital
は ひ と つ の σ結 合 と ふ た つ の 互 い に 垂 直 な π結 合 か ら な る 。
π
子 間に
は ひ と つ の σ結 合 と ひ とつ の π結 合 か ら な
(パ イ ) 電 子 対
pipet
ピペ ッ ト pipetteと る 。Aは
もい う。一 定体 積 の液体 を とるため の器具 で 、 ガラス でつ くられ てい ホ ー ル ピペ ッ ト も し くは 全 容 ピ ペ ッ トwhole
pipetと よ ば れ 、 上 部 に つ
け て あ る 標 線 まで 液 体 を と っ て流 出 さ せ る と所 定 の 体 積 の 液体 が 得 られ る 。 容 量 分析
に 用 い られ る 。Bは
メ ス ピペ ッ トmeasuring
pipetと よ ば れ 、均 一 の径 の ガ
ラ ス 管 に 目盛 が つ け て あ り、 流 出 し た 液体 の 体 積 が わ か るが 、 精 度 は ホ ー ル ピペ ッ トに比 べ る と劣 る 。
Planck's constant
プ ラ ン ク定 数
光 のエ ネルギ ーEは そ の振動 数vに
比例 す る。E=hv。
この とき現 われ る比例定 数hを プ
ラ ンク定数 とい う。h=6.63× 〓
planetary model 原 子核 を太 陽 に、電子 →Bohr model
惑 星 モ デル を惑 星 にみたて た原子模 型 をい う。
plasma プラズマ 自由 に運動す る正 と負 に帯電 した粒子 が ほぼ同数 集 まって 、全体 と しては電気 的 にほぼ 中性 を保 ってい る状態 の こ と。導 電体 であ り、 内部 には電位差 は存 在 しな い。気体 の温度 を上 げ て い くと、 〓K程
度で気 体 分子 が原 子 に解離 し、 つ いには原 子 の電離 が起 こって気体 イ オ
ン と電子 が別 々の粒 子 として 共存 する プ ラズマ となる。放 射線 の作用 や放 電で もプラズマ が 生 じる。 〓K程
度 になる とイオ ン どう しの衝突 に よ り核 反応が起 こる ようになる。
plasticity 塑性 可塑性 と もい う。外力 を加 え た ときに物体 に生 じた変 形が外 力 を除 いて も残 る よ うな性 質 を い う。外力 を除い て も もとに戻 らない よ うな変形 を塑性 変形plastic deformationと い う。水 を含 む粘 土 や プラ スチ ック 、 ガ ラス な どでみ られ 、 これ らは粒 子 間 のすべ り運 動 に よる。 また 、金属 の展 性
や 延性
は塑性 の例 で あ り、結 晶の欠 陥
や転 位
に よって起 こ りやす
くな る。 plasticizer プラ スチ ック
可塑剤 の柔軟性 や 加工性 を高め るた めに添加 される物 質 をい う。 分子 間凝 集力 の大
きな高分 子鎖 の 間に入 り込 んで凝集 力 を弱 めるた め可塑性 が生 じる。そ れぞれ の プラスチ ッ ク と相溶 性 の よい物質 が用 い られ、 フ タル酸
エス テル 、 リン酸 エ ステ ル、脂肪 酸 エス テル
な どがあ る。
plastics 可塑 性物 質、樹 脂
プ ラス チ ッ ク と もい う。熱 や圧 力 に よって塑 性 を もたせ、任 意 の形 に成形 で きる高分
子化合 物 をい う。 通常 は合 成樹脂
を さす。
plating
め っ き
固 体 の 表 面 に 金 属 の 薄 い 層 を被 覆 す る 操 作 を い う 。 装 飾 性 、 防 食 性 、 機 能 性 を高 め る た め に 行 う。 電 気 め っ き
、無 電 解 め っ き 、 溶 融 め っ き な ど の 方 法 が あ る。
platinum 10族
白金
(8族 ) に属 す る 原 子 番 号78の
元 素 。 原 子 量195.08。
他 の 貴 金 属 との 合 金 な ど と して
産 出 す る 。 単 体 は 延 性 ・展 性 に 富 む 銀 白 色 の 金 属 で 、 銀 よ り硬 い 。 融 点1769℃ 3800℃
、 密 度21.45〓
、沸 点
。 化 学 的 に 安 定 で 、 耐 食 性 にす ぐれ 、 高 温 で も酸 素 と反 応 し な い 。
通 常 の 無 機 酸 とは 反 応 しな い が 王 水
に は 溶 け る 。 常 温 で 約100倍
の体積 の水 素 を吸蔵
す
る 。 電 極 、 る つ ぼ な どの 理 化 学 用 品 、 装 飾 品 、 触 媒 な ど と して 用 い られ る 。
platinum
black
白金 黒
微 粒 子 状 の 黒 色 の 白金 粉 末 。 白金 塩 を還 元 した り、 電 気 分 解 に よ りつ く られ る 。 比 表 面 積 が きわ め て 大 き く、 気 体 を吸 着 しや す い 。 触 媒 と して 用 い られ る 。
pOH
ピー オ ー エ イチ
酸 性、 ア ル カ リ性 の 程 度 を示 す 量 。 水 酸 化 物 イ オ ン 水 酸化物 イオ ン
の濃 度
濃 度 指 数hydroxide
がn mol/lの と き、pOH=
−log n。25℃
ion exponentの
こ と。
で は 、pH+pOH=14
である。
point
mass
質 点
material particle, material pointと も い う。 質 量 は あ る が 、 体 積 が な い あ る い は 無 視 で き る と い う仮 想 の 物 体 。
polar
極 性 の 、有 極 性 の
結 合 や 分 子 な ど に お い て 、 電 荷 の偏 りに よ っ て 正 電 荷 の 重 心 と負 電 荷 の重 心 が 一 致 せ ず 、 電 気 双 極 子 が 存 在 す る こ と を い う形 容 語 。
polar
bond
極 性 結 合
極 性共 有 結 合polar 共 有結 合
covalent
bondと
も い う。 極 性
の あ る 、 あ る い は イ オ ン結 合 性 を帯 び た
。 ふ た つ の 異 な る元 素 の原 子 間 に お け る 共 有 結 合 で は 、 結 合 に 関 わ る2原
子 の電
気 陰 性 度 が 一 般 に異 な る た め に 、 共 有 さ れ た 電 子 は よ り陰 性 の 強 い 原 子 に 引 き つ け ら れ 、 一 方 の 原 子 は い く らか 負 の 電 荷 を 、 他 方 の 原 子 は い く らか 正 の 電 荷 を帯 び 、 電 荷 の 偏 りが 生 じる 。 そ の 結 果 、 結 合 は い く らか イ オ ン結 合 の 性 質 を帯 び る。 δは 微 小 の 変 化 を示 す 。
polarimeter
旋 光 計
偏 光 計 と も い う。 旋 光 性
物質 の旋 光度
を測定 す る装置 。通 常、 直線偏 光
転 角 を測 る 。 単 色 光 源 と 、 平 行 光 線 を得 る た め の コ リ メ ー タ ーcollimater、
の偏 光面 の回 偏 光 を取 り出す
た め の 偏 光 子polarizer、 試 料 の 後 方 に 置 か れ た 偏 光 子 で あ る検 光 子analyzerか
らな る 。 試 料
は 偏 光 子 と検 光 子 の 間 の 暗 視 野 中 に挿 入 され 、 生 じた 明 る さが 暗 視 野 に 戻 る ま で 検 光 子 を 回 転 し 、 そ の 回 転 角 か ら旋 光 度 を 求 め る 。 シ ョ糖 charimeterと
の 濃 度 を 測 定 す る 旋 光 計 を 検 糖 計sac
い う。
polarity
極 性
正 電 荷 の 重 心 と負 電 荷 の 重 心 が 一 致 しな い 場 合 、 極 性 が あ る と い う。 双 極 子 モ ー メ ン トが あ る こ と 。 化 学 結 合 や 分 子 に つ い て い う。
polarizability
分極 率
記 号 αで 表 わ す 。 電 場 の 中 に お か れ た 原 子 ま た は分 子 に 誘 起 され る 双 極 子 モ ー メ ン ト 電 場 の 強 さEと
μと
の 比 α = μ/E。
polarization〓
分極
外 部 電 場 の 作 用 に よ っ て 電 荷 ま た は磁 荷 の 分 布 が 変 化 し、 双 極 子 モ ー メ ン ト 象 。 こ れ を 誘 電 分 極dielectric polarizationと
い う。 誘 電 分 極 は 次 の3つ
が変化 す る現
の原 因 によっ て生 じ
る。 〓 電 子 分 極electronic polarization 電 子 殻 が 原 子 核 に対 し て相 対 的 に 変位 す る 。 〓 イ オ ン分 極ionic polarization イ オ ン結 晶 中 で 陽 イ オ ン と陰 イ オ ンが 変 位 す る 。 〓 配 向 分 極orientation
polarization 有 極 性 分 子
polarization〓 溶 液 と平衡状 態
が 電 場 の 向 きに 配 向 す る。
分 極 にあ る金属す なわち電 流が 流れ て いない ときの電極 電位
い る と きの 電 極 電 位 は 異 な る 値 に な る 。 こ の 現 象 を 電 極 の 分 極electrode 電 気 化 学 的 分 極electrochemical
polarized
light
と電流が 流 れ て
polarizationま
たは
polarization、 あ る い は 単 に 分 極 とい う。
偏 光
光 波 は そ の 進 行 方 向 に垂 直 に 電 場 や磁 場 が 振 動 す る横 波 で あ り、 こ れ ら の振 動 方 向 が あ る 方 向 に偏 っ て い る 光 を偏 光 と い う 。 振 動 方 向 が 一 直 線 上 に 限 られ る もの を 直 線 偏 光linearly polarized lightま た は 平 面 偏 光plane
polarized lightと い い 、 振 動 方 向 が 円 状 に 回 転 す る も の を
円 偏 光circularly polarized light、 楕 円 状 に 回 転 す る も の を楕 円偏 光elliptically polarized
light
と い う。 進 行 して く る光 に 対 し た と き 、 振 動 方 向 が 時 間 と と もに 時 計 ま わ り に変 化 す る もの を 右 ま わ り 、 反 時 計 ま わ り に 変 化 す る も の を左 ま わ り と い う 。 直 線 偏 光 は右 ま わ り と左 ま わ りの 円 偏 光 の 和 とみ な せ る 。 左 右 の 円 偏 光 に対 す る 屈 折 率 や 吸 収 率 が 異 な る物 質 は 光 学 活 性
をもつ。
polar
molecule
極 性
極 性 分 子
を も つ 分 子 。 永 久 双 極 子 モ ー メ ン トを も つ 。 分 子 全 体 の 正 電 荷 の 重 心 と負 電 荷 の 重 心
が 一 致 しな い 。 原 子 間 の 結 合 に 極 性 が あ り、 か つ 分 子 内 の 結 合 に 対 称 性 が な い 。 例.
polar
solvent
極 性分 子 用
極 性 溶媒
か ら な る溶 媒 。 電 解 質
による 引力や 水素 結合
を よ く溶 か す 。 ま た 、 溶 質 分 子 と双 極 子 −双 極 子 相 互 作
な どが 生 じ る 場 合 に も そ れ ら を よ く溶 か す 。 水 、 エ タ ノ ー ル な
ど。
poly
ポ リ
「多 くの 」、 「複 数 の 」 とい う意 味 で接 頭 語 と して 用 い ら れ る 。
polyacrylonitrile ポ リア ク リ ロ ニ ト リル ア ク リ ロ ニ トリ ルacrylonitrileの 重 合 体 。 略 称PAN。 ニ ト リル 基
側鎖
に極性
の大 きな
を もつ た め 、 分 子 間 力 が 強 く 、 通 常 の 有 機 溶 媒 に 対 して は 難 溶 性 で 機 械 的 強
度 も大 きい 。 単 独 で は繊 維 と し て の 加 工 性 が 良好 で な い た め 、 他 の ビ ニ ル 化 合 物 合
して 用 い られ る こ と も多 い 。 単 独 で は オ ー ロ ン、 塩 化 ビニ ル
ネ カ ロ ン 、 ダ イ ネ ル 、 酢 酸 ビニ ル
と共 重
との 共 重 合 体 と して は カ
との 共 重 合 体 と して は ボ ンネ ル 、 ア ク リ ラ ン な どの 商 品
が あ る。 これ らの 繊 維 は 風 合 が 羊 毛 に 似 て お り、 単 独 で また は 混 紡 して 用 い られ る 。
polyalkene アル ケン
ポ リア ルケ ン の重 合体
。 ポ リエチ レ ン
polyamide 分 子 の主鎖 dicarboxylic く られ る 。
や ポ リプロ ピレン
な ど。
ポ リア ミ ド 中 に ア ミ ド結 合
をもつ重 合体
。 一 般 に 、 ジ ア ミ ンdiamineと
acidあ る い は そ れ ら の 誘 導 体 、 も し くは ア ミ ノ酸 と
の水素 結合
ジ カ ル ボ ン酸
な ど の縮 合 重 合
耗 性 、 耐 薬 品 性 、 弾 性 が あ り、 繊 維 や 樹 脂 と して 広 く用 い られ て い る 。 脂 肪 族 ドは ナ イ ロ ンnylonと
よば れ る こ とが 多 い 。 芳 香 族
の ポ リ ア ミ ドは ア ラ ミ ド
機 械 的 強 度 、 耐 熱 性 が と くに 強 い 。 ナ イロ ン-6,6(6,6-ナ
イ ロ ン)
アジ ピ ン酸adipic
acid
に よ って つ
に よ り高 分 子 鎖 ど う しが 結 び つ く た め 機 械 的 強 度 、 耐 摩
ヘキサメチレンジ アミンhexamethylenediamine
のポ リア ミ と よばれ、
ナ イ ロ ン6(6-ナ
イ ロ ン)
ε-アミノカプ ロン酸aminocapric
ε-カ プ ロラククタムcaprolactam
acid
開 環 重 合 ring-opening
polymerization
ケ ブ ラ ーkevler
テレフタル酸 クロリド dichloro
terephthalate
p-フ ェニレンジ アミン p-phenylenediamine
polyatomic ion 多原 子 イ オ ン ふ たつ以上 の原子 か ら成 る イオ ン 。 イ オンを構成 す る原子 間 の結合 は共有結合 で ある。
polyatomic molecule 多原 子 分 子 ふた つ以上 の原子 か ら成 る分子 。分子 を構 成す る原 子間 の結合 は共有結 合で ある。
polydendate ligand 多座 配位 子 配位原 子 を複数 もつ配位 子。 polyelectronic atom 多電 子 原 子 ふた つ以上 の電子 をもつ原 子。
polyester 分 子 の主鎖
中にエ ステ ル結合
ポ リエ ステ ル を もつ重 合体 。 多価 アル コール
と多塩 基酸 が縮 合重 合
して生 じる。
polyethylene ポ リエ チ レ ン エチ レン の重合 体。 略称PE。 電 気絶縁 性 で 、酸 や アル カ リに強 く、耐水 性が あ る。機械 的強度 が比 較的大 き く、加工性 が よい。 エチ レンを1000∼2000atmの ジカル
高圧 、200℃ 付 近で ラ
重合 させ ると、枝 分 かれが 多 く結 晶化 度の低 い低 密度 ポ リエ チ レン (LDPE) が生
じる。 透 明性 は よいが機械 的 強度 はやや劣 り、 フ ィル ム、電線 被覆 な どに用 いる。 数atmの 低 圧 、60∼80℃
で重 合 させ る と枝 分 かれ が 少 な く結 晶化 度 の 高 い 高密 度 ポ リエ チ レ ン
(HDPE) が得 られ る。透明性 は劣 るが機械 的強 度は強 い。成 形品 な どに用 い られる。
poly(ethyleneterephthalate) ポ リエ チ レ ン テ レ フ タ レ ー ト テ レ フ タ ル 酸 や テ レ フ タル 酸 ジ メ チ ルdimethyl terephthalateと エ チ レ ン グ リ コ ー ル 合 重 合 に よ っ て 生 じる ポ リエ ス テ ル 。 略 称PET。
の縮
通 常 の 有 機 溶 媒 に は不 溶 で 、 耐 酸 性 が あ る。
合 成 繊 維 や フ ィ ル ム 、 テ ー プ 類 な ど に 、 ま た 成 形 して 飲 料 水 用 の ビ ン と して も用 い ら れ る。
エチレング リコール
テレフタル酸
ethyleneglycol
terephthalic
polyhydric alcohol ポ リ オ ー ルpolyolと
多価 アル コー ル も い う。 炭 化 水 素 の 複 数 個 の 水 素 原 子 を ヒ ドロ キ シ ル 基
合 物 を い う。 複 数 の ヒ ドロ キ シ ル 基 の た め に 水 素 結 合 価 アル コール
で 置 換 した化
が 多 くな り、 同 じ よ う な 分 子 量 の1
に 比 べ て 沸 点 が 高 く、 粘 性 も 大 き い 。
polymer
重 合 体
ポ リ マ ー と もい う。 繰 り返 し の 構 造 単 位 合反応
acid
に よ り生 じる 。1種
(単 量 体
) か らで きてい る高分 子
化 合物 で、重
類 の 単 量 体 か ら な る もの を単 独 重 合 体homopolymer、2種
上 の 単 量 体 か ら な る もの を 共 重 合体copolymerと
類以
い う。
polymerization 重 合 い くつ か の 分 子 が 繰 り返 し結 びつ い て 、 大 き な分 子 を形 成 す る 反 応 。 も と に な る比 較 的 小 さ な 分 子 を単 量 体 付 加重 合
、 反 応 の 結 果 生 じ る大 き な分 子 を 重 合 体
と縮 合 重 合
( 縮 重合)
polymorphism
とい う。 そ の 反 応 の 形 態 に よ り、
に分 け られ る 。
多 形
同 じ物 質 が ふ た つ 以 上 の 異 な る結 晶 形 を と る 現 象 。 各 結 晶 形 は そ れ ぞ れ 異 な る 熱 力 学 的 に 安 定 な 領 域 を もつ 。 多 形 が 単 体 で み られ る と き は 同 素allotropyと 相 に は斜 方 硫 黄orthorhombic
sulfurと 単 斜 硫 黄monoclinic
い う。 た と え ば 、 硫 黄
sulfurが あ り、95.6℃
方 硫 黄 が 、95.6℃ 以 上 で は 単 斜 硫 黄 が 安 定 で あ る 。 ふ た つ の 固 相 間 の 転 移 点 が 可 逆 的 な 場 合 を互 変
polypeptide 一 般 に 、10個
にお け る変化
とい う。
ポ リペ プ チ ド 以 上 の ア ミ ノ酸
生 物 質antibioticsは タンパ ク質
、 不 可 逆 的 で 一 方 向 の み に 起 こ る場 合 を 単 変
の固
以下 では斜
が縮 合重 合
して 生 じ る 重 合 体
。 あ る種 のホ ルモ ン
分 子 量 の 小 さ い ポ リペ プ チ ドか ら な る 。 お よ そ 分 子 量1万
や抗
以上 の ものを
と い う。
polypropylene ポ リ プ ロ ペ ンpolypropene。
ポ リプ ロ ピ レン 略 称PP。
プ ロピ レン
の重合体
で 、 チ ー グ ラ ー ・ナ ッ タ触 媒
を用 い て合 成 さ れ る 。 ポ リエ チ レ ン に よ く似 て い る が 、 や や 硬 く、 融 点 も高 い 。 ま た 、 接 着 、 印 刷 、 染 色 が し に く く、 光 に よ っ て劣 化 しや す い 。 耐 熱 性 が あ り、 電 気 絶 縁 性 が あ る 、 フ ィ ル ム は 水 ・気 体 を通 し に くい な どの 性 質 に よ り、 日用 雑 貨 、 包 装 用 フ ィル ム 、 ビ ー ル の ケ ー ス 、 自動 車 部 品 、 電 気 部 品 な ど に 広 く用 い られ て い る 。 か な りの 回 数 折 り曲 げ て も切 れ な い の で 、 ふ た の 連 結 した 箱 に用 い られ る。
polyprotic
acid
多水 素 酸
水 素 イ オ ン に な り うる 水 素 原 子 を ふ た つ 以 上 も っ て い る 酸 。
polysaccharide
多 糖 類
加 水 分 解 す る と多 数 の 単 糖
を生 じ る 高 分 子 化 合 物 。 生 物 由 来 の も の は 分 子 量 数 万 か ら 数 千
万 に 及 ぶ 。 有 機 溶 媒 に は 不 溶 で 、 水 に溶 け に くい もの が 多 く、 還 元 性 は な い 。 天 然 の も の は 生 体 の構 造 維 持 物 質 ゲ ン
(セ ル ロ ー ス
な ど) と して 存 在 す る 。1種
な ど) や エ ネ ル ギ ー の 貯 蔵 物 質
(デ ン プ ン
2種 類 以 上 の 単 糖 か ら な る も の をヘ テ ロ多 糖 類heteropolysaccharideと
polystyrene ス チ レン
ポ リ ス チ レ ン の重 合体 。無 色の硬 い固体 で、 ベ ンゼ ン
ル ケ トン
、 グ リコー
類 の 単 糖 か ら な る もの を ホ モ 多 糖 類homopolysaccharide、
、酢酸 エス テル
、 ハ ロ ゲ ン化 炭 化 水 素
い う。
、 トル エ ン
、 エ チ ル メチ
な どに溶け る。着色 性 、電気
絶 縁 性 に す ぐれ て い る が 、 耐衝 撃 性 は 低 い 。 重 合 時 に 発 泡 剤 を加 え て お く と発 泡 ポ リ ス チ レ ンpolystyrene
foamが
得 られ る。 さ ま ざ ま な容 器 と して 、広 く用 い られ て い る 。
poly(tetrafluoroethylene) テ トラ フ ル オ ロエ チ レ ン 〓
。 軟 化 点 は327℃
ポ リテ トラ フ ル オ ロ エ チ レ ン を重 合 して 得 られ る 白 色 な い し灰 色 の 固 体 。 密 度2.1∼2.3
。 熱 可 塑 性 を示 さ ず 、 焼 結 法 な ど に よ り成 形 され る。 耐 熱 性 、 耐 薬 品
性 、 撥 水 性 、 撥 油 性 、 電 気 的 性 質 に す ぐれ 、 摩 擦 係 数 が小 さ く、 接 着 し に くい 。 ガ ス ケ ッ ト、 パ ッ キ ン グ 、 歯 車 や 軸 受 な ど の 機 械 部 品 、 ラ イ ニ ン グ 、化 学 実 験 器 具 、 絶 縁 材 料 な ど と して 用 い ら れ る 。 テ フ ロ ンTeflonは
poly(vinyl
acetate)
デ ュ ポ ン社 の 商 品 名 。
ポ リ酢 酸 ビ ニ ル
酢 酸 ビニ ル
の重合体 。 酢酸 ビニルの ラ ジカル重 合
に よ り得 られ る 。 無
色 の 固 体 で 、 有 機 溶 媒 に 可 溶 。 チ ュ ー イ ン ガ ム の ベ ー ス や フ ィ ル ム と して 用 い られ る 。 エ マ ル シ ョン
は接着 剤
や 塗 料 と して 用 い ら れ る 。 加 水 分 解 す る と ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル
と
なる。
poly(vinyl 略 称PVA。
alcohol) ポバ ー ルpovalと
ポ リ酢 酸 ビニ ル
ポ リビニ ル アル コール も い う。 ビニ ル ア ル コ ー ル
が 重 合 した 形 の 化 合 物 。
を 加 水 分 解 して 得 られ る 無 色 の 粉 末 で 、 密 度1.21∼1.31〓
で 、 有 機 溶 媒 に不 溶 。 の り、 水 性 塗 料 、接 着 剤 、 ビ ニ ロ ン
。水 に 可 溶
の 原 料 な ど と して 用 い ら れ る 。
poly(vinyl
chloride)
略 称PVC。
ポ リ塩 化 ビ ニ ル
塩 化 ビニル
の 重 合 体 。 塩 化 ビ ニ ル を ラ ジ カ ル付 加 重 合
る。 白色 の 硬 い 固 体 で 、190℃ ン
して 得 られ
以 上 に す る と分 解 して 塩 化 水 素 を 発 生 す る 。 シ ク ロ ヘ キ サ ノ
、 テ トラ ヒ ドロ フ ラ ン
、 ニ トロ ベ ン ゼ ン
な どに溶 ける。着 色性 、耐
水 性 、 耐 酸 性 、 耐 ア ル カ リ性 、 機 械 的 性 質 にす ぐれ て い る が 、 熱 や 光 に お か さ れ や す い。 可 塑剤
を加 え た り、酢酸 ビニル
化 ビ ニ ルflexible PVCと
と共 重 合
す る こ と に よ り軟 ら か く した もの を 軟 質 ポ リ塩
い い 、 フ ィ ル ム や シ ー トと し て 用 い られ る 。 ま た 、 可 塑 剤 を少 量 含
む か 含 ま な い も の を硬 質 ポ リ塩 化 ビ ニ ルrigid PVCと
poly(vinylidene →vinylidene
chloride) chloride
い い 、 パ イ プ や 板 と し て用 い ら れ る 。
ポ リ塩 化 ビ ニ リデ ン
p orbital
p軌 道
方位量 子数l=1の
軌道 。磁気 量子数m=-1,0,1の3種
があ り、それ ぞれ等価 で方 向の
異 なるpx、py、pzの 軌 道 に分か れ る。 原子核 を中心 と し各軸 の まわ りに対称 な亜鈴 型 で表 わ され る。p軌 道 を占め る電 子 をp電 子 とい う。共 有結 合
の際 はs軌 道 と混成軌 道
をつ くる
場合 が多 い。
porous disk ふ たつ の単 極
をつ な い で 電 池
多 孔性 円板 を 構 成 した り電 気 分 解
を行 う と き 、 イ オ ン は 通 り抜 け ら
れ る が 両 単 極 の 電 解 液 が 自 由 に 混 じ り合 う こ と が な い よ うに 、 ふ た つ の 電 極 を つ な ぐ電 解 質 を満 た した 管 に 入 れ る 円 板 を い う。
position
isomerism
分子 中の 置換 基
位 置 異性 の位 置 の違 い に よる構 造 異性
。 た と え ば 、1-プ ロ パ ノ ー ル1-propanol
と2-プ ロ パ ノ ー ル2-propanol。
ま た 、 ベ ン ゼ ンの 二 置 換 体
にお け る 置 換 基 の 位 置 関 係 の 違 い に よ る もの が あ り、 こ れ を 環 異 性ring 合 もあ る 。 ベ ンゼ ン 環 で 表 わ す 。1位
と3位
に お い て1位
と2位
の 関 係 に あ る も の は メ タmetaと
位 の 関 係 に あ る もの は パ ラparaと
o-キ シレ ンm-キ
い い 、p-で 表 わ す 。
シ レンp-キ
isomerismと
い う場
の位 置 関係 に あ る もの を オ ル トorthoと い い 、o-
シ レン
い い 、m-で
表 わ す 。 ま た 、1位
と4
positive element →electropositive
positive
陽性 元 素 element
soap
陽 性 せ っ けん
逆 性 せ っ け んinvert soapと
もい う。 解 離 す る と長 鎖 ア ル キ ル基
を 含 む イ オ ンが 通 常 のせ っ
け ん と は逆 に、 陽 電 荷 を も っ て い る もの を い う。
positron
陽 電 子
正 の電気 素量
を も ち 、 質 量 な どの 性 質 が 電 子
とい わ れ る 。 電 子 と衝 突 す る と γ線
positron
production
と 同 じ素 粒 子
。 電 子 の 反 粒 子anti-particle
を発 生 して 消 滅 す る。
陽電 子 生 成
β崩 壊 に よ っ て 陽 電 子 が 生 成 さ れ る こ と を い う。 中 性 子 不 足 の 放 射 性 核 種 られ 、 陽 子 が 中 性 子 に変 わ る。
post-transition p-ブ ロ ック
metals
の崩壊 で み
ポ ス ト遷 移 金 属
の 典 型 金 属 元 素 を い う。 周 期 表 で 遷 移 金 属 に 続 い て 現 わ れ る の で こ の よ う に よ
ば れ る。
potassium 1族
カ リウム
(1A族 ) に属 す る原 子 番 号19の
元 素 。 原 子 量39.10。
殻 中 に存 在 し、 海 水 中 に は0.38〓
長石
や 雲 母 な どの 成 分 と して 地
含 ま れ 、 植 物 の 灰 中 に も多 く含 ま れ る 。 単 体 は ご く軟
ら か な 銀 白 色 の 金 属 で 、 水 酸 化 カ リウ ム や塩 化 カ リ ウ ム を 融 解 電 解 す る こ と に よ り得 ら れ る 。 融 点63.4℃
、 沸 点758℃
、 密 度0.862〓
。 反 応 性 は ナ トリ ウ ム
しい 。 酸 素 と化 合 して 超 酸 化 カ リ ウ ム
を 生 じる 。 炎 色 反 応
塩 類 は 肥 料 と して 用 い られ る ほ か 広 い用 途 を もつ 。 <potash
potassium
chlorate
あ く ( 灰汁 )
塩素酸 カ リ ウム
無 色 の 結 晶 。 式 量122.5、 400℃
に 似 て い る が そ れ よ り激
は淡紫 色。生 体必須 元素 で、
で分解 して不均化
融 点356℃
、 密 度2.33〓
する
。水 に可 溶 、 エ タ ノー ル に難 溶 。 。 酸 化 マ ン ガ ン(IV)を触 媒 と し て 熱
分 解 す る と酸 素 を生 じ る
。 酸 化 剤 と し て働 き 、 可 燃 性 物 質 と混 合 して
加 熱 した り衝 撃 を与 え る と爆 発 す る こ とが あ る 。 花 火 、 漂 白 剤 、 医 薬 品 な ど と して 用 い ら れ る。
potassium
chloride
無 色 の結 晶 。 式 量74.6、 ル ビ ンsylvine)
塩 化 カ リ ウム 融 点770℃
、 沸 点1500℃
、 密 度1.99〓
。 天 然 に は カ リ岩 塩
(シ
と し て産 出 す る 。 水 に 可 溶 、 エ タ ノー ル に 難 溶 。 カ リ肥 料 や 医 薬 品 、 他 の カ
リ ウ ム化 合 物 の 原 料 と して 用 い られ る。
potassium
chromate
ク ロム酸 カ リウム
黄 色 の 結 晶 。 式 量194.2、 化 カ リウム
融 点975℃
、 密 度2.73〓
。 ク ロ ム鉄 鉱chromiteと
水酸
を 強 熱 して つ く る。 水 に可 溶 、 エ タ ノ ー ル に不 溶 。 酸 性 に す る と 二 ク ロ ム 酸 イ
オ ンを生 じる
。 強 い 酸 化 剤 で 、 分 析 試 薬 と して 用 い られ る ほ
か 、 皮 革 の な め しや 顔 料 の 原 料 な ど と して 用 い ら れ る 。 有 毒 。
potassium
dichromate
二 クロム 酸 カ リウム
重 ク ロ ム 酸 カ リ ウ ムpotassium 密 度2.68〓
bichromateと
もい う。 橙 赤 色 の 結 晶 。 式 量294.2、
。 水 に可 溶 、 エ タ ノ ー ル に 不 溶 。 ク ロ ム酸 カ リ ウ ム
融 点398℃
、
に 酸 を 作 用 させ て 得 ら
れ る 。 ア ル カ リ性 に す る と ク ロ ム 酸 イ オ ン を 生 じる
。強 い
酸 化 剤 で 、 分 析 試 薬 、 皮 革 の な め しや ク ロ ム化 合 物 の 原 料 な ど と して 用 い ら れ る 。 有 毒 。
potassium
hydroxide
水 酸 化 カ リウム
苛 性 カ リcaustic potashと 点1320℃
も い う。 潮 解 性
、 密 度2.04〓
の あ る無 色 の 結 晶 。 式 量56.1、
。 工 業 的 に は塩 化 カ リ ウ ム
エ タ ノ ー ル に溶 け 、 エ ー テ ル に 不 溶 。 化 学 的 性 質 は 水 酸 化 ナ トリ ウ ム 溶 液 は 強 い ア ル カ リ性 を 示 し、 二 酸 化 炭 素 っ け ん の 原 料 、 ア ル カ リ電 池
融 点360.4℃
、沸
水 溶 液 を電 気 分 解 して 得 られ る 。 水 、 に よ く似 て い る 。 水
の 吸 収 剤 と して 用 い ら れ る 。 カ リ ガ ラス 、 軟 せ
の 電 解 液 、 有 機 合 成 の 試 薬 な ど と して 用 い ら れ る 。 腐 食 性が
強 い。
potassium permanganate 過 マ ンガ ン酸 カ リウム 金 属 光 沢 の あ る 濃 赤 紫 色 の 結 晶 。 式 量158.0、 密 度2.70〓 に は 軟 マ ン ガ ン 鉱pyrolusite(
。 約200℃
で 分 解 す る。 工 業 的
主成分 は二酸化 マ ンガ ン ) に水酸化 カ リウム
を加 え、加熱
融 解 して か ら電 解 酸 化 し て 得 ら れ る。 水 に溶 け 、 紫 色 の 溶 液 と な る 。 エ タ ノ ー ル 、 ア セ トン に可 溶 。 強 い酸 化 剤 で 、 有 機 化 合 物 の 酸 化 、 殺 菌 、 漂 白 な ど に 用 い られ る 。 有 毒 。
potential
difference
電 場 ま た は 導 体 内 の2点
potential
電 位 差 間の電位
energy
の 差 。 電 圧 と もい う 。SI単 位 は ボ ル トV。
ポ テ ン シャル エ ネル ギ ー
位 置 エ ネ ル ギ ー と も い う。 物 体 が 存 在 す る位 置 や そ の 成 分 、 物 体 の 形 、 状 態 に よ っ て 決 ま る エ ネ ル ギ ー 。 重 力 エ ネ ル ギ ーgravitational
energy、 弾 性 エ ネ ル ギ ーelastic energy、 電 気 エ ネ
ル ギ ーelectrical energy、 核 エ ネ ル ギ ーnuclear
energy、 化 学 エ ネ ル ギ ーchemical
energyな
ど
さ ま ざ まな 形 を と る 。
potentiometric 当量点
titration
付 近 で の電極 電位
極 と参 照 電 極
電 位 差 滴 定 の変化 か ら終点
を入 れ 、 両 極 間 の 電 位 差
を 判 断 す る滴 定
法 。 被 検 液 に適 当 な 指 示 電
を測 定 し なが ら滴 定 を行 う 。 滴 定 曲 線
曲 線 の 変 曲 点 を終 点 とす る 。 中和 滴 定
、酸 化 還 元滴 定
、 沈殿 滴 定
を描 き、 、錯 滴 定
complexometric
titrationな ど さ ま ざ ま な滴 定 に 用 い られ る 。 溶 液 が 着 色 して い て も 、 濁 っ て
い て も滴 定 可 能 で あ る 。 指 示 電 極 と して は ガ ラ ス 電 極 滴 定 )、 銀 電 極
(中 和 滴 定 )、 白 金 電 極
( 酸 化還 元
( 銀 滴 定 ) な どが 用 い られ る 。
power
仕 事 率
単 位 時 間 あ た りの 仕 事
。SI単 位 は ワ ッ トW。1W=1J/s。
precipitate
沈 殿
沈 殿 物 と も い う。 溶 液 か ら析 出 した 不 溶 性 固 体 。 浮 遊 物 で も沈 殿 と い う。
precipitation 沈 殿 一 般 的 に は 液 体 中 の 微 小 固 体 が 密 度 の差 に よ っ て 沈 ん で た ま る こ と を い う。 化 学 で は 、 温度 変 化 や 試 薬 を加 え た こ と に よ り溶 液 中 の 溶 質 が 飽 和 に達 し て 生 じた 粒 子 や 溶 液 中 の 反 応 に よ っ て 生 じ た生 成 物 が 液 相 か ら分 離 す る現 象 も し くは 操 作 をい う。
precipitation 沈殿
reaction
沈殿 反 応
が 生 じ る反 応 。 反 応 に よ っ て 溶 媒 に 難 溶 性 の 物 質 が 生 じ る 。
precipitation
titration
沈殿 滴 定
沈 殿 生 成 反 応 を利 用 した 滴 定
。 試 料 溶 液 中 の 特 定 物 質 と化 学 量 論
沈 殿 を生 じ る 試 薬 の 溶 液 を 標 準 液
と して 滴 定 す る 。 滴 定 の 終 点
て判 断す る ことが多 いが、電位 差滴 定 硝 酸銀
濃 度 を求 め る 銀 滴 定argentometryが
precision
の変色 に よっ
な どの 電 気 的 方 法 を用 い る と よ り正確 に判 定 で きる 。
の 標 準 液 を用 い て ハ ロ ゲ ン化 物 イ オ ンhalogenide
cyanide ionの
的 に 反 応 して 難 溶 性の は指示 薬
ionや シ ア ン化 物 イ オ ン
代 表 的 な例 で あ る 。
精 密 さ
精 密 度 、 精 度 と も い う。 同 じ対 象 を く り返 し測 定 した と きに 得 られ た 測 定 値 の ば らつ きの 小 さ い 程 度 をい う 。 測 定 の 再 現 性 。
pressure
圧 力
単 位 面 積 あ た り にか か る 力 。SI単 位 は パ ス カ ルpascal。 記 号Pa。1Pa=1〓 化 学 で は 、 気 圧atmや mm×13.6〓 1013hPa(
primary
水 銀 柱 ミ リ メ ー トルmmHgを
×9.8〓
=0.76m×13.6×
。
〓
×9.8〓
=1.013×
〓Pa=
ヘ ク トパ ス カ ル) とい う 関 係 に な る 。
alcohol
第 一 ア ル コ ール
第一級 アル コール。 一般式 は 下の ア ルキ ル基 に なる。
=1〓
よ く使 う。1atm=760mmHg=760
。 ヒ ドロ キ シ ル 基
が 結 合 して い る ア ル コ ー ル
の 結 合 し て い る炭 素 原 子 に1個
以
。 酸 化 す る とア ル デ ヒ ドを経 て 、 カ ル ボ ン 酸
primary
carbon
第 一 ( 級 )炭 素
他 の ひとつ以下 の炭素原 子 と結 合 してい る炭素原子 をい う。 primary cell 一 次 電池 一度 放 電 す る と 、充電 に よ って も との 状態 に戻 す こ とがで きない電 池。 使 い捨 て 電池。 マ ンガン乾電 池 、 アル カ リ乾電 池 、水銀 電池 、 リチ ウ ム電池 、酸化 銀電 池 な どが あ る。燃 料電池
も含め る。
primary compound 第 一 ( 級 )化 合物 アル コール の場 合は 第一 ( 級) 炭素原子 に ヒ ドロキシル基
が結 合 してい る もの をい う。
ア ミン の場 合は ア ンモ ニア分子 の ひ とつの水 素原子 を炭化 水素基 で置換 した化 合物 をい う。 ア ミ ドの場合 は、窒素原 子 にア シル基
がひ とつ 結合 した ものをい う。
primary standard 一 次標 準 物 質 あ る定 め られ た方法 に よって物性 や 組成 な どの特性 が確定 され てお り、他 の物 質 と比 較せ ず にそれ だけで測 定 や分 析 の標準 と して用 い られ る物 質 をい う。容 量分析 用標 準試薬 ( あ るい は単 に標準 試薬standard reagent)は容 量分析
に用 いる標準 液
の標定
に用 い られ る試薬
であ り、秤量 して一定量 の溶液 とす るだけで濃 度が定 まる。
primitive
cubic
lattice
単 純 立方 格 子
立 方体 の頂 点 に基 本粒 子が 存在 す る単位 格子 。 ひ とつの格 子 に属 す る基 本 粒子 数 は1個 (1/8×8=1) ( 頂 点で は8つ の立 方体 が接 す る)。 ひ と つ の粒子 は他 の6つ の粒子 に接す る。立 方体 の1辺 の長 さをd、 基本粒 子 の 半径 をrと す る と、d=2r。 は 、
principal quantum
立 方体 の空 間 に 占め る粒 子 の体 積 の割 合
〓
number
主量 子 数
記号nで 表 わす。原 子 中の電 子の お もなエ ネ ルギー準 位 を定め 、原子 軌道 の大 き さに関 わ る。n=1、2、3、 … の順 に原 子核 か らの 距離 が大 き くな り、大 きな軌 道 とな る。 同 じ主量 子数 を もつ い くつ かの電子 に よって ひ とつの電子 殻 が構成 され、n=1か ら順 にK殻 、L殻 、 M殻 … とよばれ る。K殻 が最 も核 に近 く、主量子 数がnの 殻 には最大 限 〓 個の電 子が 入 り うる。 probability
確率
ある事 象の現 われ やす さ、起 こ りやす さをい う。一 定の 条件の もとで起 こる現 象 を多 数 回観 測 す る ときに観測結 果 ( 現 われた事 象) が ひ ととお りに定 まらない現 象、 す なわ ち偶 然現 象 をn回 観 測 して、 あ る事 象がx回 現 わ れた とき、x/nを そ の事象 の相対 度数 とい い、nを 無 限 大 に近づ け た ときにx/nが 一定 の値Pに 近 づ くとき、Pを その事 象が起 こる確 率 とい う。0≦
P≦1で
あ り、P=0は
そ の 事 象 が ま っ た く現 わ れ な い こ と を、P=1は
必 ずそ の事象 が現 わ
れ る こ と を意 味 す る 。 ま た 、 そ の 現 わ れ る確 率 が 定 め ら れ る事 象 を確 率 事 象probability
event
とい う。
probability 確率
distribution
確 率 分 布
事 象 に 対 応 して 数 値 の 定 ま る 変 数 す な わ ち確 率 変 数random
variableの と る 値 が あ る領
域 に 含 ま れ る確 率 を 、 領 域 の 関 数 と して 表 わ した も の をい う。 原 子 中 の 電 子 の 位 置 は 絶 対 的 に は 定 ま ら ず 、 電 子 は 原 子 核 を 中 心 とす る 空 間 に 確 率 的 に 分 布 す る 。 こ の 分 布 は 確 率 密 度 probability densityと
も い わ れ る 。 電 子 が あ る 位 置 に 存 在 す る確 率 は 、 波 動 関 数
す な わ ち 振 幅 |ψ |の2乗
producer
〓
ψの 絶 対 値
を用 い て表 わ され る 。
gas
発 生炉 ガ ス
赤 熱 した コ ー ク ス に空 気 と水 蒸 気 を通 し て得 ら れ る 混 合 気 体 。主 可 然 成 分 は一 酸 化 炭 素 と水 素。
product 反応
生 成 物 、 生 成 物 質* の結 果 得 ら れ る 物 質 。 同 じ反 応 物
得 ら れ る 物 質 を主 成 物main
で あ っ て も反 応 経 路 が い くつ か あ る 場 合 、 お もに
product、 副 次 的 に 得 ら れ る も の を副 成 物side productと
い う。 化
学 反 応 式 で は 右 辺 に 書 く。
propagation
伝 播反 応
連 鎖 伝 播 反 応chain
propagation
滅 を繰 り返 す 反 応 過 程 。 重 合
reactionと
もい う。 連 鎖 反 応
に お い て 連 鎖 担 体 が 生 成 ・消
の 場 合 は 成 長 反 応 と よぶ 。
propane
プ ロパ ン
分 子 量44.1。
無 色 の 気 体 状 炭 化 水 素 。 融 点 −188℃
、 沸 点 −42.1℃
。 天然 ガ ス
や石 油分解
ガ ス 中 に含 ま れ る 。 燃 料 、 冷 凍 剤 、 化 学 合 成 原 料 と し て 用 い られ る 。 液 化 石 油 ガ ス
、プロ
パ ンガス の主成分 。
1-propanol
1-プ
プ ロ ピ ル ア ル コ ー ルpropyl 沸 点97.2℃
、 密 度0.80〓
ロ パ ノール
alcohol。 芳 香 を もつ 無 色 の 液 体 。 分 子 量60.1、
融 点 −126.5℃
、
。水 、エ タノー ルに可 溶。 酸化 す る とプ ロ ピオ ンア ルデ ヒ ド
を経 て 、 プ ロ ピ オ ン酸
になる。硫 酸で 脱水す る とプ ロピ レン
にな る。
溶 媒 と して 用 い られ る 。
2-propanol
2-プ
イ ソ プ ロ ピ ル ア ル コ ー ルisopropyl 融 点 −89.5℃
、 沸 点82.4℃
ロ パ ノー ル
alcohol。 特 有 の 臭 い を 有 す る無 色 の 液 体 。 分 子 量60.1、
、 密 度0.79〓
。 プロ ピレン
に硫 酸 の 存 在 下 で 水 を付 加 す る
こ と に よ り得 ら れ る。 水 、 エ タ ノー ル に可 溶 。 酸 化 す る とア セ トン
になる。脱 水 す る とプ
ロ ピレ ン
に な る 。 ア セ トン の 原 料 、 溶 媒 と し て用 い られ る 。
property 性質 物 質が もってい る固有 の もので、 それ に よ り他 の物質 と区別 が な され る。化 学変化 る性 質 を化 学的性 質 、 それ以外 の性 質 を物理 的性質
propylene
に関 わ
とい う。
プロ ピレ ン
プ ロ ペ ンpropene。 点 −47.0℃
弱 い 刺 激 臭 の あ る 無 色 の 可 燃 性 気 体 。 分 子 量42.1、
。 工 業 的 に は 石 油 分 解 ガ ス か ら生 成 さ れ た り、 プ ロパ ン
実 験 室 で は2-プ ロ パ ノ ー ル
融 点 −185.3℃
、沸
を 脱 水 素 して 得 られ る 。
に 濃 硫 酸 を作 用 させ て 脱 水 す る こ とに よ り得 られ る 。 水 に 難 溶 、
炭 化 水 素 系 溶 媒 に 可 溶 。 化 学 反 応 性 が 大 き く、 付 加 反 応 や 酸 化 反 応 が 起 こ りや す い 。 チ ー グ ラ ー-ナ
ッタ触媒
で重合 す る とポ リプロ ピ レン
を 生 じ、 酸 化 す る と ア ク ロ レ イ ンacrolein
を 生 じる 。 合 成 化 学 原 料 と して 重 要 で あ る 。
prosthetic group 酵 素 の タ ンパ ク質
補 欠 分 子族 の 活性 中心 に結 びつい てお り、酵 素 の作用 に重 要 な役 割 を果 たす非
タ ンパ ク質の原子 団 をい う。
protecting
group
ヒ ドロ キ シ ル 基
保 護 基 や ア ミ ノ基
な ど の 反 応 性 の原 子 団 を 、 反 応 し な い よ う に 一 時 的 に 保 護 す
る 目 的 で 用 い ら れ る原 子 団 の こ と。 た と え ば 、A、B を合 成 した い と き、AとBを
2種 の ア ミ ノ酸
単 純 に縮 合 す る と、ABの
か ら ジ ペ プ チ ドAB
他 にBA、AA、BBと
い う ジペ プ チ ド
が 生 じ る可 能 性 が あ る 。 こ の と き、 一 方 の ア ミ ノ 酸 の ア ミノ 基 と 、 他 方 の ア ミ ノ酸 の カ ル ボ キ シ ル 基 を 保 護 して お け ば 、 特 定 の ジ ペ プ チ ドが 得 ら れ る。 ジペ プ チ ドが 生 成 した 後 、 加 水 分 解 等 に よ り、 保 護 基 を は ず す 。
protective colloid 保 護 コ ロイ ド 疎 水 コロイ ド の安 定性 を増 す ため に加 え られ る親水 コ ロイ ド をい う。 疎水 コロイ ド粒 子 を親水 コロ イ ド粒子 が 包む こ とに よ り全 体 と しては親水 コ ロイ ドの性 質 を示 す よ うにな り、 電解 質 を加 え て も凝 集 しに く くなる。 墨汁 にお い ては炭素 粒子 に対 して にか わ ロ イ ドとして用 い られてい る。
protein L-α-ア
ミノ 酸
構 造維 持 や酵 素
タ ン パ ク質 が 多数縮 合重 合 して 生 じ る分 子 量 お よ そ1万 、 抗 体antibody、
溶 液 は す べ て コ ロ イ ド溶 液 構 造primary れ 、1次 higher
あ る種 のホ ルモ ン
structure)
∼数 百 万 の 高 分 子 。 生 体 の
な ど と して 生 命 現 象 に 深 く関 わ る 。
と な る。 生 物 に お い て は 、 構成 ア ミノ 酸 の 直 線 的 な 配 列
structure) は 遺 伝 子 で あ る 核 酸
構 造 が 決 まれ ば分子 内の水 素 結合 order
が保護 コ
(DNA、
場 合 に よ っ て はRNA)
(1次
に よ り規 定 さ
な どに よ り、 分 子 の 立 体 的 な構 造
(高 次 構 造
が 決 ま る 。 分 子 内 の あ る 領 域 が と る 規 則 的 な 構 造 を2次
構造
secondary
structureと い い 、 お も に水 素 結 合 が 関 わ る 。 ま た 、1本
た た まれ て 生 じ る3次
元 的 な 構 造 を3次
極 性 部 分 の 相 互 作 用 が 関 わ る 。3次 て い くつ か 集 合 した 構 造 を4次
の ポ リペ プ チ ド 鎖 が 折 り
構 造tertiary structureと い い 、 分 子 内 の 極 性 部 分 、 無
構 造 を もつ ポ リ ペ プ チ ド鎖 が 非 共 有 結 合 性 の結 合 に よ っ
構 造quaternary
ニ ッ トsubunit、 集 合 体 を オ リ ゴ マ ーoligomerと 構 造 が不 可逆 的 に変化 す る こ とを変性 そ の 組 成 か ら、 単 純 タ ンパ ク 質simple
structureと い い 、 各 ポ リペ プ チ ド鎖 を サ ブユ い う。1次
構 造 が 変 化 す る こ と な く、 高 次
とい い 、 通 常 、 そ の タ ンパ ク 質 の 機 能 が 失 わ れ る 。 proteinと 複 合 タ ンパ ク 質conjugated
proteinに 分 け ら
れ る 。 単 純 タ ンパ ク 質 は 、 加 水 分 解 す る と ア ミ ノ酸 だ け を生 じる も の で 、 ケ ラ チ ンkeratin (動 物 の 毛 、 爪 、 鳥 の 羽 な どkerato(Gk):
角 の )、 フ ィ ブ ロ イ ンfibroin( 絹fibra(L):
コ ラ ー ゲ ンcollagen(
皮 膚 、 骨 、 腱 な どkolla(Gk):
卵 な どalbumen(L):
卵 白)、 グ ロ ブ リ ンglobulin(
繊 維 )、
に か わ )、 ア ル ブ ミ ンalbumin( 血 液 な どglobus(L):
血液 、
球 ) な どがあ る。
複 合 タ ンパ ク質 は 、 加 水 分 解 す る と ア ミノ 酸 の他 に 、 色 素 、 糖 類 、 核 酸 な ど を生 じる も の で 、 ヘ モ グ ロ ビ ンhemoglobin( chromoprotein、 glycoprotein、
ヘ ムheme+
カ ゼ イ ンcaseinな
グ ロ ビ ンglobin)
な どの 色 素 タ ンパ ク 質
ど の リ ン タ ンパ ク 質phosphoprotein、
糖 タ ンパ ク 質
リ ポ タ ンパ ク 質lipoprotein、 金 属 タ ン パ ク 質metalloproteinな
どがあ る。 また、
分 子 の 形 状 か ら ケ ラ チ ン、 コ ラ ー ゲ ン、 フ ィ ブ ロ イ ン な どの繊 維 状 タ ンパ ク質fibrous と ア ル ブ ミ ン、 グ ロ ブ リ ン な ど の 球 状 タ ンパ ク 質globular
protein
proteinに 分 け られ る 。 な お 、 天 然
タ ン パ ク 質 を処 理 す る こ と に よ り生 じた 非 天 然 タ ンパ ク質 を 誘 導 タ ン パ ク 質derived
protein
とい い 、 コ ラ ー ゲ ン を水 と煮 沸 して 生 じ る水 溶 性の ゼ ラチ ンgelatinや 天 然 タ ンパ ク 質 を酵 素 、 酸 、 ま た は ア ル カ リで 部 分 水 解 して 生 じ る ペ プ トンpeptoneな に 用 い られ る 呈 色 反 応 と して 、 ビ ウ レ ッ ト反 応 反応
、 ミロ ン反 応Millon's
どが あ る 。 タ ンパ ク 質 の 検 出
、 キ サ ン トプ ロ テ イ ン反 応
、 ニ ン ヒ ドリ ン
reaction( ミロ ン試 薬 す な わ ち 水 銀 に濃 硝 酸 を 加 え 、加 熱 して 溶
解 して 生 じる 溶 液 を加 え る と 白色 沈 澱 を生 じ 、熱 す る と赤 褐 色 に な る。 タ ンパ ク 質 中 の チ ロ シ ンtyrosineの 反 応 ) な どが あ る 。
proton 核子
proteios(Gk):
第一 の
陽 子 の1種
。 記 号pあ
1.0073amu=1.6726×
るい は 〓g。
で表 わす 。正 の電気素量
を もつ 。 質 量 は938.27
質 量 数1と
す る 。 単 独 で は 安 定 も し くは 半 減 期 〓
で は陽電 子
お よ び ニ ュ ー トリ ノ を 放 出 した り、 電 子 を吸 収 して 中 性 子
protonic
acid
MeV=
水 素 イ オ ン と同 じ。 す べ て の 原 子 に含 ま れ る 。 原 子 番 号1、 年 以 上 と考 え られ て い る 。 原 子 核
内
に変 化 しう る。
プ ロ トン酸
プ ロ ト ン を供 与 で き る 酸 。 電 離 し て 水 素 イ オ ン を生 じる酸 の こ と。 水 素 酸
とオキ ソ酸
が
あ る。
proton transfer プ ロ ト ン転 移 プ ロ トン移動 ともい う。 プロ トンが分子 内 また は分 子 間を移動 す るこ と。 た とえ ば、 では ン
から
に プロ トンが移動 してい る。 また 、オ キ ソニ ウム イオ
と水 酸化 物 イ オ ン の移 動度
が 大 きいの は、 イオ ン自体 が移動 す るの で はな く水 分子
間 にプ ロ トン転移 があ るため である。
pseudohalogen ハ ロ ゲ ノ イ ドhalogenoidと
擬 ハ ロゲ ン もい う。 ハ ロ ゲ ン に 似 た性 質 を示 す 原 子 団 あ る い は そ の 化 合 物 を
総 称 して い う。 シ ア ン
、オ キシ シア ン
、チ オ シア ン
態 で は 通 常 揮 発 性 で 、 固 体 状 態 は ハ ロ ゲ ン と 同形
な どが あ る 。 遊 離 状
の こ と が 多 い 。 ま た 、 シ ア ン化 水 素
を除 き、 水 素 と の 化 合 物 は 強 酸 で あ り、 銀(I)や 鉛(II)の 塩 は難 溶 性 で あ る 。 また 、 金 属 に 配 位 して錯 イオ ン
を つ く る傾 向 が あ る 。
pulp パル プ 植 物体 か ら分離 した繊 維状 の物 質の集 合体 をい う。 お もにセ ル ロース よ りな り、 ヘ ミセル ロー スや リグニ ンな どを含 む場合 があ る。製 法 によ り、機械パ ル プ と化学 パ ルプ に大別 され る。機械 パ ルプ は砕 木パ ル プ ともいわ れ、木材 を機 械 的 に細 か く砕 いて水 洗 し、水 溶性 の不 純 物 を除い た ものであ る。化 学パ ル プは化学薬 品 で リグニ ン等 の不純 物 を除 いて繊維 状 に し た もので ある。 亜硫 酸水 素 カル シ ウム で処 理 した ものは亜 硫酸 パ ル プ とよばれ 、 紙 や レー ヨン
と して用 い られ る。 水酸 化 ナ トリウム
で処 理 した もの はソー ダパ ルプ
と よばれ、厚 紙 状 に して用 い られ る。 また、水 酸化 ナ トリウム と硫化 ナ トリウム
の混
合 溶液 で処理 した もの は硫 酸 ナ トリ ウムを加 えなが ら行 うので硫 酸塩 パル プあ るい は クラフ トパル プ とよばれ 、褐色 で機械 的 に強い ので包 装紙 な どに用い られ 、漂 白 され た ものは印刷 用紙 と して も用 い られ る。 pure science 純粋科学 研究 あ るい は原 理 、法則 や知識 を求 め るこ と自体 を大 きな 目的 とす る科 学。研 究 成果 を人 間 活動 の さま ざまな方面 に応用 す るこ とを主 目的 とす る応用科 学applied scienceに対 す る語。 pure substance 純物質 成分元 素 の割合 すな わち化学 的組成 が一 定で 、固有 な性質 を もつ物 質。 機械 的操作 ( ろ過 、 遠心分 離 な ど) や状 態変化 ( 蒸発 、蒸留
、再結 晶
な ど) な ど、化学変 化 を伴 わな い方法
で は、2種 以上 の物 質 に分 ける こ とが で きない。 た だ1種 の元素 上の元 素か らな る化合 物
pyrolysis pur(Gk): →thermal
か らなる単 体
と2種 以
とがあ る。
熱 分 解 火 、 熱 +lusis(Gk):
ほ ど く、 解 く
decomposition
pyrometallurgy 乾式製錬 水 溶液 相 の反応 を用 いず に鉱石 か ら金 属 を取 り出す方 法 の総称 。鉱 石 を融 剤 高 温で 反応 させ 、脈 石
な どの不純 物 をス ラグ
や還 元剤 と
と して分離 し、 目的金属 を得 る。湿式 製錬
に比べ て反応速 度が大 き く、大 量生 産 に適 す る。溶 錬
ともい われ る。
Q quadridentate 配位 子
四 座
が 中 心 イ オ ン と配 位 す る原 子 を4つ
も っ て い る こ と を い う。
qualitative 質 的 な 、性 質 の 、 性 質 に 関 す る 物質 の性質 に関わる事 柄 をさす形容語 。 qualitative analysis
定性 分析
物 質 がそ れぞ れ特有 な性 質 を示 す こ とを利 用 して、 それ らを検 出確 認 し、試 料 中に どの よう な物 質が存在 す るか を調 べ る分析 法。
qualitative
measurement
定性 的 測 定
対 象 に つ い て の 非 量 的 な 記 述 も し く は説 明 。
quality
質
対 象 を他 の 対 象 と 区 別 す る特 色 とな っ て い る も の 。 量quantityに
quantitative
対 す る語。
量 的 な、量 の、量 に関 す る
物 質 の量 に 関 わ る事 柄 を さ す 形 容 語 。
quantitative analysis 定量分析 試 料 中に どの よ うな物 質が どの くらい含 まれて いるか を測定 す る分析 法。成 分物 質が 未知 の 場 合 は、その種 類 を知 るための定性 分析 が 先 に行 われ る。重量分 析 、容量分 析 、比色分 析 な どがあ る。
quantitative
measurement
定 量 的測 定
対 象 を数 量 化 した 結 果 が 得 られ る測 定 。
quantity 量 測定 の対 象 とな る もの の大 き さや多 さ。 た とえば、 長 さ、質量 、時 間、電流 の 強 さや それ ら を組 み合 わせ た もの な ど。質qualityに
quantity
of state
対 す る語。
状 態 量
あ る 与 え ら れ た状 態 に つ い て 定 ま る量 。 圧 力 ロピー
、 エ ンタル ピー
、 自由エ ネルギ ー
、 温度
、体 積
な どが あ る 。
、 内部 エ ネルギ ー
、エン ト
quantization あ る物 理量 を量 子
量子化 の整数 倍の形 で 表わ す よう にす る こ と。量 子化 の結 果、 その 量は連 続 的
では な くとび とびの値 を とる ように なる。
quantum 複 数形 はquanta。 系
量 子 の性 質が連 続 的では な く、 ある量 の整数倍 で とび とびに変化 す ると き、
その最 小量 を量子 とい う。 エ ネルギー 、角 運動量 な どの量子 が ある。通 常 は放 射 エ ネルギ ー の量 子 を さす ことが多 い。振 動 数 νの光 のエ ネル ギー はプ ラ ンク定数
をhと して、hνの
整 数倍 の値 とな る。 したが って、hνが振 動数 νの光 のエ ネルギー量 子で ある。
quantum 量 子論
mechanics 量子力学 を も とに組 み立 て られ た、原 子 、分子 、素粒 子
な どの微 視 的
な もの を対象 とす
る力 学の体 系 。 プ ラ ンクのエ ネル ギ ー量子 説 か ら始 ま り、 ボー ア の原子 理論 ブ ロイの物 質波 の波動 力学
の概 念 とハ イゼ ンベ ル グの不確 定性 原理
を経 て、 ド-
を基礎 とす るシ ュ レデイ ンガー
に よって成立 した。 ハ イゼ ンベ ルグ によ る行列 力 学matrix mechanicsは 、 観測
可 能 な物理 量 を行列 と して表 わ した もの で、波 動力 学 と数 学 的に 同等で あ る。 古典 力学 で は対象 とす る物 理量 をすべ て同時 に正確 に求 め るこ とがで きる とされ てい るが 、量 子力 学で はふ たつ以 上 の物理量 を同時 に正 確 に求 め るこ とはで きず 、 プラ ン ク定 数
に よって決 まる
不 確定 さが ある とす る。 quantum mechanical model 量 子 力学 的 模 型 電 荷雲 模型charge-cloud modelと もい う。波動 方程 式
で示 され た原 子核 の まわ りの電子 が
存 在す る確率 の大 きさ を濃淡 で表 わ し、最 も濃い 部分 を電子 が最 も大 きな確率 で存 在す る位 置 と して原子 を表わ した模型 。
quantum
number
量 子 力学
で 、系
量 子 数 の と り う る 状 態 を指 定 す る た め に用 い られ る 整 数 ま た は 半 整 数
1/2) の こ と。 原 子 中 の 電 子 に つ い て は 、 主 量 子 数 量 子数
の4つ
、方 位量 子数
、磁 気量 子 数
が あ る 。 量 子 数 で 示 さ れ た 系 の 状 態 を量 子 状 態quantum
( 整数 + 、ス ピン
stateと い う。 た と え
ば 、 基 底 状 態 の 水 素 原 子 の 量 子 状 態 は1, 0, 0, 1/2で 示 され る。
quantum 量子
theory
量 子 論
を 基 本 概 念 と し て 物 理 現 象 を説 明 し よ う とす る 理 論 を い う 。 放 射
の エ ネル ギーが 、
あ る最 小 単 位 の 整 数 倍 の 不 連 続 的 な 大 き さ を と る 、 と い う考 え 方 か ら 出発 して い る 。 こ の 最 小 単 位 を エ ネ ル ギ ー 量 子energy
quantumと
い う。1900年
に プ ラ ン クM.
Planckが
(す べ て の 波 長 の 放 射 を 完 全 に 吸 収 す る 物 体 か ら放 出 され る 熱 放 射 )black-body 説 明 す る た め に 提 出 した も の で 、 こ の 考 え 方 を も と に して 量 子 力 学
黒体放 射
radiationを
が 発 展 し た。
quaternary
carbon
第四
( 級) 炭 素
他 の4つ の炭 素原子 と結合 している炭 素原子 をい う。 quaternary ammonium compound 第4ア ン モ ニ ウ ム 化 合 物 ア ンモ ニ ウムイ オ ンの4つ の水素 原子 を炭化 水素 基で置 換 して生 じる イオ ンを含 む化 合物 を い う。塩 類 は一 般式 ロゲ ン化 ア リー ル
で示 され、通常 、第3ア ミ ンとハ ロゲ ン化 ア ルキル
あ るいはハ
の反応 で生 じる無 色 の結 晶で ある。硝 酸塩 は爆 発性が あ り、爆 薬、 医薬
品 と して用 い られ る。長鎖 の アル キル基 を もつ塩 は逆性 せ っけ ん て用 い られ る。水 酸化 物は無 色の潮 解性
な どの界 面活 性剤
とし
のあ る固体 で、水溶 液は強 い アルカ リ性 を示す 。
quartz 石英 二酸 化ケ イ素 の結 晶形 の ひ とつ 。組 成式 は
。通 常六角柱 お よび錐状 結晶 でへ き解性 を示
さず、割る と貝殻 状の断面 となる。ガ ラス光 沢があ り、無色透明。大 きな結 晶は水晶 とよばれ る。 不 純物 を含 む とさ まざまな色 を呈 した り、不 透明 になった りす る。 さまざまな岩石 中に鉱物 と して存在す る。窯業 やガラス工業 の原 料 として重 要である。密度2.65〓 quartz glass 石英 ガ ラス シ リカガ ラスsilicaglassともいわれ る。二 酸化 ケイ素 や水晶 、純 度 の高 いケ イ石
やケ イ砂
。モース硬 度7。
だけか らな るガ ラス
の こ と。石英
を融 解 し冷 却す る と生 じる。軟化 点 は1500℃ 以上
で、熱 によ る膨 張率 が非 常 に小 さ く急熱 急冷 に耐 え る。溶融 には1800℃ 程 度が 必 要で細 工 には酸 水素炎 を用 い る。紫外 線 を よ く通 す。 理化 学用器 具の材料 、 燃焼管 、 プ リズ ム、 レン ズ 、光 フ ァイバ ー な どに用 い られ る。 quasi-static process
準 静 的 過程
状 態の変 化が 平衡 の状態 か ら きわめて わずか しかず れ ない ような状態 で ゆっ くりと行 わ れる 過程 。 この ような変化 を準静 的変化quasi-staticchangeと い う。仮 想 的 もし くは理想 的 な過 程 で あ り、可 逆的 な変 化 として扱 うこ とが で きる。
quenching 焼入れ 金属 を高 温度 に熱 してか ら冷却 剤 中で急 冷す る操 作 。冷却 剤 と して は水 、油 、食 塩水 な どが 用 い られる。 お もに、鋼
の硬度 を増 す ため に行 う。金属 固溶体
の組織 の変 化 に よ り硬 く
な る。quenchingと は 「 消 す」 こ とを意味 し、あ る現 象の発 現 を抑 え るこ とをい う。
quenching
reagent
クエ ン チ剤
quencherと もい う。あ る現 象 の発現 に対 して 阻害 的な作 用 をもち、発 現 を抑 制 も しくは停止 す るため に加 える物 質 をい う。 た とえば 、エス テル
をケ ン化
す る反応 に おい て、存 在 す
る水酸 化 アル カリ に対 して過 剰 の希酸 を加 え る と反応 は停止す る。 あ るい は、混酸 によ るベ ンゼ ン のニ トロ化 を行 って い る とき大 量 の水 を加 える と反応 は停 止す る。 時計 反応 に おい ては亜硫 酸水 素 イオ ンが 反応 しつ くす と急激 に ヨウ素の濃 度が 上昇 する。 これ らの 反応
に お け る希 酸 、 水 、 亜 硫 酸 水 素 塩 を ク エ ン チ 剤 と い う。
quick lime →lime
生 石灰
R racemic
body
等量 の対 掌体
ラ セ ミ体 を成 分 と して い る た め 旋 光 性
物 の 場 合 が あ る 。DL-、dl-も
体 を分 離 す る こ と を分 割resolution, アス テ レオマー
racemic
mesotomismと
い い 、 結 晶 化 や吸 着
も い う 。1
のあ る対掌
、微生物 の利 用、 ジ
に 変 え る 化 学 反 応 な ど に よ っ て 行 わ れ る。racemus(L):
compound
racemateと
を示 さ な い 物 質 を い う。 混 合 物 の 場 合 と化 合
し く は(± )で 表 わ され る 。 ラ セ ミ体 か ら 光 学 活 性
ぶ どうの房
ラ セ ミ化 合 物
対の対掌体 が分子化合物を形成 し、その結果旋光性を示 さな い物質
をい う。 物理 的性 質 は もとの対掌体 とは異 な る。 racemic mixture 1対 の対 掌 体
ラ セ ミ混 合 物
が等 量ず つ混 じ りあ ってい る物質 も しくは溶 液 をい う。互 いの旋 光性
が打
ち消 しあ って混合物 全体 と して は旋 光性 を示 さない。旋 光性 を除 く物理 的性質 は も との対 掌 体 と同 じであ る。 racemization 光 学活性
ラ セ ミ化
をもつ物 質が もう一方 の対掌 体
に変 化す るこ とに よ り旋光性
失 われ る現象 をい う。 ひ とつ の対 掌体 が ラセ ミ体
が減少 もし くは
に変化 す る反 応で あ り、分子外 償 却 また
は外 部補償external compensationと い われ る。 rad
ラ ド
吸収 線量 の単位 。記号rad。 放射 吸収 線量radiation absorbed doseの 略記。 物質1kgあ た り 0.01ジ ュー ルのエ ネル ギーが放 射線 か ら与 え られ ると き、吸 収線量 を1radと す る。1rad= 0.01J/kg=0.01Gy。 radial distribution function
動径 分 布 関 数
あ る点 を中心 と し、 そ こか らの 距離 の関数 と して表 わ され る分布状 態 をい う。た とえば、電 子 の動 径分 布 関数D(r)は 原子核 か らの距 離 をrと した と き、半 径r+ ⊿rとrの 間 にあ る球殻 にお け る電子 の存在 確率 の大 きさを表 わ し、電子 の軌道 関数 とい う関係 にな る。 radiant energy 物 体 か ら放射 され る電磁波
放 射 エネ ル ギ ー のエ ネル ギ ー の こ と。
をψとす るとD(r)=4π 〓
radiation〓
放 射
物 体 か ら電磁波
または粒 子線
(放 射 線
) が 放 出 さ れ る現 象 。 電 磁 波 の 場 合 は 輻 射 と もい
う 。 あ る い は そ の 電 磁 波 ま た は粒 子 線 を い う。 →thermal radiation
radiation〓
放 射 線
原 子核 の崩壊
に伴 っ て 放 出 され る粒 子
(光 子 を含 む ) の 流 れ 。 α線
を さす 。 ま た 、 同程 度 以 上 の エ ネ ル ギ ー を もつX線
、 β線
、 γ線
など
や 宇 宙 線 な ど の 粒 子 線 も放 射 線 と よ ぶ こ
と が 多 い 。 α線 や β線 は 物 質 中 を通 過 す る 際 、 物 質 中 の 原 子 を 電 離 し て イ オ ン を生 じ る電 離 作 用 を 示 し、 γ線 自体 は 電 離 作 用 を 示 さ な い が 物 質 に吸 収 さ れ た と き に 電 子 に エ ネ ル ギ ー を 与 え、 その電 子 が電離作 用 を起 こす。 この性 質 によ って さま ざまな生理作 用 、物理作 用 、化 学 作 用 が 生 じる 。 生 物 体 に と って は 一 般 に有 害 で あ る 。
radical
基 、 ラ ジ カル
遊離 基
radical
の こと。
reaction
ラ ジカル 反応 もい う。有機 化合物 の反応 にお いて、不対 電子
遊 離 基 反 応free radical reactionと ジカ ル
状 態 の 反 応 中 間体
を経 て 進 む 反 応 を い う 。 熱 分 解
や光化 学反 応
を もつ ラ
におい てみ ら
れ る。
radioactive
dating
放 射 年 代 測 定radiometric 代 測 定 。 崩 壊 は一 次 反 応
放射 能 年 代測 定 age determinationと
も い う。 放 射 性核 種
た と きの 数 を 〓 、 崩 壊 定 数 を λ とす る と、 〓 くは 〓 →carbon-14
radioactive
の崩壊
現 象 を用 い た 年
で あ り、 特 定 の 放 射 性 核 種 の 現 在 の 数 をN、 時 間tだ け さ か の ぼ っ とい う関 係 に な る。Nと
〓 もし
を求 め る こ とに よ り、tを 求 め る こ とが で き る。 dating
decay
放射 性 崩 壊
→decay
radioactive
decay
→decay
series
radioactive 放射線
series
isotope
放射 性 同位 体
を 出 し て原 子 核 が 変 化 し、 他 の元 素 に変わ る不安定 な 同位体 。
radioactive nuclide 放射 能
放射 性 崩 壊系 列
放射 性 核種
を もつ核種 。放 射性 同位 体
ともい う。原子 番号 の大 きな天然 の放射性核 種 は3つ
の 放 射 性崩 壊 系 列
radioactive →decay
を つ くる。
series series
radioactive
放射 性 系 列
stability
原子 の崩壊
放射 能 的 安 定性
しに く さ を い う。 自発 的 に は 崩 壊 しな い 同 位 体
を安 定 同位 体stable
isotopeと
い う。
radioactivity
放射 能
原子 核 が 自発的 に放射 線 α線
、 β線
radioactivity、
、 γ線
を放 出 して 崩 壊
人 工 的 に つ く られ た 原 子 核 に よ る放 射 能 を 人 工 放 射 能artificial radioactivityと
い う。 放 射 能 の 強 さ は べ ク レ ルBqを
radius
ratio
イ オ ン結 晶
す る性 質 、あ るい は その強 さ。放射 線 は通 常 、
で あ る 。 天 然 に 存 在 す る 原 子 核 の 放 射 能 を 天 然 放 射 能natural
用 い る 。 また 、 キ ュ リ ーCiを
半径 比 に お け る 陽 イ オ ンの 半 径 〓 と 陰 イ オ ンの 半 径 〓の 比 〓
オ ン結 晶 中 に お け る 配 位 数
trigonalと
0.414∼0.732の は8で
な る 。0.225∼0.414の
場 合 は 配 位 数 は6で
体心 立方
を い う。 半 径 比 か ら イ
と、 ひ と つ の 陽 イ オ ン を 中 心 と して そ れ に 配 位 し て い る 陰 イ オ
ンが つ くる 構 造 の 形 を 推 測 す る こ とが で き る 。 〓 regular
用 い る こ と もあ る 。
正 八 面 体regular
体 構 造body-centered
<0.225の
場 合 は 配 位 数 は4で
場 合 は 配 位 数 は3で 正 四 面 体regular
octahedral、0.732以
正三 角形
tetrahedral、
上 の場 合 は配位数
cubic structureが そ れ ぞ れ 安 定 と な る 。 た だ し、 陽 イ
オ ン と陰 イ オ ン の 価 数 が 異 な る 場 合 や イ オ ン結 合 に共 有 結 合 性が あ る場 合 は この 原 則 に あ て は ま ら な い こ とが あ る。 た と え ば 、 塩 化 ベ リ リ ウ ム は 配 位 数 が4で 位 数 が3の
あ るが、蒸 気 中では二 量体の
平面 構 造 であ る。硫化 亜鉛
セ ン 亜 鉛 鉱zinc
blende型
各 イ オ ン の 配 位 数 は6で
の 配 位 数 は8で
random
は 半 径 比 が0.40で
構 造 を と る 。 これ は 面 心 立 方 格 子
イ オ ン が しめ 、 そ れ ぞ れ が4配 0.52で
は 半 径 比 が0.17で
あ り、 結 晶 中で
と な っ て お り、 ベ リ リ ウ ム に つ い て の 配 各 イ オ ンの 配 位 数 は4で
位 して い る 構 造 で あ る 。 塩 化 ナ ト リ ウ ム あ る。 また、塩 化 セ シウム
あ り、
の 格 子 点 を亜 鉛 も し く は硫 化 物 は半 径 比が
は 半 径 比 が0.93で
各 イ オン
ある。
error
偶 然 誤差
測 定 値 の ば ら つ き に よ る誤 差 。 真 の 値
を 中 心 に 分 布 す る 。 ば ら つ きの 大 き さは 精 度
もし
くは 再 現 性 を表 わ す 。 統 計 的 な 処 理 が 可 能 で あ り 、測 定 回 数 を増 や す こ と に よ っ て 小 さ くす る こ とが で き る。
Raney
nickel
ラネ ーニ ッケ ル
ニ ッケ ル-ア ル ミニ ウ ム 合 金 を水 酸 化 ナ ト リ ウ ム の 熱 水 溶 液 で 処 理 し 、 ア ル ミ ニ ウ ム を溶 か し去 っ て 得 ら れ る 多 孔 質 の ニ ッ ケ ル 。 大 き な 表 面 積 を も ち常 温 に お け る 水 素 化
や還 元反応
の触 媒 として用 い られ る。通常 水 素 を吸 着 ール な どの溶媒 中 に保存 す る 。 Raoult's law
してお り、乾 くと自然発 火す るの で水 やアル コ
ラ ウ ール の法 則
「 温度 一定 の と き、不揮 発性物 質 を溶 質 とす る希薄 溶液 の蒸気 圧 溶質の モル分 率
に等 しい」。1887年 、 ラウールF.M.
の相 対 的降下 は、溶 液中の
Raoultに よって発見 され た。純 溶媒の
蒸 気 圧 を〓 、 溶質 の モ ル分率 を 〓、 溶液 の 蒸気 圧 をpと す る と、相 対 的な蒸 気 圧 降 下 は、 〓 。⊿pは 蒸気 圧 降下度 で ある。 希薄 溶液 で は溶 液 中 の溶媒 と溶 質の 物 質量 をそ れぞれ 〓、〓 とす ると、〓 ≫〓 であ り 、 〓 。〓 は溶媒 の 質量で 、〓 ∝ 〓。 また、溶 質の質量 を 〓 、分子 量 をMと す る と、〓 =〓 で あ る。mは 溶 液の重 量モ ル濃度 で あ る。 したが って、 不揮発 性物 質 を溶質 とす る希薄 溶 液 の蒸気 圧 降下度 はそ の重量 モル濃 度 に比 例す るとい える。 また、 この式 か ら溶質 の分子量 を求 め る こ とが で きる。溶 質 も揮 発性 の場 合 は、pは 溶 媒 の蒸 気圧 、す なわ ち溶 液 と平衡 に あ る気 相 中の溶媒 蒸気 の分圧 とな る。 溶媒 のモル分 率 を〓 とす る と、〓 =1− 〓であ るか ら、 p= 〓 となる。 すな わち、溶媒 の蒸 気の分 圧 はその モル分率 に比例 す る。 ラ ウールの法則 に した が う溶 液 を理想溶 液 とい う。実 際 に存 在 す る溶液 は溶媒 分子 と溶 質粒子 間 の相互作 用 に よ り、 ラウー ルの法則 か らのず れ を示す。 図(a) ,(b) におけ る点線 は揮 発性 の2種 の物質 か ら なる理想 溶 液 の蒸気 圧 を示 した もの で ある。Pは 全 圧 、〓,〓 は成 分1、2の
分圧 で あ
る。 図 (a)
図 (b)
(a) の実 線 はラ ウールの法則 か ら正 の偏 りpositivedeviationを示 す もので、混 合 によ り蒸気圧 が増 大 し、沸 点 は低 くな る。 これ は2種 の成分物 質 間の相 互作用 の方 が各 成分 内の相 互作用 よ りも弱 い場 合 に生 じる現 象で ある。温 度 −組成 図
は極小 値 を示す 。水 とエ タ ノール、 ア
セ トン と二硫 化 炭素 な どの 溶 液 で み られ る。 (b) の 実 線 は ラ ウ ー ルの 法 則 か ら負 の偏 り negative deviationを示す もので、混合 によ り蒸気 圧が低 下 し、沸点 は高 くな る。 これは2種 の 成分 物 質 間の相 互作 用 の方 が各 成 分内 の相 互作 用 よ り強 い場合 に生 じる現象 で あ る。温 度 −組 成 図 は極 大 値 を示 す。 水 と塩化 水 素 、 アセ トン とクロ ロホ ルム な どの溶 液 でみ られ
る 。 →liquid-vapor
rare
earth
equilibrium,
azeotropic
element
mixture
希 土 類元 素
周 期 表3族
(3A族 ) に属 す る原 子 番 号21の
yttrium Yお
よ び15種
ス カ ン ジ ウ ムscandium
の ラ ン タ ノ イ ド 、 計17元
少 な 鉱 物 か ら得 られ る 酸 化 物
( 希 土rare
Sc、39の
イ ッ トリ ウ ム
素 の 総 称 。 これ らの 元 素 は は じ め 比 較 的 希
earth) か ら分 離 され た の で こ の 名 が あ る が 、 地 殻 中
の 存 在 は そ れ ほ ど 希 少 で は な い 。 性 質 は 互 い に よ く似 て お り相 互 分 離 が し に くい が 、 溶 媒 抽 出法
、 イ オ ン交 換 法
な ど に よ り分 離 さ れ る 。 単 体 は銀 白色 の 金 属 で 酸 化 さ れ や す い 。 酸
化 数 は +IIIが 安 定 で あ る 。 単 体 や 化 合 物 、 合 金 は 、 触 媒 、 原 子 炉 材 料 、 蛍 光 体 、 レ ー ザ ー 、 永 久 磁 石 、 記 憶 素 子 、 高 温 超 伝 導 体 な ど広 い 用 途 を もつ 。
rare
gas
希 ガ ス
貴 ガ スnoble
gasと
ル ゴ ンargon、
もい う。18族
(0族 ) の 元 素 、 ヘ リ ウ ムhelium、
ク リ プ トンkrypton、
キ セ ノ ンxenon、
ネ オ ンneon、
ラ ドンradonの
中の含量 が少 ないので この ように よばれ る。最 外側 の電 子殻 は 〓
ア
総 称。大 気
(n≧2) (た だ し、 ヘ
リ ウ ム は 〓 の み )。 価 電 子 を も た ず 、 化 学 的 に きわ め て 安 定 で 、 ほ と ん ど化 合 物 を つ く ら な い 。 た だ し、 ア ル ゴ ン以 下 は包 接 化 合 物
を つ く り、 キ セ ノ ン 以 下 は 電 気 陰 性 度
の大 きな
フ ッ素 や 酸 素 と安 定 な化 合 物 を つ くる 。 単 体 は 単 原 子 分 子 か ら な る 無 色 無 臭 の気 体 。 分 子 間 力 が き わ め て 弱 い た め 、 融 点 、 沸 点 は 非 常 に 低 く、 分 子 量 が 大 きい ほ ど高 くな る。
rare gas configuration 〓 もし くは 〓
希 ガ ス型 電 子 配置
(n≧2)の電子 配 置。 きわめて安 定 で、一 般 に物質 中の希 ガ ス以外 の元
素 の原子 もこの電子 配置 を とるこ とが多 い。 rate constant 反応速 度
速度定数
を反 応系 の物 質 の濃度 のベ キ関数 と して表 わ した場 合 の比例 定数。 記 号kで 表 わ
す。 反応 物の濃 度 がすべ て単位濃 度 であ る と きの反応 速度 に等 しい ので 比速度specific rate ともい う。 それ ぞれ の反応 に特有 で、物 質 の濃 度に 関係 しないが 、温度 や触 媒の存 在 に よっ て変化 す る。 温度 との関係 は アレニ ウスの式 rate determining 逐次 反応
step
で表 わ され る。
律速段階
におい て最 も遅 い素反応 の段 階 をい う。 反応全 体 の反応 速度
はこの段 階 の反応
速度 に よって決 まる。 rate equation 反応速 度
と反 応 系
反応 速 度 式 の物 質 の 濃 度 の 関 係 を表 わ した 式 。 反 応 速 度 則rate lawと
もい う。 反 応
系 の 物 質 の 濃 度 を[A], [B],‥ と す る と 、反 応 速 度vは 一 般 に 反 応 物 の 濃 度 の べ キ 関 数v=k〓 ‥ で 表 わ され る 。 比 例 定 数kを 速 度 定 数 、n= α+ β + ‥ を 反応 の 次 数 とい う。n
は反応 式 の係 数 とは無関係 で ある。反応 機構
rate
law
→rate
を考 える上 で重 要であ る。
反 応 速 度 則 equation
rate of reaction
反 応 速 度
reaction rate, reaction velocityと も い う。 化 学 反 応 の 速 さ。 反 応 系 化 を 示 す 尺 度 。A,B, bB+
… →zZ+yY+
の 各 成 分 の量 の 時 間 的 変
‥を物 質 の 化 学 式 、a,b,‥ を そ れ ら の係 数 と して 、 化 学 反 応 式 をaA+ …
とす る と、 反 応 速 度vは
、 物 質iの 物 質 量 を 〓、 時 間 をtと して 、
〓
ただ し、dnは 微小 時間dtあ た りの物 質量の変 化 を表 わす 。系 の体積 が一定 の場合 には 、単位 体積 あ た りの反応 速度 〓 は、物 質iの 濃度 を[i]=〓と して 、 〓
反応 系 の体積 をVと した と き、〓= 〓
であ るか ら、〓 = 〓
であ る。通常 、単位 体 積 あた
りの反応 速度 を、単 に反応 速度 とい う場合 が 多い。 この場合 、 反応速 度 の単位 は、濃度/時 間や 分圧/時 間な ど となる。 あ らため て 〓 =vと 書 き直 す と、 反応 速度 は一 般 に濃 度 のベ キ 関数 であ る反応 速度 式v=k〓
‥ で表 わ され る。 図 におい て、時 刻tに お け る速度
は 曲線 の接 線の傾 きで ある。
反 応速度 は反応 に関 わる物質 の濃度 ( 気体 の場合 は分圧
も) 、 温度 、触 媒
の存在 な どによ
って変化 す る。一 般 に、反応 物 の濃度 や温度 が高 くな るほ ど、 また、触媒 が存 在す れ ば反応 は速 くな る。反 応速 度 は、〓 気体 の体 積 また は分 圧 の変化 、〓 溶 液の色 や吸 光度 、旋 光度 の 変化 、〓 溶液 の一部 を取 り出 して測定 した滴 定値 の変 化 な どか ら実験 的 に求め る こ とがで きる。 →collision theory
rate of solution
溶 解 速 度
単 位 時 間 あ た り に溶 解 す る溶 質
raw material
の量。
原料
消 費 に用 い る目的物 質 をつ くる ための天然 に存在 す る出発 物 質 も しくは材料 。 rayon
レー ヨ ン
人 造 絹 糸 、 人 絹 と も い う。 天 然 セ ル ロ ー ス を化 学 的 に処 理 した 後 に 再 生 し た セ ル ロ ー ス よ り 作 られ る 繊 維 の 総 称 。 再 生 繊 維
で あ る ビ ス コー ス レ ー ヨ ン
合 成 繊 維 で あ る ア セ テ ー ト レー ヨ ン
、 銅 ア ンモ ニ ア レ ー ヨ ン
、半
な どが あ る 。 長 い もの は フ ィ ラ メ ン トfilament、 短 い
も の は ス フstaple fiberと よば れ る 。
reactant 化学 反応 reaction
反 応 物 、反 応 物 質 におけ る原 料物質 あ るいは化学 反応の 出発物 質。化 学反応 式
coordinate
の左 辺 に書 く。
反 応 座標
反 応 の 進 行 の 度 合 を 表 わ す 尺 度 。 こ の 座 標 に沿 っ て 、 反 応 系
(原 系 ) と 生 成 系 あ る い は 遷 移
状態 が示 される。 →collision theory
reaction formula
反 応 式、化 学 反 応 式
chemical reactionformulaと もい う。 化学方 程式 化 学反応
の 内容 を表 わ した式。反 応物
向 を示す た めに両辺 を→ でつ な ぐ。 〓
とほぼ同 じ内容で ある。化 学式
を左 辺 に、生成 物
を使 って
を右 辺 に書 き、 反応の 進行 方
で両辺 をつな いだ場合 は可 逆反応
を表わす 。化 学
反応 の際 に原 子が消 えた り、新 しく生 じた りしな い。す なわ ち、化 学反応 の前 後で原 子 の種 類 や数 は変化 しない ので、左 右 両辺 の原子 数が 等 しくなる よう に係 数coefficient( 量 論係 数 stoichiometriccoefficient)を各化 学式 の前 につ ける。 ただ し、「1」は省 略。一 般 に、各物 質 の係 数の比 は 、原 則 と して最 も簡単 な整数比 となる ようにす る。 化学 反応 式 は反応物 と生 成物 との 間の次 の ような 関係 を示 してい る。〓 粒子数 の関係 、〓 物 質量
( モル数 )の 関係 、〓 質量 の 関係 す なわ ち1mol=
( 原子 量)g、 ( 式 量)g、 ( 分子 量 )
g、 〓 反 応 に関 わる物 質が 気体 の場 合、 そ れ らの 体積 の関係 。係 数 の比 =粒 子数 の比 =物 質 量 ( モ ル数 ) の比 =気体 の体積 の比。 た とえば 、 メタ ン
が完全 燃焼 す る反 応で は
〓 の 意 味 で の 反 応 式 を粒 子 の 反 応 式particle equation、 〓 ・〓 ・〓 の 意 味 で の 反 応 式 を 系 の 反
応 式system
equationと
い う こ と も あ る 。
reaction mechanism 反応機構 一般に 、 ひ とつの化 学反 応式 で表 わ され る化学 変化 はい くつ かの素 反応
か らなる。 それぞ
れの素 反応が 起 こる し くみ とそ れ らの素反 応の組 み合 わせ ( 配 列 と順序 、相 対的 な反応 速度 、 律速段階
な ど) の よ うす を反 応 機 構 とい う。 素 反応 の組 み 合 わ せ の よ うす は 反応 経 路
reactionpathと もい う。 reaction
quotient
質 量 作 用 表 現mass 逆反 応
反 応 商 action expressionと
も い う。aA+bB+
…
〓zZ+yY+
…
とい う可
にお いて、各物 質 の濃度 の関係 を と表 わ した と き、Qを
平衡 状態
反 応 商 と い う。 こ こで 用 い ら れ る 各 物 質 の濃 度 は
に お け る もの とは 限 ら な い 。 平 衡 状 態 の 場 合 、 反 応 商Qは
な る 。QとKを
平 衡 定 数Kに
比 べ る こ と に よ り、 反 応 が ど ち ら向 き に進 む か が わ か る 。Q<Kの
平 衡 状 態 に 達 す る まで 正 反 応forward
reaction( 右 向 きの 反 応 ) の方 が 逆 反 応reverse
( 左 向 きの 反 応 ) よ り多 く起 こ る 。Q=Kの 平 衡 状 態 に あ る 。Q>Kの
等 しく と きは 、 reaction
と き は 、 正 反 応 の 速 さ と 逆 反 応 の 速 さが 等 し く
と きは 、平 衡 状 態 に達 す る まで 逆 反 応 の 方 が 正 反 応 よ り多 く起 こ
る。
reactive site
反応点
reaction siteともい う。分子 内の反応性 に富 んだ部 分 をい う。 ル イスの酸
と しての性 質 をも
つ 部分 す なわ ち電子 を受 け とる ことが で きる ような電 子不 足部位 、 あるい はル イスの塩基 としての性質 をもつ 部分す なわ ち電子対 を供与 で きるよ うな部位 で ある。 reactor core 原子 炉
内の核 分裂 反応
real gas 理想気体
炉 心 が実際 に行 われる部分 。原子核 燃料 と減速 剤
か らなる。
実在気体 の 状 態方 程 式
な どの気 体 の 諸 法則 に、 厳 密 に は従 わ ない 気体 。不 完 全 気体
imperfect gasと もい う。圧 力 をP、 モ ル体積
をV、 気 体定 数
をR、 絶対温 度
をTと する
と、PV/RTの 値 は理 想気 体で は1で あるが 、実際 に存在 す る気 体 は1か らず れ る。 これ は分 子 に体 積が あ り、分子 間力 が働 くため と考 え られ る。 これ らを考慮 した実 在気体 の 近似 的な 状態 方程 式 と して、 フ ァ ンデ ルワー ルスの状 態方 程式
が あ る。 一般 に、低 温 ・高圧 に なる
ほ ど、 実在気 体 と理想気 体 のずれ が大 き くなる。 これ は、低 温 に なるほ ど運動 エ ネルギ ーが 低 くな り、分 子 間力が無 視 で きな くな るため であ り、高圧 に なる ほ ど分子 間の 距離 が小 さ く なって 、分子 間力 や分子 の体 積が 無視 で きな くなるた めであ る。常 温以 上 で数atm以 下の場 合 は近似 的 に理想 気体 と して扱 ってよい。
real solution
実在 溶 液
ラ ウール の法則
に厳 密 には従 わ ない溶 液。溶 媒分 子 と溶質粒 子 の凝集 力が 異 な り、混 合す
る と混 合熱 を生 じる。 recrystallization
再結晶
結 晶性 物質 を溶 媒
に溶 か し、なん らか の方法 で再 び結 晶 と して析 出 させ る操 作。 溶媒 を蒸
発 させ て濃 縮 した り、溶液 に他 の溶媒 を加 えて 溶解度
を減少 させ た りす るが、溶解 度 が温
度 に よ り異 な るこ とを利用 して高 温の飽 和溶 液 を冷却す る方 法が最 も一般 的 であ る。微量 の 不 純物 は溶 液中 に溶解 した ま ま残 るの で、物 質 を精 製す る方 法 と して用 い られ る。 温度 に よ る溶解度 の違 いが大 きい物質 ほ ど、この精 製法 は有効 であ る。 rectification 蒸留 縮
精留
に よ って液体
を精製 す るこ と。 と くに、 ひ とつ の蒸留 装置 内 で、生 じた蒸気
させ て 液体 に も ど し、 さ らに蒸留 を くり返 す よ うに した分別 蒸留
を凝
をい う。 また、 その
よ うな装置 を精留 塔rectifyingcolumn, rectifyingtowerと い う。 塔内 の各部 では上方 か ら降下 す る液 と下 方か ら上 昇す る蒸気 が気-液 平 衡 にあ る。上部 ほ ど温度 が低 い ので 、 よ り揮 発性 の 沸点 の低 い成 分 が多 くな り、下 部 ほ ど温 度が 高 いの で、 よ り不 揮発 性 の成分 が 多 くな る。 石油
や 液体空 気、精 油
の成 分分離 に用 い られ る。
redox equation 酸化 還 元反 応
酸化 還 元 反応 式 を表 わ した化学 反応 式 。左 右両 辺 にお ける電 荷数 の総 和、 各元 素の原 子数
が つ りあ ってお り、酸化 数
の 変化 の総和 は0に な って いる。 あ る酸化 剤
によ る酸 化還 元反 応 は、還 元の 半反応 式
と酸 化
きる。 この よ うな反応 式の作 り方 を半 反応法
とあ る還元剤
の半 反応 式 を組 み合 せ て表 わす こ とが で
とい う。 また、反 応 におけ る酸化 数の 変化 の
総和 が0に なる よ うに各化 学式 の前 に係数 をつ けて つ りあいの とれ た反応式 をつ くる方 法 は 酸化 数変化 法
とよばれ る。
redox equilibrium
酸化 還 元平 衡
酸化 還 元反 応 にお け る平衡 をい う。 た とえば、 金属 をその イ オ ンを含 む溶液 に浸 す と の ような平衡 に達 す る。 この 平衡 時 におけ る金属 とそ の イオ ンの 溶液 と の電位 差 を電極電位
とい う。
redox reaction
酸化 還 元 反応
還元reductionと 酸化oxidationを まとめてい う。oxidation-reductionreactionの こと。 redox titration 酸 化 還 元 反応
酸化 還 元 滴 定
に よ る滴 定
をい う。 標 準 液
と して 酸 化剤
を用 い る滴 定 を酸化 滴 定
oxidimetryと い い、過 マ ンガ ン酸塩 滴定 、重 クロム酸 塩 滴定 、 ヨ ウ素 酸化 滴定 な どがあ る。 標準 液 として還元 剤
を用 い る滴 定 を還元 滴定reductimetryと い い、 ヨウ素 還元滴 定 、チ オ
硫 酸塩 滴定 な どがあ る。過 剰 の標 準液 が示 す色 や酸化 還元指 示 薬の色 の変 化 、電極 電位
の
変化 などに よ り終点 を判定 する。 reducing agent
還元剤
自分 自身は酸化 され て、他 の物 質 を還 元す る物質。 す なわち、反 応 に際 し、電 子 を失 う物 質。 た だ し、酸化 剤
か還元 剤 かは一 義的 には決 まらず、 それぞ れ の反応 の 中で決 まる。た とえ
ば、 二酸 化硫 黄
は通 常還 元剤 と して働 くが 、硫 化 水素
は酸 化 剤 と して働 く。
の ような よ り強 い還元 剤 に対 して
( 酸 化剤 )。
( 還元 剤)。 一般 に 、還元 剤 として用 い られる物質 水素 hydrogen 金属
(と くに 、 イ オ ン化 傾 向 の 大 き な金 属 ) など
硫 化 水 素 hydrogen
二 酸 化 硫 黄
sulfur
シ ュ ウ 酸 oxalic
鉄
sulfide
dioxide
acid
(II) イ オ ン iron(II)ion
ス ズ (II)イ オ ン tin(II)ion
ア ス コ ル ビ ン 酸 ascorbic
reducing
sugar
還 元 糖
遊 離 ま た は ヘ ミア セ ター ル ち、 フェー リ ング液
acid
型 の ア ル デ ヒ ド基
あ る い は ケ ト ン基
基 とヘ ミ ア セ タ ー ル 結 合 し て 環 状 糖 と な り、 鎖 状 糖 と 互 変 異 性 糖
は す べ て 還 元 糖 で あ り、 二 糖 類
reductant →reducing
reduction 本来 は酸化
を もつ 糖 。 還 元 性 を も
の 還 元 な ど を 示 す 。 糖 の 還 元 基 は 分 子 内 の ア ル コ ー ル 性 ヒ ドロ キ シ ル の 関係 にな る。遊 離 の単
に も多 くみ ら れ る 。
還 元剤 agent
還 元 さ れ た も の が 元 に 戻 る こ と を い い 、 あ る 物 質 が 酸 素 原 子 を 奪 わ れ る こ と を さす
が 、 あ る 物 質 が 水 素 原 子 と結 び つ く こ と も還 元 と い う 。 ま た 、 あ る 物 質 が 電 子 を 得 る こ と、
あ る いはあ る物 質 を構成 す る原 子の 酸化 数 が 減少 す るこ とをい う。次 の反応 で は、下 線 を 付 した物 質 または 原子 が還 元 され て いる。
reduction
potential
電 極 で 起 こ る還 元
還 元 電 位 す な わ ち 電 子 を受 け と る傾 向 を示 す 電 極 電 位
た ものに等 しい。電 池 の起電 力 値 に等 し い 。 標 準 水 素 電 極 standard
reduction
reference
の符号 を変 え
を基 準 と し た場 合 の 還 元 反 応 の 標 準 電 極 電 位
を標準 還元 電位
potentialと い う。 正 の 値 が 大 きい ほ ど還 元 され や す く、 負 の 値 が 大 きい ほ
ど酸 化 されや すい 。 た とえば 、 0.799Vな
。酸化電位
は液界 電位が な ければ ふ たつの電 極 の還元電 位 の差 の絶対
ので
で は −0.763V、
では
の方が 還元 されやす い。
electrode
参照 電 極
基 準 電 極 と も い う。 電 極 電 位
の 相 対 値 を 求 め る た め に 基 準 と して 用 い られ る 電 極 。 あ る 電
極 の 電 位 は 基 準 電 極 と組 み 合 わ せ て構 成 した 電 池 の 起 電 力 る安 定 した電位 を示す こ とが必 要 で、 標準 水 素 電極 silver-silverchloride electrodeな
refining
と して 測 定 され る 。 再 現 性 の あ
、 カ ロ メル電 極
、銀 −塩 化 銀電 極
どが 用 い られ る。
精 錬
粗 金属 やマ ッ ト 、スパ イス
な どの 中 間 生 成 物 か ら よ り純 度 の 高 い 金 属 を 得 る操 作 の こ と。
reforming
リホ ー ミ ング
改 質 ともい う。直 鎖
ア ルカ ンを側鎖
の あ る ア ル カ ンや ベ ンゼ ン な ど に 変 え る操 作 。 ガ ソ
リ ン に 適 した 成 分 を つ くる た め に 用 い られ る。
regenerated セ ル ロース
fiber
再 生繊 維
、 タ ンパ ク 質
を そ の ま ま 、 あ る い は 誘 導 体 の 形 に して 溶 液 に した も の を 処 理
し て繊 維 状 に した もの の う ち 、 も と に な る 物 質 と同 じ化 学 的 組 成 を も つ 繊 維 を い う。 レー ヨ ン
な どの 例 が あ る 。
Reimer-Tiemann フェ ノー ル
reaction にク ロ ロホル ム
ラ イ マ ー-テ
ィー マ ン反応
と水 酸 化 ア ル カ リ を作 用 さ せ る こ と に よ り ア ル デ ヒ ド基
を
導 入 す る反 応 を い う。
フェ ノール
サ リチルアルデ ヒ ド
ク ロ ロ ホ ル ム と水 酸 化 物 イ オ ン と の 反 応 に よ っ て 生 じる ジ ク ロ ロ カ ル ベ ン : シ ドイ オ ン
と の 反応 に よ る。
とフ ェノキ
relative atomic mass(R.A.M.)
相 対 原子 質 量、原 子 量
原 子 の質量 を12と した と き、各元 素 の原子 の質量 を示 す数 ( 単位 な し) 。 ひ とつ の元 素 に同位体
があ る と き、 それ らの化学 的性 質は ほ とん ど同 じで あ り、 化学 変化 の際 区別 がつ
か ない ので 、各 同位 体別 の質量 で はな く、元素 と しての 質量 を考 える。 同位体 の原子 の相対 質量 にそ れ らの存在比 をか けて平均 する。 元素 の原 子量 =
( 各 同位体 の相 対質量 ×存在比 ) の和 存在 比 の和
( 原 子量)g= 原子6.02× 〓 個 の 質量 =原子1molの
質量
原子 量 を求 め る には さ ま ざまな 方法 が あ るが 、 た とえば結 晶構造 か ら求 め る には、 体積v 〓
の単 位格 子
原子量 = 〓
の中 に原子 がn個 、結 晶の密度d〓
、 アボ ガ ドロ定 数 を〓
として、
とな る。
relative density
相対 密 度
比 重 ともい う。 あ る温度 にお ける物質 の質 量 とそれ と同体積 の標準 物 質の質 量 の比。 あ るい は、 ある温度 におけ る物 質の密度 と標 準物 質の密度 の比 。液体 や 固体物 質 に対 す る標準 物質 と して は4℃ にお け る水 が用 い られ る。t℃ にお け る相対 密度 は 〓 と表 わす 。 この 場合 、 〓 の単位 で表 わ した物 質の 密度 の値 は相対 密度 の値 と等 しい とみ な して よい。 気体物 質 に対す る標準 物質 と しては標 準状 態 (0℃,1atm) の空気 や酸素 、水 素 な どが 用い られ る。 relative molecular
mass(R.M.M.)
相 対分 子 質 量、分 子 量
質 量数12の 炭素原 子 の質量 を12と した と き、各 分子 の相対 的 な質量 を示 す数 ( 単位 な し) をい う。分子 式 中の各 元素 の原子 量 の総和 に等 しい。 ( 分 子量)g= 分 子6.02× 〓 個 の質 量 =分子1molの
質量。
rem
レム
roentgen equivalentfor manか らとった用語 。電離放 射線
の線量 当量
の単位 。記号rem。1
rem=0.01J/kg=0.01Sv rennin
レ ンニ ン
タ ンパ ク質分解 酵素 の1種 。幼 い ウ シな どの反 芻動物 の 胃液中 に存在 す る。乳 やそ の主要 タ ンパ ク質 であ るカゼ イ ンcaseinを凝 固させ る作 用が ある。 チーズ をつ くる際 に用い られ る。 representative element
典 型元 素
主族 元素main group elementと もい う。d電 子 をもたな いか、d軌 道 る電 子配 置 を もつ元 素 。周期 表 の1,2族 お よび12∼18族
が 完全 に満 たされ てい
に属 す る元素 で ある。 原子番 号の
増加 に伴 い、s軌 道 あ るいはp軌 道 に電子 が入 ってい く。最外 殻 の電子 配置 は各族 ご とに 一定 で 同族 の各 元素 の性 質が よ く似 てい るが 、 第2周 期 の元 素 と第3周 期 以降 の元素 では性 質が 異 なる こ とも多 い。 これは 、d軌 道の存 在 の有無 が 関わ ってい る。 イオ ンや化 合物 は無 色 の ものが多 い。化合物 は反磁 性
の ものが 多い。 金属 は一般 に軟 らか く、融 点が低 い。
representative particle
代表 粒 子
そ の組成 を変 える こ とな く物 質 を細 分化 してい った ときに得 られ る最小粒 子 をい う。 た とえ ば、金属 の場 合 は原子 、 イオ ン化 合物 の場合 は イオ ン、分子性 物 質の場合 は分 子が そ れぞれ の代 表粒子 で あ る。 resin
樹脂
松 やに な どの よう に、樹 木 が分泌 す る粘 着性 のあ る液体 やそ れが固 まった もろい ガラス状 物 質 をい う。 また 、そ れ と類似 した合 成高 分子 も樹脂 とよばれ る。熱 や圧力 によ って 塑性変 形 させ て成形 す る ことが で きるので プラスチ ック resistivity
ともよばれ る。
抵抗率
比 抵抗 と もい う。 記号 ρ。単位 は Ω ・m。 電気伝 導率 よび単位 長 さあた りの電 気抵抗
σの逆数 で 、 ρ= 〓 。単位 面積 お
で ある。 断面積S、 長 さl、抵抗 率 ρの均 質な導体 の抵抗R
は、R= ρl/S。 resonance
共鳴
同一種 の分 子 やイ オ ンな どの構 造 をふ たつ 以上 の仮想 的な構 造式 の重 ね合わ せ と して表 わす こ とが で きる と き、 それ らの構 造式で 表 わされ た構造 は共鳴 して い る とい う。 た とえば、ベ ンゼ ン はふ たつ のケ ク レKekul〓構 造(a),(b)と3つの デュ ワーDewer構 造(c),(d),(e)の 共鳴 と考 えられ る。
この とき、個 々の構造 を共鳴 構造resonance structureあるい は極 限構造
とい う。分 子が ふた
つ以 上 の共鳴 構造 の重 ね合 わせ によ って表 わされ る とき、そ の分子 の実 際の構 造 は共 鳴混 成 体resonance hybridと よばれ る。 ふたつ 以上 の共 鳴構造 をもつ分子 は電子 の非局 在化
によ
り、 個 々の共 鳴構造 よ り低 いエ ネルギ ー状 態 にあ る。仮想 的 な構 造式 で表 わ され た構 造 を と って いる と考 え た場 合 のエ ネ ルギ ー状態 と実際 のエ ネ ルギ ー状 態 との 差 を共 鳴エ ネ ルギ ー resonance energyと い う。 restricted rotation 二重結 合
禁 止 された 回転
や 環状構 造 の ために2原 子 間の結 合が 回転 で きない こ とをい う。 有機 化合物 にお
け る幾 何異性 体
は炭素-炭 素原子 間 に禁止 された 回転 が存在 す る場 合 に存在 しうる。
reverse osmosis 溶 液 とそ の溶 媒 を半透 膜
逆 浸透 に よ り隔て 、浸 透圧
は純 溶媒側 に移動す る。 通常 の浸 透
よ り高い圧 力 を溶 液の 方に かけ る と、溶媒
とは逆 方向 に溶媒が 移動 す るの で、 この現 象 を逆 浸透
とい う。海 水 の淡水化 に用 い られ てお り、 その ため に使 われ る膜 を逆浸 透膜reverse osmosis
membraneと
い う。
reversible
cell
電池 の起 電力
可 逆電 池 以上 の 電圧 で、放 電
と は 逆 向 きの 電 流 を外 部 か ら 電 池 に 流 し た と き 、 電 池
内 で 放 電 と は ま っ た く逆 の 反 応 が 起 こ り放 電 前 の 状 態 に戻 り う る電 池 。 ダ ニ エ ル 電 池 蓄電池
、 ア ル カ リ蓄 電 池
reversible 系
、鉛
な どが あ る 。
change
可 逆変 化
を あ る 状 態 か ら他 の 状 態 に移 し た の ち 、 そ の 状 態 を系 に も外 界
に も変 化 が ま っ た く残
ら な い よ う に も との 状 態 に 戻 す こ と が で きる 変 化 。 他 の 状 態 に移 る 変 化 と も と の 状 態 に 戻 る 変 化 の 過 程 は 同 じで な くて も よ い 。 実 際 の 過 程 は 一 般 に 不 可 逆 的 で あ る 。 熱 力 学 的 可 逆 変 化 reversible
thermodynamic
processと
changeと
も い う 。 ま た 、 可 逆 変 化 の 経 路 を 可 逆 過 程reversible
い う。
reversible
reaction
可 逆反 応
反 応 物 か ら生 成 物 が 生 じる 正 反 応forward る 逆 反 応reverse Bで
reactionと 、 生 じた 生 成 物 か ら も と の 反 応 物 が 生 じ
reactionが 同 時 に起 こ る 反 応 。 反 応 系
をA、
生成系
をBと
す る と、A〓
表 わ され る 。 こ の と き→ は 正 反 応 の 向 きを 、 ← は 逆 反 応 の 向 き を示 す 。 化 学 反 応 は 一 般
に 可 逆 反 応 で あ る。 →irreversible reaction
ribonucleic RNAと
acid
リボ核 酸
略 記 す る 。 リ ボ ヌ ク レオ チ ドの 鎖 状 重 合 体 。 一 部 の ウ ィ ル ス で は 遺 伝 子 と して の 役 割
を も つ が 、 通 常 、 タ ン パ ク 質 の 合 成 に 関 わ る 。 そ の 機 能 に よ っ て 、 リ ボ ソ ー ムRNA ribosomal RNA
RNA
(tRNA)に
ribosomeを
(rRNA)、
メ ッ セ ン ジ ャ ーRNA
分 け られ る 。rRNAは
構 成 す るRNAで
messenger
、 細 胞 内 全RNAの75∼80%
塩 基 組 成 の 一 部 を写 し と っ た 組 成 を も ち 、DNAの (DNAの
RNA
(mRNA)、
翻 訳translation 比 べ て寿 命が短
ら タ ン パ ク 質 へ 情 報 を受 け わ た す メ ッセ ン ジ ャ ー と し て の 役 割 を も つ の で こ の
名 が あ る 。tRNAは
活 性 化 さ れ た ア ミ ノ酸
と結 合 し、 リボ ソ ー ム と結 合 して い るmRNAの
情 報 に 基 づ い て ア ミ ノ酸 を ポ リペ プ チ ド鎖 に結 び つ け る 働 き をす る 。
ring compound →cyclic compound
環 式化 合 物
ring opening
開 環 重 合
環状 化合物
transfer
程 度 を 占 め る 。mRNAはDNAの
情 報 の 転 写transcription、
情 報 を タ ンパ ク質 の 構 造 に翻 訳 す る ) に 関 わ る 。rRNAやtRNAに
い 。DNAか
転 移RNA
タ ンパ ク 質 を 合 成 す る 場 と な る粒 子 で あ る リ ボ ソ ー ム
polymerization の 開 環 に よ っ て鎖 状
高分子
が 生 じる 反 応 。 た と え ば 、
の よ うに分子 内結 合 が分 子 間結 合 に変 わ って重合 す る場合 があ る。Xは 二重結 合 もし くはヘテ ロ原 子
を少 な くともひ
とつ は含 む極 性原 子 団で あ る。 ε-カプ ロラ ク タムか らの6-ナ イ ロン の合 成 は この反応 に よる。機 構 的に はイ オ ン反応 で起 こる こ とが多 く、開環重 合の しや す さは環 を構 成す る原子 の員数 によ り、通 常3∼8員 ring structure
環の もの に限 られ る。 環式 構 造
原 子が結 合 して環 をつ くって いる構造 。 この構 造 を もつ化合 物 を環式 化合 物 RNA →ribonucleic acid
ア ール エ ヌ エ ー
roasting
焙焼
製錬
の前処 理 の ひ とつ で、鉱 石
とい う。
を融 点以 下 に熱 して製錬 に適 す る ような化学 的組 成 や物
理 的状態 にす る操作 。硫 化物 を還元 に適 す る ように酸化物 に変 え る酸 化焙焼 、酸 化物 を炭 素 や水 素、 天然 ガス な どに よって還元 す る還元焙 焼 、水 に可 溶 な物 質 に変 える硫酸 化焙 焼 、塩 化焙 焼、 ソー ダ焙焼 な どがあ る。 Rochelle salt
ロ ッシ ェル塩
酒石酸 ナ トリウムカ リウムpotassium sodium tartarateの四水和 物 rock crystal 石英
の こ と。
水 晶
の大 きな結 晶 の こ と。旋 光性 があ り、左 旋性 の もの を左 水晶 、右旋 性 の ものを右水 晶
とい う。変種 と して 、黄水 晶、紫 水晶 、煙水 晶 な どがあ る。装 飾 品、印材 、光 学機械 、水 晶 発振 器 な どに用 い られ、石英 ガ ラス の原料 となる。 rubber ゴム ゴム弾性 す なわち小 さな力で大 きな変形 を生 じ、力 を除 くと急 速 に もとの形 に戻 る性 質 を示 す物 質 をい う。曲が りくね った糸状 の高分 子鎖 が ところ ど ころで互 いに結合 した網 目構 造 に な ってい る。天然 ゴム rust 腐 食作 用 合 、 酸化物
と合成 ゴム があ る。 さび
によ って金属 の表 面 に生 じる化合 物。水 を含 む環境 で生 じる もの が多 く、 その場 と水酸 化物
の混合 物 と考 え られ る。 これ らが さ らに環 境 中の二 酸化 炭素 、二
酸 化硫 黄、塩 化物 イ オ ンな どと反応 して生 じた炭 酸塩 、硫 酸塩 、硫 化物 、塩化 物 な どが 含 ま れる こ ともある。 Rutherford-Bohr
atom
ラ ザ フ ォ ー ド ・ボ ー ア 原 子
原子 核 を太 陽 、電子 を惑星 にみ たてた原子模 型。 ボー ア模 型
ともいう。
rutile structure
ル チル型 構 造
Aを 陽性元 素 、Xを 陰性 元素 と したと き、〓 とつ 。A原 子 が体心 立 方格 子
で表 わ され る化 合物 にみ られ る結晶構 造 の ひ
をつ く り、6個 のX原 子 がA原 子 に正 八面体 的 に配位 し、3
個 のX原 子がA原 子 に正三角 形 に配位 す る。 Rydberg
constant
原子 スペ ク トル
( ルチル)、
な どにみ られ る。
リ ュ ー ドベ リ定 数
にみ られ る線 の 波数
す なわ ち波 長の逆 数 はふ たつ のスペ ク トル項
で表 わ され る。水素 原子 の各 スペ ク トル項 は主量 子数
比例定 数 を リュー ドベ リ定数 とい う。記号R。 線 スペ ク トルの波 長 を λと して、
〓
R=
〓M/(m+M)
〓
=1.09737×
の差
の逆 数 の平 方 に比例 し、 この と きの
〓
Mは 原子核 の 質量、mは 電子 の質 量。〓 をリュー ドベ リ定数 とい う こともあ る。
S saccharide(s)
糖
糖 質 ともい う。炭 水化物
( 類)
と同 じ意味 。
sacrificialanode
犠牲 ア ノー ド
腐 食 を防 ぎたい金属 材料 にそれ よ りイ オ ン化傾 向 料 が 正極
の大 きな金属 を導線 でつ な ぐ と、金属 材
( カ ソー ド)、 よ りイオ ン化傾 向 の大 きな金属 が負 極
構 成 され 、金属 材料 は カ ソー ド防食
( アノー ド) とな る電 池が
され る。 この と き負極 となる金属 は溶解 して しま うの
で 「 犠 牲」 アノー ドとよばれ る。た とえば 、鉄 の腐 食 を防 ぐた めにマ グ ネシウムや アル ミニ ウ ムを接続 して水 に浸す と、鉄が 腐食す る前 にマ グネ シウムや アル ミニ ウムが腐食 す る。 salicylic acid
サ リチ ル 酸 o-ヒ
ドロ キ シ 安 息 香 酸o-hydroxybenzoic
融 点159℃
acid。 無 色 の 針 状 結 晶 。 分 子 量138.1、
。 遊 離 状 態 や 誘 導 体 と して 種 々 の 植 物 中 に存 在 す る 。120∼140℃
、
加 圧 下 で ナ トリ ウ ム フ ェ ノ キ シ ドに 二 酸 化 炭 素 を吸 収 さ せ 、 生 じた ナ ト リ ウ ム 塩 を 酸 で 処 理 して 得 ら れ る
。 冷水 に難
溶 、 熱 水 や エ タ ノ ー ル に可 溶 。 カ ル ボ ン酸
お よ び フ ェ ノー ル
と して の 性 質
を示 す。殺 菌作用 、皮 膚 に対 す る腐 蝕作 用 を もち、防腐 剤、 医薬 品 と して用 い られ る。塩化 鉄 (III) で 、紫色 を呈す る。 salt
塩
酸
の陰 イオ ン
と塩 基
の陽 イオ ン
き換 えた物 質 、あ るい は塩基 の
とか らで きてい る物 質。酸 の
その 固体 は イオ ン結 晶 となる。 電離 しうる 塩 、塩 基性塩
や
が残 ってい るか どうかで正 塩 、酸性
に、 また、そ のイオ ン組成か ら単塩 、複塩 、錯 塩
塩 が生 じる反応 には次 の例 の ように、い ろい ろな型が ある。 〓酸
+
塩基
→
塩
+
水
→
塩
+
水素
例 .
〓 金属
+
酸
例 .
〓 金属 の酸化物 ( 塩基 性酸化 物 ) 例 .
を他の 陽 イオ ンで 置
を他 の陰 イオ ンで置 き換 えた物 質 と もいえ る。一般 に、
+
酸
→
塩
+
水
とい う分 類が され る。
〓 非金属 の酸化物 ( 酸性 酸化物 )
+
塩基
→
塩
+
水
例 .
〓 金属の酸 化物
+
非 金属 の酸化物
→
塩
例 .
〓金属
+
非金属
→
塩
例 .
〓弱酸 ( 弱塩 基) の塩 +強酸 ( 強塩基 )→強 酸 ( 強塩 基) の塩 +弱 酸 ( 弱塩 基) 例 .
〓 揮発性 の酸 の塩 +不揮発性 の酸 →不揮発 性 の酸 の塩 +揮発性 の酸 例 .
〓塩
+
塩
→
難溶性 の塩
+
塩
例 .
salt bridge ふ たつの半 電池
塩橋 を電気 的 につ なげ るため の媒体 をい う。ふたつ の電解 質溶 液 の混合 を避 け
た り、それ らの液 間電 位 を直接 つな ぐ場 合 よ り減少 させ た りす るため に用 い られ る。 一般 に、 ガ ラス製の逆U字 管 やH字 管 に塩類 溶液 を満 た した ものが用 い られ、両 端 をそれ ぞれの 半電 池 の電解 液 に浸す ことに よ り、装 置の 中 をイオ ンが動 ける よ うに なる。管 内の 液が電 解液 と 混 ざらない よ うに、両 端 を多孔 性隔膜 に した り、管内 の液 を寒 天でゲ ル化 した りす る。 また、 塩 類溶液 に浸 したろ紙 を用 いる こ ともある。 管内 の溶液 中の塩 類 と して は陽陰 両 イオ ンの移 動度
の差 が小 さい塩 化 カリウム や硝酸 カ リウム、硝酸 ア ンモ ニ ウムな どが用 い られる。
salting out
塩析
親 水コロイ ド の溶 液 に多 量の 電解 質 を加 えた と きに、コ ロイ ド粒子
の溶 解度 が減 少 して、
分 散質が 析 出す る現 象。 電解 質か ら生 じた多量 の イオ ンに よ りコ ロイ ド粒子 の電 荷が 中和 さ れた り、そ れ らの イ オ ンに よ りコロ イ ドに水和 していた水 分子 が奪 われ て しま うため と考 え られ る。 Sandmeyer
reaction
芳香 族 ジ アゾニ ウム塩
ザ ン トマ イ ヤ ー 反 応 に、相 当す るハ ロゲ ン化 水素 も しくはシア ン化 水素 の存 在下 でハ ロ
ゲ ン化銅 (I) も しくはシ ア ン化 銅(I) を反応 させて 、芳香 族 ハ ロゲ ン化 物 もし くは ベ ンゾニ ト リル を得 る反応
。Xは ハ ロゲ ン原 子 も しくは シアノ基。
sandwich
compound
サ ン ドイ ッ チ 化 合 物
金 属 原 子 や イ オ ン が 平 行 な2枚 ベ ンゼ ン
の 芳香 性 の平 面環
(シ ク ロ ペ ン タ ジ エ ン
、
な ど 、 お よ び そ の 誘 導 体 ) に は さ まれ て サ ン ドイ ッチ の よ う な形 に な
っ て い る 金 属 錯 体 を い う。 芳 香 性 の 環 の π電 子 に よ り金 属 原 子 あ る い は イ オ ン に 分 子 が 配 位 し て い る 。 フ ェ ロ セ ンferrocene( bis(cyclopentadienyl)
saponification
エステル
iron(II))
ケ ン 化
の アル カ リ
溶液 に よる加水 分 解
。エ ステ ル化 反応
油脂1gを
number
ケ ン化
をい う
の逆 反応 をさす こ ともある。元 来 は油脂
を つ くる反 応 を さ し た 。saponem(L):
saponification
ビ ス シ ク ロ ペ ン タ ジ エ ニ ル 鉄 (II)
などがあ る。
やロウ
か ら セ ッケ ン
セ ッケ ン
ケ ン化 価
す るの に必 要 な水酸化 カ リウム
リウム3mol=168gが
のmg数 。油脂1molに
反応す る。油脂 を構成 す る脂 肪酸
対 し、水酸化 カ
の分 子量の めやす とな り、ケ ン化
価 が大 きい とい うこ とは、脂肪 酸の分 子量が小 さい こ とを示 す。 saturated
飽 和
〓 溶液 にお いて、 溶質が 最大限 溶け ている こ とをい う。 〓 液体 とそ の蒸気 の平 衡 にお いて、 蒸気圧 がそ の温度 にお ける最 大限 の値 にな って いる こ と をい う。 〓 有機 化合物 にお ける炭 素原子 どう しの結 合が すべて単 結合 であ るこ とをい う。 saturated compound
飽 和 化 合物
分 子内 に炭素原 子 間の不飽 和結合 saturated
fatty acid
炭化 水 素基
が ない有機 化合物。
飽 和 脂 肪酸
中 に不飽 和 結合
よ うな分子量 の不 飽和 脂肪 酸 acid, hexa-decanoic
を もた な い 脂 肪 酸
。一般 式 は
よ り高 い 融 点 を示 す 。 ギ 酸
acid、
。 一般 に、 同 じ
、酢酸
ス テ ア リ ン酸stearic
、 パ ル ミチ ン酸palmitic
acid, octa-decanoic
acid
な ど。
saturated
hydrocarbon
不飽 和結 合
は起 こるが付加反 応
saturated
飽 和 炭化 水 素
を もたず 、炭素 原子 と炭素原 子 の結 合が 単結合 は起 こ らない。 アルカ ン
solution
あ る温度 におい て溶質
のみの炭化 水 素 。 置換 反応
とシクロア ルカ ン が あ る。
飽 和 溶 液
を最 大限溶 か しこんでい る溶液。 溶解平衡
の状 態 にあ る。
saturated
vapor
pressure
飽 和 蒸 気 圧
ある温度 にお いて気相 と液相 また は固相が 平衡状態 圧
にあ る ときの蒸気
の圧 力 。 単 に蒸気
とい うこ と もあ る。一般 に、他 の気体 物質 の存在 に関わ りな く、一定 温度 では 一定 の値
を示 す。 同一物 質で は温度 が高 くな るほ ど高 く ( 大 きく)、同 じ温 度で は一般 に分子 間力 弱 い物質 ほ ど高 い。温 度 と飽和 蒸気圧 との関係 を示 した曲線 を蒸気 圧 曲線 sawhorse
projection
の
とい う。
の こ ぎ り台 投 影
木 挽 台 投 影 と もい う。 立 体 的 な 分 子 構 造 を 平 面 に 図示 す る た め の 方 法 の ひ とつ 。 通 常 、 分 子 を や や 右 上 か ら なが め た よ うす を表 わ し、 炭 素 原 子 は 省 略 す る こ とが 多 い 。 た とえ ば 、 シ ク ロヘ キ サ ン(A)お
よびエ タン
(B)は ね じ れ 型 配 座staggered
の 二 置 換 体(B),
conformation、(C)は
(C)は 次 の よ う に 表 わ さ れ る。 重 な り型 配 座eclipsed
conformationで
あ
る。
(B)
(A)
s-block
element
原子 番号
s-ブ
の増 加 に伴 ってs軌 道
scattering
ロ
(C)
ッ ク 元 素
に電子 が入 ってい く段 階 の元 素。1族 と2族 の元 素。 散 乱
一 定の方 向 に進 んでい る波 や粒 子が
、障 害物 に衝突 した とき、それ を中心 に さ まざまな方 向 に進行方 向 を変 え る現象 をい う。散乱 によ って生 じる波 を散乱波 とい う。
Schiff's
reagent
シ ッ フ 試 薬
赤 紫 色 の フ ク シ ンfuchsine( マ ゼ ン タmagenta) の。 アル デ ヒ ド
Schweitzer's
reagent
水 酸 化 銅 (II) 体 ン
の水 溶 液 に 二 酸 化 硫 黄
を 通 じて 脱 色 し た も
を加 え る と赤 紫 色 を呈 す る の で 、 ア ル デ ヒ ドの検 出 に用 い ら れ る 。
シュバ イツ ァ ー試薬 を 濃 ア ン モ ニ ア 水 に 溶 か した 深 青 色 の 溶 液 。 銅 (II) の ア ン ミ ン錯 の溶液 であ る。セ ル ロース
を 溶 か す 性 質 が あ り、 銅 ア ン モ ニ ア レー ヨ
の 製 造 に 用 い られ る 。
science
科 学
あ る一定 の領 域 を対象 と し、客 観 的 な方法 を用 いて系 統 的、合 理 的に研 究す る こ と、 また、 その 内容 をい う。そ の対象 に よって さ まざ まに分 類 されるが 、 自然 に存在 す る ものや現 象 を 対 象 とす る自然科学 を単 に科 学 とい うこ とも多い。用 い られ る方法 を科学 的方法
とい う。
scientific law
科 学 的 法 則
さ まざま な観 察や 実験 に よって得 た事 実 を説 明 した り、関連づ けた りす る総括 的 で簡略 な記 述 で、常 に実験 的事実 と一致 す る もの をい う。 scientific method
科 学 的方 法
ある一定 の領 域 を対 象 と し、系統 的、 合理 的 に研 究す るた めに用 い られ る方 法 をい う。 さま ざ まな現 象 を観 察 則
し、 それ に よ って得 られ た事実 をま とめ てそ れ らに 共通 す る概 念 を法
と して記述 し、法則 を説 明す る ため に仮説
し、すべ て があ ては まれ ば仮 説 は理論
をたて 、 さ らに実験
や観 察 を重 ね て検 証
となる。理論 が新 た な実験 や観察 を説 明で きなけれ
ば、それ を修正 す るか新た な理論 をたて る ことにな る。 scientific notation
指数 記数法
scientific
科 学 的記 数 法
のこ と。
observation
科 学 的 観
察
情報 を得 る 目的 を もって注意 深 く行 われ る観察 をい う。 scintillation
放射線
シ ン チ
レ ー シ ョ ン
が あ たる ことに よって物質 が発光 する現 象。
scintillation
放 射線
counter
シ ン チ レ ー シ ョ ン計 数 管
を検 出 、計数 す る装置 で、 シ ンチ レー ター
と光電 増倍 管か らなる。放 射線 が シ ン
チ レー ター にあ たる こ とに よって生 じる光 を光電増倍 管 で とらえ て電 圧パ ル スや直流 電流 と し、それ らを増幅 して読 み と り、放射 線 の強度 やエ ネル ギー測定 に用 いる。
scintillator
シ ン チ
レ ー タ ー
放射 線が あ たる と発 光す る蛍 光体 をい う。固体 、 液体 、気 体の もの があ り、放 射線 の種類 に 応 じて異 な る蛍光 体 screening
が用 い られ る。 遮 蔽
→shielding
secondary
alcohol
第 二 ア ル コ ー ル
第 二級 アル コール。 一般式 は 。 ヒ ドロキシル基 の結合 して い る炭素原 子 にふた つ の炭化水 素基 が結 合 してい るアル コー ル 。酸化 す るとケ トン に なる 。
secondary
放電
cell
後 、充 電
二 次 電 池
に よ り (ほぼ) も との状 態 に戻 す こ とが で きる電池 。繰 り返 し使 用 可能 。
鉛 蓄電池 、 アル カリ蓄電池 secondary
な どが あ る。
carbon
第 二
(級 ) 炭 素
他の ふたつ の炭素原 子 と結 合 してい る炭素原 子 をい う。 secondary
compound
第 二
(級 ) 化 合 物
ア ルコー ル の場 合 は第二 ( 級) 炭素原 子
に ヒ ドロキ シル基
が結合 して い るもの をい う。
ア ミン の場 合 はア ンモ ニ ア分 子のふ たつ の水 素原 子 を炭化水 素基で 置換 した化 合物 をい う。 ア ミ ド の場合 は 、窒 素原子 にアシル基 secondary
standard
がふ たつ結 合 した もの をい う。
二 次標 準 物 質
一次 標 準物 質
を基準 と して 、 その物 性や組 成 な どの特性 が確 定 されて い る物 質 をい う。 た とえば 、中和滴 定 で はシ ュウ酸 を一次標 準物 質 として塩 基溶 液 を標 定 し 、
塩基 溶液 を二次標 準物 質 と して酸溶液 の濃度 を求 める方法 が よ く用い られ る。
second
law
of thermodynamics
熱 力 学 の 第2法
則
熱が 関 わる 自然 現象 の起 こ る方 向 を示 す法 則。 同等 ない くつか の表現 があ る。 た とえば、〓 仕事 が熱 に変 わる現 象は不 可逆 であ る。す な わち、外 か ら得た熱 をすべ て仕 事 に変 え、そ れ 以外 に何 の変化 も残 さない こ とは不 可 能で ある (W.Thomson) 。〓 熱 が高 温度の物 体 か ら低 温度 の物体 へ移 る現 象は不 可逆で あ る。す なわ ち、熱 を低 温側か ら高温側 に移 して、 その他 に何 の変化 も残 さない こ とは不 可能 であ る (R.Clausius) 。 絶対 温度Tに おけ る準静 的変化 で物体 がdQの 微小 熱量 を吸収 して基準状 態Oか ら状態Aと 状態Bに 変 化 した とき、 dQ/T=S(A)、dQ/T=S(B)と 決 ま る状 態 量 温 度Tで dQ/Tと
物 体 が 受 け と る 熱 量 をdQと
と よば れ る。Aか
す なわ ち、系内 で不可 逆変化
す る 。 ま た 、 熱 力 学 の 第1法
order
reaction
反 応 次 数 が2で
則
の 場 合 はdQ=0で
ある
が 起 こ っ た と き 、 断 熱 系 の エ ン トロ ピ ー は 増 加
に よ り、TdS=dU+PdV。
二 次 反 応
、 後 者 で はv=
と し た と き反 応 速 度vがv= と な る 。 た だ し、cはtに
いは、〓
両 辺 を微 分 す る と、dS=
あ る 反 応 。 反 応 速 度 が 、 ひ とつ の 反 応 物 の 濃 度 の2乗
[B]と す る と 、 速 度 定 数 をkと
は 〓 =1/〓
け によって
準 静 的 変 化 を した と き、
あ り、 断 熱 変 化
の 反 応 物 の 濃 度 の 積 に比 例 す る 反 応 な どが あ る 。2種
[B]/dt= 〓
らBに
してdQ/T=S(B)-S(A)。
な る 。 一 般 の 変 化 に 対 して はdS≧dQ/Tで
か らdS≧0。
second
す る と、 こ れ ら は そ れ ぞ れ 状 態O、A、Bだ
で あ り、Sは エ ン トロ ピ ー
して 反 応 速 度vは
の 反 応 物A、Bの
、 前 者 で はv=
−d[A]/dt= −d[B]/dt=k[A][B]な −dc/dt=
〓
に比例 す る反応 、二種 濃 度 を そ れ ぞ れ[A] 、
−d[A]/dt=
〓
、v= −d
ど と な る 。 反 応 物 の 濃 度 をc
で 表 わ せ る場 合 、 これ を積 分 す る と1/c−1/〓
お け る濃 度 、 〓 はt=0に
お け る濃 度
=kt
( 初 期濃度 )で ある。半 減期
と な り、 初 濃 度 に 反 比 例 す る 。 す な わ ち 、 濃 度 が 高 い ほ ど半 減 期 は 短 い 。 あ る =1/k=
一 定 と な る。 エ ス テ ル
じる 反 応 な ど の例 が あ る 。
の ケ ン化
、 水 素 と ヨ ウ 素 か ら ヨ ウ化 水 素 が 生
selective
precipitation
選 択 的 沈 殿
イオ ンの混合水 溶 液か ら、1種 もし くは数種 の イオ ンのみ と沈殿 を生 じる ような試薬 を用 い て 金属 イ オ ンを分 別す る方 法 をい う。 陽 イオ ンの系統 的定 性分析
に用 い られ 、そ れぞ れの
沈殿 を生 じる試薬 を分 属試薬group reagent、分 属試薬 によって分 け られる金属 イオ ンのグ ル ー プ を属groupと いい、6つ に分 類す る。 →APPENDIX
3
self ionization 同 一 物 質 の2分
自己 イ オ ン化 子 が 反 応 して 陽 陰 両 イ オ ン を生 じ る よ う な反 応 。 水 や ア ンモ ニ ア な ど で み ら
れ る。
これ らの場合 は 、同一種 分子 間 にお け
る プ ロ ト ンの 移 動 で あ り、 自 己 プ ロ トリ シ スautoprotolysisと autoionizationは
も よ ば れ る 。 自動 イ オ ン化
ひ と つ の 原 子 も し くは 分 子 か ら電 子 が 飛 び 出 して イ オ ン が 生 じ る 現 象 を い
い 、 自 己 プ ロ トリ シ ス と は 別 の 現 象 で あ る 。
self-protective
自 己 防 護 的
その表 面 に酸 化被膜 を生 じてそ れ以上 内部が 酸化 され ない よう な金属 の性 質 をい う。 アル ミ ニ ウム、ステ ンレスス チ ールな どでみ られる。
semiconductor 導電 率
半 導 体
が 〓S/m程
度 で、導体
と絶 縁 体
との 中 間 に あ る 固 体 を い う 。 導 体 と 異
な り、 導 電 率 は 温 度 が 高 くな る と大 き くな る。 励 起 され 、 禁 制 帯 伝導帯
に 入 っ た 電 子 と価 電 子 帯 に生 じた 電 子 の抜 け た穴
て 電 気 伝 導 が 行 わ れ る よ う な半 導 体 を真 性 半 導 体
sulfide CdSな
か ら
positive hole) に よ っ
( 固 有 半 導 体 )intrinsic semiconductorと
い 、 ケ イ 素 や ゲ ル マ ニ ウ ム の 単 体 、 ヒ化 ガ リ ウ ムgallium cadmium
を越 えて 価 電 子 帯
( 正 孔hole, arsenide
GaAsや
い
硫化 カ ドミウム
ど の 無 機 化 合 物 、 あ る い は有 機 化 合 物 が あ る 。 導 電 率 は物 質 固有 の 値
を 示 し、 禁 制 帯 の 大 き さ に よ っ て 決 ま る 。 不 純 物 か ら伝 導 帯 も し くは 価 電 子 帯 に供 給 さ れ た 電 子 や 正 孔 に よ っ て 電 気 伝 導 が 行 わ れ る よ う な 半 導 体 を外 来 半 導 体extrinsic あ る い は 不 純 物 半 導 体impurity
semiconductorと
semiconductor
い い 、 真 性 半 導 体 に ドー ピ ン グ
る こ とが で き る 。 電 子 供 与 体 と な る 不 純 物 を加 え た もの をn型 半 導 体n-type
い い 、 電 子 が 電 気 伝 導 を担 う 。 電 子 受 容 体 と な る不 純 物 を 加 え た も の をp型 semiconductorと
を して つ く
semiconductorと 半 導 体p-type
い い 、 正 孔 が 電 気 伝 導 を 担 う。 た と え ば 、 ケ イ 素 に リ ンや 砒 素 、 ア ンチ モ ン
を 添 加 す る とn型 半 導 体 と な り、 ホ ウ素 や ア ル ミニ ウ ム 、 ガ リ ウ ム 、 イ ン ジ ウ ム を添 加 す る とp型
半 導 体 と な る。 トラ ン ジ ス タ ー 、 ダ イ オ ー ド、 光 電 管 、 サ ー ミス タ ー 、 さ ま ざ ま な セ
ン サ ー な ど広 い用 途 が あ る 。
semidrying
oil
ヨウ素価100∼130の
半 乾 性 油
油脂 。乾 性油
と不 乾性油
の 中間の乾 燥性 を示 す。 ゴマ油 、ナ タ ネ
油 、綿実 油、大豆 油 な ど、生 産量が 多 く、食 用 やセ ッケ ン原料 とな る。
semimetal
半 金 属
→metalloid
semipermeable 溶液
membrane
あ るい は分散 系
ファン
半 透 膜
を構 成 す る 成 分 の 一 部 は通 す が 他 の 成 分 は 通 さ な い よ う な膜 。 セ ロ
や膀胱 膜 は水 や低分 子 、塩類
(イ オ ン ) を 通 す が 高 分 子
や コ ロ イ ド粒 子
を通 さ
な い 。 素 焼 の 細 孔 に 沈 殿 させ た ヘ キ サ シ ア ノ 鉄 (II) 酸 銅 は 水 を 通 す が 塩 類 は 通 さな い 。 細 胞 膜 も 半 透 膜 とみ な せ る 。 浸 透 圧
の 測 定 、透 析
、限 外 ろ 過
、イオ ン交換
な どに用 い られ
る。
semisynthetic セ ル ロー ス
fiber
半 合成 繊 維
や タ ンパ ク質
を 誘 導 体 の 形 に して 溶 液 に した もの か ら得 ら れ る繊 維 の う ち、
も とに な る 物 質 と異 な る 化 学 的組 成 を もつ も の を い う。 ア セ テ ー ト繊 維
〓 type
reaction
求 電 子 置 換 反 応*の
shape-memory
〓 型 反 応 こ と。
alloy
臨界 温度 の高温 側
な どの例が ある。
形状 記憶 合 金
( 低 温側 )で記 憶 された形 状が 、低 温側
熱 ( 冷 却 )に よ っ て も と の 形 状 に 戻 る性 質
(高 温 側 ) で 変 形 を 受 け て も 、 加
( 形 状 記 憶 効 果shape-memory
effect) を示 す 合 金
。
バ ネ状 や 線 状 、 棒 状 、 板 状 な ど の 形 に して 使 わ れ る 。 チ タ ン − ニ ッケ ル 系 、 銅 −亜 鉛 − ア ル ミニ ウ ム 系 、 鉄 − マ ン ガ ン − ケ イ 素 系 な ど の 合 金 が あ る 。 コ ネ ク ター の締 め 付 け ピ ンや パ イ プ の 継 手 、 弁 な ど と して 、 さ ま ざ ま な 分 野 で 用 途 が 広 が っ て い る 。
shapes of molecules →molecular geometry
分 子 の 形
shapes
軌 道 の形
→s
of orbitals orbital, p orbital,d orbital
shell
殻
→electron(ic)
shell
shell expansion
殻 の拡 張
通 常 、 原 子 の 価 電 子 は8個 す る こ と に よ り、9個
子 が10個
期 以 降 の 元 素 の 原 子 で は空 のd軌
道 を利用
以 上 の 価 電 子 と な る こ と が あ る 。 こ れ を殻 の 拡 張 と い う 。 た と え ば 、
五 塩 化 リ ンphosphorus(V) 〓
ま で で あ るが 、 第3周
chlorideに
お け る リ ン原 子 の 電 子 配 置 は 、 基 底 状 態
か ら ひ とつ のs電 子 がd軌 道 に 入 っ て 〓 存 在 す る と考 え られ る。
の5軌
道 の混成
の
を な して お り価 電
shielding
遮 蔽
遮 蔽 効 果shielding
effectと も い う。 原 子 内 の ひ と つ の 電 子 が 核 か ら受 け る ク ー ロ ン引 力
は、
原 子 内 に 他 の 電 子 が 存 在 す る と、 電 子 間 の 相 互 作 用 に よ りそ れ らが 存 在 し な い と考 え た 場 合 よ り小 さ く な る 。 こ の 効 果 を 遮 蔽 とい う 。
short
range
order
局 所 秩 序local
短 距 離 秩序
orderと
も い う。 微 視 的
な 距 離 に お け る粒 子 間 の 秩 序 。 数 原 子 程 度 の 距 離 で
み られ る配 列 の 規 則 性 を い う。
Sidwick-Powell
theory
シ ジ ウ ィ ッ ク-パ
無機 化合物 の 分子 の形 が原子価 殻
ウ エル理 論
内 の 電 子 対 の 数 に よ っ て 分 類 で き る とす る理 論 。 原 子 価
殻 内 で は 空 間 的 な 広 が りを もつ 電 子 対
(共 有 電 子 対 と非 共 有 電 子 対 ) が 互 い に対 称 的 に 配 列
とす る と し て 分 子 の 形 を考 え る 。 こ の 理 論 が 発 展 して 、 ナ イ ホ ル ム-ギ 殻電子 対反発 理論
sievert
→
の線量 当量
のSI単 位 。 記 号Sv。1Sv=1J/kg=100rem(
bond
σ
(シ グ マ ) 結 合
σ
(シ グ マ ) 電 子
σ
(シ グ マ ) 軌 道
レム
)。
σ orbital
σ (sigma) →
( 原 子価
シーベ ル ト
電 離放 射線
σ (sigma)
レス ピ理 論
) と な っ た。
electron
σ orbital
σ (sigma)
orbital
2個 の 原 子 を結 ぶ 軸 方 向 の 原 子 軌 道
の 重 な り あ い に よ っ て 生 じる 分 子 軌 道
をい う。結 合
軸 の ま わ りに 対 称 的 に存 在 す る 。 この 軌 道 に 属 す る 電 子 を σ電 子 σ electronと い い 、2原
子
間 に 局 在 し、 分 子 の 結 合 軸 方 向 あ る い は 分 子 面 に大 き な密 度 で 分 布 す る 。 ま た 、 σ電 子 ど う しに よ り生 じ た 電 子 対 を σ電 子 対 σ pair、 σ電 子 対 の 形 成 に よ る 化 学 結 合 を σ結 合 σ bond と い い 、分 子 の 骨 格 を な す 。 σ結 合 は 原 子 価 結 合 法
σ (sigma) pair → σ orbital
significant
σ
figure
有 効 数 字
そ の 桁 数 。 単 に 位 取 りを 示 す だ け の0を 、1800は
に相 当 す る。
(シ グ マ ) 電 子 対
測 定 結 果 な ど を表 わ す 数 値 の う ち 、 測 定 の 精 度
効 数 字2桁
に お け る単 結 合
有 効 数 字4桁
を考 慮 に 入 れ た 信 頼 性 の あ る数 字 あ る い は
除 く。 た と え ば 、0.018,
であ る。
18, 1.8× 〓
はそ れぞ れ有
silica →silicon dioxide
シリカ
silicagel ケ イ酸
シ リカゲ ル
のゲル で
を成分 とす る。
水 の量は平 衡水 蒸気圧 に よって異 なるが 、2∼10%
の 四面体 が不 規則 につ なが った高分 子。 程 度で ある。水 ガラス の 濃い水 溶液 に
塩酸 を加 えて ケ イ酸 を沈澱 させ 、それ を水 洗い して乾燥 させ ると得 られる。 無色 また は黄褐 色で 透明 ま たは半透 明 であ るが、乾燥 剤 として用 いる場 合 は塩 化 コバ ル ト
で青 く着色
す るこ とが あ る。吸水 す る と塩化 コバ ル トは桃 色 に なる。多 孔質 で表面 積 は質量 に対 して非 常 に大 きい ( キセ ロゲル ) ので 吸着力 大 。 ヒ ドロキ シル基
を多 くもつ。 乾燥 剤 の他 、脱
色 剤 、触 媒 の担体 な どに用 い られ る。 silicasand 石英
ケ イ砂
を主成分 とす る砂 の こ と。 ガラスの原 料 と して重 要。
silicate
ケ イ酸 塩
ケイ酸の塩 で 、
な どの組 成 を もつ。 造岩鉱 物 と して地
殻 やマ ン トルの主成 分 となっ てい る。 一般 に、融 点 が高 く、融 解 した もの は冷却 す る とガラ ス 状 にな りやす い。 アル カ リ金属 塩 を除い て水 に難溶 で 、酸 な どにおか され に くい。 フッ 化水 素酸
と反応 し、 フッ化 ケ イ素
や ヘキサ フル オロ ケイ酸塩
とな る。 また、水
酸化 アル カ リや炭酸 アル カ リと ともに融 解す る と水 に可溶 のア ルカ リケ イ酸塩 となる。 基本 的 な構 造 は
を中心 と して4つ の
が配位 した
イ オ ンが入 ったイオ ン結 晶で あ る。 につ なが った ものは
とい う骨格構 造 を もち、繊 維状 とな り、石 綿
面 状 につなが っ たものは れや すい。 滑石 は
が規 則的 に配列 し、 そのす き間 に金属
単位 のつ なが り方 に よ り、多様 な構造 を とる。鎖 状 な どが あ る。 平
とい う骨 格構造 をもち、 それ らの層 同士が 弱 く結 合 しはが
や カオ リナ イ トkaolinite、雲 母
な どが ある。3次 元状 につ なが った もの
とい う骨格 構造 をもち、石 英に似 た構造 とな り、硬 い。 長石
や沸石
などが
あ る。窯 業の主 要 な原 料 となる他 、 さまざまな用途 があ る。 silicicacid オル トケ イ酸
ケ イ酸 のほ かに 、それが 縮合
総称 してい う。 ハ ロゲ ン化 ケイ素
して生 じる
の組 成 を もつ物 質 を
を加 水分解 した り、 ケ イ酸 アル カ リに酸 を加 えて生 じ
る ケ イ酸 ゲ ルを脱水 す る と白色粉 末 と して得 られる。 アルカ リに よ く溶け 、酸 には不溶 。縮 合 して高分 子 にな りやす い。加熱 や脱水剤 に よって容 易 に脱 水 される。 silicon 14族
ケ イ素
(4B族) に属 する原 子番号14の 元素 。原 子量28.09。 地殻 中 には酸 素 に次 い で多 く存
在 し、質量 で27.2% を しめ る。酸化 物や ケ イ酸塩 の 形で さ まざ まな鉱物 と して産 出す る。 単 体 は銀 白色 の金属 光 沢 を もつ ダイヤモ ン ド型構 造
の結 晶 で、融 点1410℃ 、沸 点2355℃ 、
密度2.33〓 。 また、無定 形 の同素体 もあ る。二酸 化 ケイ素 を電気炉 中で2000℃ 程度 で コー クス に よ り還 元 して粗 ケ イ素 と し 、 こ れ を トリクロ ロ シ ラ ン な どの化合物 に したのち還元 して高純度 の もの を得 る。 半導体
で、常温 の空 気 中で
は化 学 的に安 定。 フ ッ素や フ ッ化水 素 と反応 して四 フ ッ化 ケ イ素 となる。 高温 では酸 素や塩 素 、窒素 と反 応す る。水 や フ ッ化水 素酸 を除 く無機酸 には不溶 だが 、熱 アル カ リ水溶 液 には 溶 けて水 素 を生 じる。単 体 は半導体 材料 、鋼 や合金 の添加物 、ケ イ素樹 脂 の原料 な ど と して 用 い られ 、化合物 も非常 に広 い用途 を もつ。 silicon dioxide
二 酸 化 ケ イ素
シリカ ともい う。 組成式 は
。多 くの多形
代 表 的 な もの は石英 、水 晶
がみ られ、 いずれ も無色 もし くは白色で あ る。
であ り、 その他 に非晶 質
の石英 ガ ラス 、 コ ロイ ド 状 の シ
リカゲ ル な どが あ る。 宝石 に用い られ るオパー ルopal、 メ ノウagateな どは石英 の微 結晶の 集合 体 であ る。 基本 的 な構造 は
を中心 と した
の 四面体 が3次 元的 に配列 した もので
あ る。水や酸 にはほ とん ど溶 けないが 、 フ ッ化 水素酸 と反応 す る
。
また 、水 酸 化 アル カ リや 炭 酸 ア ル カ リ と融 解 す る と水 溶性 の ア ル カ リケ イ酸塩 が生 じる な ど。 ガラスの原料 をは じめ と して多 くの用途 を もつ。 silicone
シ リコ ー ン
シ ロキサ ン結合siloxane bondに
よって生 じる主鎖 にメチ ル基
の炭化 水 素基が側 基 と して結合 して いる重合 体 う場合 もあ る。 ジ クロロ ジメチル シラ ン どの加 水分解
と縮 合重 合
や フェニ ル基
など
の総称 。 シ リコー ン樹脂silicone resinとい や トリクロ ロメチル シラ ン
な
に より生 じる。
加水分解 ジメチルシラノール
縮合重合
熱 安 定 性 、 耐 湿 性 、 撥 水 性 が あ り 、 耐 薬 品 性 、 電 気 絶 縁 性 が 大 きい 。 重 合 度 、 側 基 の 種 類 、 橋 か け 度 な ど に よ っ て 形 状 が 異 な る 。 ジ ク ロ ロ ジ ア ル キ ル シ ラ ン か らは 線 状 、 トリ ク ロ ロ ア ル キ ル シ ラ ン も し く は そ の 共 重 合 体 か らは3次 の も の は 流 動 性 の あ る シ リ コ ー ン油silicone greaseな
元 網 状 の 高 分 子 が 得 られ る 。 線 状 で 低 分 子 量 oil、 半 固 体 状 の シ リ コ ー ン グ リ ー スsilicone
ど と して 潤 滑 油 、 耐 熱 塗 料 、 防 水 剤 な ど に用 い られ る 。 高 分 子 量 の も の は 中程 度 に
橋 か け を した ゴ ム 状 の シ リ コ ー ン ゴムsilicone rubber、 高 度 に 橋 か け を した 固 体 状 の シ リ コ ー ン樹 脂 と して 電 気 絶 縁 材 料 な ど に 用 い ら れ る。
silver
銀
11族 (1B族)に属す る原子番号47の 元 素。原子 量 は107.88。 天然 に は輝 銀鉱argentite や 自然銀 な ど と して産出す る。 また、銅 や亜鉛 、鉛 な どの製 錬 単体 は 、鉱石 か らアマ ルガム
の副産物 と して も得 られ る。
として抽 出 した後蒸 留 した り、青化 法
銀 白色の 軟 らかな金属 で、融 点962℃ 、沸点2210℃ 、密度10.50〓
な どによ り得 られ る。 。延性 、展性
は金
につい で大 き く、 電気 お よび熱伝導 率 は金 属 中最 も大 きい。空 気 中では安 定 で、熱 して も酸 化 され な い。硫 黄 とは容 易 に反応 し、黒 色 の硫化 銀
を生 じる。硝 酸や 熱濃硫 酸 な ど酸
化 力の ある酸 に溶 け、酸素 の存在下 で シア ン化 アル カ リ水溶 液 に溶 けて錯 イ オ ン を生 じる。 化 合物 は通 常酸 化数 い られ る。
+Iを と り、一般 に感光 性 があ る。 感光材 料 、電 池、 装飾 品 な どに用
silver chloride
塩化 銀
白色 の微 結 晶で 、式量143.3。 融 点455℃ 、沸 点1550℃ 、密 度5.56〓
。 硝酸 銀
溶液 に
塩化 物 イ オンを加 える と生 じる。水 に難溶 。 ア ンモ ニア水 、 シア ン化 ア ルカ リ溶 液、 チ オ硫 酸 ナ トリウム溶液 、濃塩 酸 にはそ れぞ れ の錯 イオ ンを生 じて溶 ける。光 に よって分解 され黒 くな る。 写真感 光剤 として用 い られる。 silver halide ハ ロゲ ン と銀 の2元 化 合物
ハ ロ ゲ ン化 銀 の総 称。組 成式は 、ハ ロゲ ン原子 をXと して、
フ ッ化銀 は
も存 在す る。 フ ッ化 銀(I)
によ く溶 ける。塩 化銀
は 白色 、臭 化銀
水 に溶 けに くい。溶解 度 は、 れる
は黄 色片 状結 晶で潮 解性
は淡 黄色 、 ヨウ化 銀
。 ただ し、 があ り、水
は黄色 で 、そ れぞれ
であ る。感光性 が あ り、光 によって分 解 さ
。写真 や感光性 ガラスの原料 と して用い られ る。
silver mirror reaction
銀鏡 反 応
きれい な ガラス容 器 に入れ た アンモ ニア性硝 酸銀 ( 硝 酸銀 色 の沈殿 が消 え る まで加 え た溶液 ) に還 元性
の水溶 液 にア ンモニ ア 水 を褐
の ある有 機化 合物 を加 え、 おだや か に温 め る
と銀 イ オ ンが 還元 され て銀 が生 じ、容器 の 内面 に銀鏡 が で きる 反応 。 アル デ ヒ ド や 還元 糖
な どの検 出 に用い られる。
silver nitrate
硝酸銀
無色 の板状 結晶。 式量169.9、 融 点212℃ 、密度4.35〓
。銀 を硝 酸で 溶かす こ とに より生
じる。水 によ く溶 け る。 純粋 な ものは光 に対 して安 定で あ るが 、ア ルデ ヒ ド な どの還 元性 物 質が ある と銀 鏡 を生 じる。 タンパ ク質凝 固作用 があ り、 皮膚 を腐食 す る。 有毒 。写真 感光 剤 、銀め っ き材料 、殺菌剤 な ど として用 い られる。 silver(I) oxide
酸 化 銀 (I)
褐色 ない し黒色 の結晶 。式 量231.8、 密度7.22〓
。硝酸 銀溶 液に水酸 化ナ トリウム水 溶液
を加 える と沈殿 と して生 じる。200℃ 以上 で分解 す る
。水 に難 溶。硝 酸 、
強 アル カ リ性溶 液 、 アンモ ニア水 、 シア ン化 アル カ リ溶 液に易溶 。湿 った酸 化銀 をハ ロ アル カ ン に作 用 させ る と相 当す る アルコー ル が生 じる
silver oxide silver oxide
cell
。
酸化 銀 電 池
batteryと
もい う 。 酸 化 銀 (I) を 正 極 、 亜 鉛 を負 極 と し、 電 解 液 と し て濃 厚 水 酸 化
ア ル カ リ水 溶 液 を 用 い た 電 池 。1次
電池
と2次
電池
が あ る が 、 通 常 ボ タ ン型 の1次
と して 用 い ら れ て い る。 電 池 反 応 は
。 電 圧 は約1.5V。
電池
放 電 曲線が
特 に 平 坦 で 、 容 量 も大 き い が 高 価 。 腕 時 計 、 カ メ ラ 、 電 卓 な ど に用 い ら れ る 。
simple reaction 化学 反応 式
単純 反 応
で表 わ され る反応 がそ の まま素反応
として起 こる反応 。す な わ ち、 ひ とつの
素反応 か らなる反応 。 simple substance
単体
た だ1種 の元素 か らで きて いる純物 質 。元 素elementと い う場 合 もある。化 学変化
に よっ
て他 の2種 以上 の物 質 に分 け るこ とはで きない。 同 じ元 素 か らで きて いるが 、原子 のつ なが り方 が異 なるため に性質が 異 なる単体 を同素体 single bond
とい う。
単結 合、一 重結 合
2原 子 が、1組 の電 子対す な わち2個 の電子 を共有す る ことに よって生 じる結 合。 例.
水 素
塩化 水素
single displacement →substitution
single
replacement
単 純 置 換反 応
reaction
単 純 置 換 反 応
→substitution
SI units
SI単
国 際 単 位 系 。Systeme 単 位 系 。7つ
位 系
International d'Unitesの 略 。MKSA単
位系
を 基 礎 と した 国 際 的 な統 一
の 基 本 単 位 、 ふ た つ の 補 助 単 位 、 多 数 の 誘 導 単 位 か ら な り、10の べ き 乗 に つ い
て 接 頭 語 を定 め る。 これ らの 組 み 合 せ で す べ て の 物 理 量 の 単 位 を表 現 す る。 →APPENDIX
2
skeleton equation
骨格 反 応 式
係数 をつ けず に反応物 と生 成物 の化学 式 だけ を表 わ した反応式 。 た とえば、 メ タンの完全 燃 焼は
となる。
slag
スラグ
鉱 滓 ともい う。 金属 を製錬 す る ときに金 属融体 とは別 に排 出 ・除去 される酸化 物 の融体 も し くはその 凝 固物 。鉱 石 中の脈 石
な どの不 純物 や 燃料 中 の灰分 と融剤
との 反応 生成 物 で、
主 成分 は カル シウム や アル ミニ ウムの ケ イ酸塩 で ある。 製鉄 の際生 じたス ラグ は高 炉 セメ ン ト や 道路材 な ど として用 い られる。 また、非鉄 製錬 では か らみ と よばれ る。 slaked
lime
消 石 灰
水 酸化 カル シ ウム
の こ と。
smelting
溶融製錬
溶錬 ともい う。高温 処理 に よ り鉱石 か ら粗 金属 を得 る工程 をい う。 鉱石 を焙 焼 や焼結 し たの ち、融 剤 や燃 料 な どと ともに炉 に入れ て全体 を溶 融 し、不 純物 をスラ グ に、 目的金 属 を粗 金属 やマ ッ ト 、 スパ イス
に集 める。 製鉄 では高炉
に よって銑鉄
を得 る工程 をい
う。 〓
type reaction
〓
型反応
Substitution,Nucleophilic, 1storderの こ と。単 分子求核 置換 反応 ともいう。反 応の律 速段階 が 単分 子反 応
で ある1次 の 求核置 換反応
をい う。反 応基 質 がイ オ ンに解離 す る段 階 が律
速段 階であ り、反応速 度 は基質 の濃度 に依存 す る。反 応の 中 間で生成 す る活 性錯体 で ある カル ボニ ウム イオ ン と求核試薬 の 反応 は律 速段 階 に比べ る と非常 に速 いの で求核 試薬 の濃 度 に影響 を受 け ない 。 〓 反応 基質RXの
解離RX→
〓 +〓
:遅い
〓 求核試 薬 〓 との反 応 〓 +〓 →RY: 速 い。 求核 試 薬 と結合 す る炭素 原子 が不斉炭 素原 子
の場 合 、生成 物 は通常 ラ セ ミ体
で あ る。 反
応 す る炭素 原子 に大 きな原子 団 が結合 していた り求核 試薬 が大 き くて立体 障害
が 強 い場 合
や 、 カルボ ニ ウムイオ ンが相 対的 に安定 な場 合 は〓 型 反応 〓
type reaction
〓
よ り起 こ りやす い。
型反応
Substitution,Nucleophilic,2nd orderの こ と。二分子 求核 置換 反応 と もい う。 反応 の律速段 階 が 二分 子反 応
であ る2次 の求核置換 反応
をい う。 活性錯 体
は反応 基質 と求核 試薬
が
結 合 して生 じ、反応速 度 は反応基 質 と求核 試薬 の濃 度 につい てそ れぞれ1次 であ る。反応 の 中心 とな る炭素 原子 の まわ りの立体配 置 は逆転す る。 ハ ロゲ ン化 アルキ ル の加水 分解 な ど で み られ る。 反応す る炭 素原子 につ いて いる原子 団 が小 さ く求 核試薬 に とって立体 障害 が 小 さい場合 や 求核試 薬 の非共有 電子対 が空 間的 に突 出 してい る場合 には 〓 型 反応
よ りも
起 こ りやす い。 →Walden inversion
soap
せっけん
高 級脂 肪 酸 の金属 塩 の総称 。通 常 は
塩、
塩 をさ し、そ れ以外 の金 属塩 は金属 せ っけ ん
とい われ る。 油脂
を水 酸化 アル カ リ で ケ ン化す る ことに よ り得 られ る。
弱酸 強塩 基 の塩 で あ り、水 溶 液は弱 アル カ リ性 を示 す。 その ため動 物性 繊維 (タンパ ク質) の 洗 濯 に は不 向 きで あ る 。 カ ル ボ ン酸 よ り強 い酸 を加 え る と 、脂 肪 酸 が 遊 離 す る 。 あ る濃 度以上 で は ミセ ル な る。 界面 活性 作用
に よ り溶液 の表面 張力
込み やす くなる。 また、乳 化作 用
を形 成 し、 コロイ ド溶液
と
が 低下 し、繊 維 の細 か なす き間に液体 が 入 り
に よ り油脂 を細 か く分 散 させ る。 これ らの作用 に よ り洗
浄作 用 を示す こ とにな る。高 級脂 肪酸 の
塩、
塩 は水 に溶 けに くい ので、海水 、硬 水で
はせ っけん の洗 浄作 用 が弱 くなる。
親水 性
セ ッケ ンの ミセル
soda lime 生 石灰
を水 酸化 ナ トリウム
疎 水 性 = 親 油性
セッケンの乳化 作用
セ ッケンによる 表面張 力の低下 ( 界 面張力 )
ソー ダ 石灰 の濃厚 水 溶液 に浸 したの ち加 熱 して得 られ る白 ∼灰 色粒 状 の
混 合水酸化 物 をい う。 強い アル カ リ性 を示 し、二酸 化炭素 や水 の吸収剤 として用 い られる。 sodium 1族
ナ トリ ウ ム
(1A族) に属 す る原子番 号11の 元 素。
の単 一核 種 よ りな り、原 子 量22.99。 ケイ
酸 塩の成 分 として地 殻 中に広 く分布 し、海 水中 には10.8〓
含 まれ る。 岩塩 や硝酸 塩、硫
疎 水して 性 も産 出す る。単体 は 、軟 らか な銀 白色 の金属 で 、工業 的 には ダウ ンズ 法 に 酸 塩 な どと
よ りつ くられ る。 融点97.8℃ 、沸点881.4℃ 、密度0.971〓
。 反応性 が大 きく、空 気 中で
容 易 に酸 化 され、融 点以上 で は燃 えて過酸 化ナ トリウム
を生 じる。水 とは常温 で激 し
く反応 して水 素 を生 じる。 ハ ロゲ ンや硫 黄 とも激 し く反 応 し、高 温で水 素 と反応 して水 素化 物
を生 じる。 ア ルコール
と反応 して アル コキ シ ド を生 じる。 空気 に触 れ ない ように、
石油 中に保 存 される。 生体 必須 元 素 と して 重要 な役 割 を もつ。 炎色 反応
は黄色 。単 体 は、
チ タンな どの冶金 にお け る還 元剤 、原子 炉 の冷却剤 な ど と して用 い られ、化 合物 は さま ざま な化 学製 品の製 造過程 で広 く用 い られ る。 sodium
aluminate
ア ル ミ ン 酸 ナ トリ ウ ム
無色 の結 晶性 固体。 式量82.0、 融 点1800℃ 。工 業的 には ボーキサ イ ト に炭酸 ナ トリウム を加 えて加 熱 した後 、水 で抽 出す るこ とに よ り得 られる。 実験 室で は水酸化 アル ミニ ウムに 水 酸化 ナ トリウム を作用 させ る と得 られ る
。水 に よ く溶
け、水 溶液 は強 いア ルカ リ性 を示 す。水溶 液 中では アル ミン酸 イオ ンは
の形 で存 在
して いる。水 の 浄化剤 、軟 化剤 、製紙 、媒染剤 な どに用い られ る。 sodium
carbonate
炭酸 ナ
炭 酸 ソ ー ダ あ る い は 単 に ソ ー ダsodaと
トリ ウ ム
もい う 。 式 量106.0、
融 点851℃
。 工 業 的 に は ア ンモ
ニ ア ソー ダ法 ー ダ灰soda
に よ っ て つ く られ る 。 無 水 物 は吸 湿 性 の あ る無 色 あ る い は 白 色 の 粉 末 で 、 ソ ashと よ ば れ る 。 密 度2.53〓 。十水 和物 は無 色 の 結 晶 で 、 洗
濯 ソ ー ダwashing
sodaと
よ ば れ る 。 密 度1.46〓
。空 気 中で風 解
し、 一 水 和 物 と な る 。
水 に 溶 け 、 水 溶 液 は 強 い ア ル カ リ性 を 示 し、 二 酸 化 炭 素 を 吸 収 して 炭 酸 水 素 ナ トリ ウ ム 生 じる
を
。 重 要 な 工 業 原 料 で 、 水 酸 化 ナ トリ ウ ム 、 ガ ラ ス 、
セ ッケ ン の 製 造 、 製 紙 、 医 薬 品 な どに 用 い ら れ る 。 実 験 室 で は 分 析 試 薬 、 融 剤 な ど と して 用 い ら れ る。
sodium
chloride
食 塩common
塩 化 ナ トリ ウ ム
salt。無 色 の 結 晶 。 式 量58.4、 融 点801℃
然 に は 、 海 水 に平 均2.8%
と して 産 出 す る 。 水 に 可 溶 、 エ タ ノ ー ル に難 溶 。 塩 素 ナ トリウム
sodium
、 沸 点1413℃
、 密 度2.16〓
含 ま れ 、 さ ま ざ ま な方 法 で 単 離 さ れ る 。 ま た 、岩 塩rock 、塩化 水素
、 ナ トリ ウ ム
。天 salt,halite 、水酸化
の 原 料 と な り、 食 用 、 調 味 料 、 食 品 貯 蔵 用 、 寒 剤 な ど に用 い ら れ る 。
hydrogencarbonate
重 炭 酸 ナ トリ ウ ムsodium
炭 酸 水 素 ナ トリ ウ ム bicarbonateと
の 結 晶 。 式 量84.0、 密 度2.20〓
も い う。 俗 に重 炭 酸 ソ ー ダ、 重 曹 な ど とい う 。 白色
。 工 業 的 に は ア ンモ ニ ア ソ ー ダ法
加 熱 す る と分解 して 炭 酸 ナ トリ ウ ム
に なる
に よ っ て つ く られ る 。 。 水 に溶 け 、
エ タ ノ ー ル に 不 溶 。 水 溶 液 は 弱 い ア ル カ リ性 を示 す 。 ベ ー キ ン グパ ウ ダ ー 、 胃 酸 の 中 和 剤 、 洗 剤 、 消 火 剤 な ど と して 用 い ら れ る 。
sodium
hydroxide
水 酸 化 ナ トリ ウ ム
苛 性 ソ ー ダcaustic sodaと 潮解 性
も い う。 式 量40.0、
融 点318.4℃
、 沸 点1390℃
、 密 度2.13〓
。
の あ る無 色 の も ろ い 結 晶 。 工 業 的 に は 濃 食 塩 水 の 電 気 分 解 に よ りつ くる 。 水 溶 液 中
で の 炭 酸 ナ トリ ウ ム
と水 酸 化 カ ル シ ウ ム
の 反 応 に よ っ て も生 じる
( 苛 性 化caustification )
。 水 、 エ タ ノ ー ル に 溶 け る 。 水 溶 液 は強 い ア ル カ リ性 を示 す 。 加 熱 して も酸 化 物 に な らな い 。 空 気 中 で は 水 お よ び 二 酸 化 炭 素 と 反 応 して 炭 酸 塩 と なる
。脂 肪 をケ ン化
す る。 化 学 工 業 に お い て 、 合 成 繊 維 、
紙 ・パ ル プ 、 せ っ け ん の 製 造 、 石 油 精 製 な ど に広 く用 い られ る。 腐 食 性 が 強 い 。
sodium
silicate
ケ イ酸 ナ トリ ウ ム
通常 、 メタケ イ酸 ナ トリウム と二酸化 ケ イ素
をさす。式 量122.1、 融 点1088℃ 。 炭酸 ナ トリ ウム
を1400℃ 程度 に加熱 融解 する と得 られる無色 の固体。 水 に易 溶 で、水溶 液
はア ルカ リ性 を示 し、酸 を加 える とゲル状 の ケイ酸 ウム
となる。 その他 に オル トケ イ酸 ナ トリ
な どもあ り、そ れ らの混合 物の 濃厚水 溶 液は粘性 が大 き く、水 ガ ラス
とよば
れ る。 sol
ゾル
流動 性 のあ るコ ロイ ド溶液 。 solder
ハ ンダ
ろ う付 け に用 い る低融 点 ( 通常450℃ 以 下) の合金 の総称 。代 表的 な例 は鉛 とスズ か らな る もので 、組成 は さ まざ まで ある。 銅 、亜 鉛 、鉛、黄 銅 、青銅 、ブ リキな どの接着 に用 い られ る。鉛 −銀、 ビスマ ス −スズな どの合金 もあ る。 solid
固 体
物 質 の状態 の ひ とつ。 一定 の体積 と形 を もつ 。一般 に、低温 ・高圧 にな るに したが って物 質 は この状態 を とる ように なる。物 質 を構 成す る粒子 の空 間的 配列の規 則性 の有無 に よ り、結 晶
と無定 形 固体
に分 ける こ とが で きる。弾 性
が結 晶 と同 じ程 度の ガ ラス状 態 にあ る無
定 形 固体 を過冷 却 液 体 とみ な し、固体 を結 晶の意味 で用 い るこ と もあ る。結 晶は特 有 の融 点
を もち、無 定形 固体 は融点が は っき りしない。
solidification
凝 固
固 化 と もい う 。 液 体 が 固 体 に な る 現 象 。
solidifying →freezing
solid-liquid
point
凝
固 点
point
equilibrium
固 体 と液 体 との 間 の 相 平 衡
固 相-液 。 融解
相 平 衡
す る 速 さ と凝 固
す る速 さが 等 し く、 見 か け 上 、 融 解 も
凝 固 も起 こ ってい ない よ うな状態 をい う。一 成分 系の 場合 、融解 曲線で 表 わ され る。 図(a) 、 (b) は、一 定圧 力 におけ る二成分系 の組 成 と温 度の関係 を示 した状 態図
で あ り、温 度 −組成
図temperature-composition diagramあ るいは融 点図melting-point diagramと よばれる。 縦軸 は温度、横 軸 は成分1の モル分率 を示 す。図(a) はふたつ の成分 が固相 にお いて完全 に溶 け合 って任意 の割 合 で固 溶体
をつ くる場 合 の融点 図で ある。 上の 曲線 は混合 物 の液相 の組 成 と
凝 固点 の関係 を示 し、 液相線 あ るい は凝 固曲線 とよばれ 、下 の曲線 は固相 の組 成 と融点 の関 係 を示 し、 固相線 あ るいは融 解 曲線 とよばれ る。 ある温度 の も とで 共存す る固 相お よび液相 の組 成 は、 その温 度 の ところで引 いた水 平線が 両 曲線 と交 わ る点 の座 標 に よ り得 られ る。液 相線 の上 の領 域 で は液体 のみ が存在 し、固相線 の 下の領 域 では固体 のみが 存在 す る。xで 共 存す る溶 液 の量 と固溶 体の量 の比 はxs/lxに な る。 図(b) はふ たつ の成 分が 液体 では完 全 に溶 け合 い、結 晶で は溶 け合わ ない場合 の融点 図であ る。Iは液体 、IIは液体 と成分2の 固体 、III は 固体、IVは 液体 と成分1の 固体 で ある。Eは 液相 とふ たつの 固相 が共存 す る点で 、〓は共 融点eutectic pointと よばれ 、二成分 の混 合物が示 す最 も低 い融点 であ る。 共融 点の組 成 を も つ溶 液 を冷 却 する と共融 点で全 部が凝 固す るが 、得 られ る固体 は非常 に小 さな2種 類 の成分 の結 晶の混 合物で あ り、共晶
solid phase
あ るいは共融 混合物 とよばれ る。
固相
固体 状態 にあ る相 。 solid solution
固溶体
均 一 な固体 状態 の混 合物 。 あ る種 の合 金
や塩
な どにみ られる。 結 晶中 の格子 点
原子 や イ オ ン、分 子 で置 き換 わった もの や結晶格 子
が他 の
のす き間 に小 さな他 の原 子 な どが 入 り
込 んだ ものが ある。 solubility 溶解度 一 定量 の溶媒 に最 大 限溶 け うる溶質 の量 。飽 和溶 液
の溶 質の濃度 で 表 わ され る。 同 じ溶 質
で も、溶 媒分 子 との親和 性 、分子 の熱運動 の激 しさな どの 関 わ りに よ り溶媒 の種 類 、温度 に よって異 な る。溶 質が 固体の 場合 、100gの 溶媒 に溶 け うる溶質 のg数 で表 わす こ とが多い。 結 晶水 を もった物質 が水 に溶 け る場 合、水100gに 溶 け うる無水物
のg数 で表 わす 。一般 に、
温度 が高 い ほ ど大 き く、温度 と溶解度 の関係 を示 す 曲線 を溶 解度 曲線
とい う。 溶質 が気体
の場 合 は一般 に、1mlの 溶媒 に溶 け うる溶 質 のml数 を標 準状 態 に換 算 して示 す 。 この値 は 溶解 度係 数solubilitycoefficientとよばれ る気 体 の液体 に対 す る溶解 度 を表 わす単 位 の1種 で 、 ブンゼ ンの吸 収係 数Bunsen's absorption coefficientあるいは単 に吸収 係数 とよ ばれ る。 温度 が高 くなる ほ ど、小 さ くな る。気体 の圧力 が高 くなるほ ど、大 き くな り、溶 媒 と反応 し ない気 体 につい ては圧力 が低 い場合 、ヘ ン リーの法則 結 晶水 の ない溶 質wgを
溶媒Wgに
が 成 り立 つ。
溶か して飽 和溶 液 になる と き、
溶 解度 〓 結 晶水 のあ る溶 質wgを
溶 媒Wgに
溶 か して飽 和 溶液 にな る とき、MをXAの
分
子量 もし くは式量 と して
〓
溶解度sの ときの飽 和溶 液の濃 度 をx% とす る と 〓
〓
solubilitycurve
溶解 度 曲 線
圧力一 定の条 件で溶 解度 と温 度の 関係 を表 わ した曲線。溶 解度 を縦 軸 に、温度 を横 軸 に とる。 solubility product 〓
溶解 度 積
とい う組 成式 を もつ難 溶性 の塩 がそ の飽和水 溶 液 と接 触 し、 固体 と溶液 中 の イオ ンの
間 に電 離平衡 〓
〓
が成 り立 っている と き、質量作 用 の法則
〓
が 成 り立 つ 。 〓 と な る。 〓
:電 解 質 の 電 離 定 数dissociation と して 、 固 体 の 濃 度[〓]は
constant for electrolyte 一 定 とみ な す と、 〓
を溶 解 度 積 と よ び 、 温 度 が 一 定 な ら ば 、 そ の 固 体 物 質 に 特 有 な 値
となる。
solute
溶 質
溶体 を構 成 す る成 分 物 質 の ひ とつ 。 溶 け て い る物 質 をい う。 →solution〓, solvent
solution〓
溶 体
均 一 な 混 合 物 。 相 が 液 相 の 場 合 は溶 液liquid 固溶体
、 気 相 の 場 合 は混 合 気 体mixed
solutionあ る い は 単 にsolution、 固 相 の 場 合 は
gasと い う。 組 成 は 連 続 的 に変 わ りう る 。
solution〓
溶液
均 一 な液体 混合 物 。溶 か して いる物 質 を溶媒 、溶 け てい る物質 を溶 質
とい う。 溶媒 は一
般 に液体 で あ り、溶質 は 固体 、液体 、気体 であ る。2種 類 の液体 か ら生 じる溶液 では通 常多 い方の成 分 を溶媒、 少 ない方の成 分 を溶 質 とす る。 solution equilibrium
溶解平衡
溶 質の溶 液 中に溶 け出 す速 さと溶 液か ら析 出す る速 さが等 しく、見 か け上 溶解 も析 出 も起 こ らな い状 態 をい う。 この状 態 にあ る溶液 を飽和溶 液 に溶 け てい る溶 質の量 を溶解度 solvation
とい う。 また 、 この とき一定量 の 溶媒
とい う。 溶媒和
溶液
中 で、 溶媒
水和
とよばれ る。
分 子 と溶 質
Solvay process ア ンモニ ア ソーダ法ammonia
粒子 (イオ ン、 分子 ) が結 びつ く現 象 。溶 媒 が水 の場 合 、
ソル ベ ー法 soda processと もい う。炭酸 カル シ ウム
原 料 として、工 業的 に炭 酸 ナ トリ ウム
と塩 化 ナ トリウ ムを
をつ くる方法。 ソルベーE. Solvayが 、1861年 に特
許 を とった。濃食 塩水 にア ンモ ニ アお よび二酸化 炭素 を吹 き込み 、沈澱 して くる炭酸水 素 ナ トリウム
をろ別 し、300℃ くらいで焼い て炭酸 ナ トリウム とす る 。二酸 化炭 素 は石灰石
解 してつ くり、生 じた酸化 カル シウム る
。
solvent 溶体
を熱分
は塩化 ア ンモニ ウム と反応 させ て ア ンモ ニア をつ く
溶 媒
を構成 す る成分 物 質の ひ とつ。他 の物 質 ( 溶 質) を溶 か してい る物 質。 固溶体
や成
分 が どち らも液 体で ある溶液 の場合 は、多 い方の成 分 を溶 媒、少 ない方 の成分 を溶 質 とい い、 液体 に気体 や 固体 が溶 け ている場合 は液体 を溶媒 、気体 や固体 を溶質 とい う。 solvent extraction 抽出
溶媒抽出
ともい う。 固体 あ るい は液体試 料 中か ら特 定 の成分 物 質 を溶媒
に溶 解 させて分 離 す
る操 作 をい う。液体 試料 の場 合 はそ れ と混 和 しない溶媒 を用 い、分液 漏斗separatory funnel を使 用す る。 solvolysis
ソル ボ リシス
加溶 媒分解 と もい う。溶 液中 にお ける溶 質 と溶媒 との反応 をい う。溶媒 が水 の場 合 には加水 分解
とよばれ る。
s orbital
s軌
方位 量子 数
道
が0の 原子 軌道 。磁 気量子 数
も0で あ り、 球対称 の等 方 的な
電 子分 布 を して い る。 軌道 は左 図の よ うな核 を中心 とす る球 で表 わ され る。 最大 限2個 の電子 が入 りうる。s軌 道 を占め てい る電子 をs電 子 とい う。 space-filling
model
空 間 実体 模 型
空 間充 填模 型 ともい う。 原子 核 の位 置が わ か らない ので、 結合 角 や原 子 間距 離 はわか りに くいが、 原子や 分子の形 、相対 的 な大 きさ、立体 障害 るには便利 であ る。 space
lattice
格子 点
が3次
な どを知
空 間 格子 元 的 に配列 してで きる格 子。単 位格 子
が周 期的 に積 み重 な った もの とみな
せ る 。 結 晶 に関 して は 結 晶 格 子 と も い う。
specific gravity →relative
比 重
density
specific heat
capacity
比 熱 容 量
単 位 質 量 の 物 質 の 温 度 を1K上
げ る の に必 要 な熱 量 。 比 熱specific heatと も い う。 単 位 はJ/g・
Kを 用 い る こ とが 多 い 。 圧 力 を 一 定 に 保 っ た 場 合 を 定 圧 比 熱 容 量 合 を定積 比熱容 量
、 体 積 を 一 定 に保 っ た 場
も し くは 定 容 比 熱 容 量 とい い 、 そ れ ぞ れ 〓 、〓 で 表 わ す 。 同 一 物 質 に つ
いては 〓 >〓 で ある。
specific heat
at constant
定 圧比熱容 量
specific heat
pressure
定圧 比熱
の こ と。
capacity
at constant
pressure
定圧 比 熱 容量
圧 力 を一定 に保 っ た ときの単位 質量 あ た りの比熱容 量
。 記 号 〓 。 物 質1モ
ル あ た りに つ い
て の モ ル 定 圧 熱 容 量 を 、 単 に 定 圧 比 熱 容 量 とい う 場 合 もあ る 。 圧 力 を一 定 に して 温 度 を 上 げ る と きのエ ン タ ル ピ ー 〓
の 増 加 の 割 合 に 等 し い 。 温 度 をT、
エ ン タ ル ピ ー をHと
して 、
=(dH/dT)圧力一定。
specific
heat at constant
volume
定 容 比 熱 と も い う。 定 積 比 熱 容 量
specific heat capacity
at constant
定 積 比熱 の こ と。
volume
定 積 比熱 容 量
定 容 比 熱 容 量 と も い う 。 体 積 を 一 定 に保 っ た と き の 単 位 質 量 あ た りの 比 熱 容 量 物 質1モ
。 記 号 〓。
ル あ た り に つ い て の モ ル 定 積 熱 容 量 を 、 単 に 定 積 比 熱 容 量 と い う場 合 も あ る 。 体 積
を一 定 に して 温 度 を上 げ る と き の 内 部 エ ネ ル ギ ー
の 増 加 に等 しい 。 温 度 をT、
内部 エネ ル
ギ ー をUと
specific
し て 、 〓 = (dU/dT) 体積一定。
rate
→rate
比 速 度
constant
spectator ion
傍観 イ オ ン
化学反 応 にお いて 、反応物 、 生成物 両方 に含 まれ、 反応 には直接 関 わ らない と考 えて よい イ オ ン。 た とえ ば、塩酸 と水酸化 ナ トリウムの反 応 と
にお ける
。
spectral line
ス ペ ク トル 線
物質 が吸収 または発 す る電磁 波 を分 光器 にか けて波長 ごとに分 けた と きに線状 に見 え るス ペ ク トル をい う。 通常、 さま ざまな原 因 によ ってある広が りの幅 を もつ 。 spectral term
ス ペ ク トル 項
原 子や分 子 のエネ ルギ ー準位 は主 量子 数nの
を波数
で表 わ した もの。水 素原子 では、n番 目の軌道 あ るい
エ ネル ギ ー を〓 とす れ ば、 エ ネル ギー準 位 〓 は 〓
で表 わす こ とがで きる。 た だ し、〓 はn番 目の軌 道 にあ る電子 を無 限 遠 まで引 き離す のに要す るエ ネル ギーの大 き さであ る。 また、 〓 は それに対応 す る光 の波 長、hは プラ ンク 定 数 、cは 光 速度 、Rは リュー ドベ リ定数 spectrochemical
series
で ある。
分光 化学 系列
配 位子 に よる金属 イオ ンのd軌 道分 裂 の大 きさの順 に、 配位子 となる分 子 や イオ ンあ る いは金属 イオ ンを並べ た列 をい う。 よ り強い 結 晶場 を金 属 イオ ンに与 える配位 子 が配位 す る ほ ど、分 裂 したd軌 道 のエ ネ ルギー差 が大 き く、高 エ ネルギ ー ( 短波 長)側 の光 の吸収 が起 こる。 同一 の金属 イ オン に配位 す る配位 子 をd軌 道分裂 の大 きい順 に並 べ る と、 エチレンジアミン
な どとな る。 また、
同一の配 位子 に対 しては、
な どとな
る。 →crystal fieldtheory spectrophotometer
分 光 光度 計
光 の強度 を波 長 ご とに測定 で きる よ うな装 置
をい う。物 質の定 性 ・定量分 析 や構造 解析 に
用 い られ る。 spectroscopy
分 光 学 、分光 法
光 学の一 分野 で、 物質 が放 出 または吸 収す る電磁 波
の スペ ク トル を測定 ・解析 す る こ とに
よ り、原子 や分子 、物 質の エ ネルギー準位 、あ るい はそれ らの 間の遷移 を研究 す る。
spectrum
ス ペ ク トル
あ る 性 質 に つ い て 、 そ の 大 き さ に よ っ て 分 け た部 分 を 性 質 の 大 小 の 順 に した が っ て 並 べ た も の 。 各 部 分 の 性 質 の 大 き さ と そ の 出現 頻 度 を 関係 づ け る こ とが 多 い 。 た と え ば 、 質 量 ス ペ ク トル
で は、 横 軸 に 相 対 的 質 量 を、 縦 軸 に は そ の 相 対 的 質 量 を もつ も の の 割 合 を示 す 。 また 、
光 学 ス ペ ク トルoptical spectrumで
は 横 軸 に光
( 電 磁 波 ) の 波 長 あ る い は 振 動 数 を と り、 縦 軸
に は そ れ らの 強 度 を と る。 単 に ス ペ ク トル と い っ た 場 合 は 、 通 常 、 光 学 ス ペ ク トル を さ す 。 →absorption
spectrum
, band
spectrum,
continuous
spectrum,
emission
spectrum,
line
spectrum spectrum
of hydrogen
atom
低圧 の水 素 ガス に放電
水 素 原 子 の ス ペ ク トル
させ て生 じた水 素原 子 が発光 または吸 収す る線 スペ ク トル 。電子
が よ り高 いエ ネル ギー準 位
に移 る場合 には吸収線 、 より低 いエ ネル ギー準位 に移 る場 合 は
発光線 としてみ られる。 それ らの波数1/λ は
〓
(m<n:m=1,
2, ・・;n=m+1,m+2,・・)
で 表 わ され る 。 〓 は水 素 原 子 に つ い て の リュ ー ドベ リ定 数 で 〓 =1.096776× つ の 準 位 間 の エ ネ ル ギ ー の差 ⊿Eは さ をcと のmに
して 、 ⊿E=
つ い てnの
〓
と な る 。mとnは
をv、
プ ラ ンク 定 数
〓
。 ふた
をh 、 真 空 中 の 光 の 速
ふ たつの状態 の主 量子 数
で あ り、 一 定
異 な る 線 ス ペ ク トル の 組 を ス ペ ク トル系 列spectral seriesと い う。m=1の
場 合 は 紫 外 部 、m=2の ンLyman系
=hc/λ
光の振 動数
場 合 は 可 視 部 、m=3の
列 、 バ ル マ ーBalmer系
speiss
場 合 は赤 外 部 に 現 わ れ て 、 そ れ ぞ れ ラ イ マ
列 、 パ ッ シ ェ ンPaschen系
列 とよ ば れ る 。
スパ イ ス
「ひ か わ」 と も い う。 溶 錬
の 際 に 生 じる 重 金 属 ヒ化 物arsenideが
と け あ っ た もの 。 鉛 鉱 な ど
の 製 錬 の 際 に生 じる ヒ素 、 鉄 、 ニ ッ ケ ル な ど の 化 合 物 を い う。speise(G):
食物 、アマ
ル ガム
spin
ス ピ ン
固 有 角 運 動 量intrinsic
angular
momentumと
も い う。 粒 子 の全 角 運 動 量
の一 部 は、粒 子の
重 心 の 運 動 が 静 止 状 態 に あ っ て も残 る 。 こ の 運 動 量 は粒 子 の 自 転 に よ る もの と み な され 、 こ の 自転 を ス ピ ン とい う 。
spin
quantum
number
ス ピ ン量 子 数
ス ピン磁気 量子 数 ともい う。記 号sあ るいは 〓 で表わす 。粒子 が 自転 してい るかの よ うに考 えて、 その 自転 状態 す なわ ちス ピ ンの状 態 を示 す量子 数。 あ る量 子数 で示 され るス ピ ンの状 態 をス ピン状 態spin stateとい う。電子 の場 合、 そ の向 きに よ り+1/2と −1/2を とる。 外部 磁場 に 関わ らず存在 す る。 原子 や分子 中の電子 の状 態 はそれ ぞれ の軌 道 関数 よって規定 され る。
とス ピ ン に
spontaneous
change
自発 変 化
外 部か らの干 渉 な しに 自発的 に起 こる変 化。 この変 化の過程 を自発過 程spontaneous process とい う。 高温 部か ら低温 部へ の熱 の移動 、高濃 度部 か ら低 濃度 部へ の物質 の拡散 、高 所 か ら 低 所へ の水 の流れ 、可燃 性物 質 の燃焼 な どの現 象は 自発 変化 で ある。孤 立系 はエ ン トロピー が増 大 し、定温 定圧 の 自発 変化 では ギブスの 自由エ ネ ルギー
の 自発 変化 で が減少 す る。
た だ し、 これ らの逆が成 り立つ とは限 らない。 自発 変化 はすべ て不可逆 的 で ある。 →second law of thermodynamics
spontaneous
nuclear
自発 分 裂spontaneous 裂
fission
自 発 核 分 裂
fissionと もい う。 外 部 か ら エ ネ ル ギ ー を与 え ら れ な くて も 起 こ る 核 分
の こ と。 質 量 数 の 大 き な 核 種
で起 こ り、 ウ ラ ン よ り原 子 番 号 の 大 きな 原 子 核 で み られ
る。
square
planar
平 面 四 角形 の
四角形 の中心 と4つ の頂点 に物体 が存在 す る配 置 をい う形容語 。 stability
安 定 性
物 質が 分解 した り反応 せず に もとの状態 を保 とう とす る性 質。 stability constant 生 成定 位子
安 定度 定数
数formation constantと か ら錯体
も い う。 金 属 イ オ ン ( 通 常 は 水 が 配 位 した ア ク ア イ オ ン) と配
が生 じる反応 の平 衡定数
をい う。 解 離 定 数
度 を示 す尺度 となる。水 和金 属 イオ ンを と に す る 。 配 位 子 をLと (n=1,2,・・)
し て 、Lが
ひ と つ ず つ 金 属 に 配 位 し て い く反 応 〓
におけ る安定 度定数 〓 は 、〓 =〓
数stepwise stability constantと
の 逆 数 で あ り、 錯 体 の 安 定
と した と き、 こ れ を単 にMで
よ ば れ る 。 βn= 〓
表 わす こ
+L→
〓
となる。〓 は逐 次安 定度定 =〓
を全安 定度定 数
overall stability constant、 あ る い は 単 に 安 定 度 定 数 とい う。 〓 、 βnの 値 が 大 き い ほ ど 安 定 度 が 大 き い こ と に な る 。[ thermodynamic
stability of activated
極 限構造 式
]を 濃 度 で は な く 活 量
stabilityconstantと
complex
と した 場 合 は 、 熱 力 学 的 安 定 度 定 数
いわれ る。
活性 錯 体 の安 定性
が 多い ほ ど、あ るい は電荷 が よ り大 き く非局 在化 してい るほ どそ の活性 錯体
は 安 定 で あ る 。 動 的 に 支 配 さ れ た 反 応kinetically controlled reactionで は 、 最 も安 定 度 の 大 き な 活 性 錯 体 を 経 る 反応 が 最 も起 こ りや す い 。
stainless
steel
ス テ ン レ ス 鋼
クロム を12% 以上 含む耐 食性 のあ る合金鋼 をい う。表面 に クロムの酸 化被膜 の不 動態
がで
きて 内部が保 護 される。 ク ロム やその他 の成分 の割合 に よって異 なる機械 的性 質が 得 られる。 化学工 業 、一般 家庭用 品 な どと して広 く用 い られて いる。18-8ス テ ン レスは ク ロム を18% 、
ニ ッ ケ ル を8%
standard
、 炭 素 を0 .08% 含 む。
atmospheric
→atmospheric
standard
pressure
cell potential
→cell
標
準 気 圧
pressure
標 準 電 池電 位
potential
standard
electromotive
force
標 準 起 電 力
反 応 に あ ず か る 物 質 が す べ て標 準 状 態 mol/lあ る い は1mol/kg)
standard
electrode
半電 池
(1atm、25℃
で あ る と き の 電 池 の起 電 力
potential
し くは 溶 質 の 濃 度 が1
標 準 電極 電 位
あ るい はモ ル濃度
standard
enthalpy
標 準 状態
change
of∼
(25℃ 、1atm=1.013×
enthalpy
標 準 状態
標 準 〓
は 状 態 変 化 し た と きの エ ン タ ル ピ ー あるい は⊿ 〓
=1、 近似 的 に重
が1と す るこ と もあ る。固体 の活量 は1と す る) にあ る と
きの平衡電 極電位 。原 則 と して、標準 水素 電極
standard
=1も
の反応 にあず か るすべ て の物 質が標 準状態 (1atm、25℃ 、活 量
量 モ ル濃 度
⊿〓
、活 量 。
を基準 とした値 が用 い られ る。 「∼ 」 エ ン タ ル ピ ー 変 化
) に お い て 、1モ
変 化 を い う。 標 準
ル の物 質 が 反 応 した と きあ る い
「∼ 」 熱standard
heat of∼ と もい う。
で表 わす。
change
of atomization
標 準 原子 化 エ ンタル ピー
におい て、分 子 か らなる1モ ル の気体物 質 を構成 元素 の気体 原子 に分 解す る と き
のエ ンタル ピー 変 化 。分子 内 の各 化学 結合 を切 るの に必要 な エネル ギ ーの総和 と考 え られ る。 standard
enthalpy
標 準 状態 ⊿〓
standard
あ るい は⊿ 〓
enthalpy
標 準 状態 化 。 ⊿〓 standard
change
of combustion
標 準燃 焼 エ ンタル ピー
にお い て、1モ ル の物質 が酸 素 中で完 全 に燃 焼す る ときのエ ンタル ピー
change
of dissolution
標 準 溶 解
におい て、1モ ルの物 質 を溶媒 に溶解 し、無限希 釈 あ るい は⊿ 〓
enthalpy
標 準 生 成 熱standard
change
エ ン タ ル
ピ ー
す る と きのエ ンタル ピー変
で表 わす。
of formation
heat of formationと
成 分 元 素 の 単 体 か ら標 準 状 態 に あ る1モ 準 状 態 に お い て2種
変化 。
で表 わす。
以上 の同 素体
標 準 生 成 エ ン タル ピー もい う。 標 準 状 態
(25℃ 、1.013×
〓
ル の 物 質 を 生 成 す る と き の エ ン タ ル ピー
) にあ る 変化 。標
が あ る 場 合 は 、 最 も安 定 な も の を基 準 に とる 。 ⊿ 〓
あ
るい は⊿ 〓 系
で表 わす 。基 準 となる単体 の エ ン タル ピーは零 とす る。定 圧 反応熱
の各物 質 の生成 エ ン タル ピー の総和 と反応 系
は生 成
の各 物質 の生成 エ ンタル ピーの総和 の差
に等 しい。 standard
enthalpy
標準 状 態
change
of hydration
標 準水 和 エ ンタル ピー
におい て1モ ル の気体 状態 に ある物 質 または イ オンが水 和
溶 液 になる と きのエ ンタル ピー 変 化。 ⊿ 〓 standard
enthalpy
標 準状 態
change
of neutralization
して無 限希釈
enthalpy
change
of reaction
標 準 中和 エ ン タル ピ ー
変化 。⊿〓
の反応 の場合 は酸 ・塩基 の種 類 に よらず ほ とん
標 準 反 応 エ ンタ ル ピー
標 準状 態 にお いて 、1モ ルの 反応物 が 反応す る と きのエ ンタル ピー 変 化。 ⊿ 〓 は⊿ 〓 で表わす 。 standard
entropy
標準 状態 standard
entropy
あ るい
標 準 エ ン トロ ピ ー
にあ る1モ ル の物 質が もつエ ン トロピー 。〓
標 準状態
の水
で表 わす。
にお いて 、酸 と塩基 か ら1モ ルの水 が生 じる ときのエ ン タル ピー
あ るいは⊿ 〓 で 表 わす。強 酸 と強塩 基 ど一定で あ り、−56.5kJ/molで あ る。 standard
あ るいは⊿ 〓
change
of formation
(25℃、1.013× 〓
または 〓 で表 わす 。
標 準 生 成 エ ン トロ ピ ー 変 化
) にある成分元 素の単体 か ら標 準状 態 にあ る1モ ルの物 質
を等温 的 に生成 す る ときのエ ン トロ ピー 変化 。標 準状 態 におい て2種 以 上の 同素体 る場合 は、最 も安定 な もの を基準 にとる。 ⊿〓
あるい は⊿ 〓
があ
で表 わす。 基準 とな る単体
のギ ブズエ ネルギ ーは零 とす る。標準 生成 エ ン トロピー は生成系 の物 質の標 準エ ン トロ ピ ー の総和 と反応系 の標準 エ ン トロピーの総和 との差 に等 しい。
standard
free energy
標 準状 態
change
標 準 自由エ ネル ギ ー変 化
にある反応 物 か ら標 準状態 の生 成物が 生 じる変化 におけ る 自由エ ネル ギーの変 化
をい う。通常 、反応 物 もしくは生 成物1モ ル に対 して考 える。 standard
Gibbs
energy
of formation
標 準生 成 ギ ブズ エ ネル ギ ー
標 準 生成 自由エ ネ ル ギーstandard free energy of formationと もい う。標 準 状態 1.013× 〓
(25℃、
) にあ る成 分元素 の単体 か ら標準状 態 にあ る1モ ルの物 質 を等 温 的に生成 する
と きのギ ブズ エ ネル ギー 変 化。 標準状 態 にお いて2種 以上 の 同素体
が あ る場合 は、最 も
安 定 な もの を基準 に とる。 ⊿ 〓 あ るい は ⊿〓 で表 わす 。基準 とな る単体 の ギブズ エネ ル ギー は零 とす る。 反応 ギ ブズエ ネル ギーは生 成系 の各 物質 の生成 ギ ブズ エ ネルギ ーの総 和 と反応系
の各物 質 の生成ギ ブズエ ネルギ ーの総和 の差 に等 しい。
standard
hydrogen
electrode
水素 イ オンの活量
が1、
標 準水 素 電極
水 素 の 分 圧 が1atmの
準 と な る 電 極 で 、 す べ て の 温 度 で 電 位0と 素 尺 度 に 基 づ く電 極 電 位electrode
容 量分析 standard
標
22.4lを
volume
とよばれ る。 活量 を近
と み な す こ と もあ る 。
定
や機 器分析 にお いて用 いる標準 液
molar
標準 状 態
を測 定 す る と きの 基
scaleと い う。 と くに 、 電 池 の 反
あ る場 合 に は 標 準 電 極 電 位
、 あるい はモル濃度
standardization
。 電極 電 位
potential on the hydrogen
応 に あ ず か るす べ て の 物 質 の 活 量 が1で 似 的 に重量モ ル濃度
水素電 極
す る。 こ れ を 基 準 に して 測 定 され た 電 極 電 位 を水
の濃度 を正確 に求 め る操作 。
標 準 モ ル体 積
に お け る 物 質1モ
ル の 体 積 を い う。 通 常 、0℃ 、1atmに
お け る理想 気 体の 体積
さす。
standard
oxidation
→oxidation
standard
potential
reduction
→reduction
standard
標 準 酸 化 電位
potential
potential
標 準 還 元 電位
potential
solution
標 準 液
標準 溶 液 と もい う。濃 度 や性質 が正確 に知 られ てい る溶液 であ り、容量 分析 どにお いて、 これ を標準 と して未知 試料溶 液中の物 質の濃 度や量 を求め る。 standard
state
や 機器 分析 な
標 準 状 態
熱 力 学 的 測 定 に お い て 他 の 測 定 に対 す る基 準 とな る状 態 。 任 意 の 状 態 で の 熱 力 学 的 量 は 標 準 状 態 に 対 す る補 正 を行 っ て 求 め ら れ る 。 熱 力 学 的 量 の 記 号 の 右 肩 に ゜ ま た は〓 をつ け て標 準 状 態 で あ る こ と を 表 わ す 。 た と え ば 、 ⊿Hf゜ を標 準 状 態 圧 力standard 1.013×
〓Paを
298.15Kを
state pressure SSPと
標 準 に す る こ と も多 い 。 温 度 につ い て の 規 定 は な い が 、 熱 化 学 で は25℃
い て は 重 量 モ ル濃 度 が1mol/kgで
STPあ NTPと
活量
が1で
〓Pa
=
、溶 液中 の溶質 につ
あ る仮 想 的 な 状 態 を と る こ と が 多 い 。 濃 度 を
す る こ と もあ る。
temperature
and
pressure
標 準 温 度 と圧 力
る い はS.T.P.と 略 記 す る こ と が 多 い 。 以 前 は 常 温 常 圧normal
temperature
and pressure
よば れ て い た 。 温 度 や圧 力 の 変 化 と と もに 変 わ り う る量 の 計 算 に用 い ら れ る基 準 状 態
の こ と。 圧 力 は1atm=1.013× は25℃
を 表 わ す 。1×
す る こ と に な っ て い る が 、 実 際 に は1atm=
慣 例 的 に 標 準 温 度 とす る 。 ま た 、 物 質 量 に つ い て は1molを
近 似 的 に1mol/lと
standard
は標 準生成 エ ンタル ピー
=298.15K。
〓Pa、
温 度 は 気 体 の 場 合 は0℃
=273.15K、
熱力学 の場合
→standard
standing
state
wave
定 在 波
定 常 波stationary
waveと
もい う 。 空 間 的 な 振 幅
分 布 を一 定 に保 ち な が ら周 期 的 に 繰 り返 す
波 を い う。 空 間 的 な波 形 は 一 定 の 場 所 に と ど ま っ て 進 行 しな い 。 同 じ周 波 数 Aを
ω/2π
と振 幅
もつ 進 行 方 向 が 反 対 の ふ た つ の 進 行 波 を重 ね る とAsin(ωt−kx)+Asin(ωt+kx)=
2Acoskxsin
ωtと な り、 波 長 λが2π/kの
定 在 波 が 生 じ る 。x=nπ/k=nλ/2の
に 関 わ ら ず 振 幅 が 最 大 と な り 、 この 部 分 は 腹loopと (2n+1)λ/4の
と き振 幅 は 時 間 に 関 わ らず0と
とき時間
よ ば れ る 。 ま た 、x=(2n+1)π/2k=
な り、 こ の 部 分 は節nodeと
よばれる。両 端 を
固 定 さ れ た 弦 の 振 動 や 閉 じた 管 内 の 音 波 な どで は進 行 波 が 境 界 で 反 射 さ れ て 重 な り、 定 在 波 となる。原 子の 中の電 子 の軌道 関数
も3次
元 の 定 在 波 と して 考 え る こ とが で き る 。 こ の 場
合 、 振 幅 は電 子 の 存 在 す る確 率 を 表 わ し、 節 は電 子 が 存 在 しな い 空 間 とみ な せ る。
starch
デ ン プ ン
高 等植物 の貯 蔵物 質。一般 式 は で 、 ア ミロ ー ス
。 グ ルコース
と ア ミロ ペ ク チ ン
が多数 縮合重 合
して 生 じる 高 分 子
か ら な り、 両 者 の 割 合 は原 料 植 物 に よ っ て 異 な る 。 多
くの ヒ ドロ キ シ ル 基 を もつ た め 、 強 い 吸 湿 性 を も つ 。 冷 水 に は 溶 け な い が 、 熱 水 に は 溶 け 、 コ ロ イ ド溶 液
となる。水 溶液 は還元 性 を示 さない 。デ ンプン溶液 に ヨウ素 を加 える と、青
∼ 紫 色 を呈 す る 。 こ の 反 応 は ヨ ウ素 デ ンプ ン反 応 と、 デ キ ス ト リ ン
を経 て 、 マ ル トー ス
と よ ば れ る。 ア ミラ ー ゼ
を作 用 さ せ る
に な る 。 ま た 、 希 酸 を 加 え て 熱 す る と、 加 水 分 解
され て 、 グ ル コ ー ス に な る。
state
状 態
物 質 の 存 在 の しか た。 一 般 に は 、 気 体 、 液 体 、 固体 を さ す 。 状 態 量quantity 態 関数
で 規 定 さ れ る 物 質 の 存 在 の しか た を熱 力 学 的 状 態thermodynamic
of stateま た は 状 stateと い う。 た と
え ば 、 同 じ気 体 で も温 度 や 圧 力 が 異 な れ ば 、 異 な る 熱 力 学 的 状 態 で あ る 。
state function 状 態量
状 態 関 数
と も い う。 熱 力 学 的 に 平 衡 状 態
にあ る物 質系
の 状 態 を 定 め る物 理 量 。 物 質 系 が
現 在 の 状 態 に な っ た 経 過 も し く は経 路 に 関 係 な く、 物 質 系 の 現 在 の 状 態 だ け で 決 ま る 。 こ れ らの 量 を変 数 と して 考 え る 場 合 、 物 質 の 量 に 比 例 す る もの を 示 量 変 数extensive い、 内部 エ ネルギ ー
、エ ンタル ピー
、 エ ン トロ ピー
、 自由エ ネルギ ー
どが あ る 。 また 、 物 質 の 量 に 関 係 の な い もの を 示 強 変 数intensive 力 、 密 度 な ど が あ る。 ふ た つ の 示 量 変 数 の 比 は示 強 変 数 に な る 。
stationary
phase
→chromatography
固定 相
variableと い
、体積 、質量 な
variableと い い 、 温 度 、 圧
stationary state
定 常状 態
系*の 状 態が時 間 に よらず一 定 な状 態 にあ るこ と。 steam cracking
ス チー ム ク ラ ッキ ン グ
水 蒸気 分解 と もい う。 高温 の水 蒸気 に よって炭化 水 素
をよ り小 さな分子 に分 割 す る操 作 。
また、 ナ フサ分解naphtha crackingの こ とをい う場合 もあ る。 steam distillation
水 蒸 気蒸 留
互 いに溶 け合 わな い液体 が共存 す る とき、混合 物 の全 蒸気 圧は各 成分 液体 の蒸気圧 の和 に等 しい。 全蒸気 圧が1atmに
な る温 度が混 合物 の沸 点 であ り、 この と き各成分 の蒸気 圧 は1atm
以下 であ る。 したが って 、各成 分 をそれ ぞれの 沸点以 下で蒸 留す る ことがで きる。 この原理 を用 いて 、混合 液体 に水蒸気 を通 して蒸留 し、水 に不 溶性 の高沸 点の液体 をその沸 点 よ りか な り低 い温度 で留 出 させ、精 製す る操作 を水蒸気 蒸留 とい う。 steel
鋼
はがね 、鋼鉄 と もい う。2% 以下 の炭 素 を含 む鉄 と炭素 の合金 、 あるい はそれ に用途 に応 じ て他 の元 素 を添加 した合 金 をい う。前 者 を普 通鋼 あ る いは炭 素鋼 steelあるいは合金 鋼 stereoisomerism 構造 式
、後 者 を特殊 鋼special
とい う。 不純物 と してケ イ素 、マ ンガ ン、 リン、硫 黄な ど を含 む。 立 体 異性
は 同 じだが 、原子 や原 子 団の 空間 にお け る配 置が 異 なる ために生 じる異性 。 幾何
異性 、光学異 性
があ る。
stereospecific polymer 鎖状 重合体
立体 特 異性 重 合 体
分 子 の主鎖 を形成 す る繰 り返 し単 位 の炭素原 子 に2種 の異 な る原 子 また は原子
団が 結合 して いる と、 この炭素 原子 は不 斉炭素 原子
とな る。 不斉炭 素原 子 の まわ りの 立体
配置 がすべ て 同 じ重 合体 を アイ ソタ クチ ックポ リマーisotacticpolymer、 逆 の立 体配 置 が交 互 に規則 的 に現わ れ る重合 体 を シンジオ タクチ ックポ リマーsyndiotacticpolymer、 立体 配置 に規則性 が ない重合 体 をア タクチ ックポ リマーatactic polymerと い う。taktos(Gk):
秩
序 の ある
ア イ ソ タ ク チ ック
steric factor 衝突 説
シンジオタクチック
ア タク チ ック
立 体 因子
に よって反応 速 度 を説明 す る とき、2分 子 間の全衝 突 回数 の うち分子 が反 応 に有効
な 向 きで衝突 す る割 合 を示す補正 係数 をい う。
steric hindrance
立体障害
ひ とつ の分 子 の反応 部位
や 内部 回転軸 の近 くに大 きな原子 団が あ る ときに生 じる、 その分
子 に他 の分 子 が近づ くこ とを妨 げ られて反応 が起 こ りに くくなった り、内部 回転 が起 こ りに く くな った りす る現 象 をい う。 steroid
ス テ ロ イ ド 脂 質 の1種
で 、 図 の よ う な シ ク ロペ ン タ ノペ ル ヒ ドロ フ ェ ナ ン
トレ ンcyclopentanoperhydrophenanthreneを
骨 格 と す る化 合 物
の 総 称 。 ス テ ロ イ ドの ア ル コ ー ル を ス テ ロ ー ルsterolと
い う。
胆 汁 酸bile acid、 ア ン ドロ ゲ ン や エ ス トロ ゲ ンな ど の 性 ホ ル モ ン、 副 腎 皮 質 ホ ル モ ン、 エ ク ジ ソ ン ( 昆 虫 変 態 ホ ル モ ン) な ど さ ま ざ ま な 生 理 作 用 を も つ 物 質が ある。
Stock
system
Stock
ス トッ ク 方 式
methodと
も い う 。 化 合 物 の 名 称 や 化 学 式 の 中 で 元 素 の酸 化 数
を 表 わ す こ と に よ り、
化 合 物 中 の 元 素 の 状 態 を 示 す 方 式 を い う 。 化 合 物 名 で は 元 素 名 の あ と に ( ) の 中 に 、 ま た 化 学 式 で は 元 素 記 号 の 右 肩 に ロ ー マ 数 字 を書 くこ と に よ り元 素 の 状 態 が示 さ れ る。 た と え ば 、 酸 化 鉄 (III)iron(III)oxideな
stoichiometric
quantities
ど。
化学 量 論 的 量
化 学 反 応 の 際 、 過 不 足 な く反 応 し あ う よ う な 関 係 に あ る 反 応 物 の 量 を い う。
stoichiometry
化 学 量論
化 合 物 中 の 各 成 分 元 素 や化 学 反 応 にお け る物 質 の 量 的 関 係 を研 究 す る 化 学 の一 部 門。 stoikhe〓on(Gk):
storage
chain
塩酸
strong
、硝 酸
base
も い う。
直 鎖
に お い て側 鎖
を もた ず 枝 分 か れ して い な い 炭 素 鎖 を い う 。
acid
酸解 離 指数
測定
蓄 電 池
の こ と。accumulatorと
鎖式 化合物
strong
素 +m〓tron(Gk):
battery
二次 電池
straight
第1元
強 酸 が 大 きい 酸 。 ど の よ うな 濃 度 の 水 溶 液 中 で も ほ と ん ど 完 全 に 電 離 、硫 酸
して い る 。
な ど。
強塩 基
ど の よ う な 濃 度 の 水 溶 液 中 で もほ と ん ど 完 全 に 電 離 イ オ ン 半 径 が 大 き くそ の 電 荷 数 の 小 さい 水 酸 化 物
してい る塩基 は塩基性
。一 般 に、 陽 イオ ンの
が 強 い 。 ア ル カ リ金 属
やア
ル カ リ土 類 金 属
strong
の 水 酸 化 物 、 第4ア
electrolyte
ン モ ニ ウ ム の 水 酸 化 物 な ど。
強 電 解 質
濃厚 水 溶 液中 にお い て もほ とん ど完全 に電離 強塩 基
お よびそ れ らの中和 反応
ュ ッケ ル理 論
(高 )。 強 酸
、
ス トロ ン チ ウ ム
(2B族 ) に 属 す る 原 子 番 号38の
元 素 。 原 子 量87.62。
ス トロ ンチ ア ン石strontianiteな
天 然 に は 天 青 石celestine、
ど と して 産 出 す る 。 単 体 は銀 白色 の 軟 ら か い 金 属 で 、
酸 化 物 を ア ル ミニ ウ ム で 還 元 し た り、 塩 化 ス トロ ン チ ウ ム 得 られ る。 融 点769℃
、 沸 点1384℃
、 密 度2.63〓
中 で は灰 白色 の 酸 化 被 膜 を 生 じ、 高 温 で は る。 炎色反応
structural
。 電離 度大
が あ る 。 強 電 解 質 溶 液 の 性 質 は デ バ イ ・ヒ
で説 明 される。
strontium 2族
して い る 電 解 質
で 生 じ る塩
を融解 電解 す る ことに よ り
。 反 応 性 が 大 き く、 常 温 に お い て 空 気
と
を 生 じ る 。 水 と反 応 し て 水 素 を生 じ
は赤色 。
formula
構 造 式
分子 中の各原 子 の結 合の ようす を表わ した化学式
。 結 合 し て い る原 子 ど う し を価 標
でつ
な ぐが 、 ま ぎ れ の な い か ぎ り、 い くつ か の 原 子 を ま とめ て 表 わ した り、 炭 素 原 子 と そ れ に 直 接 結 合 し て い る水 素 原 子 を省 い た り、 炭 素 骨 格 と置 換 基
structural 分子 式 位 置 異性
isomerism
構 造 異性
は 同 じだ が 、 構 造 式 、官 能 基異性
が 異 な る こ と に よ る 異 性 。 分 子 中 の 原 子 の 結 合 順 序 が 異 な る。
、 鎖形異 性
合 物 を構 造 異 性 体structural isomerと
styrene
、 メ タ異 性
ス チ レ ン
有 な 臭 い の あ る 無 色 の 有 毒 な 液 体 。 分 子 量104.2、 。エ チル ベ ンゼ ン
容 易 に重 合
styrene-butadiene
フ ェニ ル エ テ ンphenyletheneと 融 点-30.7℃
、 沸 点145.2℃
もい う。 特 、 密 度0.90
の 脱 水 素 反 応 に よ っ て 生 じ る。 水 に 不 溶 、 有 機 溶 媒 に可 溶 。
し、 ポ リ ス チ レ ン
butadiene-styrene
略 称SBR。
、 な どが あ る 。 構 造 異 性 の 関 係 に あ る化
い う。
ス チ ロ ー ルstyrol、 ビ ニ ル ベ ンゼ ンvinylbenzene、
〓
の み で 表 わ した りす る 。
と な る。 ス チ レ ン ブ タ ジ エ ン ゴ ム 、ABS樹
脂acrylonitrile-
resinな ど の 原 料 と も な る 。
rubber
ス チ レン
( 約25%
ス チ レン ブタ ジエ ン ゴム ) と ブ タ ジエ ン
( 約75%
) の共重合
に よ り得 ら れ る 。 耐
老 化 性 、 耐 熱 性 、 耐 油 性 、 耐 摩 耗 性 は 天 然 ゴ ム よ り ま さ る が 、 引 張 り強 さ 、 弾 性 、 引 裂 抵 抗 で 劣 る 。 自動 車 タ イ ヤ る。
(航 空 機 用 は 耐 衝 撃 性 に す ぐれ た 天 然 ゴ ム を使 用 )、 履 物 な ど に 用 い
subatomic
particle
亜 原子 的 粒子
原 子 よ り も小 さ な 粒 子 の こ と。 素 粒 子 子
、電子
と 同 じ意 味 で 用 い ら れ る こ と も あ る 。 陽 子
、 中性
な ど、 原 子 を 構 成 し て い る粒 子 を さ した が 、 現 在 は 陽 子 や 中 性 子 も さ ら に 小 さ
な 粒 子 か ら な る と考 え られ て お り、 そ れ ら以 外 の 粒 子 の 存 在 も確 認 さ れ て い る 。
subcritical 臨界
reaction
未 臨界 反 応
に達 しな い 状 態 で の核 反 応
の こ と。 す な わ ち 、 連 鎖 反 応
に お い て 、 生 成 す る 中性
子 よ り消 滅 す る 中性 子 の 方 が 多 い こ と を い う。 こ の ま まで は 反 応 は 止 ま っ て しま う。
sublevel
副 準位
ひ とつ の エ ネ ル ギ ー準 位
の 中 の 異 な る エ ネ ル ギ ー 状 態 を い う。
sublimation
昇 華
物 質 が 固 体 か ら 液 体 を 経 ず に 直 接 気 体 に 変 化 す る こ と。 ま た 、 そ の 逆 の 変 化 も い う。 一 定 温 度 の 固 体 と平 衡
に あ る 固体 の 蒸 気 圧
subshell
を 昇 華 圧sublimation
pressureと
い う。
副 殻
亜 殻 と もい う。 方 位 量 子 数lに 道 (l=1, principal)、d軌 道 →electron shell
よ っ て 定 ま る 電 子 の グ ル ー プ 。s軌 道 (l=2,diffuse)、f軌 道
substance
(l=3, fundamental)
(l=0, sharp) 、p軌 な ど。
物 質
物体 を構 成 す る 材 料 。 物 体 の 構 成 要 素 。 →material
substituent
置 換 基
炭 化 水 素 の 水 素 原 子 を 他 の 原 子 ま た は 原 子 団 で 置 き 換 え た 化 合 物 を 置 換 体substitution productま
た は誘 導 体derivativeと
団 を置換基
い い 、 この と き水 素 原 子 と置 き換 え られ た原 子 ま た は原 子
と い う。 次 の よ う な例 が あ る。R-:
炭化 水素基
substitution
reaction
分子 や錯 イ オ ン C→AC+Bで
置 換 反応
、遊 離 基
中 の原 子 や 原 子 団 が 他 の 原 子 や 原 子 団 で 置 き換 わ る 反 応 。AB+
表 わ され る。 た とえば 、硝 酸銀 溶 液 中に銅 線 を入 れ る と、 とい う 置 換 反 応 が 起 こ る。
→electrophilic
substitution, nucleophilic substitution
sucrose
ス クロー ス
シ ョ 糖cane
sugar、
サ ッ カ ロ ー スsaccharoseと
も い う 。 無 色 の 結 晶 で 、 分 子 量342.3、
182℃ ース
融 点
。D-グ ル コ ー ス とD-フ ル ク ト が β-1 ,2結 合 し て 生 じ る 。 植 物
の 貯 蔵 物 質 と して 重 要 。 動 物 に は 含 ま れ な い。 水 、 メ タ ノー ル に易溶 、 エ タ ノー ル に難 溶。 希 酸 や ス クラ ーゼ に よ り加 水 分 解 さ れ 、 グ ル コ ー ス と フ ル ク α-D-グ
ル コース
β-D-フ
褐 色 の カ ラ メ ルcaramelが サ トウ カエ デsugar
suction
トー ス に な る 。200℃
程 度 まで 熱 す る と
生 じる 。 還 元 性 な し。 サ トウ キ ビsugar cane、 サ トウ ダ イ コ ンbeet、
mapleな
ど に は と くに 多 く含 ま れ 、精 製 して 砂 糖table sugarと す る 。
filtration
減 圧 ろ 過filtration under
ル ク トース
吸 引 ろ過 reduced
pressureと
もい う。 ろ う との 下 の 部 分 を 吸 引 す る こ とに よ り
下 部 を減 圧 し、 ろ う と上 下 の 気 圧 差 を 大 き く して ろ 過 速 度 を 大 き くす る ろ 過 法 を い う 。 ブ フ ナ ーろ う と
な どの 吸 引 ろ う と、 吸 引 フ ラ ス コ 、 水 流 ポ ン プ な ど の 吸 引 ポ ン プ を 用 い る 。
sugar
糖
saccharideと
もい う 。 元 来 は 比 較 的 分 子 量 が 小 さ く甘 味 の あ る 水 溶 性 の 炭 水 化 物
が 、 現 在 は 炭 水 化 物 一 般 を さ す 。 日常 用 語 と し て は シ ョ糖
sulfo
group
スル ホ基
とい う原 子 団 。 こ の 基 を もつ 化 合物 を ス ル ホ ン 酸
sulfonation
化 剤 とす る 。 芳 香 族 化 合 物
acid
ス ル ホ基
とい う。
スル ホ ン化
有機 化 合物 の水 素原子 をスル ホ基
sulfonic
を さ した
や ブ ドウ糖 の 意 味 で 用 い られ る 。
で置換
す る反応 。 濃硫 酸 、三酸化 硫黄 な ど をスル ホ ン
の ス ル ホ ン化 は 求 電 子 的
に行 われる。
スル ホ ン酸 を もつ 有 機 化 合 物 の 総 称 。 一 般 式 は
。芳香 族
ス ル ホ ン酸 は 芳 香 族
炭化水 素 族
をスル ホ ン化
す る こ とに よ り得 られ る
スル ホ ン酸 は相 当す るチ オール
。脂肪
の酸化 やハ ロゲ ン化 アル キル
と亜硫 酸塩 の反応
な どで得 られる。水 に よ く溶け強 い酸性 を示す 。 sulfur 16族
硫 黄 (6B族) に属 す る原 子番 号16の 元 素。原 子量32.07。 地殻 中 に は硫 化物 、単 体 、硫酸
塩 と して 、火 山 ガス 中には硫 化水 素
や二酸 化硫 黄
と して、海 水 中 には硫酸 イオ ンと して
存 在す る。 生体必 須元 素で 、 ア ミノ酸 な どに含 まれ る。 単体 は工業 的 にはお もに石 油 や石炭 の脱硫 や硫化 鉱 か ら生 じる廃 ガス を処 理す る ことに よ り得 られる。 単体 に は さまざ まな同素 体 があ り、環 状硫 黄 と鎖状硫 黄 に大別 され る。常 温で は α硫黄 ( 斜 方 晶系硫黄 )が 最 も安 定 で、95.3℃ 以 上 に なる と β硫黄 ( 単 斜 晶系 硫黄 ) が安定 とな り、119.0℃ で融解 す る。 これ らはすべ て黄色 で、 王冠状 の
分子 よ りな り、 α硫 黄 は融点112.8℃ 、密 度2.07〓
硫黄 は融 点119.0℃ 、密 度1.96〓
、β
であ る。160℃ を越 える と環状構 造が壊 れ て分 子量 の大
きな鎖状 構造 とな るため液 体 の粘度 が高 くな り、200℃ を越 える と鎖 状構 造が 短 く切 れ るた め粘 度 は再 び低 くな る。粘度 の高 い液体 を急冷 す る と鎖状 高分子 で あ る赤 褐色 の ゴム状硫 黄 gummy sulfurあるい はプ ラスチ ック硫 黄plasticsulfurが得 られ る。 沸点 は444.7℃ 。水 や無 機酸 に不 溶 、有機溶 媒 に可溶 。常 温で は化学 的に安 定だが 、高温 で は さま ざまな元 素 と反 応 す る。燃 える と二酸 化硫 黄 を生 じる。硫酸 をは じめ多 くの無 機薬 品 や医薬 品 の原料 、火 薬 、 マ ッチ、 ゴム加硫 剤 な どと して広 く用 い られる。 sulfur dioxide
二 酸化 硫 黄
亜硫 酸 ガスsulfurous acid gasと もい う。刺 激臭 の あ る無 色 の有毒 な気 体。 分子 量64.1、 融 点-75.5℃ 、沸点-10.0℃ 。天 然 には火 山 ガス に含 まれ る。工 業 的 には硫 黄 や黄 鉄 鉱pyrite を空気 中で焼 い てつ くる
。実験 室で は亜硫酸塩 、
亜硫酸水 素 塩 に強酸 を加 えた り
、炭素 や金属 に熱濃
硫 酸 を加 え る と得 られる。水 に溶け て包接化 合物 を つ くり、エ タノール、エ ーテ ルに可溶 。水溶 液は弱 い酸性 を示 し、還元作 用が ある。 ただ し、 硫 化水 素
に対 して は酸 化剤 として働 く
。 硫酸 の製造原 料 、漂 白 ・
殺 菌剤 、還元 剤 な どと して用い られ る。 sulfuric acid
硫 酸
純 物質 の ほか、そ の水 溶 液 も硫酸 とよばれ る。無 色 で油状の 液体。分 子量98.1、 融点10.4℃ 、 沸 点317℃ 、密度1.83〓
。約90% 以上 の水溶 液 を濃硫 酸、低 濃度 の ものを希硫酸 とい う。
市 販 品は通常 、濃 度96% 、密 度1.84〓 。接触 式 あ るいは硝 酸式 硫酸 製造 法 によ って つ くられ る。 濃硫 酸 は吸水 能力 が大 き く、水 で薄 め る と多 量の 熱 を出す 。脱 水作 用 を示 し、 化 合物 か ら も、
と
を
と して奪 う。 また、乾 燥剤 として用 い られ る。 熱濃硫 酸 は酸化
作 用 を示 し、 を発 生 す る と反応 して 、その酸 を遊離 す る 。 希硫 酸 は強 い酸性 を示 し、 イオ ン化 傾 向
。濃 硫酸 は揮発 性の酸 の塩 が水素 よ りも小 さな金属 と反 応 して水 素
を発 生す る
。硫 酸 イオ ン
は、
な どによ り白い沈 澱
を生 じる。肥 料 、薬 品 、繊維 の 製造 、金属 製錬 、紙 ・パ ル プの 製造 な どに広 く用 い られ る。 有毒 。 supercooling
過冷却
温度 を下 げ てい って相
転移 点以 下 にな って も相変 化 が起 こ らない状 態 のこ と。 凝固 点以 下
の液 体や 、 その温度 におけ る飽和 蒸気圧 定状 態
以 上の蒸 気圧 を もつ気体 な どが あ る。一種 の準安
で、結 晶 の種 を入 れた り、振動 を与 え るな ど外 部 か ら刺 激 を与 える とただ ちに本 来
の安 定状態 に変化 す る。 ガラスは過冷却 の液体 であ る とも考 え られる。 supercritical reaction 臨界
超 臨界 反 応
を越 えた状 態 での核 反応
のこ と。す なわ ち、連 鎖反 応
におい て、生 成 する 中性子
の方が 消滅 する 中性 子 よ り多い こ とをい う。 この状態 が続 くと爆発 が起 こ る恐 れがあ る。 superheating
過 熱
温 度 を上 げて い って相 定状態
転 移点 以上 に なって も相 変化 が起 こ らない状態 の こ と。 一種の準 安
で、外 部 か らの刺 激 を与 える とただ ちに本 来 の安 定状 態 に変化 す る。過 熱液体 は沸
点 以上 に なっ て も沸騰 しない状態 だが 、わず か な条 件変化 で激 しく沸騰 をす る。 これ を突沸 bumpingと い う。泡箱
は この原理 を利用 した装置 であ る。
superoxide
超酸化物
超 酸化 物 イオ ンsuperoxide ion
を もつ化合 物 をい う。酸 素の酸 化数 は−1/2。
ル カ リ金属
で み られ る。水 と反応 して過 酸化物 と分 子状 の酸素
とアル カ リ土類 金属
生 じる
を
。
supersaturation ある量 が飽 和
を除 くア
過飽和
状態 以上 に増加 してい る状 態 。溶液 や蒸気 の過冷 却
に よって起 こる。溶 液
が そ の温度 にお ける溶 解度以 上の 溶質 を含 む もの を過 飽和 溶液 、蒸気 が その温 度 におけ る飽 和 蒸気 圧以 上の圧 力 を もつ もの を過飽和 蒸気 とい う。 一種 の準 安定状 態 であ り、外 部か ら の刺 激 を与 え る とた だ ちに本来 の安定 状態 に変化 す る。霧箱 は この原理 を利用 した装置 で あ る。 surface active agent →surfactant
界 面活 性 剤
surface activity
表 面 活性
界 面活 性 と もい う。液 体 に物 質 が溶 ける こ とに よっ て、液体 ( 溶液) の表 面張力 る現 象 をい う。 表面活 性 の強い物 質 を界面活 性剤 面 や界面 に吸着
されやす い。
が低 下 す
とい う。 表面 活 性の ある物 質 は液体 の表
surface
tension
表面 張 力
液 体 表 面 に 沿 っ て 働 き、 そ の 表 面 を縮 め よ う とす る力 をい う。 液 体 内 部 の 分 子 間 に働 く引 力 は 等 方 的 で あ る が 、 表 面 の 分 子 に 働 く引 力 は 液 体 内 部 か ら だ け で あ る の で 、 液 体 の 表 面 は で き る だ け 小 さ く な ろ う とす る 。 大 き さ は液 体 表 面 上 の単 位 長 さの 線 に 働 く力 す な わ ちN/mを 単 位 と して 表 わ さ れ る 。 ま た 、 表 面 張 力 は表 面 を 単 位 面 積 だ け 広 げ る の に 必 要 な仕 事 、 す な わ ち単 位 面 積 あ た り に 蓄 え ら れ る 表 面 自 由 エ ネ ル ギ ー と も 考 え ら れ 、 そ の 大 き さ はJ/〓 (= N/m) の 単 位 で 表 わ され る 。 同様 の 力 は ふ た つ の 相 を 構 成 す る分 子 ど う しの 引 力 が そ れ ぞ れ の 相 内 の 分 子 間 の 引 力 と異 な る と きそ れ らの 界 面 で も生 じ、界 面 張 力interfacial tensionと
よばれ
る。
surfactant
界 面 活性 剤
表 面 活 性 剤 と も い う。 少 量 で 強 い 表 面 活 性 内 で は ミセ ル 油 の2相
を形 成 す る 。1分
の界 面 に吸着
を示 す 物 質 を い う。 あ る 濃 度 以 上 に な る と 溶 液
子 中 に親 水 基
と親 油 基
(疎 水 基
) を あ わ せ も ち、 水 と
して 界 面 の 自 由 エ ネ ル ギ ー を 著 し く低 下 させ る 。 一 般 に 疎 水 基 は 長
鎖 の 炭 化 水 素 基 で あ り 、 親 水 基 が 陰 イ オ ン性 で あ る も の を 陰 イ オ ン界 面 活 性 剤anionic surfactant、 陽 イ オ ン性 で あ る もの を 陽 イ オ ン界 面 活 性 剤cationic
surfactant、 陽 イ オ ン性 と陰
イ オ ン性 の 基 を両 方 もつ も の を両 性界 面 活 性 剤amphoteric
surfactantと い う。 また 、 親 水 基
が 非 イ オ ン性 で あ る もの を 非 イ オ ン性 界 面 活 性 剤nonionic
surfactantと い う 。 洗 剤 と して 広
く用 い られ 、 乳 化
剤 、 起 泡 剤 、 消 泡 剤 、 帯 電 防 止 剤 な ど と して も用 い られ る 。
surroundings 対 象 とす る系
外 界 以外 の世 界。
suspension 懸濁 液 ともい う。液 体分 散 媒
サ スペ ン シ ョン に 固体微 粒子 が分 散 してい る系。 分散 質
水 が 分散媒 の場 合 は少量 の電解 質 で凝析
は疎 液 性が多 い。
しや す い 。 粒 子 を細 か くす る こ と に よ り安 定 期 間
を長 くす る こ とが で き る 。 粘 土 分 散 系 や 印 刷 イ ン ク な ど。
symbol of element →atomic symbol
元素 記 号
synchrotron
シ ン ク ロ トロ ン
軌 道 半径 を一 定 に した円形 の粒子 加速 器
。 中 空 の 環 の ま わ りに 電 磁 石 を 並 べ 、 粒 子 の エ ネ
ル ギ ー の 増 加 に 同 調 (synchronize) させ て 磁 場 を 強 くす る と と も に 、 加 速 周 波 数 も同 調 させ て 変 化 させ な が ら粒 子 を加 速 す る。 数 十GeVま →cyclotron
syndiotactic polymer →stereospecific polymer
で 粒 子 を 加 速 で き る。
シ ン ジオ タ クチ ック ポ リマ ー
synthesis
合 成
合 成 反 応synthesis
reactionと
も い う。 何 種 か の 単 体 や 比 較 的 簡 単 な 化 合 物 を 化 合
よ り複 雑 な 化 合 物 をつ くる こ と。 生 体 内 で 行 わ れ る 合 成 を生 合 成biosynthesisと
synthesis
gas
syngasと
も い う。 水 素
合 成 ガス と一 酸 化 炭 素
の 混 合 気 体 を い う 。 石 炭 、 コー ク ス 、 石 油 、 天 然 ガ
ス な ど を 水 や 酸 素 な ど に よ り高 温 で 分 解 す る こ と に よ り製 造 され る 。 メ タ ノ ー ル ンモ ニ ア
合 成 、 フ ィ ッ シ ャー-ト ロ プ シ ュ 合 成
synthetic
detergent
せ っけ ん
合成 、 ア
な ど に用 い られ る。
合 成 洗 剤
と同 様 に、 長 い 鎖 状 の 疎 水 性部 分 に 親 水 性 の 部 分 が つ な が っ た 構 造 を も ち、 界 面
活性剤
synthetic
させ て 、
い う。
と し て の 働 き を もつ 人 工 的 に つ く られ た物 質 。
element
合 成 元 素
天 然 に は存 在 せ ず 、 核 反 応 に よ っ て 人 工 的 に つ く られ る元 素 を い う 。
synthetic
fiber
低 分 子 化 合 物 を重 合
合 成 繊維 し て 得 ら れ る繊 維 状 の 高 分 子 化 合 物 を い う。 天 然 繊 維 に は な い 性 質 を
もつ も の が 多 い 。 ポ リ ア ミ ド
系 、 ポ リエ ス テ ル
系 、 ポ リ ウ レ タ ン 系 、 ポ リ尿 素 系 、 ポ リ
塩 化 ビ ニ ル 系 、 ポ リ塩 化 ビ ニ リデ ン 系 、 ポ リ ア ク リ ロ ニ ト リル ー ル 系 、 ポ リ フ ル オ ロ エ チ レ ン 系 な どが あ る 。
synthetic
polymer
合 成 高 分 子 化 合 物synthetic
系 、 ポ リビニ ル アル コ
合 成 高 分子 high molecular
compoundと
も い う。 石 油 や 石 炭 な ど の 成 分 物 質
を直 接 また は 間接 に原 料 と し て 得 ら れ た 低 分 子 量 の 化 合 物 を重 合 き な 化 合 物 。 繊 維 状 の もの は 合 成 繊 維
、 樹 脂 状 の もの は 合 成 樹 脂
して 得 ら れ る 分 子 量 の 大 とよばれ る。合 成 の途
中 、 または 合成 後 の加 熱 に よ り、任 意 の形 に成型 で きるの で 、合 成樹 脂 は プ ラス チ ック (plasticity= 塑性 ) とよば れる。 原料 、製 法 に よ り、 さま ざ まな性 質 の もの がつ く られ る。 合成 法 か ら付 加 重合 に よる もの と縮合 重合 によ る もの に分 け られる。付 加 重合 に よる も の には ポ リビニル系 や ポ リアセチ レ ン系 が あ り、縮 合重 合 に よる もの にはポ リア ミ ド系 や ポ リエス テ ル系 、 ポ リエ ーテ ル系 な どが あ る。 熱 に対す る性 質 か ら熱 硬化性 と熱可 塑性 に分 け られ る。 熱硬化 性樹 脂
は原 料 を型 に入れ てか ら加熱 して成形 し、熱可 塑性樹 脂
は
原料 を加 熱 して溶 か してか ら、型 に入 れる な どによ り成 形 し冷却 する。微 生物 の作 用 を受 け に くいの で腐食 しに くいが 、一 面 では 、「ビニ ール公 害」 の よ うに環境 汚染 につ なが る こと もあ る。 synthetic resin
合成樹脂
石 炭 や石油 、天 然 ガス を原料 とす る低分 子化 合物 を重 合 す る ことに よ り得 られ る樹脂 状 の高分 子化 合物 をい う。 プラス チ ック と もい う。熱 に よる可 塑性 か ら熱可塑 性樹 脂 と熱
硬 化性樹 脂
に分 け られる。
synthetic rubber 天 然 ゴム
合 成 ゴム
に似 た構 造 を もつ合 成高分 子化 合物。>C=C-C=C<の構造 をもつ物質 を重 合 、 も
しくは共重 合
させ てつ くる。 耐油 性 、耐熱性 、耐 寒性 、耐摩 耗性 な どで、 天然 ゴムに優 る
ものが多 い。
加硫
をす る と高分子 中の二重 結合が 開 いて ジスル フィ ド結合 による橋 かけ構 造
が生 じる。
ス チ レ ンブ タジエ ンゴ ム(SBR)、 アク リロニ トリル ブ タジエ ンゴ ム(NBR) な どの 共重合 体 もある。 system 系 一 定 の 相 互 関 係 を もつ 物 質 の 集 ま り 外 界 との 間 に 、物 質 とエ ネ ル ギ ー 系open
system、
鎖 系closed
と 区 別 さ れ る。
エ ネ ル ギ ー の 出 入 りは あ る が 物 質 の 出 入 りの な い 系 を 閉 じた 系 あ る い は 閉
system、
isolated systemと
物 質 や エ ネ ル ギ ー の 出 入 りが な く、 外 界 と全 く交 渉 の な い 系 を孤 立 系
い う。 ま た 、 ひ とつ の 相 か ら な り、 ど の 部 分 を と っ て も性 質 が 一 様 な 系 を
均 一 系homogeneous heterogeneous
。物 質系 ともい う。境 界 に よって外 界
( 仕 事 を 含 む ) の 出 入 りが あ る 系 を 開 い た 系 あ る い は 開 放
systemと
systematic error
system、
ふ た つ 以 上 の 相 か らな り、 一 様 で な い系 を不 均 一 系
い う。
系統誤差
測 定 装置 や 測定 法 の特性 、 測 定者 の くせ な ど による誤 差。 測 定値 が系 統 的 に一 方 向 に真 の 値
か らはず れる傾 向 を もつ 。 この傾 向の大 きさ を表 わす のが正確 さ
であ る。測 定装 置の
較 正や測 定法 の改良 、操作 の熟練 な どに よって小 さ くす る ことがで きる。 systematic
name
系統名
体 系 名 、 組 織 名 と も い う。IUPAC命
名 規 則 で 定 め られ た 化 合 物 の 名 称 。 な る べ く簡 単 で 、
そ の 化 合 物 の 構 造 を 一 義 的 に 表 わ す こ と が で き る よ う に 決 め ら れ て い る 。 と は い う もの の 、 命 名 法 全 体 で は複 雑 多 岐 に わ た る。 →nomenclature of organic compounds
T talc
タル ク
滑 石 と もい う。 組 成 は
。 白色 も し く は淡 く着 色 した 片 状 あ る い は 鱗 状 の 軟
ら か い 鉱 物 。 モ ー ス 硬 度1、
密 度2.82〓
。 ロ ウ 石pyrophyllite、
セ ッ ケ ン石soapstoneを
つ くる 。 粉 末 化 し、 潤 滑 剤 、 化 粧 品 、 製 紙 な ど に用 い ら れ る 。
tautomerism
互 変 異性
あ る化合 物 が2種 の異性 体
と して存在 し、 そ れ らが容 易 に互 い に変 化 しあ う現 象 をい う。
また、そ れ ぞれの 異性体 を互 変異性 体tautomerと い う。共 鳴 現 象 では な く、化学変 化 に よ って生 じる もので あ る。 多 くは水素 原子 の位置 が変 わ るこ とに よって起 こる。 た とえば 、ケ ト型 とエ ノール型 で は次の ように二 重結 合の位置 が変 わる。 「 ケ ト」 は ケ トン が もつ カルボ ニ ル基 が あ るこ とを意味 し、 「 エ ノール」 は炭 素 ―炭 素 の二重結合 ( エ ン-ene) とアル コー ル性 の ヒ ドロキ シル基 ( オール-ol)が ある こ とを意味 す る。カル ボニ ル基の とな りの炭素原 子 に水 素原子 が結 合 してい る場 合の みエ ノール型 を とりうる。
ケ
ト型keto
technology
formエ
ノ ー ル 型enol
form
科学 技 術
技 術学 、工 学、応 用 科学 ともい う。基 礎 的 も しくは純粋 科学 の成果 を工 業生 産 な ど実際 的 に 利 用 も し くは応 用す るための研 究 をい う。 Teflon
テ フ ロ ン
ポ リテ トラ フ ル オ ロ エ チ レ ン
temperature
の デ ュ ポ ン社 の 商 品 名 。
温 度
物 体の 冷 た さ、 熱 さの度合 い を示す もの。物理 的 には熱平 衡 ふ たつ の物 質の 温度 は等 しい 。微視 的
の尺度 で あ り、熱平 衡 にあ る
には物 質 を構 成す る粒子 の 運動 の激 しさを示す尺 度
で ある。 tempering 焼 入れ
した鋼
焼戻 し を変態点 以下 の温度 に加 熱す る操 作 。靭性が増 し、硬 さは低下す る。
temporary
dipole
一 時 的双 極 子
電 場 に よ っ て 一 時 的 に 短 時 間 だ け 生 じ る双 極 子 。 誘 起 双 極 子
terephthalic
acid
テ レフ タル 酸
1,4-ベ ン ゼ ン ジ カ ル ボ ン酸1,4-benzenedicarboxylic 1.51〓
。300℃
で 昇 華 す る。p-キ
シレ ン
acid。 白 色 の 結 晶 。 分 子 量166.1、
ン に 難 溶 、 熱 エ タ ノ ー ル に微 溶 。 容 易 に エ ス テ ル 化
termination
密度
の 酸 化 に よ り生 じる 。 水 、 エ タ ノ ー ル 、 ア セ ト
重 要 。 高 級 ア ル コ ー ル との エ ス テ ル は 可 塑 剤
し、 合 成 繊 維 、 合 成 樹 脂 の 原 料 と して
と して 用 い られ る 。
停 止 反応
連 鎖 停 止 反 応chain 反応
の こ と。
termination reactionと
もい う。 連 鎖 反 応
において連 鎖担体 が消 滅す る素
。
termolecular
reaction
三 分子 反 応
三 分 子 段 階termolecular
stepと も い う。 ひ と つ の 素 反 応
反 応 を い う。 二 分 子 反 応
に お い て3分
子 が 同時 に衝 突す る
に比 べ て 起 こ る確 率 は か な り低 い 。
ternary
三元
3種 類 の元素 か らなる こ とを意味 す る接 頭語。 ternary
acid
三 元酸
3種 類 の 元 素 か ら な る 酸 酸
ternary
、硫 酸
。 水 素 以 外 に2種
の元 素 を含 む 。 酸素 を もつ もの が 多 い。 硝
、 テ トラ ク ロ ロ金 酸tetrachloroauric
compound
acidな
ど。
三 元 化 合物
3種 類 の 元 素 か ら な る 化 合 物 。
terpene
テル ペ ン
テ ル ペ ノ イ ドterpenoid、
イ ソ プ レノ イ ドisoprenoidと
る 不 飽 和 炭 化 水 素 化 合 物 の 総 称 。 炭 素 数 は5の
もい う。 イ ソ プ レ ン
を 構 造 単 位 とす
倍 数 に な る 。 天 然 に は植 物 や そ の 精 油
中に
広 く存 在 す る 。 芳 香 を も つ もの が 多 く、 ア ル コ ー ル 類 は 香 料 の 原 料 と な る 。 シ ョ ウ ノ ウ camphor、
tertiary
カロテ ノイ ド 、天然 ゴム
alcohol
な ど、 多 くの 物 質 が あ る 。
第 三 ア ル コー ル
第三級 アル コール と もい う。一般 式 は 原 子 に3つ
tertiary 他 の3つ
の炭 化水 素基
carbon
。 ヒ ドロキ シル基
が 結 合 して い る ア ル コ ー ル
第 三
(級 ) 炭 素
の 炭 素 原 子 と結 合 して い る 炭 素 原 子 を い う。
の 結 合 して い る 炭 素
。 酸 化 され に くい 。
tertiary
compound
ア ル コール
第 三
(級 ) 化 合 物
の場 合は 第三 ( 級) 炭素原 子
に ヒ ドロキ シル基
が結 合 してい る もの をい う。
ア ミン の場 合 はア ンモ ニ ア分 子 の3つ の水素 原子 を炭 化水 素基 で置 換 した化 合物 を い う。 ア ミ ドの場 合 は、窒素 原子 にア シル基 Terylene
が3つ 結 合 した もの をい う。
テ リ レン
イ ギ リス に お け る ポ リエ ス テ ル ク ロ ンDacronな
繊 維 の 商 品 名 。 日 本 で は テ トロ ンTetron、
ア メ リ カで は ダ
どの名称 があ る。
tetrahedral
四面 体 の
ひ とつ の 平 面 に は な い4つ
の 点 を 頂 点 とす る 多 面 体 を い う形 容 語 。 四 面 体 内 部 に あ る 中 心 原
子 に 他 の4つ
の 原 子 や 原 子 団 が 結 合 して 生 じ る化 合 物 を 四 面 体 化 合 物tetrahedral
と い う。
tetra(Gk):4+hedra(Gk):
tetrahedral
angle
四 面体 化合物
点580℃
tetrahedron構 造 の 場 合 は109°28′
decoxide
五 酸 化 リ ンphosphorus phosphoric
四面 体 角
に お い て 、 中 心 原 子 と他 の ふ たつ の 原 子 も し くは 原 子 団 が な す 結 合 角
う 。 正 四 面 体regular
tetraphosphorus
、 密 度2.30〓
十 酸 化 四 リン
pentoxide、
acid anhydrideと
を、硝酸
五 酸 化 二 リ ンdiphosphorus
も い う。 強 い 潮 解 性
pentoxide、
無 水 リ ン酸
の あ る 白色 の 粉 末 状 固 体 。 式 量283.9、
融
。 リ ン を 過 剰 の 酸 素 に よ り燃 焼 す る と得 ら れ る 。 水 に よ く溶 け 、
か ら五 酸 化 二 窒 素
theoretical yield
をい
であ る。
リ ン 酸 を生 じ 、 多 量 の 熱 を発 生 す る 。 強 い 吸 湿 性 を 示 し、 脱 水 力 が 強 く硫 酸 黄
compound
座 、底 面
か ら 三酸 化 硫
を生 じ る。 乾 燥 剤 、 脱 水 剤 と して 用 い られ る 。
理 論 的収 量
与 え られた化 学 反応 に おい て、 反応物 か ら化学 反応 式 の とお りに生成 物が 得 られ る と して 、 理論 的 に得 られ るはず の 目的物 質 の量 。 theory 科学 的法 則
理論 の こ と。 また、そ の法則 を基 盤 と して作 り上 げ られる知 識体 系 も理論 とい われ
る。 たとえ ば、原 子論atomic theoryは 、 「 物 質はすべ て原子 で で きてい る」 とい う法則 を さ し、そ の法 則 を根 拠 と して物 質の さまざまな性 質を説 明する体系 をも さす。 thermal analysis
熱 分析
物 質 の温度 を変化 させ た と き物 質の性 質が どの よ うに変 わ るか を分析 す る方法 の総 称。 温度 に よる物質 の質量 の変 化 を測定 す るこ とに より、物 質 の分解 あ るいは構 造変化 を推 定す る資 料 を得 る方法 を熱重 量分析thermal gravimetric analysisTGAと
い う。 熱 的に安定 な物 質 を基
準 物 質 とし、そ れ と ともに試料物 質 を一定 の温度 上昇 率で加 熱 して両者 の間 に生 じた温 度差
を 測 定 す る こ と に よ り、 試 料 の 熱 的 性 質 を 解 析 す る 方 法 を示 差 熱 分 析differential analysis DTAと
い う。 試 料 の 相 転 移
、 融 解 、分 解
、重合
thermal
な ど が 起 こ る と発 熱 や 吸 熱 が 生
じ る こ と を利 用 して お り、 試 料 の 同 定 な ど に用 い られ る 。
thermal
conduction
→conduction
熱 伝
導
of heat
thermal convection
熱対 流
物質 の流 れ によ って熱が移 動 する現 象。 流体
の 内部 に温度差 が ある と部 分 的 に密 度 の差が
生 じ、密度 の低 い部分 が上 昇 し密 度 の高い部 分 が下降す るこ とに よ り、物質 の循環 流 が生 じ る。 thermal
energy
熱 エ ネル ギ ー
エ ネ ル ギ ー の 形 態 の ひ とつ 。 粒 子 が もつ 熱 運 動
のエ ネルギ ー。あ るい は、温 度の 異 なる物
体 間 を粒 子 の 運 動 を 介 し て 移 動 す る エ ネ ル ギ ー 。 →heat
thermal
decomposition
熱 分 解
熱 を加 え る こ とに よ っ て 物 質 を分 解
thermal
equilibrium
す る こ と。 石 油 工 業 で は ク ラ ッキ ン グ
と い う。
熱 平 衡
熱 さの 異 な る物 体 を接 触 さ せ て お く と 、 熱 い 物 体 か ら冷 た い 物 体 に熱
が 移 動 して 、 熱 い 物
体 は冷 た くな り、 冷 た い 物 体 は 熱 く な っ て 同 じ熱 さに な る 。 こ の と きふ た つ の 物 体 は 熱 平 衡 に あ る と い い 、 同 じ温 度 →zeroth
thermal
で あ る とい う。 熱 平 衡 に あ る物 体 間 で は 熱 の 移 動 が 起 こ ら ない 。
law of thermodynamics
motion
熱運動
物 体 を構 成 す る粒 子 の、温 度 に応 じた不規則 な運動。 粒子 の平均 運動 エ ネル ギー
は温度 が
高 い ほ ど大 きい。 あ る温度 にお ける多 数の粒子 の運 動エ ネル ギー は、マ クス ウェル ・ボ ルツ マ ンの分 布 に したが って分 布 してい る。 thermal pollution
熱汚染
工 場や発 電所 な どで冷却 水 として用 い られ た もの が海や湖 、 河川 に大量 に排 出 され る とその 水 域の温 度 が上が り、 溶存酸 素 の減 少 や生態 系の変 化 な ど環境 に悪影 響 を与 える。 この現 象 を熱汚 染 とい う。 通常 、 これ らの冷却水 は海水 よ り7∼8℃
高い温 度で排 水 され、 温排水 あ
るい は熱排 水 な どと よばれ る。 thermal
radiation
熱放射
熱 輻射 ともい う。 物体 か ら熱 エ ネル ギーが電磁 波 として放 出され る現 象。 あ るい はその電 磁
波 をいう。そ のエ ネルギ ー とスペ ク トル 分布 は物体 の種 類 と温 度 だけで決 まる。 thermite process
テ ル ミ ッ ト法
アル ミニ ウムの粉 末 を用 い て、 アル ミニ ウムが酸化 される際 に多量 の熱 を生 じる こ ととアル ミニ ウムの還 元力 に よ り短時 間 に金属酸 化物 を還元 す る方法。 溶接 や還元 の困 難 な金属 (ク ロムや コバ ル トな ど) の冶金 thermochemical
な どに用 い られ る。た とえば、
equation
熱 化学 方 程式
化学 変化 とそれ に伴 う熱 の出入 りを表わ した化 学方程 式 。一般 に、あ る反 応物1モ ルあ た りの 熱量 を示 す。 熱量 を方程 式 中 に表わ す場合 は、発 熱変 化
の と きは+ を、吸熱 変化
の
ときは −を数値 の前 につ け る。 また、反応 条件 を示す場 合 には、 熱量 は化学 反応式 とは別 に 添 える。 定圧 変化
の場 合 は⊿Hで 、定 容 変化
吸 熱 変化 では + を数値 の前 につけ る。反 応熱
の場 合 は ⊿Uで 表 わ し、発 熱 変化 で は−、
は物 質の状 態 に よって異 な るので 、必 要な場
合 には それ らを示す 記号 を各物 質 の化学 式 の後 につ け る。 固体 は ( 固) また は(s) 、液体 は ( 液 ) また は(1) 、気 体 は ( 気 ) また は(g) 、 水溶 液 は(aq) で表 わ す こ とが 多 い。 た とえ ば、 25℃
・1atmに
お け る水 素 の燃 焼 は 、
あ るい は
⊿H(298K)= −285.8kJ/molな どと表 わ される。 thermochemistry
熱化学
化学 の一分 野で 、化学 反応 や物 質 の状 態変化 に伴 うエ ネルギーの変 化 を扱 う。 thermodynamic 同 じ反応 系
control
熱 力学 支 配
か ら複 数の 生成 系
が生 じる反応 ( た とえば、反 応物 をA、 生 成物 をB、 別 の
生成物 をCと した とき、A→BとA→Cの 量の 比が それ らの 反応 速度
どち ら もが起 こる反応 ) におい て 、生 成物 の物質
す なわ ち反応 の活性 化 エ ネルギ ー の相対 的 な大 きさに よらず 、
相 対 的安定 性す なわ ち反 応物 と生 成物 の 自由エ ネルギ ー の違 いに よっ て定 まる現 象 をい う。 反応が 可逆 で平衡状 態 にあ ると きにみ られ、主生成物 は熱力 学的 に安定 な物質 であ る。 →kinetic control,thermodynamic stability thermodynamic equilibrium 熱 力 学 的 平 衡 一般 に 、系 の ギ ブズ の 自由エ ネル ギー が 最 も低 くなる状 態 をい う。 この状 態 に ない孤 立 系
で も、 長い 時 間がた つ とこの状 態 に達す る。 また、系 が この状態 にあれ ば、 自発 的 な変
化 は起 こ らない。 thermodynamics
熱 力学
物 理学 の一分 野で 、物 理変化 、化 学変化 に伴 うエ ネルギ ーの変化 や 移転 な どの熱的現 象 を巨 視 的 に扱 う。3つ の法則 の上 に構 成 される。 →first , second, thirdlaw of thermodynamics
thermodynamic
stability
熱 力学 的 安 定性
あ る物 質が起 こ しうる反応 を考 えた とき、その 反応 にお ける 自由エ ネル ギー
の変 化の正負
お よ び 大 き さ か ら 考 え られ る 反 応 の 起 こ り に く さ を い う 。 反 応 に お け る 自 由 エ ネ ル ギ ーが 減 少 す る場 合 は 熱 力 学 的 に 不 安 定 、 増 加 す る 場 合 は熱 力 学 的 に安 定 と い わ れ る 。 安 定 性 の 度 合 を安 定 度 とい い 、 解 離 定 数
な どの 平 衡 定 数
thermometer
温 度 計
温 度 を測 る 計 器 。 物 質 の 熱 膨 張thermal liquid thermometer) thermometer)
の 逆数 を用い て表わ される。
expansion(
気 体 温 度 計gas
、 熱 起 電 力thermoelectromotive
、電気抵 抗
の温度 変化
thermometer、
液体温度計
force( 熱 電 対 温 度 計thermocouple
(抵 抗 温 度 計resistance
thermometer)
な どの 現 象 が利
用 され る 。
thermonuclear 核融 合
energy
熱核 エ ネル ギ ー
に よ り生 じる エ ネ ル ギ ー を い う。
thermonuclear
reaction
超 高温 の熱平 衡
熱核 反応
の 状 態 で 起 こ る核 融 合 反 応
の大 きさにな るため には超高温
thermoplastic
resin
(∼ 〓K)
。 粒子 の運 動エ ネ ルギー が核 エ ネル ギー程度
になる必 要があ るため にこ うよばれ る。
熱可 塑性 樹 脂
熱 を 加 え る と 化 学 反 応 が 起 こ る こ と な く軟 らか くな り塑 性 元 の 状 態 に 戻 る性 質 を 熱 可 塑 性thermoplasticityと と い う 。 長 鎖 状 も し くは 分 枝 状 の 高 分 子
を示 す が 、 冷 却 す る と硬 化 して
い い 、 こ の 性 質 を もつ 樹 脂 を 熱 可 塑 性 樹 脂
が弱 い分 子 間力
で 結 び つ い て お り 、 温 度 を上 げ
る とそ れ らの 結 合 が 一 部 切 れ 、 軟 らか くな る。 温 度 が 下 が る と そ れ ら の 結 合 が 再 び生 じ て硬 化 す る。 加 工 しや す く、 押 出 成 形 や 射 出 成 形 な ど に よ り さ ま ざ ま な形 状 に し て用 い られ 、 ス ク ラ ッ プ は 再 生 利 用 で き る 。 耐 熱 性 、 耐 溶 剤 性 が 十 分 で な い もの が 多 い 。 一 般 に 、 付 加 重 合
で 生 じ るが 、 ポ リア ミ ド 、 ポ リエ ス テ ル
thermosetting 高分 子
resin
な ど縮 合 重 合
で 生 じる もの もあ る 。
熱硬 化 性 樹 脂
が 熱 を 加 え る こ と に よ り硬 化 す る 性 質 を熱 硬 化 性thermosettingと
も つ 樹 脂 を熱 硬 化 性樹 脂 と い う。 加 熱 に よ り橋 か け 反 応
い い、 この性 質 を
が 進 ん で 重 合 度 が 高 ま り、3次
元
的 な 網 目構 造 が で き る た め 硬 くな る。 こ の性 質 は 温 度 を 下 げ て も変 わ らな い 。 溶 剤 に 溶 けず 、 熱 を 加 え て も 融 け な い の で 耐 熱 性 、 耐 溶 剤 性 に す ぐれ 、 大 き な 機 械 的 強 度 を も つ 。 圧 縮 成 形 に よ り さ ま ざ ま な 形 状 とす る が 、 接 着 剤 や 塗 料 と して も用 い られ る 。 ス ク ラ ップ の 再 生 が で き に くい 。 一 般 に 、 縮 合 重 合 ポ キ シ樹 脂
thin layer
、 ウ レ タ ン樹 脂
chromatography
→chromatography
で 生 じ、 尿 素 樹 脂
、 メ ラ ミ ン樹 脂
な どがあ る。
薄 層 ク ロ マ トグ ラ フ ィ ー
、 フェ ノール樹 脂
、エ
third
law
of thermodynamics
絶 対零度
熱 力 学 の 第3法
に お け る エ ン トロ ピ ー
則
に 関 す る法 則 。 「絶 対 零 度 に お け る 完 全 な 結 晶状 態 の 元 素
の エ ン トロ ピ ー は 零 で あ る」。 ル イ スG.
N. Lewisと
ラ ン ドー ルM.
Randallに
よれ ば 、 「結 晶
状 態 に あ る 各 元 素 の エ ン トロ ピー を絶 対 零 度 で 零 で あ る とす れ ば 、 ど の物 質 も絶 対 零 度 以 外 で は 正 の 有 限 の エ ン トロ ピー を もつ こ とに な る 」。
thorium
series
トリ ウ ム 系 列
か ら始 ま る 崩 壊 系 列 同位体
。6回
の α崩 壊
と4回
の 〓 崩壊
を経 て 、 最 終 的 に は 鉛 の 安 定
に な る。 系 列 を構 成 す る 核 種 の 質 量 数 が す べ て4nで
あ る の で 、4n系
列 と もい わ
れ る。
three
center
bond
三 中心 結 合
3中 心2電
子 結 合three center two electron bondと
道
の電子 が入 って形 成 される共有 結合 をい う。 ジボラ ン
に2個
もい う。3個
の 原 子 が つ く る3つ
の分子軌
のふ たつ のホ ウ素原子
とそ の 間 に くる ひ とつ の水 素 原 子 で こ の 結 合 が つ く られ て い る 。 →electron
deficient compound
three states of matter 物 質 が と り う る3つ
物 質 の三 態
の状 態 、す なわち、 固体
、液体
、気体
の こ と。 こ れ ら の 状 態 は 温 度
と圧 力 に よ っ て 互 い に変 化 す る 。
tie line
対 応 線
連 結 線 、 タ イ ラ イ ン と も い う。 多 成 分 系 の 状 態 図
にお いて 、熱力 学的平 衡
にあ る組成 を
結 ん だ 線 を い う。 →solid-liquid equilibrium
tin 14族
ス ズ (4B族 ) に属 す る 原 子 番 号50の
元 素 。 原 子 量118.71。
天 然 に は ス ズ 石cassiterite
と して 産 出 す る 。 鉱 石 を コ ー ク ス と と もに 加 熱 還 元 す る こ と に よ り単 体 が 得 ら れ る 。 単 体 に は い くつ か の 同 素 体 が 存 在 し、13.2℃ 以 下 で は 灰 色 で 非 金 属 性 の αス ズ が 安 定 で あ り、 そ れ 以 上 の 温 度 で は 白色 で 金 属 性 の β ス ズ が 安 定 で あ る 。 金 属 ス ズ を低 温 に 放 置 す る と膨 張 して くず れ や す く な り 、 こ の 現 象 を ス ズ ペ ス トtin pest, tin plagueと 2270℃
、 密 度5.77〓
(α)、7.27〓
ン と反 応 して 四 ハ ロ ゲ ン化 物 に な る 。 高 温 で は 酸 素 と 反 応 して り、 希 酸 と反 応 し て
い う。 融 点232℃
、沸 点
(β)。 室 温 で は空 気 中 で 化 学 的 に 安 定 。 ハ ロ ゲ となる。 両性元 素
を 生 じ、 ア ル カ リ 水 溶 液 と 反 応 して 亜 ス ズ 酸 イ オ ン
であ ,
を生 じる。酸 化数 が +IIと +IVの 化合 物 を生 じるが、 +IVの 方 が安 定で あ り、 + IIの ものは還 元作用 を示 す。 ブ リキ 、スズ箔 、青銅 て用 い られ る。 また 、 る。
はホ ウロ ウ
や 活字合金 、ハ ンダ な どの合金 と し
や触媒 な どに、有 機 スズ は殺菌 剤 な どに用 い られ
tin chloride
塩化 ス ズ
〓 塩化 スズ(II) 3.95〓
式量189.62。 無水 物 は無色の結 晶 で、融 点247℃ 、沸点652℃ 、密度
。 市販 品は一般 に無色 の2水 和物 で、37.7℃ で結 晶水 中 に溶 け る。密 度2.71〓
で 、ス ズ を塩 酸 に溶 かす と生 じる。 多量 の水 に溶か す と加水 分解 して水 酸化 物
の
沈 殿 を生 じる。濃 塩酸 、有 機溶 媒 に可 溶。 強 い還元 作 用 を示 し、 な ど を還元 す るほか、 ニ トロ化合物
をア ミン にす る。分析試 薬 、還元剤 、媒 染剤 、
め っ き用 試薬 な どと して用 い られる。 〓 塩 化 スズ(IV)
無色 の液体 で 、分子量260.52、 融点 −33℃ 、沸 点114℃ 、密 度2.26
〓 。 溶融 したス ズに塩 素 を作 用 させ て得 られ る。硫 黄 、 ヨ ウ素 な どを溶 かす 。有機 溶媒 に溶け る。水 には発 熱 して溶 け、加水 分 解 して酸化 スズ(IV) の コ ロイ ドを生 じる。湿 った空 気 中で は激 し く発 煙 す る。媒 染剤 、縮 合剤 、有 機ス ズ化 合物 の原 料 な ど として用 い られ る。 無水 物 はフ リー デル-ク ラフ ツ反応 tincture エ タ ノール
の触 媒 として用 い られる。
チ ンキ また はその水 溶液 を溶剤 と してい る薬 品の総称 。tinct (L)<tingere: 色 をつ け
る、染 め る tin plate
ブ リキ
鋼 板 に スズめ っ きを した もの。 腐食
を防 ぐた めに鋼板 の表 面 をス ズで覆 う。電気 め っ き
も しくは溶融 したス ズの 中に鋼板 を浸 す溶融 め っ きで つ くる。表 面が きれ いで耐食 性 にす ぐ れ てい るが、 い ったん傷が つ くと、 その部分 は鉄 だ けの場 合 よ り速 く腐 食が 進 む。食 品用の 缶 な どの容器 に用 い られ る。 titanium 4族
チタン
(4A族 ) に属 す る原 子 番号22の 元 素 。原 子 量 は47.88。 天然 には ル チル ( 金紅 石 )
rutileや
チ タ ン鉄鉱ilmeniteな
処理 して塩化 物
ど として産 出す る。単 体 は、鉱石 を炭 素 と塩 素で
とし、 これ を金 属 マ グネ シウムや ナ トリウムで 還元 して得 られ る銀 白
色 の金属 であ り、融 点1660℃ 、沸 点3290℃ 、密度4.50〓
。空 気 中で は表面 に酸化 物の
被 膜 が生 じて、 内部 が保護 され る。高 温で は酸化 され やす く、酸 素や窒 素 、塩 素 、炭素 、水 素 な どと反応す る。鉄 に比べ て軽 量で あ り、機械 的強度 、耐 食性 にす ぐれ てい るため 、単体 あ るい は合金 の形で航 空機用 構造 材 、化学装 置用 耐食材 な どと して広 く用 い られる。4価 の 化 合物 が安 定で あ り、
は顔料 な ど として、
はチ ー グラー-ナ ッタ触 媒
として用い
られ る。 titration
滴 定
容量 分析 で用 い られ る操 作 。試料 物 質 と反応 す る試薬 を含 んだ濃 度既 知 の溶液 ( 標 準 液) をビュ レッ ト に入 れ、 三角 フ ラス コや コニ カル ビー カー に とった一定体 積 の試料 溶液 に少 量ずつ 加 えてい く。 当量点
( 終 点 ) まで に要 した標準 液 の体 積 を ビュ レッ トの 目盛 を読ん
で測 定す る こ とに より、試料 溶液 の濃 度 を求め る。標 準 液の作 成 には メス フラス コ 、 一定
体 積 の 試 料 溶 液 を と る た め に は ピペ ッ ト 電 気伝 導 度
を用 い る。 滴 定 終 了 の 判 断 は指 示 薬
の 変 化 な ど に よ る 。 反 応 の 種 類 に よ り、 酸 塩 基 滴 定
の色 の変 化、
、 酸 化 還 元 滴 定redox
titration、沈 殿 滴 定precipitation titrationな どが あ る 。
titration curve
滴 定 曲 線
滴 定 溶 液 の あ る性 質 が 、 滴 定
の 進 行 と と も に どの よ う に変 化 す る か を 表 わ す 曲 線 。 一 般 に 、
そ の 性 質 の 大 き さ を 縦 軸 に 、 滴 定 試 薬 液 の 体 積 を横 軸 に と る 。 性 質 と して は 、 溶 液 のpH、 電 極 電 位 、 電 気 伝 導 率 、 吸 光 度 な どが 用 い ら れ る。 こ の 曲 線 か ら 、 終 点
や平衡 定数
など
を求 め る こ とが で き る 。
titrimetric
analysis
滴 定 分析
titrimetryと も い う。 滴 定
Tollens' 硝酸銀
に よ る定 量 分 析
reagent
。容 量分析
と ほ ぼ 同 じ意 味 で あ る 。
トレ ン ス 試 薬
溶 液 に水 酸 化 ナ ト リ ウ ム
溶 液 を加 え て 酸 化 銀 (I)
の 褐 色 沈 殿 を生 じ させ た 後 、
沈 殿 が 消 え る と こ ろ ま で ア ン モ ニ ア水 を加 え て 調 整 した 溶 液 。 銀 鏡 反 応
toluene
に用 い る 。
トル エ ン
メ チ ル ベ ン ゼ ンmethyl 融 点 −95℃
benzene、
、 沸 点110.6℃
トル オ ー ルtoluolと
、 密 度0.87〓
も い う。 無 色 の 液 体 で 、 分 子 量92.1、
。石 油の分解 、改質 、 コール ター ルの分留 な ど
に よ っ て 得 ら れ る 。 水 に不 溶 、 有 機 溶 媒 に 可 溶 。 多 くの 芳 香 族 化 合 物 の 原 料 と な り、 酸 化 さ れ て安 息 香 酸
、 そ の 酸 化 的 な 脱 炭 酸 に よ りフ ェ ノ ー ル
ニ トロ 化 に よ り トリニ トロ トル エ ン られ る 。tolu:
トル ー バ ルサ ム
total pressure
、 光 塩 素 化 に よ り ク ロ ロ トル エ ン 、
な ど に な る 。 シ ンナ ーthinnerな
どの 溶 剤 と して も用 い
(トル ー バ ル サ ム の 木 か ら得 ら れ る樹 脂 )
全 圧
混合気体 が示 す圧力 。 →partial pressure
trace
element
微 量 元 素
物 質 中 に ご くわ ず か に 含 ま れ る元 素 の こ と 。 ま た 、 栄 養 学 に お い て は 、必 要 量 が1日 100mg以
ン 、 ク ロ ム 、 ニ ッケ ル 、 ス ズ 、 ケ イ 素 、 フ ッ素 、 バ ナ ジ ウ ム の14種 素
あた り
下 の 元 素 を い う 。 鉄 、 ヨ ウ素 、 銅 、 亜 鉛 、 マ ン ガ ン 、 コ バ ル ト、 モ リ ブ デ ン 、 セ レ
の成 分 と して 触 媒
tracer
が あ げ ら れ て お り、 酵
作 用 に 関 わ る生 体 機 能 を もつ もの が 多 い 。
トレーサ ー
元 素 や 物 質 の 挙 動 を 追 跡 す る た め に 添 加 す る 物 質 の こ と 。 元 素 の 挙 動 を調 べ る に は 、 同 位 体
の性 質が
(ほ と ん ど ) 同 じで あ る こ と を 利 用 して 放 射 性 同 位 体
や 濃 縮 した 安 定 同位 体
を 用 い る 。 こ の 目的 で 用 い られ る 同 位 体 を同 位 体 ト レー サ ーisotopic tracerと い い 、 と く に放
射性 同 位 体 の場 合 は 放 射 性 ト レー サ ーradioactive 場 合 はその放 射能
tracer, radiotracerと い う。 放 射 性 同 位 体 の
を 追 跡 し、 放 射 能 を も た な い 安 定 同 位 体 の 場 合 は 質 量 分 析
な どの 方 法
が 用 い ら れ る 。 物 質 の 挙 動 を知 る た め に そ の 成 分 元 素 を 同 位 体 で 置 き換 え ト レー サ ー と して 用 い る化 合 物 を標 識 化 合 物
と い う。 流 体
の 運 動 の よ うす な ど 、 物 質 の 物 理 的 挙 動 を追 跡
す る た め に は 同 位 体 を用 い る 必 要 は な く、 液 体 の 場 合 は 色 素 な ど、 気 体 の場 合 は 煙 な どが 用 い られる。
trans configuration →geometric isomerism
transition
トラ ン ス 型 立 体 配 置
element
不 完 全 なd-軌 道
遷 移 元 素 、f-軌 道
を も つ 元 素 。 あ る い は そ の よ う な構 造 の 陽 イ オ ン を 生 じる 元 素 。
外 部 の 電 子 配 置 は(n−1)〓
。周期 表
の3∼11族
に属 す る 元 素 で あ る 。 原 子 番 号 の
増 加 に伴 い 、 一 般 にd-ま た はf-軌 道 に 電 子 が 入 っ て い く。 単 体 が す べ て金 属 な の で 遷 移 金 属 transition metalと ブ ロ ック
も い う。d-ブ
ロ ック
の 元 素 を 内 部 遷 移 元 素inner
の 遷 移 元 素 を 主 遷 移 元 素main transition elementと
transition element、f-
い う 。周 期 表 で 隣 り合 う元 素 の 価
電子 の数 が似 てい るので左 右 の元 素 と性 質が似 てい る。一 般 に さま ざまな酸 化数 酸 化物
の う ち高 酸 化 数 の もの は酸 性
を と り、
、 中間 では両性
であ る
こ とが 多 い 。 単 体 は 硬 く、 高 融 点 の 金 属 で あ り、 熱 や 電 気 の 良 導 体 で あ る 。 常 磁 性
の化 合
物 をつ くる こ とが 多 く、種 々 の 錯 体
transition
point
物 質 の相転 移
、低酸化 数 の ものは塩基性
を つ くる 。 イ オ ンや 化 合 物 は有 色 の もの が 多 い 。
転 移 点 が 起 こ る 温 度 と 圧 力 。 そ れ ぞ れ 転 移 温 度transition
temperature、
転 移圧力
transition pressureと い う。 通 常 、 圧 力 一 定 で 相 転 移 を 観 察 す る の で 、 転 移 温 度 の こ と を転 移 点 とい う こ とが 多 い 。
transition
state
遷 移 状 態
あ る 安 定 な 状 態 か ら他 の 安 定 な 状 態 に移 る と き に経 過 す る 自 由 エ ネ ル ギ ー 態 を い う。 化 学 反 応 に お い て は活 性 錯 体
transition
state theory
遷 移 状 態理 論
反 応 物 が 生 成 物 に変 化 す る 際 に 、 遷 移 状 態 を経 る と して 反 応 速 度
transition temperature →transition point
transmutation 核反 応
や放射性 崩壊
が極大 になる状
が こ の 状 態 に 相 当 す る。
とよば れる 自由エ ネル ギー
が 極 大 と な る状 態
を取 り扱 う 理 論 。
転 移 温度
変 素 に よ っ て 元 素 が 他 の 元 素 に変 化 す る こ と。nuclear
transmutationで
原
子核 の転換 。
transport
number
輸 率
電 解 質 溶 液 中 を 陽 イ オ ン と 陰 イ オ ン が そ れ ぞ れ 陰 極 と 陽 極 に 向 か っ て 動 く と電 流 が 流 れ る 。 こ の と き 流 れ た 全 電 気 量 の う ち 、 そ れ ぞ れ の イ オ ンが ど の 程 度 分 担 して 運 ん だ か を示 す 割 合 を輸 率 と い う 。1種
類 の 電 解 質 だ け を含 む 溶 液 に お い て 、 陽 イ オ ン の 輸 率 〓 と 陰 イ オ ンの 輸
率 〓の 比 は そ れ ぞ れ の 移 動 度
〓,〓 の 比 に 等 しい 。 す な わ ち 、〓
=〓
。 ま た 、 〓 + 〓=1
で あ る か ら 、 〓 = 〓(〓 + 〓)、〓= 〓(〓 + 〓)。 し たが っ て 、 イ オ ンの 輸 率 は そ の イ オ ン に 固 有 な 量 で は な く相 手 の イ オ ン や 濃 度 に よ っ て 異 な る 。 輸 率 の 測 定 に は ヒ ッ トル フ の 方 法 2種
の 電 解 質 溶 液 の 界 面 が 電 場 に よ り移 動 す る 速 度 を 測 る 移 動 界 面 法moving
methodな
どが 用 い ら れ る 。
transuranium
element
や
boundary
超 ウ ラ ン元素
原 子 番 号 が ウ ラ ン (92) よ り も大 き な 元 素 の こ と 。 す べ て 人 工 的 に つ く ら れ た 放 射 性 元 素 で あ る 。 原 子 番 号103の ま で お よ び109番
triacid
ロ ー レ ン シ ウ ムLawrenciumま
で はア クチ ノイ ド
に属 す る 。107番
が 人 工 的 につ く り出 され て い る。
base
三 酸 塩 基
三 価 の 塩 基 の こ と。 水 酸 化 ア ル ミニ ウ ム →acidity
triad
、 水 酸 化 鉄 (III)
な ど。
三 つ 組元 素
性 質 の 似 て い る 元 素 が3種
ず つ 組 に な っ て い る もの を い う。1829年
、 ドイ ツの デ ベ ラ イ ナ ー
J. W. D〓bereinerが 名 づ け た 。 塩 素 ・臭 素 ・ヨ ウ素 や 、 カ ル シ ウ ム ・ス トロ ンチ ウ ム ・バ リ ウ ム な どの 組 が あ り、 これ らの 元 素 の 原 子 量 は 等 差 級 数 的 な 関 係 に あ る こ と を 指 摘 し た 。 原 子 量 と 関 連 して 元 素 を分 類 す る試 み の 初 期 の 例 で あ り、 周 期 律
tribasic acid
の発 見の基礎 となった。
三塩 基 酸
三 価 の 酸 の こ と 。 水 素 イ オ ン に な り う る 水 素 原 子 を 分 子 中 に3個 triproticacidと も い う。 リ ン酸 →basicity
tridentate 配位 子
が3つ
triglyceride
三 座 の の 位 置 で 中心 金 属 に 配 位 して い る こ と を い う。
トリグ リセ リ ド
トリ ア シ ル グ リセ ロ ー ルtriacylglycerolと がエ ステル結合 →fat
も つ 。 三 プ ロ トン 酸
など。
も い う。 グ リセ リ ン1モ
ル に 対 し脂 肪 酸3モ
して 生 じる 化 合 物 。 脂 肪 酸 の 種 類 に よ っ て 異 な る 性 質 を示 す 。
ル
trihydric
alcohol
3価
アル コ ール
トリ ヒ ドロ キ シ ア ル コ ー ルtrihydroxy ヒ ドロ キ シ ル 基
triiodomethane
を もつ ア ル コ ー ル
reaction
→iodoform
alcohol、
トリ オ ー ルtriolと もい う。1分
の こ と。 グ リ セ リ ン
子 内 に3つ
の
な ど が あ る。
三 ヨ ウ化 メ タ ン反 応
test
2,4,6-trinitrotoluene 1-メ チ ル-2,4,6-ト
2,4,6-ト
リ ニ トロ トル エ ン
リ ニ トロ ベ ン ゼ ン1-methy1-2,4,6-trinitrobenzene。
で 、 分 子 量227.1、
融 点80.9℃
。 トル エ ン
を ニ ト ロ化
略 称TNT。
無 色 の結晶
す る こ と に よ り得 ら れ る。 水 に 難
溶 、 有 機 溶 媒 に 可 溶 。 爆 発 性が 非 常 に高 く、 爆 薬 と して 用 い られ る。
tripeptide
ト リペ プ チ ド
3分 子 の ア ミ ノ酸
が ペ プ チ ド結 合
triple bond
して 生 じる 化 合 物 。
三 重 結 合
2原 子 が3組
の電子 対
(6個 の 電 子 ) を 共 有 して 生 じる 共 有 結 合
例 窒 素
アセチ レン
triple point 一成分 系 の状態 図
三 重 点 にお いて
、 気 相 、 液 相 、 固相 が 共 存 す る点 。 圧 力 ・温 度 と も物 質 固 有 の
値 となる。
triple point
of water
水 の 三重 点
氷 と 液 体 の 水 と水 蒸 気 が 共 存 す る 状 態 。 絶 対 温 度 Pa=6.02×
〓atm。
温 度 は273.16K=0.01℃
trivial name IUPACの 名
目盛 の 定 点 に 選 ば れ て い る 。 圧 力 は610
。
慣 用 名 命 名 規 則 の 制 定 前 に 、 古 くか ら慣 用 され て き た 化 合 物 の 名 称 。 物 質 の 名 称 は系 統
を 用 い る の が 原 則 だ が 、 慣 用 名 が 定 着 し て い る比 較 的 簡 単 な 基 本 的 化 合 物 に つ い て は そ
の 使 用 が 認 め られ て い る 。
true value
真 の値
あ る物 理 量 に つ い て真 実 と 考 え られ る値 。 実 際 に は 知 る こ と の で き ない 量 で あ り、 系 統 誤 差 を で き る だ け小 さ く した 上 で 、 測 定 値 を統 計 的 に 処 理 して 得 られ る 最 も確 か ら しい 値 が 推 定 値 と し て真 の 値 と され る 。
Tyndall
phenomenon
チ ン ダル 効 果Tyndall
チ ン ダル現 象 effectと も い う。 微 粒 子 が 分 散
して い る 液 体 あ る い は 気 体 (コ ロ イ ド
な ど) に 細 い 光 を あ て る と、 そ の 通 路 が 光 っ て 見 え る 現 象 。 分 散 質 に よ る 光 の散 乱
typical element →representative
が原 因。
典 型 元 素 element
粒子
(コ ロ イ ド粒 子
)
U ultrafiltration
限 外 ろ過
ふ つ うの ろ 過
で は 通 り抜 け て し ま う よ う な コ ロ イ ド粒 子
な ど の 微 小 な粒 子 を分 散 媒
ら こ し分 け る こ と。 目 的 に 応 じた 穴 の 大 き さの 半 透 膜 を用 い る 。 コ ロ イ ド
か
の精製 や濃 縮に
利 用 される。
ultraviolet
radiation
波 長 が 数nmか X線
紫 外 線
ら360∼400nmま
と重 な る。UVと
での領域 の電 磁波
。 上限 は可視光 線 に続 き、下 限は一部
略 記 す る 。 多 く の 物 質 は 紫 外 線 に 対 して不 透 明 で 、 波 長 が 短 い ほ ど吸
収 が 著 しい 。200∼400nmの
領 域 を狭 い 意 味 で の 紫 外 線 とい う 。1∼200nmは
酸素 に よっ
て 吸 収 さ れ る た め 、 そ の測 定 に は 真 空 が 必 要 な の で 真 空 紫 外 線 と よ ば れ 、200∼300nmは 紫 外 線 、300∼400nmは
遠
近 紫 外 線 と よ ば れ る 。 ま た 、400∼315nmをUVA、315∼280nm
をUVB、280∼100nmをUVCと
い うこ と もあ る 。 原 子 や 分 子 の 外 殻 電 子
放 射 や吸収 が起 こる。強 い光 電効 果
の 遷 移 に よ って
、 化 学 的 作 用 を示 し、 そ の 結 果 さ ま ざ ま な光 反 応 、 光
イ オ ン化 を引 き起 こ す 。 生 物 に 対 す る 障 害 作 用 が 大 き く、 殺 菌 作 用 を もつ 。
ultraviolet
spectroscopy
波 長 が1∼400nmの ン化 ポ テ ン シ ャル や反 応速度 定数
uncertainty(in
紫 外 分光 法
紫 外 領 域 に 現 わ れ る ス ペ ク トル 、水素結 合
を用 い る 分 光 法
。分子 の構造 、 イオ
な ど の分 子 間 の 相 互 作 用 、 化 学 種 の 同 定 や 定 量 、 平 衡 定 数
の 測 定 な ど に 用 い ら れ る。
measurement)
不確 か さ
(測 定 に お け る )
ど の よ う な 測 定 で も概 算 や 推 定 が 入 り、 完 全 に正 確 に 再 現 す る こ と は 不 可 能 で あ り、 測 定 値 は あ る 幅 を も っ た 範 囲 内 の 値 と な る 。 この よ う に 測 定 値 が あ る程 度 ば らつ く こ とを 測 定 の 不 確 か さ と い う。 真 の 値
と測定値
の差 を誤差
とい い 、 どの よ う な 測 定 も誤 差 を 避 け る こ
とはで きない。
uncertainty principle 不 確 定性 原 理 →Heisenberg uncertainty principle
unidentate 配位 原子
unimolecular →
ligand
単 座 配位 子
を ひ とつ もつ 配 位 子 。dent
nucleophilic
〓1 type reaction
substitution単
(L): 歯
分 子 求核 置 換 反応
unimolecular reaction 一 分 子 反 応monomolecular
単 分 子 反 応 reactionと も い う
。律速 段 階
に た だ1個
の 分 子 が 関 わ る反 応 を
い う 。 反 応 す る分 子 は 他 の 分 子 や 容 器 壁 に 衝 突 す る こ と に よ り活 性 化 エ ネ ル ギ ー た と え ば 、AB→BAで
表 わ さ れ る 異 性 化 反 応 やAB→A+Bで
を得 る。
表 わ され る 分 解 反 応 な どが あ
る。
unit cell
単 位 格 子
単 位 胞 と も い う。 結 晶 格 子
の 構 造 単 位 で あ る 平 行 六 面 体 。3次
元 的 な 繰 り返 し構 造 の 基 本
単 位 。 六 面 体 の 頂 点 だ け に 格 子 点 が あ る もの を 単 純 格 子primitive 中 心 に格 子 点 が 存 在 す る 面 心 格 子face-centered 在 す る 体 心 格 子body-centered
unit
latticeな どが あ る。
factor
換 算係 数
universal →gas
単位 因子 の こと。
gas constant constant
普遍 気 体 定数
universe 系
宇 宙
と外 界
unpaired
lattice、頂 点 に加 え 各 面 の
lattice、 六 面 体 の 中心 と各 頂 点 に 格 子 点 が 存
を 合 わ せ た も の 。 す な わ ち 、 全 空 間 と そ こ に 含 ま れ る もの す べ て 。
electron
不 対 電 子
原 子 中 に あ っ て 、 電 子 対 を つ くっ て い な い 電 子 。 軌 道 に ひ とつ だ け で 存 在 し、 ス ピ ン
を打
ち消 し合 う相 手 の 電 子 が な い 。 磁 性 の 原 因 とな る 。
unsaturated
不飽 和、不 飽 和 の
〓 あ る 温 度 に お け る 溶 液 の 濃 度 が そ の 温 度 に お け る 溶 解 度 に達 して い な い こ と。 →unsaturated solution 〓 あ る温度 にお ける蒸気圧
が飽 和蒸気 圧
に 達 して い な い こ と。
〓 有機 化 合 物 中 に お け る 炭 素 原 子 が4個 未 満 の 他 の 原 子 と結 合 して い る こ と。 →unsaturated bond ,compound, hydrocarbon, etc.
unsaturated 二重 結合
bond
不 飽 和 結 合
と三重 結合
の こ と。 ひ とつ の σ結 合
な る。 こ の部分 で付 加 反応 その部 分 で酸化
と ひ とつ あ る い は ふ た つ の π結 合
が 起 こ る。炭 素 原子 間 の不飽 和 結合
されやす い。臭 素
の 希 過 マ ンガ ン酸 カ リ ウ ム 不 飽 和 結 合 の検 出 に 用 い ら れ る。
は、付 加 反応
より
した り、
と反 応 して 、 臭 素 の 色 が 消 え る 、 あ る い は硫 酸 酸 性
溶 液 と反 応 して 、
の 赤 紫 色 が 消 え る と い う反 応 が
unsaturated
carboxylic
炭化水 素基
acid
unsaturated
が不 飽和 結合
不 飽和 カル ボ ン酸
を も つ カ ル ボ ン酸
compound
。
不 飽 和化 合物
分子 内 に炭 素原 子 間の不 飽和結 合
を もつ 有 機 化 合 物 。 芳 香 族 化 合 物
で は側鎖
に不飽 和
結 合 を もつ も の を不 飽 和 化 合 物 と して 扱 う。 炭 素 原 子 と他 の 元 素 の 原 子 との 不 飽 和 結 合 に つ い ては不 飽和 化合 物 と しては扱 わな い。各官 能基
が 示 す 反 応 性 の 他 に 、 炭 素 原 子 間 の不 飽
和 結 合 へ の 付 加 反 応 が 起 こ りや す い 。
unsaturated
fatty acid
炭化水 素基
不飽 和 脂 肪酸
が不 飽和 結合
い 。 ア ク リル 酸acrylic
をもつ脂肪 酸
酸linoleic acid、
unsaturated
オ レ イ ン酸oleic
unsaturated
ど。
。 化 学 的 反 応 性 が 大 き く、 不 飽 和 結 合 の 部 分 で付 加 反 応
、ア ルキ ン
solution
溶解平 衡
リノール
不飽 和 炭 化水 素
を もつ 炭 化 水 素
こ りや す い 。 ア ル ケ ン
に比 べ て 一 般 に 融 点 が 低
acid、
リ ノ レ ン酸linolenic acidな
hydrocarbon
不飽和 結合
。相 当す る飽和脂 肪酸
acid、
が起
な ど。
不飽 和 溶 液
に 達 して い な い 溶 液 。 ま だ溶 質 が 溶 け う る 。
unsaturation
不飽 和
飽和 に達 して い な い 状 態 の こ と。 →unsaturated
uranium
series
ウラ ン系 列
ウ ラ ン − ラ ジ ウ ム 系 列uranium-radium α崩 壊
と6回
の β-崩 壊
る 核 種 の 質 量 数 が す べ て4n+2で
urea カ ル バ ミ ドcarbamideと 動 物 の 体 内 で タ ンパ ク 質
seriesと もい う 。
か ら始 ま る 崩 壊 系 列
を経 て 、 最 終 的 に は 鉛 の 安 定 同 位 体
。8回
の
に な る 。 系 列 を構 成 す
あ る の で 、 (4n+2)系 列 と も い わ れ る 。
尿 素 もい う 。 無 色 の 結 晶 で 、 分 子 量60.1、
融 点135℃
が 分 解 す る 際 に 生 じる 。 ヒ トの 尿 中 に は1日
れる。 工業 的に は、 アンモニ ア せ る と得 ら れ る
と二 酸 化 炭 素 の 混 合 気 体 を200℃
、 密 度1.34〓 あ た り約30g排
、120∼400atmで
。 出さ 反応 さ
。水 、ア ル コールに可溶 、エ ーテ ルに不溶。
水 溶 液 は ご く弱 い ア ル カ リ性 を 示 す 。 ビ ウ レ ッ ト反 応
を示 す 。 酸 や ア ル カ リ と と も に 熱 し
た りウ レ ア ー ゼ を作 用 させ る と 、 ア ンモ ニ ア と二 酸 化 炭 素 に 分 解 す る 。 肥 料 、 飼 料 、 合 成 樹 脂 の 原 料 な ど と して 用 い られ る 。
urea
resin
尿 素 樹脂
尿 素 ― ホ ル ム ア ル デ ヒ ド樹 脂urea-formaldehyde
resin、 ユ リ ア樹 脂 と もい う。 尿 素
ム アル デ ヒ ド
樹 脂 。 尿 素 と ホ ル ム ア ル デ ヒ ド を反 応 させ
の 縮 合 重 合 で 得 られ る 熱 硬 化 性
とホル
る と メ チ ロ ー ル 尿 素 が で き、 こ れ を酸 性で 重 合 させ る と硬 化 反 応 が 起 こ る 。 (モ ノ メ チ ロ ー ル尿 素 ) (ジ メ チ ロ ー ル尿 素 )
硬 く、 無 色 透 明 で 自由 に着 色 で きる 。 耐 熱 性 、 耐 溶 剤 性 が あ るが 、 耐 水 性 は や や 劣 る。 食 器 、 日用 品 、 接 着 剤 、 木 綿 ・レー ヨ ンの 防 し わ ・防 縮 加 工 用 な ど と して 用 い ら れ る 。 食 器 と し て 用い る場合 は溶出 ホルマ リンに注意す る必要が あ る。
uric acid
尿 酸
2,6,8-ト リ ヒ ドロ キ シ プ リ ン2,6,8-trihydroxypurine。 で 分 解 し、 密 度1.89〓
無 色 の 結 晶 。 分 子 量168.1、400℃
以上
。 は虫 類 や 鳥 類 の 排 出 物 中 に 多 く含 ま れ る。 ア ル カ リ水 溶 液 に 可
溶 、 水 に は わ ず か に溶 け 、 ア ル コ ー ル 、 エ ー テ ル に 不 溶 。 ヒ トの 尿 中 に は1日 程 度 が 排 出 さ れ るが 、 代 謝 異 常 に よ り体 内 に結 晶 が 沈 着 す る と痛 風 症 に な る 。
あ た り0.5g
V vacuum
真空
物 質が まっ た く存在 しない空 間の こ と。 ただ し、広 い意味 で は まわ りの気 圧 よ りも低 い圧力 状 態 をい う。 この場 合 、大気圧 ∼10を
低真 空、10∼ 〓
を中真空 、 〓
∼〓
を
高真空 、 〓 ∼ 〓 を超 真空 、〓 以 下を極高真 空 とい う。 また 、相対論 的量子 力学で は場 のエ ネルギ ーが最低状 態 にある ことをい う。 valence
原子価
valencyと もい う。 化合 物 中にお いて 、あ る元 素の ひ とつの原 子 が水 素原子 い くつ と結合 し て い るか を示す値 。水 素原 子 と直接 結合 していな い場合 は他 の元素 との 関係 か ら間接 的 に求 め る。 水素 の原子 価 を1と する。 共有結 合 してい る原子 の原子 価 は共有結 合 に関 わる価電子 の数 に等 し く、 イオ ン結合 してい る原 子 ( イ オン)の原子価 は その価 数に等 しい。 valence bond VB法
method
原子 価 結 合 法
と もい う。 分子 中の 各電子 が分 子 を構 成 す る各原 子の 原子 軌道 関数
に属 す る として
分子 の電子 配置 やエ ネルギ ー準位 を考 える方法 。 valence electron
価 電子
原子価 電子 と もい う。外 殻 電子
の こと。通常 は最外 殻のs電 子
とp電 子
を さす。 原子 価
な ど原子 の化 学的性 質 を決 めるの に重要 な役割 をす るの で この名 があ る。結 合 に関わ るd電 子
を含め る場合 もあ る。 金属 では 自由電 子
valence shell
に相 当する。
原子価殻
化 学結 合 を担 って いる電子殻 。通常 は最外 殻で ある。 valence shell electron pair repulsion model 略 してVSEPRモ
デ ル ともい う。 また、VSEPR理
原子 価 殻電 子 対反 発 モ デ ル 論VSEPR
theory、あ るい は、 ナイホル ム-
ギ レス ピ理論Nyholm-Gillespie theoryと もい う。 中心原 子の原 子価殻 電子 対
にあ る電子対 ( 共有
と非共 有電 子対 ) の相互 の反 発が最 も小 さ くなる よ うな方向 に 、それ らの 電子対
が存 在す る とい う考 え、 またはその よ うな考 え方 に基づ く分 子や 多原子 イ オンの模型 をい う。 また、電 子対 間の 反発 の大 き さは 、非共有 電子対 ど うし>非共有 電子対 と共有電子 対 >共有 電子 対 ど う しの順 にな る。非 共有電子 対 を含め た分子 または多原 子 イオ ンの構造 は 、電子対 の組 が2,3,4,5,6の ときそれ ぞれ直線 、正三角形 、正 四面体 、三角 両錐形 、正八 面体 になる。 これ らか ら非共 有電子 対 の部分 を除 くと、実際 の分子 の形 が得 られ る。た とえ ば、水 アンモ ニア
、メ タ ン
と
は 、非共 有電子 対 を含 め ればそ れぞ れO, N, Cを 中心 とする正
四面体 で あるが 、非共有 電子対 を除 くと水は折 れ線形 、 アンモニ アは三角錐 となる。
→hybrid
van
der
orbital
Waals'
equation
フ ァンデ ル ワ ール ス の式
フ ァ ンデ ル ワ ー ル ス の状 態 方 程 式van 子 間力
der Waals' equation
of stateと もい う 。 分 子 の体 積 と分
を考 慮 して 、 フ ァ ン デ ル ワ ー ル ス が 導 い た 実 在 気 体
力 をP、1
molの
体 積 をv、 絶 対 温 度 をT、 気 体 定 数
の気体 につ いて 〓
をRと
に つ い て の 状 態 式 。 気 体 の圧
す る と 、a, bを 定 数 と して1
mol
とい う 関 係 が 成 り立 つ 。aお よ びbは 各 気 体 に 固 有 な
定 数 で あ り、 そ れ ぞ れ 分 子 間 力 と分 子 の 体 積 に よ っ て 定 ま る 。
van
der Waals'
通 常 は分 散力
force
ファ ンデ ル ワー ル ス力
と同 じ意 味 に用 い る 。 ひ と つ の 分 子
中の原子 核
相 互 作 用 に よ り、 分 子 間 に 生 じる 引 力 。 分 子 内 の ご く瞬 間 的 な 分 極 れ る。 無 極 性 分 子
と他 の 分 子 中 の 電 子
の
の 結 果 の 総 合 と考 え ら
ど う しが 引 き合 い 、 液 体 や 固 体 に な る と きの 原 因 。 非 常 に 近 い 距 離 で 有
効 で 、 そ の 大 き さ は 分 子 間距 離 をrと す れ ば に比 例 す る 。5∼15kJ/mol程 度の弱 い結合 で、 一 般 に 、 分 子 中 の 電 子 が 多 い ほ ど大 き い ( 強 い )。 した が っ て 、 分 子 量 が 大 き い 分 子 ほ ど、 そ の 相 互 間 に 働 く こ の 力 は大 き い 。 そ の た め 、 構 造 ・化 学 的性 質 の 似 た物 質 で は 、 分 子 量 が 大 きい ほ ど、 融 点
van
der Waals'
・沸 点
が 高 く、 蒸 発 熱
radius
が大 きい。
フ ァ ンデル ワール ス半 径
フ ァ ンデル ワ ール ス力 に よ って生 じる結 晶 中の 基本 粒子 の 半径 。 希 ガス
の よ う に化 学 結
合 し て い な い 原 子 の 半 径 と み なせ る 。 →atomic radius
van't
Hoff's
平衡 定数
equation
フ ァ ン トホ ッ フ の 式
の 温 度 変 化 を示 す 式 。 反 応 の 平 衡 定 数 と反 応 熱
濃度 平衡 定数 を〓 、気体 定数
の 関 係 を示 す 。 圧 平 衡 定 数 を 〓 、
をR、 絶 対 温 度 をT、 ⊿Hを
定 圧 反 応 熱 、 ⊿Uを
定積 反応 熱
とす る と 、
〓前 者 を 定 圧 平 衡 式 、 反 応 定 圧 式reaction isochoreと い う。 た とえ ば 、 ⊿Hを と
isobar、 後 者 を定 積 平 衡 式 、 反 応 定 積 式reaction
一 定 と し、 温 度 〓 ,〓 に お け る 平 衡 定 数 を 〓 ,〓
とす る
、〓
van't
Hoff's
i factor
フ ァ ン トホ ッ フ のi係
数
フ ァ ン トホ ッフ の 係 数van't Hoff's factorと も い う。 電 解 質 点降 下度
⊿ 〓、 浸 透 圧
溶 液 の沸点上 昇度
⊿ 〓、 凝 固
πは、同 じモル濃度 あ るいは重量 モル濃 度の非 電解質 溶液の それ ら
に比べ て大 き くなる。 これ は、⊿ 〓、⊿ 〓、 πが溶 液中の溶 質粒子 の濃 度に比例 し、電解 質は 溶液 中で 電離 す るので 、溶液 中の溶 質粒子 数が 同 じ濃度 の非 電解 質 に比べ て多 くな るため で あ る。 モ ル濃 度cの 電 解 質溶 液の 浸透 圧 は 、気体 定 数
をR、 絶 対 温度 をTと して、 π=
icRTと な る。iは フ ァン トホ ッフのi係 数 とよばれ 、一般 にi>1で あ る。 ただ し、溶 質が会 合 してい る ときはi<1と なる。 弱電解 質 で は電離 度 の相互作 用 が影響 を与 え る。 電解 質 〓 が 〓
が関係 し、 強電解 質 では イオ ン間 の よ うに解 離す
る とき、電 離度 を αと して平 衡 時 の溶 質の全濃 度 は(1+(x+y−1) α)cとな る。無 限希釈 で は α=1と な り、i=x+yと なる。 →Debye-H〓ckel
van't
Hoff's
theory
law
「 非 電解 質 ル濃 度
of
osmotic
pressure
フ ァ ン
ト ホ ッ フ の 浸 透 圧 の 法 則
を溶 質 とする溶 液の希 薄溶 液 の浸 透圧
と絶対 温度
は 、溶 質の種類 に関わ らず 、溶 液 のモ
に比例 する」。
浸透 圧 を π、溶 液 の体積 をV、 溶質 ( 粒 子) のモ ル数 をn、 気体 定 数 をR、 絶 対 温度 をTと す る と、 πV=nRTと
い う関係 に なる。n/V(mol/l) がモ ル濃度 であ る。 溶質 の質量 をw、 分
子 量 をMと すれ ば、n=w/Mで
あるか ら、浸透圧 を測定 す る ことに よ り、次 の 式 によ り、溶
質の分 子量 を求 める こ とがで きる。M=wRT/πV。 vapor
蒸 気
臨 界 温度
以 下 の温度 に ある気体
、あ るい は同一物 質 の液体 状 態や 固体状 態 と共存 してい
る気体 。室温 で液体 や固体 であ る物 質の気体 をさす ことが多 い。 vapor
equilibrium
蒸 気平 衡
液体 とその蒸気 の間 の平衡状 態の こ と。 →liquid-vapor
equilibrium
vaporization〓
気 化
液体 または固体 が気体 に変化 す る現 象。蒸発 とい うこ と もあ るが 、通常 は蒸発 華
、沸騰
、昇
を区別 して扱 う。
vaporization〓
蒸 発
→evaporation
vapor
pressure
蒸 気圧
同一物 質 の液体 や 固体 と平衡 状態
にある気 体が 示す圧 力。 一般 に 、飽和 蒸気 圧
とが多 い。 vapor
pressure
curve
あ る物 質の飽 和蒸気圧
蒸 気 圧 曲線
と温度 との関係 を表わす 曲線。
をさす こ
vapor
pressure
vapor 液
depression
蒸 気 圧
pressure loweringと
もい う。 液 体
の溶媒 が示 す蒸気 圧
→Raoult's
( 溶媒
) に不 揮 発 性 物 質
を 溶 か した と き 、 そ の 溶
は 、 同 じ温 度 に お け る純 粋 な溶 媒 の 蒸 気 圧 よ り低 くな る。
law
varnish
樹脂
降 下
ワニ ス
を溶剤 に溶 か した塗料で 、顔料 を含 まず透明 で、光 沢が ある もの をい う。
velocity
速 度
単 位 時 間あ た りの位置 の変 化。 あ るい は一般 的 に、単 位時 間あた りの物 理量 の変 化 をい う。 大 きさ と向 き をもつ 量で あ り、速 度の大 きさを速 さspeedと い う。 vibration
振 動
物体 の位 置 やあ る物理 量が ある時 間 ご とに繰 り返 し変化 す る現 象。 あ る平 衡状 態 を中心 とす る往復 運動 になる。
vinyl acetate
酢 酸 ビニル
エ タ ン酸 エ テ ニ ルethenyl 密 度0.93〓
ethanoate。 無 色 の 液 体 。 分 子 量86 .1、 融 点 −93.2℃ 、 沸 点73.1℃
。 パ ラ ジ ウム な ど を触 媒 と して エ チ レ ン
され る 。 不 飽 和 エ ス テ ル デヒ ド
、酢酸
、
、 酸 素 の 混 合 ガ ス か ら合 成
で あ り、 酸 や ア ル カ リ に よ っ て 容 易 に加 水 分 解 さ れ 、 ア セ トア ル
と酢 酸 を 生 じ る 。 重 合
して ポ リ酢 酸 ビ ニ ル
と な る 。 重 合 体 の 原 料 と して 用 い ら
れ る。
vinyl
chloride
塩 化 ビニ ル
ク ロ ロ エ テ ンchloroethene, ク ロ ロ エ チ レ ンchloroethyleneと
もい う 。 無 色 の 気 体 で 、 分 子 量
62.5、 融 点 −159.7℃
と塩 素 か らつ くっ た1,2-ジ
、 沸 点 −13.7℃ 。 工 業 的 に は エ チ レ ン
ロ エ タ ン を熱 分 解 して つ くら れ る 室 で は1,2-ジ
クロ
。実験
ク ロ ロ エ タ ン を ア ル カ リで 分 解 し て得 る。 重 合
して ポ リ塩 化 ビ ニ ル
となる。
麻 酔 作 用 、 発 ガ ン性 が あ る 。 重 合 体 の 原 料 と して 用 い ら れ る。
vinyl compound ビ ニ ル 基vinyl
ビニ ル化 合物 group( エ テ ニ ル 基ethenyl
。 一般 に、 重合
group)
あ る いは共重 合
を もつ 化 合 物 の 総 称 。 一 般 式 は
しや す く ビ ニ ル樹 脂
の単 量体
と して 重 要
で ある。
vinylidene
chloride
塩化 ビニ リデ ン
1,1-ジ ク ロ ロ エ チ レ ン1,1-dichloroethylene、1,1-ジ 有 毒 な 揮 発 性液 体 。 分 子 量96.94、 は 塩 化 ビニ ル
融 点 −112.1℃
に 塩 素 を付 加 して1,1,2-ト
ク ロ ロ エ テ ン1,1-dichloroethene。 、 沸 点31.7℃
、 密 度1.22〓
無色の
。工 業的 に
リ ク ロ ロエ タ ン と し、 こ れ を脱 塩 化 水 素 し て つ く
る。単独 の重合 体 は成型 加工 しに くい た め、少量 の塩 化 ビニ ル や酢 酸 ビニ ル 、 ア ク リロ ニ トリル な ど と共重 合 させ た ものが塩 化 ビニ リデ ン樹 脂 あ るいは ポ リ塩 化 ビニ リデ ンと して使用 されてい る。塩 化 ビニ ル との共 重合体 は水 や気体 透過性 が小 さ く、耐 薬 品性 が大 き い ため、食 品包 装や工 業用繊維 と して用 い られて いる。
vinylon
ビニ ロ ン
ポ リビニル ア ルコ ール 維
とホ ル ムアル デ ヒ ド とを縮 合
させ る こ とに よ り得 られ る合成繊
の商品 名。
vinyl resin
ビニ ル樹 脂
ビニル化 合物 成樹脂
が付 加 重合
して生 じる重 合体 や共重 合体 も しくは それ らか ら誘導 される合
の総称 。 ポ リエ チ レン 、 ポ リスチ レ ン 、 ポ リ酢酸 ビニル 、ポ リアク リロニ トリ
ル 、 ポ リ塩化 ビニル 、 ポ リ塩化 ビニ リデ ン 、ポ リ ビニル アル コール
viscose
な どが ある。
ビ ス コ ー ス
セル ロー ス
を水 酸 化 ナ ト リ ウ ム
お よ び 二 硫 化 炭 素carbon
れ る セ ル ロ ー ス キサ ン トゲ ン酸 ナ トリ ウ ムsodium
disulfideと
反 応 させ て 得 ら
cellulose xanthateを
水
酸 化 ナ トリ ウ ム水 溶 液 に 溶 か した 粘 度 の 高 い 黄 褐 色 の 液 体 を い う。 希 硫 酸 中 に 、 細 孔 か ら押 し出 す
(あ る い は 引 き出 す ) と再 生 繊 維
薄 膜 状 に押 し出 す と セ ロハ ンcellophane(
viscosity
運 動 してい る流体
で あ る ビス コ ー ス レ ー ヨ ンviscose rayonが ビ ス コ ー ス フ ィ ル ムviscose
得 られ 、
film) が 得 られ る 。
粘 性
を運動 の方 向 に平 行 ない くつか の層 に分 け て考 える とき、 各層 の間 に現
われ る摩擦 力す なわ ち各層 が隣 りあ う層 を引 きず ろ うとす る力 を粘性力viscous forceといい 、 粘性 力 がは た ら く性 質 を粘性 とい う。 気体 分子運 動論
で は速 い部分 に ある分 子が遅 い部分
に飛 びこむ と遅 い部分 が速 く動 くようにな り、遅 い部分 にあ る分 子 が速 い部分 に飛 び こむ と 速 い部分 が遅 く動 くよ うになる とい うこ とで説 明 され る。 また、液体 の場 合 には分子 の混合 による速度 の変化 の他 に、分子 間力 によって隣 り合 う層 が引 きず りあ うと考 えられる。 visible spectroscopy
物 質が 示す 可 視部
可 視 分光 法
の吸 収 スペ ク トル
や発 光 スペ ク トル
金属 イオ ンの分析 や有機 化合 物 の同定 、反応 中 間体
を測 定 ・解析 す るこ と に より、
の検出 な どを行 うこ とが で きる。 この
ような分析 法 を可視 分光 法 とい う。 これ らの スペ ク トル は、お もに異 な る電子状 態 間の遷移 によって生 じる。 vitamin
ビ タ ミ ン
動物 の正常 な生命維 持 、成長 、生殖 に微量 必要 な有機 化合物 の うち、 そ の動物 の体 内で合成 す る ことがで きなか った り、合 成 して も不 十分 な量 のため 、外部 か ら取 り入れ なけ れば なら ない ものをい う。不 足す る と欠 乏症 状 を起 こす。 溶解 性か ら脂 溶 性 と水 溶性 に大 別す る。 ビ
タ ミ ンの 多 く は 補 酵 素
や酵素
の補 欠分 子族
本 来 、 生 命 に必 要 な ア ミ ンの 意 味 でvitamineと water-solubleをBと
と して 生 体 内 の 反 応 で 重 要 な 役 割 を も つ 。 名 づ け ら れ 、脂 溶 性fat-solubleをA、
した が 、 そ の 後 さ ま ざ ま な 物 質 が 発 見 さ れ 、 名 称 もvitaminと
水溶性 い われ る
よ う に な っ た 。 お も な ビ タ ミ ン の記 号 、 名 称 、 溶 解 性 、 お もな 生 理 作 用 、 欠 乏 症 は 以 下 の よ う に な る 。A:
レ チ ノ ー ルretinol、
脂 溶性 、視 物 質 、夜 盲 症
thiamine、 水 溶 性 、 補 酵 素 、 脚 気 、 〓 作用 、 口角炎 、発育停 止、〓
:ピ リ ドキ シ ンpyridoxine、
ア ノ コバ ラ ミ ンcyanocobalamine、 溶 性 、 酸 化 還 元 、 壊 血 病 、D: 病 、E:
ア ス コ ル ビ ン酸ascorbic
:シ
acid、 水
カ ル シ フ ェ ロ ー ルcalciferol、 脂 溶 性 、 カ ル シ ウ ム 代 謝 、 くる 脂 溶 性 、 抗 過 酸 化 作 用 、 ネ ズ ミの 不 妊 、F:
linoleic acid、 リ ノ レ ン酸linolenic
acid、 脂 溶 性 、H:
脂 溶 性 、 血 液 凝 固 、M:
コ チ ン酸 ア ミ ドnicotinamide、
:チ ア ミ ン
水 溶性 、補酵 素、皮膚 炎 、〓
補 酵 素 、 悪 性 貧 血 、C:
トコ フ ェ ロ ー ルtocopherol、
キ ノ ンphylloquinone、
(と りめ )、 〓
:リボ フ ラ ビ ンriboflavin、 水 溶 性 、 補 酵 素 、 成 長 促 進
リノー ル酸
ビ オ チ ンbiotin、 補 酵 素 、K:
フィロ
葉 酸folic acid、 水 溶 性 、 補 酵 素 、 貧 血 、 ニ
水 溶 性 、 補 酵 素 、 ペ ラ グ ラ 、 パ ン トテ ン酸pantothenic
acid、
水 溶性 、補酵 素、成 長停 止、皮膚 炎。
volatile
蒸発
揮 発 性 の
しやす い こと をい う形容語 。
volatile solute
揮 発 性 溶質
あ る温 度 にお いて溶 媒 と同程度 の蒸 気圧 気
を示す 溶質。 揮発 性溶 質 の溶液 と平 衡
にあ る蒸
の示 す圧 力は溶媒 蒸気 の圧 力 と溶質蒸 気の圧力 の和 であ る。
volt 電位
ボル 、電 圧
ュ ール
、電位 差
ト
位 。 記 号 はV。1ク
の 電 荷 を 移 動 さ せ る と き に1ジ
電 圧 の こ と。SI単 位 は ボ ル トV。
voltaic cell
ボ ル タ電 池
希硫 酸の 中 に銅板 と亜鉛 板 を浸 して電極 電力
ーロン
の 仕 事 を要 す る よ う な 電 位 差 。1V=1J/C=1W/A。
voltage 電位 差
のSI単
は約1.1V。
とし、 液の外部 で 両極 を導線 でつ な いだ装置 。起
電 流 を取 り出す ときの各 極 にお け る化 学反 応 は、 亜鉛極 で 、銅 極 で
。 全反 応 は
。導 線 内 を電子 は亜 鉛極 か ら銅 極 の方 向 に移動 し、 した が って 、電 流 は銅極 か ら亜鉛 極 に向か っ て流 れ る。銅極 が 正極 、亜 鉛極 が 負極 で ある。 ボル タ電 池の 起電 力 は導線 を つ ないだ直後 は約1.1Vで
あ るが、 す ぐに0.4Vく
に低下 する。 これ は、電極 に分極 た、 化学 電 池
らい まで
が生 じた ためであ る。 ま
の意 味 でvoltaic cellを用 い るこ と もあ る。
この場 合、 自発 的な
化 学 変 化 に よ り電 流 を取 り出 す 、 す な わ ち 化 学 エ ネ ル ギ ー を 電 気 エ ネ
ル ギ ー に 変 換 す る 装 置 がvoltaic
cell、 電 気 エ ネ ル ギ ー に よ っ て 非 自発 的 な 化 学 変 化 を起 こ さ
せ る 、 す な わ ち 電 気 エ ネ ル ギ ー を 化 学 エ ネ ル ギ ー に 変 換 す る 装 置 が 電 解 槽electrolytic
cell
とよばれる。
voltmeter
電圧
電 圧 計
を測 る装 置。 電流 計
に直 列 に抵 抗 を挿入 して 内部抵 抗 を大 き くして あ り、計器 内部
に はほ とん ど電 流 が流 れ ない ので 、回路 に乱 れが 生 じな い。計器 に流 れる電 流 をI、 内部抵 抗 をR、 電圧 をEと した とき、 電流 の強 さI=E/Rを 測 定 し、 それ をEを 表 わす よ うにつ け た 目盛 で よむ。 volume
体 積
物 体が 占め る空 間 の大 き さの こ と。 volumetric
analysis
容 量 分 析
物質 の体 積 を測 定 す るこ とに よる定量 分析 。気体 物 質 の量や 溶液 中の 目的物 質 の量 を求 め る ため に行 われ るが、 通常 は滴定 分析
と同 じ意 味 で用 い られる。重 量 分析
に比べ て操作
は簡便 であ るが、精 度 はやや劣 る こ とがあ る。 VSEPR
theory
→valence
shell
VSEPR理 electron
vulcanization
pair
repulsion
論 theory
加 硫
生 ゴ ム に硫 黄
を加 え て加熱 す る処 理。 高温 で も生 ゴムほ ど弾性 が小 さ くな らず 、耐久性
が大 き くな る。線状 の ゴム分 子 中の二重 結合 合
に硫 黄 が付加 す るこ とに よ りジス ルフ ィ ド結
が生 じ、分子 間の ずれが 起 こ りに く くなる ことに よる。
→ebonite
(vulcanite)
W Walden
inversion
ワル デ ン反 転
不斉 炭 素原 子
に直接 結 合 して い る原 子 や原 子団 を、 他 の原 子 や原子 団 で置換
新 しい置 換 基
が もとの置換 基の反 対側 に位 置 して、 もとの分子 に対 し、 立体 配置
なる変化 。一般 に、飽和 炭素原子 にお ける
す る と き、 が逆に
型反応 では この反転 が起 こる。た とえば、
→enantiomer
water
水
無色 無臭 無味 の液体 。分 子量18.01、 融 点0℃ 、沸点100℃ 、密度1.00〓
。 自然 界 ではお
もに海水 と して存 在す る ほか、河 川や 地下水 な どの陸水 、極 地方 の氷 、大 気 中の水 蒸気 など と して存 在 し、火 成岩 中 に も含 まれ る。固体 よ り液体 の方が 密度 が大 きく、圧 力が 高 くなる ほ ど融点 が 下が る、液体 の密 度が あ る温 度 (3.98℃) で極 大 値 を とる、分子量 が 同程度 の他 の 液体物 質 に比べ て融 点 や沸点 が異常 に高 く、 熱容量
や 気化 熱 な どが大 きい、 とい った特
徴 あ る性 質 が み られ る。 これ は固体 や 液体 の分 子 間 に水 素結 合 25℃ にお ける イオ ン積
は1.0× 〓
〓
が存 在 す る ため で あ る。
であ り、 温度が 高 くな ると大 き くなる。 多 くの
種類 の物 質 を溶解 し、水和 イオ ンや水 和分 子 を生 じる。分 子 中の非 共有電 子対 め にか な り強い ル イス塩基 で あ り、金属 イオ ンに配位 した り、求核 試薬 分解
の 存在 の た
と して働 き、加水
反 応 を起 こす 。陽性 の大 きな金属 と反応 して水素 を生 じる。
water dissociation constant 水は
水 の 電 離定 数
とい う反応 で ご くわずか に電離
で表わす こ とがで きる。 ( 電 離 してい る 定 と見 な して 、
してい る。 平衡定 数 〓 は
)≪ ( 電 離 してい ない
) なので 、
となる。〓 は水 の イオ ン積
一 あ るい
は水 の電 離定 数 と よば れ、温度 一定 な らば溶液 の濃度 に関係 な く一定 の値 を とる。25℃ で は、 〓 =1.0× 〓
〓
となる。
water
glass
二 酸 化 ケ イ素
水 ガ ラ ス とアル カ リ
を融 解 して 得 ら れ る ケ イ 酸 ア ル カ リ塩alkali silicatesの 濃 厚 水 溶 組 成 を もつ 。 無 色 で粘 性
の 大 き な水 あ め 状 の ア ル カ リ性 の
液 体。 空気 中 に放置 す る とガラス状 に なる。 シ リカゲ ル
液 。(n=2∼4)の
の原 料。接 着 剤、接 合剤 、耐 火塗
料 と して 用 い られ る。
water
of crystallization
化学 結合
結 晶 水
な どに よ っ て 結 晶
中 に 含 まれ て い る 水 。 結 晶 内 で 一 定 の 位 置 を しめ 、 結 晶 格 子
を安 定 に して い る 。 そ の 結 合 の しか た に よ り、 次 の よ う に分 類 さ れ る 。〓 配 位 水coordinated water:
金 属 イ オ ン に配 位
water: 水 素 結 合
して 、 錯 イ オ ン
によって 陰 イオ ン
を つ く っ て い る 水 。 〓 陰 イ オ ン 水anion
と強 く結 び つ い て い る 水 。 脱 水 さ れ に くい 。 〓 格 子 水
lattice water: 結 晶 格 子 内 で 一 定 の 位 置 を しめ て は い るが 、 イ オ ン と結 合 は して い な い 水 。 〓 構 造 水constitution
water:
と して 含 ま れ て お り、 熱 す る と
と し て 脱 水 され る もの 。
こ の と き結 晶 は 分 解 す る 。
water
vapor
水 蒸気
気 体 状 態 の 水 。 水 の 臨 界 温 度374℃
以 上 で は どの よ う な 圧 力 の も と で も水 は 気 体 と して 存
在 す る 。 臨 界 温 度 以 下 で は 液 体 の 水 ま た は 氷 と 共 存 し う る 。 高 温 で は 化 学 的 に 活 性 と な り、 金 属 お よ び非 金 属 単 体 と反 応 す る 。 た と え ば 、100℃ 。 また 、 コ ー ク ス と は500℃ じる
以上 では硫 黄 と反応 す る
以 上 で 反 応 し、1000℃
で は 水 性 ガ スwater
。 空 気 中 に含 まれ る 水 蒸 気 の 量 を 湿 度humidityと
watt
gasを 生
い う。
ワ ッ ト
仕 事率
、電 力
のSI単
位 。 記 号 はW。1秒
間 に1ジ
ュー ル
の 仕事
を す る 仕 事 率 。1
W=1J/s=1V・A。
wave
波
波 動wave
motionと
も い う。 空 間 の あ る 場 所 に生 じた 振 動
的 変 化 が 次 々 に 隣 りの 部 分 に影
響 を 与 え て 他 の 場 所 に 移 動 し、 伝 わ っ て い く現 象 。 波 を 伝 え る もの を媒 質mediumと 弾 性 波elastic wave、
音 波 、水 の 波 の よ う に媒 質 の 運 動 を 伴 う もの と 、 電 磁 波
い う。
の よ うに 場 の
変 化 の み が 伝 わ る も の が あ る 。 振 動 方 向 が 波 の 進 行 方 向 と一 致 す る も の を 縦 波longitudinal wave、
互 い に垂 直 な もの を横 波transverse
waveと
い う。 最 も一 般 的 に は 、 正 弦 関 数 で 表 現 さ
れ る 。 波 の 進 行 方 向 をx、 時 間 をtと す る と、 変 化 す る 物 理 量yは す こ とが で き る 。Aは
振幅
、kは 波 数
、 ωは角振 動数
置 に お け る 波 の 状 態 を 示 す 変 数 で 位 相phaseと 波 の速度
と す る と、k=2π/λ
、y=Asin(kx−
よ ば れ る。 λを 波 の 波 長
、 ω =2π/T、v=
ωt)と 表 わ
で あ り、 (kx−ωt)は あ る 時 刻 、 位 、Tを
周期
、vを
ω/k= λ/Tと な る 。 距 離 λ、 時 間Tご
と に 同 じ形 の 運 動 が 繰 り返 さ れ る。 波 の 最 も高 い 部 分 を 山 、 最 も低 い 部 分 を谷 と い う。 また 、 │y│が0ま
たは最小 に なる点 を波の節
という。
wave equation 波動
波動 方程 式
に 関す る運動 方程 式 をい う。古 典物 理 学で は変化 す る物 理 量 を ξ、波 の速 さ をv、
時間 をt、 波 の進行 方向 をxと す る と、 で 表 わ さ れ る 。 こ の 解 は ξ=f(x−vt)+f(x+vt)と
fは 任 意 の 関 数 で あ り、 右 辺 の 第1項 む 波 を 表 わす 。 ま た 、 量 子 力 学
はxの
正 の方 向 に 、 第2項
では物 質波
はxの
な る。
負 の 方 向 に 速 さvで 進
に つ い て の シ ュ レ デ ィ ン ガーE. Schr〓dingerの
方 程 式 を い う 。 た と え ば 、 時 間 に よ らな い シ ュ レデ ィ ン ガ ー の 方 程 式 は 波 動 関 数 子 の 質 量 をm、
全 エ ネ ル ギ ー をE、 位 置 エ ネ ル ギ ー をU、
プラ ンク定 数
を ψ、 粒
をhと す る と、 〓
で 表 わ さ れ る 。 た だ し、 〓
wave function
。
波動 関 数
波動 を表 わす 物理 量 を空 間座標 と時間の 関数 として表 わ した もの。量 子力学
にお いては電
子 な どの粒子 の 空間 的な位 置座 標 と時 間の関数 をいい、粒 子 の状 態 を示すため に用 いる。 wave
length
波 長
波 の 山 か ら 山 ま で 、 も し くは 谷 か ら谷 ま で の 距 離 。 記 号 λ。 単 位 はm、cm、nmな 速度
wave
をv、 振 動 数
mechanical
ど。 波 の
を νとす れ ば 、 λ=v/ν 。
model
波動 力学 的 モデル
原 子 や 分 子 中 の 電 子 が定 常 波 と してふ る ま う とす るモ デ ル 。
wave
mechanics
波 動 力学
シ ュ レデ ィ ン ガ ー が 導 い た 量 子 力 学
の ひ と つ の 形 式 で 、粒 子 の 状 態 を波 動 関 数
と して 記
述 す る。
wave
number
波 数
単 位 長 さの 中 に 含 ま れ る波 の 数 。 波長
wave-particle
duality
of nature
λの 波 の波 数 は1/λ 。 単 位 は 〓
も し くは 〓
。
自然 の波 動 ―粒 子二 重 性
すべ て の波動 は粒 子性 を もち、 すべて の粒子 は波動 性 を もつこ と をい う。 ただ し、 巨視 的 な物体 や波動 の二 重性 は無 視す る ことがで きる。 wave 波
velocity
波の 速 度
の あ る 特 定 の 位 相 が 移 動 す る 速 度 を い う。 振 動 数
velocityと もい う。
と波 長
の 積 。 位 相 速 度phase
wax
ろ う
狭義 に は、高級1価 アル コール と高 級脂肪 酸の エス テル 水 に は溶 けず 、有 機 溶媒 に溶 け る。脂肪
を さす。常 温で 固体 の もの が多 い。
よ りも安定 で加 水分 解
され に くく、 酸化
され
に くい。 広義 には 、パ ラ フィ ンな どの よ うに、耐水 性、可 塑 性、光沢 性、不 透 明性が 狭義 の ろう と似 ている物 質 をさす こ とがあ る。 weak
acid
弱酸
酸解離指 数 weak
の小 さい酸。 溶液 中で は未 解離 の分子 が大部分 。有機 酸 や リン酸 な ど。
base
弱塩 基
塩 基解離 指数
の小 さい塩基 。一 部分 のみが電 離す る、あ るい は溶解 度 が 低い塩 基 であ る。。
ア ンモ ニ ア 、ア ミン 、 アルカ リ土類金属 weak electrolyte
を除 く多価 イオ ンの水酸 化物 な どが ある。
弱電解質
溶 液 中で一 部分 のみ が電離 して い る電 解質 。解 離指 数 が小 さい電解 質。 溶 液 中で はイ オ ンと分子 が共存 。溶液 の電離 度 はオ ス トワル トの希釈律 に したが う。 weight
重 さ
物体 に働 く重 力の 大 き さ。物 体 の質量 に比例 す る。物 体 の質量 をm、 重力 の加 速度 をgと す れ ば、物体 の重 さwは 、w=mg。 weight percent, percent by weight →percent by mass
wet cell
重 量 パ ー セ ン ト、 重 量 百 分 率
湿電池
電極 が密 閉 されてお らず 、電解 液が 液状 であ り、傾 けれ ば液が流 れ出す ような構 造の 電池 の 総称 。乾電池 Wheatstone
に対 していわれ る。
bridge
ホ イ ー トス トン ブ リ ッ ジ 電気抵 抗 を測定す る回路 。〓 は未 知の電気 抵抗 、〓 、 〓、 〓 は既 知 の 可変抵 抗 、Gは 検流 計 、Eは 電 池 であ る。CD間 に電 流が 流 れ ず、検 流計 の振 れが ない と き、〓
となる。 電解
質溶 液の抵 抗 を測定 す るため の コール ラ ウシュ ブ リ ッジは この 応 用 である。
white
light
白色 光
色 の 感 覚 を生 じ さ せ な い 光 の こ と。 可 視 光 領 域 内 で 、 単 位 波 長 幅 あ た りの 光 の エ ネ ル ギ ー が 一 定 で あ る よ う な光 で 、 等 エ ネ ル ギ ー ス ペ ク トル 光equi-energy spectrumと も い う。 赤 、 緑 、
青 の光 を合成 して得 られ る光 な どの よ うに、 い くつ かの単色 光 を混合 して得 られ る視 覚上 白 色 に 見 える光 は 白色 光 とはい わない。
Williamson's
synthesis
ハ ロ ゲ ン化 ア ル キ ル エ ーテ ル
ウィ リア ム ソンの 合 成
と ナ ト リ ウ ム ア ル コキ シ ド
あ るい はナ トリウム フ ェノ キ シ ド か ら
を得 る 反応 をい う
。 求核 置換 反応
で 負 に帯 電 し
た ア ル コ キ シ ドイ オ ンあ る い は フ ェ ノ キ シ ドイ オ ンが ハ ロ ゲ ン化 物 イ オ ン と置 換 す る 。
word
equation
こ と ば に よ る反 応 式
反応 物 と生 成 物 の名 称 を用 い て化 学変 化 を表 わ した 「 反 応式」。 た とえば 、 「 水 素 +酸 素→ 水」。 work
仕事
力 学 で は、大 きさFの 力 が働 い て、力 の方向 に質点 の変位 がsだ けあ った とき、力 はW=Fs の仕事 を した とい う。 その大 きさのSI単 位 は ジュ ールJ。 work 金属
function や半導体
仕事関数 の表 面か ら1個 の電子 を取 り出す のに必 要 な最小 エ ネルギ ー。
X, Y xanthoprotein
reaction
タ ンパ ク 質
キ サ ン トプ ロ テ イ ン反 応
の 呈 色 反 応 の ひ と つ 。 タ ンパ ク 質 溶 液 に 濃 硝 酸 を 加 え て 熱 す る と、 黄 色 に な り、
こ れ を ア ル カ リ性 にす る と橙 色 に な る 。 タ ンパ ク 質 を構 成 す る フ ェ ニ ル ア ラニ ン、 チ ロ シ ン、 ト リプ トフ ァ ン な どの ア ミノ 酸 xantho (Gk):
の ベ ンゼ ン環
xerogel
をい う。 水 分 が 少 な く、 隙 間 の あ る網 目構 造 を と る 。 乾 燥 状 の 寒 天
セ ロ フ ァ ン、 動 物 の つ め や 皮 膚 、 シ リ カゲ ル
X-ray
され る こ と に よ る 。
キセ ロゲ ル
乾燥状 態 にあ るゲル
潤 す る 。
が ニ トロ 化
黄色 の
xeros (Gk):
、
な ど の 例 が あ る。 液 体 に 触 れ る と吸 収 して 膨
乾いた
diffraction
X線
X線
回折
の 回折
、す なわ ちX線 が物 質 に よっ て散乱
ときに生 じる散乱 波 の強 度が 干 渉 な る現 象 折X線
をい う。結 晶
され る
の ため に方 向 に よ って異
に単 一波 長 のX線
を入射 して 、回
の 方 向 と強 度 を測定 す るこ とに よ り、結 晶 の構 造決 定
や 同 定 をす る こ とが で きる 。 こ の 場 合 、X線
反 射X-ray
reflectionともい われ る。結晶 を原子 網面 の積 み重 な りと考 え、 ふ た つ の 平 面 間 の 距 離 をd、
入 射 角 を θ、X線
の 波 長 を λ、nを 整 数 と して 、2dsin
の と き 隣 りあ う ふ た つ の 原 子 網 面 か ら散 乱 さ れ たX線 条 件Bragg
conditionま
た は ブ ラ ッ グ の 式Bragg
xylene
equationと
い う。
キ シ レ ン
ジ メ チ ル ベ ンゼ ンdimethylbenzene、 106.2。o-(
θ=nλ
が 強 め あ う。 こ の 関 係 式 を、 ブ ラ ッグ
融 点 −25.2℃
13.3℃ 、 沸 点138.4℃
キ シ ロ ー ルxyrolと
、 沸 点144.4℃
) の3種
もい う。無 色 の液 体 で 、分 子量
)、m-( 融 点 −47.9℃
よ っ て も得 られ る 。 酸 化 す る とo-キ
シ レンは フタル酸
に 、p-キ
に な る 。 溶 剤 、 合 成 原 料 な ど と して 用 い ら れ る 。 <x〓lon (Gk):
yellow phosphorus →phosphorus
、 沸 点139.1℃
)、p-( 融 点
の異 性体 があ る。 コール タール 中に含 まれ、石 油の改 質
黄
リ ン
木
シ レ ン は テ レ フ タ ル酸
に
Z zeolite
ゼ オ ライ ト
沸 石 と もい う 。 一 般 式 は ∼10 、y=2∼7) 。 属
(Mは で つ くる3次
や ア ル カ リ土 類 金 属
ル カ リ金 属 イ オ ン は
、 水 分 子 が 入 っ た 構 造 を と る 。 水 分 子 は 可 逆 脱 水 さ れ や す く、 ア や
な ど と交 換 さ れ や す い 。 天 然 物 の ほ か 、 工 業 的 に も合 成 さ
れ 、 紙 の充 填 剤 、 土 壌 改 良剤 、 吸 湿 剤 molecular
sieveな
媒
が 反 応系
へ の吸着
、吸 着 剤 、 廃 水 処 理 剤 、触 媒
ど と して 広 く用 い られ て い る 。
zero order reaction 反応 速 度
は 価 数 、x=2
元 的 網 目構 造 を もち 、 そ の す き 間 に ア ル カ リ金
zein (Gk):
、分 子 ふ る い
沸騰 す る
零次反応 の 物質 の濃 度 や分圧 に無 関係 な反応 。 固体触 媒反 応
もし くは触媒 か らの脱着
zeroth law of thermodynamics
が律速 段 階
熱 力 学 の 第0法
あ る物体 が第2の 物体 と熱平衡
におい て、 触
とな る場合 な どが ある。 則
にあ り、第2の 物 体 と第3の 物 体が 熱 平衡 にあ る な らば、
あ る物 体 と第3の 物 体 も熱平 衡 にあ るとい う経 験法則 。 この経験 則 に よ り、 ある物体 を温 度 計 Ziegler
と して、 第2の 物体 と第3の 物体 の温度 を比べ るこ とが で きる。 catalyst
チ ー グ ラ ー触 媒
チ ー グ ラ ー ・ナ ッ タ触 媒Ziegler-Natta 金属
化 合 物 と1∼3,
11∼13族
catalystと もい う 。 一 般 に、 周 期 表 の4∼10族
ミ ニ ウ ム と塩 化 チ タ ン の 二 成 分 系 が 代 表 的 な も の で あ る 。 ア ル ケ ン 特異性 重 合
に 用 い られ る 。 チ ー グ ラ ーK.
triethyl aluminumと 圧 で ポ リエ チ レ ン
Zieglerら
四 塩 化 チ タ ンtitanium の 合 成 を行 い 、1955年
と三 塩 化 チ タ ンtitanium
の遷 移
の 有 機 金 属 化 合 物 か ら な る 触 媒 を い う。 ト リ ア ル キ ル ア ル
trichloride
が1952年
の重 合
tetrachlorideを
に ナ ッ タG.
Nattaら
、 と く に立 体
、 ト リエ チ ル ア ル ミニ ウ ム 触 媒 と して 常 温 常
が ト リエ チ ル ア ル ミニ ウ ム
を 触 媒 と して ポ リプ ロ ピ レ ン
の立体特 異性 重合
を行 っ た 。
zinc 12族 鉱
亜鉛 (2B族) に属す る原子 番号30の 元素 。原子量 は65.39。 天 然 には閃亜 鉛鉱 な どの硫 化物 や菱 亜鉛 鉱smithsonite
酸化 物 としてか ら約1200℃
や ウル ツ
と して産 出す る。単体 は、鉱石 を焙 焼 して
で コー クス で還元 した り、硫 酸 に溶か して電気 分解 す る ことに
よ り得 られ る銀 白色 の金属 で 、融 点419.6℃ 、沸点907℃ 、密度7.13〓 が大 き く、空気 中 では表面 に酸化 物 の被膜 を生 じる。両 性元 素 水溶 液 に も溶 けて水 素 を発 生 し、 それ ぞれ
、
アンモニ ア水、 シア ン化 カ リウム水溶 液 に錯 イオ ン
。比 較 的反応性
で あ り、 酸 に も濃 アル カ リ を生 じる。 酸素 の存 在下 で 、
をつ くって溶 け る。生 体必須 元素
で、
さま ざまな酵素 乾電 池
に 含 ま れ る 。 トタ ン
、黄銅
や ダ イ カ ス トdie casting用 金 属 な ど の 合 金 、
な ど に 広 く用 い られ て い る 。
zinc oxide
酸化 亜鉛
無 色 の 結 晶 。 式 量81.4、
。 天 然 に は 紅 亜 鉛 鉱zinciteと
して産
出 す る 。 工 業 的 に は 金 属 亜 鉛 を 空 気 中 で 燃 焼 して 得 る 。 粉 末 は 白色 で 、 亜 鉛 華zinc
white,
Chinese
whiteま
融 点1980℃
、 密 度5.67〓
た は 亜 鉛 白 とい わ れ る 。 水 に不 溶 。 両 性 酸 化 物
で 、 酸 、 濃 ア ル カ リに 溶 け
る 。 顔 料 、医 薬 品 、 化 粧 品 な ど と し て用 い ら れ る。
zinc sulfide
硫 化 亜 鉛
無 色 の 結 晶 。 式 量97.4、 blendeあ
昇 華 点1180℃
る い は ウ ル ツ鉱wurtziteと
、 密 度4.1〓
。 天 然 には 閃 亜 鉛 鉱sphalerite,
zinc
し て 産 出 す る 。 硫 酸 亜 鉛 水 溶 液 に硫 化 ア ンモ ニ ウ ム を加
え る と 白色 沈 殿 と して 生 じる 。 水 、 ア ル カ リ に不 溶 、 希 酸 に 溶 け る 。 顔 料 、 蛍 光 体 と して 用 い られる。
zone melting
帯 域 溶融 法
帯 域融 解法 ともい う。不 純物 を含 む固体 を連 続的 に溶融 凝固 させ るこ とに よ り不 純 物 を除い て純度 の高 い物 質 を得 た り、固体 中の不 純物 の濃度 を一 様 に した りす る操 作。 前者 を帯域 精 製法
、後 者 を帯 域均 質化法 または帯域均 化法zone levelingと い う。不 純物 の濃度 が 固相 と
液相 で は異な る ことを利 用す る。 →solid-liquid equilibrium
zone
of nuclear
安 定 帯band
stability
位 置 を表 わ す と 、 安 定 同 位 体
zone refining 帯域 溶融 法
核 安 定性 帯
of stabilityと も い う。 原 子 番 号
を横 軸 に 、 中性 子 数 を縦 軸 に と っ て 核 種
の
が 帯 状 に並 ぶ 。 そ の 帯 を核 安 定 性帯 とい う 。
帯域 精 製 法
に よ り不 純物 を含 む固体 を精製 す る操 作 をい う。 細長 い容器 に入 れた試 料 また
は垂 直 に保持 した棒 状の 試料 の狭 い円板状 の部 分 だけ を加 熱 して溶融 し、 溶融域 を一方向 に ゆっ くり移動 させ る と、 凝固 して生 じた固相 の純度 が高 くな り、通過 部分 の不純 物 は液相部 分 にた まって い き、最終 端 に多 く含 まれ る こ とに なる。 この部分 を切 り離せ ば純 度 の高い試 料が 得 られる。金 属、半 導体 、塩、有 機化合物 な どの精製 に広 く用 い られる。 zwitter ion 両性 電 解 質 子
両 性 イ オ ン、 双 性 イ オ ン の酸性 基 と塩 基性 基 が と もに電 離
内で プロ トン
し、 正負 の両 電 荷 を帯 び た イオ ン 。分
( 水 素 イオ ン)が 移動 して生ず る一種 の電気 的双極子
。
APPENDIX periodic
table
1 周 期 表
元 素 の周 期 表 (1991)
APPENDIX
2
SI unit SI 単 位 系 基本単位 base units
補 助 単 位 supplementary
units
固 有 の 名 称 を も つ 誘 導 単 位 derived
接 頭 語 prefix
units with special names
APPENDIX
3
陽 イ オ ン の 系 統分 析 とお も な イオ ンの 性 質 系統分析
陽 イオ ンの性 質 無色 の褐色沈 澱。 水
水、
、
に易溶。大過 剰 に
の褐 色沈 澱。過 剰 に無 色の の 白沈。酸 に不溶。 水、
と して溶 ける。
と して溶 ける。 、 に可溶 。光が あた る と紫色 に なる。
( 光化 学還元 ) の黒 沈。 、 の赤 褐色沈澱 。
に可 溶。 水、
に不溶。 に可溶。
無色 の 白沈 。大過 剰 に 水
として溶け る。
の 白沈 。過剰 に不溶 。 の白沈。 に可溶 、 に可 溶 。 の 白沈。熱 水 に溶 け る。濃 弱酸 性溶液 か ら の黄沈。
には
と して溶 け る。 過剰 の、
に もやや溶 ける。
の黒色 沈澱。 温 に可溶。 に溶け る。
な どの水溶 液 は青色。 の青 白色沈 澱。煮 沸す る と の黒 沈 になる。大過剰 に溶 け
の
青 色溶液 とな る。 水
青 白色の の黒沈。
を沈澱。 過剰 に深青色 の に可溶。
とな って溶け る。
無色 の 白色 ゲル状沈澱 。過剰 に無色 の 水
と して溶 け る。
の 白色 ゲル状沈澱 。過 剰に不溶 。 溶 液は緑 色 の緑 青色 ゲル状沈 澱。過 剰に は、緑色 の亜 ク ロム酸 イオ ン け る。 アルカ リ性 で
を作 用 させ る とク ロム酸 イオン
を生 じて溶
に なる。
黄 色、 だい だい色 中性 で の 赤褐色沈 澱。 水 、酸 に溶 け る。 の黄沈。 酢酸 に不溶 、硝酸 に可溶。 水溶 液は淡緑 色 水
の 白沈。過 剰 に不 溶。空 気中の酸 素 に酸化 されて 、緑黒色 、 さらに褐色 の沈 澱 に変わ る。 や ター ンブ ル青 の濃青 色沈澱 。
な どの白色 沈澱。 や
酸 化剤
の混合物 。
な どに よ り
となる。
水溶 液は黄 褐色 水 の赤褐 色沈澱 。過剰 に不溶 。 ベ ル リン青 の濃青色 沈澱。
や
の混 合物。
褐色 とな るが、沈澱 は生 じない。 血赤色 を呈す る。非 常 に鋭 敏。 還元 剤
な どの混 合物。 な どに より
に還 元 される。
無色 の 白沈 。過 剰に は、無 色の 亜鉛酸 イオ ン 亜鉛(II) 酸 イオ ン 水
あ るい は、テ トラヒ ドロキ ソ
となって溶 け る。
の白沈 。過剰 にア ン ミン錯 イオ ン ア ルカ リ性溶 液か ら の 白沈。
と して溶 け る。
の水 溶液 は緑 色 の緑色 沈殿。 過剰 に不溶。 強熱す る と緑 色の 水
の緑 色沈殿。 過剰 に青紫色 の
となる。
とな って溶け る。
アル カ リ性溶 液か ら の黒沈。 ジメチルグリオキシム ビス (ジ メチ ル グ リオ キ シマ ト) ニ ッケル(II) の 桃色沈 澱。 無色 の白沈。 の黄沈。 鉱酸 に溶け る。 ( の白沈 。
との違い )
やや濃 い溶液 より 黄緑 色
炎色反 応
沈澱は
の 白沈。
無色 の場合 とほぼ同様。
炎色 反応
深紅色
無色 沈澱 は
、
炎色 反応
の場 合 とほぼ同様 。 ただ し、
で は沈澱 を生 じない。
橙赤色
無色 の白沈。 無色 炎色反応
黄 色。非常 に鋭敏 。
無色 炎 色反応
淡紫 色。
無色 ネスラ ー試薬 (
の
溶 液) で赤褐 色の沈 澱。
陰 イオ ンの性 質 無色 の 白沈。酸 、 アル カリに不溶 。 無 色
シュウ酸 イオ ン の 白沈 。希酢酸 に不溶 、希 鉱酸 に可 溶。 の白沈。 希酢酸 に不溶 。
黄色
橙色 の黄 沈。
に可 溶、酢 酸 に不溶。
の黄沈。 の 赤褐沈 。
に可溶 、酢酸 に不溶。 に可溶 、酢酸 に難溶 。
無色 の 白沈。酢酸 には の 白沈 。
を発生 して溶 ける。
水 、酢酸 に可溶 。
無色 の 白沈。
水、
に易溶。
水 に可溶 。
APPENDIX aliphatic
4 reaction
routes
脂 肪 族 の反 応 経 路
APPENDIX aromatic
5 reaction
routes
芳 香 族 の反 応 経 路
ア ゾ 染 料
■ あ
ア ー ル エ ヌ エ ー
RNA
309
isotactic
polymer
194
名 法 IUPAC
nomenclature
system
194
ア イ ン シ ュ タ イ ン の 式 equation
亜 鉛
zinc
ア キ シ ア ル 結 合
axial
ア ク ア イ オ ン
ア ク チ ニ
ド系 列
actinide
379 34
ア ボ ガ ド ロ の 法 則
27
ア マ ル ガ ム
series
8
ア ミ ノ 基
8
ア ミ ノ 酸
7
網 目 状 結 晶
8
網 目 状 固 体
actinoid
acrylonitrilebutadiene subatomic
ア ジ ピ ン 酸
resin
rubber particle adipic
nitrous
亜 硝 酸 塩
acid acid
11 241
26
protection
26
ト
ア セ チ リ ド ア セ チ ル 化
30
28
group
30 30
ア ル カ リ 性
alkaline
16
ア ル カ リ 性 の
alkaline
16
solution
16
storage
battery
17
alkaline
battery
16
metal
16
fusion
15
alkane
17
ア ル カ リ 融 解 ア ル カ ン
2
ア ル キ
2
ア ル キ ル ア ミ ン
2
ア ル キ ル 化
compound
35
ア ル キ ル 基
azocoupling
35
ア ル キ ル ベ ン ゼ ン
35
ア ル キ ン
group
21
aramid
15
3
azo
25
amine
15
3
acetone
234
metal
3
ト ン
solid
alkali
ア ル カ リ 土 類 金 属
acetaldehyde
22 234
alkali
3
acetate
23
crystal
aryl
ア ル カ リ 電 池
ト
21
aryl
3
acid
20
group
amylopectin
ア ル カ リ 蓄 電 池
group
34
amide
acid
network
ア ル カ リ 性 溶 液
acetylene
azo
network
1
acetylsalicylic
ア セ ト ア ル デ ヒ ド
amino
ア リ ー ル
30
acetyl
ア セ チ レ ン
amino
ア ラ ミ ド
aspirin
acetylation
ア セ チ ル 基
amalgam
ア ミ ン
ア ル カ リ 金 属
acetylide
law
25
10
acetal
34
Avogadro's
25
group
ア セ タ ー ル
34
constant
amylose
ア ル カ リ
asbestos
number
Avogadro
ア ミ ロ ー ス
10
agent
ア ス ピ リ ン
ア ゾ カ ッ プ リ ン グ
25
anode
amylase
ア リ ー ル 基
acyl
ア ゾ 化 合 物
aniline
ア ミ ラ ー ゼ
10
acylating
4 285
Avogadro's
ア ミ ロ ペ ク チ ン
342
acylation
ア シ ル 基
ア ゾ 基
8
nitrite 238
ア シ ル 化
ア セ
anodic
30
oil 250
ア ミ ド
acrylonitrile
ア セ テ ー
ド 防 食
ア ボ ガ ド ロ 定 数
ア ク リ ロ ニ ト リ ル ブ タ ジ エ ン ゴ ム
ア セ チ ル サ リ チ ル 酸
ア ノ ー
8
ア ク リ ロ ニ ト リ ル
ア ス ベ ス
ド
series
acrylic
ア シ ル 化 剤
ア ニ リ ン ア ノ ー
35
process pressure
ア ボ ガ ド ロ 数
aqua-ion
ア ク リ ル 樹 脂
亜 硝 酸
Acheson
114
bond
actinium
ア ク チ ノ イ ド
亜 原 子 的 粒 子
ア チ ソ ン 法
dye
polymer
油
Einstein
ア ク チ ニ ウ ム 系 列
atactic
圧 力
ア イ ソ タ ク チ ッ ク ポ リ マ ー
IUPAC命
azo
ア タ ク チ ッ ク ポ リ マ ー
alkaline alkaline
ド樹 脂
alkaline
earth alkali
alkyd
resin
alkylamine alkylation alkyl
group
alkylbenzene alkyne
17 17 17 18 18 18
ア ル ケ ン
alkene
17
硫 黄
alcohol
12
イ オ ン
13
イ オ ン 移 動 度
13
イ オ ン 化
ア ル コ ー ル ア ル コ ー ル 発 酵
alcoholic
fermentation
ア ル デ ヒ ド
aldehyde
ア ル デ ヒ ド基
aldehyde
186
mobility
188
ionization
189
group
14
イ オ ン 化 エ ネ ル ギ ー
14
イ オ ン 化 傾 向
ionization
aldol
14
イ オ ン化 合 物
ionic
compound
187
condensation
14
イ オ ン 化 合 物 の 式 量 of ionic
compound
145
alpha-hydrogen,
α-hydrogen
19
イ オ ン 化 定 数
alpha-hydrogen,
α-hydrogen
19
イ オ ン 化 列
ア ル
ド ー ル
ア ル
ド ー ル 縮 合
aldol
ア ル フ ァ 水 素
素
344
ion
aldose
ア ル ド ー ス
α-水
ionic
sulfur
formula
ア ル フ ァ 線
alpha
ray,
α ray
19
イ オ ン 結 合
α 線
alpha
ray,
α ray
19
イ オ ン 結 晶
mass
ionic ionic
decay,
α decay
19
イ オ ン 交 換
α 崩 壊
alpha
decay,
α decay
19
イ オ ン 交 換 ク ロ マ
alpha
particle,
α particle
19
alpha
particle,
α particle
19
ア ル マ イ ト被 膜
ion
aluminum
ア ル ミ ニ ウ ム
film
27
ion-exchange
aluminum
20 326
イ オ ン 格 子
28
イ オ ン 構 造
ア レ ー ン
arene
ア レ ニ ウ ス の 酸 塩 基 理 論 Arrhenius ア レ ニ ウ ス の 式
Arrhenius
泡 箱
bubble
安 息 香 酸
theory
安 定 度 定 数
49
イ オ ン 選 択 性 電 極
334
イ オ ン 伝 導
anthracene
27
ampere complex
ア ン モ ニ ア
ammonia
ammonia
process
independent イ オ ン 半 径
23
イ オ ン 反 応
異 性 異 性 化 異 性 体
■ い
186 186 186
186 188 188 188 189 191
electrode
191
conduction
191 187
イ オ ン の 独 立 移 動
23
23
186
ion product
ionic
イ オ ン 反 応 式 soda
solid
ion pair
24
ア ン モ ニ ア ソ ー ダ 法
formula
ionic
ion selective
40
lattice
geometry
ionic
chamber
constant
ammine
process
ionic
イ オ ン 積
イ オ ン 対
ア ン ペ ア
188
membrane
ionic
29
334
ア ン ト ラ セ ン
187
crystal
resin
membrane
equation
stability stability
ア ン ミ ン 錯 体
ion-exchange
イ オ ン 性 固 体
acid
191
bond
chromatography
ion-exchange
29
benzoic
安 定 性
189
series
exchange
ion exchange
イ オ ン 式
acid-base
190
イ オ ン 交 換 膜 法
aluminate
ア ル ミ ン 酸 ナ ト リ ウ ム sodium
189
ト グ ラ フ ィ ー
イ オ ン 交 換 樹 脂 イ オ ン 交 換 膜
anodized
constant
ionization
alpha
α粒 子
energy tendency
ionization
ア ル フ ァ 崩 壊
ア ル フ ァ 粒 子
ionization
イ ソ ニ
ionic
migration
ionic ionic ionic
189
reaction
189
equation
E2反
応
E2
reaction
135
イ ソ プ レ ン
E1反
応
E1
reaction
129
1,3-ブ
タ ジ エ ン
188
isomerism
193
isomerization
193
isomer ト リ ル
180
radius
193
isonitrile
193
isoprene
194
1,3-butadiene
50
1-ナ
フ ト ー ル
1-naphthol
232
1-プ
ロ パ ノ ー ル
1-propanol
287
位 置 異 性
position
一 塩 基 酸
isomerism
monobasic
一 時 的 双 極 子
temporary
一 次 電 池
一 次 標 準 物 質
229
dipole
350
エ ー テ ル
ether1
cell 286
エ ー テ ル
ether2
134
bond
134
reaction
142
primary
standard
286
エ ー ロ ゾ ル
323
エ カ ト リ ア ル 結 合
single
一 水 素 酸
bond
1価
ア ル コ ー ル
monoprotic
ア ル コ ー ル
acid
monohydric monohydroxy
一 酸 塩 基 一 酸 化 炭 素
carbon
移 動 相
液 化 石 油 ガ ス
liquefied
26
液 体 ク ロ マ
anion
26
label
陰 性 元 素
electronegative negative
liquid ロ ッ ク 元 素
143
SI単
位 系
rays
61
SE型
tube
61
SN1型
反 応
138
SN2型
反 応
182
s軌 道
element
120
エ ス テ ル
element
233
エ ス テ ル 化
反 応
枝 分 か れ
synthesis hydrometer
薄 い
dilute
宇 宙
universe
ウ ラ ン 系 列
uranium
運 動 エ ネ ル ギ ー
kinetic
運 動 量 運 動 論 雲 母
209
し た
series energy
momentum kinetic
theory mica
377
エ チ ル エ ー テ ル
176
エ チ ル ベ ン ゼ ン
104 363 364
X線
198
エ ネ ル ギ ー
229
エ ネ ル ギ ー 準 位
198
f-ブ
回 折
ロ ッ ク 元 素
f軌 道
208
208
element
314
SI units
323
type
reaction
318
SN1
type
reaction
324
SN2
type
reaction
324
s orbital
331
ester
132
SE
esterification
133
ester bond
133
ethanol
133
branched
chain ethane
ethyl
ether
ethylbenzene
エ チ レ ン エ チ レ ン グ リ コ ー ル
223
209
s-block
エ タ ン
Williamson's 浮 き ば か り
208
phase
chromatography
エ タ ノ ー ル
ウ ィ リ ア ム ソ ン の 合 成
209 208
equilibrium
エ ス テ ル 結 合 ■ う
208
ト グ ラ フ ィ ー
s-ブ
insulin
11 130
crystal
liquid
26
method
イ ン シ ュ リ ン 陰 性 元 素
liquid-vapor
liquid
cathode-ray
134
相 平 衡
液 体
cathode
factor
液 相-気
266
gas
liquid
26
resin
petroleum
液 相
225
flash point
因 子 標 識 法
240
potential
liquid
phase
anion-exchange
陰 極 線 管
58
junction
液 晶
anisotropy
陰 イ オ ン
陰 極 線
229
bond
liquefaction
230
anisotropic
引 火 点
液 化
alcohol
mobile
陰 イ オ ン 交 換 樹 脂
aerosol equatorial
liquid
base
moment
ether
液 界 電 位
monoxide
異 方 性 異 方 性 液 体
エ ー テ ル 結 合
229
monoxide
nitrogen
230
dipole
alcohol
monoacid
一 酸 化 窒 素
permanent
first order
一 重 結 合
1価
永 久 双 極 子 モ ー メ ン ト
acid
primary
一 次 反 応
282
■ え
ethylene ethylene X-ray
48 133 135 134 135
glycol
135
diffraction
378
energy
127
energy f-block
level
128
element
139
f-orbital
144
エ ポ キ シ 樹 脂
epoxy
エ ボ ナ イ ト
resin
129
塩 水
113
延 性
126
塩 析
shell 231
塩 素
ebonite
エ マ ル シ ョ ン
emulsion
M殻
M
エ ラ ス ト マ ー
elastomer
L殻
114
L shell 211
LCAO近
似
LCAO
approximation
塩
203
salt 311
塩 化 カ リ ウ ム
potassium
塩 化 カ ル シ ウ ム
chloride
calcium
塩 化 銀
chloride
silver
塩 化 水 銀 (I)
mercury
塩 化 水 素
塩 素 酸 カ リ ウ ム
lead
entropy
塩 の 加 水 分 解
hydrolysis
of salt 175
219 ■ お
172
tin chloride
356
iron (III) chloride
192
王 水
192
黄 銅
aqua
369
オ ー ム
369
オ ー ム の 法 則
212
オ キ シ ム
37
オ キ ソ 酸
vinyl
塩 化 マ グ ネ シ ウ ム magnesium
chloride chloride
塩 基
base
塩 基 性 塩
basic
塩 基 性 酸 化 物
basic
塩 基 性 度
salt 38
oxide
basicity
塩 基 性 の
basic
塩 基 度
basicity
塩 基 の
basic
yellow
phosphorus ohm Ohm's
oxo
オ キ ソ ニ ウ ム イ オ ン
oxonium
38
オ ク タ ー ブ の 法 則
law
38
オ ク タ ン 価
38
オ ク テ ッ ト
38
オ ク テ ッ ト則
38
オ ス ト ワ ル ト の 希 釈 律
38
オ ス
トワ ル ト法
dissociation
constant
38
塩 基 の 電 離 定 数 ∼for
base
108
重 さ
salt bridge
312
オ リ ゴ 糖
171
オ リ ゴ マ ー
hydrochloric
acid
エ ン ジ ニ ア リ ン グ プ ラ ス チ ッ ク engineering 炎 色 試 験
plastic (s) 128 flame
flame
オ ル
test 143
reaction
142
258 259
249
rule
249
dilution
law
255
process
254
ozone
259
layer
weight
oligomer compound
オ レ フ ィ ン オ ング ス
olefin
ト ロ ー ム
温 室 効 果
203
octet
ozonolysis
ortho
258
ion
oligosaccharide
ト化 合 物
250
249
ozone
オ ゾ ン 分 解
250
octet
Ostwald
オ ゾ ン 層
48 378
rating
オ ゾ ン
塩 基 の 電 離 定 数
27
acid
of octaves
octane
Ostwald's constant
law oxime
塩 基 の 解 離 定 数 dissociation
regia brass
326
of base,
129
218
chloride
塩 橋
128 204
(I) chloride
chloride
炎 色 反 応
battery
(II) chloride
chloride
塩 酸
storage
128
of salt 175
sodium
constant
diagram
エ ン ト ロ ピ ー
vinylidene
dissociation
enthalpy
鉛 蓄 電 池
ト リ ウ ム
base
283
enthalpy
エ ン タ ル ピ ー 図
塩 化 ビ ニ リ デ ン
base
68
chlorate
potassium
hydrolysis
iron (II) chloride
塩 化 ビ ニ ル
68
chlorination
エ ン タ ル ピ ー
黄 リ ン
塩 化 ナ
312
塩 の 加 水 解 離
塩 化 ス ズ
塩 化 鉄 (II)
塩 素 化
out
chlorine
322
hydrogen
塩 化 鉄 (III)
53
salting
48 111
chloride
mercury
塩 化 水 銀 (II)
283
brine ductility
greenhouse
259 260 376 250 250 254 250
〓 ngstrom
25
effect
156
温 度
temperature
温 度 計
thermometer
349
化 学 平 衡
354
化 学 平 衡 の 法 則
chemical
law ■ か
ガ イ ガ ー-ミ
・カ ウ ン タ ー
Geiger-M〓ller 外 界
( 計 数 管 )
counter
ring
opening
会 合 コ ロ イ ド 開 鎖
可 逆 電 池 可 逆 反 応
chain
251
可 逆 変 化
initiation
182
核
104
殻
137
核 安 定 性 帯
183
核 結 合 エ ネ ル ギ ー
external
circuit interface
界 面 活 性 剤
surface
active
界 面 活 性 剤
agent
surfactant
解 離
dissociation
解 離 度
degree
67
30
colloid
diffraction
界 面
potential
308
開 始 反 応
外 部 回 路
chemical
鍵 ― 鍵 穴 モ デ ル
open
回 折
66
化 学 ポ テ ン シ ャ ル
255
polymerization
of dissociation
345
stoichiometry stoichiometric
核 原 子
108
拡 散
97
核 酸
264
核 子
dissociation
264
核 磁 気 共 鳴 nuclear
science
314
核 種
349
核 種 記 号
technology
化 学 結 合
chemical
化 学 式
chemical
化 学 繊 維
bond
formula
chemical
fiber
核 タ ン パ ク 質
67
核 燃 料
67
殻 の 拡 張
化 合 体 積 の 法 則 law 科 学 的 観 察 科 学 的 記 数 法 化 学 的 性 質 科 学 的 法 則 科 学 的 方 法 化 学 電 池 化 学 当 量
of combining scientific
observation
315
核 分 裂
315
核 変 換
68
隔 膜 法
315
核 融 合
315
確 率
115
確 率 分 布
scientific
notation
chemical
property
scientific scientific
method
electrochemical chemical
law
cell
equivalent
化 学 反 応
chemical
reaction
化 学 反 応 式
chemical
equation
化 学 反 応 式
reaction
formula
66
核 力
68
化 合
66
化 合 物
301
過 酸 化 水 素
energy
245
atom
245
acid
246
nuclide
248
symbol
248
nuclear
fuel
shell expansion reaction equation
nuclear
fission
transformation
diaphragm nuclear
probability
247 245 318 246 245 245 246
process
102
fusion
246
probability
286
distribution
287
nuclear
force
combination compound hydrogen
247
247
nucleoprotein
nuclear
104 246
number
nuclide
nuclear
核 反 応 式
380
resonance
nucleon
nuclear
202
stability
nucleon
核 反 応 volume
318
binding
magnetic
核 子 数
66
248
shell
nucleic
dissociation
科 学 技 術
308
nucleus
diffusion
percent
68
308
change
nuclear
percent
科 学
of nuclear
cell 308
reaction
reversible
解 離 百 分 率
chemistry
210
reversible
nuclear
346
340
model
reversible
zone
340
quantities
lock-and-key
解 離 パ ー セ ン ト
化 学
66
equation
化 学 量 論 的 量
association
202
change
chemical
化 学 量 論
electron
66
化 学 方 程 式
152
outer-shell
equilibrium
chemical
346
surroundings
外 殻 電 子 開 環 重 合
of chemical
化 学 変 化
ュ ラ ー
equilibrium
peroxide
245 76 77 174
過 酸 化 物
peroxide
可 視 分 光 法
visible
過 剰 試 薬
spectroscopy excess
加 水 分 解
reagent
hydrolysis
加 水 分 解 定 数
hydrolysis
constant
苛 性
caustic
化 石 燃 料
fossil
仮 説 ド
カ ソ ー
ド防 食
褐 色 環 試 験
175
カ ル ボ キ シ ル 基
fuel
カ ル ボ ニ ル 化 合 物
178
カ ル ボ ニ ル 基
carbonyl carboxylic
ring
test 49
energy
9
series
10
state 9 metal
complex
catenation
electron
Cannizzaro
過 熱
reaction
superheating heating
curve
価 標
bond
過 飽 和
supersaturation
9 60
環 式
366
環 式 化 合 物
54
環 式 化 合 物
345
環 式 構 造
162
乾 式 製 錬
45 345
ガ ラ ス
加 硫 カ ル コ ゲ ン
304 304 304
potential
305
reducing
sugar calomel
observation conversion
81
cyclic
92
ring compound
92 308
structure
pyrometallurgy
309 290
interference
緩 衝 液
54 249
factor
compound
ring
304
183 49
solution
50
buffer
buffer
284 137
環 状 炭 化 水 素
galactose
150
環 状 の
153
緩 衝 能
buffer
capacity
153
緩 衝 溶 液
buffer
solution
50
inertia
181
electrode
ト グ ラ フ ィ ー column
agent
54
explosive
glass glass
59
緩 衝 作 用
permanganate
ガ ラ ク トー ス
345
reductant reduction
cyclic
59
54
reducing
干 渉
緩 衝 液
( 類 )
ガ ラ ス 電 極
換 算 係 数
58
59
calorie
観 察
58
electrode
calomel
(か ん こ う )
255
過 マ ン ガ ン 酸 カ リ ウ ム potassium
甘 汞
acid
reduction
還 元 糖
59
carotenoid
還 元
還 元 剤
86
acid
カ ロ リ ー
9
334
reaction
overpotential
加 熱 曲 線
カ リ ウ ム
カ ロ メ ル 電 極
還 元 剤
activity
カ ラ ム ク ロ マ
カ ロ テ ノ イ ド
9
complex
活 量
カ ニ ッ ツ ァ ロ 反 応
group
Caro's
coupling
valence
compound
supercooling
of activated
価 電 子
carbonyl
55
ion 58
カ ロ 酸
還 元 電 位
カ テ ネ ー シ ョ ン
carbonium
145
活 性 錯 体 の 安 定 性
火 薬
カ ル ボ ニ ウ ム イ オ ン
group
過 冷 却
activated
過 電 圧
carboxyl
275
active
カ ッ プ リ ン グ
55
plasticizer
activated
stability
carbene carbanion
61
活 性 金 属 活 性 錯 体
カ ル ボ ア ニ オ ン
150
protection
activity
活 性 化 状 態
カ ル ベ ン
174
52
cell
カ ル ボ ン 酸
activation
活 性 化 系 列
136
calcium galvanic
60
brown
活 性 化 エ ネ ル ギ ー
ガ ル バ ニ 電 池
cathode cathodic
可 塑 剤
カ ル シ ウ ム
370
61
hypothesis
カ ソー
266
buffer cyclic
hydrocarbon cyclic
慣 性
chromatography
76
乾 性 油
potassium
283
完 全 気 体
vulcanization
372
完 全 溶 液
chalcogen
64
乾 燥 剤
action
drying perfect perfect
50 92 92 50
oil 111 gas
265
solution
265
desiccant
100
寒 天
agar-agar
12
気 相
dry cell
110
気 体
group
149
気 体 拡 散 の 法 則
乾 電 池 官 能 基
functional
官 能 基 異 性
functional
gas
phase
151
gas law
of gas
151
effusion
202
isomerism
149
気 体 定 数
gas constant
151
ガ ン マ 線
gamma
ray,
γ ray
151
気 体 の 圧 力
gas pressure
151
γ 線
gamma
ray,
γ ray
151
気 体 の 分 子 運 動 論 kinetic
ガ ン マ 崩 壊
gamma
decay,
γ decay
150
気 体 反 応 の 法 則 law
γ 崩 壊
gamma
decay,
γ decay
150
気 体 法 則
簡 約 し た 構 造 式
theory
of gaseous
基 定 状 態
condensed
structural
慣 用 名
formula
trivial name
乾 留
dry
distillation
顔 料
pigment
起 電 力
electromotive
force
110
起 電 力 列
electromotive
series
274
軌 道
104
軌 道 モ デ ル
基
group2
157
希 土 類 元 素
基
radical
296
希 薄
気 圧
atmospheric
気 圧 計
atm
31
希 薄 溶 液
pressure
31
揮 発 性 の
barometer
気 化 幾 何 異 性
118 118
orbital
252
orbital diagram
252
orbital
pair
252
of orbitals
318
shapes
orbital rare earth
model
252
element
299
dilute dilute
104
solution
104
volatile
371
solute
371
37
揮 発 性 溶 質 擬 ハ ロ ゲ ン
pseudohalogen
isomerism
152
ギ ブ ズ 関 数
Gibbs
function
153
gas
241
逆 浸 透
reverse
osmosis
307
rare gas
299
逆 二 乗 法 則
299
吸 引 ろ 過
163
吸 エ ル ゴ ン 反 応
241
求 核 試 薬
noble
希 ガ ス
gas configuration
heat
244
368
貴 ガ ス
気 化 熱
156
normality
vaporizationl geometrical
希 ガ ス 型 電 子 配 置 rare
151
state
360
軌 道 の 形
気 圧
gas laws
規 定 度
軌 道 電 子 対
dilute
202
79
■ き
198
reaction
ground
軌 道 図
希
of gas
of vaporization metal
volatile
inverse
square
suction
290
law
184
filtration
343
endergonic
reaction
127
nucleophilic
reagent
247
貴 金 属
noble
機 構
mechanism
218
求 核 試 薬
nucleophile
247
ギ 酸
formic
144
求 核 置 換 反 応 nucleophilic
substitution
247
acid
キ サ ン トプ ロ テ イ ン 反 応 xanthoprotein
求 核 反 応
nucleophilic
reaction
247
nucleophilic
addition
247
reaction
378
求 核 付 加 反 応
dilution
104
吸 湿 性 の
希 釈 剤
diluent
104
吸 収 係 数
希 釈 度
dilution
104
吸 収 ス ペ ク ト ル
希 釈
基 準 状 態
normal
キ シ レ ン 犠 牲 ア ノ ー
ド
キ セ ロ ゲ ル
sacrificial
state 245
吸 収 線 量
hygroscopic absorption absorption
177
coefficient
1
spectrum
1
absorbed
dose
xylene
378
吸 蔵
occlusion
anode
311
吸 着
adsorption
xerogel
378
1 249 11
吸 着 ク ロ マ
ト グ ラ フ ィ ー adsorption
協 奏 反 応
吸 着 熱
chromatography heat
concerted
気 溶 体
162
共 通 イ オ ン 効 果
common
electrophile
122
強 電 解 質
strong
electrophilic
reagent
123
求 電 子 置 換 反 応 substitution
78
solution ion effect
151 76
electrolyte
共 沸 混 合 物
341
azeotrope
共 鳴
electrophilic
reaction
gas
of adsorption
求 電 子 試 薬 求 電 子 試 薬
11
34
resonance
307
123
共 有 結 合
求 電 子 反 応
electrophilic
reaction
123
共 有 結 合 結 晶
covalent
crystal
87
求 電 子 付 加
electrophilic
addition
122
共 有 結 合 半 径
covalent
radius
87
substitution
122
供 与 結 合
reaction
127
極 限 構 造
canonical
change
127
局 在 化 電 子
localized
求 電 子 芳 香 族 置 換 反 応 electrophilic 吸 熱 反 応
共 有 電 子 対
aromatic endothermic
吸 熱 変 化
endothermic
キ ュ リ ー
curie
共 役
conjugation
共 役 酸 塩 基 対
conjugate
共 役 二 重 結 合
conjugated
acid-base double
強 塩 基
strong
凝 固
covalent
pair bond base
solidification
91
covalent
electron
localized
80
極 性
80
極 性 結 合
340
極 性 の
327
極 性 分 子
polar
凝 固 点
solidifying
point
327
玉 棒 模 型
ball-and-stick
147
巨 視 的
lowering
of freezing
凝 固 点 降 下 法 凝 固 熱
heat
強 酸
凝 縮 熱
cryoscopy
88
キ ラ ル
of solidification
163
霧 箱
strong
340
キ レ ー ト
140
キ レ ー ト 環
84
キ レ ー ト剤
84
キ レ ー ト錯 体
73
キ レ ー ト 配 位 子
78
キ ロ グ ラ ム
79
金
gold
155
162
銀
silver
322
均 一
acid
cohesive
force
condensation1 condensed
phase
of condensation
共 晶
eutectic
136
凝 析
coagulation
72
均 一 開 裂
127
均 一 開 裂
126
均 一 系
鏡 像 異 性 鏡 像 異 性 体
36 212
キ ラ リ テ ィ ー
copolymer
heat
macroscopic
278
98
copolymerization
凝 縮
model
278
depression
point
共 重 合
凝 縮 相
solvent
巨 大 分 子
ferromagnetism
凝 集 力
276
巨 大 分 子
強 磁 性
共 重 合 体
276
polar
147
巨 大 分 子 格 子
of freezing
277
bond
211
凝 固 点 降 下 度 degree
210
constant
point
point
model polarity
molecule
polar
凝 固 点 降 下 定 数 freezing
55 210
polar
極 性 溶 媒
凝 固 点 降 下
95
electron
electron
147
depression
87
局 在 化 電 子 モ デ ル
80
point
point
bond
structure
freezing
freezing
86
pair
dative
凝 固 点
凝 固 点 降 下
bond
enantiomerism enantiomer
giant
molecule
macromolecule macromolecular
lattice
cloud
68
chiral
68
chelate chelate chelating
65 65
ligand
homogeneous
homolytic homogeneous
65
agent
kilogram
homolytic
72
ring
complex
chelate
212
chirality
chamber
chelated
153 212
cleavage
65 65 197
168 169
fission
169
system
168
均 一 系 触 媒
homogeneous
均 一 系 反 応 均 一 系 平 衡
reaction
homogeneous
均 一 混 合 物
equilibrium
homogeneous
均 一 な 銀 鏡 反 応 禁 止
catalyst
homogeneous
mixture
homogeneous silver
さ れ た 回 転
mirror
metallic
metallic
ク ロ ロ フ ル オ ロ カ ー ボ ン
カ リ ウ ム
ク ロ ロ プ レ ン ゴ ム
metal
220
ク ロ ロ ベ ン ゼ ン
bond
220
ク ロ ロ ホ ル ム
crystal
221
element
221
chromatography
potassium
70
chromate
284
chloroprene chloroprene
rubber
chlorobenzene
luster
conduction
221
系
220
ゲ イ
lattice
space-filling
model
random
error
ク ー ロ ン ク ー ロ ン の 法 則 ク ー ロ ン カ
coulomb
69
system
348
ク エ ン 酸 ク エ ン チ 剤
silica sand
320
331
ケ イ 酸
silicic acid
320
297
ケ イ 酸 塩
silicate
320
silicate
327
charge
144
law
86
形 式 電 荷
force
86
形 状 記 憶 合 金
citric acid
71
ケ イ 素
quenching
reagent
293
principle
33
系 統 名
ク メ ン 法
cumene
process
91
軽 油
87
結 合
cracking
グ ラ フ ァ イ ト型 構 造
graphite
gram
グ リ コ ー ゲ ン グ リ コ シ ド 結 合
グ リ ニ ャ ー ル 試 薬
グ レ イ ク レ ゾ ー ル
shape-memory
結 合 エ ネ ル ギ ー
155
結 合 解 離 エ ネ ル ギ ー
154
結 合 角
linkage
155
結 合 軌 道
glycerin
154
結 合 軸
reagent
156
結 合 次 数
glucose
153
結 合 電 子 対
law
155
結 合 の 性 質
gray
156
結 合 の 強 さ
87
結 合 の 長 さ
Grignard
Graham's
cresol
error
348
name
bond
156
155
320
348
light oil 206
gram
glycogen
318
silicon systematic
structure
equivalent
alloy
systematic
結 合 異 性
グ ル コ ー ス グ レ ア ム の 法 則
formal
155
glycoside
グ リ セ リ ン
sodium
graphite
グ ラ ム グ ラ ム 当 量
ト リ ウ ム
系 統 誤 差
aufbau
ク ラ ッ キ ン グ
143
ケ イ 砂
組 み 立 て 原 理
グ ラ フ ァ イ ト
fluorescence
151 206
331
ケ イ 酸 ナ
Coulomb's
law
light metal
85
Coulomb's
69
・ リ ュ サ ッ ク の 法 則
蛍 光
偶 然 誤 差
69
chloroform
Gay-Lussac's
空 間 実 体 模 型
69
■ け
軽 金 属
space
69
221
■ く
空 間 格 子
70
chromium
chlorofluorocarbon
307
metallic
金 属 伝 導
ク ロ ム 酸
168 168
metalloenzyme
金 属 光 沢
168
rotation
metallic
金 属 酵 素
ト グ ラ フ ィ ー
ク ロ ロ プ レ ン
metallic
金 属 元 素
ク ロ ム
322
金 属
金 属 結 晶
ク ロマ
168
reaction
restricted
金 属 結 合
168
linkage
bond
isomerism bond
dissociation
45 207
energy
46
energy
45
bond
angle
45
orbital
46
bonding bond
axis
45
bond
order
46
bonding
pair
46
bond
character
45
strength
46
length
46
bond bond
結 晶
crystal
結 晶 化
crystallization
結 晶 化 熱
heat
of crystallization
結 晶 系
crystal
結 晶 格 子
system
crystal
89
原 子 説
90
原 子 説
162 90
lattice 90
結 晶 格 子 エ ネ ル ギ ー crystal
結 晶 水
water
結 晶 性 固 体
31 32
原 子 番 号
atomic
number
32
atomic
volume
33
374
原 子 量
90
原 子 炉
89
元 素
89
元 素 記 号
89
減 速 材
結 晶 場
solid
crystal
結 晶 場 理 論
group radius
原 子 量
defect
crystal
field
field theory
ケ ト ー ス
ketose
197
元 素 状 態
ケ ト ン
ketone
197
元 素 分 析
152
限 定 試 薬
ゲ ル
gel
ゲ ル ク ロ マ
ト グ ラ フ ィ ー
ケ ン 化
152
saponification
限 外 ろ 過
ultrafiltration
ケ ン 化 価
atomic relative
saponification
number
原 子
atom
原 子 価
valence
原 子 価 殻
valence
shell
shell electron
pair
symbol
nucleus
internuclear
原 子 核 反 応
valence
362
原 子 記 号
raw
31
濃 い 鋼
366
光 化 学 オ キ シ ダ ン ト
32
光 化 学 電 池
光 学 異 性 体
method
366
光 学 活 性
32
光 学 活 性 体
optically
lattice
31
高 級 ア ル コ ー ル
solid
32
高 級 脂 肪 酸
(a.m.u.)
32
合 金
31
合 金 鋼
原 子 芯
kernel
原 子 芯 電 荷
原 子 ス ペ ク ト ル
core
core core atomic
197
鉱 酸
charge
85
光 子
electron
85
格 子 欠 陥
32
格 子 点
spectrum
active
272 272
cell 272
251
activity
251
hardened
higher
251
isomer
substance
higher
78 339
smog
isomerism
optical
atomic
atomic
150 301
oxidant
optical
原 子 格 子
原 子 芯 電 子
material
photochemical
optical
硬 化 油
原 子 芯
207
photochemical
32
unit
124
reagent
steel
光 化 学 ス モ ッ グ
光 学 異 性
atomic
124
analysis
concentrated
366
246
symbol
state
galvanometer
orbital
mass
225
limiting
atomic
atomic
moderator
elementary
原 子 軌 道
原 子 質 量 単 位
346
■ こ
reaction
atomic
原 子 固 体
124
of element
313
184
bond
246
element
elemental
原 料
distance
nuclear
原 子 価 結 合 法
reactor
33 306
313
model 366
atomic
原 子 核 間 距 離
(R.A.M.)
photochemical
repulsion
原 子 核
mass
weight
nuclear
原 子 価 殻 電 子 対 反 発 モ デ ル valence
atomic
検 流 計
gel chromatography
33
atomic
90
crystal
volume
atomic
crystalloid
crystalline
atomic
31 33
原 子 団
原 子 容
結 晶 の 欠 陥
theory
原 子 半 径
90
of crystallization
hypothesis
atomic
原 子 体 積
lattice energy
結 晶 質
atomic
oil
251 161
alcohol
167
fatty acid
167
alloy alloy mineral
steel acid
photon
18 19 224 273
lattice defect
201
lattice point
202
硬 水
hard
合 成
water
synthesis
合 成 ガ ス
synthesis
合 成 元 素
synthetic
構 成 原 理
aufbau
合 成 高 分 子
element principle
synthetic
合 成 ゴ ム
合 成 繊 維 合 成 洗 剤
synthetic
構 造 異 性
347
コ ロ イ ド化 学
colloid
347
コ ロ イ ド溶 液
colloidal
ore 253
コ ロ イ ド粒 子
混 成 軌 道
178
混 和 性
272
混 和 性 の
effect
78
mineral
224
mineral
oil 224
compound
alternating
コ ー ク ス
167
orbital
224
miscible
224
■ さ
サ イ ク ロ ト ロ ン 再 結 晶
cyclotron
179
最 密 充 填
tar 73
錯 イ オ ン
complex
ion
錯 塩
complex
salt 77
199
錯 化 合 物
regenerated optimum
law
199
酢 酸 エ チ ル
fiber
closed
complex
acetic ethyl
77
acetate
酢 酸 塩
184
酢 酸 鉛(II)
lead (II) acetate cellulose
2
134
acetate
error
132
酢 酸 セ ル ロ ー ス
error
264
酢 酸 ビ ニ ル
percent
error
264
錯 体
272
錯 体 の 色
328
鎖 形 異 性
chain
327
鎖 式 化 合 物
chain
compound
63
327
サ ス ペ ン シ ョ ン
suspension
346
323
さ び
phosphorus
pentoxide solid
phase
equilibrium
固 体
solid skeleton
equation
vinyl
color
acetate
2
204
percent
固 相
骨 格 反 応 式
77
acid
194
相 平 衡 solid-liquid
72
compound
IUPAC
固 相-液
252
packing
of units
五 酸 化 リ ン
305
condition
国 際 単 位 系 international
誤 差 百 分 率
303
最 適 条 件
国 際 純 正 お よ び応 用 化 学 連 合
誤 差 パ ー セ ン ト
93
recrystallization
酢 酸
誤 差
170
miscibility
再 生 繊 維
root law
system
75 170
19
コ ー ル ラ ウ シ ュ の 法 則 Kohlrausch's
224
mixture
73
コ ー ル ラ ウ シ ュ の 平 方 根 則 square
mixture color
coke
coal
Kohlrausch's
75
current
ice structure
コ ー ル タ ー ル
75
particle
cell 272
concentrated
鉱 物
氷 型 構 造
colloidal
hybrid
341
solution
75
solution
hybridization
formula
75
chemistry
混 成
photoelectric
交 流
328
colloid
80
formula
photoelectric
molecular
solution
混 色
光 電 効 果
鉱 物 油
solid
309
混 合 物
structural
高 分 子 化 合 物 high
349
rubber
129
hypertonic
高 濃 度 の
127
tautomerism
341
高 張 液
光 電 池
enantiotropy
互 変 異 性
enzyme
constitutional
構 造 式
互 変
377
isomerism
structural
構 造 式
347
71
equation
コ ロ イ ド
鉱 石
338
word
固 溶 体
detergent
酵 素
こ と ば に よ る 反 応 式
347
fiber
phase
mechanics
348
resin
synthetic
347
33
stationary classical
ゴ ム
rubber
synthetic
固 定 相 古 典 力 学
347
polymer
synthetic
合 成 樹 脂
gas
161 347
acetate
62 369
complex
77
of complex
76
isomerism
63
rust 309
さ ら し 粉
bleaching
サ リ チ ル 酸
powder
salicylic
サ リ チ ル 酸 メ チ ル
methyl
43
acid
salicylate
酸 acid
223
三 重 結 合
triple
bond
360
4
三 重 点
triple point
360
electrode
305
amide
4
参 照 電 極
acid
chloride
6
酸 性
三 塩 基 酸
tribasic
acid
acid-base
359
酸 性 塩
acid
salt 7
acid-base
titration
6
酸 性 酸 化 物
reaction
5
酸 性 樹 脂
3価
trihydric
7 7
oxide
380
酸 性 の
acidic
7
alcohol
360
酸 性 溶 液
solution
7
oxide
redox
7
resin acidity
calcium
酸 化 還 元 滴 定
oxide
acidic
酸 性 度
aluminum
酸 化 カ ル シ ウ ム
acidic
7
256
zinc
ア ル コ ー ル
4
5
acid-base
酸 化 ア ル ミ ニ ウ ム
acid, acidic rain
酸 塩 基 反 応
酸 化 亜 鉛
359
acid
indicator
oxidation
reference
base
酸 性 雨
酸 塩 基 滴 定
酸 化
359
triacid
酸 塩 化 物
酸 塩 基 指 示 薬
tridentate
三 酸 塩 基
acid
酸 ア ミ ド
三 座 の
311
oxide
titration
20
酸 素
53
三 中 心 結 合
303
酸 化 還 元 電 位
acidic
oxygen three
center
酸 度
259
bond
355
acidity
7
サ ン ドイ ッチ 化 合 物
oxidation-reduction
potential
257
酸 化 還 元 反 応
sandwich
compound
ザ ン ト マ イ ヤ ー 反 応 Sandmeyer
oxidation-reduction 酸 化 還 元 反 応
redox
酸 化 還 元 反 応 式
redox
酸 化 還 元 平 衡 酸 化 銀 (I) 酸 化 銀 電 池
257
酸 の
reaction
303
酸 の 解 離 定 数
acid
dissociation
constant
6
acid
dissociation
constant
6
equation
酸 の 電 離 定 数
303
酸 の 電 離 定 数
silver (I) oxide
322
oxide
酸 化 剤
cell
oxidant
酸 化 剤
oxidizing
酸 化 状 態
agent
oxidation
酸 化 数
acidic
303
silver
313 312
reaction
equilibrium
redox
reaction
dissociation
constant
of acid,
323
三 分 子 反 応
255
酸 無 水 物
257
三 ヨ ウ化 メ タ ン反 応
state 257
∼for
termolecular acid
triiodomethane
oxidation
number
256
散 乱
change
method
256
■ し
potential
257
acid
reaction
7
108 350
anhydride
5
reaction
360
scattering
314
酸 化 数 変 化 法 oxidation
number
酸 化 電 位
oxidation
酸 化 銅 (I) 酸 化 銅 (II)
copper copper
(I) oxide
84
次 亜 塩 素 酸
(II) oxide
85
次 亜 塩 素 酸 カ ル シ ウ ム
酸 化 物 酸 化 マ グ ネ シ ウ ム
三 元 三 元 化 合 物 三 元 酸
oxide
257
oxide
213
ジ ア ス テ レ オ マ ー
(IV)
215
ジ ア ゾ 化
ternary
350
ジ ア ゾ 化 合 物
350
ジ ア ゾ ニ ウ ム 塩
350
ジ ア ゾ 反 応
magnesium
酸 化 マ ン ガ ン (IV) manganese
ternary
hypochlorous
oxide
compound ternary
acid
calcium
acid
hypochlorite
diastereoisomer diazotization diazo
compound
diazonium diazo
salts reaction
178
53 102 103 102 102 103
シ ア ン 化 水 素 シ ー ベ ル
hydrogen
cyanide
ト
sievert
四 塩 化 炭 素
carbon
tetrachloride
ジ オ ー ル
diol
紫 外 線
ultraviolet
紫 外 分 光 法
ultraviolet
ジ カ ル ボ ン 酸
radiation
spectroscopy
dicarboxylic
脂 環 式 化 合 物
alicyclic
acid
compound
172
自 然 の
319
自 然 の 波 動 − 粒 子 二 重 性 wave-particle
58 105
duality
自 然 法 則
native
232
of nature
375
natural
law
233
quality
291
362
質
362
実 験
103
実 験 式
empirical
formula
126
実 効 イ オ ン 反 応 式
net ionic
equation
234
14
experiment
145
実 在 気 体
示 強 性
intensive
property
183
実 際 の 収 量
示 強 的 性 質
intensive
property
183
実 在 溶 液
mass
145
湿 式 精 練
weight
145
質 的 な
qualitative
291
point
276
式 単 位
formula
式 量
formula
式 量 磁 気 量 子 数
unit
formula magnetic
quantum
σ
(シ グ マ ) 軌 道
σ
(シ グ マ ) 結 合
σ
(シ グ マ ) 電 子
σ
(シ グ マ ) 電 子 対
number
actual
hydrometallurgy
213
質 点
319
湿 電 池
bond
319
シ ッ フ 試 薬
electron
319
質 量
319
質 量 − エ ネ ル ギ ー 保 存 の 法 則
σ(sigma)
σ(sigma)
pair
law
Schiffs
of conservation
cycloalkane
92
シ ク ロ ア ル ケ ン
cycloalkene
92
質 量 欠 損
93
質 量 作 用 の 法 則
cycloparaffin
93
質 量 作 用 表 現
cyclohexane
92
質 量 数
cycloolefin
シ ク ロ パ ラ フ ィ ン シ ク ロ ヘ キ サ ン 次 元 解 析
dimensional
自 己 イ オ ン 化
analysis
シ ジ ウ ィ ッ ク-パ
216
of mass
action
203
mass-action
expression mass mass
216
number
216
spectrum
216
質 量 パ ー セ ン ト
percent
by
mass
264
function
377
質 量 百 分 率
percent
by
mass
264
mass
unit 216
power
285
質 量 分 析 計
mass
spectrometer
216
self-protective
317
質 量 分 析 法
mass
spectrometry
216
quadridentate
291
質 量 保 存 の 法 則
自 触 媒 作 用
自 然
defect
377
指 示 薬
磁 性
202
mass
work
law
Sidwick-Powell
ジ ス ル フ ィ ド結 合
215
質 量 単 位
theory
脂 質
シ ス 型 立 体 配 置
314
mass
317
ウ エ ル 理 論
指 数 記 数 法
reagent
self ionization
仕 事 率
四 座
176
質 量 ス ペ ク トル
work
自 己 防 護 的
10 303
cell 376
of mass-energy
law
302
104
仕 事 仕 事 関 数
mass
wet
シ ク ロ ア ル カ ン
シ ク ロ オ レ フ ィ ン
yield
real solution
orbital
σ(sigma)
σ(sigma)
real gas
137
exponential
質 量 モ ル 濃 度 質 量 モ ル 濃 度
molality
225
自 動 イ オ ン 化
autoionization
34
180 33
notation
137
cis configuration bond
magnetism native
70
concentration
202
319
indicator
molal
of mass
lipid 207
autocatalysis
disulfide
of conservation
自 動 酸 化
autoxidation
磁 場
magnetic
自 発 核 分 裂 spontaneous
108
自 発 変 化
213 232
nuclear
spontaneous
225
34
field
213
fission
334
change
334
ジ ペ プ チ ド
dipeptide
105
脂 肪 酸
fatty acid
139
脂 肪 族 化 合 物
aliphatic
compound
15
重 量 百 分 率
14
重 量 分 析
gravimetric
351
重 量 モ ル 濃 度
molal
脂 肪 族 カ ル ボ ン 酸
weight
aliphatic 四 面 体 角
carboxylic
tetrahedral
acid angle
percent,
四 面 体 の
tetrahedral
351
重 量 モ ル 濃 度
弱 塩 基
weak
376
ジ ュ ー ル
base
弱 塩 基 溶 液 の 電 離 平 衡 ionization
equilibrium
for weak
base
solution 190
weak
acid
376
弱 酸 溶 液 の 電 離 平 衡 equilibrium
弱 電 解 質
for weak
遮 蔽 遮 蔽
縮 合 反 応
electrolyte
376
縮 退
screening
315
樹 脂 主 遷 移 元 素
shielding
319
Charles'law
64
自 由 エ ネ ル ギ ー
free
自 由 回 転
energy
free rotation hydrogen
bromide
周 期
period
周 期 性
periodicity periodic
周 期 表
property
periodic
周 期 律
periodic
重 金 属
heavy
重 合 重 合 体 シ ュ ウ 酸
oxalic
十 酸 化 四 リ ン tetraphosphorus
heavy
重 水 素 臭 素
196
effect
196
degeneracy resin main
element
214
element
213
Schweitzer's
reagent
314
species
214
main
シ ュ バ イ ツ ァー 試 薬
147 172
主 要 物 質 種
major
265
ジ ュ ラ ル ミ ン
265
主 量 子 数
principal
286
222
pure
science
290
metal
164
準 静 的 過 程
process
293
280
純 度 パ ー セ ン ト
percent
purity
264
280
純 度 百 分 率
percent
purity
255
純 物 質
351
昇 華
164
昇 華
100
昇 華 熱
acid
water
point
packing2 free electron yield
48
metastable
quasi-static
pure
蒸 気 圧
261
蒸 気 圧 曲 線
64
蒸 気 圧 降 下
261
蒸 気 平 衡
146
硝 酸
264
硝 酸 塩
heat
yield
deposition
100
of sublimation
vapor vapor vapor
376
硝 酸 式 硫 酸 製 造 法
264
常 磁 性
264 290
sublimation
硝 酸 銀 weight
state 222
substance
蒸 気
127
重 量 パ ー セ ン ト
percent
111
number
quantum
純 粋 科 学
charging
by
duralumin
265
packing1
percent
97 307
group
主 族 元 素
transition
78
law
end
percent
reaction
phase
充 填
充 填 剤
79
condensation
metastable
終 点
充 電
146
78
polymerization
condensation
condensation2
準 安 定 相
bromine
収 量 百 分 率
225
joule
準 安 定 状 態
deuterium
percent,
molality
265
decoxide
重 水
weight
156 225
265
polymer
収 量 パ ー セ ン ト
376
table
polymerization
自 由 電 子
Joule-Thomson
acid solution 190
シ ャ ル ル の 法 則
周 期 的 性 質
weight analysis
concentration
縮 合 縮 合 重 合
weak
臭 化 水 素
by
ジ ュ ー ル ートム ソ ン 効 果
弱 酸
ionization
percent
342 163
vapor
368
pressure
368
pressure
curve
368
pressure
depression
369
vapor
equilibrium
368
nitric acid
238
nitrate
237
nitrate
322
silver nitration
process
paramagnetism
238 262
消 石 灰
slaked
状 態
lime
324
state 338
状 態 関 数
state function
状 態 式
equation
of state
状 態 図
phase
状 態 量
quantity
衝 突 説
diagram
338
振 動 反 応
oscillating
真 の 値
268
■ す
theory
73
水 銀
136
蒸 発
vaporization2
368
of vaporization
163
水 銀 柱 ミ リ メ ー
108
水 銀 電 池
distillation
触 媒
catalyst,
cane
mercury
水 酸 化 カ リ ウ ム
sugar
54
silica
320
水 酸 化 銅 (II)
silica gel
320
水 酸 化 ナ ト リ ウ ム
silicone
321
水 酸 化 物
extensive
property
137
水 酸 化 物 イ オ ン
示 量 的 性 質
extensive
property
137
水 晶
ド
lyophilic
211
水 蒸 気
vacuum
366
水 蒸 気 蒸 留
synchrotron
346
水 素
シ ン ク ロ ト ロ ン 人 工 核 変 換
colloid
artificial transmutation
親 鎖
parent
chain
29 262
シ ン ジ オ タ ク チ ッ ク ポ リ マ ー syndiotactic
hydrophilic
親 水 コ ロ イ ド
hydrophilic
し ん ち ゅ う
polymer
346
leaching
204
group
176
colloid
176
brass
シ ン チ レ ー シ ョ ン
scintillation
48 315
シ ン チ レ ー シ ョ ン計 数 管
シ ン チ レ ー タ ー
counter
scintillator osmosis
84 327
hydroxide
177 177
rock
crystal
309
water
vapor
374
distillation
339
hydrogen
171
水 素 イ オ ン
hydrogen
水 素 イ オ ン 指 数 hydrogen
ion
ion
exponent
173 174
hydrogen
ion concentration
315
hydrogen
ion concentration
水 素 化 水 素 化 物
hydride
水 素 化 分 解
hydrocracking
174 172 171 171
hydrogen
bond
172
of hydrogen
atom
333
水 素 原 子 の ス ペ ク トル
315
spectrum
254
水 素 酸
hydroacid
振 動
vibration
369
水 素 の 原 子 ス ペ ク トル
pressure
254 148
indicator
hydrogenation
水 素 電 極
frequency
173
水 素 イ オ ン 濃 度 指 示 薬
254
osmotic
53
ion
steam
oscillation
振 動 数
20 284
hydroxide
hydroxide
振 動
浸 透 圧
hydroxide
(II) hydroxide
sodium
水 素 結 合
scintillation
浸 透
calcium
219
水 素 イ オ ン 濃 度
浸 出 親 水 基
process
hydroxide
copper
224
cell 218
hydroxide
potassium
水 酸 化 カ ル シ ウ ム
示 量 性
真 空
224
mmHg
水 酸 化 ア ル ミ ニ ウ ム aluminum
シ リ カ
of mercury
mercury
水 銀 法
165
218
トル
60
シ ョ糖
シ リ コ ー ン
millimeter
60
herbicide
mercury トル
catalysis
除 草 剤
シ リ カ ゲ ル
水 銀 柱 ミ リ メ ー
catalyzer
触 媒 反 応
親 液 コ ロ イ
24
130
evaporation
heat
360
amplitude
of state 291
collision
蒸 留
254
振 幅
蒸 発
蒸 発 熱
reaction true value
hydrogen
atomic 水 平 化 効 果
spectrum
electrode
of hydrogen
levelling
effect
171 173
32 205
水 溶 液
aqueous
solution
水 和
28
free
energy
146
of formation
162
170
生 成 熱
energy
171
生 成 物
product
287
water
170
生 成 物 質
product
287
of hydration
162
生 石 灰
quick
水 和 物
hydrate
170
生 体 高 分 子
biopolymer
ス ク ロ ー ス
sucrose
343
生 体 分 子
tin 355
静 電 気 力
水 和 エ ネ ル ギ ー
hydration
水 和 水
hydrated
水 和 熱
heat
ス ズ ス チ ー ム ク ラ ッ キ ン グ
steam
339
青 銅
341
生 分 解 性
styrene-butadiene
ト ル 線
percent
composition
264
percent
composition
264
精 油
essential
system
340
精 留
rectification
303
strontium
341
精 錬
refining
305
speiss
333
ゼ オ ラ イ
spin
333
石 英
number
333
石 英 ガ ラ ス
spectrum
333
赤 外 線
332
赤 外 分 光 法
line
332
石 炭
slag
324
石 炭 ガ ス
343
石 炭 酸
343
積 分 形 の 反 応 速 度 式 integrated
343
石 油
quantum
spectral
term
spectral
ス ラ グ ス ル ホ 基
sulfo
ス ル ホ ン 化
sulfonation
ス ル ホ ン 酸
group
sulfonic
acid
さ
precision
ト
石 油 化 学 製 品 ■ せ
infrared infrared
379
quartz
293
glass
radiation
normal
生 化 学
biochemistry
正 確 さ 青 化 法
cyanide
正 規 状 態 制 御 さ れ た 実 験
salt 244 42
石 灰 岩
1
石 灰 水
process
91
せ っ け ん
state 244
接 触 触 媒
normal controlled
制 御 棒 性 質
experiment
81
接 触 分 解
control
81
接 触 法
rod
property
288
絶 対 温 度
性 質 に 関 す る
qualitative
291
絶 対 零 度
性 質 の
qualitative
291
接 着 剤
生 成 自 由 エ ネ ル ギ ー
接 着 力
181 181
coal
72
gas
73
coal carbolic
acid
rate
56
law
petroleum
183 266
petrochemicals
266
node
242
insulator
182
lime
206
石 灰
accuracy
293
spectroscopy
節
( 中 性 塩 )
285
oil 132
zeolite
quartz
絶 縁 体 正 塩
42
成 分 パ ー セ ン ト
334
steel
ス ピ ン
ス ペ ク
49
精 密
ス パ イ ス
ト ル 項
bronze biodegradability
成 分 百 分 率
Stock
ス ペ ク
124
340
ス ト ッ ク 方 式
ト ル
42
force
341
stainless
ス ペ ク
42
rubber
ス テ ン レ ス 鋼
spin
294
steroid
ス テ ロ イ ド
ス ピ ン 量 子 数
electrostatic
styrene
ス チ レ ン ブ タ ジ エ ン ゴ ム
lime
biomolecule
cracking
ス チ レ ン
ス ト ロ ン チ ウ ム
heat
of formation
hydration
limestone lime
contact
207
soap
324
catalyst
catalytic
81
cracking
60
process
81
temperature
1
contact absolute
207
water
absolute
zero
adhesive adhesion
force
1 11 10
セ メ ン ト セ ラ ミ ッ ク ス セ ル シ ウ ス 目 盛
cement
62
ceramics
63
ソ ー ダ 石 灰
62
阻 害 剤
62
族
357
族
Celsius
セ ル ロ ー ス
scale
cellulose
全 圧
total pressure
全 イ オ ン 反 応 式 complete
ionic
遷 移 元 素
equation
transition
遷 移 状 態
element
transition
遷 移 状 態 理 論
transition
旋 光
rotation
線 量 当 量
358
速 度
252
速 度 支 配
observed
kinetic
kinetics
198
group
176
274
塑 性
heat
201
素 反 応
elementary
dye
111
素 粒 子
elementary
109
ゾ ル
hydrophobic hydrophobic
Solvay
process
330
solvolysis
330
■た
interaction
105
帯 域 精 製 法
zone
refining
380
moment
105
帯 域 溶 融 法
zone
melting
380
definition
251
第 一
(級 ) 化 合 物
layer lattice structure
203
第 一
(級 ) 炭 素
対 イ オ ン
dipole
operational
増 殖 炉
breeder
相 図
phase
双 性 イ オ ン
reactor diagram
zwitter
ion
48
counter
primary
対 応 線
380
対 角 関 係
primary
diagonal
大 気 atomic
mass
(R.A.M.)
306
大 気 汚 染 大 気 汚 染
相 対 分 子 質 量 molecular
mass
(R.M.M.)
第 三
(級 ) 化 合 物
density
306
第 三
(級 ) 炭 素
transition
268
第 三 ア ル コ ー ル
increment
180
対 掌 体
equilibrium
268
体 心 立 法 構 造
相 対 密 度
relative
相 転 移
phase
増 分 phase
phase
change
267
tertiary
body-centered
286
carbon
286
alcohol
285
tie line
355
relationship
101
atmosphere
31
air pollution
12
atmospheric
306
ion 86
compound
primary
第 一 ア ル コ ー ル
268
相 対 原 子 質 量
相 変 化
125
105
双 極 子 モ ー メ ン ト
相 平 衡
125
267
dipole-dipole
relative
reaction
phase
双 極 子 ― 双 極 子 相 互 作 用
relative
275
dipole
双 極 子
層 状 格 子
176
plasticity
sol 327
ソ ル ベ ー 法
操 作 的 定 義
colloid
particle
ソ ル ボ リ シ ス
相
369 197
疎 水 コ ロ イ ド
■そ
velocity
299
317
equivalent
249
rate constant
precipitation
dose
73
value
control
疎 水 基
latent
73
properties
速 度 論
染 料
156
colligative
100
潜 熱
138
groupl
束 一 的 性 質
207
pig iron
182
family
properties
line spectrum
銑 鉄
325
inhibitor
colligative
測 定 値
211
lime
束 一 性
277
selective
colloid soda
detergent
polarimeter
洗 剤
選 択 的 沈 殿
lyophobic
速 度 定 数
旋 光 計
線 ス ペ ク ト ル
358
state 358
state theory
optical
77
疎 液 コ ロ イ ド
pollution compound
tertiary tertiary
cubic
33 351
carbon
350
alcohol
350
antipode
27
structure
43
体 積 ダ イ ナ マ イ
volume
372
単 原 子 分 子
dynamite
112
単 座 配 位 子
316
炭 酸 塩
carbon
316
炭 酸 カ ル シ ウ ム
alcohol
315
炭 酸 水 素 ナ
particle
307
ト
第 二
(級 ) 化 合 物 secondary
第 二
(級 ) 炭 素
第 二 ア ル コ ー ル 代 表 粒 子
compound
secondary secondary representative
monoatomic
calcium
sodium
diamond
101
炭 酸 ナ ト リ ウ ム
ダ イ ヤ モ ン ド 型 構 造 diamond
structure
102
単 純 置 換 反 応
carbon
293
単 純 置 換 反 応 single
第 四
(級 ) 炭 素
quaternary
ン モ ニ ウ ム 化 合 物 quaternary
ammonium
compound
ダ ウ ン ズ 法 多 価 ア ル コ ー ル 多 形 多 原 子 イ オ ン 多 原 子 分 子
多 水 素 酸
81
Downs
process
110
弾 性
polyhydric
alcohol
280
炭 素
280
炭 素 鋼
279
炭 素14年
279
炭 素 繊 維
282
炭 素 の 循 環
279
単 体
281
単 体
100
単 体
polymorphism polyatomic polyatomic
脱 水 剤 脱 水 素
ion
molecule porous
polydantate
disk ligand
polyprotic
脱 塩 脱 水 合 成
acid
desalination dehydration
synthesis
dehydrating
agent
dehydrogenation
断 熱 変 化
98
タ ン パ ク 質
99
単 分 子 求 核 置 換 反 応 unimolecular 単 分 子 反 応
279
単 変
281
単 量 体
タ ル ク
talc
単 位 因 子
unit factor
単 位 格 子 単 位 の 換 算 炭 化 カ ル シ ウ ム
unit cell conversion calcium
炭 化 物 炭 化 物 イ オ ン 短 距 離 秩 序 単 結 合 単 原 子 イ オ ン
of unit
short
57
fiber
57
cycle
56
element
124
substance
125
change
323 230 11 288
substitution
362
reaction
363
unimolecular
monotropy
231
monomer
230
94 349
■ち
363 363
チ ー グ ラ ー 触 媒
carbide
52
置 換 基 の 活 性 化 性
carbide
55
activating
56
置 換 基 の 配 向 性 directing
Ziegler
catalyst
substituent
properties
properties
of substituents
order
319
single
bond
323
置 換 反 応
substitution
229
逐 次 反 応
consecutive
ion
58
dating
substance
range
monoatomic
56
steel
protein
置 換 基
ion
carbon
adiabatic
82
carbide
56 114
monosaccharide
nucleophilic
323 323
elasticity
carbon
98
326 323
lattice 286
carbon-14
( 類 )
125
cell
cubic
carbon
単 糖
elimination
Daniell
reaction
carbohydrate
98
脱 離
ダ ニ エ ル 電 池
primitive
simple
100
polysaccharide
reaction
simple
elementary
desorption
多 糖 類
326
displacement
replacement
代 測 定 法
denitrification
atom
52
carbon
脱 着
polyelectronic
56
carbonate
carbonate
炭 水 化 物
脱 窒
多 電 子 原 子
sodium single
単 純 立 方 格 子
convection
多 孔 性 円 板 多 座 配 位 子
293
362
carbonate
hydrogencarbonate
単 純 反 応
対 流
229
ligand
ト リ ウ ム
ダ イ ヤ モ ン ド
第4ア
molecule
unidentate
of substituents reaction reaction
379 342
9
106 343 80
蓄 電 池
storage
battery
チ タ ン
titanium
窒 化 物
nitride
窒 素 窒 素 固 定
fixation
240
oxide
241
nitrogen
窒 素 循 環
nitrogen
cycle
intermediate
抽 出
extraction
中 性
neutral
中 性 塩
neutral
中 性 子 中 性 子 吸 収
neutron
中 性 子 数
neutron
中 性 洗 剤
超 ウ ラ ン 元 素
デ ィ ー デ ィ ー テ ィ ー
neutral
234
d-ブ
solution
235
低 級
indicator titration
235
98 211 177
直 接 還 元 炉
direct
reduction
直 流
direct
チ ン キ チ ン ダ ル 現 象
tyndall
沈 殿 沈 殿 滴 定
standing
termination
color qualitative
state reaction
measurement
338 350 339 76 291
qualitative
analysis
291
at constant
volume
331
volume
331
solution
178
定 積 比 熱 specific
heat
定 積 比 熱 容 量 specific
heat
140
reaction
345
低 張 液
340
低 濃 度 の
capacity
at constant hypotonic
dilute
reaction
105
定 比 例 の 法 則 law
furnace
of definite
定 沸 混 合 物
106
定 量 的 測 定
tincture
356
定 量 分 析
360
デ ー タ
data
94
285
デ オ キ シ リ ボ 核 酸 deoxyribonucleic
acid
99
285
デ カ ン テ ー シ ョ ン
285
デ キ ス ト リ ン
titration
quantitative
boiling
mixture
104 202
106
precipitate
constant
proportion
current
precipitation precipitation
wave
stationary
定 性 分 析
feldspar
phenomenon
沈 殿
211
307
345
combination
95
lower
定 在 波
superoxide
直 接 化 合 反 応 direct
95
element
235
hyperoxide
chain
109
211
超 酸 化 物
straight
d-block
109
lower
超 酸 化 物
直 鎖
DDT
331
resistivity
定 性 的 測 定
supercritical
DNA
抵 抗 率
359
長 石
pressure
低 級 の
呈 色 反 応
order
331
60
235
range
at constant
ロ ッ ク 元 素
neutralization
deliquescence
capacity
d orbital
定 常 状 態
element
pressure
道
停 止 反 応
long
超 臨 界 反 応
heat
163
transuranium
長 距 離 秩 序
specific
235
潮 解
at constant
定 圧 比 熱 容 量
of neutralization
中 和 反 応
heat
234
neutralization heat
specific
d軌
neutralization
中 和 熱
定 圧 比 熱
236
neutralization
中 和 滴 定
234
デ ィ ー エ ヌ エ ー
cast iron
36
■て
236
neutral
equation
137
236
鋳 鉄
中 和 指 示 薬
183
number
中 性 の
中 和
balanced
240
absorption
detergent
285
つ りあ い の と れ た 化 学 反 応 式
salt 235
moderation
reaction
■つ
236
neutral
中 性 溶 液
precipitation
neutron
neutron
中 性 子 の 減 速
238 239
窒 素 酸 化 物
沈 殿 反 応
356
nitrogen nitrogen
中 間 体
340
measurement
quantitative
80 291
analysis
291
decantation
95
dextrin
101
356
電 気 原 子 価
curve
357
電 気 原 子 価 結 合
analysis
357
電 気 素 量
97
電 気 伝 導
滴 定
titration
滴 定 曲 線
titration
滴 定 分 析
titrimetric
デ ク レ ピ テ ー シ ョ ン
decrepitation
鉄 デ バ イ デ バ イ-ヒ
iron
191
debye
95
ュ ッ ケ ル の 理 論 theory
テ フ ロ ン
Teflon
351
典 型 元 素
terpene
350
電 子
process
353
電 子 移 動
350
電 子 雲
acid
電 解 伝 導
電 気 陰 性 度
電 気 化 学 過 程
電 気 化 学 列
121
cloud
119
energy
118
electron
121
電 子 管
electron
tube
122
115
電 子 構 造
358
電 子 親 和 力
284
電 子 ス ペ ク ト ル
284
電 磁 ス ペ ク トル
potential
difference titration point
inversionl charge electric
charge
charge/mass electrolysis
electronic
184
電 子 遷 移
64
電 子 伝 導
ratio 64
electronic
電 子 の 海 モ デ ル
electrolyte
117
電 子 不 足 化 合 物
soda
cell
process
conduction invert
sugar
electron
117 117
電 子 不 足 部 位
spectrum
118
transition
121
sea model
118
電 磁 放 射
117
電 子 捕 獲
deficient
compound deficient
electromagnetic electron
121 121 118 119
119
site
120
radiation
118
capture
119
185
電 子 ボ ル
electronegativity
120
電 子 密 度
electrophoresis
123
電 磁 流 体 力 学
116
展 性
116
電 池
116
電 池
116
電 池 電 位
cell potential
62
116
電 池 反 応
cell reaction
62
electrochemistry electrochemical
electrochemical electrochemical
process equivalent reaction series
ト
field
(ic) configuration
electron
119 121
electromagnetic electron
121
spectrum
conduction
electron
電 磁 場 電 子 配 置
refining
electronic
electronic
117
electrolytic
affinity
electromagnetic
358
114
geometry
electron
solution
electrolytic
電 気 化 学 当 量 electrochemical 電 気 化 学 反 応
transfer
106
transition
電 気 泳 動 電 気 化 学
119
electron
dislocation
potentiometric
転 化 糖
361
shell
temperature
electrolytic
element electron
typical
electron
potential
electrolytic
306
電 磁 エ ネ ル ギ ー electromagnetic
電 解 質
電 解 ソ ー ダ 法
116
element
電 子 殻
electric
電 解 槽
116
potential
372
電 荷
電 解 精 錬
123
371
転 化
電 解 液
electrode
Terylene
voltage
転 位
電 荷 / 質 量 比
電 極
117
voltmeter
電 圧 計
電 荷
electroplating
representative
電 圧
転 移 点
electrolysis
典 型 元 素
terephthalic
電 位 差 滴 定
114
電 気 分 解
111
テ レ フ タ ル 酸
電 位 差
114
method
thermite
125
conduction
electrode
テ ル ミ ッ ト法
transition
95
124
charge
conductivity
electric
電 極 電 位
テ ル ペ ン
転 移 温 度
electric
電 気 伝 導 率
124
bond
electric
349
Dumas
テ リ レ ン
電 位
elementary
電 気 め っ き
Debye-Huckel
デ ュ マ 法
electrovalency electrovalent
electron electron
volt
density
magnetohydrodynamics
122 120 213
malleability battery cell
214 38 61
電 着
electrodeposition
点 電 子 構 造 式
electron
dot
点 電 子 図 式
dot diagram
伝 導 度
conductivity
伝 導 度 滴 定
conductometric
titration
天 然 ガ ス
natural
天 然 高 分 子
natural
天 然 ゴ ム
rubber
electric
伝 播 反 応
gas
polymer
natural
電 場
天 秤
structure
field
propagation
(て ん び ん )
透 析
109
同 族 体
79
同 族 列
79
同 素 体
232
導 体
233
導 体
233
等 張 液
115
動 的 平 衡
287
等 電 子 的 等 電 点 等 方 性
dissociation
118
当 量
ionization
189
当 量 点
dissociation
97
ionization
264
電 離 百 分 率
percent
ionization
264
of electrolytic
dissociation
131
dynamic
時 計 反 応
ionization
equilibrium
189
突 沸
電 離 放 射 線
ionizing
電 流
112
isoelectronic
193
糖
( 類 )
isobaric
stability
198
stable
197
kinetic
131
kinetically
ド ー ピ ン グ
doping characteristic clock
等 温 変 化
isothermal
等 価 軌 道 関 数 同 形 動 径 分 布 関
equivalent
distribution
64 71
115 82
dry
thorium
ト リ グ リ セ リ ド トリ ペ プ チ
series
equation
95
sugar
343
change
ト ン の 原 子 説 Dalton's
ドル
ト ン の 法 則
359
tripeptide
360
toluene
357
rayon
Dalton's
law
薬
Tollens'
94 94 357
reagent
357
shell electron
182
311 84
■な
193
91
inner
内 部 エ ネ ル ギ ー
194
内 部 回 転
change
194
内 部 回 路
132
内 部 遷 移 元 素
193
ナ イ ロ ン
295
ナ ト リ ウ ム
function
theory
tracer
isotope
orbital
atomic
ト レ ー サ ー トレ ン ス 試
110
triglyceride
ド
ドル
ice
50
355
power
isomorphism 数 radial
group reaction bumping
内 殻 電 子
同 位 体
109
358
銅 ア ン モ ニ ア レ ー ヨ ン cuprammonium
132
point
ト リ ウ ム 系 列
copper
等 圧 変 化
194
ト ラ ン ス 型 立 体 配 置 trans configuration
23
saccharide(s)
銅
193
114
■と
糖
point
equivalence
トル エ ン
Broglie's
194
current ammeter
converter
de
114
ド ラ イ ア イ ス
electric
ド ・ブ ロ イ の 式
18 79
191
electric
転 炉
169
equilibrium
isotropy
動 力 学 的 に 安 定 な
101
radiation
電 流 計 電 力
solution
isoelectric
特 性 基
電 離 平 衡
conductor
isotonic
213
169
series allotrope
動 力 学 的 安 定 性
percent
equilibrium
homologous
equivalent
電 離 パ ー セ ン ト
電 離 平 衡
homologue
electrical
36
of electrolytic
permeability
conductor
338
電 離
magnetic
dialysis
starch electrolytic
電 離 度 degree
透 磁 率
120
balance
デ ン プ ン 電 離
116
internal internal internal inner
transition
energy
183
rotation
184
circuit
183
element nylon sodium
182 248 325
ナ フ サ
232
ニ
ト ロ 化 合 物
232
ニ
ト ロ 基
204
ニ
ト ロ グ リ セ リ ン
nitroglycerin
241
wave
374
ニ
ト ロ セ ル ロ ー ス
nitrocellulose
239
velocity
375
ニ
ト ロ ニ ウ ム イ オ ン
nitronium
241
ニ
ト ロ ベ ン ゼ ン
naphtha
ナ フ タ レ ン
naphthalene
鉛
lead
波 波 の 速 度
wave
■ に
nitro compound nitro group
ion
nitrobenzene
239 241
239
二 分 子 求 核 置 換 反 応 bimolecular
2-ナ
フ ト ー ル
2-naphthol
232
二 分 子 反 応
2-プ
ロ パ ノ ー ル
2-propanol
287
乳 化
2,4,6-trinitrotoluene
360
ニ ュ ー ト ン
103
乳 鉢
104
乳 棒
2,4,6-ト
リニ
ト ロ ト ル エ ン
dibasic dihydric
acid
alcohol
に が り に か わ
bittern (膠 )
glue
ニ ク ロ ム
Nichrome
42
potassium
237
dinitrogen
acid
monoxide dioxide
carbon
二 酸 化 窒 素
dioxide
nitrogen
二 次 電 池
dioxide
secondary second
reaction standard
double double
bond
displacement
101
ト ロ 化
200 237 231 266
尿 素 樹 脂
urea
236
acid
365
urea
364
resin
365
dimer
105
reaction
237
■ ぬ
344 105
ヌ ク レ オ シ ド
nucleoside
248
321
ヌ ク レ オ チ
nucleotide
248
ド
56 240
■ ね
316
ネ ス ラ ー 試 薬
316
熱
109
熱 運 動
thermal
motion
352
110
熱 エ ネ ル ギ ー
thermal
energy
352
pollution
reaction
352
110
ド ミ ウ ム 電 池
Nessler's
reagent heat
熱 汚 染
thermal
熱 化 学
thermochemistry
熱 化 学 方 程 式 thermochemical
nickel-cadmium
41 126
111
二 重 置 換 反 応 replacement
41
cell 315
order
secondary
二 重 結 合
base
dioxide
silicon
二 酸 化 炭 素
ニ
formula uric
ニ ン ヒ ド リ ン 反 応 ninhydrine
sulfur
二 酸 化 ケ イ 素
ト リ ル
projection
41
diacidic
二 酸 化 硫 黄
ニ
Newman's 尿 酸
二 量 体
duality
二 酸 塩 基
二 糖 類
pestle
41
二 元 性
ニ ッ ケ ル-カ
mortar
284
binary
double
newton
compound
二 元 酸
二 重 置 換 反 応
lactic acid
dichromate
binary
二 次 標 準 物 質
emulsification
尿 素
二 元 化 合 物
二 次 反 応
reaction
ニ ュ ー マ ン投 影 式
154
二 ク ロ ム 酸 カ リ ウ ム
二 酸 化 一 窒 素
substitution
biomolecular
乳 酸
二 塩 基 酸 二 価 ア ル コ ー ル
nucleophilic
cell 237
disaccharide
106
nitrile 238 nitration
237
熱 核 エ ネ ル ギ ー 熱 核 反 応 熱 可 塑 性 樹 脂 熱 含 量
thermonuclear thermonuclear
heat
161
353
equation
353
energy
354
reaction
thermoplastic
234
resin content
354 354 161
熱 硬 化 性 樹 脂
thermosetting
熱 対 流
thermal
熱 伝 達
resin
convection heat
熱 伝 導
transfer
conduction
熱 伝 導
thermal
of heat
conduction
354
濃 淡 電 池
352
濃 度
concentration
163
の こ ぎ り 台 投 影
cell
78
concentration
78
projection
314
sawhorse
79 352
■ は
217
ハ ー バ ー
熱 の 仕 事 当 量 mechanical
equivalent
熱 分 解
of heat pyrolysis
熱 分 解
thermal
decomposition
熱 分 析
thermal
熱 放 射
配 位
351
配 位 異 性
352
配 位 化 合 物
radiation
352
配 位 結 合
capacity
161
配 位 原 子
353
配 位 構 造
control
353
配 位 子
stability
354
配 位 子 置 換
analysis
equilibrium
thermal
熱 容 量
heat
熱 力 学
thermodynamics
熱 力 学 支 配
thermodynamic
熱 力 学 的 安 定 性 thermodynamic 熱 力 学 的 平 衡
law
of thermodynamics
141
of thermodynamics
355
of thermodynamics
379
law
of thermodynamics
316
熱 量 計
calorimeter
54
calorimetry
54
トの 式
Nernst's
燃 焼
粘 性
equation combustion
heat
of combustion viscosity
粘 土 粘 土 鉱 物 燃 料 電 池
isomerism
84
coordination
compound
83
coordination donor
atom
clay clay
233
coordination
geometry ligand
ligand
replacement
ligand
配 位 子 場 ligand
配 位 水
370
206
field theory
84
ligancy
206
π (pi) orbital
274
π (pi) bond
274
roasting
309
倍 数 比 例 の 法 則 law
of multiple
proportion
203
mordant
231
媒 染 剤 ハ イ ゼ ンベ ル グ の 不 確 定 性 原 理 Heisenberg
uncertainty
π
(パ イ ) 電 子
π
(パ イ ) 電 子 対
148
principle
164
π (pi) electron
274
π (pi) pair
274
glycoside
154
Bayer
process
39
パ ウ リ の 排 他 原 理 Pauli
exclusion
白 色 光 薄 層 ク ロ マ
78
83
number
(パ イ ) 結 合
fuel cell
78
206
(パ イ ) 軌 道
バ イ ヤ ー 法
concentrated
water
π
71
concentrated
field
π
mineral
濃 厚
206 206
coordination
配 糖 体
濃
83 206
ligand
coordinated
71
■ の
83 109
substitution
配 位 数
76 162
bond
of ligand
焙 焼
熱 量 測 定
燃 焼 熱
83
coordination
配 位 数
則
second
ネ ル ン ス
158
配 位 子 場 理 論
則
zeroth 熱 力 学 の 第2法
353
則
third law 熱 力 学 の 第0法
equilibrium
則
first law 熱 力 学 の 第3法
process coordination
配 位 子 置 換
thermodynamic 熱 力 学 の 第1法
Haber-Bosch
352
thermal
熱 平 衡
・ボ ッ シ ュ 法
290
light
263 376
ト グ ラ フ ィ ー thin layer
爆 発
principle white
chromatography explosion
354 137
橋 か け結 合
crosslinking
波 数
wave
number
パ ス カ ル
interhalogen
88 375
pascal 262
compound
ハ ロ ホ ル ム パ ン
PAN
八 偶 説
octet theory 250
半 乾 性 油
semidrying
波 長
wave
反 強 磁 性
antiferromagnetism
発 エ ル ゴ ン反 応 発 煙 硫 酸
exergonic fuming
length 375 reaction 136
半 金 属
sulfuric acid 149
半 径 比
発 煙 硫 酸
oleum
発 火 点
250
ignition point 179
白 金
platinum
白 金 黒
platinum
発 酵
Paschen
発 生 炉 ガ ス
series 263
ハ ン ダ
発 熱 反 応
exothermic
発 熱 変 化
gas 287
reaction 136
exothermic
semisynthetic
反 磁 性
solder inversion2 half
change
136
半 導 体
発 泡
effervescence
113
半 透 膜
波 動 関 数
wave
function 375
バ ン ド ス ペ ク ト ル
波 動 方 程 式
wave
equation
375
バ ン ド理 論
375
反 応 機 構
波 動 力 学
wave
mechanics
波 動 力学 的 モ デ ル wave
model
バ ナ ナ 結 合
banana
パ ラ 化 合 物
para compound
パ ラ ジ ウ ム
palladium
パ ラ フ ィ ン
reaction
261
反 応 速 度
halogenation
160
反 応 物 質
ハ ロ ゲ ン 化 ア リ ー ル
aryl halide 30
ハ ロ ゲ ン 化 ア ル キ ル
alkyl halide 18
ハ ロ ゲ ン 化 水 素 ハ ロ ゲ ン 化 水 素 酸 ハ ロ ゲ ン化 物 ハ ロ ゲ ン 化 物 ハ ロゲ ン間 化 合物
302
rate of reaction
300
rate
反 応 物
silver halide 322 hydrogen hydrohalic
halide 173
301
252
chemical
反 応 熱
36 302
quotient
反 応 速 度 論
160
36
301
反 応 速 度 式
160
158
of reaction
series 36
halogen
185
formula
pulp 290
halocarbon
ハ ロ ゲ ン 化 銀
coordinate
反 応 商
ハ ロ カ ー ボ ン
ハ ロ ゲ ン 化
reaction
261
反 応 点
theory
mechanism
order
159
ハ ロ ゲ ン
reaction
反 応 次 数
haloalkane
spectrum
band
reaction
ハ ロ ア ル カ ン
327
318
反 応 速 度 則
Balmer
101 267
membrane band
反 応 式
36
cell
318
317
paraffin 261
パ ル プ バ ル マ ー 系 列
bond
375
27
semiconductor semipermeable
反 応 座 標
mechanical
fiber
pewter
半 電 池
27 318
life 158
diamagnetism
反 転
261
ratio 297 orbital
half
半 合 成 繊 維
ハ ン ダ
producer
radius antibonding
半 減 期
160
oil 317
semimetal
反 結 合 軌 道
140
fermentation
パ ッ シ ェ ン系 列
276
black 276
183
haloform
rate law equation kinetics
reactive heat
300 299 67
site 302
of reaction
163
reactant
301
reactant
301
反 応 分 子 数
molecularity
227
半 反 応
half
reaction
158
半 反 応 式
half
equation
158
reaction
method
158
p-block
element
263
半 反 応 法
half
acid 174 halide 159
halogenide
■ ひ
161 p-ブ
ロ ッ ク 元 素
ピ ー エ イ チ pH計
267
meter
271
standard
paper
273
標 準 還 元 電 位
indicator
270
pH
pH試
験 紙
pH指
示 薬
pHメ
pH
pH-test pH
ー タ ー
pH
ピ ー オ ー エ イ チ p軌
道 biuret
光 の 二 重 性
dual
nature
非 還 元 糖
nonreducing
非 局 在 化
271 276
標 準 起 電 力 standard
282
標 準 原 子 化 エ ン タ ル ピ ー
42
of light
111
sugar
244
electron
nonmetallic
element
ピ ク リ ン 酸
picric
acid
非 結 合 電 子 対 nonbonding
electron
微 視 的
microscopic
非 自 発 的 反 応 nonspontaneous 比 重
比 速 度
必 須 元 素
ヒ ド ロ キ シ ル 基
ビ ニ ル 樹 脂
specific
標 準 液 標 準 エ ン ト ロ ピ ー
enthalpy
standard
entropy
standard
change
Gibbs
enthalpy
change
standard
331
標 準 燃 焼 エ ン タ ル ピ ー
rate law
104
pipet
275
enthalpy
50
standard 標 準 沸 点
200
標 準 モ ル 体 積
enthalpy
337 336
of neutralization
336
potential
335
cell potential
335
of combustion
change normal
標 準 融 点
entropy
244
standard
change
336
335
標 準 反 応 エ ン タ ル ピ ー
153
solution
336
pressure
electrode
capacity
standard
of formation
atmospheric
標 準 電 池 電 位
335
335
of formation
energy
370
of∼
of formation
標 準 生 成 ギ ブ ズ エ ネ ル ギ ー
370
standard
change
vinylon
change
336
標 準 生 成 エ ン ト ロ ピ ー 変 化
vinyl
labelling
enthalpy
standard
標 準 電 極 電 位
buret
of hydration
標 準 生 成 エ ン タ ル ピ ー
標 準 中 和 エ ン タ ル ピ ー
acid
337
change
標 準 大 気 圧 normal
「∼ 」 エ ン タ ル ピ ー 変 化 standard
enthalpy
standard
標 識 付 け 標 準
standard
177
acetic
electrode
標 準 水 和 エ ン タ ル ピ ー
243
ビ ュ レ ッ ト glacial
332
hydrogen
standard
ピ ペ ッ ト
氷 酢 酸
standard
224
177
heat
336
243
369
微 分 形 の 反 応 速 度 式 differential
change
state 337
167
resin
337
free energy
132
group
potential
standard
compound
ビ ニ ロ ン 比 熱 容 量
standard
method
hydroxyl vinyl
oxidation
element
acid
335
自 由 エ ネ ル ギ ー 変 化
370
hydroxylic
ビ ニ ル 化 合 物
standard 標 準
vitamin
nonelectrolyte
ヒ ド ロ キ シ 酸
of atomization
標 準 水 素 電 極
370
Hittorf's
非 電 解 質
change
335
標 準 状 態
243
essential
ヒ ッ トル フ の 方 法
enthalpy
force
274
solvent
rate
electromotive
state 244
viscose specific
335
normal
331
ビ タ ミ ン
337
pressure
標 準 状 態
244
nonaqueous
potential
標 準 酸 化 電 位
98
gravity
ビ ス コ ー ス
atmospheric
337
243
reaction
specific
非 水 溶 媒
pair
98
standard
pressure
reduction
pOH
reaction
delocalized
非 金 属 元 素
standard
and
meter
delocalization
非 局 在 化 電 子
temperature
標 準 気 圧 standard
p orbital
ビ ウ レ ッ ト反 応
標 準 温 度 と 圧 力
standard normal
of reaction boiling
molar melting
point
volume point
336 244 337 244
標 準 溶 解 エ ン タ ル ピ ー standard 標 定
enthalpy
change
of dissolution standardization
335 337
氷 点 降 下 定 数
cryoscopic
constant
漂 白
bleaching
表 面 活 性
フ ェ ノ ー ル 樹 脂
(類 )
tension
346
270
fertilizer
141
フ ェ リ 磁 性
357
フ ェ ロ モ ン
ビ ル ダ ー
builder
50
phenoxide
不 可 逆 反 応
■ ふ
付 加 重 合 farad
フ ァ ラ デ ー
138
181
inert gas
181
139
equation
367
der Waals'
radius
367
der Waals'
force
367
i factor
367
equation
of osmotic
Fischer-Tropsch
367
不 均 一 系
166 166
138
副 殻
141
複 合 反 応
efflorescence
113
副 準 位
eutrophication
136
複 分 解
140
不 混 和 性 の
140
不 斉 炭 素 原 子
270
不 斉 中 心
phenyl
group
phenol
2 269
equilibrium
heterogeneous
不 均 一 な
rule
フ ェ ニ ル 基
166
reaction
filter
test
166
system
heterogeneous
複 塩
Fehling's
166
catalyst
142
solution
26 165
heterogeneous
不 均 一 混 合 物
Fajan's
244
fission
heterogeneous
不 均 一 系 平 衡 heterogeneous
142
cleavage
heterolytic
372
formula
Fehling's
heterolytic
244
不 均 一 系 触 媒
不 均 化 projection
heterogeneous
theory
synthesis
solute anode
不 均 一 系 反 応
フ ェ ー リ ン グ 試 験
フ ェ ノ ー ル
不 均 一 開 裂
oil 243
lnonvolatile
368
フ ィ ル タ ー
フ ェ ー リ ン グ 液
10
nonvolatile
pressure
フ イ ッ シ ャ ー 投 影 式
富 栄 養 化
181
reaction
(電 池 の ) 負 極
不 均 一 開 裂
ロ ブ シ ュ 合 成
風 解
181
inert
nondrying
不 揮 発 性 の
181
effect
addition
不 均 一
VSEPR
フ ァ ヤ ン ス 則
inert pair
付 加 反 応
不 揮 発 性 溶 質
フ ァ ン ト ホ ッ フ の 浸 透 圧 の 法 則
Fischer
不 活 性 電 子 対 効 果
不 乾 性 油
van't Hoff's
フ ィ ッ シ ャ ー-ト
inert electrode
不 活 性 な
数
論
181
inert gas
of electrolysis
van't Hoff's
10
inert
不 活 性 ガ ス
フ ァ ン ト ホ ッ フ の 式
VSEPR理
polymerization
不 活 性 気 体
フ ァ ン デ ル ワ ー ル ス 力
law
362
138
フ ァ ン デ ル ワ ー ル ス 半 径
van't Hoff's
addition
192
principle
不 活 性
不 活 性 電 極
der Waals'
フ ァ ン ト ホ ッ フ のi係
uncertainty
192
change
138
フ ァ ン デ ル ワ ー ル ス の 式
van
reaction
Faraday
フ ァ ラ デ ー の 電 気 分 解 の 法 則
van
270
constant
Faraday
van
140
pheromone
irreversible
不 確 定 性 原 理
フ ァ ラ ッ ド
ferrimagnetism
irreversible
不 可 逆 変 化
law
270 270
trace element
Faraday's
1 268
resin
フ ェ ノ キ シ ド
surface
フ ァ ラ デ ー 定 数
phenol phenol
345
activity
肥 料 微 量 元 素
フ ェ ノ ー ル
43
フ ェ ノ ー ル フ ダ レ イ ン phenolphthalein
surface
表 面 張 力
88
腐 食
mixture
166 166
heterogeneous
165
disproportionation
108
double
salt 110
subshell complex
reaction sublevel
double
decomposition immiscible
asymmetric
carbon
asymmetric
342 77 342 110 179
atom
30
center
30
corrosion
85
負 触 媒
negative
ブ タ ジ エ ン ゴ ム 不 確 か さ
catalyst
butadiene
rubber
233 51
( 測 定 に お け る ) uncertainty
362
phthalic
273
不 飽 和 結 合
electron
363
不 飽 和 脂 肪 酸
fluoride
173
不 飽 和 炭 化 水 素unsaturated
hydrogen
復 極
acid
depolarization
復 極 剤
物 質
不 飽 和 の
depolarizer
99
不 飽 和 溶 液
material
216
フ マ ル 酸
342
浮 遊 選 鉱
substance color
物 質 の 三 態
three
of materials
76
states of matter
物 質 波
unsaturated
99
物 質
物 質 の 色
unsaturation
364
compound
364
unsaturated
不 飽 和 カ ル ボ ン酸
unpaired
フ ッ 化 水 素
不 飽 和 化 合 物
(in measurement)
フ タ ル 酸 不 対 電 子
不 飽 和
material
wave
carboxylic
unsaturated
fatty acid hydrocarbon unsaturated
unsaturated
solution
fumaric
theory amount
物 質 連 続 説 continuous
flotation
143
182
ブ ラ ウ ン 運 動
81
プ ラ ン ク 定 数
body
149
217
フ ラ ッ シ ュ 法
物 体
364
acid
182
24
fluorine
363
insoluble
106
フ ッ 素
364
不 溶 性 の
of matter
of matter
364
355
of substance
theory
364 363
insoluble
Brownian
movement
プ ラ ス チ ッ ク
discontinuous
bond
不 溶 性
物 質 不 連 続 説
物 質 量
acid
unsaturated
143
プ ラ ズ マ
フ リ ー デ ル-ク
Planck
275
plasma
275
process
146
constant
275
ラ フ ツ反 応 reaction
148
物 体
matter
217
ブ リ キ
tin plate
356
物 体
object
249
フ ル ク ト ー ス
fructose
148
沸 点
boiling
沸 点 上 昇 沸 点 上 昇
boiling elevation
point
elevation
of boiling
沸 点 上 昇 定 数
boiling
沸 点 上 昇 定 数
ebullioscopic
point
point
43
Frasch
49
plastics
44
point
125 44 113
沸 点 上 昇 度 degree
Br〓nsted-Lowry
acid-base
プ ロ ト ン 酸
protonic
プ ロ ト ン 転 移
proton
プ ロ パ ン プ ロ ピ レ ン
of boiling
沸 点 上 昇 法
point
elevation
97
ebullioscopy
113
沸 騰
boiling 44
沸 騰
ebullition 113
物 理 化 学 物 理 的 性 質 物 理 変 化 不 動 態 ブ フ ナ ー ろ う と
physical chemistry
ブ ロ モ ベ ン ゼ ン
分 圧 の 法 則 分 解 分 解 蒸 留
physical property 273
分 解 電 圧
physical change
273
分 極
passive state 263 Buchner
funnel 49
partially miscible 262
普 遍 気 体 定 数
universal gas constant 363 unsaturated
363
theory
49
acid
289
transfer
289
propane
287
propylene
288
bromobenzene
分 圧
273
部 分 混 和 性 の
不 飽 和
ブ レ ン ス テ ッ ド ・ロ ー リ ー の 酸 塩 基 理 論
44
constant constant
Friedel-Crafts
partial pressure law
of partial
pressure
decomposition destructive
distillation
decomposition
voltage
48 262 203 96 100 96
polarization1
277
分 極
polarization2
277
分 極 率
polarizability
277
分 光 化 学 系 列 分 光 学 分 光 光 度 計
spectrochemical
series
spectroscopy spectrophotometer
332 332 332
分 光 法
spectroscopy
分 鎖
branched
chain
分 鎖 し た
branched
chain
噴 散 分 散 系
disperse
分 散 コ ロ イ ド
閉 殻
closed
平 均 自 由 行 程
(d) system
106
平 衡
107
平 衡 位 置
force
107
平 衡 移 動 の 法 則
48
law
branch
分 子
molecule compound
平 衡 蒸 気 圧 equilibrium
227
平 衡 状 態 平 衡 定 数
分 子 軌 道
molecular
orbital
228
平 衡 点
228
平 衡 電 極 電 位
分 子 結 晶
molecular
分 子 格 子
crystal
molecular
分 子 構 造
lattice
molecular
分 子 構 造
geometry
molecular
分 子 固 体
structure
molecular
分 子 コ ロ イ
ド
colloid
molecular
分 子 内 力
intramolecular
分 子 の 形
shapes
分 子 反 応 式
substance force
of molecules
molecular
分 子 容
molecular
分 子 量 molecular
mass
フ ン トの 規 則 分 配
partition
分 配 ク ロ マ
partition
chromatography
分 配 の 法 則
分 留 分 留 塔
partition
228
平 面 四 角 形 の
228
平 炉
227
ベ ー タ 線
beta
ray , β ray
41
228
β 線
beta
ray,
41
184
ベ ー タ 崩 壊
beta
decay,
β decay
41
318
β 崩 壊
beta
decay,
β decay
41
228
parallel
261
planar
334
furnace
251
square
ベ ー タ 粒 子 β 粒 子 ペ ー パ ー ク ロ マ
beta
particle,
β particle
41
beta
particle,
β particle
41
paper ベ ク レ ル
262
ヘ ス の 法 則
β ray
ト グ ラ フ ィ ー
306 169
107
reaction
open hearth
chromatography
261
becquerel Hess's
fractional
108
ベ ッ ク マ ン 転 位Beckmann
law
262
ヘ テ ロ 原 子
145
ヘ テ ロ 重 合 体
distillation fractionation fractionation
fractionating
column fission
fission
Beckmann
262 law
crystallization
分 裂 分 裂 炉
131
of equilibrium
39
law
165
ベ ッ ク マ ン 温 度 計
distribution
fractional
potential
electrode
131
並 発 反 応
トグ ラ フ ィ ー
分 配 の 法 則
分 別 蒸 留
rule
130
point
227
228
(R.M.M.)
131
constant
equilibrium
equilibrium
131
state
平 衡 の 移 動 displacement
volume
Hund's
pressure
203
227
227
mass
vapor
equilibrium
227
equation
molecular
分 子 量relative
分 別 蒸 留
solid
molecular
分 子 性 物 質
分 別 晶 出
method
131
equilibrium
equilibrium
183
130
position
of mobile
228
force
orbital
72 217
equilibrium
intermolecular
molecular
shell
free path
equilibrium
分 子 間 力
分 子 軌 道 法
mean
colloid
分 枝
molecular
48 114
dispersion
分 子 化 合 物
■ へ
48
effusion
dispersion
分 散 力
332
reactor
145
ヘ テ ロ リ シ ス
146
ベ ネ デ ィ ク ト試 験
146
ペ プ シ ン
146
ペ プ チ
ド
142
ペ プ チ
ド結 合
142
ヘ ミ ア セ タ ー ル ヘ リ ウ ム
thermometer
39
rearrangement
39
heteroatom
165
heteropolymer
166
heterolysis Benedict
peptide
166
test
39
pepsin
263
peptide
263
bond
263
hemiacetal helium
164 164
hertz
165
放 射 エ ネ ル ギ ー
変 位 の 法 則
ヘルツ displacement
law
107
放 射 性 核 種
変 位 法 則
displacement
law
107
放 射 性 系 列
偏 光
polarized
ベ ン ズ ア ル デ ヒ ド
light 277
benzaldehyde
変 性
denaturation
変 性 ア ル コ ー ル
denatured
alcohol
ベ ン ゼ ン
benzene
ベ ン ゼ ン 核
benzene
ベ ン ゼ ン 環
nucleus
benzene
変 素
ring
transmutation
ベ ン ゾ イ ル 化
benzoylation
ヘ ン ダ ー ソ ン-ハ
ヘ ン リ ー の 法 則
Henry's
law
放 射 性 同 位 体
radioactive
放 射 性 崩 壊 系 列 radioactive
99
放 射 線
radiation2
296
放 射 能
radioactivity
297
40 40
放 射 能 的 安 定 性
40
放 射 能 年 代 測 定
358
放 出 ス ペ ク ト ル
40
防 食
decay
radioactive
包 接 化 合 物
165
包 接 化 合 物
トン ブ リ ッ ジ
飽 376
・シ ャ ル ル の 法 則
297 296
prevention
clathrate
compound
enclosure inclusion
ボ イ ル の 法 則 方 位 量 子 数
Boyle's azimuthal
quantum
decay
崩 壊 法 則
decay
傍 観 イ オ ン
spectator
芳 香 族 芳 香 族 ア ミ ン
aromatic
飽 和 蒸 気 圧
law
47
飽 和 炭 化 水 素
35
飽 和 溶 液
decay
96
ボ ー ア 模 型
series
96
ホ ー ル
180
96
補 欠 分 子 族
law
332
補 酵 素
aromatic
28
保 護 基
amine
28
保 護 コ ロ イ ド
28
補 色
compound
芳 香 族 カ ル ボ ン酸 aromatic
carboxylic
芳 香 族 炭 化 水 素 芳 香 族 ニ
aromatic
hydrocarbon
28
28
芳 香 族 の 芳 香 族 ポ リ ア ミ ド
ト遷 移 金 属
aromatic
solution
Bohr
prosthetic
model
protecting
post-transition
313 314 313 313 43
process
159
group
288
coenzyme
potential ホ フ マ ン 転 位 Hofmann
29
ホ フ マ ン 分 解
28
ホ モ
polyamide
29
ホ モ 重 合 体
radiationl
296
ホ モ リ シ ス
aromatic
hydrocarbon
313
73
group
288
colloid
288
color
76
metals
283
energy
284
ポ テ ン シ ャ ル エ ネ ル ギ ー
ホ フ マ ン 反 応 nitro compound
pressure
saturated
29
ト ロ 化 合 物 aromatic
放 射
acid
aromaticity
acid
complementary
ポ ス
芳 香 族 性
313
fatty
protective
106
saturated
vapor
saturated
115
126
compound
saturated saturated
tube enamel
・エ ル ー 法 Hall-Heroult
ion
aromatic
芳 香 族 化 合 物
47
number
崩 壊 崩 壊 系 列
law
71
compound
和 saturated
85
127
discharge
飽 和 化 合 物
126
compound
electric (al) discharge
飽 和 脂 肪 酸
Boyle-Charles'
296
spectrum
corrosion
165
296
series
dating
radioactive emission
decay
stability
ほ う ろ う
ボ イ ル
296
98
放 電 管
bridge
297
isotope
radioactive
放 電
Wheatstone
296
series
放 射 性 崩 壊
■ ほ
ホ イ ー トス
295
radioactive
包 接 化 合 物
equation
energy nuclide
39
ッ セ ル バ ル ヒ の 式
Henderson-Hasselbalch
radiant radioactive
rearrangement Hofmann
Hofmann
reaction degradation homo-
homopolymer homolysis
168 168 167 168 169 169
46
マ ン ガ ン
278
マ ン ナ ン
ポ リ ア ク リ ロ ニ ト リ ル polyacrylonitrile
278
マ ン ノ ー ス
ポ リ ア ミ ド
polyamide
278
polyalkene
278
ボ ラ ン
borane
ポ リ
poly
ポ リ ア ル ケ ン ポ リ エ ス テ ル
polyester
ポ リ エ チ レ ン
polyethylene
ポ リ エ チ レ ン テ レ フ タ レー poly
279
poly
(vinyl
ポ リ ス チ レ ン
280
水 の イ オ ン 積
dissociation
constant
282 282
水 の 三 重 点
acetate)
281
水 の 電 離 定 数
polystyrene
281
ion product
glass
for water
373 374 191
dissociation
of water,
∼for
triple point
constant
of water,
water 108
of water
∼for
360
water 108
水 の 電 離 定 数
poly (tetrafluoroethylene)
water
281
ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル
dissociation
constant
373
水 の 電 離 平 衡
poly (vinyl
alcohol)
polypropylene
ポ リ ペ プ チ ド
polypeptide
ボ ル タ 電 池 Boltsmann
ホ ル マ リ ン
ミ セ ル コ ロ イ ド
280
三 つ 組 元 素
371
密 度
constant
44
脈 石
volt
371
formalin formaldehyde
ホ ル モ ン
ionization
281 280
cell
voltaic
ボ ル ト
ボ ル ン-ハ
water water
chloride)
ポ リ テ ト ラ フ ル オ ロ エ チ レ ン
ホ ル ム ア ル デ ヒ ド
水
chloride)
poly (vinyl
ボ ル ツ マ ン 定 数
215
水 の 解 離 定 数
poly (vinylidene
ポ リ プ ロ ピ レ ン
215
mannose
■ み
水 ガ ラ ス
ポ リ 塩 化 ビ ニ リ デ ン
ポ リ 酢 酸 ビ ニ ル
214
mannan
279
ト
(ethyleneterephthalate)
ポ リ 塩 化 ビ ニ ル
manganese
hormone
144
equilibrium
for water
micelle
colloid triad density gangue
ミ ョ ウ バ ン 未 臨 界 反 応
alum subcritical
reaction
190 223 359 99 151 19 342
144 169
■ む
ー バ ー の サ イ ク ル Born-Haber
ボ ン ブ 熱 量 計
bomb
cycle
calorimeter
47
無 機 化 学
45
無 機 化 合 物 無 機 酸
■ ま
マ ク ス ウ ェ ル-ボ
ル ツマ ン分 布
Maxwell-Boltzmann マ グ ネ シ ウ ム
無 極 性 分 子
マ レ イ ン 酸
substance
nonpolar nonpolar
bond
molecule
182 182 182 243 243
217
無 極 性 溶 媒
magnesium
212
無 限 希 釈
217
無 水
215
無 水 エ タ ノ ー ル
absolute
215
無 水 酢 酸
acetic
214
無 水 物
anhydride
25
214
無 水 物
anhydrous
25
matte manometer
マ ル コ フ ニ コ フ 則 Markovnikov's マ ル ト ー ス
結合
inorganic
acid
182
distribution
マ ッ ト マ ノ メ ー タ ー
chemistry compound
inorganic
無 機 物 質 無 極 性
inorganic inorganic
rule maltose
maleic
acid
nonpolar
243
dilution
181
infinite
solvent
anhydrous ethanol anhydride
25 1 2
disorder
106
モ ル 体 積
of disorder
202
モ ル 伝 導 率
無 秩 序 無 秩 序 の 法 則
law
無 定 型 固 体
amorphous
solid
23
molar molar
volume
conductivity
モ ル の molar
concentration
モ ル 濃 度 モ ル 比
メ ー
ト ル
メ ー
ト ル 法
metric
メ ソ 形 メ ソ メ リ ー 効 果 メ タ 異 性
mesomeric
メ タ 化 合 物
meta
222 223
モ ル 比 熱 容 量
form
219
モ ル 沸 点 上 昇
effect
219
メ タ ク リ ル 酸 樹 脂
compound
methacrylate
resin
226 226
220
モ ル 分 率
mole
fraction
methane
229
222
ヤ ー ン-テ 焼 入 れ
222
焼 き セ ッ コ ウ
of methane
series
171
焼 戻 し 冶 金
galvanization
150
め っ き
galvanizing
150
metal
め っ き メ ニ ス カ ス
plating
222
plating
276
meniscus
218
面 心 立 方 構 造 face-centered
ラ ー 効 果 Jahn-Teller
calcined
structure
138
■ も
capillarity capillary
毛 管 上 昇
action
capillary Mohs
55 55
rise 55
融 解 熱
organic
1
149
melting
218
of fusion
162
of melting
163
chemistry
253
organic
compound
253
compounds
242
有 機 化 合 物 の 命 名 法 nomenclature
of organic
誘 起 効 果
inductive
モ デ ル
model
225
誘 起 双 極 子
モ ル
molar
225
誘 起 双 極 子 モ ー メ ン ト
モ ル
mole
227
depression
221
heat
有 機 酸
molar
metallurgy
heat
225
モ ル 質 量
349
fusion
hardness
モ ル 凝 固 点 降 下
25
tempering
融 解
有 機 化 合 物 毛 管 現 象
52
■ ゆ
有 機 化 学
モ ー ス 硬 度
gypsum
融 解 cubic
196 293
annealing
融 解 熱
毛 管 作 用
effect
quenching
焼 な ま し
め っ き
め っ き
■ や
221
メ タ ン 系 炭 化 水 素 hydrocarbon
of boiling
222
223
メ タ ン
elevation
capacity
point
222
element
226
heat
fraction
methanol metamerism
226
molar
molar
metathesis
metalloid
molar
ratio (stoichiometry)
モ ル 分 率
メ タ ノ ー ル
メ タ ロ イ ド元 素
molar
220
メ タ セ シ ス
メ タ メ リ ズ ム
226
( 化 学 量 論 )
meter
metaisomerism
225 225
molarity
system
meso
226
molar
モ ル 濃 度 ■ め
226
induced
induced 誘 起 放 射 能
of freezing
point
226
有 極 性 の
molar
mass
226
融 合
effect
180
acid
253
organic
induced
dipole
dipole
moment
180
radioactivity polar fusion
180
2
180 276 149
有 効 核 電 荷
effective
有 効 数 字
nuclear
113
ヨ ウ 素 デ ン プ ン 反 応 iodostarch
figure
319
溶 体
flux
143
陽 電 子
charge
significant
融 剤
reaction solution
1
positron
186 329 283
ユ ー ジ オ メ ー タ ー
eudiometer
135
陽 電 子 生 成
ユ ー ジ オ メ
eudiometry
135
溶 媒
218
溶 媒 抽 出
constant
103
溶 媒 和
derivative
100
溶 融 塩 電 解
fused
salt electrolysis
149
147
溶 融 塩 電 解
molten
salt electrolysis
229
state
147
溶 融 製 錬
smelting
324
oil
139
溶 離
359
容 量 分 析
ト リ ー
融 点
melting
誘 電 率
dielectric
誘 導 体 遊 離 基
point
free
遊 離 状 態
radical
free
油 脂
fat and
輸 率
transport
number
positron
production
solvent
ヨ ー ド ホ ル ム 反 応
283
solvent
330
extraction
330
solvation
330
elution
126
volumetric
analysis
372
iodoform
reaction
185
reaction
305
■ よ ■ ら 陽 イ オ ン
cation
溶 液
liquid
溶 液
solution
solution
2
61 209
溶 液 の 濃 度 の 換 算 conversions
of solution
溶 解
dissolution
溶 解 度 積 溶 解 熱 溶 解 平 衡 ヨ ウ 化 水 素
rate of solution
301
ラ ザ フ ォ ー
solubility
328
solution
product
329
ラ セ ミ 化
163
ラ セ ー ニ ュ 試 験
anode
ヨ ウ 素 価
anode
26
ラ セ ミ体
27
ラ ッ カ ー
26
ラ ド
42
ラ ネ ー ニ ッ ケ ル
slime
ラ ン タ ニ
329
ラ ン タ ノ イ ド
element
123
ラ ン タ ノ イ ド収 縮
element
283
solute electropositive positive
positive
iodine
soap
283
iodine
185
iodine
number value
Rutherford-Bohr radical
211
law
298
lactose
200
atom
309
reaction
296
Lassaigne's racemic
Raney
ド
lanthanoid
295
test 201
compound
racemic racemic
289
ヨ ウ 素 ヨ ウ 素 価
ラ セ ミ 混 合 物
proton
溶 質
陽 性 せ っ け ん
ラ セ ミ 化 合 物
173
blast furnace
陽 子
陽 性 元 素
330
anodizing
Raoult's
racemization
iodide
equilibrium
陽 極 泥
of solution
hydrogen
series
ド ・ボ ー ア 原 子
ラ ジ カ ル 反 応
curve
solubility heat
Lyman
329
solubility
陽 極 処 理
陽 性 元 素
Reimer-Tiemann
ラ ウ ー ル の 法 則 ラ ク トー ス
(電 気 分 解 、 電 子 管 の ) 陽 極
溶 鉱 炉
81 108
溶 解 度 溶 解 度 曲 線
ィ ー マ ン 反 応
ラ イ マ ン 系 列
of concentrations
溶 解 速 度
ラ イ マ ー-テ
330
295
mixture
295
body
295
lacquer
200
rad
295
nickel
297
lanthanide
200
lanthanoid
201
contraction
201
■ り
185 185
理 想 気 体
ideal
gas
179
両 性 水 酸 化 物
理 想 気 体 の 状 態 方 程 式 ideal gas 理 想 気 体 の 法 則
equation
ideal gas
理 想 溶 液
ideal
離 脱 基
律 速 段 階 立 体 異 性
179
amphoteric
24
204
量 的 な
quantitative
291
cell 210
量 に 関 す る
quantitative
291
step
299
量 の
quantitative
291
339
理 論
339
理 論 的 収 量
steric factor
立 体 障 害
steric hindrance
立 体 特 異 性 重 合 体 stereospecific
24
両 性 の
stereoisomerism
立 体 因 子
24
electrolyte
179
group
rate determining
24
両 性 電 解 質
law
lithium
hydroxide ampholyte
両 性 電 解 質
solution
leaving
リ チ ウ ム 電 池
amphoteric
179
340
amphoteric
theory theoretical
リ ン
yield
phosphorus
臨 界 圧
critical
pressure
351 351 271 88
polymer
339
立 体 配 座
conformation
79
臨 界 温 度
立 体 配 置
configuration
79
臨 界 質 量
critical
mass
liter 210
臨 界 状 態
critical
state 88
リ ッ ト ル
臨 界 点
立 方 最 密 構 造 cubic
closest
packed
structure
リ トマ ス
litmus
リ ホ ー ミ ン グ リ ボ 核 酸
zinc
硫 化 水 素
hydrogen
硫 酸
硫 酸 銅 (II) 粒 子 加 速 器
sulfide
380
sulfide
174
acid sulfate sulfate
accelerator fluid
量 子 量 子 化 量 子 数 量 子 力 学
85
ル イ ス の 酸 塩 基 理 論
量 子 論 両 性 両 性 イ オ ン 両 性 イ オ ン
143 310 291
quantum
292 292
number
292
mechanics
292
両 性 イ オ ン 両 性 酸 化 物
mechanical
model
292
quantum
theory
292
amphoteric
24
ampho-ion
24
ampholyte zwitter amphoteric
ion ion oxide
Lewis
Lewis
262
量 子 力 学 的 模 型 quantum
87
87 88 271 271
catalyst
207
structure
205
theory
205
■ る
ル イ ス 構 造
quantization
quantum
phospholipid Lindlar
53
quantity
quantum
acid
88
344
constant
量
phosphoric
リ ン ド ラ ー 触 媒
copper(II)
Rydberg
リ ン 酸 リ ン 脂 質
流 体 ドベ リ 定 数
210
critical reaction
308
calcium
particle
critical point
臨 界 反 応
305
sulfuric
硫 酸 カ ル シ ウ ム
91
acid
reforming ribonucleic
硫 化 亜 鉛
リ ュ ー
critical temperature
ル イ ス の 点 電 子 式
acid-base Lewis
dot formula
205
dot diagram
205
ル イ ス の 点 電 子 図 式 Lewis
electron
ル ク ラ ン シ ェ 電 池
Leclanche
cell 205
ル シ ャ トリ エ の 原 理 Le
Chatelier's
principle
ル シ ャ ト リ エ の 法 則 Le
Chatelier's
ル チ ル 型 構 造
rutile structure
る つ ぼ
(坩 堝 )
ル ミ ネ セ ン ス
law
crucible luminescence
205 204 310 88 211
■ れ
24 380 24
励 起 状 態 冷 却 器
excited
state
condenser
136 79
冷 却 曲 線 零 次 反 応
cooling zero
order
curve
82
reaction
379
rayon
301
rem
306
レ ー ヨ ン レ ム 連 鎖 反 応
chain
reaction1
63
連 鎖 反 応
chain
reaction2
64
連 続 ス ペ ク トル
continuous
spectrum
81
rennin
306
レ ン ニ ン
■ ろ
ろ う
wax
376
ろ う と
funnel
149
ろ 液
filtrate
141
ろ 過
filtration
炉 心
reactor
ロ ッ シ ェ ル 塩
Rochelle
core
141 302
salt 309
六 方 最 密 構 造 hexagonal
close-packed
structure
166
■ わ
惑 星 モ デ ル
planetary
ワ ッ ト
watt
ワ ニ ス ワ ル デ ン 反 転
model
Walden
275 374
varnish
369
inversion
373
アメリカとイギ リスの 教 育 制 度 につ い て の 情 報 源 ここで は アメリカとイギ リスの 教 育 制 度 を知 るた め の ウェブサイトを 紹 介 す る。
日米 教 育 委 員 会 URL:
(日 本 語 )
http://www.fulbright.jp/
日 米 両 国 政 府 が 共 同 運 営 管 理 す る 、 日本 で 唯 一 の 公 的 ア メ リ カ 留 学 相 談 機 関 の ウ ェ ブ サ イ ト。 ア メ リ カ の 教 育 事 情 の ほ か 、 主 に 大 学 ・ 大 学 院 留 学 な ど に 関 す る情 報 を 得 る こ と が で き る 。
Embassy
of
URL:
the
United
States
Japan(
日本 語 )
http://aboutusa.japan.usembassy.gov/jusaj-main.html
ア メ リカ大 使 館
(http://japan.usembassy.gov/tj-main.html)
のウェ
ブ サ イ トか ら リ ン ク し て い る 日 本 語 サ イ ト。 ア メ リ カ で の 生 活 全 般 を さ ま ざ ま な 切 り口 か ら 解 説 し て お り 、 分 権 化 され て い る ア メ リ カ の 教 育 制 度 に つ い て も く わ し く説 明 さ れ て い る 。
Study
in
URL:
the
USA(
日本 語 )
http://www.studyusa.com/japanese/
ア メ リ カへ の 留 学 に つ い て 幅 広 い 情 報 を網 羅 して い る 。 こ の 中 の http://www.studyusa.com/japanese/articles/understanding.aspで
は、
ア メ リカの 教 育 シス テ ムの概 要 につ い て解 説 してい る。
National URL:
Center
for
Educational
Statistics(
英 語 )
http://nces.ed.gov/
ア メ リ カ 教 育 省 (U.S. Department index.jhtml)
of Education:
http://www.ed.gov/
か ら リ ン ク し て い る ウ ェ ブ サ イ ト。 ア メ リ カ の 教 育
に 関 す る さ ま ざ ま な デ ー タ が 集 め られ て い る 。
UK URL:
NOW(
日本 語 )
http://www.uknow.or.jp/
英 国 大 使 館 、 英 国 政 府 観 光 庁 、 ブ リ テ ィ ッ シ ュ ・カ ウ ン シ ル 、 在 日 英 国 商 業 会 議 所 の 共 同 公 式 サ イ ト。 イ ギ リ ス につ い て の 一 般 情 報 を は じめ 、 留 学 、 教 育 につ い て 情 報 を得 る こ とが で きる 。
Education URL:
UK(
日本 語 )
http://www.educationuk.jp/
ブ リテ ィ ッ シ ュ ・カ ウ ン シ ル に よ る イ ギ リ ス留 学 希 望 者 向 け の サ イ ト。 イギ リス で の生 活 全 般 や 留 学 に つ い て の情 報 、 学 校 情 報 が 掲 載 されている。
Qualifications URL:
and
Curriculum
Authority(
英 語 )
http://www.qca.org.uk/
イ ギ リス 教 育 省
(Department
for Children,
Schools,
and
Families)
か ら提 供 さ れ て い る ウ ェ ブ サ イ ト。 イ ギ リ ス で の 進 学 に 必 要 な 各 種 試 験 に つ い て の 情 報 が く わ し く解 説 さ れ て い る 。
TeacherNet( URL:
英 語 )
http://www.teachernet.gov.uk/
イ ギ リス政 府 の教 育 政策 の最 新 情 報 や 、 教 育全 般 に つ い て の情 報 が 網 羅 さ れ て い る 。 こ の 中 のhttp://www.teachernet.gov.uk/ educationoverview/か 域 のGovernment
ら は 、 イ ン グ ラ ン ド、 ウ ェ ー ル ズ な ど各 地 departments(ministries
of education)
へ も リ ンクさ
れ て い る の で 、 そ れ ぞ れ に異 な る 教 育 制 度 に つ い て も調 べ る こ とが で き る。
SPACE
ALC(
日本 語 )
http://www.alc.co.jp/ 語 学 に 関 す る 情 報 を 網 羅 す る ア ル ク の ポ ー タ ル サ イ ト。 留 学 の コ ー ナー には、 英語 圏 の学 校 、教 育制 度 、 各種 試験 な どにつ い ての情 報 も掲 載 され て い る 。
新装版
留学 応援
英和学習基本用語辞典 化学
シ リー ズ
1995年11月20日
初版発行
2009年4月11日
新 装 版 初 版 第1刷 発 行
用 語 監 修 藤 澤 皖 用 語 解 説 新 井 正 明
編 集 ・DTP
小 川淳 子 高 田 圭 子 / 小 磯 勝 人/ 百 瀬 大 志 株 式 会 社 秀 文 社
編 集 協 力 伊 藤 文 子 図
表 中 村 治 (blue)
装
丁 吉 川 孝 (株 式 会 社 デ ィ ー ビ ー ・ワ ー ク ス )
印 刷 ・製 本 大 日 本 印 刷 株 式 会 社
発 行 人 平 本 照 麿 発 行 所 株 式 会 社 ア ル ク 〒168-8611
東 京 都 杉 並 区 永 福2-54-12
TEL:
03-3327-1101(
カスタ マーサ ービス部)
TEL:
03-3323-3273(
企画開発 部)
●落 丁 本 、乱 丁 本 が発 生 した場 合 は 、弊 社 にて お取 り替 え いた して お ります。 弊 社 カス タ マーサ ー ビス部 (電話 :03-3327-1101 ●定 価 は カバ ー に表 示 して あ りま す 。
〓Masaaki Printed PC: ISBN:
Arai, ALC in Japan
7009061 978-4-7574-1573-7
Press,
Inc. 2009
受 付 時間 :平 日9時 ∼17時 )まで ご相 談 くだ さい。